
Hitotsuyama Racing は、5 月29 日、1Day 開催によって行われたスーパー耐久開幕戦をポール・トゥ・ウィンという最高の形で飾ることができました。
午前中、小雨の中行われた予選ではAドライバー藤井誠暢、Bドライバー都筑晶裕ともにトップタイムをマーク、Audi R8 LMS は2位の#1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE に約3.5 秒の差をつけ圧倒的な速さを示しました。
また、予選順位には反映されないもののC ドライバー予選でもマイケル・キムがしっかりとトップタイムをマークし、盤石の態勢で午後の決勝に挑むこととなりました。
小雨が降り続く中、1周のセーフティーカーランを終え、13 時39 分に3時間レースがスタート。Audi R8 LMS は藤井誠暢のドライブによりトップで1コーナーに進入。その後も2位以降との差を広げていくものと想定していました。
しかし、午前中の予選で都筑が訴えていた「路面が乾き始めるとリヤのグリップが落ちてしまう」症状が発生。差を広げるどころか、2位の#1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE の谷口選手に詰め寄られる厳しい展開になりました。
チームでは、タイヤの内圧を変更する等の作業も考慮し、予定より早めに藤井誠暢をピットインさせ、若干のセッティング変更と給油、マイケル・キムへのドライバーチェンジを行い再びコースに送り出しました。
マイケル・キムは予選ラップを上回るハイペースで快走。ピットインのタイミングの違いで一時的に落ちていた順位も各車がピットインを済ませると、再び総合トップに復帰しました。
その後間もなくして霧が強まり、セーフティーカーが導入されたため、チームはこの間に最後のピットストップを行う戦略に変更し、給油と都筑晶裕へのドライバーチェンジを済ませ、再びコースへ送り出しました。総合2位の#1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE も同じタイミングで柳田選手へのドライバーチェンジを行ったため、2台はしばらくの間コース上で接近戦を繰り広げることになりました。
その後、柳田選手に対し10秒近い差を築いた辺りで、再び霧によるセーフティーカーが導入され、暫くの間セーフティーカーランが続きましたが、霧は強まる一方で、3時間まで残すところ20分の時点で赤旗中断、そのままレース終了となり、Audi R8 LMS は総合優勝を獲得することができました。
生憎の雨模様の中応援に駆け付けてくださったファンの皆様、ご支援くださった方々、そして難しいコンディションの中、一切のミスをせず最後までドライブした3選手と、的確な判断を下しチームを総合優勝に導いたノバ・エンジニアリングの皆様に、心より感謝いたします。
続く第2戦は7月24日、富士スピードウェイにて開催される予定です。引き続き必勝態勢で臨みますので、変わらぬご声援宜しくお願い申し上げます。
Text & Photo: Hitotsuyama Racing
2011/05/30
Audi R8 LMSが、スーパー耐久新クラスのST-Xクラスで圧勝

【スーパー耐久シリーズ第1戦:スポーツランドSUGO(宮城県)】
● Audi R8で参戦した藤井/都筑/キム組がスーパー耐久デビュー戦で総合優勝
● 予選から秒単位の違いで速さを見せつける
● 新設されたスーパー耐久シリーズST-Xクラスの開幕戦で、Audi R8 LMSがポール・トゥ・ウィンを達成
日本独自のツーリングカー耐久シリーズ、スーパー耐久シリーズは、国際的なレース交流を図るため、FIA GT3レギュレーションに準拠したFIA公認車両が参加できる新たなST-Xクラスを新設。Hitotsuyama Racingは、このクラスにAudi R8 LMSを投入し、藤井誠暢と都筑晶裕、そしてマイケル・キムに託しました。練習走行からスーパー耐久の既存クラスの車両を相手に圧倒的な速さを見せつけ、完全なウェットコンディションとなってしまった予選においても他を圧倒。ベストタイムで実に3秒以上の差をつけ、ポールポジションから決勝レースに挑みました。スタートを担当した藤井は鋭いダッシュで、瞬く間に後続車両を引き離すことに成功。途中、濃霧の発生により、二度もセーフティカーがコースに入るという波乱の展開になりましたが、藤井の後を受けたキム、都筑もミスなく周回を重ね続けました。最後のセーフティカーランでは天候の回復が見込めないことから、3時間レースのラスト20分の段階で赤旗が出され、レースが終了となってしまいましたが、Audi R8 LMSはポール・トゥ・ウィンで見事総合優勝を飾りました。
【Audi R8 LMSドライバーのコメント】

藤井 誠暢
ライバルは自分たちだけだと思っていたので、まずはドライバー3人でミスなく走り続けることを心掛けた。震災の影響で十分にテストができず、長い距離を走ったことがなかったが、トラブルを抱えることなく走り続けられたので、本当に良かった。初めて走る雨のレースにも関わらず、Audi R8 LMSのトラクションコントロールやABSがちゃんと機能してくれたので、みんなマージンを持って走ることができた。僕らの走りを見て関心を持ってもらい、今後ST-Xクラスの台数が増えていけばいいと思う。
アウディジャパン・プレスリリース
5月29日、宮城県のスポーツランドSUGOで、スーパー耐久開幕戦の決勝レースが予選に引き続き行われた。
ウエットコンディションで、13時39分に3時間レースがペースカー先導のローリングスタートで幕を開けた。
序盤から、STXクラスの#21 Audi R8 LMSの藤井が飛び出し、これにST1クラスのトップ#1PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPEの谷口が続き、ST2クラスの#3エンドレス・アドバン・コルトスピードXの峰尾がこれに続いた。3周目には#28 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(片岡龍也/Fariqe Hairuman/Fei Hoong Ooi組)の片岡が3番手に浮上。
14:05頃にST4クラスのトップだった#62にドライブスルーペナルティ。14:20頃にはいったんコースアウトした#34のオイル漏れによってコース全周回でオイルフラッグが提示される。14:40頃34周目でトップの#21Audiがピットストップを行い、#1 BMWがトップにたつ。15時頃かなり霧が濃くなってきたため15:07にSCカーが入り約5分間のSCランに。
レースの半分となったこの段階では#21がトップ、#1が2番手、3番手に#3、8番手でST3クラスの#339、12番手にST4クラスの#18となっていた。
そしてこの後2時間を経過した15:57に再び霧によりSCランとなり、そのまま16:21の段階で天候の回復が見込まれないため赤旗でレースは終了となった。
デビューレースとなった#21AudiがSTXの初ウイナーとなり、2番手でチェッカーを受けた#1はST1クラスの優勝。3位に#3がST2クラスを制し、総合9位に#339NSXと予選のPP勢がそのままのポールtoウインという展開になった。
13位でチェッカーはST4クラスの#333 GROLY.ERG A-ONE.EURO.FN2(北川剛/野間一/藤田弘幸組)が嬉しい初優勝を遂げた。(観客動員数4,300人/雨)
第2戦は7/23~24の富士で行われるSUPER TECが予定されている。
Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA
SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2011/05/29) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2011 Super Taikyu Series Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | Class | Cls Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Lap | Total_Time Behind |
1 | STX | 1 | 21 | Audi R8 LMS Audi R8 LMS | 藤井 誠暢 都筑 晶裕 マイケル・キム | YH | 86 | 2:39'13.156 |
2 | ST1 | 1 | 1 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 谷口 信輝 柳田 真孝 ドミニク・アン | YH | 86 | 1.367 |
3 | ST2 | 1 | 3 | エンドレス・アドバン・コルトスピードX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 峰尾 恭輔 高木 真一 村田 信博 | YH | 86 | 33.408 |
4 | ST2 | 2 | 20 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 大橋 正澄 阪口 良平 松本 武士 | YH | 85 | 1Lap |
5 | ST2 | 3 | 59 | 東和・MOTUL・EDインプレッサ SUBARU IMPREZA | 大澤 学 吉田 寿博 | YH | 85 | 1Lap |
6 | ST1 | 2 | 28 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 片岡 龍也 ファリーク・ハイルマン フェイ・ホーン・オオイ | YH | 85 | 1Lap |
7 | ST2 | 4 | 6 | 新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 冨桝 朋広 菊地 靖 | YH | 85 | 1Lap |
8 | ST1 | 3 | 11 | KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe E86 BMW Z4M COUPE | 植田 正幸 川口 正敬 ガミさん | YH | 84 | 2Laps |
9 | ST3 | 1 | *339 | GPO×Kouta Racing NSX HONDA NSX | 北野 浩正 佐々木 孝太 橋本 達也 | TY | 84 | 2Laps |
10 | ST3 | 2 | 39 | TWS TRACY LEXUS IS350 LEXUS IS350 | 吉本 大樹 小林 敬一 佐藤 晋也 | YH | 83 | 3Laps |
11 | ST2 | 5 | 2 | Car ☆ Xs インプレッサ SUBARU IMPREZA | 山下 潤一郎 新井 敏弘 朝倉 宏志 | YH | 83 | 3Laps |
12 | ST1 | 4 | 9 | Faust Racing BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 堀 主知 岡本 武之 佐藤 茂 | YH | 82 | 4Laps |
13 | ST4 | 1 | 333 | GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2 HONDA CIVIC TYPE R EURO | 北川 剛 野間 一 藤田 弘幸 | YH | 82 | 4Laps |
14 | ST4 | 2 | *62 | ホンダカーズ東京 G/M インテグラ HONDA INTEGRA TYPE R | 塩谷 烈州 太田 侑弥 | YH | 82 | 4Laps |
15 | ST3 | 3 | 15 | 岡部自動車ディクセルTeam Tetsya Z NISSAN FIARLADY Z | 長島 正明 田中 モジョル 横溝 直輝 | YH | 82 | 4Laps |
16 | ST4 | 3 | 18 | コスモソニックFK・ings DC5 HONDA INTEGRA TYPE R | 浅野 武夫 岡野 陽朋 森 政行 | YH | 82 | 4Laps |
17 | ST4 | 4 | 12 | 無限CIVICD-Lab SSR TEIN ATS ED HONDA CIVIC TYPE R | 松井 隆幸 森山 鉄也 ライオン丸 | YH | 82 | 4Laps |
18 | ST4 | 5 | 41 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 | 金子 昌広 藤田 竜樹 吉田 靖之 | YH | 82 | 4Laps |
19 | ST4 | 6 | 38 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 | 兵藤 信一 平峰 一貴 成澤 正人 | YH | 82 | 4Laps |
20 | ST3 | 4 | 14 | 岡部自動車マイロード協新計測RX-7 MAZDA RX-7 | 小松 一臣 杉林 健一 増田 芳信 | YH | 82 | 4Laps |
21 | ST3 | 5 | 7 | 岡部自動車メーカーズRX-7 MAZDA RX-7 | 白井 剛 山崎 学 安宅 徳光 | YH | 81 | 5Laps |
22 | ST3 | 6 | 35 | asset テクノ Z33 NISSAN FIARLADY Z | NAKACHIN 浜野 彰彦 | YH | 81 | 5Laps |
23 | ST4 | 7 | 60 | RCB with KRPウインマックス テイン HONDA INTEGRA TYPE R | 小林 康一 小幡 弘 山田 隆行 | YH | 81 | 5Laps |
24 | ST2 | 6 | 505 | KYOSHOアリスモータース ランサーX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 田ヶ原 章蔵 白坂 卓也 | YH | 81 | 5Laps |
25 | ST2 | 7 | 26 | エンドレス アドバン OCS ランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 朝倉 貴志 木村 聡 安田 祐介 | YH | 80 | 6Laps |
26 | ST3 | 7 | 777 | ドリームエンジェル☆味仙RX7 MAZDA RX-7 | オギ姉 藤井 芳樹 | YH | 77 | 9Laps |
27 | ST5 | 1 | 36 | エンドレスアドバントラストヴィッツ TOYOTA Vitz | 駒木 孝有 添田 正 井尻 薫 | YH | 74 | 12Laps |
28 | ST5 | 2 | 230 | WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz TOYOTA Vitz | たねぞう 勝間田 正博 渡辺 圭介 | YH | 73 | 13Laps |
---- 以上規定周回数完走 ---- |
- | ST4 | - | 96 | IS<インフィット・ストラトス>S2000 HONDA S2000 | 高森 博士 水越 真一 井上 恵一 | YH | 54 | 32Laps |
- | ST3 | - | 34 | asset テクノ Z34 NISSAN FIARLADY Z | 佐々木 雅弘 前嶋 秀司 | YH | 26 | 60Laps |
- | ST2 | - | 30 | 森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 伊藤 俊哉 塩野 健司 花岡 翔太 | YH | 17 | 69Laps |
- セーフティーカー 15:07~15:12、15:57~16:21 赤旗により16:21レース終了
- Fastest Lap; CarNo.1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE 1'41.655 (42/86) 131.182km/h
- CarNo.62は、JMRC東北レース一般協議共通規則書第29条5.a違反(スタート時に著しく隊列を乱す)により、ドライビングスルーペナルティが科された。
- CarNo.339は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(SC導入中のスピン)により、競技結果に対し45秒加算のペナルティを科す。
5月29日、宮城県のスポーツランドSUGOで、スーパー耐久開幕戦の公式予選が行われた。当初は4月に予定されていたが、東日本大震災により延期され、ようやくこの日の開幕をむかえた。
台風2号と梅雨前線の影響から、残念ながらウエットコンディションで、9時5分から1グループ(STX、1,2クラス)と2グループ(ST3,4クラス)それぞれ15分間ずつでAドライバー予選が行われた。
注目はやはりFIA-GT3車両を対象としたST-Xクラスだが、今回は#21のAudiR8LMSの1台のエントリーにとどまった。
ウエット宣言の出された中、ここで#21Audi(藤井誠暢/都筑晶裕/MichaelKim組)の藤井が1分37秒887でまずはトップタイムをマークする。
ST1クラスは、#1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(谷口信輝/柳田真孝/Dominic Ang組)の谷口が1分40秒996をマーク、このセッションのトップタイムとした。
9時50分から再び15分ずつのBドライバー予選が行われた。スーパー耐久シリーズでは、この2つのAB両ドライバーのタイムを合算してグリッドをきめる予選方式がとられており、結果はここでも#21Audiの都筑が1分40秒289を出し、トータルでも3分18秒176としてポールポジションを獲得した。
総合2位には#1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPEの柳田が1分40秒707のクラストップタイムをマークしトータルで3分21秒703とした。
総合3位にはST2クラスの#3エンドレス・アドバン・コルトスピードX(峰尾恭輔/高木真一/村田信博組)がクラストップタイム。
総合7位にST3クラスのトップ#339 GPO+KOTA RACING NSX (北野浩正/佐々木孝太/橋本達也組)、 総合12位にST4クラスのトップ#62ホンダカーズ東京G/Mインテグラ(塩谷烈州/太田侑弥組)が入った。
決勝レースはこの後13時30分から3時間レースとして開催される。
Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA
SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2011/05/29) C Driver Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2011 Super Taikyu Series Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Time | Behind | km/h |
1 | ST-X | 1 | 21 | Audi R8 LMS Audi R8 LMS | マイケル・キム | 1'44.890 | - | 127.136 |
2 | ST2 | 1 | 20 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 松本 武士 | 1'46.705 | 1.815 | 124.974 |
3 | ST2 | 2 | 3 | エンドレス・アドバン・コルトスピードX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 村田 信博 | 1'46.732 | 1.842 | 124.942 |
4 | ST1 | 1 | 1 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | ドミニク・アン | 1'47.104 | 2.214 | 124.508 |
5 | ST1 | 2 | 11 | KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe E86 BMW Z4M COUPE | ガミさん | 1'48.516 | 3.626 | 122.888 |
6 | ST2 | 3 | 26 | エンドレス アドバン OCS ランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 安田 祐介 | 1'49.182 | 4.292 | 122.138 |
7 | ST1 | 3 | 28 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | フェイ・ホーン・オオイ | 1'49.597 | 4.707 | 121.676 |
8 | ST2 | 4 | 2 | Car ☆ Xs インプレッサ SUBARU IMPREZA | 朝倉 宏志 | 1'50.989 | 6.099 | 120.150 |
9 | ST4 | 1 | 96 | IS<インフィット・ストラトス>S2000 HONDA S2000 | 井上 恵一 | 1'51.612 | 6.722 | 119.479 |
10 | ST3 | 1 | 39 | TWS TRACY LEXUS IS350 LEXUS IS350 | 佐藤 晋也 | 1'51.730 | 6.840 | 119.353 |
11 | ST3 | 2 | 339 | GPO×Kouta Racing NSX HONDA NSX | 橋本 達也 | 1'51.911 | 7.021 | 119.160 |
12 | ST3 | 3 | 15 | 岡部自動車ディクセルTeam Tetsya Z NISSAN FIARLADY Z | 横溝 直輝 | 1'53.399 | 8.509 | 117.596 |
13 | ST4 | 2 | 60 | RCB with KRPウインマックス テイン HONDA INTEGRA TYPE R | 山田 隆行 | 1'53.815 | 8.925 | 117.167 |
14 | ST1 | 4 | 9 | Faust Racing BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 佐藤 茂 | 1'54.125 | 9.235 | 116.848 |
15 | ST4 | 3 | 12 | 無限CIVICD-Lab SSR TEIN ATS ED HONDA CIVIC TYPE R | ライオン丸 | 1'54.557 | 9.667 | 116.408 |
16 | ST4 | 4 | 41 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 | 吉田 靖之 | 1'54.996 | 10.106 | 115.963 |
17 | ST4 | 5 | 18 | コスモソニックFK・ings DC5 HONDA INTEGRA TYPE R | 森 政行 | 1'55.515 | 10.625 | 115.442 |
18 | ST3 | 4 | 14 | 岡部自動車マイロード協新計測RX-7 MAZDA RX-7 | 増田 芳信 | 1'56.332 | 11.442 | 114.632 |
19 | ST3 | 5 | *7 | 岡部自動車メーカーズRX-7 MAZDA RX-7 | 安宅 徳光 | 1'56.928 | 12.038 | 114.047 |
20 | ST4 | 6 | 38 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 | 成澤 正人 | 1'57.117 | 12.227 | 113.863 |
21 | ST5 | 1 | 36 | エンドレスアドバントラストヴィッツ TOYOTA Vitz | 井尻 薫 | 1'57.549 | 12.659 | 113.445 |
22 | ST5 | 2 | 230 | WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz TOYOTA Vitz | 渡辺 圭介 | 2'01.874 | 16.984 | 109.419 |
23 | ST4 | 7 | 333 | GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2 HONDA CIVIC TYPE R EURO | 藤田 弘幸 | 2'03.123 | 18.233 | 108.309 |
---- 以上予選通過 ---- |
- | ST2 | - | 30 | 森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 花岡 翔太 | Absence | - | - |
- CarNo.7は、ピット入口ホワイトラインカットにより、Cドライバーのベストタイム削除のペナルティを科す。
SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2011/05/29) A&B Total Qualify Weather:Rainy Course:Wet
2011 Super Taikyu Series Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | Cls | Cls Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Adriver Bdriver | Total Time | Behind | km/h |
1 | STX | 1 | 21 | Audi R8 LMS Audi R8 LMS | 藤井 誠暢 都筑 晶裕 | YH | 1'37.887 1'40.289 | 3'18.176 | - | 134.581 |
2 | ST1 | 1 | 1 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 谷口 信輝 柳田 真孝 | YH | 1'40.996 1'40.707 | 3'21.703 | 3.527 | 132.227 |
3 | ST2 | 1 | 3 | エンドレス・アドバン・コルトスピードX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 峰尾 恭輔 高木 真一 | YH | 1'41.555 1'41.681 | 3'23.236 | 5.060 | 131.230 |
4 | ST2 | 2 | 20 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 大橋 正澄 阪口 良平 | YH | 1'44.253 1'42.269 | 3'26.522 | 8.346 | 129.142 |
5 | ST1 | 2 | 28 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 片岡 龍也 ファリーク・ハイルマン | YH | 1'41.191 1'45.384 | 3'26.575 | 8.399 | 129.109 |
6 | ST2 | 3 | 6 | 新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 冨桝 朋広 菊地 靖 | YH | 1'43.187 1'43.454 | 3'26.641 | 8.465 | 129.068 |
7 | ST3 | 1 | 339 | GPO×Kouta Racing NSX HONDA NSX | 北野 浩正 佐々木 孝太 | TY | 1'46.012 1'44.317 | 3'30.329 | 12.153 | 126.804 |
8 | ST2 | 4 | 59 | 東和・MOTUL・EDインプレッサ SUBARU IMPREZA | 大澤 学 吉田 寿博 | YH | 1'45.546 1'45.044 | 3'30.590 | 12.414 | 126.647 |
9 | ST1 | 3 | 11 | KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe E86 BMW Z4M COUPE | 植田 正幸 川口 正敬 | YH | 1'44.345 1'46.358 | 3'30.703 | 12.527 | 126.579 |
10 | ST3 | 2 | 34 | asset テクノ Z34 NISSAN FIARLADY Z | 佐々木 雅弘 前嶋 秀司 | YH | 1'44.939 1'45.805 | 3'30.744 | 12.568 | 126.555 |
11 | ST2 | 5 | 30 | 森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 伊藤 俊哉 塩野 健司 | YH | 1'46.578 1'45.794 | 3'32.372 | 14.196 | 125.585 |
12 | ST4 | 1 | 62 | ホンダカーズ東京 G/M インテグラ HONDA INTEGRA TYPE R | 塩谷 烈州 太田 侑弥 | YH | 1'47.065 1'47.427 | 3'34.492 | 16.316 | 124.343 |
13 | ST2 | 6 | 2 | Car ☆ Xs インプレッサ SUBARU IMPREZA | 山下 潤一郎 新井 敏弘 | YH | 1'45.791 1'48.731 | 3'34.522 | 16.346 | 124.326 |
14 | ST2 | 7 | 26 | エンドレス アドバン OCS ランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 朝倉 貴志 木村 聡 | YH | 1'45.275 1'49.395 | 3'34.670 | 16.494 | 124.240 |
15 | ST4 | 2 | 12 | 無限CIVICD-Lab SSR TEIN ATS ED HONDA CIVIC TYPE R | 松井 隆幸 森山 鉄也 | YH | 1'46.500 1'48.640 | 3'35.140 | 16.964 | 123.969 |
16 | ST3 | 3 | 39 | TWS TRACY LEXUS IS350 LEXUS IS350 | 吉本 大樹 小林 敬一 | YH | 1'47.629 1'48.008 | 3'35.637 | 17.461 | 123.683 |
17 | ST2 | 8 | 505 | KYOSHOアリスモータース ランサーX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 田ヶ原 章蔵 白坂 卓也 | YH | 1'47.853 1'48.240 | 3'36.093 | 17.917 | 123.422 |
18 | ST1 | 4 | 9 | Faust Racing BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 堀 主知 岡本 武之 | YH | 1'48.255 1'48.025 | 3'36.280 | 18.104 | 123.315 |
19 | ST4 | 3 | 38 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 | 兵藤 信一 平峰 一貴 | YH | 1'49.291 1'47.306 | 3'36.597 | 18.421 | 123.135 |
20 | ST3 | 4 | 7 | 岡部自動車メーカーズRX-7 MAZDA RX-7 | 白井 剛 山崎 学 | YH | 1'49.944 1'46.699 | 3'36.643 | 18.467 | 123.109 |
21 | ST3 | 5 | 15 | 岡部自動車ディクセルTeam Tetsya Z NISSAN FIARLADY Z | 長島 正明 田中 モジョル | YH | 1'46.910 1'50.499 | 3'37.409 | 19.233 | 122.675 |
22 | ST4 | 4 | 18 | コスモソニックFK・ings DC5 HONDA INTEGRA TYPE R | 浅野 武夫 岡野 陽朋 | YH | 1'49.086 1'49.132 | 3'38.218 | 20.042 | 122.220 |
23 | ST4 | 5 | 60 | RCB with KRPウインマックス テイン HONDA INTEGRA TYPE R | 小林 康一 小幡 弘 | YH | 1'48.465 1'49.961 | 3'38.426 | 20.250 | 122.104 |
24 | ST4 | 6 | 41 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 | 金子 昌広 藤田 竜樹 | YH | 1'48.348 1'51.461 | 3'39.809 | 21.633 | 121.336 |
25 | ST4 | 7 | 333 | GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2 HONDA CIVIC TYPE R EURO | 北川 剛 野間 一 | YH | 1'50.578 1'49.493 | 3'40.071 | 21.895 | 121.191 |
26 | ST3 | 6 | 35 | asset テクノ Z33 NISSAN FIARLADY Z | NAKACHIN 浜野 彰彦 | YH | 1'49.722 1'51.204 | 3'40.926 | 22.750 | 120.722 |
27 | ST3 | 7 | 14 | 岡部自動車マイロード協新計測RX-7 MAZDA RX-7 | 小松 一臣 杉林 健一 | YH | 1'50.498 1'52.233 | 3'42.731 | 24.555 | 119.744 |
28 | ST4 | 8 | 96 | IS<インフィット・ストラトス>S2000 HONDA S2000 | 高森 博士 水越 真一 | YH | 1'52.384 1'50.385 | 3'42.769 | 24.593 | 119.723 |
29 | ST3 | 8 | 777 | ドリームエンジェル☆味仙RX7 MAZDA RX-7 | オギ姉 藤井 芳樹 | YH | 1'56.394 1'54.648 | 3'51.042 | 32.866 | 115.436 |
30 | ST5 | 1 | 36 | エンドレスアドバントラストヴィッツ TOYOTA Vitz | 駒木 孝有 添田 正 | YH | 2'00.264 1'58.930 | 3'59.194 | 41.018 | 111.502 |
31 | ST5 | 2 | 230 | WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz TOYOTA Vitz | たねぞう 勝間田 正博 | YH | 1'59.568 2'02.838 | 4'02.406 | 44.230 | 110.025 |
- CarNo.21のAドライバーは、スーパー耐久レースシリーズ2011スポーツ規則2011年版台7条(2)違反(ボード掲示前ファーストレーン進入)により訓戒のペナルティが科された。
- CarNo.21のBドライバーは、スーパー耐久レースシリーズ2011スポーツ規則2011年版台7条(2)違反(ボード掲示前ファーストレーン進入)により訓戒のペナルティが科された。
- CarNo.20のAドライバーは、スーパー耐久レースシリーズ2011スポーツ規則2011年版台7条(2)違反(ボード掲示前ファーストレーン進入)により訓戒のペナルティが科された。
- CarNo.7は、ピット入口ホワイトラインカットによりCドライバーのベストタイム削除のペナルティが科された。
- CarNo.30のCドライバーは、大会審査委員会により決勝レース出走が認められた。
SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2011/05/29) B Driver Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2011 Super Taikyu Series Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Time | Behind | km/h |
1 | ST-X | 1 | 21 | Audi R8 LMS AUDI R8 LMS | 都筑 晶裕 | 1'40.289 | - | 132.969 |
2 | ST1 | 1 | 1 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 柳田 真孝 | 1'40.707 | 0.418 | 132.417 |
3 | ST2 | 1 | 3 | エンドレス・アドバン・コルトスピードX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 高木 真一 | 1'41.681 | 1.392 | 131.149 |
4 | ST2 | 2 | 20 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 阪口 良平 | 1'42.269 | 1.980 | 130.395 |
5 | ST2 | 3 | 6 | 新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 菊地 靖 | 1'43.454 | 3.165 | 128.901 |
6 | ST3 | 1 | 339 | GPO×Kouta Racing NSX HONDA NSX | 佐々木 孝太 | 1'44.317 | 4.028 | 127.835 |
7 | ST2 | 4 | 59 | 東和・MOTUL・EDインプレッサ SUBARU IMPREZA | 吉田 寿博 | 1'45.044 | 4.755 | 126.950 |
8 | ST1 | 2 | 28 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | ファリーク・ハイルマン | 1'45.384 | 5.095 | 126.540 |
9 | ST2 | 5 | 30 | 森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 塩野 健司 | 1'45.794 | 5.505 | 126.050 |
10 | ST3 | 2 | 34 | asset テクノ Z34 NISSAN FIARLADY Z | 前嶋 秀司 | 1'45.805 | 5.516 | 126.037 |
11 | ST1 | 3 | 11 | KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe E86 BMW Z4M COUPE | 川口 正敬 | 1'46.358 | 6.069 | 125.381 |
12 | ST3 | 3 | 7 | 岡部自動車メーカーズRX-7 MAZDA RX-7 | 山崎 学 | 1'46.699 | 6.410 | 124.981 |
13 | ST4 | 1 | 38 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 | 平峰 一貴 | 1'47.306 | 7.017 | 124.274 |
14 | ST4 | 2 | 62 | ホンダカーズ東京 G/M インテグラ HONDA INTEGRA TYPE R | 太田 侑弥 | 1'47.427 | 7.138 | 124.134 |
15 | ST3 | 4 | 39 | TWS TRACY LEXUS IS350 LEXUS IS350 | 小林 敬一 | 1'48.008 | 7.719 | 123.466 |
16 | ST1 | 4 | 9 | Faust Racing BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 岡本 武之 | 1'48.025 | 7.736 | 123.447 |
17 | ST2 | 6 | 505 | KYOSHOアリスモータース ランサーX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 白坂 卓也 | 1'48.240 | 7.951 | 123.201 |
18 | ST4 | 3 | 12 | 無限CIVICD-Lab SSR TEIN ATS ED HONDA CIVIC TYPE R | 森山 鉄也 | 1'48.640 | 8.351 | 122.748 |
19 | ST2 | 7 | 2 | Car ☆ Xs インプレッサ SUBARU IMPREZA | 新井 敏弘 | 1'48.731 | 8.442 | 122.645 |
20 | ST4 | 4 | 18 | コスモソニックFK・ings DC5 HONDA INTEGRA TYPE R | 岡野 陽朋 | 1'49.132 | 8.843 | 122.194 |
21 | ST2 | 8 | 26 | エンドレス アドバン OCS ランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 木村 聡 | 1'49.395 | 9.106 | 121.901 |
22 | ST4 | 5 | 333 | GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2 HONDA CIVIC TYPE R EURO | 野間 一 | 1'49.493 | 9.204 | 121.792 |
23 | ST4 | 6 | 60 | RCB with KRPウインマックス テイン HONDA INTEGRA TYPE R | 小幡 弘 | 1'49.961 | 9.672 | 121.273 |
24 | ST4 | 7 | 96 | IS<インフィット・ストラトス>S2000 HONDA S2000 | 水越 真一 | 1'50.385 | 10.096 | 120.807 |
25 | ST3 | 5 | 15 | 岡部自動車ディクセルTeam Tetsya Z NISSAN FIARLADY Z | 田中 モジョル | 1'50.499 | 10.210 | 120.683 |
26 | ST3 | 6 | 35 | asset テクノ Z33 NISSAN FIARLADY Z | 浜野 彰彦 | 1'51.204 | 10.915 | 119.918 |
27 | ST4 | 8 | 41 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 | 藤田 竜樹 | 1'51.461 | 11.172 | 119.641 |
28 | ST3 | 7 | 14 | 岡部自動車マイロード協新計測RX-7 MAZDA RX-7 | 杉林 健一 | 1'52.233 | 11.944 | 118.818 |
29 | ST3 | 8 | 777 | ドリームエンジェル☆味仙RX7 MAZDA RX-7 | 藤井 芳樹 | 1'54.648 | 14.359 | 116.315 |
30 | ST5 | 1 | 36 | エンドレスアドバントラストヴィッツ TOYOTA Vitz | 添田 正 | 1'58.930 | 18.641 | 112.127 |
31 | ST5 | 2 | 230 | WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz TOYOTA Vitz | 勝間田 正博 | 2'02.838 | 22.549 | 108.560 |
SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2011/05/29) A Driver Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2011 Super Taikyu Series Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Time | Behind | km/h |
1 | ST-X | 1 | 21 | Audi R8 LMS AUDI R8 LMS | 藤井 誠暢 | 1'37.887 | - | 136.232 |
2 | ST1 | 1 | 1 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 谷口 信輝 | 1'40.996 | 3.109 | 132.038 |
3 | ST1 | 2 | 28 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 片岡 龍也 | 1'41.191 | 3.304 | 131.784 |
4 | ST2 | 1 | 3 | エンドレス・アドバン・コルトスピードX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 峰尾 恭輔 | 1'41.555 | 3.668 | 131.311 |
5 | ST2 | 2 | 6 | 新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 冨桝 朋広 | 1'43.187 | 5.300 | 129.235 |
6 | ST2 | 3 | 20 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 大橋 正澄 | 1'44.253 | 6.366 | 127.913 |
7 | ST1 | 3 | 11 | KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe E86 BMW Z4M COUPE | 植田 正幸 | 1'44.345 | 6.458 | 127.800 |
8 | ST3 | 1 | 34 | asset テクノ Z34 NISSAN FIARLADY Z | 佐々木 雅弘 | 1'44.939 | 7.052 | 127.077 |
9 | ST2 | 4 | 26 | エンドレス アドバン OCS ランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 朝倉 貴志 | 1'45.275 | 7.388 | 126.671 |
10 | ST2 | 5 | 59 | 東和・MOTUL・EDインプレッサ SUBARU IMPREZA | 大澤 学 | 1'45.546 | 7.659 | 126.346 |
11 | ST2 | 6 | 2 | Car ☆ Xs インプレッサ SUBARU IMPREZA | 山下 潤一郎 | 1'45.791 | 7.904 | 126.053 |
12 | ST3 | 2 | 339 | GPO×Kouta Racing NSX HONDA NSX | 北野 浩正 | 1'46.012 | 8.125 | 125.791 |
13 | ST4 | 1 | 12 | 無限CIVICD-Lab SSR TEIN ATS ED HONDA CIVIC TYPE R | 松井 隆幸 | 1'46.500 | 8.613 | 125.214 |
14 | ST2 | 7 | 30 | 森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 伊藤 俊哉 | 1'46.578 | 8.691 | 125.123 |
15 | ST3 | 3 | 15 | 岡部自動車ディクセルTeam Tetsya Z NISSAN FIARLADY Z | 長島 正明 | 1'46.910 | 9.023 | 124.734 |
16 | ST4 | 2 | 62 | ホンダカーズ東京 G/M インテグラ HONDA INTEGRA TYPE R | 塩谷 烈州 | 1'47.065 | 9.178 | 124.554 |
17 | ST3 | 4 | 39 | TWS TRACY LEXUS IS350 LEXUS IS350 | 吉本 大樹 | 1'47.629 | 9.742 | 123.901 |
18 | ST2 | 8 | 505 | KYOSHOアリスモータース ランサーX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 田ヶ原 章蔵 | 1'47.853 | 9.966 | 123.643 |
19 | ST1 | 4 | 9 | Faust Racing BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 堀 主知 | 1'48.255 | 10.368 | 123.184 |
20 | ST4 | 3 | 41 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 | 金子 昌広 | 1'48.348 | 10.461 | 123.079 |
21 | ST4 | 4 | 60 | RCB with KRPウインマックス テイン HONDA INTEGRA TYPE R | 小林 康一 | 1'48.465 | 10.578 | 122.946 |
22 | ST4 | 5 | 18 | コスモソニックFK・ings DC5 HONDA INTEGRA TYPE R | 浅野 武夫 | 1'49.086 | 11.199 | 122.246 |
23 | ST4 | 6 | 38 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 | 兵藤 信一 | 1'49.291 | 11.404 | 122.017 |
24 | ST3 | 5 | 35 | asset テクノ Z33 NISSAN FIARLADY Z | NAKACHIN | 1'49.722 | 11.835 | 121.537 |
25 | ST3 | 6 | 7 | 岡部自動車メーカーズRX-7 MAZDA RX-7 | 白井 剛 | 1'49.944 | 12.057 | 121.292 |
26 | ST3 | 7 | 14 | 岡部自動車マイロード協新計測RX-7 MAZDA RX-7 | 小松 一臣 | 1'50.498 | 12.611 | 120.684 |
27 | ST4 | 7 | 333 | GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2 HONDA CIVIC TYPE R EURO | 北川 剛 | 1'50.578 | 12.691 | 120.597 |
28 | ST4 | 8 | 96 | IS<インフィット・ストラトス>S2000 HONDA S2000 | 高森 博士 | 1'52.384 | 14.497 | 118.659 |
29 | ST3 | 8 | 777 | ドリームエンジェル☆味仙RX7 MAZDA RX-7 | オギ姉 | 1'56.394 | 18.507 | 114.571 |
30 | ST5 | 1 | 230 | WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz TOYOTA Vitz | たねぞう | 1'59.568 | 21.681 | 111.529 |
31 | ST5 | 2 | 36 | エンドレスアドバントラストヴィッツ TOYOTA Vitz | 駒木 孝有 | 2'00.264 | 22.377 | 110.884 |
===============================
【Hiroki Yoshimoto Race Reprot 2011】
===============================
2011.05.21-22
11' SUPER GT SERIES Round_1
Okayama International circuit

===============================
【公式練習・予選】 2011.05.21 (Sta)
===============================
triple a vantage GT2 岡山でも速さは健在!
2番手タイムで決勝フロントローを獲得!!
前戦富士、triple a vantage GT2は公式練習から速さを見せ、予選では見事決勝の3番手スタートを手に入れた。しかし迎えた決勝日、悪天候の中で下したタイヤ選択が完全に裏目に出てしまい結果はまさかのクラッシュ&リタイヤ。レース直後はさすがに落胆の色を隠す事が出来なかった吉本大樹であったが、「この借りは必ず岡山で返します・・・」とのコメントを残しサーキットを後にした。
そして迎えた本来の開幕戦、岡山ラウンド。東日本大震災の影響から当初の予定では開催されず、第2戦富士の後に回る5月3週目での開催となったラウンドであるが、今回のレースも前回同様、金曜日に特別走行枠が設けられる形でのレースウィークスタートとなった。その金曜日の走行枠では前戦のクラッシュの影響を全く感じさせない走りを見せたtriple a vantage GT2。今回の岡山ラウンドはコース特性から「JAF-GT車両勢有利」とも言われてきた中、吉本大樹、星野選手ともに順調に周回を重ね、翌日土曜日の走行にまずまずの仕上がりで挑む事となった。
迎えた土曜日の練習走行は午前9時ちょうどにスタート。このセッションは全時間帯GT500、GT300両クラスの混走で行われた。この日の岡山は早朝に小雨が降ったものの、走行開始時間には雨は上がりコースもドライ。朝の時点でウェット宣言が出されておりレインタイヤの使用も許されたものの、結局レインタイヤを装着する車両はいなかった。triple a vantage GT2はこの走行で予選、決勝に向けたセッティングの調整と最終確認を行いながら10番手のタイムをマーク。トップとは0.7秒差と、まずまずの状態を保ちこの公式練習セッションを終える。そして午後に入り、公式予選は心配された雨も降ることなく予定通りの12時30分に始まった。
今回の予選はQ1、Q2、Q3という3セッションから成るノックアウト方式。予選Q1は合計1時間の走行時間があるが、最初の40分間は500・300クラスの混走セッションとなり、ここでは全ドライバーが予選通過基準タイムをクリアする必要がある。そしてその後行われる各クラス10分間の占有セッションでQ2進出を賭けたアタックを行い、GT300クラスは16位までがQ2に進出する事が出来る。そのQ1セッション占有走行枠でtriple a vantage GT2のステアリングを握ったのは吉本大樹。その吉本はQ1終了後に「マシンが全然曲がらなくて、正直(Q1を通過出来るか)危なかった・・・」いうとコメントを残したものの、ここは悪いながらにしっかりと12番手タイムをマークしQ2に進出。さらに今度は直後のQ2セッションを担当した星野選手が7番手のタイムで上位10台が進出するQ3に危なげなく駒を進めると、最終Q3セッションでは吉本大樹が素晴らしいアタックを魅せる。
Q3セッションはQ2で使用したユーズドタイヤを使用しなければならないが、吉本は8分間のセッションの残り3分となったところでまず1"33"428をマーク、何と一気にトップに躍り出る。その直後には#43 ARTA Garaiya(高木真一選手)が1"33"389をマークし一時逆転を許すも、吉本は続くアタックラップでさらにタイムを更新、1'33"380を叩き出す圧巻のアタックで再度タイミングモニターの最上段へ返り咲く。「これで初PP獲得か!」と思われた#66 triple a vantage GT2。ところがセッション終了直前、このタイムは無情にも#11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458にわずか0.1秒上回られ、最終的には惜しくもPP獲得とはならず。しかしそれでも決勝フロントロースタートとなる2番手を確保した吉本は、 チームに参戦以来最高グリッドを持ち帰り、公式予選を終了する事となった。
===============================
【決勝】 2011.05.22 (Sun)
===============================

トップ浮上~スピン、そして残り5周での逆転劇
波乱の展開を乗り切り、triple a vantage GT2、GT初優勝!!
前日の予選では、戦前の「JAF-GT車両有利」の下馬評を完全に覆す素晴らしいアタックを魅せたtriple a vantage GT2。しかし決勝日となった日曜日は朝から土砂降りの激しい雨が降り午前の公式練習が中止となる等、サーキットは前戦富士を彷彿させる波乱の予感に包まれた。
しかし朝から激しくサーキットを濡らした雨は昼前にあがり、スタートまで15分程となった時点でコース状況はドライコンディション。雲は多いながら時折日差しも差し込み、路面温度もじわじわと上がっていく気配をみせる。そして午前のフリー走行が中止となった事を受け決勝前に行われた25分間のウォームアップセッションを経てグリッドに着いたtriple a vantage GT2のステアリングを握ったのは星野選手。その星野選手は吉本大樹、チームスタッフの見守る中、チーム移籍後、初のスタート担当に昨年度のGT300クラスチャンピオンの堂々たる風格を携えスタートの時を待つ。そして迎えた注目のスタート。
天候は曇り、気温23度、路面温度29度、コース状態はドライというコンディションの中、時計の針が13時58分を差したところでフォーメーションラップへと動き出した各マシン。今回のレース距離は250Km。前回富士よりも50Km短く、スプリント的な要素も色濃く出てくる。当然スタート直後のポジションもレース結果に大きな影響を及ぼす為、各マシンはスタートでのジャンプアップを虎視眈々と狙い最終コーナーを立ちあがってくる。そして迎えたホームストレート上、グリーンシグナルの点灯と共に2011 SUPER GT SERIES 第1戦の戦いの火蓋が切って落とされた。
するとtriple a vantage GT2のスタートドライバーを務めた星野選手はこのスタートを落ち着いて乗り切り2番手のまま1コーナーに侵入。後続に追撃の隙を与えずオープニングラップを終えると、ここからトップの#11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中哲也選手)と約2秒差のまま周回を重ね、8周目を過ぎたあたりでペースアップ。トップを行くフェラーリ458にプレッシャーをかけ始め、その差は9周目に1.8秒、12周目には1.3秒、13周目には0.8秒となる。その後自身のタイヤカス等の影響でその差は3秒程になったものの、星野選手はトップとの差を射程距離内に収めたまま周回を重ね21周目にピットイン。ここで吉本大樹にステアリングを託す。
するとステアリングを受けた吉本はアウトラップから見事なラップタイムを並べ、7周後にピットへ向かった#11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458がピット作業を終えコースに戻ると吉本が前!見事事実上トップへの浮上を果たす事に。その後吉本は徐々に後続との差を広げていき、35周目の時点で2番手#11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458との差は約10秒。チーム初優勝に向け星野選手と共に築いた盤石の態勢を確固たるものとしていく。しかしレースも終盤に近付いた54周目、ここでピットで戦況を見つめるチームにとって目を疑う光景がモニターから飛び込んでくる。
モニターに映し出されたのは何と500クラスの#38 LEXUSTEAM ZENT CERUMOとの接触でスピンを喫し、#11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(平中克幸選手)にトップの座を奪われたtriple a vantage GT2の姿。この接触に関しては即座に#38 LEXUSTEAM ZENT CERUMOへペナルティーの裁定が出されたものの、これで失ったポジションが返ってくるわけではない。まさかの展開にピット内関係者は一瞬言葉を失う。しかしこの状況で全く諦めの色を見せなかったのはマシンをドライブしている吉本大樹本人であった。盤石の展開から一転、追う立場となった吉本は、ポジションを落とした後すぐにトップのマシンへの追撃を開始。その差を2周後には1.9秒差、そこからの3周で1秒差に、さらにその2周後には0.5秒差にまで縮めていく。そしてその吉本が#11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(平中克幸選手)にアタックを仕掛けたのはレースも残り5周となったアドウッドコーナー。立ち上がりでピタリと背後に付けた吉本はスリップストリームから抜け出し、ヘアピンのブレーキングで#11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458に並びかける。吉本は昨年のFUJI SPRINT CUPでのトップ争いを演じた因縁の2選手が交錯したこのバトルを見事に制し、再度トップに浮上する事に成功する。
そしてその後吉本は危なげのないラップを刻みながら2番手以降とのギャップを広げ、いよいよ迎えた最終ラップ。GT参戦10戦目(FUJI SPRINT CUPを含む)で遂に迎えたトップチェッカーの瞬間が近付いてくる。しかしレースはチェッカーを受けるまで何が起こるか分からない。そんな緊張感の中、逸る気持ちを抑えながら手に汗を握り見つめるチームスタッフや星野選手の視線の先、最終コーナーに姿を見せたtriple a vantage GT2。マシンはそのままホームストレートを駆け抜け、この瞬間triple a vantage GT2は見事にSUPER GT SERIES初優勝を獲得。吉本大樹は「この借りは必ず岡山で返す」という富士でのコメント通り、最高の形で借りを返す事となった。
これでドライバーズランキングで3位、チームランキングでも3位に浮上したtriple a vantage GT2。次戦セパンラウンドは吉本大樹にとってGT優勝経験もあるサーキットであり、ここから次なる頂、「シリーズチャンピオン」への挑戦が始まる事となる。
===============================
【吉本大樹コメント】
===============================

最高の気分です!今日は本当に特別な一日になりました。富士のレースでマシンを壊してしまい、メカニックやスタッフの懸命の作業で岡山に間に合わせてもらいました。借りは結果でしか返せないと思っていたのでホッとしています。
正直、岡山では表彰台は狙いたいと思っていましたが、優勝に手が届くとは思っていませんでした。でもマシンのセットも回を重ねるごとに良くなり、ヨコハマタイヤもとくにレースシュミレーションでとても良い方向性を見せていたのでこれはいけるかも?!と思い始めたら、もう勝つことしか考えられなくなりました。
予選のQ1ではハード側のタイヤでアタックしたのですが、これが気温との関係でグリップを引き出す事ができず、正直突破ギリギリでした...。Q2は星野選手がバッチリとキメてくれてQF3へと駒が進みました。Q3はQ2で使ったユーズドタイヤではあるものの、ウォームアップの必要がないので心おきなく全開アタックが出来ました。チェッカーが振られた後、監督が「お前がトップや~!」(笑)って無線が入りましたが、まだチェッカーを受けていないマシンもあると分かっていたので「塗り替えるな!」と願っていましたが、残念ながら初ポールポジションはお預けとなりました。それでもフロントローは絶好のポジションですし、良い予選ができたと思います。
決勝は、金曜日からの走行で燃料を多く積んでもあまりバランスが変わらない事を確認していたので、ドライになった時点で全く心配はありませんでした。スタートを担当した一樹君(星野一樹選手)が履いているタイヤはQ2, Q3で使用したタイヤ。他のマシンも状況は同じですが、タイヤの垂れやタイヤカスと戦いながら11号車との距離を保ってくれたのが本当に大きかったです。また今回はピットストップもほぼ完ぺきだったと思います。一樹君からフロントタイヤの熱垂れが酷いと情報をもらっていたのでとにかくタイヤをいたわりつつ最初の数周は攻めました。トップに出てからは11号車との差をコントロールしつつ差を詰められてもギリギリまでタイヤを温存しておこうと思ってセーブしていたのですが、それが500との接触後の追い上げに利をもたらしたのだと思います。あの接触のおかげで勝てなくなってたら怒り狂っていたことでしょう(苦笑)
A SPEEDという新参チームはこれで有力チームの仲間入りが出来たのではないかと思います。チームA SPEED、初優勝おめでとう!!
高木オーナー、瀬口監督、伊藤エンジニア、メカニック・スタッフの皆、そして星野選手に感謝したいと思います。この一勝で気を緩ませることなくどんどん攻めたレースをします。皆さん、応援ありがとうございました!
エイチワイ・マネージメント有限会社
既報のとおり、ST-Xクラスに参戦する一ツ山レーシングだが26日、TBNとなっていたCドライバーにマイケル・キムを起用すると発表した。以下、プレスリリース。
Audi R8 LMS のCドライバーにマイケル・キム選手を起用
2011 年、Hitotsuyama Racing はスーパー耐久シリーズST-X クラス参戦にあたり、A ドライバー( プラチナドライバー) に藤井 誠暢選手を、B ドライバーに都筑 晶裕選手を起用することを既に発表しておりますが、新たにC ドライバーとしてマイケル・キム選手を起用いたします。
マイケル・キム選手は2009 年ポルシェ・カレラカップ・ジャパン B クラスにおいてシリーズチャンピオンを獲得、
2011 年にはSUPER GT300 クラスにステップアップしました。SUPER GT デビューレースとなるFUJI GT400km RACE では豪雨の中、大荒れのレースを安定したペースで走り切り、ポイント獲得を果たしています。
ファンの皆様にAudi R8 LMS の勇姿をお見せできるよう、3選手とともに第1戦 菅生に臨む次第でございます。ご声援よろしくお願い申し上げます。
Text & Photo: Hitotsuyama Racing
以下の記事もご参照ください。
2011年5月20日(Fri)
- 12:00~13:45:FREE PRACTICE
- WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:28℃
- 15:00~16:00:FREE PRACTICE
- WEATHER:FINE CONDITION:DRYTEMPERATURE:29℃
東日本大震災の影響で延期になっていた開幕戦の岡山が、5月21日・22日の日程に変更されて開催された。普段は遅くても4月中に開催される岡山戦だが、5月になると岡山名物の黄砂や花粉もほとんど飛んでおらず、金曜日は暑いほどの陽気に包まれていた。
前回の富士戦同様に、テストが中止になった影響で習熟走行枠が、1時間45分間と1時間と合わせて2時間45分間与えられた。
FERRARI458は最低重量が1245kgにSUPER-GT特有の性能調整でプラス50kg。そして前回2位に入った事によるウエイトハンディの30kgが重くのしかかる。
走り出しは今回アタックを担当する田中哲也からスタート。思った以上にマシンバランスは重量によって安定しない。アンダーステアがきつく、スプリングの交換、ダンパーの調整などを繰り返す。しかし、思ったように改善せず1回目の習熟走行は終了した。
15時からの走行も晴天の穏やかな気候の中今度は平中克幸がスタートしていった。やはりアンダーステアが消えず、リアの調整を引き続き行う。残り時間15分で田中に交代し、金曜日の走行を終えた。
2011年5月21日(Sat)
- 9:00~10:45・FREE PRACTICE
- WEATHER:FINECONDITION:DRYTEMPERATURE:21℃
- 12:30~13:30:KNOCKDOWN QUALIFYING 1
- WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:26°
- 15:00~KNOCKDOWN QUALIFYING 2・3 WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:27°
早朝に小雨がぱらついたが、走行時間までには止み、ウエット宣言は出されたものの路面はドライ。11号車もドライタイヤを装着して、田中からスタートしていった。タイヤの暖まりもあまり良くなく、昨日に続いてアンダーが収まっていない。フロントダンパーを調整し再びコースへ。
赤旗中断後も再びダンパーを調整したり、スタビを調整したりマシンのセットアップに余念がない。残り45分で平中に交代し、さらにセットを煮詰めていく。リアスタビを何度も調整し、あっというまに1時間45分の走行は終了した。
今年初めて行われるノックアウト方式(昨年まではノックダウン)。Q1は2名のドライバー共に基準タイムをクリアし、300クラスは上位16台がQ2に進出できる。Q2以降走行する車両は、同じタイヤを使用しその使ったタイヤで決勝レースをスタートすることが決められている。
明日の予報は雨。雨が降ればウエット宣言が出され、そのルールも解除されることになり、タイヤ選択が重要な鍵になる。
まず平中がユーズドタイヤでコースに出て行く。やはりフロントタイヤの暖まりが悪いようだ。その後Newタイヤに交換しタイムアタック。1分33秒518で暫定2番手に。
そこからすぐに田中にハンドルを託しアタックを開始。Usedタイヤでアタックをし、300クラス専有時間にQ3のシミュレーションを行い7番手でQ2に進んだ。
Q2とQ3は同じドライバーが走行することが出来ない。Q2を担当するのは平中。この時のタイヤがそのままQ3、決勝スタートタイヤとなるので労りながら尚かつタイムを出していかなければならない。先ほどよりソフト目のタイヤをチョイスしてスタート。計測2周目には1分36秒139で2番手に浮上。10台がQ3に進めるので、タイヤを温存してここで平中のアタックは終了。
500クラスのQ2を挟んですぐに、Q3最後のアタックが始まる。田中も自身4度目のポールポジション獲得に向けてアタックを開始。時間は8分間しかないため、先ほどのシミュレーション通りに進めていく。すぐに掲示板のトップに躍り出る。その後他車も次々とタイムアップしていき一度は3番手に落ちるが、最終計測でセクター2をトータルベストで通過し、最後の最後で今期初、トータル4度目のポールポジションを獲得した。
- Tetsuya TANAKA Comment
-
ポールポジションが取れて本当に良かったです。タイヤがQ2・Q3・決勝と使うので、明日ドライだったらよそのチームがどんな作戦で来てたからわかるだろうし、僕自身たまたまポールだったって印象しかないので、正直終わってからどういう風に出来るか考えて行きたいです。ただこのポジションからスタートできるので良かったと思います。
- Katsuyuki HIRANAKA Comment
-
今回はウエイトが重いということから、車のセットアップに苦労した面もありましたが、最終的にはバランスも良くなり、明日に向けての作戦もすごく良い方向にいってて尚かつ一番良いポジションからのスタートということで、非常に楽しみです。雨が降っても晴れても良い結果が残せると思うので、開幕戦で取り逃したポジションを取り返しに行きたいと思います。
2011年5月22日(sun)
- 8:30~9:15:FREE PRACTICE
- 9:25~9:40:CIRCUIT SAFARI
- WEATHER:-- CONDITION:-- TEMPERATURE:--
- 14:00~:FINAL
- WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:23℃
早朝からポツポツと降り始めた雨はフリー走行開始1時間前から豪雨に。コースは川のようになり、土砂がコース上に流れだしてしまい朝のフリー走行は中止の判断に。しかし決勝前のウォームアップ走行の時間が延長され、決勝前の最後の調整にあてられることになった。
普段のウォームアップ走行にはスタートドライバーのみ走行が許されているのだが、今回は特別に2名とも走行が可能という特別処置が取られた。まず田中がコースへ。4周計測で平中と交代。決勝に向けて何度となくピットシミュレーションを行う。コース上で1秒タイムを縮める事とピットで1秒早く作業を終わらせる事は同じ1秒でもかなり重要度は違ってくる。チームワークも勝利には欠かせないポイントになるのです。
田中が今回はスタートを担当する。作戦はなるべく沢山のマージンを作って平中にバトンを渡すことだ。朝とはうって変わって天気も回復し、Q3で使用したタイヤでグリッドについていく。

定刻通りにフォーメーションラップが始まり、全車クリアにスタートしていった。田中もポジションを落とすことなく1コーナーへ消えていく。その後安定した走りで田中は周回を重ねていく。
しかしやはりソフトタイヤの為か8周目くらいからリアタイヤがきつくなり出したと田中から無線機にコメントが。しかし後ろから追いかけてくる2番手のNo.66アストンマーチンもタイヤがきついのか、思うより攻めたてられてはいない。やはり車重が重たいために逃げ切る事は、なかなか思うようにいかないでいた。
22周目にNo.66がピット作業を終えると、ペースをかなり上げて走行してきた。田中もタイムを劇的に落とすことなく、淡々と周回を重ねた26周目にピットイン。平中にハンドルを託す。
この時平中がピットエンドにマシンを現すと、2番手のNo.66はストレートを通過。FIA-GT車両と違いFERRARI458はLM-GT仕様の燃料タンクの為、燃料タンクが小さく5秒の給油ロスがあるために、ピットで順位を逆転されてしまった。
ここから平中も追い上げていき、一時は8秒差まで詰めよった46周目にNo.66が500クラスと接触しスピン。この間にポジションを奪い返す。徐々に離していくと思われたが、3秒あった差も6周目に0.6秒差まで縮まってしまう。59周目に平中から燃料警告のランプが点灯したと無線機から聞こえる。その周のヘヤピンでNo.66にかわされ2番手に後退。
徐々に№66との差も開き、最終ラップではとうとうガス欠症状が出て2番手でチェッカーを受けることとなった。チェッカーを受けたウイニングランのヘヤピンでマシンをストップ。追い抜かれてからは極力燃費走行に徹していた平中だったが、車重が重たい分少しでも軽くとの思いからと、2番手に落ちてからの猛プッシュが思いの外、燃料を消費しガス欠症状になってしまった。
-
- Tetsuya TANAKA Comment
-
2位でチェッカー受けられたので取り敢えずは良かったです。ドライのレースで昨年は一度も表彰台に乗れなかったのが上がることが出来て、マシンも今年新しくなり、全ての面でレベルアップしてきていると思うのです。開幕戦をウエットで2位、今回ドライで2位になれたという事はシリーズに向けて、好材料が揃っていると思います。確かに重りは積まされていきますが・・・。これから先もっとマシンを煮詰めていけば、ウエイトが積まれてもまだチャンスはあると思っています。僕は今日終わって次のセパンからシリーズ始まる感じです。なぜかというと、普段これくらいテストをしてやっと手の内が見えてきた感じがするので・・・。次も負けないように頑張ります。
- Katsuyuki HIRANAKA Comment
-
2位でしたが、最終的にはこれで良かったんじゃないかと思っています。シーズンを考えた上でも、現時点でのランキングトップになれましたし、前回のウエット、今回のドライと凄く良いデーターが取れたんじゃないかなと思います。正直2位、2位と続いているので、優勝したいという思いは強いですが、それはこの先のシーズンで何とか1度は優勝できるようにしたいと思っているので、その時が来たらしっかりと良いレースをして、勝利したいですね。今回はガス欠症状が出て最終ラップでは本当に大変でした。色んな意味でチェッカーが受けられたことがラッキーだったと思います。先を見据えては良かったんじゃないかと思います。次、頑張ります。
Text & Photo: JIMGAINER
プロフェッショナルドリフトの最高峰「2011 グランツーリスモD1 グランプリ第4 戦鈴鹿サーキット」は、5 月22 日(日)に鈴鹿サーキット(三重県)ダンロップコーナーでファイナル競技が開催され、午前中に開催された単走ファイナルでは、ほぼ完璧な走りで斎藤太吾(プレミアムジャパンwith ダイゴ)が優勝。午後に行われた追走ファイナルでも、再々戦の末、斎藤太吾が今村陽一(SGC BOSS with DUNLOP)を破り、両競技を制覇し総合優勝を果たした。なお観客は5月21日(土)~22日(日)の2日間で合計のべ9,984人だった。
【5月21日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■予選
前回のオートポリス戦の途中打ち切りで、異例のランキング下位に落ちていた日比野哲也(Team UPGARAGE with DROO-P)、今村陽一、末永正雄(M7 RE 雨宮SGC with TOYO TIRES)らは問題なく予選を通過。特に日比野哲也は正確なマシンコントロールとずば抜けたスピードで最高得点を記録し、予選をトップで通過した。
【5月22日(日)天候:雨のち曇り 路面:ドライ/ウェット/セミウェット】
■単走ファイナル
予選に引き続きスピードとマシンコントロールに勝る日比野哲也がリード。しかし最後に走行した斎藤太吾が、濃厚なタイヤスモークを出しながらアクセルを踏み続ける豪快なドリフトで圧倒。逆転で単走ファイナル優勝を決めた。
■追走トーナメント

追走トーナメント決勝戦 (アウト:今村陽一、イン:斎藤太吾)
開始直前に雨が降り出し競技はウェット路面で始まったが、ベスト4対戦時には雨が止みドライ路面に変化。この状況で調子を崩したのは日比野哲也。今年からマシンがターボ仕様となり、まだウェット路面での走らせ方がつかめていないという日比野哲也は、ベスト8で斎藤太吾と対戦したがリズムを崩してあっけなく敗北。
結局ベスト4に残ったのは斎藤太吾、高橋邦明(GOODYEAR Racing with Kunny’z)、今村陽一、野村謙(BLITZ DFellow)の4名。斎藤太吾vs 高橋邦明の対戦は、高橋邦明には大きなミスはなかったものの、斎藤太吾がインを差してアドバンテージを獲得して勝ち上がり、今村陽一vs 野村謙の対戦はやはり今村陽一が野村謙のインに入りアドバンテージを獲得し決勝進出を果たした。
3位決定戦は、敗れた野村謙vs 高橋邦明で行われ、延長戦の末、野村謙がドライブシャフトを破損し惜しくもリタイヤ。高橋邦明が3位に決定した。決勝は接戦で再々戦までもつれ込み、先行ではイーブンとしたものの、後追いでは斎藤太吾が集中を切らさず終始接近距離でドリフトを合わせ、アドバンテージを獲得。単走ファイナルに続き追走ファイナルでも優勝し、第4戦の総合優勝を果たした。なお、総合順位は単走ファイナルと追走トーナメント両競技の合計ポイントで決まるため、2 位には高橋邦明が入り、今村陽一は3 位だった。
- 単走ファイナル、追走トーナメントを制し第4戦総合優勝を決めた斎藤太吾選手
-
優勝経験のあるサーキットは、スタートからコーナーまでのストレートが長く、大パワーのマシンに乗る選手が有利と言われていた。しかし鈴鹿はストレートが短くパワーがすべてではないので、この鈴鹿で勝ちたかった。今の気分は最高です。
Text & Photo: D1コーポレーション
2011年5月22日(日)・決勝 場:岡山国際サーキット(3.703km) 周回数:68周 天候:曇りときどき晴れ 気温:23℃(14:00現在) 路面温度:29℃(14:00現在) コースコンディション:決勝/ドライ 観客:1万5000人(主催者発表)
5月22日(日)、岡山県美作市にある岡山国際サーキットにおいて2011 オートバックス SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 250KM RACE」の決勝レースが行われた。シリーズ上の位置づけは「第1戦」だが、東日本大震災の影響で日程が変更され、第2戦富士ラウンドが先に開催されたため、実際には2戦目となっている。
昨日行われた予選では、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)がポールポジションを獲得。さらに#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が3番グリッドを手に入れており、今季初の優勝ならびに2台そろっての表彰台獲得に大きな期待がかけられている。
決勝日は、朝のうちに一時雨が強く降ったため、午前8時30分から予定されていたフリー走行はキャンセルとなった。その後、昼前に雨は止み、コースは完全にドライコンディションとなったが、午後になると雲の合間から時折り太陽が顔をのぞかせ、それにつれて気温も上昇する空模様となった。
ポールポジションの#17 KEIHIN HSV-010は金石選手、3番グリッドの#100 RAYBRIG HSV-010は伊沢選手、7番グリッドの#8 ARTA HSV-010は小林崇志選手、9番グリッドの#1 ウイダー HSV-010はロイック・デュバル選手、13番グリッドの#32 EPSON HSV-010は道上龍選手がそれぞれスタートドライバーを務める。
決勝はローリングスタート方式で、午後2時4分にグリーンライトが点灯。ポールポジションスタートの#17 KEIHIN HSV-010はホールショットを奪い、ハイペースで後続を引き離しにかかる。以下、#100 RAYBRIG HSV-010が3番手、#1 ウイダー HSV-010は1つ順位を上げて8番手、#8 ARTA HSV-010は10番手、#32 EPSON HSV-010は2つ順位をあげて11番手でオープニングラップを終えた。2周目、#32 EPSON HSV-010は#8 ARTA HSV-010をオーバーテイクし、10番手となる。#8 ARTA HSV-010はペースが伸び悩み、4周目までに14番手へと順位を落としてしまう。
予選で手応えをつかみながら予想外の9番手で終えていた#1 ウイダー HSV-010は本来のペースを取り戻し、5周目に7番手、7周目には6番手へと浮上。トップを快走する#17 KEIHIN HSV-010、3番手の#100 RAYBRIG HSV-010とともに、3台そろっての上位フィニッシュに期待がかかる。
10周目の段階で5台のHSV-010 GTは#17 KEIHIN HSV-010がトップ、#100 RAYBRIG HSV-010が3番手、#1 ウイダー HSV-010が6番手、#32 EPSON HSV-010が9番手、#8 ARTA HSV-010が14番となり、いずれも順調に周回を重ねていく。安定したペースで走行する#32 EPSON HSV-010は20周目にライバルの1台を抜いて8番手に浮上。25周目には#8 ARTA HSV-010も同じマシンをパスして13番手となる。
28周目、ならびに29周目を終えたところで3位の#100 RAYBRIG HSV-010と、トップを走行する#17 KEIHIN HSV-010が相次いでピットイン。タイヤ交換とドライバー交代を行い、コースに復帰する。このとき、塚越選手に交代した#17 KEIHIN HSV-010はピットインのタイム差により、それまで2番手を走行していたライバルの直後につける形になり、実質的なポジションは2番手となった。これを皮切りに各車続々とピットイン。それらが一巡した42周目には、#17 KEIHIN HSV-010が2番手、山本選手がドライブする#100 RAYBRIG HSV-010は4番手、小暮卓史選手の#1 ウイダー HSV-010は9番手、武藤英紀選手の#8 ARTA HSV-010は13番手となっていた。#1 ウイダー HSV-010は32周目を終えてドライバー交代を行った際、シートベルトがロックできないというトラブルが発生してピットストップに1分以上を要し、順位を落としていた。一方、35周目を終えてピットストップを行った#32 EPSON HSV-010は、中山友貴選手がピットアウトした直後にヘアピンで他車と接触、タイヤがパンクしたために再びピットインを行い、やはり順位を落とした。
2番手の#17 KEIHIN HSV-010はトップのマシンを猛追し、他を圧倒するペースで走行を重ねる。その差は42周目にわずか0.1秒となり、ここから3周にわたって息もつかせない接近戦を繰り広げた。しかし、45周目のヘアピンコーナーで右のイン側を走行していた#17 KEIHIN HSV-010に乗る塚越選手がわずかに姿勢を崩してしまい、止まりきれずにトップのマシンの右側面に接触。これで2台はそろってスピンしたが、塚越選手はいち早く体勢を立て直し、トップで走行を再開する。しかし、この行為がドライビングスルーペナルティの対象となり、47周目を終えたところで塚越選手はペナルティを消化、4番手となってコースに復帰した。また、これにより#17 KEIHIN HSV-010が接触してスピンを喫したライバルのマシンが、トップのポジションに復帰している。
48周目の段階で、#100 RAYBRIG HSV-010は2番手、#17 KEIHIN HSV-010は4番手、#1 ウイダー HSV-010は9番手、#8 ARTA HSV-010は13番手、#32 EPSON HSV-010は14番手となって走行。このあとも5台のHSV-010 GTは追撃の手を緩めず、デュバル選手は49周目に、塚越選手は51周目にそれぞれライバルをパス、1つずつ順位を上げた。さらに、デュバル選手は58周目にも1台をオーバーテイクし、7番手へと駒を進める。
レースはそのまま終盤に入ったが、5人のHondaドライバーは最後まであきらめることなく、1つでも上の順位を目指して走行を続けていく。その結果、#32 EPSON HSV-010はファイナルラップまでに相次いで2台をパス、12番手に浮上した。その次周、68周目にわたるレースにチェッカーが振り下ろされ、#100 RAYBRIG HSV-010は2位、#17 KEIHIN HSV-010は3位となってHondaにダブル表彰台をもたらした。以下、#1 ウイダー HSV-010は7位入賞、#32 EPSON HSV-010は10位、#8 ARTA HSV-010は12位で完走を果たしている。優勝は#12 カルソニック IMPUL GT-Rだった。
- 瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
-
「優勝できるレースだと思っていたので、勝てなかったのは残念ですが、レース中も安定したペースで走行できることが確認できたのは大きな成果でした。しかも、タイヤに優しいクルマであることも改めて確認できました。1号車と32号車はタイヤ無交換の戦略を選んでいましたが、それができたのもHSV-010 GTのタイヤに優しいという性格があればこそだったと思います。また、優勝を目指して追い上げていた塚越選手は、少し若さが出てしまったかな、という気がします。いずれにせよ、今後もあの元気のよさを発揮して活躍して欲しいと思います」
- 伊沢拓也選手(2位 #100 RAYBRIG HSV-010)
-
「山本選手の最後の粘りで獲得できた2位だと思います。個人的にはチョイスしたタイヤが厳しく、苦戦してしまったので、もっといい流れで山本選手にバトンを渡すことができれば、展開ももっとよかったと思います。開幕戦から『自分たちで流れをつかみ取れている』という実感があり、マシンも常に上位にいられる仕上がりが保てています。気持ちよくドライブすることができていて、それが結果にもつながっていますので、次戦は優勝が果たせられるように戦っていきたいです」
- 山本尚貴選手(2位 #100 RAYBRIG HSV-010)
-
「前半の伊沢選手は、タイヤの状況が厳しく、期待していたよりタイムも順位も伸びなかったので相当つらかったと思います。ただ、その状況下で必死に走っている姿は心に響くものがありました。また、スタート前に伊沢選手から『頼むから待っていてくれ』と言われていたので、その言葉を信じ、レースの状況をしっかりと把握していました。ピットイン時に順位を下げてしまいましたが、『絶対に抜き返す』という思いでいっぱいでした。過去のレースのDVDを観て研究していて、狙い通りのポイントで自信を持って抜くことができました。優勝に手が届かなかったのは残念ですし、悔しいですが、現状の中ではベストに近いレースができたのではないかと思います」
- 金石年弘選手(3位 #17 KEIHIN HSV-010)
-
「スタートから後ろのペースを見つつ、タイヤもいたわりながらしっかりと走ることができました。ピットインのタイミングも相談しながら、ベストのタイミングで入れたと思います。優勝できる速さがあっただけに、接触というミスで順位を落としてしまい、本当にもったいないレースでした。ただ、チーム一丸となってセッティングを煮詰めた結果、速さを求められるマシンに仕上がっていることが今回のレースを通じて確認できましたので、今後につながると思います。次戦では必ずリベンジします」
- 塚越広大選手(3位 #17 KEIHIN HSV-010)
-
「自分のミスで勝てるレースを落としてしまい、チームに対して申し訳なく思っています。とてもいいマシンに仕上げてもらったのに、台無しにしてしまいました。マシンの調子はとてもいいので、次戦でばん回できるようにがんばります」
Text & Photo: HONDA
5月21日(土)~22日(日)、延期されていたSUPER GT第1戦岡山ラウンドが岡山国際サーキット (岡山県美作市)で開催され、予選2位からスタートした#12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が優勝。NISSAN GT-RはSUPER GT連勝を達成し、その戦闘力の高さをアピールした。
予選が行われた21日は曇天だったものの、決勝レース日の22日は朝から雨。一時激しく降ったため、朝8時30分から行われる予定だったフリー走行はキャンセルとなった。しかし、9時過ぎには雨は止み、路面は次第に乾いていった。とはいえ気温はなかなか上がらず、午後2時の決勝スタート時の気温は22度であった。予選2位の好位置からスタートした#12 GT-Rは、オリベイラがレースリーダーとの間合いを図りながらも抑制の利いた走りで後続車を徐々に引き離していった。#12 GT-Rは30周目にピットインし松田にドライバー交代した後、#23 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ)に続く2位を走行した。その後、ピットインした#23 GT-Rに代わってトップになると、ピット作業で出遅れたポールシッターの#17 HSV-010が#12 GT-Rを追い上げ、背後に迫った。しかし、松田の#12 GT-Rはオーバーテイクの隙を作らず、両車は激しく競り合った。ところが45周目に無理な体勢で#17が追い越しをかけようとしたところで#17 HSV-010のリアがスライドし、#12 GT-Rの後部に接触。その勢いで、松田はスピンしてしまう。これで一時ポジションを#17 HSV-010に譲ることとなったが、47周目に#17にドライビングスルーペナルティが課せられて再び首位の座に戻った。松田は残り周回を力強く、しかもハイペースを維持したまま走行。トップの座を脅かされることなくトップで68周目のチェッカーフラッグを受けた。事実上の開幕戦となった3週間前の富士ラウンドでは#23 GT-Rが優勝しており、NISSAN GT-Rは連勝を飾ることとなった。
富士ラウンドで優勝している#23 GT-Rは、今回40kgものハンディキャップウェイトが積まれているため、予選結果は12位であった。ツイスティで道幅の狭い岡山国際サーキットで好成績を残すためには、予選順位が重要と言われているが、ニスモはハンディキャップを克服するためにスタートドライバーのトレルイエが長い周回を走り、またタイヤ無交換でピットインのタイムロスを減らす作戦に出た。今回は68周のレースのため、各車はおよそ30周から35周でドライバー交代を行ったが、#23 GT-Rは42周までピットインを遅らせた。残り26周を走り抜くための燃料を計算し、迅速に給油を済ませた#23 GT-Rは、5位でレースに戻ることに成功した。後半を担当した本山は、摩耗したタイヤでありながら丁寧に周回を重ね、一時6位に順位を落としたが、最終ラップに前走車を抜き、5位でレースをフィニッシュ。選手権ポイントを加算し、本年の目標であるタイトル獲得のため大きく前進した。
予選10位の#46 S Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)は、クインタレッリが決勝レースをスタート。オープニングラップで9位にあがり、その後着々と先行車両をパスしていき、32周目に2位で柳田にドライバー交代した。7位でレースに戻った柳田も安定した走りで、後半は5位までポジションアップ。そのままゴールかと思われたが、駆動系にトラブルが発生し、6位でレースを終えた。
12番グリッドからスタートした#24 ADVAN KONDO GT-R(安田裕信/ビヨン・ビルドハイム)は、スタート担当のビルドハイムが淡々と周回を重ね、後半担当の安田にバトンタッチ。最後まで安定した危なげない走りで9位まで順位を上、2戦続けてポイント圏内フィニッシュを果たした。
チームIMPUL
- 星野一義監督
-
「前回の富士ではミスしてチャンスを失っていたので、今回はそれが返せたと思っています。これでスポンサーにも顔向けできます。うちのチームは、攻めるレースしかできないチームです。今回はクルマもドライバーも良いのでポジションを守ってくれると信じていましたが、最後は胃が痛くなってしまいました」
- #12 GT-Rドライバー 松田次生
-
「JPが2位でピットに入ってきて、チームが17号車の前でコースに戻してくれたので、僕はとにかくリードを守ることに専念しました。しかし、17号車のペースが速かったので、一時はどうなるのかと心配しました。いいバトルができていたので、あの接触は残念でしたね。彼(塚越広大)は若くてとても良いドライバーだと思います」
- #12 GT-Rドライバー ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
-
「今シーズン序盤から良いレース結果が出せて嬉しいです。富士は残念な結果だったので、このレースを本当に楽しみにしていました。僕の使命は、序盤のスティントを17号車のすぐ後ろにつけてピットに戻ることだったので、役割が果たせてホッとしています」
Text & Photo: NISMO

LEXUS勢最上位の4位でフィニッシュした
PETRONAS TOM\'S SC430 36号車
SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 250km RACE」が5月21日(土)、22日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催された。
東日本大震災の影響で、本来4月に予定されていた岡山大会はこの週末に延期され、事実上今季2戦目としての開催。開幕戦となった富士大会では、LEXUS勢は惜しくも勝利は逃したものの、2位から6位までを占める速さを見せた。
テクニカルコースとして知られるここ岡山は、LEXUS SC430勢はこれまで苦戦を強いられることが多く、未だ未勝利。悲願の初勝利に期待がかかった。
今大会にはレクサスチームからGT500クラスに6台のLEXUS SC430が出場。また、GT300クラスに1台のLEXUS IS350と2台のカローラアクシオが出場した。
◆予選◆
20日(金)は特例として設けられた習熟走行、21日(土)午前中の公式練習を経て、午後12時半からノックアウト方式での予選が開始された。
Q1は40分間のGT500、GT300混走時間の後、各クラス10分ずつの占有走行時間でアタック。GT500クラスでは、僅差でのタイム争いの中で、D'STATION KeePer SC430 35号車とWedsSport ADVAN SC430 19号車がタイムを伸ばすことが出来ず、無念の14番手、15番手でグリッドが確定。このセッションでは、前戦ポールポジションを獲得した、TDPドライバー 石浦宏明がドライブするDENSO SARD SC430 39号車が、2番手を1秒近く引き離す驚速タイムをマークし、まずはトップにつけた。
GT300クラスでは、TDPドライバーの国本雄資がアタックを担当したCOROLLA Axio apr GT 74号車が、チェッカー目前まで順位争いを繰り広げたが、僅かに及ばず17番手でQ2進出ならず。練習走行でトラブルに見舞われたハセプロMA イワサキ aprカローラ 31号車は19番手、やはり練習走行でトラブルに見舞われたSG CHANGI IS350 14号車は予選に出走できず。決勝レース出走嘆願書を提出し、日曜日のフリー走行で出走可否を決定することとなった。
Q2からQ3にかけては、同じドライバーが連続してアタックすることは出来ず、決勝スタートでも使用する同じセットのタイヤで両セッションのアタックを行うこととなる。また、Q2開始直前から天候が回復し、路面温度も変化。このため、各車タイヤの選択に苦しめられ、予選結果の明暗を分けることとなった。
10分間で行われた予選Q2では、アンドレ・ロッテラー駆るPETRONAS TOM'S SC430 36号車がトップタイム。立川祐路がアタックしたZENT CERUMO SC430 38号車が6番手。今季GT500クラスにデビューしたTDPドライバー 井口卓人がアタックした39号車が7番手でQ3へ進出。しかし、30kgものウェイトハンデを積む伊藤大輔のENEOS SUSTINA SC430 6号車は惜しくもQ2敗退となり、8番手グリッドが確定した。
最終Q3は、36号車中嶋一貴、38号車平手晃平、39号車石浦と進出した3台のLEXUS SC430全てがTDPドライバーによるアタック。注目の中嶋が駆る36号車がLEXUS SC430勢最上位となる4番手グリッド。38号車が5番手、39号車が6番手に続き、決勝に臨むこととなった。
◆決勝◆
決勝日の22日(日)の岡山は朝から豪雨に見舞われ、午前8時半から予定されていたフリー走行は中止。その後雨は止んだため、レース直前のウォームアップ走行が25分へ延長して実施された。
空には雲がかかっているものの路面はほぼ乾き、予定通り午後2時、気温22度、路面温度26度のドライコンディションで決勝レース(68周)のスタートが切られた。
スタート直後は大きな順位の変動はなく、4番手スタートの36号車ロッテラーは前走車を追い上げたが、逆転までには至らず。その後方に38号車、39号車、前走車を1台パスした6号車とLEXUS SC430が続く序盤戦となった。
しかし、6号車はウェイトハンデもあり徐々にポジションダウン。9周目には14番手スタートから徐々に順位を上げてきた35号車とのサイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げることとなった。
予選Q2、Q3に進出した車両は、同じタイヤを使用しているために摩耗にも苦しむこととなり、1人のドライバーの最低周回規定となる24周を過ぎるとドライバー交代とタイヤの交換、給油のために徐々にピットイン。
29周目終了時には、僅差での3位を争い続けていたRAYBRIG HSV-010 100号車と36号車が同時にピットイン。36号車はロッテラーから中嶋へとドライバーチェンジを行い、素晴らしいピット作業で100号車の前に出てコースに復帰した。
まだタイヤの暖まっていないアウトラップで、100号車を大きく引き離し、表彰台圏内を走行していた中嶋だったが、後半この岡山を得意とするHSV-010勢の猛追を受け、惜しくも4位に後退。
また、平手へとドライバーチェンジし、5位を走行していた38号車は、GT300クラスの車両をパスする際に接触を喫し、痛恨のドライブスルーペナルティ。8位へと順位を落としてしまった。
一方、後半を担当した脇阪寿一が健闘し、一時9位までポジションを上げた35号車は、給油トラブルにより残り9周でまさかのピットインを余儀なくされ、大きくポジションダウン。
結局表彰台には届かなかったものの、後半、日差しが強くなり路面温度も上がっていくという難しいコンディションの中、中嶋が粘り強く走行を続けた36号車がLEXUS SC430勢最上位の4位でチェッカー。ペナルティを受け苦しみながらも38号車が8位に入り、ポイント獲得を果たした。
GT300クラスでは、17番手スタートの74号車が着実に順位を上げ、中盤には12位に浮上。国本へと交代した後は、海外の大排気量車と激しいバトルを繰り広げ、国産勢では最上位となる6位でフィニッシュ。見事ポイントを獲得した。
31号車も19番手スタートから追い上げ12位。予選を走れなかったために、出走許可を得て最後尾22番手グリッドからのレースを強いられた14号車も15位までポジションを上げてチェッカーを受けた。
- PETRONAS TOM'S SC430 36号車 ドライバー アンドレ・ロッテラー:
-
今日のレースはとてもタフで、これまで戦った中でも困難に感じたレースだった。タイヤとクルマがなかなか合わず、コースコンディションが目まぐるしく変わる状態の中、最初のスティントはサバイバル戦だった。そのような状況で(中嶋)一貴にスイッチして、結果的にポイントを獲得できたので、シリーズを戦う上では喜ぶべき結果になったと思う。
- PETRONAS TOM'S SC430 36号車 ドライバー 中嶋一貴:
-
難しいレースだった。思った以上に前の三台は速かった。ピットストップで逆転できたのは良かったが、その後、思うようなペースで走ることができなかったのは残念だ。2戦連続の4位は悔しいが、この岡山でもポイントを獲得できたのは悪くない結果だと思うし、これからに繋がって行くはずだ。
Text & Photo: TOYOTA
スーパーGT第1戦岡山GT250kmレースは22日、岡山国際サーキットで68周の決勝レースを行い、GT500クラスはカルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)が、GT300クラスはtriple a Vantage GT2(吉本大樹/星野一樹組)がそれぞれ優勝した。(観客動員数:15,000人)

決勝レースは、午前中のフリー走行が激しい雨によりキャンセルためたため、25分間のウォームアップ走行を行った後、14時よりフォーメーションラップが始まった。スタート時、曇りだった上空もチェッカーを迎える頃には日も顔を出し、午前中と打って変わって終始ドライ路面での争いとなった。
スタートは、ポールポジションKEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)の金石がホールショットを奪い、2位にはカルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)のオリベイラ、3位にはRAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)の伊沢が付け予選順位のままで始まった。
トップの金石の後ろには終始1~3秒差でオリベイラが付けレースは進行。しかし、金石が29周終わりでピットインしドライバーを塚越にチェンジ、一方、オリベイラは30周終わりでピットインし松田に交代すると、その間に松田がトップに立つことに成功。塚越は2位に落ちた。
2位に落ちた塚越のタイムはトップ松田より明らかに速い。41周を終える頃にはその差は2秒を切った。そして、ついに45周目のヘアピンで塚越が松田に仕掛ける。しかしブレーキングを遅らせ松田のインを狙った塚越はたまらずスピン。松田のマシンの後方に接触し、松田はコースアウト。この間に塚越がトップに立った。
しかし、この接触に対して塚越にドライビングスルーペナルティが課され、これを消化し、ピットアウトすると順位を3位まで落とすこととなった。
これでトップに立った松田はこのまま68周を走りきり、カルソニックIMPULGT-Rが優勝。GT-Rは第2戦(事実上の開幕戦)に続き2連勝となった。
3位には一時、ピットストップの間にPETRONAS TOM'S SC430(アンドレ・ロッテラー/中嶋一貴組)に先行を許すが、47周目のアットウッドで伊沢から代わった山本が中嶋を捉え、RAYBRIG HSV-010が入った。PETRONAS TOM'S SC430は4位でレースを終えた。
GT300クラスは、序盤からポールポジションのJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中哲也/平中克幸組)の田中がレースをリード。triple a Vantage GT2(吉本大樹/星野一樹組)の星野が2位につけトップを追う展開でレースが始まった。
しかし、このクラスもGT500と同じ展開で、ピットインしてドライバー交代を行うと、代わった吉本と平中の順位が逆転、トップ吉本、2位平中となった。しかし、50周目のヘアピンでGT500車輌と接触した吉本がスピン。平中の先行を許すこととなった。
吉本はあきらめずに平中を追う。一時8秒近くあった差をみるみると縮め、ついに59周目のヘアピンで平中のインを差しトップを奪い返した。
優勝は、triple a Vantage GT2、2位にJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458、3位には、リールランボルギーニ RG-3(余郷敦/織戸学組)が入った。
次戦、第3戦はマレーシアのセパンサーキットで6月19日に決勝が行われれる。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA
GT500クラス
OKAYAMA GT 250km RACE -RIJ- (2011/05/22) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
1 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GTR R35 | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | | 68 | 1:42'10.281 |
2 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | | 68 | 3.336 |
3 | *17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 6 | 68 | 7.677 |
4 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 | BS | 16 | 68 | 34.813 |
5 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GTR R35 | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 40 | 68 | 48.063 |
6 | 46 | S Road MOLA GT-R NISSAN GTR R35 | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 2 | 68 | 50.958 |
7 | 1 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | | 68 | 52.495 |
8 | *38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 12 | 68 | 1'00.306 |
9 | 24 | ADVAN KONDO GT-R NISSAN GTR R35 | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | 8 | 68 | 1'22.305 |
10 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | | 68 | 1'24.166 |
11 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 30 | 68 | 1'25.033 |
12 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 武藤 英紀 小林 崇志 | BS | 4 | 68 | 1'25.257 |
13 | 39 | DENSO SARD SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 井口 卓人 | MI | 10 | 67 | 1Lap |
14 | 35 | D'STATION KeePer SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・クート | BS | | 67 | 1Lap |
15 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 片岡 龍也 荒 聖治 | YH | 22 | 66 | 2Laps |
---- 以上規定周回数(47Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.17 金石年弘(KEIHIN HSV-010) 1'26.429 (35/68) 154.240km/h
- CarNo.17,30は、2011 SUPER GT Sporting Regulations第30条1.a(接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
■GT300クラス
OKAYAMA GT 250km RACE -RIJ- (2011/05/22) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
1 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 Vantage | 吉本 大樹 星野 一樹 | YH | | 63 | 1:42'10.281 |
2 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 FERRARI 458 GTC | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 30 | 63 | 13.262 |
3 | 87 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 余郷 敦 織戸 学 | YH | | 63 | 26.759 |
4 | 4 | 初音ミク グッドスマイル BMW BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 番場 琢 | YH | 12 | 63 | 41.692 |
5 | 27 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ FERRARI F430 | 山岸 大 山内 英輝 | YH | | 63 | 43.099 |
6 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COLLOLLA Axio | 新田 守男 国本 雄資 | YH | 8 | 62 | 1Lap |
7 | 2 | エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電 MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | | 62 | 1Lap |
8 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | | 62 | 1Lap |
9 | 41 | NetMove TAISAN Ferrari FERRARI F430 GT | 山路 慎一 小泉 洋史 | YH | 4 | 62 | 1Lap |
10 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 坂本 祐也 青木 孝行 | YH | | 62 | 1Lap |
11 | *26 | Verity TAISAN Porsche PORSCHE 911GT3 RS | 松田 秀士 峰尾 恭輔 | YH | | 62 | 1Lap |
12 | 31 | ハセプロMA イワサキ aprカローラ TOYOTA COLLOLLA Axio | 嵯峨 宏紀 岩崎 祐貴 | YH | 16 | 62 | 1Lap |
13 | 22 | R'Qs Vemac 350R VEMAC 350R | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 62 | 1Lap |
14 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3 R MY2010 | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 40 | 62 | 1Lap |
15 | *14 | SG CHANGI IS350 LEXUS IS350 | 折目 遼 アレキサンドラ・インペラトーリ | YH | | 62 | 1Lap |
16 | 69 | サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー 吉田 広樹 | YH | | 61 | 2Laps |
17 | 34 | ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ PORSCHE 911GT3 RSR | 高森 博士 マイケル・キム | HK | 2 | 60 | 3Laps |
18 | *360 | RUNNUP SPORTS CORVETTE CALLAWAY CORVETTE | 田中 篤 岡村 和義 | YH | | 59 | 4Laps |
19 | 5 | マッハGOGOGO車検RD320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | | 46 | 17Laps |
20 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 10 | 45 | 18Laps |
---- 以上規定周回数(44Laps)完走 ---- |
- | 25 | ZENT Porsche RSR PORSCHE 911GT3 RSR | 都筑 晶裕 土屋 武士 | YH | 22 | 22 | 41Laps |
- | 88 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 井入 宏之 関口 雄飛 | YH | 6 | 13 | 50Laps |
- Fastest Lap: CarNo.11 田中哲也(JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458) 1'34.334 (3/63) 141.315km/h
- CarNo.26は、2011 SUPER GT Sporting Regulations第30条1.a(接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
- CarNo.360は、2011 SUPER GT Sporting Regulations第39条1.a(給油作業違反)によりペナルティストップ10秒を科した。
- CarNo.14は、2011 SUPER GT Sporting Regulations第30条1.a(接触行為)により、決勝結果に28秒を加算する。
- CarNo.26は、2011 SUPER GT Sporting Regulations第30条10.(チェッカー後の危険な追い越し)により、決勝結果に38秒を加算する。
OKAYAMA GT 250km RACE -RIJ- (2011/05/22) Worm Up Session Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
1 | 500 | 1 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GTR R35 | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | | 1'26.430 | - | 154.238 |
2 | 500 | 2 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | | 1'26.485 | 0.055 | 154.140 |
3 | 500 | 3 | 1 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | | 1'26.605 | 0.175 | 153.926 |
4 | 500 | 4 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 6 | 1'26.611 | 0.181 | 153.916 |
5 | 500 | 5 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 武藤 英紀 小林 崇志 | BS | 4 | 1'26.936 | 0.506 | 153.340 |
6 | 500 | 6 | 24 | ADVAN KONDO GT-R NISSAN GTR R35 | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | 8 | 1'27.248 | 0.818 | 152.792 |
7 | 500 | 7 | 39 | DENSO SARD SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 井口 卓人 | MI | 10 | 1'27.540 | 1.110 | 152.282 |
8 | 500 | 8 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 | BS | 16 | 1'27.614 | 1.184 | 152.154 |
9 | 500 | 9 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 30 | 1'27.673 | 1.243 | 152.051 |
10 | 500 | 10 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | | 1'27.727 | 1.297 | 151.958 |
11 | 500 | 11 | 46 | S Road MOLA GT-R NISSAN GTR R35 | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 2 | 1'27.909 | 1.479 | 151.643 |
12 | 500 | 12 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 12 | 1'27.958 | 1.528 | 151.559 |
13 | 500 | 13 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GTR R35 | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 40 | 1'28.165 | 1.735 | 151.203 |
14 | 500 | 14 | 35 | D'STATION KeePer SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・クート | BS | | 1'28.434 | 2.004 | 150.743 |
15 | 500 | 15 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 片岡 龍也 荒 聖治 | YH | 22 | 1'30.172 | 3.742 | 147.837 |
16 | 300 | 1 | 2 | エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電 MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | | 1'34.220 | 7.790 | 141.486 |
17 | 300 | 2 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 FERRARI 458 GTC | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 30 | 1'34.582 | 8.152 | 140.944 |
18 | 300 | 3 | 88 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 井入 宏之 関口 雄飛 | YH | 6 | 1'34.656 | 8.226 | 140.834 |
19 | 300 | 4 | 4 | 初音ミク グッドスマイル BMW BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 番場 琢 | YH | 12 | 1'34.704 | 8.274 | 140.763 |
20 | 300 | 5 | 87 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 余郷 敦 織戸 学 | YH | | 1'35.115 | 8.685 | 140.155 |
21 | 300 | 6 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 10 | 1'35.121 | 8.691 | 140.146 |
22 | 300 | 7 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 坂本 祐也 青木 孝行 | YH | | 1'35.207 | 8.777 | 140.019 |
23 | 300 | 8 | 25 | ZENT Porsche RSR PORSCHE 911GT3 RSR | 都筑 晶裕 土屋 武士 | YH | 22 | 1'35.224 | 8.794 | 139.994 |
24 | 300 | 9 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3 R MY2010 | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 40 | 1'35.333 | 8.903 | 139.834 |
25 | 300 | 10 | 26 | Verity TAISAN Porsche PORSCHE 911GT3 RS | 松田 秀士 峰尾 恭輔 | YH | | 1'35.416 | 8.986 | 139.712 |
26 | 300 | 11 | 14 | SG CHANGI IS350 LEXUS IS350 | 折目 遼 アレキサンドラ・インペラトーリ | YH | | 1'35.515 | 9.085 | 139.568 |
27 | 300 | 12 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | | 1'35.527 | 9.097 | 139.550 |
28 | 300 | 13 | 27 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ FERRARI F430 | 山岸 大 山内 英輝 | YH | | 1'35.990 | 9.560 | 138.877 |
29 | 300 | 14 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 Vantage | 吉本 大樹 星野 一樹 | YH | | 1'36.177 | 9.747 | 138.607 |
30 | 300 | 15 | 31 | ハセプロMA イワサキ aprカローラ TOYOTA COLLOLLA Axio | 嵯峨 宏紀 岩崎 祐貴 | YH | 16 | 1'36.388 | 9.958 | 138.304 |
31 | 300 | 16 | 5 | マッハGOGOGO車検RD320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | | 1'36.751 | 10.321 | 137.785 |
32 | 300 | 17 | 41 | NetMove TAISAN Ferrari FERRARI F430 GT | 山路 慎一 小泉 洋史 | YH | 4 | 1'36.972 | 10.542 | 137.471 |
33 | 300 | 18 | 22 | R'Qs Vemac 350R VEMAC 350R | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 1'37.087 | 10.657 | 137.308 |
34 | 300 | 19 | 69 | サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー 吉田 広樹 | YH | | 1'37.101 | 10.671 | 137.288 |
35 | 300 | 20 | 360 | RUNNUP SPORTS CORVETTE CALLAWAY CORVETTE | 田中 篤 岡村 和義 | YH | | 1'37.720 | 11.290 | 136.418 |
36 | 300 | 21 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COLLOLLA Axio | 新田 守男 国本 雄資 | YH | 8 | 1'37.961 | 11.531 | 136.083 |
37 | 300 | 22 | 34 | ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ PORSCHE 911GT3 RSR | 高森 博士 マイケル・キム | HK | 2 | 1'39.793 | 13.363 | 133.585 |

スーパーGT第1戦岡山250kmレースの開催されている岡山国際サーキットで5月22日午前、GTアソシエイション(GTA)の定例会見が行われた。
- GTAアソシエイション 坂東正明代表
-
「延期になった第1戦をここに迎えることができ、うれしく思っています。大会名称が第1戦岡山となっているのは、混乱をさけるためにあえて大会名称変更の申請を行わなかったからです。東日本大震災の義援金の口座をGTAとして設けています。また、他のドライバーやライダーも義援金活動をしていますので、おのおのに任せ、最終的にモータースポーツ業界としての義援金の額を報告できればと思います。我々としての義援金は3月に始まり、5月末で赤十字に届ける額は2,236万円の予定です。これからも2ヶ月に一度程度赤十字に寄付を行なった段階でその額をWebで発表していきます。前回の富士での観客動員数は前年対比で2割の減少でした。レースは燃料を使うなどで発表が遅れたわりには、この経済状況のなかコアなファンに来ていただいたのは、感謝したいと思います。第4戦SUGO大会ですが、宮城県、福島県、山形県など被災地におられるモータースポーツファンに来ていただくために、観光バスを用意して500人以上の方を無料招待したいと考えています」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
スーパーGT第1戦岡山大会で22日、8時30分から予定されていた45分間のフリー走行は、朝から降り続く強い雨のため、中止と発表されました。
これからの善後策を話し合うため、参加チーム代表によるミーティングがコントロールタワー2階のブリーフィングルームにて行われます。
Text: Yoshinori OHNISHI
2011年5月21日(土)・予選 会場:岡山国際サーキット(3.703km) 天候:曇りのち晴れ 気温:27℃(15:30)
路面温度:37℃(15:30) コースコンディション:ドライ 観客:8500人(主催者発表)
5月21日(土)、岡山県美作市にある岡山国際サーキットにおいて、2011 オートバックス SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 250KM RACE」が開幕し、公式予選が行われた。シリーズ上の位置づけは「第1戦」だが、東日本大震災の影響で日程が変更され、第2戦富士ラウンドが先に開催されたため、実際には2戦目となっている。
今回の舞台となる岡山国際サーキットは、シーズン前のテストでHSV-010 GTが最も多く走り込んだサーキット。テクニカルなコースレイアウトもHSV-010 GTの特性とよくマッチしており、今季初優勝に大きな期待がかかっている。
前日に行われた習熟走行では、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が総合2番手のタイムをマーク。以下、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)が4番手、#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)が5番手、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)が10番手、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)が11番手と、5台のHSV-010 GTは全般的に好調な仕上がりを見せていた。
午前中に行われた公式練習でも#100 RAYBRIG HSV-010がHonda勢としてはトップ。順位は4番手だったが、首位との差はわずか0.136秒で、十分に好成績が期待できるタイムである。以下、#32 EPSON HSV-010が5番手、#17 KEIHIN HSV-010が8番手、#8 ARTA HSV-010が10番手、#1 ウイダー HSV-010が11番手という結果になった。
今回の予選はノックアウト方式で行われた。午後12時30分に始まった予選1回目では#17 KEIHIN HSV-010が1分24秒305で2番手、#1 ウイダー HSV-010は1分24秒591で5番手、#8 ARTA HSV-010は1分24秒947で10番手、予選後半に吸気系トラブルが発生し、マシンをストップさせた#100 RAYBRIG HSV-010は1分24秒969で11番手となり、ここまでの4台が予選2回目に進出することとなった。一方、1分25秒078を記録した#32 EPSON HSV-010は、予選1回目通過にはわずかに届かず、明日の決勝レースには13番グリッドから挑むことが決まった。
予選2回目は午後3時14分に開始。#17 KEIHIN HSV-010は1分24秒781を記録し、ここでも2番手につける。#8 ARTA HSV-010は1分24秒920で4番手、素早くマシンの修理を済ませて出走した#100 RAYBRIG HSV-010は1分24秒932で5番手を獲得し、以上3台が予選3回目に進出を決めたが、#1 ウイダー HSV-010は9番グリッドから決勝レースに挑むことになった。
午後3時47分に始まった予選3回目では、#17 KEIHIN HSV-010のアタッカー役を務めた塚越選手が1分24秒507でトップタイムをマーク、ポールポジションを獲得した。今季から予選2回目と3回目、そして決勝のスタートでは同一のタイヤを使用することが義務づけられているので、予選2回目をしのぐタイムを予選3回目で記録したことは、塚越選手の成長とHSV-010 GTのタイヤに優しい特性がいかんなく発揮された結果といえる。伊沢選手が乗る#100 RAYBRIG HSV-010は1分25秒229で3番手、武藤選手が走らせた#8 ARTA HSV-010は1分25秒383で7番手だった。
68ラップで競う明日の決勝は、午後2時にスタートが切られる。
- 瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
-
「4台のHSV-010 GTが予選1回目を通過し、3台が予選2回目を通過する順当な結果となりました。#17 KEIHIN HSV-010はもともとポテンシャルが高いので、しっかりと走ればポールポジションを獲得できると考えていたので、期待どおりの成績です。一方、#1 ウイダー HSV-010が予選2回目で敗退したことは予想外でした。手堅い戦略で挑みましたが、思うように歯車が噛み合わず、実力を出しきれませんでした。また、#100 RAYBRIG HSV-010は予選1回目で吸気系のトラブルが発生しましたが、これは部品を交換することで解決しています。明日は雨になるとの予想もありますが、前回、苦しんだフロントウィンドーが曇るトラブルは対策済みなので不安はありません。#17 KEIHIN HSV-010は序盤から積極的に攻めていき、優勝を目指します。#100 RAYBRIG HSV-010は表彰台が目標ですが、それ以外の3台もどんどん追い上げていくようなレースをするつもりです。特に、#32 EPSON HSV-010はタイヤの仕上がりがいいので、コンディションがマッチすれば上位入賞が期待できます」
- 金石年弘選手(ポールポジション、#17 KEIHIN HSV-010)
-
「岡山に入ってから、マシン自体はしっかりタイムが出ていたし、調子はよかったです。ただ多少、乗り心地の部分で納得がいかない点がありましたので、チームと相談し、最適なセッティングを見つけました。その方向性が合っていたので、ポールポジションが獲得できたのではないかと思います。明日は雨の予報も出ており、どのようなコンディションでレースが行われるかは分からないですが、(雨天だった)富士ラウンドの際も調子よく走れたので、このままの流れで、ドライバーさえミスしなければよい結果が出せると思います」
- 塚越広大選手(ポールポジション、#17 KEIHIN HSV-010)
-
「ポールポジションを獲得できたことが、正直まだ信じられません。富士ラウンドから調子は悪くなかったのですが、金曜日の習熟走行では最終調整で煮詰める部分をチームで悩んでいたので、今朝の段階でも完ぺきという状況ではありませんでした。ただ、予選1回目を走った際に好感触を得られたので、金石選手のいいペースを引き継いで速いタイムを出したいと思っていました。特にQ3は金石選手から『思いっきり行ってこい』と励まされました。チーム一丸となって話し合った結果が、今回のポールポジションにつながったと思います。明日は天気が崩れるとも聞いていますが、本来の力を出しきれば必ずいい結果が出ると信じているので、リラックスして決勝レースに望みたいと思います」
- 伊沢拓也選手(予選3番手、#100 RAYBRIG HSV-010)
-
「予選1回目で思わぬエンジントラブルがありましたが、メカニックの方々がしっかりと立て直してくれたので、予選2、3回目と無事走りきることができました。3番手という結果に満足はしていませんが、最低限のポジションは取れたかと思います。今日発生したエンジントラブルは特に問題ないようなので、明日は天気がどのような状況になるか分からないのですが、雨でもドライコンディションでも結果を残せる自信はあります。優勝を目指してがんばります」
Text & Photo: HONDA
スーパーGT第1戦岡山GT250kmのノックアウト予選Q2、Q3がQ1から90分のインターバルをおいて15時より行われた。Q3まで残って、ポールポジションを獲得したのはGT500クラスがKEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)、GT300クラスはJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中 哲也/平中克幸)となった。
■ノックアウト予選Q2
Q2予選は、15時よりスタート。まずはGT300クラスQ1上位16台で10分間。ここでは各車タイムアタックを開始した5分頃、青木孝行(JLOCランボルギーニRG-3)がリボルバー立ち上がりでスピン。このため赤旗が提示されアタックが中断される。青木は自力でピットに戻るもののSGTスポーティングレギュレーションにより失格となる。
再開後、松浦孝亮(ARTA Garaiya)がトップに立つが、平中克幸(JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458)がこれを上回り、最終的には加藤寛規(エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電)が1分33秒242でこのセッションをトップで締めくくった。平中は2位、松浦は3位につけた。
GT500クラスQ2は、早々に立川祐路(ZENT CERUMO SC430)がトップに立ったが、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S SC430)が1分24秒737でこれを逆転してQ2をトップで終えた。立川は6位まで落ち、2位には金石年弘(KEIHIN HSV-010)が、3位にはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(カルソニックIMPUL GT-R)が入った。
ENEOS SUSTINA SC430、ウイダーHSV-010はこのQ2で敗退となった。
■ノックアウト予選Q3
Q3はGT300、GT500とも8分間。まずはGT300クラスの10台から。最初のアタックで高木真一(ARTA Garaiya)がトップに立ったが、吉本大樹(triple a Vantage GT2)がすかさず逆転、そして最終的にポールを奪取したのが1分33秒264で田中哲也(JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458)。1~3位までが0.125秒に納まる僅差の争いを制した。
GT500クラスは7台でのポール争い。こちらもトップが目まぐるしく代わった。まずは中嶋一貴(PETRONAS TOM'S SC430)がトップに立つと、塚越広大(KEIHIN HSV-010
)が逆転トップ。さらに中嶋がトップを奪い返すと、塚越も負けじと1分24秒507で中嶋を0秒7差で圧倒して逆転。このままポールポジションを決めた。2位には松田次生(カルソニックIMPUL GT-R)、3位には伊沢拓也(RAYBRIG HSV-010)が割って入り、中嶋は4位に落ちた。
明日22日は、8時30分より45分のフリー走行を行った後、14時より68周の決勝レースが行われる。予報は雨。予断を許さない展開になりそうだ。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA
■GT500 Class
OKAYAMA GT 250km RACE -RIJ- (2011/05/21) Knock Down Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Session1 | Session2 | Session3 |
1 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 6 | 1'24.305 | 1'24.781 | 1'24.507 |
2 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GTR R35 | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | | 1'24.441 | 1'24.803 | 1'24.950 |
3 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | | 1'24.969 | 1'24.932 | 1'25.229 |
4 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 | BS | 16 | 1'24.681 | 1'24.737 | 1'25.232 |
5 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 12 | 1'24.820 | 1'24.969 | 1'25.305 |
6 | 39 | DENSO SARD SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 井口 卓人 | MI | 10 | 1'23.374 | 1'25.014 | 1'25.351 |
7 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 武藤 英紀 小林 崇志 | BS | 4 | 1'24.947 | 1'24.920 | 1'25.383 |
8 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 30 | 1'24.941 | 1'25.108 | |
9 | 1 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | | 1'24.591 | 1'25.130 | |
10 | 46 | S Road MOLA GT-R NISSAN GTR R35 | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 2 | 1'24.559 | 1'25.291 | |
11 | 24 | ADVAN KONDO GT-R NISSAN GTR R35 | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | 8 | 1'24.925 | 1'25.638 | |
12 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GTR R35 | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 40 | 1'25.070 | | |
13 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | | 1'25.078 | | |
14 | 35 | D'STATION KeePer SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・クート | BS | | 1'25.293 | | |
15 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 片岡 龍也 荒 聖治 | YH | 22 | 1'26.521 | | |
---- 以上予選通過 ---- |
■GT300 Class
OKAYAMA GT 250km RACE -RIJ- (2011/05/21) Knock Down Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Session1 | Session2 | Session3 |
1 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 FERRARI 458 GTC | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 30 | 1'33.518 | 1'33.427 | 1'33.264 |
2 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 Vantage | 吉本 大樹 星野 一樹 | YH | | 1'33.794 | 1'33.830 | 1'33.380 |
3 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 10 | 1'32.897 | 1'33.477 | 1'33.389 |
4 | 87 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 余郷 敦 織戸 学 | YH | | 1'33.452 | 1'33.660 | 1'33.819 |
5 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3 R MY2010 | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 40 | 1'33.448 | 1'33.882 | 1'34.094 |
6 | 26 | Verity TAISAN Porsche PORSCHE 911GT3 RS | 松田 秀士 峰尾 恭輔 | YH | | 1'33.605 | 1'33.929 | 1'34.272 |
7 | 27 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ FERRARI F430 | 山岸 大 山内 英輝 | YH | | 1'33.994 | 1'33.622 | 1'34.449 |
8 | 4 | 初音ミク グッドスマイル BMW BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 番場 琢 | YH | 12 | 1'33.489 | 1'33.962 | 1'34.681 |
9 | 25 | ZENT Porsche RSR PORSCHE 911GT3 RSR | 都筑 晶裕 土屋 武士 | YH | 22 | 1'33.945 | 1'33.723 | 1'34.982 |
10 | 2 | エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電 MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | | 1'33.280 | 1'33.424 | 1'35.206 |
11 | 41 | NetMove TAISAN Ferrari FERRARI F430 GT | 山路 慎一 小泉 洋史 | YH | | 1'34.005 | 1'33.995 | |
12 | 88 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 井入 宏之 関口 雄飛 | YH | 6 | 1'32.369 | 1'34.191 | |
13 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | | 1'33.737 | 1'34.402 | |
14 | 22 | R'Qs Vemac 350R VEMAC 350R | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 1'33.655 | 1'34.605 | |
15 | 5 | マッハGOGOGO車検RD320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | | 1'33.541 | 1'35.290 | |
16 | *86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 坂本 祐也 青木 孝行 | YH | | 1'33.810 | 失格 | |
17 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COLLOLLA Axio | 新田 守男 国本 雄資 | YH | 8 | 1'34.275 | | |
18 | 69 | サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー 吉田 広樹 | YH | | 1'34.345 | | |
19 | 31 | ハセプロMA イワサキ aprカローラ TOYOTA COLLOLLA Axio | 嵯峨 宏紀 岩崎 祐貴 | YH | 16 | 1'34.707 | | |
20 | 360 | RUNNUP SPORTS CORVETTE CALLAWAY CORVETTE | 田中 篤 岡村 和義 | YH | | 1'35.295 | | |
21 | 34 | ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ PORSCHE 911GT3 RSR | 高森 博士 マイケル・キム | HK | 2 | 1'35.603 | | |
---- 以上予選通過 ---- |
- | *14 | SG CHANGI IS350 LEXUS IS350 | 折目 遼 アレキサンドラ・インペラトーリ | YH | | Absence | | |
- CarNo.86は、2010 SUPER GT SpR 第25条 6.(赤旗中断原因車両)により、公式予選Q2のタイムを抹消とする。
- CarNo.14より決勝レース出走嘆願書が提出されたが、決勝日5/22朝に実施するフリー走行で、Aドライバー・Bドライバー双方の走行状態を確認して、出走の可否を決定するものとする。
■GT500 Class
OKAYAMA GT 250km RACE -RIJ- (2011/05/21) Session 3 GT500 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 6 | 1'24.507 | - | - | 157.748 |
2 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GTR R35 | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | | 1'24.950 | 0.443 | 0.443 | 156.925 |
3 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | | 1'25.229 | 0.722 | 0.279 | 156.412 |
4 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 | BS | 16 | 1'25.232 | 0.725 | 0.003 | 156.406 |
5 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 12 | 1'25.305 | 0.798 | 0.073 | 156.272 |
6 | 39 | DENSO SARD SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 井口 卓人 | MI | 10 | 1'25.351 | 0.844 | 0.046 | 156.188 |
7 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 武藤 英紀 小林 崇志 | BS | 4 | 1'25.383 | 0.876 | 0.032 | 156.129 |
■GT300 Class
OKAYAMA GT 250km RACE -RIJ- (2011/05/21) Session 3 GT300 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 FERRARI 458 GTC | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 30 | 1'33.264 | - | - | 142.936 |
2 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 Vantage | 吉本 大樹 星野 一樹 | YH | | 1'33.380 | 0.116 | 0.116 | 142.759 |
3 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 10 | 1'33.389 | 0.125 | 0.009 | 142.745 |
4 | 87 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 余郷 敦 織戸 学 | YH | | 1'33.819 | 0.555 | 0.430 | 142.091 |
5 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3 R MY2010 | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 40 | 1'34.094 | 0.830 | 0.275 | 141.675 |
6 | 26 | Verity TAISAN Porsche PORSCHE 911GT3 RS | 松田 秀士 峰尾 恭輔 | YH | | 1'34.272 | 1.008 | 0.178 | 141.408 |
7 | 27 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ FERRARI F430 | 山岸 大 山内 英輝 | YH | | 1'34.449 | 1.185 | 0.177 | 141.143 |
8 | 4 | 初音ミク グッドスマイル BMW BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 番場 琢 | YH | 12 | 1'34.681 | 1.417 | 0.232 | 140.797 |
9 | 25 | ZENT Porsche RSR PORSCHE 911GT3 RSR | 都筑 晶裕 土屋 武士 | YH | 22 | 1'34.982 | 1.718 | 0.301 | 140.351 |
10 | 2 | エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電 MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | | 1'35.206 | 1.942 | 0.224 | 140.021 |
■GT500 Class
OKAYAMA GT 250km RACE -RIJ- (2011/05/21) Session 2 GT500 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 | BS | 16 | 1'24.737 | - | - | 157.320 |
2 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 6 | 1'24.781 | 0.044 | 0.044 | 157.238 |
3 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GTR R35 | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | | 1'24.803 | 0.066 | 0.022 | 157.197 |
4 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 武藤 英紀 小林 崇志 | BS | 4 | 1'24.920 | 0.183 | 0.117 | 156.981 |
5 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | | 1'24.932 | 0.195 | 0.012 | 156.959 |
6 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 12 | 1'24.969 | 0.232 | 0.037 | 156.890 |
7 | 39 | DENSO SARD SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 井口 卓人 | MI | 10 | 1'25.014 | 0.277 | 0.045 | 156.807 |
---- 以上Q3進出 ---- |
8 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 30 | 1'25.108 | 0.371 | 0.094 | 156.634 |
9 | 1 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | | 1'25.130 | 0.393 | 0.022 | 156.593 |
10 | 46 | S Road MOLA GT-R NISSAN GTR R35 | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 2 | 1'25.291 | 0.554 | 0.161 | 156.298 |
11 | 24 | ADVAN KONDO GT-R NISSAN GTR R35 | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | 8 | 1'25.638 | 0.901 | 0.347 | 155.665 |
■GT300 Class
OKAYAMA GT 250km RACE -RIJ- (2011/05/21) Session 2 GT300 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 2 | エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電 MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | | 1'33.424 | - | - | 142.691 |
2 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 FERRARI 458 GTC | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 30 | 1'33.427 | 0.003 | 0.003 | 142.687 |
3 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 10 | 1'33.477 | 0.053 | 0.050 | 142.610 |
4 | 27 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ FERRARI F430 | 山岸 大 山内 英輝 | YH | | 1'33.622 | 0.198 | 0.145 | 142.390 |
5 | 87 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 余郷 敦 織戸 学 | YH | | 1'33.660 | 0.236 | 0.038 | 142.332 |
6 | 25 | ZENT Porsche RSR PORSCHE 911GT3 RSR | 都筑 晶裕 土屋 武士 | YH | 22 | 1'33.723 | 0.299 | 0.063 | 142.236 |
7 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 Vantage | 吉本 大樹 星野 一樹 | YH | | 1'33.830 | 0.406 | 0.107 | 142.074 |
8 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3 R MY2010 | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 40 | 1'33.882 | 0.458 | 0.052 | 141.995 |
9 | 26 | Verity TAISAN Porsche PORSCHE 911GT3 RS | 松田 秀士 峰尾 恭輔 | YH | | 1'33.929 | 0.505 | 0.047 | 141.924 |
10 | 4 | 初音ミク グッドスマイル BMW BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 番場 琢 | YH | 12 | 1'33.962 | 0.538 | 0.033 | 141.874 |
---- 以上Q3進出 ---- |
11 | 41 | NetMove TAISAN Ferrari FERRARI F430 GT | 山路 慎一 小泉 洋史 | YH | 4 | 1'33.995 | 0.571 | 0.033 | 141.825 |
12 | 88 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 井入 宏之 関口 雄飛 | YH | 6 | 1'34.191 | 0.767 | 0.196 | 141.529 |
13 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | | 1'34.402 | 0.978 | 0.211 | 141.213 |
14 | 22 | R'Qs Vemac 350R VEMAC 350R | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 1'34.605 | 1.181 | 0.203 | 140.910 |
15 | 5 | マッハGOGOGO車検RD320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | | 1'35.290 | 1.866 | 0.685 | 139.897 |
- | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 坂本 祐也 青木 孝行 | YH | | 失格 | - | - | - |
スーパーGT第1戦岡山GT250kmのノックアウト予選Q1が21日、岡山国際サーキットで行われ、GT500クラスではDENSO SARD SC430が、GT300クラスではJLOCランボルギーニRG-3がトップでこのセッションを通過した。

ノックアウト予選Q1が12時30分より始まった。従来の方式では公式予選1回目が基準タイムを満たすドライバーの判定としてのみ機能していたが、今回はこのQ1予選が従来の予選1回目の基準タイム通過ドライバーの判定も兼ね、GT500上位11台、GT300クラス上位16台がQ2に進出、それぞれ12位以下、17位以下はこのセッションで予選順位が決定することとなる。両クラス混走が40分、GT300クラス占有10分、GT500クラス占有10分の合計1時間でのセッションとなっている。
まずは両クラス混走の40分間から。ここでは、各チーム、両ドライバーの基準タイム通過を目指すものと思われる。GT500クラスはS Road MOLA GT-RがGT300クラスはHANKOOK PORSCHEがとりあえずトップで40分間の混走タイムを終えた。
占有は10分間のGT300クラスから。まずは、ARTA Garaiyaがトップに立つと、直後にエヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電が2位に付ける。これを逆転したのがJLOCランボルギーニRG-3でQ1をトップで通過した。COROLLA Axio apr GT以下5台はQ2進出がならなかった。
GT500クラス占有は、混走で2位に付けていたRAYBRIG HSV-010がコースイン直後にストップするという波乱で始まる。KEIHIN HSV-010が一時トップに立つもののこれをDENSO SARD SC430が逆転。トップでQ1を通過した。
コースイン直後ストップしたRAYBRIG HSV-010は各車タイムアップで次々と順位を落とすものの11位にとどまりなんとかQ1通過を果たした。MOTUL AUTECH GT-R以下4台はQ2進出がならなかった。
Q2セッションは90分のインターバルをおいてこの後、15時より行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA
■GT500 Class
OKAYAMA GT 250km RACE -RIJ- (2011/05/21) Session 1 GT500 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 39 | DENSO SARD SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 井口 卓人 | MI | 10 | 1'23.374 | - | - | 159.892 |
2 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 6 | 1'24.305 | 0.931 | 0.931 | 158.126 |
3 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GTR R35 | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | | 1'24.441 | 1.067 | 0.136 | 157.871 |
4 | 46 | S Road MOLA GT-R NISSAN GTR R35 | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 2 | 1'24.559 | 1.185 | 0.118 | 157.651 |
5 | 1 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | | 1'24.591 | 1.217 | 0.032 | 157.591 |
6 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 | BS | 16 | 1'24.681 | 1.307 | 0.090 | 157.424 |
7 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 12 | 1'24.820 | 1.446 | 0.139 | 157.166 |
8 | 24 | ADVAN KONDO GT-R NISSAN GTR R35 | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | 8 | 1'24.925 | 1.551 | 0.105 | 156.971 |
9 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 30 | 1'24.941 | 1.567 | 0.016 | 156.942 |
10 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 武藤 英紀 小林 崇志 | BS | 4 | 1'24.947 | 1.573 | 0.006 | 156.931 |
11 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | | 1'24.969 | 1.595 | 0.022 | 156.890 |
---- 以上Q2進出 ---- |
12 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GTR R35 | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 40 | 1'25.070 | 1.696 | 0.101 | 156.704 |
13 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | | 1'25.078 | 1.704 | 0.008 | 156.689 |
14 | 35 | D'STATION KeePer SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・クート | BS | | 1'25.293 | 1.919 | 0.215 | 156.294 |
15 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 片岡 龍也 荒 聖治 | YH | 22 | 1'26.521 | 3.147 | 1.228 | 154.076 |
---- 以上基準タイム(105%: 1'28.242)予選通過 ---- |
■GT300 Class
OKAYAMA GT 250km RACE -RIJ- (2011/05/21) Session 1 GT300 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 88 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 井入 宏之 関口 雄飛 | YH | 6 | 1'32.369 | - | - | 144.321 |
2 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 10 | 1'32.897 | 0.528 | 0.528 | 143.501 |
3 | 2 | エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電 MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | | 1'33.280 | 0.911 | 0.383 | 142.912 |
4 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3 R MY2010 | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 40 | 1'33.448 | 1.079 | 0.168 | 142.655 |
5 | 87 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 余郷 敦 織戸 学 | YH | | 1'33.452 | 1.083 | 0.004 | 142.649 |
6 | 4 | 初音ミク グッドスマイル BMW BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 番場 琢 | YH | 12 | 1'33.489 | 1.120 | 0.037 | 142.592 |
7 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 FERRARI 458 GTC | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 30 | 1'33.518 | 1.149 | 0.029 | 142.548 |
8 | 5 | マッハGOGOGO車検RD320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | | 1'33.541 | 1.172 | 0.023 | 142.513 |
9 | 26 | Verity TAISAN Porsche PORSCHE 911GT3 RS | 松田 秀士 峰尾 恭輔 | YH | | 1'33.605 | 1.236 | 0.064 | 142.415 |
10 | 22 | R'Qs Vemac 350R VEMAC 350R | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 1'33.655 | 1.286 | 0.050 | 142.339 |
11 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | | 1'33.737 | 1.368 | 0.082 | 142.215 |
12 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 Vantage | 吉本 大樹 星野 一樹 | YH | | 1'33.794 | 1.425 | 0.057 | 142.128 |
13 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 坂本 祐也 青木 孝行 | YH | | 1'33.810 | 1.441 | 0.016 | 142.104 |
14 | 25 | ZENT Porsche RSR PORSCHE 911GT3 RSR | 都筑 晶裕 土屋 武士 | YH | 22 | 1'33.945 | 1.576 | 0.135 | 141.900 |
15 | 27 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ FERRARI F430 | 山岸 大 山内 英輝 | YH | | 1'33.994 | 1.625 | 0.049 | 141.826 |
16 | 41 | NetMove TAISAN Ferrari FERRARI F430 GT | 山路 慎一 小泉 洋史 | YH | 4 | 1'34.005 | 1.636 | 0.011 | 141.809 |
---- 以上Q2進出 ---- |
17 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COLLOLLA Axio | 新田 守男 国本 雄資 | YH | 8 | 1'34.275 | 1.906 | 0.270 | 141.403 |
18 | 69 | サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー 吉田 広樹 | YH | | 1'34.345 | 1.976 | 0.070 | 141.298 |
19 | 31 | ハセプロMA イワサキ aprカローラ TOYOTA COLLOLLA Axio | 嵯峨 宏紀 岩崎 祐貴 | YH | 16 | 1'34.707 | 2.338 | 0.362 | 140.758 |
20 | 360 | RUNNUP SPORTS CORVETTE CALLAWAY CORVETTE | 田中 篤 岡村 和義 | YH | | 1'35.295 | 2.926 | 0.588 | 139.890 |
21 | 34 | ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ PORSCHE 911GT3 RSR | 高森 博士 マイケル・キム | HK | 2 | 1'35.603 | 3.234 | 0.308 | 139.439 |
---- 以上基準タイム(105%: 1'37.491)予選通過 ---- |
- | 14 | SG CHANGI IS350 LEXUS IS350 | 折目 遼 アレキサンドラ・インペラトーリ | YH | | Absence | - | - | - |
スーパーGT第1戦岡山GT250kmレースが21日、岡山国際サーキットで開幕。第1戦とはいうものの震災のため延期され事実上の第2戦として開催される。9時から始まった公式練習では、GT500クラスで練習から好調のZENT CERUMO SC430が、GT300クラスではリールランボルギーニRG-3がそれぞれトップタイムを記録した。

岡山国際サーキットは朝から雨がぱらぱらと降ったものの公式練習が始まる9時前には上がり、ウェット宣言が出されるもほぼドライコンディションで走行が開始された。途中2回の赤旗中断をはさんだため、当初の予定を5分延長して1時間50分での公式練習となった。
GT500クラスでは、開始早々から練習タイムを上回る1分25秒110でEPSON HSV-010の中山友貴がトップに立つ。中山は1回目の赤旗直前に1分24秒993までタイムを更新したものの再開後の開始30分過ぎにDENSO SARD SC430の石浦宏明が1分24秒884でこれを逆転してトップに立った。
しかし、練習から好調のZENT CERUMO SC430の立川祐路が開始80分過ぎに1分24秒822でトップに立つと終了までこれを上回るドライバーは現れず、このセッションをトップで締めくくった。2位にはPETRONAS TOM'S SC430が、3位にはDENSO SARD SC430が続きSC430勢が上位を独占する結果となった。
マシンの特性から戦前このコースでの優位が噂されていたHSV勢は4位のRAYBRIG HSV-010が最高位。ディフェンディングチャンピオンのウィダーHSV-010は11位と下位に沈んだ。
ニッサン勢ではカルソニックIMPUL GT-Rが6位で最高位。前戦優勝のMOTUL AUTECH GT-Rは40キロのウェイトハンディを課せられ13位となっている。
GT300勢は、エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電が序盤、加藤寛規のドライブで1分33秒293でトップに立っていたが、開始70分過ぎにリールランボルギーニが1分32秒988で逆転してトップに立ちこのセッションを締めくくった。紫電は一時3位まで落ちたが再び加藤が乗り込み2位を奪い返す。前戦優勝のHANKOOK PORSCHEが40キロのウェイトハンディをものともぜず3位に滑り込んだ。
この後、12時30分よりノックアウト形式による公式予選が行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA
OKAYAMA GT 250km RACE -RIJ- (2011/05/21) Official Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
1 | 500 | 1 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 12 | 1'24.822 | - | 157.162 |
2 | 500 | 2 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 | BS | 16 | 1'24.838 | 0.016 | 157.132 |
3 | 500 | 3 | 39 | DENSO SARD SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 井口 卓人 | MI | 10 | 1'24.884 | 0.062 | 157.047 |
4 | 500 | 4 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | | 1'24.958 | 0.136 | 156.910 |
5 | 500 | 5 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | | 1'24.983 | 0.161 | 156.864 |
6 | 500 | 6 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GTR R35 | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | | 1'24.986 | 0.164 | 156.859 |
7 | 500 | 7 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 30 | 1'25.273 | 0.451 | 156.331 |
8 | 500 | 8 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 6 | 1'25.275 | 0.453 | 156.327 |
9 | 500 | 9 | 46 | S Road MOLA GT-R NISSAN GTR R35 | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 2 | 1'25.312 | 0.490 | 156.259 |
10 | 500 | 10 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 武藤 英紀 小林 崇志 | BS | 4 | 1'25.345 | 0.523 | 156.199 |
11 | 500 | 11 | 1 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | | 1'25.382 | 0.560 | 156.131 |
12 | 500 | 12 | 35 | D'STATION KeePer SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・クート | BS | | 1'25.434 | 0.612 | 156.036 |
13 | 500 | 13 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GTR R35 | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 40 | 1'25.606 | 0.784 | 155.723 |
14 | 500 | 14 | 24 | ADVAN KONDO GT-R NISSAN GTR R35 | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | 8 | 1'25.975 | 1.153 | 155.054 |
15 | 500 | 15 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 片岡 龍也 荒 聖治 | YH | 22 | 1'26.676 | 1.854 | 153.800 |
16 | 300 | 1 | 87 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 余郷 敦 織戸 学 | YH | | 1'32.988 | 8.166 | 143.360 |
17 | 300 | 2 | 2 | エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電 MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | | 1'33.017 | 8.195 | 143.316 |
18 | 300 | 3 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3 R MY2010 | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 40 | 1'33.029 | 8.207 | 143.297 |
19 | 300 | 4 | 27 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ FERRARI F430 | 山岸 大 山内 英輝 | YH | | 1'33.492 | 8.670 | 142.588 |
20 | 300 | 5 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 10 | 1'33.509 | 8.687 | 142.562 |
21 | 300 | 6 | 26 | Verity TAISAN Porsche PORSCHE 911GT3 RS | 松田 秀士 峰尾 恭輔 | YH | | 1'33.558 | 8.736 | 142.487 |
22 | 300 | 7 | 88 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 井入 宏之 関口 雄飛 | YH | 6 | 1'33.584 | 8.762 | 142.447 |
23 | 300 | 8 | 4 | 初音ミク グッドスマイル BMW BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 番場 琢 | YH | 12 | 1'33.596 | 8.774 | 142.429 |
24 | 300 | 9 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 坂本 祐也 青木 孝行 | YH | | 1'33.649 | 8.827 | 142.349 |
25 | 300 | 10 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 Vantage | 吉本 大樹 星野 一樹 | YH | | 1'33.695 | 8.873 | 142.279 |
26 | 300 | 11 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 FERRARI 458 GTC | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 30 | 1'33.750 | 8.928 | 142.195 |
27 | 300 | 12 | 25 | ZENT Porsche RSR PORSCHE 911GT3 RSR | 都筑 晶裕 土屋 武士 | YH | 22 | 1'33.790 | 8.968 | 142.135 |
28 | 300 | 13 | 22 | R'Qs Vemac 350R VEMAC 350R | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 1'33.854 | 9.032 | 142.038 |
29 | 300 | 14 | 69 | サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー 吉田 広樹 | YH | | 1'33.953 | 9.131 | 141.888 |
30 | 300 | 15 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COLLOLLA Axio | 新田 守男 国本 雄資 | YH | 8 | 1'34.082 | 9.260 | 141.693 |
31 | 300 | 16 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | | 1'34.249 | 9.427 | 141.442 |
32 | 300 | 17 | 41 | NetMove TAISAN Ferrari FERRARI F430 GT | 山路 慎一 小泉 洋史 | YH | 4 | 1'34.377 | 9.555 | 141.251 |
33 | 300 | 18 | 360 | RUNNUP SPORTS CORVETTE CALLAWAY CORVETTE | 田中 篤 岡村 和義 | YH | | 1'34.671 | 9.849 | 140.812 |
34 | 300 | 19 | 5 | マッハGOGOGO車検RD320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | | 1'35.174 | 10.352 | 140.068 |
35 | 300 | 20 | 31 | ハセプロMA イワサキ aprカローラ TOYOTA COLLOLLA Axio | 嵯峨 宏紀 岩崎 祐貴 | YH | 16 | 1'35.358 | 10.536 | 139.797 |
36 | 300 | 21 | 34 | ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ PORSCHE 911GT3 RSR | 高森 博士 マイケル・キム | HK | 2 | 1'36.384 | 11.562 | 138.309 |
37 | 300 | 22 | 14 | SG CHANGI IS350 LEXUS IS350 | 折目 遼 アレキサンドラ・インペラトーリ | YH | | 1'51.276 | 26.454 | 119.799 |
株式会社D1 コーポレーション(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木脩己)は、ドリフト競技の最高峰、2011年D1グランプリシリーズ(全8戦)「2011グランツーリスモ D1グランプリ第4戦鈴鹿サーキット」を、5月21日(土)~22日(日)の2日間、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催する。
今年D1GPシリーズは「笑顔復活!負けないぞ日本。」をスローガンとして掲げ、「東日本大震災」に伴う復興支援活動を行う。さらに「笑顔復活」を目指すD1と吉本興業のコラボレーションが決定し、決勝日22日には「モンスターエンジン」(西森洋一と大林健二)と、「バッドボーイズ」(佐田正樹と大溝清人)が来場し、会場を盛り上げてくれる。
さらに、今大会にはゲスト解説者としてPCWRC チャンピオンの経歴をもつ新井敏弘選手の来場が決定。世界で戦ってきた豊富な経験からわかりやすく解説してくれる。
鈴鹿サーキットでの開催は、2008年以来3年ぶりとなる。この間、鈴鹿サーキットは改修工事も行われ、路面は滑らかになった。さらにD1マシンも進化しているので、よりダイナミックな走行が期待できる。
競技区間は、ダンロップコーナーを逆走で行う。下り勾配で進入してくるため速度も高く、真横を向きながら走ってくるマシンの大迫力ドリフトを堪能できる。
第3戦オートポリス大会では、天候不良のため追走2nd Stage途中で終了となり単走Finalの結果がそのまま総合ランキングとなった。このため、単走Finalで高得点を残せなかった昨年シリーズチャンピオンの今村陽一選手(シルビア)をはじめ、末永正雄(RX-8)選手、日比野哲也(ハチロク)選手はシードから外れ、追走1st Stageからの挑戦となる。一方、単走ポイントが総合結果を左右するカギにもなるため、単走で高いポイントを獲得できれば、シード以外の選手にも当然チャンスがある。
新生鈴鹿サーキットで、ニューヒーローが誕生する可能性もある。
エントリーリスト
Text & Photo: D1コーポレーション

第1戦は山内英輝(中央)が優勝。蒲生尚弥(左)が2位、
リチャード・ブラッドレー(右)が3位に入った
全日本F3選手権の第1大会(第1戦、第2戦)が5月14日(土)と15日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。
東日本大震災の影響により、当初の予定よりも一月ほど遅れての開幕となった全日本F3。Cクラスはドライバーの顔ぶれが大きく変わり、昨年Nクラスランキング2位となったTDPドライバーの蒲生尚弥がステップアップ。シンガポールをベースにレースを戦ってきたリチャード・ブラッドレーとのコンビでディフェンディングチャンピオンチームであるPETRONAS TEAM TOM'Sから参戦。また、2008年のNクラスチャンピオンであり、昨年後半からCクラスに参戦した山内英輝(ハナシマレーシング)も引き続き参戦。CクラスはTOM'S TOYOTA 1AZ-FEエンジン搭載車両が4台出場した。
参戦全車両がTOM'S TOYOTA 3S-GEエンジンを使用するNクラスでは、昨年FCJ(フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン)のシリーズチャンピオンを獲得したTDPドライバーの中山雄一(TOM'S SPIRIT)をはじめとする7台が今大会にエントリーした。
14日(土)午前9時50分から予選開始。今季の予選は各レース10分ずつという短い時間でのアタックとなり、セッション序盤から各車積極的にアタック。第1戦は山内が2番手、蒲生が3番手、ブラッドレーが4番手。Nクラスでは千代勝正(NDDP RACING)がポールポジション。中山は4番手につけた。
第2戦の予選では、山内がポールポジションを獲得。蒲生とブラッドレーは第1戦と変わらず3,4番手。Nクラスでは野尻智紀(HFDP RACING)がポールポジションを勝ち取り、中山は5番手となった。
続いて午後3時8分から第1戦決勝(12周)が行われた。2番手グリッドの山内が好スタートを切り首位を奪取。2位を走行していたポールポジションの安田裕信(ThreeBond Racing)がスタートでのフライングでペナルティを取られ後退すると、蒲生、ブラッドレーが2位、3位へと浮上し、そのままの順位でチェッカー。山内が開幕戦を制することとなった。
Nクラスではやはりポールポジションの千代がスタートを失敗。追い上げる途中でコースオフを喫し、2番手スタートの野尻がデビュー戦勝利を飾った。中山は4位でフィニッシュした。
15日(日)前日以上の好天に恵まれた鈴鹿サーキットで、午後9時58分に第2戦(17周)がスタート。
4番手グリッドのブラッドレーがスタートに失敗し、最後尾に後退。ポールポジションの山内は2番手グリッドの安田の先行を許し、2位へとポジションダウン。山内は序盤ファステストラップをマークする速さを見せて安田を追ったが、追いつくまでには至らず、逆に後半はペースを上げてきた3位の蒲生からの追撃を受けることとなり、この2台による2位争いが展開された。
しかし山内は蒲生の追撃から逃げ切り、2位でフィニッシュ。蒲生は3位となった。ランキングでは、第2戦でのポールポジションとファステストラップのボーナスポイントを加えた山内が首位に立っている。
Nクラスでは2番手スタートの千代がポールポジションの野尻をかわすと、そのまま逃げ切って今季初勝利を挙げた。中山は5位に終わった。
Text & Photo: TOYOTA

開幕戦を制したアンドレ・ロッテラー
2011年シーズンのフォーミュラ・ニッポンが開幕。第1戦が5月14日(土)、15日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
東日本大震災の影響で4月に予定されていた第1戦は延期となり、当初第2戦が予定されていたこの週末に開催されることとなった。
近年のフォーミュラ・ニッポンは、ディフェンディングチャンピオンのJ.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)をはじめとするトップドライバーと若手ドライバーの戦いが白熱を極める中、今季はさらにTDPドライバーの国本雄資(Project μ/cerumo・INGING)らが7人の新たなドライバーが加わる。その中には久しぶりの国内レース参戦となるTDPドライバー 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)もおり、多くの期待と注目を集めての開幕となった。
14日(土)公式練習の後、午後1時半からノックアウト方式の予選が行われた。予選Q1は20分間で競われ、上位12台がQ2へと進出するが、ここで注目の中嶋一貴のタイムが伸びず、14番手でまさかのQ1敗退。TDPドライバーの石浦宏明(Team KYGNUS SUNOCO)も13番手、今季新加入のアンドレア・カルダレッリ(KONDO RACING)、嵯峨宏紀(Le Beausset Motorsports)が15、16番手でグリッドが確定した。
7分間という短いセッションのQ2は、スタート直前から雨粒が落ち始めたこともあり、各車セッション開始と共にピットロードに列を連ねてコースイン。ここではTDPドライバーの大嶋和也(Team LeMans)が僅かに届かず9番手でQ3進出ならず。アレキサンドレ・インペラトーリ(SGC by KCMG)が12番手となった。
雨の止んだ最終Q3でも僅差のアタックが繰り広げられ、オリベイラがトヨタエンジン勢最上位の4番手。アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が6番手、TDPドライバーの平手晃平(TEAM IMPUL)が7番手、今季のルーキーで唯一Q3進出という快挙を成し遂げた国本はセッションが進むごとにタイムを縮める好走を見せ、8番手につけた。
15日(日)はF3などが行われた午前中は好天だったが、フォーミュラ・ニッポンの決勝スタート時には若干雲がかかる空模様。気温23度、路面温度35度のコンディションで、午後1時48分、38周(220km)の決勝レースがスタートした。
3列目6番手グリッドのロッテラーが絶好のスタートを切り、一気に2位に浮上。後方では接触による混乱があり、スタートで若干遅れたオリベイラは、この混乱を避けようとしてスピン。ほぼ最後尾に落ちてしまった。
14番手スタートの中嶋一貴は、1周目の混乱を抜け10位に浮上したが、4周目が終了した時点で早くもピットイン。順位を落としたオリベイラも6周目終了時に早めのピットに向かい、今レース義務づけられているタイヤの交換と給油を行った。
ロッテラーが1秒差で首位を行く小暮卓史(NAKAJIMA RACING)を追う一方で、後方では9番手スタートの大嶋が5位、8番手スタートの国本が6位とルーキー勢最上位の健闘。やはり好走を見せ9位までポジションを上げていたカルダレッリは、9周目に他車と絡んでクラッシュ。無念のリタイアとなってしまった。
10周を過ぎてから徐々にピットに入る車両が出始めたが、トヨタ勢では15周目終了時に大嶋がピットイン。オリベイラの後方でコースへ復帰となったが、ペースで勝る大嶋は21周目にオリベイラをパス。
レースも折り返しを超えた21周目、2位を走行していたロッテラーがピットイン。翌周にピットインした小暮が作業で遅れたこともあり、ロッテラーは小暮をかわし、事実上の首位に立った。
23周目、ずっと平手とのバトルを繰り広げ、上位を走行していた国本がピットイン。しかし、ここで再発進に手間取り、大きくタイムロス。悔しい最後尾への後退となってしまった。
その後は平手が最後までピットインを引っ張り、26周目にようやくピットイン。しかし、石浦の後方、9位でのコース復帰となった。
これで全車が義務づけられたピットインを終え、ロッテラーが首位に浮上。後半、タイヤが苦しくなってタイムを落とす車両が増える中で、ロッテラー1台だけは別格の速さで独走。後続を引き離していった。
早い時点でのピット作戦を採った中嶋一貴は、作戦が見事に当たって全車がピットインした時点で3位に浮上。同じく早期にタイヤを交換したオリベイラはペースが落ち、石浦、平手らを含む後続の追撃を受け、終盤激しい6位争いを展開。
結局ロッテラーは2位に16秒もの大差をつけてトップチェッカー。苦戦を強いられた予選から調子を上げ、見事勝利を勝ち取って見せた。チームメイトの中嶋一貴は14番手スタートから11台抜きの素晴らしいレース運びで3位フィニッシュ。国内レース復帰戦で表彰台を獲得した。
5位に大嶋、6位は猛追をしのぎきったオリベイラ。石浦が8位でポイントを獲得。平手は惜しくも9位に終わった。
Text & Photo: TOYOTA
5月15日(日)、三重県・鈴鹿サーキットにおいて2011年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦の決勝レースが開催された。 当初、4月17日(日)にここ鈴鹿で開催される予定だったフォーミュラ・ニッポン第1戦は、東日本大震災の影響をかんがみて日程を変更。今回の決勝レースをもってシーズンが開幕することとなった。
事前のテストがキャンセルされた関係で、今回は11日(水)より13日(金)まで合同テストが実施された。3日間のテストを通じてHondaドライバーは好調で、計5回のセッションを通算した総合結果では塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)、伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、山本尚貴選手(TEAM 無限)の4人がトップ4を独占した。
4人のドライバーは14日(土)のフリー走行を迎えても好調を維持。今度は塚越選手、山本選手、小暮選手、伊沢選手の順で4番手までを独占した。時折り小雨がぱらつく難しいコンディションのもとで行われた14日(土)の公式予選では、シリーズ2年目の山本選手が奮起。3セッションに分けて行われるノックアウト予選を1番手、2番手で通過。トップ8でスターティンググリッドを決めるセッション3回目でも1分40秒470を記録してトップに立ち、自身にとってフォーミュラ・ニッポン初のポールポジションを手に入れた。
この山本選手に肉薄したのが小暮選手。セッション2回目では山本選手をしのいでトップに立ったものの、セッション3回目ではコンディションの変化にセッティングを合わせきれず、山本選手とは0.357秒差の1分40秒827で予選2番手に終わった。
今季チームを移籍した塚越選手も終始安定した速さを示し、セッション3回目では小暮選手に0.049秒差と迫る1分40秒876を記録、予選3番手に入った。伊沢選手は1分40秒924で予選5番手。また、今季初めてフォーミュラ・ニッポンに参戦する小林崇志選手は予選用セッティングをまとめきれなかったにもかかわらず、1分42秒170を記録して予選10番手と健闘した。同じくルーキーの中嶋選手(NAKAJIMA RACING)も1分42秒442をマーク、小林選手に続く予選11番手を得た。
15日(日)の決勝日は好天に恵まれ、1ヶ月遅れの開幕を待ち望んでいた多くのファンが朝早くからサーキットに詰めかけた。今回のレースでは、4本のタイヤ交換が義務づけられている。 決勝レースが開始される13時45分の段階で気温23℃、路面温度35℃とやや高めのコンディション。参加する16台のマシンがフォーメーションラップの後、シグナルにあわせてグリッドスタートが切られた。
トップで1コーナーに進入したのは2番グリッドからスタートした小暮選手。一方、ポールシッターの山本選手はスタートのタイミングがわずかに遅れ、3位で1~2コーナーに進入したところ、イン側を併走していた塚越選手と接触。コースアウトを喫してマシンにダメージを負ってしまう。その後、ゆっくりピットまで戻った山本選手のマシンは、レースへの復帰を目指し、メカニックの手で修復作業が行われることになる。
トップを走行する小暮選手と2位のマシンは、後続を1秒以上突き放すラップタイムで順調に走行を続け、14周目には3番手との間におよそ17秒のギャップを築き上げた。
塚越選手と伊沢選手は、3位と4位となって周回を重ねる一方、10番グリッドからスタートしたルーキーの小林選手は7位へとジャンプアップ。残る中嶋選手は14位でオープニングラップを終えていた。
5周目、直前を走っていたドライバーがピットインしたことから、中嶋選手はひとつ順位を上げて13位となる。
ピットでのマシン修復を終えた山本選手は5周遅れでレースに復帰したが、その直後の8周目には、この時点でのファステストラップとなる1分45秒814をマーク。予選での速さを決勝でも証明してみせた。
続く9周目には、7位を順調に走行していた小林選手に後方から追い上げてきたドライバーがスプーンコーナーで追突。2台はタイアバリアに激突してリタイアに終わった。
中嶋選手は11周目を終えたところでピットイン、義務づけられているタイヤ交換と給油を行い、13位でコースに戻る。その2周後には伊沢選手が、続く14周目には塚越選手がピットストップを行う。ここで順調に作業を終えた伊沢選手は8位でレースに復帰したが、塚越選手は作業にやや時間がかかり、10位に後退する。
レースの折り返しを迎えた19周目、トップは依然として小暮選手で、伊沢選手は7位、塚越選手は10位、中嶋選手は13位、山本選手は14位で走行を続けていた。
小暮選手がピットに飛び込んだのは21周目のこと。しかし、ピット作業で右後輪の装着にやや時間がかかり、コースに復帰したときに実質トップのポジションを失ってしまう。その後、義務づけられたタイヤ交換をまだ終えていないドライバーがピットストップを行い、26周目で小暮選手は2位、伊沢選手は4位、塚越選手は7位、中嶋選手は11位、山本選手は14位となった。
その後も小暮選手は粘り強くトップのドライバーを追ったが、惜しくも届かず、結果的に2位表彰台を獲得。伊沢選手と塚越選手は4位と7位で入賞を果たし、中嶋選手は11位で完走した。自身のベストラップを1分45秒182に塗り替えて走行を続けた山本選手も14番手でチェッカードフラッグを受けたが、規定周回数に届かなかったことから完走扱いとはならなかった。
ポイント争いでは、8ポイントを手に入れた小暮選手がランキング2位、伊沢選手は5ポイントで4位、塚越選手は2ポイントで7位となった。
第2戦は、6月5日(日)に大分県のオートポリスで決勝レースが開催される。
コメント
- 坂井典次(Tenji Sakai)|「HR10E」開発責任者
-
「今シーズンに向けて一層のパワーアップとドライバビリティの向上を目指して開発を行ってきました。その努力が練習走行、公式予選での成績に反映されたので、うれしく思っています。結果的に優勝できなかったことは、レースなので仕方のない側面もありますが、期待したほど決勝レース中にペースが上がらなかったことは少し気がかりです。この点は、クルマ全体の検証を今後行っていくことになります。次戦のオートポリスはエンジンパワーが重要となるサーキットなので、好成績が期待できます。今回予選でトップ5に入った4人のドライバーは引き続きがんばってくれるでしょうし、予選用のセッティングさえ決まれば小林選手と中嶋選手も上位に食い込んできてくれるはずです。フォーミュラ・ニッポンを戦うHondaドライバーの活躍に今後もご期待ください」
- 小暮卓史選手|(2位 #32 NAKAJIMA RACING)
-
「スタートでトップを奪ってから、いいレースができていました。しかし、ピットストップでの予想外のタイムロスで2位に後退してしまった上に、ヘアピンカーブでのブレーキングでタイヤに大きなフラットスポットを作ってしまい、ペースを上げることができませんでした。それがなければもっといいレースができたのですが、トップのマシンもペースが速かったので、今回は2位で満足しています」
- 伊沢拓也選手|(4位 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
-
「ピットインするまでは作戦通りでしたが、後半にペースが上がりませんでした。表彰台に一歩手前の4位という結果は、昨年の開幕戦(5位)と比較すると前進はしましたが、悔しいレースだと感じています。 決勝レースは僅差の勝負になると予想していたので、前後を走るマシンとのバランスを見ながらピットインのタイミングを考えました。前を走る塚越選手より速いペースだったこともあり、彼より先に実行しました。しかし、気温が予想外に上昇したことやレースの展開を考えると、もう少しピットインを遅らせる作戦もあったかもしれません。状況判断も次のレースに向けての課題だと感じています。 マシン自体はテストから非常にいい状態ですので、この流れをキープし、早くポールポジションを獲得して、優勝を飾れるようがんばります」
- 山本尚貴選手|(リタイア #16 TEAM 無限)
-
「今朝のウオームアップでもマシンのバランスがとてもよく、ポテンシャルの高さを改めて実感していましたので、決勝レースは自信を持って臨みました。しかし、自分のメンタルをコントロールすることができなかったことが、スタートでのミスにつながったと思います。 スタート直後の1コーナーでは、イン側を走っていた塚越選手をミラーで確認してスペースを空けていましたが、接触をしてスピンをしてしまい、さらにオリベイラ選手のフロント部分と接触しました。その影響でステアリングロッドが折れ、フロントウイングが曲がってしまいました。 予選ではポールポジションを獲得できたので、勝ちたかったし、チャンスだったと思います。ただ、それを生かせなかったところに自分の実力のなさを感じますし、『フォーミュラ・ニッポンは甘くない』ということを神様に教えてもらった気がします。 今はマシンを100%信頼できており、自分がミスさえしなければ優勝できることが確信できました。第2戦以降はマシンとチームを信じて、落ち着いて戦いたいです」
Text & Photo: HONDA
全日本選手権フォーミュラニッポン第1戦の決勝レースが5月15日、鈴鹿サーキットで行われた。勝ったのは#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)。予選6位ながら見事なスタートとピット戦略でレース中盤にトップに立ち、2位以下を16秒突き放して38周を走り抜けた。
2位は#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、3位には予選14番手ながら早めのピットインで順位を稼いだ#37中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が入った。
(天候:晴れ コース:ドライ)
決勝レースは午後1時45分スタート。
ポールシッターの#16山本尚貴が1コーナーでいきなりスピンアウトする波乱の中、ホールショットを奪ったのは2番手スタートの小暮、その後ろからは3列目から勢いよくイン側に飛び出してきたロッテラーが一気に2位までジャンプアップしてきた。
スピンした山本は最後尾でコースに復帰するが、他車との接触によりステアリングロッドを折損しており、修復のためにスロー走行でピットイン、5周遅れでレースに復帰した。
トップ2台は序盤テール・トゥ・ノーズの状態になったものの、トップの小暮はロッテラーに付け入る隙を与えない。結局2台はロッテラーがピットストップを行った21周目まで0.5秒~1秒の間隔を保ったまま、走行を続けることとなった。
ロッテラーは15秒1でピットアウト、対する小暮は22周終わりでピットに飛び込むが、右リヤタイヤの交換に手間取って18秒7で漸くピットアウトすることになり、ロッテラーの先行を許してしまった。
ロッテラーはその後も1分45秒台、46秒台のハイペースで小暮を突き放しにかかり、34周終わりで7秒、38周を走り終える頃には16秒の大差をつけてトップでチェッカーを受けた。
小暮も当初はロッテラーと同ペースで追い上げをはかり、5秒3差に詰め寄るが、終盤ペースが上がらなくなり、予選と同じ2位でレースを終えた。
その後方では、後方グリッドながら4周目にピットストップを行って前が開けた状態を作り出し、フレッシュタイヤでトップ集団と同ペースでの走行を重ねた中嶋一貴が終盤までペースを落とさない、父親譲りの粘りの走りで3位まで浮上、見事フォーミュラニッポンデビュー戦で表彰台をものにした。
ルーキー勢は#31中嶋大祐の11位が最高。一時国本雄資が2位まで浮上する場面もあったが、ピットストップで痛恨のストール、1分以上を費やし、結局13位に終わった。
#10小林崇志と#3アンドレア・カルダレッリは9周目のスプーンで絡んでコースアウト、そのままレースを終えている。
次回第2戦は6月5日決勝、九州のオートポリスで開催される。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2011/05/15) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
P | No | Driver | Team | Engine | Lap | Time / Behind |
1 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 38 | 1:08'16.849 |
2 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 38 | 16.619 |
3 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 38 | 39.677 |
4 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 38 | 46.933 |
5 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 38 | 47.337 |
6 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 38 | 52.050 |
7 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 38 | 52.300 |
8 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 38 | 53.133 |
9 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 38 | 53.366 |
10 | 18 | アレキサンドラ・インベラトーリ | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 38 | 1'21.866 |
11 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 38 | 1'22.520 |
12 | 62 | 嵯峨 宏紀 | Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 38 | 1'34.947 |
13 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 37 | 1Lap |
---- 以上規定周回(34 Laps)完走 ---- |
- | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 33 | 5Laps |
- | 10 | 小林 崇志 | HP REAL RACING | HONDA HR10E | 8 | 30Laps |
- | 3 | アンドレア・カルダレッリ | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 8 | 30Laps |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- Fastest Lap: CarNo.16 山本尚貴(無限) 1'45.182 (23/33) 198.75km/h

フォーミュラニッポンは今季、シリーズチャンピオンに観光庁長官杯が送られることになっているが、その長官杯の授与式が5月15日、第1戦が開催されている鈴鹿サーキットで行われた。
授与式には溝畑 宏観光庁長官と白井裕日本レースプロモーション社長が出席。
溝畑長官は「今こそスポーツ観光で日本を元気に」と抱負を語った。
- 溝畑長官のコメント
-
「昨年からスポーツを通して日本を元気にする取り組みをしてきました。日本には魅力的な観光資源があり、優秀な選手が沢山居ます。スポーツと観光が連携することで両方の市場を大きくし、日本を元気にできるはずです。特に今年はモータースポーツに力を入れたいと考えています。東日本大震災で外国から見た日本の安心安全のイメージは毀損され、まだ回復できているとは言い難い。そこでフォーミュラニッポンが安心安全に運営されている姿をみせていきたい。被災した富士、仙台の菅生、栃木のもてぎで開催されている姿を海外にも発信して復興が進んでいることをアピールしたいと考えました。
そこで素晴らしいレーサーにこの長官杯を送ることにしました。
今こそ出番です。スポーツ観光で日本を元気にしていきましょう」
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
5月15日に鈴鹿サーキットで行われた全日本F3選手権第2戦の決勝は#12安田裕信(Threebond)がスタートでトップに立ち、そのまま17周を走りぬいて優勝。見事昨日の雪辱を果たした。
Nクラスもまた予選2番手からスタートした#23千代勝正(NNDP RACING)が#8野尻智紀をスタートでかわして逃げ切った。
決勝レースは午前9時55分スタート。
ホールショットを奪ったのは2番手スタートの安田。ポールの#5山内英輝が2位につけ、奇しくも昨日と全く逆の状況となった。
序盤はテール・トゥ・ノーズの状態で食い下がった山内だったが、3周目にこのレースのファステストラップとなる1分56秒881を記録した後は次第に後れをとり始め、逆に3番手の#1蒲生尚弥に追い上げられる状況になってしまった。
0.6秒~0.7秒の差で山内を追い上げていた蒲生だったが、こちらも今ひとつ攻略の糸口をつかめないまま周回を重ねることとなり、結局Cクラスは安田、山内、蒲生の順でフィニッシュ。安田が2年ぶりのF3参戦でスリーボンドにとっても2年ぶりの勝利を挙げた。またこの勝利は安田にとってもドライコンディションで初めての勝利になるという。
Nクラスもまたスタートで2番手の千代がトップに立った。
目の前で#36リチャード・ブラッドレーがストールする状況ではあったが、千代は巧みにこれをかわしながら野尻の前に出ることに成功した。
さらに2周目にはCクラスの#19西本直樹が千代と野尻の間に割って入る格好になり、千代は前半で野尻に2秒以上の差をつけることに成功した。
その後はこの西本と、後方から追い上げてきたブラッドレー、2台のCクラス車両に追い上げられながらの走行となった千代だったが、自分がロスすることなく彼等を前に出すことを心がけて17周を走り切り、今季初勝利をものにした。
2位は野尻、3位には#22佐々木大樹が入った。
次回の全日本F3選手権は6月11-12日。第3戦、第4戦、第5戦の3レースが予定されている。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
1 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20VE | 17 | 32'25.397 |
2 | 5 | C | 山内 英輝 | PLANEXハナシマ F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 17 | 3.906 |
3 | 1 | C | 蒲生 尚弥 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 17 | 4.821 |
4 | 36 | C | リチャード・ブラッドレー | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 17 | 26.460 |
5 | 23 | N | 千代 勝正 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 17 | 27.926 |
6 | 19 | C | 西本 直樹 | SGC by KCMG | DALLARA F306 | 3S-GE | 17 | 28.744 |
7 | 8 | N | 野尻 智紀 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 17 | 29.613 |
8 | 22 | N | 佐々木 大樹 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 17 | 36.047 |
9 | 7 | N | 三浦 和樹 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 17 | 38.919 |
10 | 37 | N | 中山 雄一 | TDP SPIRIT F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 17 | 40.237 |
11 | 20 | N | ギャリー・トンプソン | SGC by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 17 | 41.262 |
12 | 6 | N | 石川 資章 | コルサ・スクーデリア F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 17 | 1'19.952 |
---- 以上規定周回数 ( 15 Laps ) 完走 ---- |
- Fastest Lap(C): CarNo.5 山内英輝(PLANEXハナシマ F308) 1'56.881 (3/17) 178.86km/h
- Fastest Lap(N): CarNo.20 ギャリー・トンプソン(SGC by KCMG) 1'58.275 (4/17) 176.75km/h
全日本選手権フォーミュラニッポン第1戦のフリー走行2回目は#7大嶋和也(Team LeMans)がトップタイム。1分43秒155だった。
決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは快晴。朝から強い陽射しが降り注ぐ天候の中、フリー走行は午前9時55分より行われた。
当初予定では45分が開始時刻だったが、先に行われたJSB1000のフリー走行で赤旗中断があったために10分遅れとなった。
大嶋は開始早々に1分43秒155を記録、これがそのままこのセッションのベストタイムとなった。2番手には#32小暮卓史、3番手には#36アンドレ・ロッテラーとベテラン勢がつけ、終盤に1分44秒379を記録した#40伊沢拓也が4番手。これによりポールシッターの#16山本尚貴は5番手に終わっている。
なおルーキー勢では#10小林崇志の8番手が最上位。注目の#37中嶋一貴は11番手と今ひとつの結果に終わっている。
第1戦決勝はこのあと午後1時45分より38周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2011/05/15) Free Session #2 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'43.155 | - | - | 202.66 |
2 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'43.887 | 0.732 | 0.732 | 201.23 |
3 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'43.934 | 0.779 | 0.047 | 201.14 |
4 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'44.379 | 1.224 | 0.445 | 200.28 |
5 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'44.483 | 1.328 | 0.104 | 200.08 |
6 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'44.740 | 1.585 | 0.257 | 199.59 |
7 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'44.755 | 1.600 | 0.015 | 199.56 |
8 | 10 | 小林 崇志 | HP REAL RACING | HONDA HR10E | 1'45.179 | 2.024 | 0.424 | 198.76 |
9 | 18 | アレキサンドラ・インベラトーリ | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'45.208 | 2.053 | 0.029 | 198.70 |
10 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'45.396 | 2.241 | 0.188 | 198.35 |
11 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'45.512 | 2.357 | 0.116 | 198.13 |
12 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'45.522 | 2.367 | 0.010 | 198.11 |
13 | 3 | アンドレア・カルダレッリ | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'45.888 | 2.733 | 0.366 | 197.43 |
14 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'46.029 | 2.874 | 0.141 | 197.16 |
15 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'46.113 | 2.958 | 0.084 | 197.01 |
16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'47.225 | 4.070 | 1.112 | 194.97 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
全日本F3選手権第1戦の決勝が5月14日、鈴鹿サーキットで行われ、Cクラスはスタートでトップに立った#5山内英輝(ハナシマレーシング)が独走優勝。Nクラスは今季FCJからステップアップしてきた#8野尻智紀(HFDP RACING)がF3デビュー戦で見事勝利を挙げた。
決勝レースは午後3時5分スタート。
ホールショットを奪ったのは2番手スタートの山内。ポールの#12安田裕信は山内の先行を許した上にジャンプスタートと判定されてドライビングスルーペナルティを受け、一気に後退。
変わって2番手に浮上したのは今季Nクラスからステップアップした#1蒲生尚弥だったが、5周を終えた時点で両者のギャップは3.8秒に広がってしまった。
山内はその後も手綱を緩めることなく蒲生との差を広げて行き、最後は5.1秒差で蒲生を退け、初戦を制した。
Nクラスもまた2番手スタートの野尻が#23千代勝正をかわしてトップに。
千代は1周終わりのホームストレートで#20ギャリー・トンプソンにも抜かれて3位に後退するが、3周目の130Rでトンプソンがアウトに膨らんだ隙を突いて2位を奪い返した。ところが5周目のデグナー進入で千代は痛恨のオーバーラン、ここでレースを終えることに。
これで2位に再浮上したトンプソンはトップ野尻との差を徐々に詰めていき、7周を終える頃にはテール・トゥ・ノーズの状態に。
トンプソンはすかさず8周目の1コーナーでアウトから野尻に並びかけていくが、野尻も一歩もひかずにトップを死守。
その後も二人は0.5秒前後の間隔で接近戦を展開、ファイナルラップのスプーンでトンプソンは再び野尻に挑みかかるが、ここでも野尻はトンプソンを退けてトップでチェッカーを受け、F3デビュー戦を見事勝利で飾ってみせた。
第2戦決勝は15日朝9時50分より17周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

- アンドレア・カルダレッリ(コンドー)
-
「予選は難しかったです。テストでもウエットでしか走ってないし、ドライで走るのは今日初めてだったのでこのような結果になりました。今回は、レースで走って経験を積むんでいくのが一番の目的です。FNマシンはパワーとダウンフォースがF3とは違いますが、まずはコースにになれることがポイントだと思います。この予選でセクター3のベストタイムを出せたので、少しずつなれてくれば後は時間の問題だと思います。FNへの参戦を決めたのは、ぼくにとってもチャンスですし、トヨタとの付き合いをとおして一緒に組めるのを光栄に思ったからです」
- 小林崇志(リアル)
-
「トップカテゴリーなのでレベルが非常に高いという印象です。シーズンを通して勝ちを狙って行くのが目標です。今日の予選ですが、3月のテストとかのフィーリングだとかなり厳しいという印象で、マシンの限界もつかめないし、苦戦を予想していました。でも、セットも走りもよくなってQ1を突破できました。Q2に関しては自分のミスです。マシンのポテンシャルは、ミスを無くせばQ3は狙えるところにいますし、今回で手応えをつかむことができ、クルマのフィーリングとか自分の足りない部分も分かったので、そういう意味ではいい予選になったと思います」
- アレキサンドラ・インペラトーリ(KCMG)
-
「クルマのダウンフォースとパワーになれるのは、ぼくだけじゃなく、ルーキーみんながそうだと思います。週末を合わせてもコースを走る時間が多くないので、一瞬一瞬が大事になります。ルーキーのなかでは一番になりたいです。Q2まで進みましたが、雨が降るということでみんなが出て、トラフィックなどで自分の思うようにクリアラップが取れませんでした。それと注意深すぎたと思います。レースは最後まで走れることを願っています」
- 中嶋大祐(ナカジマ)
-
「Q1まではよくて、7番手でした。Q2で雨が降ってきたときに、言い訳になってしまいますが、3月のテストで同じようなコンディションでクラッシュしたので、グリップの限界を使い切ることができなくて、すごく悔しいです。クルマも自分の走りもQ3にいけるポテンシャルはあると思います。シーズンを通して予選でも決勝でも上位5、6位でコンスタントに争うことができるようになって初めて表彰台が見えてくると思うので、まずはそれを目指したいと思います。兄弟対決が話題になっていますが、こんな結果が続いてはいけないですね。兄もぼくももっと2人で上に行って争わないと恥ずかしいです」
- 国本雄資(セルモ・インギング)
-
「Q1、Q2、Q3と行けたんですが、フリー走行から課題だった自分とかクルマの問題点がよくなってきて、Q1での問題をQ2でアジャストすることができ、Q3でタイムもドライビングも上がってきたので、いい予選だったと思います。ガソリンを積んだ状態で走ってないので、レースがどうなるかは分からないんですが、今回は勉強のつもりでしっかり最後まで走って、次につなげるレースをしていきたいです」
- 中嶋一貴(トムス)
-
「結果を見ると大きなことは言えないですね。今日も出だしがよくなくて、これ以上ないところからのスタートになりました。これからしっかりと問題点を見直して上げていけるようにしたいです。シーズン自体は、経験のあるサーキットもそれほどないサーキットもあるので難しい部分もあると思います。クルマについてもまだまだ学んでいるところで、一歩間違えるとこういうポジションになるレベルの高いレースなので、気を引き締めて頑張りたいと思います。あしたのレースは4輪交換しかなく、戦略の幅も大きくなくて、そのなかで少しでも前に行けるような戦略と自分の走りをしたいですね。燃料を積んで走ったこともないので、どうなるかは手探りですけど、少しでもいいレースをしてポイントを取れるように頑張りたいと思います」
- 嵯峨宏紀(ル・ボーセ)
-
「下のカテゴリーで下積みをこつこつやってきて、やっとここまで来て新しいカテゴリーに参戦できるのを喜びたいと思います。予選結果についてはまだまだ戦力的にも厳しいしですし、ドライビング的にもまだまだいけてないですし、チームも初めてフォーミュラ・ニッポンをさわるので順当なとこなのかなとは思います。今シーズンはエンジニアとも力を合わせて少しずつ0.1秒でも前との差を詰めていくというスタンスでやっていきたいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI