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スーパー耐久

吉本大樹レースレポート スーパー耐久シリーズ第2戦(SUGO)】 

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【吉本大樹レースレポート スーパー耐久シリーズ第2戦(SUGO)】 10 May, 2009
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STAI.jpg【Result】
FP(Sta) : 3rd
QF(Sun) : 4th
Final(Sun) : DNF
====================================================================【Report】
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❏ 5ZIGEN NSX 決勝で見事な追い上げ披露も ❏
❏ 最後は駆動系トラブルにより無念のリタイヤ   ❏

前回の開幕戦もてぎではマシンのシェイクダウンがレースウィーク直前となったこともあり、予選はPPを獲得も決勝は2位となった5ZIGEN NSX。その後今回までのインターバルの間にマシンのシートポジション等にも改良を加え迎えた第2戦SUGO。

今回も前戦と同じく土曜日に1時間×3本の占有走行が行われ、日曜日に予選~決勝が行われる1day開催となったスーパー耐久シリーズ。その土曜日フリープラクティスの1回目。前回浮上したセットアップに関する問題点を改善していくために少しでも多く走行を重ねたいTEAM 5ZIGENは、まず平中選手がステアリングを握りコースへと向かう。ところがコースイン後すぐにブレーキが戻りきらないトラブルが発生。アタックを行うことなくすぐさまピットインを余儀なくされてしまう。しかもこの後原因をすぐに突止めることが出来ず、確認のため何度かアウトインを繰り返したものの、結局症状は改善されないままこのセッションが終了。前回逃した「優勝」をこのSUGOで捕りたいTEAM 5ZIGEN陣営ながら、レースウィークの始まりは暗雲の立ち込める雰囲気から始まる事となってしまった。その後2本目の走行となったセッションではマシンに応急処置を施し平中選手がコースイン、完全に症状が改善された訳ではないものの、わずかに状態が良くなった事を確認し、その後平中選手の後を継ぎ吉本、松浦選手の両ドライバーも走行。しかし結局このセッションでもトラブルの原因を特定することは出来ず、3本目の走行で吉本が本格的なセットアップ作業を始めるも、マシンは依然としてコントロールしづらいブレーキタッチのまま。吉本はここでニュータイヤでのアタックを試みるも「若干の引きずりが残った状態」では本来のスピードで攻めきれず、ここは一旦アタックを中止しピットへと戻る事に。するとこのピットインでようやくトラブルの原因が判明。すぐさまその部分に応急処置を施しセッションも残り数分となった時点で再度コースへと戻っていく。結局このセッションはそのまま吉本のみがステアリングを握る事となり、その吉本は最終的にトップから0.031秒差の1'31"772をマーク。順位的には3番手に食い込んだものの、結局セットアップに関しては走り出しから抱えたトラブルの影響でほとんど何も出来ずに1日の走行を終えることとなってしまった。
一夜明け迎えた日曜日。この日はA、B,C各ドライバーの予選からピットウォークを挟み決勝スタート、と1day開催ならではの慌ただしさの中スケジュールが進む。そしてこの日最初に行われたのはAドライバー予選。このセッションでの出走となった平中選手はここまでトラブルによりニュータイヤでのアタックを一切行えなかった為、今回のSUGOでは初めてのニュータイヤでの本格アタックとなる。それでも決勝を良いポジションからスタートする為にも好タイムを狙いところ。しかしセッティングも進んでいない状況でマシンはオーバーステアの症状が強く、マークしたタイムは1'31"675のクラス3番手。スターティンググリッドはBドライバーとの合算タイムによって決まるため、その後のBドライバー予選に出走する吉本にポジションアップの期待を託すこととなった。そして迎えたBドライバー予選。吉本はセッション開始早々にコースイン、アタックへと向かう。その吉本はまず1'30"9のタイムをマークした後、トラフィックを避けるため一旦クールダウン。再度クリアな状態でアタックを開始し、順調にセクターベストを更新していく。ところがSPコーナーに差し掛かったところで同じクラスのマシンがライン上でスロー走行をしていたため、このアタックは不発に。これで完全にタイヤの「おいしいところ」を失ってしまった吉本は、仕切り直しの最終ラップで1'30"861をマークしたものの、最終的なA,Bドライバー合算タイムはクラス4番手。その後のCドライバー予選ではレースに向けたセットアップを意識した状態で松浦選手が出走。予選セッションではあるものの、事実上決勝に向けたセットアップをこのセッションで行う事となった。

その後、約3時間のインターバルで迎えた決勝レース。TEAM 5ZIGENはスタートドライバーに吉本大樹、その後を平中選手、松浦選手と繋ぐ作戦。しかし「引っ張る」か「短く刻む」かの各スティント距離については状況を見ながら判断する戦略のため、スタート時マシンに積まれた燃料は満タン。しかしそのスタートで5ZIGEN NSXにはまたしても逆風が吹くことになってしまう。「グリーンシグナルが灯き全車加速をし始めたんですが、前を行くマシンがシフトアップに戸惑っていた様で、それと一緒に減速することを選ばず普通にスタートしてしまった」という吉本大樹。するとこのスタートがフライングと判断されてしまい、5ZIGEN NSXにはピットスルーペナルティの裁定が。結局5ZIGEN NSXはこれによりポジションを一気に最後尾まで落とすことになってしまい、さらに「満タン時のグリップレベルがとにかく低い。とてつもないオーバーでこれ以上タイムを上げられない・・・」と前回のもてぎ同様に燃料満タン時のタイムが全く伸びず、ライバル勢が1分32秒台後半~33秒台でラップを重ねていくなか1分35秒台での走行が精一杯という状態でレース序盤を戦う事になってしまう。それでもここから粘り強く走行を重ねた吉本は、周回を重ね燃料すなわち重量が減ってくるとマシンのグリップレベルが回復してきてスティント後半に向けタイムアップ。逆にタイムの落ち始めたライバル勢とは対照的に好ペースを取り戻していく。こうなると吉本のスティントを伸ばせば伸ばした分だけ「次のドライバー交代時にかかる給油時間がライバル勢に比べ格段に早くなり、尚且つ残る二人は軽い状態で速いラップが刻める」という状況が出来上がる為、TEAM 5ZIGENにとっては「優勝」に向け一気にチャンスの広がる展開が見えてくることに。更に吉本はその後スティント終盤になっても1分33秒台前半のペースでラップを刻む好走を披露、一旦はペナルティーにより最後尾までポジションを落としながら、最終的には42周を走り事実上の4番手にまでポジションを取り戻して平中選手にドライバーチェンジ。するとTEAM 5ZIGENはこのピットストップでリアタイヤのみを交換&必要な量だけの少ない燃料を補給。平中選手がコースに戻った時には3番手となっており、戦略でひとつポジションを上げることに。さらに「オーバーステアがきつい状態なのでリアタイヤのみの交換」という選択が的中し、平中選手も1分33秒台前半のタイムを連発しながら2番手のマシンとの差を確実に詰めていく。

これで更に優勝への可能性が膨らんだと思われた5ZIGEN NSX。ところがその矢先、今度はトラブルが5ZIGEN NSXを襲う。61周目のバックストレートに入った平中選手から「いきなり駆動が無くなった・・・」という無線が入り、モニターにはコース脇に停められた5ZIGEN/NSXの姿が。にわかには信じ難い光景にピットクルーや吉本、松浦の両ドライバーは一時呆然としたものの、マシンは完全に動力を失っており、さすがにこの状態からレースに復帰することは叶わず。この決勝では土曜日のブレーキトラブルやセットが進まず4番手に甘んじた予選から一転、粘り強く戦い抜いた末に「優勝」の二文字も現実的に思われるところまで追い上げてきた5ZIGEN NSXであったが、レースも約45周程を残したこの時点で突然のリタイヤとなり、最後はあまりにも唐突な幕切れを迎えることとなってしまった。

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【吉本大樹コメント】
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ブレーキトラブルの原因が分からずに一日が終わってしまったのは正直辛いですね。セットアップに使える時間は少ないですから。でも土曜日の時点でその理由がわかって良かったです。予選ではSPコーナーで60kmで走っているのにライン上でまったくよけてくれないZに引っかかってしまい狙ったタイムは出せませんでしたが、ST3トップタイムの30秒1は正直見えませんでした。

決勝はスタートで判断を誤りペナルティーを受けてしまいました。それで余計な時間を使ってしまったことは間違いありません。序盤の状態は本当に過酷で「タイヤも10周くらいで終わっちゃうんじゃないの?」というくらいにオーバーステアが酷かったんですが、燃料が軽くなってくる度にオーバーステアの頻度も軽くなり、タイムも上げていくことが出来ました。セットも全然ダメでしたが、オーバーステアはごまかすドライビングをすればなんとかなったし、我々の戦略面を考えると「これは再度トップに立てるぞ!」と皆が思っていたんですが、最後はトラブルでリタイヤとなり残念です。

次の鈴鹿へ向けてもこなさなければならないメニューがたくさん出来ましたが、次も頑張ります!



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