優勝 #32小暮 卓史(NAKAJIMA RACING)
ドライでスタートしましたが、すぐに雨が降ってきて、グリップしない中で塚越が速くて。
僕もブレーキバランスなどを色々いじったんですが、その最中に飛び出してしまってロッテラーにも抜かれてしまいました。
レインに履き替えてからもフロントがグリップしなくて走りにくかったんですが、そのうちリヤタイヤがたれてきてバランスが良くなりました。
今日は展開が目まぐるしすぎていつ何を履いたのか憶えてないんですけど、チームに優勝という形でお返しできてよかったです。
エンジニアの田坂さんにもお返しができたと思います。
チームが的確に判断してくれたお陰で塚越やアンドレを抜き返せました。
(塚越を追いかけている間は)中嶋さんから「あと何秒だ」とずっと無線で聞かされてましたし、
雨も降ってきていたので慌てることはなかったですし、「これならいける」と思っていました。
2位 #2ブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)
凄く嬉しいです。昨日の予選では11位に終わってしまったのに2位ですからね。
昨日はフリー走行から予選に掛けて、いいセットが見つからなかったんです。
レースではロイックの結果を見て、自分はリスクを犯さずなんとしても最後まで残ろうと思いました。
アンドレが前で凄くプッシュしていたので自分はあんなことをしないで最後まで残り、少しでも多くポイントを得ようと思ったんです。
(決勝で結果を残せたことに関して)昨夜ナカジマチームをスパイしました(笑)
エンジニアが夜中に頑張ってくれたお陰です。
ピットストップではクルーがすばらしい仕事をしてくれました。「もっと早く!」と思わなくはなかったですけど、完璧な仕事だったと思います。
3位 #8石浦 宏明(Team LeMans)
スタートでポジションを下げてしまい、その後も2回オーバーランしてしまいましたが、ドライでのペースが速いのはわかっていたので、
序盤は積極的に仕掛けて抜いていきました。
でも「もっとドライでプッシュしたいな」と思っているうちに雨が降ってきてしまって。
ピットストップは自分の判断です。塚越が入っていないと聞いて、最後まで頑張れば表彰台もありうると思い、アンドレを追い上げていきました。
(塚越を)抜くなら90度コーナーで、と思い、ファイナルラップで抜きました。
山田健二エンジニアが入ってチームの雰囲気が変わりました。クルマもすごく良くなったのに中々結果が出なくて。
だからずっとミーティングをやってきて、メカニックさんとご飯食べに行ったり、このレースの前には「決起飲み会」もやったんですよ。
健二さんが来て以来表彰台なんて当たり前、って雰囲気になっているので、正直今日表彰台に上がれてほっとしました。
優勝チーム監督 中嶋 悟
昨日、今日とウチはずっと調子が良かったので、他のチームがみんなクルマを見に来ました。
去年はうちが見に行ってる立場だったので嬉しいです。
それに最後までお客さんをあきさせないレース展開が出来たし、最後はウチが勝ったので最高ですね。
今回もかたっぽのドライバーは休憩してしまいましたので(笑)今度は両方揃って結果を出してもらいたいですね。
(デュバルは)こないだ「大人になった」と褒めたばっかりなのに、また若返ってしまったみたいで(笑)
(小暮は)こないだのレースで悪いものを全部出し切ったみたいですね。そうだよな?(と小暮に話しかけると、小暮も「そうです」
と応えた)
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO