P | No | Driver | Team | Engine | Q1 | Q2 | Q3 |
1 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'34.264 | 1'34.100 | 1'33.772 |
2 | 31 | ロイック・デュバル | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'34.318 | 1'34.060 | 1'34.139 |
3 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR09E | 1'35.437 | 1'34.977 | 1'34.633 |
4 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'34.979 | 1'34.776 | 1'34.782 |
5 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'35.223 | 1'34.714 | 1'35.110 |
6 | 20 | 平手 晃平 | ahead TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'35.246 | 1'34.918 | 1'35.183 |
7 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'35.371 | 1'34.559 | 1'35.251 |
8 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'35.559 | 1'35.154 | 1'35.616 |
9 | 7 | 国本 京佑 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'35.483 | 1'35.276 | |
10 | 41 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 1'35.491 | 1'35.280 | |
11 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'35.875 | 1'35.517 | |
12 | *40 | リチャード・ライアン | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 1'36.002 | | |
13 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8K | 1'36.194 | | |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- CarNo.40は、2009ツインリンクもてぎ四輪一般競技規則第30条3)違反(ダブルチェッカー)により、決勝レースのスターティンググリッドを2グリッド降格とする。
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2009/05/30) Knock Out Q3 Weather:Cloudy Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 3 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km
P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'33.772 | - | - | 184.33 |
2 | 31 | ロイック・デュバル | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'34.139 | 0.367 | 0.367 | 183.61 |
3 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR09E | 1'34.633 | 0.861 | 0.494 | 182.65 |
4 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'34.782 | 1.010 | 0.149 | 182.37 |
5 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'35.110 | 1.338 | 0.328 | 181.74 |
6 | 20 | 平手 晃平 | ahead TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'35.183 | 1.411 | 0.073 | 181.60 |
7 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'35.251 | 1.479 | 0.068 | 181.47 |
8 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'35.616 | 1.844 | 0.365 | 180.77 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2009/05/30) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 3 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km
P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 31 | ロイック・デュバル | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'34.060 | - | - | 183.77 |
2 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'34.100 | 0.040 | 0.040 | 183.69 |
3 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'34.559 | 0.499 | 0.459 | 182.80 |
4 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'34.714 | 0.654 | 0.155 | 182.50 |
5 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'34.776 | 0.716 | 0.062 | 182.38 |
6 | 20 | 平手 晃平 | ahead TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'34.918 | 0.858 | 0.142 | 182.10 |
7 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR09E | 1'34.977 | 0.917 | 0.059 | 181.99 |
8 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'35.154 | 1.094 | 0.177 | 181.65 |
---- 以上Q3進出 ---- |
9 | 7 | 国本 京佑 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'35.276 | 1.216 | 0.122 | 181.42 |
10 | 41 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 1'35.280 | 1.220 | 0.004 | 181.41 |
11 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'35.517 | 1.457 | 0.237 | 180.96 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2009/05/30) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 3 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km
P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'34.264 | - | - | 183.37 |
2 | 31 | ロイック・デュバル | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'34.318 | 0.054 | 0.054 | 183.26 |
3 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'34.979 | 0.715 | 0.661 | 181.99 |
4 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'35.223 | 0.959 | 0.244 | 181.52 |
5 | 20 | 平手 晃平 | ahead TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'35.246 | 0.982 | 0.023 | 181.48 |
6 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'35.371 | 1.107 | 0.125 | 181.24 |
7 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR09E | 1'35.437 | 1.173 | 0.066 | 181.11 |
8 | 7 | 国本 京佑 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'35.483 | 1.219 | 0.046 | 181.03 |
9 | 41 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 1'35.491 | 1.227 | 0.008 | 181.01 |
10 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'35.559 | 1.295 | 0.068 | 180.88 |
11 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'35.875 | 1.611 | 0.316 | 180.29 |
---- 以上Q2進出 ---- |
12 | 40 | リチャード・ライアン | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 1'36.002 | 1.738 | 0.126 | 180.05 |
13 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8K | 1'36.194 | 1.930 | 0.192 | 179.69 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
2009全日本選手権フォーミュラニッポン第3戦のフリー走行1回目は、1分34秒271を記録した#31ロイック・
デュバルがトップ。2番手には#32小暮卓史が1分34秒615で続き、NAKAJIMA RACINGが1-2を形成した。
第3戦の舞台はツインリンクもてぎ。
予報では曇りのち雨ということだが、午前9時40分より1時間で行われたフリー走行1回目は終始ドライコンディションで行われた。
大嶋和也、国本京佑、といったルーキー勢が開始早々から精力的に周回を重ねる中、#8石浦宏明(Team
Lemans)が1分35秒863を出してトップに立つ。
そのほかのベテラン勢は開始15分過ぎ辺りからタイムを上げ始め、20分経過時点でデュバルが1分35秒104でトップに。
さらにチームメイトの小暮が開始25分で1分34秒997と最初に34秒台に入れてトップに立った。
デュバルもセッション終盤に34秒台に入れ、1分34秒271で再びトップに。
小暮もセクター1、セクター2と再び最速タイムを記録したが、コース後半のタイムが伸びず、デュバルには後一歩届かなかった。
結局、このセッションで1分34秒台はこの2台のみ。
3番手の#41伊沢拓也でさえ1分35秒527と小暮にコンマ9秒の差をつけられ、PIAA
NAKAJIMAが頭一つ抜けた状態で午後の予選に臨むこととなった。
なお、ディフェンディングチャンピオンの松田次生は5番手、ポイントリーダーのブノワ・
トレルイエは7番手でこのセッションを終えている。
第3戦の公式予選はこの後午後1時よりノックアウト方式で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2009/05/30) Free Session #1 Weather:Cloudy Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 3 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km
P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 31 | ロイック・デュバル | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'34.271 | - | - | 183.35 |
2 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'34.616 | 0.345 | 0.345 | 182.69 |
3 | 41 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 1'35.527 | 1.256 | 0.911 | 180.94 |
4 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'35.604 | 1.333 | 0.077 | 180.80 |
5 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'35.764 | 1.493 | 0.160 | 180.50 |
6 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'35.781 | 1.510 | 0.017 | 180.46 |
7 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'35.800 | 1.529 | 0.019 | 180.43 |
8 | 20 | 平手 晃平 | ahead TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'36.074 | 1.803 | 0.274 | 179.91 |
9 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'36.258 | 1.987 | 0.184 | 179.57 |
10 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8K | 1'36.315 | 2.044 | 0.057 | 179.46 |
11 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR09E | 1'36.383 | 2.112 | 0.068 | 179.34 |
12 | 40 | リチャード・ライアン | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 1'36.487 | 2.216 | 0.104 | 179.14 |
13 | 7 | 国本 京佑 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'36.540 | 2.269 | 0.053 | 179.04 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
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【吉本大樹オフィシャルリリース】 2009.5.25
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■ 吉本大樹、スーパーGT第4戦/セパン戦への参戦決定

この度、吉本大樹が「09'スーパーGTシリーズ第4戦/セパン」に、第2戦鈴鹿、第3戦富士に引き続き「カーズ東海ドリーム28」より参戦することが決定いたしました。
第2戦鈴鹿から引き続いて3戦目の参戦となる今回のセパンラウンドにおきましても、前戦まで同様、皆様のご期待に沿う活躍を見せるべく全力を尽くして参りますので、ご声援の程、何卒、宜しくお願い申し上げます。
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【参戦概要】
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■ カテゴリー : 09'SUPER GT SERIES 第4戦(セパン/マレーシア)
■ 開催日 : 2009年6月20日(土)(予選)、21日(日)(決勝)
■ チーム名 : カーズ東海ドリーム28
■ マシン : プリヴェ アップル 紫電(Car No. 2)
■ ドライバー: 加藤 寛規 選手 / 吉本 大樹
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【吉本大樹コメント】
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セパンへの参戦、純粋に嬉しく思っています。今回も起用してくれた『カーズ東海ドリーム28』さん並びに『ムーンクラフト』さんへ感謝します!
第2戦の鈴鹿、第3戦の富士ではアンラッキーが続きリベンジの場は必ずほしいと思っていたので尚更です。
セパンのキャラクター自体は鈴鹿に似ていて我ら紫電にとっては得意なコースなはず。過去に紫電が唯一表彰台に上がっていないのが意外にもこのセパンだそうなので、必ずその表彰台に上がります。
皆さん応援の程、宜しくお願い致します!
全日本フォーミュラ3選手権(F3)第5・6戦が鈴鹿サーキットで開催され、ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム(NDDP)のF3 Nクラスの#22千代勝正と#23佐藤公哉がそれぞれ表彰台を獲得した。
土曜日に行われた第5戦決勝。予選クラス2位の佐藤がスタートから好ペースで周回を重ねた。同クラスのトップのマシンを1秒差以内まで追いつめたが、前半のハイペースがたたり、レース後半のペースが上げられずクラス2位のままチェッカーを受け、今季2度目の2位表彰台の獲得となった。予選クラス7位の千代は、前のマシンが上げた水しぶきで視界を遮られた中でのスタートながら1つポジションアップ。その後も同クラスのマシンを2台かわして4位でレースを終えた。
日曜日に行われた第6戦決勝は、スタート直前に僅かに雨が降ったものの、ドライコンディションでのレースとなった。クラス3位スタートの千代が出だしで順位を下げるも、ヘアピンとシケインで同クラスのマシンをかわしクラス2位にポジションアップ。その後、一時クラストップに浮上するものの、レース後半はタイヤの摩耗が激しくペースを落としての走行となり、順位を1つ下げた。しかし、背後に迫る2台のマシンの追い上げは防ぎきり、今季2度目の2位表彰台を獲得した。予選クラス4位スタートの佐藤はスタートでエンジンストールし最後尾からの追い上げとなったが、序盤は好ペースで順位を上げていきレース後半には千代を含めた3台での2位争いを展開。最終的にはクラス5位でレースを終えた。
NISMOモータースポーツニュースフラッシュより、全日本F3選手権部分を抜粋
- 上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
- http://www.nissan-motorsports.com/JPN/PRESS/
Text: NISMO
- コース:鈴鹿サーキット(5.807km)
- 予選:5月16日(土)雨/ウェット
- 決勝:5月17日(日)雨/ウェット

2位フィニッシュを果たしたブノワ・トレルイエ(#2)
フォーミュラ・ニッポンの第2戦が5月16日(土)、17日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
前戦第1戦から約1ヶ月半のインターバルを経て行われる第2戦の舞台は、新たに改装された鈴鹿サーキット。路面も約半分が再舗装されており、新型車両FN09での初レースに注目が集まった。
16日(土)は強い雨に見舞われ、午後1時45分からの予選はヘビーウェットコンディションの下で行われた。
難しいコンディションの中、外国人ドライバーが上位を占め、開幕戦で勝利を挙げたブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)がポールポジションを獲得。アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が2番手につけた。そして、前戦3位表彰台を獲得しているTDPドライバーの平手晃平(ahead TEAM IMPUL)が日本人最上位となる2列目4番手グリッドを確保した。
地元出身のディフェンディングチャンピオン、松田次生(LAWSON TEAM IMPUL)はQ2で無念の敗退。9番手となった。
17日(日)直前に行われた全日本F3第6戦決勝は、ほぼドライコンディションで行われており、各車スリックタイヤを装着した状態でウォームアップ走行に入ったが、まもなく雨が降り始め、全車レインタイヤへ交換。完全なウェットコンディションでレースは戦われた。
午後2時33分にフォーミュラ・ニッポン第2戦の決勝(43周:約250km)がスタート。ポールポジションのトレルイエが順当にポジションを守ったが、ロッテラーは3位に後退。9番手スタートの松田が好スタートを切り、6位にジャンプアップした。
4番手スタートの平手は一つポジションを落とし、5位で1周目を終えたが、4周目の1コーナーでオーバーラン。これをかわした松田が5位に浮上するも、7周目の1コーナーで今度は松田がコースオフ。グラベルに捕まった松田は、無念の2戦連続リタイアとなってしまった。
首位を逃げるトレルイエは、ロイック・デュバル(NAKAJIMA RACING)の猛追を受けながらも、これを抑えていたが、28周目についにかわされ、2位に後退。後方では、5位の平手が前を行く塚越広大(HFDP RACING)を激しく攻めるが、かわすまでには至らず。
平手はライバル勢よりも遅い34周目まで給油ピットインを引っ張り、タイヤ交換も行わず、短時間の好ピット作業でコースへ復帰。塚越の前に出ることに成功した。
その後は順位の変動無く、トレルイエは2位でフィニッシュ。開幕に続き、2戦連続の表彰台獲得で、ポイントランキング首位の座を守った。3位にはロッテラー。4位に平手が入った。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社
- コース:鈴鹿サーキット(5.807km)
- 予選:5月16日(土)雨/ウェット
- 第1戦決勝:5月16日(土)雨/ウェット
- 第2戦決勝:5月17日(日)曇/ドライ
開幕戦に続き、トムス勢が2戦共に表彰台を独占

第5戦で初優勝を果たしたマーカス・エリクソン(#1)
全日本F3選手権の第3大会(第5戦、第6戦)が5月16日(土)と17日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。
15日(金)の占有走行はドライコンディションであったが、16日(土)は予選が始まる前に雨が強まり、午前10時40分からの予選は完全なウェットコンディション。
第5戦の予選では、Nクラスのアレキサンドレ・インペラトーリ(ACHIEVEMENT by KCMG)がCクラスの車両を抑えて総合ポールポジションを獲得。総合2番手にはマーカス・エリクソン(PETRONAS TEAM TOM'S)が入り、嵯峨宏紀(DENSO Team Le Beausset)、TDPドライバーの井口卓人(PETRONAS TEAM TOM'S)、国本雄資(PETRONAS TEAM TOM'S)が続いた。岩崎祐貴(NOW MOTOR SPORT)は体調不良のために出走を見合わせることとなった。
10分間のインターバルを経て行われた第6戦の予選は、雨足が弱まり各車タイムアップ。国本が自身2度目のポールポジションを獲得。エリクソンが2番手、井口が3番手となった。Nクラスはインペラトーリが連続ポールポジションを獲得した。
フォーミュラ・ニッポン第2戦の予選の後、午後4時から第5戦の決勝レース(12周)が行われた。雨は若干弱まったものの、依然ウェットコンディションでのレースとなった。
スタートで2番手グリッドのエリクソンがトップを奪うと、そのまま後続を引き離して行った。これに、ポールポジションのインペラトーリ、総合7番手から好スタートを切ったケイ・コッツォリーノ(TODA RACING)と井口が続く形となった。コッツォリーノと井口は、前を行くインペラトーリをかわした後、2位争いを展開。井口は6周目の130Rでコッツォリーノをパスし、2位に浮上すると、首位のエリクソンを追った。
一方、総合5番手スタートの国本はスタート直後の1コーナーで行き場を失い、7位に後退。しかしその後、次々に前走車をパスし、8周目には3位に浮上した。
ハイペースで追い上げた井口は、一時6秒以上あった差を最終ラップには1秒以内にまで詰めたが、逆転には至らず。エリクソンが全日本F3での初優勝を飾った。井口は2位。終盤ファステストラップをマークする快走を見せた国本が3位に入った。
Nクラスではポールポジションのインペラトーリがポール・トゥ・ウィンを果たした。
17日(日)は、曇り空ながら路面はドライ。レーススタート直前に雨粒が落ちてきたが、その後雨は止み、全車スリックタイヤで午後12時48分に第6戦決勝(17周)がスタート。
ポールポジションの国本、エリクソン、井口の3台はポジションを守ったまま序盤戦へ。トップ3台が後続を引き離していく展開となった。
トムスの3台は、1秒以内の差で首位争いを繰り広げたが、順位は変動することなく、そのままチェッカー。国本がF3初優勝を果たし、エリクソン、井口が2位、3位。トムスは鈴鹿の2戦共に表彰台を独占する強さを見せた。
Nクラスでは、山本尚貴(HFDP RACING)が今季初優勝を飾った。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

2009年5月17日(日)
決勝
会場:鈴鹿サーキット(5,807km)
天候:予選/雨 決勝/雨
気温:20℃(14:30時点)
路面温度:24℃(14:30時点)
決勝レース:43周(249.701km)
コースコンディション:決勝/ウエット
観客:1万2000人(主催者発表)
5月17日(日)、三重県・鈴鹿サーキットにおいて、2009年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦の決勝レースが開催された。
舞台となる鈴鹿サーキットは、昨年秋からの改修工事により、先月リニューアルオープンしたばかりであるため、今年は開幕前の合同テストが行われず、16日(土)に行われたフリー走行が各チームとも鈴鹿でニューマシン『FN09』の感触を試す初めての機会となった。
また、東コース部分は改修工事により路面が張り替えられており、予選、決勝レースともに雨天も予想される中、いかにマシンのセットアップをまとめて持ち込めるかが、今回のレースを決めるポイントとなった。
16日(土)の公式予選は雨の影響でマシン・コントロールが困難な状況となったが、出場13台が11台に絞られる第1セッションにおいて、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)が4番手。#31 ロイック・デュバル選手(NAKAJIMA RACING)が5番手。#40 リチャード・ライアン選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が7番手。#10 塚越広大選手(HFDP RACING)が8番手。#41 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が9番手を獲得し、Honda勢3チーム5台すべてが第2セッションに駒を進めた。
第2セッションになり、さらに雨脚は強まるが、塚越選手が一時トップタイムを打ち出す好走をみせ、今季のルーキー3人では初めてのQ3進出を果たした。
決勝グリッドを決める第3セッションでは、L.デュバル選手がトップとわずか0.097秒差に迫る3番グリッドを獲得。残るHonda勢は小暮選手が5番手、R.ライアン選手が6番手、塚越選手が7番手、伊沢選手が11番手から決勝レースを迎えることになった。
17日(日)に行われた決勝レースは、午前中のフリー走行時は曇りだったがスタート直前に雨が降り始めたため、チームとしてドライかウエットかの判断が難しい中でのスタートとなった。
スタートは、L.デュバル選手が好スタートを切って2位に浮上して1コーナーへ。7番手からのスタートの塚越選手も一気に4番手まで浮上した。小暮選手はスタートでエンジンをストールさせたために大きなビハインドを負い、最下位からの追い上げを強いられることとなった。
2位のL.デュバル選手は、トップを走行する#2 ブノワ・トレルイエ選手(LAWSON TEAM IMPUL)のマシンの背後について走行を重ねる。3位以下との差は少しずつ広がり、トップ争いは2台のマシンで繰り広げられることとなった。
5周目、12位にポジションを上げた小暮選手は、ヘアピンコーナー立ち上がりでトラクションを失って失速したマシンに後ろから追突し、フロントノーズを破損してしまう。ピットに戻りフロントノーズを交換して復帰するが、1周遅れからの追い上げとなってしまった。
雨脚が強まり、路面が完全にウエットコンディションになったため、マシンが起こす水しぶきで後続の視界は悪く、オーバーランの末にスピンを喫するマシンも発生してきた。そんな悪条件の中でも、L.デュバル選手は13周目に唯一、2分を切る1分59秒740のファステストラップを記録し、トップと2秒ほど離れていたタイム差を徐々に縮め、17周目にはトップの背後につける0秒535差まで接近した。同じ17周目のヘアピンコーナーの進入で、12位の小暮選手は前を走るマシンに接触して、コースアウトをしたために無念のリタイアとなってしまう。
トップとL.デュバル選手の2台はテール・トゥ・ノーズの状態で接近戦を繰り広げるが、お互いに「オーバーテイクシステム」を一度も使用しておらず、相手の様子を見ながら走行を続ける。
折り返しとなった22周目時点では、2位にL.デュバル選手、4位に塚越選手、6位にR.ライアン選手、7位に伊沢選手が走行する。23周目のスプーンカーブで、L.デュバル選手がトップのマシンに接近しすぎてバランスを崩し、オーバーランを防ぐために一時的に失速したため、2台の差は一気に2秒 510まで広がってしまう。直後に3位のマシンもスプーンカーブで同様のミスを犯したため、4位の塚越選手は前を走るマシンとの差を2秒170に縮めた。 27周終了時に、塚越選手は燃料補給とタイヤ交換のためにピットインを敢行した。
トップのB.トレルイエ選手を追うL.デュバル選手は、24周目に1分59秒052でファステストラップを更新。広がっていた差を再び縮めて、2台は激しいバトルを繰り広げていく。そして、L.デュバル選手は28周目の200Rからスプーンカーブへの進入で、ついにトップへ浮上。独走態勢を築くべく一気にペースを上げて走行する。
L.デュバル選手は、2位のB.トレルイエ選手が先にピットストップを行い、21秒の作業でコースに復帰したのをみて、給油のみでタイヤ交換を行わない作戦を選択。31周終了時のピット作業を16秒で済ませたため、コースに復帰したときには2位との差を10秒以上に広げることに成功した。
一方、1分58秒391のファステストラップを29周目に記録した塚越選手は、後続のマシンがタイヤ無交換の作戦でピット時間を削ったために5位にポジションを下げるものの、悪条件の中で勢いのある走りを続けた。
L.デュバル選手は、35周目に1分58秒144のタイムでファステストラップを更新すると、最後までペースを崩さずに43周のチェッカーフラッグをトップで受けた。最終的に2位との差は20秒605まで広げる圧勝となった。この勝利はL.デュバル選手にとって、フォーミュラ・ニッポン通算5勝目となった。
悪天候でアクシデントが続出した鈴鹿ラウンドは、完走が9台というサバイバルレースとなったが、Honda勢は、塚越選手が5位、R.ライアン選手が6位、伊沢選手が7位で完走を果たした。
この結果、L.デュバル選手はシリーズポイントを計15ポイント獲得し、ランキングでトップと4ポイント差の2位に浮上。伊沢選手も計10ポイントの4位。計7ポイントの塚越選手は5位に浮上し、ルーキー最上位として今後の活躍に期待が集まることとなった。
コメント
- 坂井典次(Tenji Sakai)|HR09E開発責任者
-
「新生鈴鹿で初開催されたフォーミュラ・ニッポンで、ロイック・デュバル選手の優勝に貢献できてうれしく思っています。また、Hondaにとっても『HR09E』の初勝利でもあり二重の喜びとなりました。非常に難しいコースコンディションでしたが、その中でもデュバル選手の見事なタイヤマネージメントと、この天候に最適なセッティングを見出したNAKAJIMA RACINGの皆さんにも感謝したいです。次戦もHondaのホームコースであるツインリンクもてぎでの開催になります。鈴鹿に続き連勝できるように万全の体制で臨みますので、皆さんぜひ応援に来てください」
- ロイック・デュバル選手(優勝 #31 NAKAJIMA RACING)
-
「今日は最高の気分です。雨が降ったり止んだりの非常に難しいコンディションの中、優勝できたことをとてもうれしく思います。スタート時に2位に立ち、トップを追い抜いてゴールでき、展開としてもパーフェクトだったと思っています。実際にトップに立ってからは、僕たちのマシンが速いことが確認できたので、安心してゴールまで進めることができました。ウエットでの難しい展開の中、完ぺきなセッティングを行ってくれたチームに本当に感謝しています」
Text & Photo: HONDA

- 優勝 ロイック・デュバル(PIAA NAKAJIMA)
-
良かったです。
いいスタートでしたがトップには届かず、2位で1コーナーに入っていくことになりました。ブノワは速かったけど、
同じペースでついていくことが出来ました。
そのうちに、たぶんタイヤに問題があったんだと思うんですが、彼のペースが上がらなくなって差を詰めていけたんですが、
スプーンで僕がミスをしてしまい、2秒近くロスしてしまいました。
トップに立ったときは、ヘアピンの出口をうまく立ち上がって、次のコーナーで並びかけ、スプーンの手前で抜きました。
うまく追い越せてよかったです。その後は大きくギャップを広げることも出来ましたし。
その後は殆どミスをせず、最後まで速いペースで走れました。
ただ、ピットストップでミスをしてしまい、メカニックにはすまないと思います。
今回僕のチームは完璧なセット、完璧なストラテジーだったと思います。
ブノワとのバトルはタフでした。
バックストレートエンドの130Rで少しタッチしてしまったときは思わず2年前のこと(最終戦の接触)を思い出してしまいましたが、
今日の彼はとてもフェアだったし、何一つ変なことを仕掛けてきませんでした。
- 2位 ブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)
-
スタートは悪くありませんでした。コースは難しいコンディションでした。1コーナーまでにはスタートラインなどの様々なペイントがあるので、
そこでホイールスピンさせないよう気を使いました。
フルタンクの時のバランスは良かったので、10周目まではコンスタントに走れましたが、そのうちリヤが厳しくなってきて、
特にスプーンではトラクションのコントロールが難しくなり、ブレーキング時のスタビリティーも悪化してきました。
抜かれた後はピットでニュータイヤを履いて追い上げようと思ったんですが、彼(デュバル)はすごく速くて追いつけませんでした。
それでもポディウムに乗れたことは良かったと思います。
クルマも新しいので、これからどんどん良くなっていくと思っています。
次のもてぎは難しいサーキットだし、みんなのレベルも高いので、またタフなレースになるでしょうね。
- 3位 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)
-
すごく難しいレースでした。
スタートはインサイドのラインを取ったため、ホイールスピンをさせてしまいました。
クルマもフルタンク時はコントロールが難しかったです。普段こういうコンディションのレースには自信があるんですけど、
今回のパッケージはあってなかったと思います。それでも1スティント目の終わりごりにはいいタイムで走れるようになったので、
この状態をキープするためにタイヤ交換をしないことに決めました。
古いタイヤのままでポジションキープに集中することにしたんです。
今回3位でポイントを取れたことは、チャンピオンシップの後半戦を考えれば良かったと思っています。
- 優勝チーム監督 中嶋 悟(PIAA NAKAJIMA)
-
まずは嬉しいです。久しぶりにここ(記者会見場)に戻ってこられましたから。
今日は大方順調だったと思います。
(タイヤ交換は)元々やる気はなかったんです。でも、タイヤを片付けちゃったせいでブレーキングの目印がなくなったからでしょうか。
タイヤを置いておけば(メカニックは)撥ねられなかったかもしれないですね。
ピットストップには自信がありましたよ。まさか撥ねられるとは思いませんでしたが、2、3秒差だったらピットで逆転できると思っていました。
でもその前にチャンスがあったので。
トップに立ってからは静かに行って欲しかったんですが、どんどんペースが上がっちゃって(笑)
(トレルイエとのバトルは)ヒヤヒヤしながら楽しみました。小暮が早くに居なくなってヒマでしたし(笑)、2、
3秒差ならピットでも逆転できる自信がありましたから。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI
2009年全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦の決勝が5月17日、鈴鹿サーキットで行われ、
予選3位からスタートした#31ロイック・デュバル(PIAA NAKAJIMA)がポールシッターの#2ブノワ・
トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)をレース中盤に抜き去り、2008年第6戦もてぎ依頼の優勝をものにした。
(天候:雨 コース:ウェット 観客動員数:12,000人)
決勝レースは午後2時30分にフォーメーションラップを開始した。
F3第6戦の決勝が終わり、スタート進行が進むにつれて雨が強くなっていき、
コース上は昨日の予選と同じく完全なウェットコンディションとなり、全車ウェットタイヤでの走行となった。
ホールショットを決めたのはトレルイエ。
予選2番手の#36アンドレ・ロッテラーはイン側のラインをとったことが災いしてホイールスピンに見舞われ、デュバルの先行を許す。
一方、後方では#32小暮卓史と#48立川祐路がエンジンストール。マーシャルの手を借りて戦列には加わったが、
最後尾に後退してしまった。
小暮はその後トップグループをも凌ぐハイペースで猛然と追い上げたが、5周目のヘアピン立ち上がりで#7国本京佑に追突、
フロントウィングを失って予定外のピットストップを強いられた上、17周目には同じくヘアピンで立川に追突、
揃ってスピンアウトでグラベルにつかまってレースを終えた。
トップのトレルイエはレース序盤の8周目までに2位との差を3.7秒まで広げたが、
10周を過ぎた辺りからリヤタイヤの磨耗に苦しみ始め、徐々にデュバルに差を詰められるようになった。
デュバルは12周目、13周目とファステストラップを更新、17周を終える頃には両者の差は0.5秒にまで縮まってきた。
トレルイエも懸命にペースを上げ、序盤2分00秒台だったラップタイムを1分59秒台まで引きあげるが、デュバルのペースはさらに速く、
折り返し点となる22周をすぎてからはヘアピンやスプーン、130Rで何度も詰め寄られる。
懸命にデュバルを封じ込めにかかるトレルイエだったが、28周目の200R、通称「松ちゃんコーナー」でデュバルにインから並びかけられ、
ついにトップの座を明け渡すことになってしまった。
トップに躍り出たデュバルはさらにペースを上げて1分58秒台を連発、一方のトレルイエは29周終わりでピットイン。
タイヤ交換と給油を27秒で済ませてコースに飛び出していった。
デュバルのピットストップは31周目。
タイヤ無交換のスプラッシュ・アンド・ゴーで一気にトレルイエを突き放そうとしたナカジマ陣営だったが、
ここでデュバルが給油マンを撥ねてしまうアクシデントが。
幸い、メカニックに怪我はなく、デュバルは17秒足らずでピットアウトしていったが、あわや、という場面に場内は一瞬騒然となった。
アクシデントはあったものの、作業時間自体が短かったこともあり、デュバルはトレルイエの遥か前方でコースイン、
その後もコンスタントに1分58秒台で周回を重ね、最後は2位に20秒6もの大差を築いて43周を走り切り、
昨年8月のもてぎ戦以来の勝利を、改修後初の開催となる鈴鹿サーキットでもぎ取った。
トレルイエは2位に終わったものの、依然としてポイントリーダーの座を明け渡してはいない。
3位にはロッテラーが入り、ルーキー勢では#10塚越広大が5位で最上位となった。
なお、ディフェンディングチャンピオンの#1松田次生はレース序盤、4位争いを展開したが7周目の1コーナーでスピンアウトを喫し、
今回もノーポイントに終わっている。
次戦はツインリンクもてぎ。5月31日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI
Fニッポン第2戦 -RIJ- (2009/05/17) Race Result Weather:Rainy Course:Wet
2009 Formula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
P | No | Driver | Team | Engine | Lap | Time / Behind |
1 | 31 | ロイック・デュバル | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 43 | 1:26'44.751 |
2 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 43 | 20.605 |
3 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 43 | 36.597 |
4 | 20 | 平手 晃平 | ahead TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 43 | 46.614 |
5 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR09E | 43 | 54.316 |
6 | 40 | リチャード・ライアン | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 43 | 1'07.887 |
7 | 41 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 43 | 1'18.072 |
8 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 42 | 1Lap |
9 | 7 | 国本 京佑 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 40 | 3Laps |
-------- 以上規定周回(38 Laps)完走 -------- |
- | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 19 | 24Laps |
- | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8K | 16 | 27Laps |
- | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 16 | 27Laps |
- | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 6 | 37Laps |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- Fastest Lap: CarNo.31 ロイック・デュバル(ナカジマ) 1'58.144 (35/43) 176.95km/h
全日本F3選手権第6戦は17日、鈴鹿サーキットで決勝を行い17周を走って、国本雄資(トムス)がポールトゥウインで初優勝を飾った。Nクラスは、クラス2位からスタートした山本尚貴(HFDP)が優勝した。
午前中やんでいた雨がぱらぱらと降り始めた12時45分、グリッドへ向けてのフォーメーションラップが始まった。レコードラインは、ほぼドライコンディションだ。スリックタイヤを履いた全15台が1周を回ってグリッドに整列し、シグナルブラックアウトでスタート。
上位陣は無難にスタートし、予選順位のままで1コーナーへ。トップは国本雄資(トムス)、2位マーカス・エリクソン(トムス)、3位井口卓人(トムス)。4位にNクラスポールのアレキサンドラ・インペラトーリ(ACHIVEMENT)をかわした安田裕信(スリーボンド)が、5位にそのインペラトーリ、6位に嵯峨宏紀(ルボーセ)、7位にケイ・コッツォリーノ(戸田)と続く。
レースは、国本、エリクソン、井口のトムス勢が後続を引き離しながらの接近戦となる。井口は、1コーナーでシケインでエリクソンに並びかけるが、エリクソンも巧みなライン取りでこれを退ける。
国本は、背後のエリクソンが井口への防戦一方だったため比較的安泰。後方から脅かされることなく17周を走りきって、ポールトゥウインでうれしい初優勝を飾った。
エリクソンと井口の攻防は最終ラップのシケインまで続いたが結局、エリクソンが逃げ切り2位。3位には井口が入った。
その後方、トップ3台には徐々に差を広げられたが、4位安田、5位嵯峨、6位コッツォリーノの第2集団3台も接近戦となった。7周目にコッツォリーノが嵯峨をかわして5位に上がるが、その後は各ドライバー決め手がなく、そのままの順位でゴール。4位安田、5位コッツォリーノ、6位嵯峨となった。
Nクラスは、インペラトーリのリードでレースが始まり、その後方に明らかにジャンプスタートとわかるフライングで後にドライビングスルーペナルティを受ける関口雄飛(AIM)、山本尚貴(HDFP)、千代勝正(NOVA)、小林崇志(HDFP)と続く。
しかしNクラスは山本のスピードが抜けていた。一時はクラスコースレコードをたたき出すスピードで、インペラトーリ、オープニングラップでパスされた小林をも7周目の1コーナーでアウトからかわしてトップで躍り出ると後続を引き離し、レース終了時点ではクラス2位以下を9秒以上離してクラス優勝を飾った。クラス2位に千代、同3位にインペラトーリとなった。
Nクラスポイントリーダーの関口は、1コーナーでコースアウト、さらにドライビングスルーペナルティを受けるなどさんざんだったが、レース中にタイヤ交換して、最終ラップに本レース中に山本の記録したコースレコードを塗り替える1分57秒040をたたき出し、ファステストラップポイント1を獲得した。
次戦第4大会第7戦、第8戦は、6月27日、28日に富士スピードウェイで開催される。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum
全日本F3 -RIJ- (2009/05/17) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 6 鈴鹿サーキット 5.807 km
P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
1 | 37 | C | 国本 雄資 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 17 | 32'46.944 |
2 | 1 | C | マーカス・エリクソン | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 17 | 0.908 |
3 | 36 | C | 井口 卓人 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 17 | 1.373 |
4 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F309 | SR20VE | 17 | 16.862 |
5 | 2 | C | ケイ・コッツォリーノ | TODA FIGHTEX | DALLARA F308 | MF204C | 17 | 17.337 |
6 | 62 | C | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 17 | 17.555 |
7 | 7 | N | 山本 尚貴 | HFDP RACING | DALLARA F307 | 3S-GE | 17 | 44.283 |
8 | 22 | N | 千代 勝正 | NDDP EBBRO | DALLARA F306 | 3S-GE | 17 | 53.344 |
9 | 20 | N | アレキサンドラ・インベラトーリ | ACHIEVEMENT by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 17 | 53.883 |
10 | 8 | N | 小林 崇志 | HFDP RACING | DALLARA F307 | 3S-GE | 17 | 55.285 |
11 | 23 | N | 佐藤 公哉 | NDDP EBBRO | DALLARA F306 | 3S-GE | 17 | 56.609 |
12 | 19 | N | 黒田 吉隆 | ACHIEVEMENT by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 17 | 1'09.013 |
13 | 5 | N | 久保田 克昭 | ハナシマレーシングF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 16 | 1 Lap |
14 | *18 | N | 関口 雄飛 | EBBRO AIM F307 | DALLARA F305/307 | 3S-GE | 16 | 1 Lap |
-------- 以上規定周回数 ( 15 Laps ) 完走 -------- |
- | 77 | N | 小泉 洋史 | staff-one・CMS | DALLARA F306 | 3S-GE | 6 | 11 Laps |
- Fastest Lap(C): CarNo.36 井口卓人(TOM'S) 1'55.005 (14/17) 181.78km/h
- Fastest Lap(N): CarNo.18 関口雄飛(AIM) 1'57.040 (16/16) 178.62km/h
- CarNo.18は、2009全日本フォーミュラ3選手権統一規則第27条14.(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦鈴鹿のフリー走行2回目は昨日の予選とは異なり、ドライコンディションでの走行となった。
このセッションでトップタイムを記録したのは#31ロイック・デュバル。タイムは1分43秒079だった。
フリー走行2回目は午前9時30分より、30分間で行われた。
昨日はフリー走行1回目の途中から降り始めた雨がドライバーたちを苦しめたが、その雨も夜半過ぎには止み、
決勝日の朝を迎えた鈴鹿サーキットは時折晴れ間の覗く薄曇りとなった。
路面も、フリー走行に先立って行われたFCJの決勝ではまだ時折水しぶきが上がっていたが、
フォーミュラニッポン車両が走行を重ねるに連れて次第に乾いていった。
タイヤは走り出しからスリックだ。
このため、ラップタイムは最初から1分49秒台。すぐに45秒前後まであがっていく。
予定時間の半分を消化した時点でのトップは#31小暮卓史で1分44秒201。
しかし終了3分前に#1松田次生が1分44秒066、#10塚越広大が1分44秒070とタイムを上げ、
終了1分前には小暮のチームメイト、デュバルが44秒台の壁を破って1分43秒162を記録した。
デュバルはその次の周に1分44秒079までタイムを縮める。結局これがこのセッションのトップタイムとなり、
2番手にはチェッカー直後に1分43秒410を出した#36アンドレ・ロッテラーが続いた。
第2戦決勝は午後2時30分より43周で行われるが、天気予報では依然として「雨」となっている。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第2戦 -RIJ- (2009/05/17) Free Session #2 Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
2009 Formula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 31 | ロイック・デュバル | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'43.079 | - | - | 202.81 |
2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'43.410 | 0.331 | 0.331 | 202.16 |
3 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'43.644 | 0.565 | 0.234 | 201.70 |
4 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'44.009 | 0.930 | 0.365 | 200.99 |
5 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'44.066 | 0.987 | 0.057 | 200.88 |
6 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR09E | 1'44.070 | 0.991 | 0.004 | 200.88 |
7 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'44.235 | 1.156 | 0.165 | 200.56 |
8 | 20 | 平手 晃平 | ahead TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'44.714 | 1.635 | 0.479 | 199.64 |
9 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'44.718 | 1.639 | 0.004 | 199.63 |
10 | 41 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 1'44.826 | 1.747 | 0.108 | 199.43 |
11 | 40 | リチャード・ライアン | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 1'45.134 | 2.055 | 0.308 | 198.84 |
12 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8K | 1'45.237 | 2.158 | 0.103 | 198.65 |
13 | 7 | 国本 京佑 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'45.899 | 2.820 | 0.662 | 197.41 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
全日本F3選手権第5戦は16日、雨の鈴鹿サーキットで決勝を行い、総合予選2位からスタートしたCクラスのマーカス・エリクソン(トムス)が1度もトップを譲ることなくそのまま12周を走って優勝した。Nクラスは総合でもポールポジションだったアレキサンドラ・インペラトーリ(ACHIVEMENT)が優勝した。

雨脚が弱くなった16時、全日本F3第5戦のフォーメーションラップが始まった。予選不通過となった岩崎祐貴(イワサキ)をのぞく15台がグリッドに着き、シグナルブラックアウトでスタートが切られた。
好スタートを切ったのは予選2位のマーカス・エリクソン(トムス)。総合ポールのNクラス、アレキサンドラ・インペラトーリ(ACHIVEMENT)は出遅れ2位に落ちた。3位にはなんと予選7位からケイ・コッツォリーノ(戸田)が上がってきた。4位には井口卓人(トムス)が、5位には好スタートを切ったものの1コーナーで行き場を失い後退した国本雄資(トムス)が着ける。
このレースの見せ場を作ったのは4位でレースをスタートした井口だった。2周目の130Rでコッツォリーノにかわされたインペラトーリをパスすると、6周目には再び130Rでそのコッツォリーノをもインからパスし2位に上がる。さらにペースアップし、7秒以上あったトップ、エリクソンとの差を1秒以上速いラップタイムで詰め始める。
8周を終わってトップ、エリクソンと2位井口との差は3秒余り。さらに10周終わって2秒を切った。しかし、井口の追撃もここまで。最終的には1秒余りまで詰めたものの逆転はならず、スタートから1度もトップを譲らなかったエリクソンがうれしい来日初優勝を飾った。井口は惜しくも2位。
3位にはスタートで5位まで後退したもののインペラトーリ、コッツォリーノをパスした国本が入り、トムスの表彰台独占に貢献した。

Nクラスは、総合のポールポジションから、次々と全日本クラスのマシンにかわされ6位まで落ちたものの同クラス2位に上がってきた佐藤公哉(NOVA)の追撃を振り切ったインペラトーリが優勝した。2位にその佐藤、3位には山本尚貴(HFDP)が入った。
第6戦決勝は明日17日、12時45分より第5戦より5周多い17周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

- ポールポジション ブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)
-
アブナいコンディションでしたね。Q1は良かったんですが、Q2はコンディションが悪化したうえに車高も低かったため、
アクアプレーンが酷かったです。それで1周だけアタックして終わらせようと思ったんですが、そこでスピンをしてしまって、
もう1周走ることになりました。最後の予選に残りたかったのでクルマを壊さないように慎重に走りましたよ。
Q3はプッシュしましたけど、慎重に走ることも心がけていました。それは他のドライバーも同じだったと思います。
フリー走行から一つづつセットアップを詰めていって、いいセットに辿り着けました。
けれどもセクターごとに路面のグリップが違っていて、セクター1はハイグリップ、デグナーはスリッピー、
だからコースアウトしてしまったんですが、そして最終セクターもハイグリップという状態でコントロールが難しかったです。
今回のペナルティポイント(PP)じゃなくてポールポジション(PP)を手に入れられたので嬉しいです。
- 予選2位 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)
-
ブノワがトップを取れたのは経験の差だと思います。彼もいっていたように酷いコンディションで、
いつストップがかけられてもおかしくない状況でした。
まずはとにかくQ3まで生き残るのが目標で、なるべく慎重に走りました。
Q3では最後にタイムを出すことが出来ました。
そこまで1ラップ1ラップいろんなことを考えて走りましたよ。どこで踏んで、どこで抜くか、とかね。明日の決勝が楽しみです。
フロントローからスタートできるのはラッキーですね。最初の数周で良好な視界を得られますから。
路面はセクター1でのタイヤの減りが早くて厳しいコンディションでした。
明日の決勝もタフなレースになると思います。
- 予選3位 ロイック・デュバル(PIAA NAKAJIMA)
-
みんな言ってるようにタフな予選でした。特にQ2のアクアプレーンのコントロールが難しかったです。
そんな中で3位を獲得できたので本当にハッピーです。明日の決勝が楽しみです。去年のことを思えば、
僕らのチームはすごく頑張ったと思いますよ。
(Q3のスピンについて)ちょっとでも多くテレビに映りたかったので(笑)。
まだイケると思ってプッシュしすぎたためにああなってしまいました。バリアにぶつからなくて本当に良かったです。そのお陰で今ここ
(記者会見)に居られるわけですからね。
Q2からQ3のインターバルで車高を上げたんですが、雨が少なくなったので外してしまいました。でもここにこれたのだから、
悪い判断じゃなかったのかもしれませんね。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本F3 -RIJ- (2009/05/16) Race Results Weather:Rainy Course:Wet
All Japan F3 Championship Round 5 鈴鹿サーキット 5.807 km
P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
1 | 1 | C | マーカス・エリクソン | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 12 | 26'33.905 |
2 | 36 | C | 井口 卓人 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 12 | 1.170 |
3 | 37 | C | 国本 雄資 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 12 | 7.208 |
4 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F309 | SR20VE | 12 | 17.125 |
5 | 2 | C | ケイ・コッツォリーノ | TODA FIGHTEX | DALLARA F308 | MF204C | 12 | 22.769 |
6 | 20 | N | アレキサンドラ・インベラトーリ | ACHIEVEMENT by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 12 | 24.771 |
7 | 23 | N | 佐藤 公哉 | NDDP EBBRO | DALLARA F306 | 3S-GE | 12 | 25.3588 |
8 | 7 | N | 山本 尚貴 | HFDP RACING | DALLARA F307 | 3S-GE | 12 | 28.159 |
9 | 22 | N | 千代 勝正 | NDDP EBBRO | DALLARA F306 | 3S-GE | 12 | 34.868 |
10 | 19 | N | 黒田 吉隆 | ACHIEVEMENT by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 12 | 35.287 |
11 | 8 | N | 小林 崇志 | HFDP RACING | DALLARA F307 | 3S-GE | 12 | 41.044 |
12 | 18 | N | 関口 雄飛 | EBBRO AIM F307 | DALLARA F305/307 | 3S-GE | 12 | 1'01.380 |
13 | 77 | N | 小泉 洋史 | staff-one・CMS | DALLARA F306 | 3S-GE | 12 | 1'10.827 |
-------- 以上規定周回数 ( 10 Laps ) 完走 -------- |
- | 5 | N | 久保田 克昭 | ハナシマレーシングF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 4 | 8 Laps |
- | 62 | C | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 3 | 9 Laps |
- Fastest Lap: CarNo.37 国本雄資(TOM'S) 2'10.189 (10/12) 160.58km/h
2009年全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦の公式予選が5月16日、横殴りの雨が降りしきる鈴鹿サーキットで行われ、
第1戦優勝の#2ブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)がポールポジションを獲得した。
予選2位は#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)、3位は#31ロイック・デュバル(PIAA
NAKAJIMA)だった。
第2戦の公式予選は午後1時45分にQ1が開始された。
Q2に進めるのは13台中11台。
雨は午前中のフリー走行よりもさらに酷くなり、コースのあちこちで激しい水煙が上がる状態だ。
さらに東コースの改修された路面と、従来どおりの西コースの路面のグリップの違いもドライバーたちを悩ませた。
このコンディションの影響をもろに受けたのが#37大嶋和也だ。
大嶋はアウトラップの最終コーナーでいきなりコースアウトを喫し、1周も計測されることなく予選を終えることになった。
他のドライバーは最初の計測を2分5~6秒台で慎重に走り、徐々にペースを上げていく。
開始10分過ぎに#32小暮卓史がいちはやく2分の壁を破り、1分59秒367でトップに立つと、
すぐさまディフェンディングチャンピオンの#1松田次生も1分58秒869で小暮を上回る。
そして前回優勝のトレルイエが残り時間6分を切ったところで1分58秒668を出し、これがQ1のベストタイムとなった。
2番手に松田、3番手に午前中トップのロッテラーがつけた。
また11位争いは最後の最後までもつれ、
チェッカー直後に2分01秒922を出した#48立川祐路がルーキーの#7国本京佑を退けてQ2進出を勝ち取った。
10分間のインターバルの後、予選Q2が開始された。
雨はますます酷くなり、コースのあちこちで生じるアクアプレーン現象がドライバーたちを悩ませる。
この短いセッションを制したのは#36アンドレ・ロッテラー。
しかしタイムはコンディション悪化を反映して2分02秒583に留まった。
以下、2位に#20平手晃平、3位#40リチャード・ライアン、4位にはルーキーの#10塚越広大が続く。
塚越は開始早々から好タイムを連発、しばしばリーダーボードのトップに名を連ねてQ2を盛り上げた。
一方、Q3進出を賭けた争いは松田、石浦、伊沢、立川の四つ巴の激戦となり、
チェッカー直後に2分06秒639を記録した立川が生き残った。
これにより、チェッカー直前にデグナーでコースアウトした伊沢と、石浦、
そしてあろうことかQ1で2番手タイムを出していた#1松田がここで予選を終えることとなった。
最後のセッション、Q3は午後2時35分開始。
Q2に比べれば雨は弱まったものの、依然として激しい水煙の上がるコンディションだ。
真っ先にピットを離れたのはトレルイエ。以下、平手、デュバル、塚越の順でコースに出て行った。
トレルイエは最初の計測を2分01秒382で通過すると、次の周には1分59秒841、
3周目に1分59秒733を着実にタイムを上げていく。
その後方ではデュバルが1周目のアタックを終えた直後に2コーナーでスピンアウトするが、なんとかバリアの手前ぎりぎりで踏みとどまり、
タイムアタックを続行する。
結局トレルイエは1分59秒106までタイムを縮め、2007年開幕戦富士以来のポールポジションをもぎ取った。
2番手にはロッテラー、3番手はQ3開始直後にコースアウトを喫したデュバルと外人勢がトップ3を独占、
4番手にも海外経験豊富な平手が入った。
第2戦決勝は明日午後2時30分より、43周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第2戦 -RIJ- (2009/05/16) Knock Out Total Weather:Rainy Course:Wet
2009 Formula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
P | No | Driver | Team | Engine | Q1 | Q2 | Q3 |
1 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'58.668 | 2'04.880 | 1'59.106 |
2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'59.129 | 2'02.583 | 1'59.128 |
3 | 31 | ロイック・デュバル | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'59.479 | 2'05.202 | 1'59.203 |
4 | 20 | 平手 晃平 | ahead TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'59.916 | 2'03.000 | 1'59.470 |
5 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'59.196 | 2'05.975 | 2'00.320 |
6 | 40 | リチャード・ライアン | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 2'00.514 | 2'03.780 | 2'00.922 |
7 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR09E | 2'00.625 | 2'04.617 | 2'01.665 |
8 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8K | 2'01.922 | 2'06.039 | no time |
9 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'58.869 | 2'06.323 | |
10 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 2'01.793 | 2'06.785 | |
11 | 41 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 2'00.892 | 2'07.222 | |
12 | 7 | 国本 京祐 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 2'02.840 | | |
---- 以上予選通過(基準タイム[107%]: 2'06.974)---- |
- | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | no time | | |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- Q3: CarNo.40は、2009年全日本フォーミュラ・ニッポン統一規則第28条1.により、走路外走行時のラップタイムを削除した。
Fニッポン第2戦 -RIJ- (2009/05/16) Knock Out Q3 Weather:Rainy Course:Wet
2009 Formula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'59.106 | - | - | 175.52 |
2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'59.128 | 0.022 | 0.022 | 175.49 |
3 | 31 | ロイック・デュバル | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'59.203 | 0.097 | 0.075 | 175.37 |
4 | 20 | 平手 晃平 | ahead TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'59.470 | 0.364 | 0.267 | 174.98 |
5 | 40 | リチャード・ライアン | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 1'59.924 | 0.818 | 0.454 | 174.32 |
6 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 2'00.320 | 1.214 | 0.396 | 173.75 |
7 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR09E | 2'01.665 | 2.559 | 1.345 | 171.83 |
8 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8K | no time | - | - | - |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
Fニッポン第2戦 -RIJ- (2009/05/16) Knock Out Q2 Weather:Rainy Course:Wet
2009 Formula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 2'02.583 | - | - | 170.54 |
2 | 20 | 平手 晃平 | ahead TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 2'03.000 | 0.417 | 0.417 | 169.96 |
3 | 40 | リチャード・ライアン | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 2'03.780 | 1.197 | 0.780 | 168.89 |
4 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR09E | 2'04.617 | 2.034 | 0.837 | 167.76 |
5 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 2'04.880 | 2.297 | 0.263 | 167.40 |
6 | 31 | ロイック・デュバル | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 2'05.202 | 2.619 | 0.322 | 166.97 |
7 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 2'05.975 | 3.392 | 0.773 | 165.95 |
8 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8K | 2'06.039 | 3.456 | 0.064 | 165.86 |
---- 以上Q3進出 ---- |
9 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 2'06.323 | 3.740 | 0.284 | 165.49 |
10 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 2'06.785 | 4.202 | 0.462 | 164.89 |
11 | 41 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 2'07.222 | 4.639 | 0.437 | 164.32 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
Fニッポン第2戦 -RIJ- (2009/05/16) Knock Out Q1 Weather:Rainy Course:Wet
2009 Formula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'58.668 | - | - | 176.17 |
2 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'58.869 | 0.201 | 0.201 | 175.87 |
3 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'59.129 | 0.461 | 0.260 | 175.48 |
4 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'59.196 | 0.528 | 0.067 | 175.39 |
5 | 31 | ロイック・デュバル | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'59.479 | 0.811 | 0.283 | 174.97 |
6 | 20 | 平手 晃平 | ahead TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'59.916 | 1.248 | 0.437 | 174.33 |
7 | 40 | リチャード・ライアン | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 2'00.514 | 1.846 | 0.598 | 173.47 |
8 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR09E | 2'00.625 | 1.957 | 0.111 | 173.31 |
9 | 41 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 2'00.892 | 2.224 | 0.267 | 172.92 |
10 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 2'01.793 | 3.125 | 0.901 | 171.65 |
11 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8K | 2'01.922 | 3.254 | 0.129 | 171.46 |
---- 以上Q2進出 ---- |
12 | 7 | 国本 京佑 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 2'02.840 | 4.172 | 0.918 | 170.18 |
13 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | no time | - | - | - |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
全日本F3選手権第6戦の公式予選は#37国本雄資(PETRONAS TEAM TOM'S)がポールポジションを獲得。
2位に#1マーカス・エリクソン、3位に#36井口卓人がつけ、トムス勢が1-2-3を占めた。
Nクラストップは#20アレキサンドレ・インペラトーリ(ACHIEVEMENTbyKCMG)。ここでは総合4番手に落ち着いたが、
Nクラスの連続ポールを獲得した。
第5戦の公式予選から10分間のインターバルをおいて、午前11時5分より第6戦の公式予選が開始された。
第5戦ではNクラスのインペラトーリに後れをとったCクラス勢だったが、
ここでは意地をみせて1周目のアタックから自己ベストを大幅に更新していく。
まずはエリクソンが2分09秒205と、第5戦から2秒ものタイム更新を達成してトップに立つと、
井口も2分09秒360で2番手につける。
第5戦を5位で終えた国本もセッション終盤に着実にタイムアップを上げていき、終了直前に2分08秒328でトップに立つと、
チェッカー後のラップでは2分07秒840まで縮めてみせ、第4戦岡山に続いて今季2度目のポールポジションを獲得した。
第5戦ポールのインペラトーリは結局4番手。
それでも2分10秒634と自己ベストを更新し、Nクラスの連続ポールを獲得してみせた。
Nクラス2番手は#7山本尚貴(HFDP RACING)で総合7位。#22千代勝正(NDDP
EBBRO)が総合8位でクラス3番手につけた。
第6戦決勝は明日午後0時45分より、17周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
全日本F3 -RIJ- (2009/05/16) Qualifying-Session: Weather:Rainy Course:Wet
2009 All Japan F3 Championship Round 6 鈴鹿サーキット 5.807 km
P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 37 | C | 国本 雄資 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 2'07.840 | - | - | 163.53 |
2 | 1 | C | マーカス・エリクソン | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 2'08.465 | 0.625 | 0.625 | 162.73 |
3 | 36 | C | 井口 卓人 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 2'08.653 | 0.813 | 0.188 | 162.49 |
4 | 20 | N | アレキサンドラ・インベラトーリ | ACHIEVEMENT by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 2'09.662 | 1.822 | 1.009 | 161.23 |
5 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F309 | SR20VE | 2'09.855 | 2.015 | 0.193 | 160.99 |
6 | 62 | C | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 2'10.667 | 2.827 | 0.812 | 159.99 |
7 | 7 | N | 山本 尚貴 | HFDP RACING | DALLARA F307 | 3S-GE | 2'11.363 | 3.523 | 0.696 | 159.14 |
8 | 22 | N | 千代 勝正 | NDDP EBBRO | DALLARA F306 | 3S-GE | 2'11.732 | 3.892 | 0.369 | 158.69 |
9 | 23 | N | 佐藤 公哉 | NDDP EBBRO | DALLARA F306 | 3S-GE | 2'11.961 | 4.121 | 0.229 | 158.42 |
10 | 2 | C | ケイ・コッツォリーノ | TODA FIGHTEX | DALLARA F308 | MF204C | 2'12.975 | 5.135 | 1.014 | 157.21 |
11 | 19 | N | 黒田 吉隆 | ACHIEVEMENT by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 2'13.254 | 5.414 | 0.279 | 156.88 |
12 | 8 | N | 小林 崇志 | HFDP RACING | DALLARA F307 | 3S-GE | 2'13.539 | 5.699 | 0.285 | 156.55 |
13 | 18 | N | 関口 雄飛 | EBBRO AIM F307 | DALLARA F305/307 | 3S-GE | 2'13.940 | 6.100 | 0.401 | 156.08 |
14 | 5 | N | 久保田 克昭 | ハナシマレーシングF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 2'16.824 | 8.984 | 2.884 | 152.79 |
15 | 77 | N | 小泉 洋史 | staff-one・CMS | DALLARA F306 | 3S-GE | 2'17.328 | 9.488 | 0.504 | 152.23 |
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 2'21.151 | 13.311 | 3.823 | 148.11 |
- | 33 | C | 岩崎 祐貴 | イワサキインダストリーF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | no time | - | - | - |
鈴鹿サーキットで行われた全日本F3選手権第5戦の公式予選は強い雨の中で行われた。
ポールポジションを獲得したのは、なんとNクラスの#20アレキサンドレ・インペラトーリ(ACHIEVEMENTbyKCMG)。
2分11秒069と、Cクラストップの#1マーカス・エリクソン(PETRONAS TEAM
TOM'S)をコンマ4秒引き離す好タイムを記録してみせた。

第5戦の公式予選は午前10時40分より15分間で行われた。
この前に行われたフォーミュラニッポンのフリー走行と同じく、路面はウェットだ。
この難しいコンディションの中、Nクラスのインペラトーリはセッション中盤からトップに立つと、その後も着々とタイムを縮め、
最後は2分11秒069を記録して、Cクラストップのエリクソンが出した2分11秒469をじつに0.400秒も上回ってみせた。
3番手は#62嵯峨宏紀。ポイントリーダーの#36井口卓人が4番手につけ、#37国本雄資が5番手と、さすがに2、3、4、
5番手はCクラスのドライバーがつづき、6番手にNクラスの#23佐藤公哉が入った。

第5戦決勝は今日の午後4時より12周で戦われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
全日本F3 -RIJ- (2009/05/16) Qualifying-Session: Weather:Rainy Course:Wet
2009 All Japan F3 Championship Round 5 鈴鹿サーキット 5.807 km
P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 20 | N | アレキサンドラ・インベラトーリ | ACHIEVEMENT by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 2'11.069 | - | - | 159.50 |
2 | 1 | C | マーカス・エリクソン | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 2'11.469 | 0.400 | 0.400 | 159.01 |
3 | 62 | C | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 2'11.671 | 0.602 | 0.202 | 158.77 |
4 | 36 | C | 井口 卓人 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 2'11.970 | 0.901 | 0.299 | 158.41 |
5 | 37 | C | 国本 雄資 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 2'12.010 | 0.941 | 0.040 | 158.36 |
6 | 23 | N | 佐藤 公哉 | NDDP EBBRO | DALLARA F306 | 3S-GE | 2'12.284 | 1.215 | 0.274 | 158.03 |
7 | 2 | C | ケイ・コッツォリーノ | TODA FIGHTEX | DALLARA F308 | MF204C | 2'12.495 | 1.426 | 0.211 | 157.78 |
8 | 7 | N | 山本 尚貴 | HFDP RACING | DALLARA F307 | 3S-GE | 2'12.947 | 1.878 | 0.452 | 157.24 |
9 | 8 | N | 小林 崇志 | HFDP RACING | DALLARA F307 | 3S-GE | 2'13.787 | 2.718 | 0.840 | 156.26 |
10 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F309 | SR20VE | 2'14.121 | 3.052 | 0.334 | 155.87 |
11 | 18 | N | 関口 雄飛 | EBBRO AIM F307 | DALLARA F305/307 | 3S-GE | 2'14.154 | 3.085 | 0.033 | 155.83 |
12 | 19 | N | 黒田 吉隆 | ACHIEVEMENT by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 2'14.721 | 3.652 | 0.567 | 155.17 |
13 | 22 | N | 千代 勝正 | NDDP EBBRO | DALLARA F306 | 3S-GE | 2'14.907 | 3.838 | 0.186 | 154.96 |
14 | 77 | N | 小泉 洋史 | staff-one・CMS | DALLARA F306 | 3S-GE | 2'20.042 | 8.973 | 5.135 | 149.28 |
15 | 5 | N | 久保田 克昭 | ハナシマレーシングF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 2'24.265 | 13.196 | 4.223 | 144.91 |
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 2'24.543 | 13.474 | 0.278 | 144.63 |
- | 33 | C | 岩崎 祐貴 | イワサキインダストリーF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | no time | - | - | - |
鈴鹿サーキットで開催されている、2009年全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦のフリー走行1回目は、
途中から降り始めた雨により、ドライからウェットへと路面コンディションが変化する中、#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS
TEAM TOM'S)が1分43秒661を記録してトップとなった。
フリー走行1回目は午前9時25分より1時間で行われた。
公式予選日を迎えた鈴鹿サーキット上空は朝から分厚い雲に覆われており、走行が開始される直前から時折小雨が降り始めた。
それでも最初の30分間はスリックタイヤでの走行が出来、この間にロッテラーは1分43秒661、#32小暮卓史(PIAA
NAKAJIMA)は1分44秒156とまずまずのタイムを記録した。
3番手には開幕戦で初表彰台を得た#41伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分45秒429で続く。
しかし雨は西コースのほうから次第に強くなっていく。
このため、開始40分でコースインした#20平手晃平を筆頭に各ドライバーともウェットタイヤでの走行を強いられることになった。
このコンディション化での最速は、チェッカー直後に1分58秒254を記録した#31ロイック・デュバル。2番手にも小暮が続き、
ウェットコンディションのタイムではPIAA NAKAJIMAが1-2となっている。
第2戦の公式予選は午後1時45分よりノックアウト方式で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第2戦 -RIJ- (2009/05/16) Free Session #1 Weather:Rainy Course:Wet
2009 Formula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'43.661 | - | - | 201.67 |
2 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'44.156 | 0.495 | 0.495 | 200.71 |
3 | 41 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 1'45.429 | 1.768 | 1.273 | 198.29 |
4 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'45.463 | 1.802 | 0.034 | 198.22 |
5 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8K | 1'45.706 | 2.045 | 0.243 | 197.77 |
6 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'45.727 | 2.066 | 0.021 | 197.73 |
7 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'45.923 | 2.262 | 0.196 | 197.36 |
8 | 40 | リチャード・ライアン | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 1'46.021 | 2.360 | 0.098 | 197.18 |
9 | 31 | ロイック・デュバル | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'46.212 | 2.551 | 0.191 | 196.83 |
10 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR09E | 1'46.218 | 2.557 | 0.006 | 196.81 |
11 | 20 | 平手 晃平 | ahead TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'46.296 | 2.635 | 0.078 | 196.67 |
12 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'47.121 | 3.460 | 0.825 | 195.16 |
13 | 7 | 国本 京佑 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'49.670 | 6.009 | 2.549 | 190.62 |
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) | 1'50.917 | 7.256 | 1.247 | 188.48 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'40.510
スーパー耐久シリーズ第2戦が森の都仙台、スポーツランド菅生で初夏の陽気の中開催されました。
ドリームエンジェルレーシングとして参戦2年目となる今年、念願だったオールレディースチームでの参戦が実現しました。
オギ姉とコンビを組むのは国内外レースで数々の記録や成績を残してきた佐藤久実選手。アラフォーコンビ誕生である。ここ数年は国内での戦いからは離れ、公式戦は2001年以来の参戦となったが、サーキットでは旧友の服部尚貴選手や業界関係者からも声をかけられる様子も多く見られ、その存在感は女性チームという話題とともに注目をされていました。
1Day開催というタイトなスケジュールの中、土曜日の公式練習1本目でコンピューターにトラブルが発生し、その後のセッションを走ることができなくなりました。本来ならば落ち込むドライバー2人もアラフォーゆえ体力温存作戦ですと笑える余裕もありました。それでも、翌日の予選に向けてメカニックの作業は土曜日の深夜まで続きました。
予選&決勝日の朝は薄曇りではあったものの、気温は高く、決勝スタート時には25度を超え暑さとの戦いも予想された。
午前中に行われる予選では各ドライバー15分のアタックを行い、合算タイムでグリッドが決定するルールであったが、A ドライバーオギ姉の予選アタック1 周目にエンジン不調となり緊急ピットイン。メカニックにより整備を施し残り5分でコースイン。アタックに入ろうかと思ったところでタービンから白煙が上がり、そのままコース上でマシンはストップ。Bドライバーとして準備をしていた久実選手のアタックは幻となってしまった。
決勝まで1時間半という1Dayならでは厳しいタイムスケジュールの中、本来ならエンジン交換をしたいところでしたが、タービンのみの交換でスタートに間に合わせることを選択し、メカニックにより慌しく作業が進みました。
必死の整備でスタート10分前にエンジンに火が入り、嘆願書でピットスタートを許されていたドリームエンジェルRX7のコックピットには佐藤久実選手が乗り込み、まさにぶっつけの戦いをすることになった。
序盤戦の数周エンジンのレスポンスが悪くピットに一度戻ったものの、その後は快調な走りを見せ、徐々にペースもアップ。予定の1時間を走り切り、オギ姉とドライバー交代でピットイン。給油のみでコースへ復帰しその後もオギ姉が順調に周回をこなしていた。
ところがレース中盤の59ラップ目に入った裏ストレートでマシンに異常が発生。ピットまで戻ろうとマシンを走らすもエンジンが止まり、最終コーナーでグリーン上でストップ。点火系トラブルによりリタイアとなりました。
結果は残念ですが、決勝での2人の走りは男性陣に負けることなく、アラフォーパワーを十分にアピールできたと思います。
またピンクリボン活動およびフラコラ500をプレゼントしたピットウォークでは大勢の女性やレースファンの子供たちにも喜んで頂けたと思っています。
これからもドリームエンジェルレーシングは様々な話題を提供しながら、シャープ&ビューティーに頑張っていきます。今後とも応援いただけますようお願い申し上げます。
ドリームエンジェルレーシング オギ姉
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【吉本大樹レースレポート スーパー耐久シリーズ第2戦(SUGO)】 10 May, 2009
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【Result】
FP(Sta) : 3rd
QF(Sun) : 4th
Final(Sun) : DNF
====================================================================【Report】
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❏ 5ZIGEN NSX 決勝で見事な追い上げ披露も ❏
❏ 最後は駆動系トラブルにより無念のリタイヤ ❏
前回の開幕戦もてぎではマシンのシェイクダウンがレースウィーク直前となったこともあり、予選はPPを獲得も決勝は2位となった5ZIGEN NSX。その後今回までのインターバルの間にマシンのシートポジション等にも改良を加え迎えた第2戦SUGO。
今回も前戦と同じく土曜日に1時間×3本の占有走行が行われ、日曜日に予選~決勝が行われる1day開催となったスーパー耐久シリーズ。その土曜日フリープラクティスの1回目。前回浮上したセットアップに関する問題点を改善していくために少しでも多く走行を重ねたいTEAM 5ZIGENは、まず平中選手がステアリングを握りコースへと向かう。ところがコースイン後すぐにブレーキが戻りきらないトラブルが発生。アタックを行うことなくすぐさまピットインを余儀なくされてしまう。しかもこの後原因をすぐに突止めることが出来ず、確認のため何度かアウトインを繰り返したものの、結局症状は改善されないままこのセッションが終了。前回逃した「優勝」をこのSUGOで捕りたいTEAM 5ZIGEN陣営ながら、レースウィークの始まりは暗雲の立ち込める雰囲気から始まる事となってしまった。その後2本目の走行となったセッションではマシンに応急処置を施し平中選手がコースイン、完全に症状が改善された訳ではないものの、わずかに状態が良くなった事を確認し、その後平中選手の後を継ぎ吉本、松浦選手の両ドライバーも走行。しかし結局このセッションでもトラブルの原因を特定することは出来ず、3本目の走行で吉本が本格的なセットアップ作業を始めるも、マシンは依然としてコントロールしづらいブレーキタッチのまま。吉本はここでニュータイヤでのアタックを試みるも「若干の引きずりが残った状態」では本来のスピードで攻めきれず、ここは一旦アタックを中止しピットへと戻る事に。するとこのピットインでようやくトラブルの原因が判明。すぐさまその部分に応急処置を施しセッションも残り数分となった時点で再度コースへと戻っていく。結局このセッションはそのまま吉本のみがステアリングを握る事となり、その吉本は最終的にトップから0.031秒差の1'31"772をマーク。順位的には3番手に食い込んだものの、結局セットアップに関しては走り出しから抱えたトラブルの影響でほとんど何も出来ずに1日の走行を終えることとなってしまった。
一夜明け迎えた日曜日。この日はA、B,C各ドライバーの予選からピットウォークを挟み決勝スタート、と1day開催ならではの慌ただしさの中スケジュールが進む。そしてこの日最初に行われたのはAドライバー予選。このセッションでの出走となった平中選手はここまでトラブルによりニュータイヤでのアタックを一切行えなかった為、今回のSUGOでは初めてのニュータイヤでの本格アタックとなる。それでも決勝を良いポジションからスタートする為にも好タイムを狙いところ。しかしセッティングも進んでいない状況でマシンはオーバーステアの症状が強く、マークしたタイムは1'31"675のクラス3番手。スターティンググリッドはBドライバーとの合算タイムによって決まるため、その後のBドライバー予選に出走する吉本にポジションアップの期待を託すこととなった。そして迎えたBドライバー予選。吉本はセッション開始早々にコースイン、アタックへと向かう。その吉本はまず1'30"9のタイムをマークした後、トラフィックを避けるため一旦クールダウン。再度クリアな状態でアタックを開始し、順調にセクターベストを更新していく。ところがSPコーナーに差し掛かったところで同じクラスのマシンがライン上でスロー走行をしていたため、このアタックは不発に。これで完全にタイヤの「おいしいところ」を失ってしまった吉本は、仕切り直しの最終ラップで1'30"861をマークしたものの、最終的なA,Bドライバー合算タイムはクラス4番手。その後のCドライバー予選ではレースに向けたセットアップを意識した状態で松浦選手が出走。予選セッションではあるものの、事実上決勝に向けたセットアップをこのセッションで行う事となった。
その後、約3時間のインターバルで迎えた決勝レース。TEAM 5ZIGENはスタートドライバーに吉本大樹、その後を平中選手、松浦選手と繋ぐ作戦。しかし「引っ張る」か「短く刻む」かの各スティント距離については状況を見ながら判断する戦略のため、スタート時マシンに積まれた燃料は満タン。しかしそのスタートで5ZIGEN NSXにはまたしても逆風が吹くことになってしまう。「グリーンシグナルが灯き全車加速をし始めたんですが、前を行くマシンがシフトアップに戸惑っていた様で、それと一緒に減速することを選ばず普通にスタートしてしまった」という吉本大樹。するとこのスタートがフライングと判断されてしまい、5ZIGEN NSXにはピットスルーペナルティの裁定が。結局5ZIGEN NSXはこれによりポジションを一気に最後尾まで落とすことになってしまい、さらに「満タン時のグリップレベルがとにかく低い。とてつもないオーバーでこれ以上タイムを上げられない・・・」と前回のもてぎ同様に燃料満タン時のタイムが全く伸びず、ライバル勢が1分32秒台後半~33秒台でラップを重ねていくなか1分35秒台での走行が精一杯という状態でレース序盤を戦う事になってしまう。それでもここから粘り強く走行を重ねた吉本は、周回を重ね燃料すなわち重量が減ってくるとマシンのグリップレベルが回復してきてスティント後半に向けタイムアップ。逆にタイムの落ち始めたライバル勢とは対照的に好ペースを取り戻していく。こうなると吉本のスティントを伸ばせば伸ばした分だけ「次のドライバー交代時にかかる給油時間がライバル勢に比べ格段に早くなり、尚且つ残る二人は軽い状態で速いラップが刻める」という状況が出来上がる為、TEAM 5ZIGENにとっては「優勝」に向け一気にチャンスの広がる展開が見えてくることに。更に吉本はその後スティント終盤になっても1分33秒台前半のペースでラップを刻む好走を披露、一旦はペナルティーにより最後尾までポジションを落としながら、最終的には42周を走り事実上の4番手にまでポジションを取り戻して平中選手にドライバーチェンジ。するとTEAM 5ZIGENはこのピットストップでリアタイヤのみを交換&必要な量だけの少ない燃料を補給。平中選手がコースに戻った時には3番手となっており、戦略でひとつポジションを上げることに。さらに「オーバーステアがきつい状態なのでリアタイヤのみの交換」という選択が的中し、平中選手も1分33秒台前半のタイムを連発しながら2番手のマシンとの差を確実に詰めていく。
これで更に優勝への可能性が膨らんだと思われた5ZIGEN NSX。ところがその矢先、今度はトラブルが5ZIGEN NSXを襲う。61周目のバックストレートに入った平中選手から「いきなり駆動が無くなった・・・」という無線が入り、モニターにはコース脇に停められた5ZIGEN/NSXの姿が。にわかには信じ難い光景にピットクルーや吉本、松浦の両ドライバーは一時呆然としたものの、マシンは完全に動力を失っており、さすがにこの状態からレースに復帰することは叶わず。この決勝では土曜日のブレーキトラブルやセットが進まず4番手に甘んじた予選から一転、粘り強く戦い抜いた末に「優勝」の二文字も現実的に思われるところまで追い上げてきた5ZIGEN NSXであったが、レースも約45周程を残したこの時点で突然のリタイヤとなり、最後はあまりにも唐突な幕切れを迎えることとなってしまった。
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【吉本大樹コメント】
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ブレーキトラブルの原因が分からずに一日が終わってしまったのは正直辛いですね。セットアップに使える時間は少ないですから。でも土曜日の時点でその理由がわかって良かったです。予選ではSPコーナーで60kmで走っているのにライン上でまったくよけてくれないZに引っかかってしまい狙ったタイムは出せませんでしたが、ST3トップタイムの30秒1は正直見えませんでした。
決勝はスタートで判断を誤りペナルティーを受けてしまいました。それで余計な時間を使ってしまったことは間違いありません。序盤の状態は本当に過酷で「タイヤも10周くらいで終わっちゃうんじゃないの?」というくらいにオーバーステアが酷かったんですが、燃料が軽くなってくる度にオーバーステアの頻度も軽くなり、タイムも上げていくことが出来ました。セットも全然ダメでしたが、オーバーステアはごまかすドライビングをすればなんとかなったし、我々の戦略面を考えると「これは再度トップに立てるぞ!」と皆が思っていたんですが、最後はトラブルでリタイヤとなり残念です。
次の鈴鹿へ向けてもこなさなければならないメニューがたくさん出来ましたが、次も頑張ります!
昨年の不振が嘘のようにブランニューマシンとなったフォーミュラニッポンでは開幕戦からいきなり優勝、今シーズン不運続きだったSUPER GTでも第3戦目でようやく優勝し、連覇への弾みをつけたブノワ・トレルイエだが、以前から面白すぎるとファンの間で人気があったブログのレースリポートに加え、新たに今シーズンから彼を主人公としたアニメーションシリーズが始まった。
「Benoit-Poy(ブノワっぽい)」となずけられたこのアニメーションはトレルイエと「ぱんだgraph」のコラボ企画。フォーミュラニッポン、SUPER GTのレースの模様がアニメーションでリポートされる。
登場人物は「ベン」こと本人トレルイエ、本山哲選手は「モッティ」、「まっつん」こと松田次生選手、「こっこ」こと平手晃平選手、友人のアンドレ・ロッテラー選手は「デデ」、FNマシンは「ポンちゃん」と擬人化され、星野一義監督に至っては、猛犬「ほっち」で登場し、いつも怒ってるという設定だ。
アニメーションはかなり速いテンポで展開するので一度見ただけでは理解しづらいが、ポーズをしつつ何度も見ると、面白いこと請け合いだ。
なお、今月から「ブノワっぽい」壁紙も登場。これはカレンダーにもなっていて毎月配信されるとのこと。あなたのパソコンもブノワっぽくしてみてはいかが?
Text: Yoshinori Ohnishi / Photo: Motorsports Forum / Illustration: B.cartoon
5月10日、宮城県のスポーツランドSUGOで、スーパー耐久第2戦の決勝レースが予選に引き続き行われた。
気温25度、路面温度30度の曇り空の下、ドライコンディションで、13時33分に400kmレースがペースカー先導のローリングスタートで幕を開けた。
ST1クラスは序盤、#10 Y.K.M.ADVAN Z(横溝直輝/佐藤公哉/田中哲也組)の横溝と#35 asset.テクノファーストZ(前嶋秀司/佐々木雅弘組)の佐々木の2台が僅差でトップ争いを展開する。21周目に#1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(柳田真孝/Fariqe Hairuman/谷口信輝組)が突然ピットイン。プロペラシャフトのトラブルによって長い時間のピット作業を強いられ戦線離脱。この段階では3番手走行の#28 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(片岡龍也/吉田広樹/JOHAN ADZMI組)もその後ハブトラブルから同様にかなり長い時間ピットインという展開となってしまう。60周目の段階では#35Zがトップに立ち、#10が2.5秒差の2番手となっていた。
66周目、最終コーナーで#7ドリームエンジェル・アドバンRX-7(オギ姉/佐藤久実組)がストップ。この回収のためにSCカーランとなる。6周のSCカーランの後レースは再開される。73周目にトップの#35Zがピットイン、ここで#10 Zがトップに立つ。さらに91周目に最終コーナーで#39NSXがストップ。このため再びSCカーランとなり、再開直後に今度は#6ランサーが最終コーナー立ち上がりで横転!再びSCカーランとなり、残り6周のスプリントレースが再スタートを切った。だが、トップの#10と2番手#35の差は2周。BMWの連勝記録は8連勝でストップ。Zが久しぶりの優勝を遂げた。
総合3番手にはクラス2の#11 TSRPランサーEVOX(佐々木孝太/菊地靖/西村元気組)がポールtoウインを果たし、総合6位には#16 T-MANOILディクセル岡部自動車Z(なかむらたかひろ/太田侑弥/伊橋薫組)がST3クラスのトップで、総合12位にはクラスPPの#55 BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC(谷川達也/松井孝充/河村直樹組)がクラス優勝を飾った。

ウイナーのコメント
#10田中哲也「Zになって3年目、自分のチームとしては2年目での初優勝なのでとても嬉しいです。SCが最後に入ったのでその時には(Cドライバーの)自分が乗ろうと決めていました。ドライバー交代のタイミングでBドライバーの規定周回数が足りなくて、AとCでクリアした結果になりました」
Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA
タイヤハウスBEST杯SUGOスーパー耐久400kmレース -RIJ- (2009/05/10) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2009 Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | Class | Cls Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Lap | Total_Time Behind |
1 | ST1 | 1 | 10 | Y.K.M. ADVAN Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 佐藤 公哉 田中 哲也 | YH | 108 | 2:59'56.074 |
2 | ST1 | 2 | 35 | asset.テクノファーストZ NISSAN FAIRLADY Z | 前嶋 秀司 佐々木雅弘 | YH | 106 | 2Laps |
3 | ST2 | 1 | 11 | TSRPランサーEVOX MITSUBISHI LANCER Evolution | 佐々木 孝太 菊地靖 西村 元気 | YH | 106 | 2Laps |
4 | ST2 | 2 | 56 | 眠眠打破ingsランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 服部 尚貴 松本達哉 | YH | 105 | 3Laps |
5 | ST3 | 1 | 16 | T-MANOILディクセル岡部自動車Z NISSAN FAIRLADY Z | なかむら たかひろ 太田 侑弥 伊橋 勲 | YH | 105 | 3Laps |
6 | ST2 | 3 | *3 | ENDLESS ADVAN CS・X MITSUBISHI LANCER Evolution | 峰尾 恭輔 村田信博 山田 英二 | YH | 105 | 3Laps |
7 | ST2 | 4 | *30 | サムライジーンズ 森永チルミル・ RSオガワ ランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 伊藤 俊哉 花岡翔太 | YH | 104 | 4Laps |
8 | ST2 | 5 | 59 | 東和MOTUL・ED・ インプレッサ SUBARU IMPREZA | 大澤 学 吉田寿博 | YH | 104 | 4Laps |
9 | ST3 | 2 | *34 | asset.テクノファーストZ NISSAN FAIRLADY Z | Takamori.com ガミさん | YH | 104 | 4Laps |
10 | ST1 | 3 | 360 | Kosei・R・P・GT3 PORSCHE 911GT3JGN | 澤 圭太 山崎 正志 田中 篤 | YH | 104 | 4Laps |
11 | ST3 | 3 | 14 | 協新計測 マイロード岡部自動車RX-7 MAZDA RX-7 | 杉林健一 小松 一臣 増田 芳信 | YH | 104 | 4Laps |
12 | ST4 | 1 | 55 | BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC HONDA CIVIC | 谷川 達也 松井 孝充 河村直樹 | YH | 103 | 5Laps |
13 | ST4 | 2 | 95 | SPOON S2000 HONDA S2000 | 市嶋 樹 小幡栄 | YH | 102 | 6Laps |
14 | ST4 | 3 | 18 | M'sインターナショナルコスモソニックFKingsDC5 HONDA INTEGRA | 浅野 武夫 岡野 陽朋 森 政行 | YH | 102 | 6Laps |
15 | ST4 | 4 | 62 | ホンダカーズ東京μ G/M DC5 HONDA INTEGRA | 塩谷烈州 吉橋 孝之 | YH | 101 | 7Laps |
16 | ST4 | 5 | *88 | チューブ マジョーラ GNS HONDA INTEGRA | 渋谷彰良 伊藤 真一 佐藤 晋也 | YH | 101 | 7Laps |
17 | ST2 | 6 | 26 | エンドレスアドバンウェッズランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 朝倉 貴志 大橋 正澄 添田正 | YH | 98 | 10Laps |
18 | ST1 | 4 | 28 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 片岡 龍也 吉田 広樹 Johan Adzmi | YH | 95 | 13Laps |
19 | ST2 | 7 | 37 | B.I シーケンシャル ランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 筒井克彦 小泉 和寛 大瀧 賢治 | YH | 86 | 22Laps |
---- 以上規定周回完走 ---- |
- | ST3 | - | 15 | KYOSHO メーカーズ岡部自動車RX-7 MAZDA RX-7 | 長島正明 田ヶ原 章蔵 古谷 直広 | YH | 96 | 12Laps |
- | ST2 | - | 6 | 新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX MITSUBISHI LANCER Evolution | 冨桝 朋広 関 豊 | YH | 87 | 21Laps |
- | ST3 | - | 39 | TRACY SPORTS AY-DESIGN ADVAN NSX HONDA NSX | 川口正敬 井入 宏之 吉本 晶哉 | YH | 84 | 24Laps |
- | ST1 | - | 1 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 柳田 真孝 Fariqe Hairuman 谷口信輝 | YH | 71 | 37Laps |
- | ST3 | - | *5 | 5ZIGEN NSX HONDA NSX | 平中 克幸 吉本大樹 松浦 孝亮 | YH | 60 | 48Laps |
- | ST3 | - | 7 | ドリームエンジェル・アドバン RX-7 MAZDA RX-7 | オギ姉 佐藤 久美 | YH | 58 | 50Laps |
- | ST2 | - | 20 | RSオガワユークスADVANランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 阪口 良平 谷口 行規 小川日出生 | YH | 48 | 60Laps |
- Fastest Lap: CarNo.10 Y.K.M. ADVAN Z(横溝 直輝) 1'26.817 (3/108) 153.603km/h
- セーフティカー導入: 15:13~15:26、15:54~16:02、16:06~16:25
- CarNo.5は、スーパー耐久レースシリーズ2009シリーズ規則2009年版第13条(10)違反(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
- CarNo.30は、スーパー耐久レースシリーズ2009シリーズ規則2009年版第13条(10)違反(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
- CarNo.88は、SUGOスーパー耐久レース大会特別規則書第20条(ピットレーン制限速度)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
- CarNo.34は、スーパー耐久レースシリーズ2009シリーズ規則2009年版第15条(7)(1)違反(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
- CarNo.3は、公式通知No.18の大会審査委員の裁定により、競技結果から1周減産のペナルティを課した。
5月10日、宮城県のスポーツランドSUGOで、スーパー耐久第2戦の公式予選が行われた。
気温25度、路面温度28度とやや蒸し暑さを感じる曇り空のドライコンディションで、9時30分から1グループ(ST1,2クラス)と2グループ(ST3,4クラス)それぞれ15分間ずつでAドライバー予選が行われた。ここでは、#10 Y. K.M.ADVAN Z(横溝直輝/佐藤公哉/田中哲也組)の横溝が1分25秒843を叩き出し、このセッションのトップタイムとした。
9時45分から再び15分ずつのBドライバー予選が行われた。スーパー耐久シリーズでは一昨年から、この2つのAB両ドライバーのタイムを合算してグリッドをきめる予選方式がとられることとなり、結果はここでも#10 Y. K.M.ADVAN Zの佐藤が1分26秒014のトップタイムをマークし、2分51秒857の合算タイムでポールポジションをきめた。
総合5位にクラスST2クラスのトップ#11 TSRPランサーEVOX(佐々木孝太/菊地靖組)が入った。総合8位にST3クラスのトップ#14 協新計測マイロード岡部自動車RX-7(杉林健一/小松一臣/増田芳信組)、総合20位にST4クラスのトップ#55 BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC(谷川達也/松井孝充/河村直樹組)が入った。
久々の女性ドライバー2人での参戦が期待された#7ドリームエンジェル・アドバンRX-7(オギ姉/佐藤久実組)はAドライバーのアタック中にタービンブローのため赤旗で終了。ピットスタートとなった。
決勝レースはこの後13時35分から108周、400kmで開催される
Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA