D1 GRAND PRIX

D1:第4戦鈴鹿 斎藤太吾が単走、追走ともに制覇し総合優勝を飾る! (D1)

 プロフェッショナルドリフトの最高峰「2011 グランツーリスモD1 グランプリ第4 戦鈴鹿サーキット」は、5 月22 日(日)に鈴鹿サーキット(三重県)ダンロップコーナーでファイナル競技が開催され、午前中に開催された単走ファイナルでは、ほぼ完璧な走りで斎藤太吾(プレミアムジャパンwith ダイゴ)が優勝。午後に行われた追走ファイナルでも、再々戦の末、斎藤太吾が今村陽一(SGC BOSS with DUNLOP)を破り、両競技を制覇し総合優勝を果たした。なお観客は5月21日(土)~22日(日)の2日間で合計のべ9,984人だった。

【5月21日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■予選

 前回のオートポリス戦の途中打ち切りで、異例のランキング下位に落ちていた日比野哲也(Team UPGARAGE with DROO-P)、今村陽一、末永正雄(M7 RE 雨宮SGC with TOYO TIRES)らは問題なく予選を通過。特に日比野哲也は正確なマシンコントロールとずば抜けたスピードで最高得点を記録し、予選をトップで通過した。

【5月22日(日)天候:雨のち曇り 路面:ドライ/ウェット/セミウェット】
■単走ファイナル

 予選に引き続きスピードとマシンコントロールに勝る日比野哲也がリード。しかし最後に走行した斎藤太吾が、濃厚なタイヤスモークを出しながらアクセルを踏み続ける豪快なドリフトで圧倒。逆転で単走ファイナル優勝を決めた。

■追走トーナメント
d1_r04_01.jpg
追走トーナメント決勝戦 (アウト:今村陽一、イン:斎藤太吾)

 開始直前に雨が降り出し競技はウェット路面で始まったが、ベスト4対戦時には雨が止みドライ路面に変化。この状況で調子を崩したのは日比野哲也。今年からマシンがターボ仕様となり、まだウェット路面での走らせ方がつかめていないという日比野哲也は、ベスト8で斎藤太吾と対戦したがリズムを崩してあっけなく敗北。

 結局ベスト4に残ったのは斎藤太吾、高橋邦明(GOODYEAR Racing with Kunny’z)、今村陽一、野村謙(BLITZ DFellow)の4名。斎藤太吾vs 高橋邦明の対戦は、高橋邦明には大きなミスはなかったものの、斎藤太吾がインを差してアドバンテージを獲得して勝ち上がり、今村陽一vs 野村謙の対戦はやはり今村陽一が野村謙のインに入りアドバンテージを獲得し決勝進出を果たした。

 3位決定戦は、敗れた野村謙vs 高橋邦明で行われ、延長戦の末、野村謙がドライブシャフトを破損し惜しくもリタイヤ。高橋邦明が3位に決定した。決勝は接戦で再々戦までもつれ込み、先行ではイーブンとしたものの、後追いでは斎藤太吾が集中を切らさず終始接近距離でドリフトを合わせ、アドバンテージを獲得。単走ファイナルに続き追走ファイナルでも優勝し、第4戦の総合優勝を果たした。なお、総合順位は単走ファイナルと追走トーナメント両競技の合計ポイントで決まるため、2 位には高橋邦明が入り、今村陽一は3 位だった。

単走ファイナル、追走トーナメントを制し第4戦総合優勝を決めた斎藤太吾選手
d1_r04_02.jpg  優勝経験のあるサーキットは、スタートからコーナーまでのストレートが長く、大パワーのマシンに乗る選手が有利と言われていた。しかし鈴鹿はストレートが短くパワーがすべてではないので、この鈴鹿で勝ちたかった。今の気分は最高です。
Text & Photo: D1コーポレーション


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース