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SGT:第1戦岡山公式練習 ZENT CERUMO SC430がトップタイム、SC勢1-2-3。GT300は、リールランボルギーニRG-3がトップ!

 スーパーGT第1戦岡山GT250kmレースが21日、岡山国際サーキットで開幕。第1戦とはいうものの震災のため延期され事実上の第2戦として開催される。9時から始まった公式練習では、GT500クラスで練習から好調のZENT CERUMO SC430が、GT300クラスではリールランボルギーニRG-3がそれぞれトップタイムを記録した。

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 岡山国際サーキットは朝から雨がぱらぱらと降ったものの公式練習が始まる9時前には上がり、ウェット宣言が出されるもほぼドライコンディションで走行が開始された。途中2回の赤旗中断をはさんだため、当初の予定を5分延長して1時間50分での公式練習となった。

 GT500クラスでは、開始早々から練習タイムを上回る1分25秒110でEPSON HSV-010の中山友貴がトップに立つ。中山は1回目の赤旗直前に1分24秒993までタイムを更新したものの再開後の開始30分過ぎにDENSO SARD SC430の石浦宏明が1分24秒884でこれを逆転してトップに立った。

 しかし、練習から好調のZENT CERUMO SC430の立川祐路が開始80分過ぎに1分24秒822でトップに立つと終了までこれを上回るドライバーは現れず、このセッションをトップで締めくくった。2位にはPETRONAS TOM'S SC430が、3位にはDENSO SARD SC430が続きSC430勢が上位を独占する結果となった。

 マシンの特性から戦前このコースでの優位が噂されていたHSV勢は4位のRAYBRIG HSV-010が最高位。ディフェンディングチャンピオンのウィダーHSV-010は11位と下位に沈んだ。

 ニッサン勢ではカルソニックIMPUL GT-Rが6位で最高位。前戦優勝のMOTUL AUTECH GT-Rは40キロのウェイトハンディを課せられ13位となっている。

 GT300勢は、エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電が序盤、加藤寛規のドライブで1分33秒293でトップに立っていたが、開始70分過ぎにリールランボルギーニが1分32秒988で逆転してトップに立ちこのセッションを締めくくった。紫電は一時3位まで落ちたが再び加藤が乗り込み2位を奪い返す。前戦優勝のHANKOOK PORSCHEが40キロのウェイトハンディをものともぜず3位に滑り込んだ。

 この後、12時30分よりノックアウト形式による公式予選が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA


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