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2009年5月

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGO A,Bドライバー総合公式予選結果

タイヤハウスBEST杯SUGOスーパー耐久400kmレース -RIJ- (2009/05/10) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2009 Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosClsCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireA Driver
B Driver
Total
Time
Behindkm/h
1ST1110Y.K.M. ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
佐藤公哉
YH1'25.843
1'25.014
2'50.857-156.099
2ST1235asset.テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
前嶋 秀司
佐々木雅弘
YH1'26.491
1'26.299
2'52.790 1.933154.353
3ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也
吉田広樹
YH1'26.744
1'26.900
2'53.644 2.787153.594
4ST141PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
柳田 真孝
Fariqe Hairuman
YH1'26.819
1'27.230
2'54.049 3.192153.236
5ST2111TSRPランサーEVOX
MITSUBISHI LANCER Evolution
佐々木 孝太
菊地靖
YH1'29.305
1'29.837
2'59.142 8.285148.880
6ST223ENDLESS ADVAN CS・X
MITSUBISHI LANCER Evolution
峰尾 恭輔
村田信博
YH1'29.344
1'30.484
2'59.828 8.971148.312
7ST15360Kosei・R・P・GT3
PORSCHE 911GT3JGN
澤 圭太
山崎正志
YH1'29.728
1'30.924
3'00.652 9.795147.635
8ST3114協新計測 マイロード 岡部自動車RX-7
MAZDA RX-7
杉林 健一
小松一臣
YH1'30.781
1'30.721
3'01.50210.645146.944
9ST3215KYOSHO メーカーズ 岡部自動車RX-7
MAZDA RX-7
長島 正明
田ヶ原章蔵
YH1'31.340
1'30.611
3'01.95111.094146.581
10ST2356眠眠打破ingsランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution
服部尚貴
松本 達哉
YH1'30.961
1'31.149
3'02.11011.253146.453
11ST3339TRACY SPORTS AY-DESIGN ADVAN NSX
HONDA NSX
川口正敬
井入 宏之
YH1'32.251
1'30.130
3'02.38111.524146.236
12ST3455ZIGEN NSX
HONDA NSX
平中 克幸
吉本大樹
YH1'31.675
1'30.861
3'02.53611.679146.112
13ST2426エンドレスアドバンウェッズランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution
朝倉 貴志
大橋 正澄
YH1'32.078
1'30.745
3'02.82311.966145.882
14ST2537B.I シーケンシャル ランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution
筒井克彦
小泉 和寛
YH1'32.126
1'31.305
3'03.43112.574145.399
15ST2620RSオガワユークスADVANランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution
阪口 良平
谷口 行規
YH1'31.161
1'32.306
3'03.46712.610145.370
16ST2730サムライジーンズ 森永チルミル・ RSオガワ ランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution
伊藤 俊哉
花岡 翔太
YH1'32.162
1'31.482
3'03.64412.787145.230
17ST3516T-MANOILディクセル岡部自動車Z
NISSAN FAIRLADY Z
なかむら たかひろ
太田侑弥
YH1'32.845
1'31.933
3'04.77813.921144.339
18ST3634asset.テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
Takamori.com
ガミさん
YH1'33.120
1'31.991
3'05.11114.254144.079
19ST2859東和MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学
吉田 寿博
YH1'33.333
1'32.321
3'05.65414.797143.658
20ST4155BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC
HONDA CIVIC
谷川 達也
松井 孝充
YH1'34.850
1'34.757
3'09.60718.750140.663
21ST4288チューブ マジョーラ GNS
HONDA INTEGRA
渋谷 彰良
伊藤 真一
YH1'35.403
1'34.601
3'10.00419.147140.369
22ST4362ホンダカーズ東京μ G/M DC5
HONDA INTEGRA
塩谷烈州
吉橋 孝之
YH1'34.822
1'35.624
3'10.44619.589140.043
23ST4495SPOON S2000
HONDA S2000
市嶋 樹
小幡栄
YH1'36.810
1'33.685
3'10.49519.638140.007
24ST4518M'sインターナショナルコスモソニックFKingsDC5
HONDA INTEGRA
浅野 武夫
岡野陽朋
YH1'35.579
1'35.823
3'11.40220.545139.344
---- 以上予選通過 ----
-ST2-6新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER Evolution
冨桝 朋広
関 豊
YH1'31.724
Absence
---
-ST3-7ドリームエンジェル・アドバン RX-7
MAZDA RX-7
オギ姉
佐藤 久美
YHAbsence
Absence
---
  • CarNo.16の車両のCドライバーは、SUGOスーパー耐久レース大会競技規則書第20条(ピットレーン通過速度)違反により、罰金2万円のペナルティが科された。
  • CarNo.6の車両は、Aドライバーをスタートドライバーとすることを条件に最後尾グリッドからの決勝レースの出走を認める。
  • CarNo.7の車両は、ピットスタートを条件に決勝レースの出走を認める。

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGO Bドライバー公式予選結果

タイヤハウスBEST杯SUGOスーパー耐久400kmレース -RIJ- (2009/05/10) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2009 Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehindkm/h
1ST1110Y.K.M. ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐藤 公哉YH1'25.014-156.860
2ST1235asset.テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 雅弘YH1'26.299 1.285154.525
3ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
吉田 広樹YH1'26.900 1.886153.456
4ST141PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
Fariqe HairumanYH1'27.230 2.216152.875
5ST2111TSRPランサーEVOX
MITSUBISHI LANCER Evolution
菊地 靖YH1'29.837 4.823148.439
6ST3139TRACY SPORTS AY-DESIGN ADVAN NSX
HONDA NSX
井入 宏之YH1'30.130 5.116147.957
7ST223ENDLESS ADVAN CS・X
MITSUBISHI LANCER Evolution
村田 信博YH1'30.484 5.470147.378
8ST3215KYOSHO メーカーズ 岡部自動車RX-7
MAZDA RX-7
田ヶ原 章蔵YH1'30.611 5.597147.171
9ST3314協新計測 マイロード 岡部自動車RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣YH1'30.721 5.707146.993
10ST2326エンドレスアドバンウェッズランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution
大橋 正澄YH1'30.745 5.731146.954
11ST3455ZIGEN NSX
HONDA NSX
吉本大樹YH1'30.861 5.847146.766
12ST15360Kosei・R・P・GT3
PORSCHE 911GT3JGN
山崎正志YH1'30.924 5.910146.664
13ST2456眠眠打破ingsランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution
松本達哉YH1'31.149 6.135146.302
14ST2537B.I シーケンシャル ランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution
小泉和寛YH1'31.305 6.291146.052
15ST2630サムライジーンズ 森永チルミル・ RSオガワ ランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution
花岡 翔太YH1'31.482 6.468145.770
16ST3516T-MANOILディクセル岡部自動車Z
NISSAN FAIRLADY Z
太田 侑弥YH1'31.933 6.919145.055
17ST3634asset.テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
ガミさんYH1'31.991 6.977144.963
18ST2720RSオガワユークスADVANランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution
谷口 行規YH1'32.306 7.292144.469
19ST2859東和MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA
吉田 寿博YH1'32.321 7.307144.445
20ST4195SPOON S2000
HONDA S2000
小幡栄YH1'33.685 8.671142.342
21ST4288チューブ マジョーラ GNS
HONDA INTEGRA
伊藤真一YH1'34.601 9.587140.964
22ST4355BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC
HONDA CIVIC
松井 孝充YH1'34.757 9.743140.732
23ST4462ホンダカーズ東京μ G/M DC5
HONDA INTEGRA
吉橋孝之YH1'35.62410.610139.456
24ST4518M'sインターナショナルコスモソニックFKingsDC5
HONDA INTEGRA
岡野 陽朋YH1'35.82310.809139.166
---- 以上予選通過 ----
-ST2-6新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER Evolution
関 豊YHAbsence--
-ST3-7ドリームエンジェル・アドバン RX-7
MAZDA RX-7
佐藤久美YHAbsence--

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGO Aドライバー公式予選結果

タイヤハウスBEST杯SUGOスーパー耐久400kmレース -RIJ- (2009/05/10) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2009 Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehindkm/h
1ST1110Y.K.M. ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝YH1'25.843-155.345
2ST1235asset.テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
前嶋 秀司YH1'26.491 0.648154.182
3ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也YH1'26.744 0.901153.732
4ST141PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
柳田 真孝YH1'26.819 0.976153.599
5ST2111TSRPランサーEVOX
MITSUBISHI LANCER Evolution
佐々木 孝太YH1'29.305 3.462149.323
6ST223ENDLESS ADVAN CS・X
MITSUBISHI LANCER Evolution
峰尾 恭輔YH1'29.344 3.501149.258
7ST15360Kosei・R・P・GT3
PORSCHE 911GT3JGN
澤 圭太YH1'29.728 3.885148.619
8ST3114協新計測 マイロード 岡部自動車RX-7
MAZDA RX-7
杉林 健一YH1'30.781 4.938146.896
9ST2356眠眠打破ingsランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution
服部 尚貴YH1'30.961 5.118146.605
10ST2420RSオガワユークスADVANランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution
阪口 良平YH1'31.161 5.318146.283
11ST3215KYOSHO メーカーズ岡部自動車RX-7
MAZDA RX-7
長島正明YH1'31.340 5.497145.997
12ST3355ZIGEN NSX
HONDA NSX
平中克幸YH1'31.675 5.832145.463
13ST256新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER Evolution
冨桝 朋広YH1'31.724 5.881145.385
14ST2626エンドレスアドバンウェッズランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution
朝倉 貴志YH1'32.078 6.235144.826
15ST2737B.I シーケンシャル ランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution
筒井克彦YH1'32.126 6.283144.751
16ST2830サムライジーンズ 森永チルミル・ RSオガワ ランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution
伊藤 俊哉YH1'32.162 6.319144.694
17ST3439TRACY SPORTS AY-DESIGN ADVAN NSX
HONDA NSX
川口正敬YH1'32.251 6.408144.555
18ST3516T-MANOILディクセル岡部自動車Z
NISSAN FAIRLADY Z
なかむら たかひろYH1'32.845 7.002143.630
19ST3634asset.テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
Takamori.comYH1'33.120 7.277143.206
20ST2959東和MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学YH1'33.333 7.490142.879
21ST4162ホンダカーズ東京μ G/M DC5
HONDA INTEGRA
塩谷烈州YH1'34.822 8.979140.635
22ST4255BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC
HONDA CIVIC
谷川 達也YH1'34.850 9.007140.594
23ST4388チューブ マジョーラ GNS
HONDA INTEGRA
渋谷彰良YH1'35.403 9.560139.779
24ST4418M'sインターナショナルコスモソニックFKingsDC5
HONDA INTEGRA
浅野 武夫YH1'35.579 9.736139.521
25ST4595SPOON S2000
HONDA S2000
市嶋樹YH1'36.81010.967137.747
---- 以上予選通過 ----
-ST3-7ドリームエンジェル・アドバン RX-7
MAZDA RX-7
オギ姉YHAbsence--

SUPER GT

【吉本大樹レースレポート SGT第3戦(富士)】

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【吉本大樹レースレポート SGT第3戦(富士)】 3-4 May, 2009
pic04-4.jpgのサムネール画像
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【Result】
FP(Sta) : 3rd
QF     : 18th
FP(Sun) : 1st
Final    : 9th (2pt)
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【Report/Free Practice~Qualify】
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 紫電、FP3位と好調滑り出しも、予選はトラブルでまさかの18番手pic04-2.jpg

第2戦鈴鹿に続き、この第3戦富士でも紫電のステアリングを握る事となった吉本大樹。前戦鈴鹿では決勝直前に出たマシントラブルにより結果は7位に甘んじたものの、レースでは怒涛の追い上げを見せ、そのスピードが確実に優勝を争えるレベルにある事を証明してみせた。第3戦の舞台となる富士スピードウェイは直線距離も長く、マシン特性から見れば決して紫電に有利なレイアウトとは言えないものの、周囲からは優勝候補の一角として注目を集める中で迎えたレースウィーク初日。

この日の富士は空にうっすらと雲がかかり、最終コーナーから1コーナー寄りに向けての風が吹くコンディション。朝の時点で気温は15℃、日陰に入れば若干の肌寒さすら感じさせる中、予定通りの9:15にこのレースウィーク最初のセッションとなるフリー走行が開始された。ここでまず紫電のステアリングを握ったのは加藤選手。その加藤選手は、セッション開始から10分程が経過した時点で1'45"772をマーク、まずは6番手につけピットへと戻ってくる。そして更にここからマシンに調整を加え再度コースイン、2周のアタックを行うと、ここで1'44"673の3番手タイムをマークする。この後もピットインアウトを繰り返しながら予選、決勝に向けたマシンセットを煮詰めていった加藤選手。セッション中盤過ぎにはNEWタイヤでのアタックも行い、最終的にこのセッションの3番手タイムとなった1'44"265までタイムを削ると、その後マシンを吉本へと託す。

ここでステアリングを受けた吉本は決勝レースでの使用を見据えたコンパウンドのタイヤを履きコースイン。まずは5周の計測を行い、ユーズドタイヤを履く他のマシンが1分46秒台中盤~47秒台前半のタイムで走行するなか、安定して1分46秒台前半~中盤のラップタイムを刻んでいく。その後も決勝レースを見据えたマシンのセッティングを煮詰めていき、最終的には「無理をせず、あくまでもレースラップを見据えて走らせた」としながらも1'45"773をマークしこのセッションを終了した。

その後3時間程のインターバルを置いて迎えた公式予選1回目。フリー走行終了後には徐々に日差しも差し込み始め、午前中に比べ温かさを感じる中で始まったこのセッション。セッション開始30秒前にピットを後にした紫電のステアリングを握るのは吉本大樹。その吉本はコースイン後早々に、確実に予選通過基準タイムをクリアする1'46"298をマーク。そしてすぐさまピットに戻り加藤選手とドライバーチェンジ。ステアリングを受けた加藤選手は、まずSL(スーパーラップ)で使う予定のタイヤの皮むきを行うためピットを後にする。ところがここで加藤選手から「今ネッツコーナーで一瞬パワステがおかしかった・・・」という気になる無線が。ピットに若干不穏な空気が流れ始める中、一旦ピットに戻った加藤選手は最初の予選アタックを行うためNEWタイヤを履き再度コースイン、3周の計測予定でコースへと向かう。

しかしこの直後、前のラップで加藤選手が感じた違和感は現実のトラブルとなってしまう。コースに入って程なくしたところで電気式のパワステモーターが完全に作動しなくなってしまい、マシンはパワステのアシストが全くない状態に。ステアリングを動かすことすら難しい状態となってしまった加藤選手は急遽アタックを中止、ここで緊急のピットインを余儀なくされてしまう。この時点でセッション残り時間は15分。この時点で加藤選手は1周の計測も行えておらず、順調だったフリー走行から一転、今度は時間内に最低限のアタックを行えなければ「予選落ち」すらあり得る状況に追い込まれてしまう。しかしこのモーターの交換には時間がかかる為、加藤選手は基準タイムをクリアさせるためだけにパワステのないマシンのまま再度コースイン。予選アタックとは程遠い走行ながら、想像を絶する重さのステアリングを操り1分47秒台のタイムを出して何とか基準タイムはクリアする。しかし「せめてトップ5には入っていたかった」という思惑とは裏腹に、紫電はまさかの予選18番手に沈むことになってしまった。

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【Report/Final】
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紫電、18番手スタートからの追い上げ
アクシデントにも見舞われながら、最後は9位フィニッシュ
pic03-3.jpg
晴天に包まれたGW中日という事もあり、スタンドやパドックが5万人を超える観戦者に埋め尽くされたスーパーGT第3戦決勝日。コンディションも気温17℃、湿度46%と、観戦者にとっては絶好のレース観戦日和となる中、まさかのトラブルで決勝18番手スタートに沈んだ紫電もこの日午前中のフリー走行ではトップタイムをマーク、更に13:05から行われた決勝直前のフリー走行でもトップタイムをマークし、スタートのステアリングを握る加藤選手も「必ず追い上げる」という気迫に満ちた表情でマシンに乗り込んだ。

スタート進行イベントも順調に進み、定刻通りの14:00に開始されたフォーメーションラップ。そして1周の隊列走行を終えたマシン群がゆっくりと最終コーナーを立ち上がってくると、ホームストレート上ではレッドシグナル消えがグリーンに点灯。21台のGT300マシンも1コーナーに向け各車が一気に加速、サーキットが爆音に包まれる中、いよいよレース距離400Km、約2時間半に渡るスーパーGT第3戦決勝の戦いが始まった。するとファーストスティントを受け持った加藤選手はスタートから果敢にポジションアップ。18番手スタートから2周目に15番手、3周目には14番手と、最初の3周でまずは4台のマシンをオーバーテイクして見せる。しかし迎えた4周目、今度はアクシデントが加藤選手を襲う。後ろにいたポルシェ(111号車)が紫電に追突、紫電はリアウィング、テールランプ、リアガーニー周りを破損してしまう。結局この接触については111号車にドライブスルーペナルティーが言い渡されたものの、これで紫電のポジションを取り戻せるわけでもなく、結局振り出しに戻る19番手にまでポジションを落とす事となってしまった。

それでも加藤選手はあきらめることなくここから再度追い上げを開始。徐々にポジションを取り戻していくと、レース開始から10周目の時点では再度14番手までポジションを盛り返し、更にここからトップグループよりも速い1分46秒台前半のラップタイムを連発。15周目には11番手、16周目には10番手にまで浮上し、この後も前を行くマシンよりも1周1秒~2秒ほど速いペースで差を縮め、1回目のピットイン直前の数周で更にポジションをアップ。このスティントをハイペースで駆け抜けた加藤選手は、最終的に7番手までポジションを上げピットへと戻ってきて見せる。ところが4周目の追突で破損したリア周りへの応急処置が必要になった為、無常にもこのピットストップで大幅に余計な時間がかかってしまった紫電。交代した吉本が再度コースへと戻った時には、またしても17番手にまでポジションが落ちてしまっていた。

それでもレースを諦めないカーズ東海ドリーム28陣営。このスティントを任された吉本も加藤選手に負けじとトップグループを凌駕するラップタイムを並べながら3度目の追い上げを見せていく。ステアリングを受けた2周後の31周目には14番手にまで浮上、更に33周目には最終的にこのレースの紫電のベストラップとなる1'45"503のラップをマークし、35周目に13番手、38周目には12番手と、戦前には苦戦も予想されたこの富士で着実にポジションを取り戻していく。その後も吉本の勢いは衰えず、2回目のピットストップではタイヤを交換しない作戦だった為タイヤをいたわりながらの走行となったにも関わらず、トップを行くマシンと変わりないラップタイムをマークし続けBOXサインの出された55周目には9番手までポジションアップ、ここで最後のスティントを加藤選手に託すためピットへと戻ってくる。そして再度ステアリングを受けた加藤選手は最終26ラップのスティントで最後の追い上げへ。その加藤選手はタイヤ無交換ながら、やはりトップグループのマシンと遜色のないタイムを刻みつつ8番手のマシンとの差を詰めていく。しかし、このスティントでコースに復帰した時点で8番手を行くマシンとの差は30秒以上。さすがにこの差を残り周回数で詰めることは叶わず、最後は9番手のポジションでチェッカーフラッグを受けることとなった。
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【吉本大樹コメント】======================================================================
pic03-4.jpg
18位からのスタートではありましたが、レース序盤でのアクシデントがなければ5位、悪くても6位には入れていたと思います。あのアクシデントでポジションを落とした事は勿論、ピットストップでの修復作業に必要のない時間がかかってしまいましたから...。やはり後方からスタートすればこういったアクシデントの確率も上がってしまいますから予選でのトラブルが何よりも痛かったですね。

レースでは1回目のピットストップを終えて僕がコースに戻った時には既に周回遅れでした。前をゆくマシンが何番手なのかあまり把握できていない状況でしたが、とにかく前へ出ることばかり考えていました。1周前を行くRX7が前を走っていて、そのペースが目に見えていたので、最初からまともに走れてさえいれば...。と悔しい気持ちになりましたが、仕方がありません。タイヤ無交換で最後に走った加藤さんのペースはかなり良かったんですが、レースが終わってみればタイヤからは既にワイヤーが見えていました。出来る限りの仕事はしたと思います。

2戦続けてまともにレースが出来なかった悔しさはありますが、チームのモチベーションが更に高まった事は間違いないです。次のセパン、まだ決まっていませんが、もし乗れる事になれば確実に勝ちにいきます。
応援ありがとうございました!

SUPER GT

SGT:第3戦富士 レクサス チーム ペトロナス トムスのSC430が僅差の2位フィニッシュ (TOYOTA)

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ファイナルラップで素晴らしい追い上げを見せたが
惜しくも2位でフィニッシュしたPETRONAS TOM\'S SC430 36号車

 SUPER GTの第3戦「FUJI GT 400km RACE」が5月3日(日)、4日(月・祝)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 恒例のゴールデンウィーク開催となり、予選日、決勝日をあわせて7万8千人以上のモータースポーツファンが富士に集結、熱戦に酔いしれた。

 今大会は、通常よりもレース距離の長い400kmで争われ、レース中のピットイン、ドライバー交代も2回義務づけられることととなった。

 今大会にはレクサスチームからGT500クラスにレクサスSC430が5台出場。また、GT300クラスに2台のレクサスIS350と2台のカローラアクシオが出場した。

◆予選◆

 3日(日)午前9時15分から1時間半に渡って行われた公式練習に続き、午後1時40分から予選1回目がスタート。PETRONAS TOM'S SC430 36号車が2番手、KRAFT SC430が4番手、公式練習でトップタイムのENEOS SC430 6号車が5番手でスーパーラップに進出。第2戦で勝利を挙げ、50kgのウェイトハンデを課されたZENT CERUMO SC430 38号車は9番手。DUNLOP SARD SC430 39号車が12番手となった。

 スーパーラップでは、36号車が見事なアタックを見せたが、最後に逆転され、僅か0.072秒差で2番手。 35号車、6号車は5、6番手グリッドとなった。

 GT300クラスでは、ウェッズスポーツIS350 19号車とCOROLLA Axio apr GT 74号車がスーパーラップに進出し、19号車が3番手、74号車が8番手につけた。

◆決勝◆

 4日(月・祝)、やや雲がかかっているものの過ごしやすい天候の下、5万人の観客が見守る中で午後2時に400kmレースのスタートが切られた。

 最前列2番手グリッドの36号車は好スタートを切り、1コーナーでアウトから首位奪取を狙ったが、立ち上がりで行き場を失い、コースアウト。これで5位までポジションを落としてしまった。その直後に前走車が接触を喫したため、36号車が3位、35号車が4位、6号車が5位となり、この3台を含む上位5台が首位グループを形成して序盤戦へと突入した。

 20周を過ぎたあたりから各車1回目のピットインを開始。首位を争っていたライバル勢よりも遅めのピット作戦を採った36号車は、ピット作業の速さにも助けられ、全車がピットを終えた時点でトップに浮上した。

 その後、58周目まで首位を走行した36号車であったが、2度目のピット時の作業時間の差で、首位を争っていたMOTUL AUTECH GT-R 1号車の先行を許してしまった。

 後方では、6号車がHIS ADVAN KONDO GT-R 24号車を激しく攻め、手に汗握る4位争いを展開。何度か並びかけながらも、なかなか逆転に至らない6号車は、残り4周となったストレートエンドでブレーキング勝負に出たが、痛恨のコースアウト。コースへは復帰したが、その後35号車にもかわされてしまった。

 首位争いは、1位1号車、2位36号車のまま、一時は7秒以上にまでその差は広がったが、終盤に来て36号車が激しい追撃を開始。ファイナルラップにはみるみるその差は縮まっていき、最終コーナーではテール・トゥ・ノーズ状態に。しかし、僅かに及ばず、0.219秒差で36号車は2位チェッカー。2戦連続の2位表彰台獲得となった。

 35号車が5位、6号車が6位、今大会は苦戦を強いられた38号車が9位、39号車が10位でフィニッシュし、レクサスチームの5台は全車がポイント獲得を果たした。

 今大会の結果、ドライバーズランキングでは、 36号車の脇阪 寿一/アンドレ・ロッテラー組が首位に1ポイント差の2位浮上。8位に終わったものの、38号車の立川 祐路/リチャード・ライアン組も首位に4ポイント差の3位に付けている。

 GT300クラスでは、19号車が5位。avex apr COROLLA Axio 31号車が7位入賞。TDP若手コンビの74号車も8位に入り、開幕から3戦連続でのポイント獲得となった。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:
ゴールデンウィーク開催の今大会は、ご来場頂いた多くのレースファンの皆様に、内容の濃いレースを見て頂けたと思う。予選、決勝ともトップ争いは出来ていたものの、僅差のバトルを競り勝つためにはもう少しの速さが必要だと実感させられた。これから中盤戦に向けても更なるレクサスSC430の開発を進め、次戦以降の優勝と年間タイトルを狙って行きたい。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

SUPER GT

SGT:第3戦富士決勝 MOTUL AUTECH GT-Rが、ポールtoウィン! (NISMO)

 ゴールデンウィーク恒例のイベントとして定着したSUPER GT第3戦。今年の決勝レース日は、薄曇りながら穏やかで暖かい一日となり、家族連れなど50,000人もの観客が集まった。

 前日に行われた公式予選で、前戦の鈴鹿に続いてポールポジションを獲得した#1 GT-Rは、本山哲が決勝のスタートドライバーをつとめた。一周目からリードを築きたい本山に対し、各車とも序盤での逆転をもくろんで盛んに本山の背後を狙った。その序盤の混戦の中、9周目に#1 GT-Rをかわして首位に躍り出たのは「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベリラ/荒聖治)であった。20周目にピットインするまで、#24 GT-Rはリードを続けた。ピットワー クの差で#1 GT-Rが先行してコースに復帰するものの、レースリーダーは#36レクサスSC430に代わっていた。ドライバー交代した#1 GT-Rのトレルイエは、チャンスをうかがいながら#36 SC430を追い、タイム差を広げずに後半へと突入した。

 60周目にピットインし迅速なピットワークでコースに戻ると、ふたたび逆転に成功。#1 GT-Rは約6秒の差をつけて、首位に返り咲いた。その後、残りの周回を走った本山は、後続との間合いを図りつつ、安定したラップタイムで走行。トップ奪還を目指す#36 SC430が盛んに追い上げ、また、GT500クラスの周回遅れに進路を塞がれたため最終ラップには0.2秒差まで詰め寄られたが、隙を見せずにゴールラインを走り抜けた。

 予選8位の位置から飛び出して序盤にオリベイラがトップを快走した#24 GT-Rは、1回目のピットイン後3位を走行。開幕戦の岡山で優勝している同車は46kgのハンディウェイトを積んでいたが、GT-R勢の中で最も重い車重にも関わらず、それを感じさせない走りに注目が集まった。レース中盤の周回を担当したドライバーの荒は、後続車に仕掛けられるたびに巧みにこれらをかわし、3位を守ったまま2度目のピットインに滑り込んだ。#24 GT-Rは、オリベイラがドライブした残り周回も軽やかな走りが印象的だった。しかし、それを上回る猛烈なペースの#8 NSXに4位を明け渡してしまう。その後、さらに後続車が追いすがりテールトゥノーズの接戦を繰り広げたが、オリベイラが4位を堅守。そのままチェッカーフラッグを受け、ポイントランキング首位となった。

 予選7位の「HASEMI TOMICA EBBRO GT-R」(#3 ロニー・クインタレッリ/安田裕信)は、クインタレッリが決勝レースをスタート。序盤の混戦で一時10位に順位を落としたが、1回目のピットインで交代したルーキーの安田はハイペースで上位車に迫り、途中7位にポジションアップを果たす。その後、3回目の走行を担当したクインタレッリは安定した周回を重ね、総合7位でレースを終えた。

 スーパーラップで4位のタイムを出した「IMPULカルソニックGT-R」(#12 松田次生/セバスチャン・フィリップ)は、オープニングラップの混戦状態の中、ヘアピンで行き場を失った松田が先行車両に接触。フロントセクションを破損して早くもピットインすることに。修理してコースに復帰したが、その後このアクシデントに対するドライブスルーの裁定を受けて再びタイムロスとなった。その後もパンクや駆動系のトラブルなどの不運もあり、63周まで走行してレースを終了した。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: NISMO

SUPER GT

SGT:第3戦富士 ARTA NSX (ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組)が3位表彰台を獲得 (HONDA)

2009年5月4日(月) 決勝 会場:富士スピードウェイ(4.563km) 天候:予選/晴れ 決勝/曇り 気温:22℃(14:00現在) 路面温度:38℃(14:00現在) 決勝レース:88周(401.544km) 観客:5万人(主催者発表)

gt_r03_h_01.jpg  5月4日(月)、静岡県にある富士スピードウェイにおいて2009 オートバックス SUPER GT第3戦「FUJI GT 400km RACE」の決勝レースが開催された。

 今年の富士スピードウェイ第3戦は、レース距離が昨年までの500kmから400kmに短縮され、2回以上のピットインが特別規定で義務付けられることとなった。そのため各チームのピットタイミングと作業時間がレースのカギを握ると予想された。また、Honda NSX-GT勢は、#100 細川慎弥選手(RAYBRIG NSX)がペナルティにより出走できないため、松浦孝亮選手がRAYBRIG NSXをドライブすることとなった。

 3日(日)に開催された公式予選では、決勝グリッドが8台のマシンによって争われるスーパーラップに出場した#8 ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組(ARTA NSX)が、3番グリッド獲得となる1分34秒台の快走を見せ、決勝レースへの期待を見せた。#100 井出有治/松浦孝亮組(RAYBRIG NSX)は10番グリッド、#32 ロイック・デュバル/中山友貴組(EPSON NSX)が11番グリッド、#18 道上龍/小暮卓史組(ROCKSTAR 童夢 NSX)が13番グリッド、#17 金石年弘/塚越広大組(KEIHIN NSX)は14番グリッドから決勝レースを迎えることとなった。

 4日(月)の決勝日は曇り空ながら、気温22℃、路面温度38℃という絶好のコンディションとなった。総勢36台(GT500クラス計15台)のマシンは、午後2時にローリングスタートを切り400km(88周)のレースが始まった。

 オープニングラップは、予選3番手のR.ファーマン選手(#8 ARTA NSX)がホールショットを奪う絶好のスタートを切るが、4コーナーとなる100Rで、#1 MOTUL AUTECH GT-Rがトップに浮上。さらに、直後のヘアピンコーナーでR.ファーマン選手のイン側に並びかけたマシンがブレーキングでバランスを崩してスピン。R. ファーマン選手のマシン左後部に追突して、2台はコースアウトを喫してしまう。2台ともすぐにコース復帰を果たすものの、NSX-GTのオープニングラップは、#100 RAYBRIG NSXの井出選手が8位、#32 EPSON NSXのL.デュバル選手が9位、#17 KEIHIN NSXの金石選手が10位、#18 ROCKSTAR 童夢 NSXの小暮選手が12位、#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手が14位と出遅れてしまう。

 思わぬ後退を強いられたR.ファーマン選手は、12周目には10位まで浮上するほど激しい追い上げを見せる。NSX-GTトップの井出選手 (#100 RAYBRIG NSX)は、徐々に順位を上げて3台の3位争いに加わり、5位を走行する。R.ファーマン選手は、15周目に7位まで浮上し、3位グループを追う展開となる。

 21周目の1コーナーで、井出選手が4位に浮上する。トップ争いの2台は直後の21周終了時に1回目のピットインを敢行したため、井出選手は暫定2 位までポジションを上げることとなった。次周の22周目終了時に、井出選手が1回目のピットインをして松浦選手にドライバー交代を行った。

 ほぼ全車が1回目のピットインを敢行した32周終了時点で#100 RAYBRIG NSXの松浦選手は6位、#8 ARTA NSXの伊沢選手が7位、#32 EPSON NSXの中山選手が9位、#18 ROCKSTAR 童夢 NSXの道上選手が11位、#17 KEIHIN NSXの塚越選手が12位を走行する。33周目には、伊沢選手が松浦選手をパスして6位に浮上し、1分37秒台のハイペースで前に迫る走りを見せる。

 伊沢選手は、41周目に前を走る3位グループの3台に追いつき、4台の激しいバトルが展開される。そして、44周目の最終コーナーで5位に浮上、さらに前を走る2台をテール・トゥ・ノーズの状態で攻め続ける。54周終了時に10位までポジションを下げた松浦選手がピットイン。井出選手にドライバー交代を行い、前後タイヤ交換と給油を36秒8のピット作業で行った。

 激しさを増す3位争いは、60周終了時に伊沢選手が先にピットイン。R.ファーマン選手にドライバー交代をしてコースに復帰する。このピットインでのすばやい作業が功を奏して、#8 ARTA NSXは実質4位にポジションを上げた。さらにR.ファーマン選手は、3位を狙うべく果敢な走りを続けていく。

 67周終了時点で、NSX-GT勢はR.ファーマン選手が4位、#32 EPSON NSXのL.デュバル選手が8位、#100 RAYBRIG NSXの井出選手が9位、#18 ROCKSTAR 童夢 NSXの小暮選手が10位、#17 KEIHIN NSXの金石選手が13位を走行する。

 3位のマシンにプレッシャーをかけ続けていたR.ファーマン選手は、68周目の最終コーナーでインを差し、ホームストレートでの激しいバトルの末、1コーナーを制して3位に浮上した。

 この結果、3位の#8 ARTA NSXは後続を20秒近く引き離して88周のチェッカーフラッグを受けた。NSX-GT勢は、#32 EPSON NSXが8位、#100 RAYBRIG NSXが11位、#17 KEIHIN NSXが12位、#18 ROCKSTAR 童夢 NSXが13位で完走を果たした。優勝は、#1 MOTUL AUTECH GT-Rだった。

 シリーズタイトル争いでは、ドライバー部門でR.ファーマン選手/伊沢選手が計22ポイントの4位、小暮選手/道上選手が計21ポイントの5位となった。チーム部門は、#18 TEAM YOSHIKI & 童夢 PROJECTと#8 オートバックス・レーシング・チーム・アグリが計29ポイントで4位、5位につけている。

コメント
白井 裕(Hiroshi Shirai)|NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
 「今回の予選でスーパーラップに進出できたのは8号車の1台のみで、ライバルに対して水をあけられた感は否めません。その厳しい状況の中で8号車は最適なセッティングを見つけ出し、予選、決勝とも安定した速さを見せてくれました。それだけにオープニングラップでのアクシデントが悔やまれます。そのような状況においてもラルフ・ファーマン、伊沢拓也の両選手が着実に順位を上げ3位表彰台を獲得し、NSX-GTのポテンシャルを証明してくれたことは、高く評価したいと思います。次戦のマレーシア・セパンサーキットでは、例年暑さとの戦いになります。エンジンも4レース目になりますので信頼性を高めるとともに、このインターバルでNSX-GT全体の戦闘力を高めたいと思います」
ラルフ・ファーマン選手(3位 #8 ARTA NSX)
 「すばらしいスタートができたけれど、ヘアピンで起きたアクシデントは最悪でした。でも、マシンのダメージが少なかったので、あきらめずに全力で追い上げました。伊沢さんも本当によい走りをしていたので、2回目の走行は絶対に3位でゴールしようと考えていました。今週、スタッフは、マシンセッティングもピットワークも完ぺきな仕事をしてくれました。表彰台を獲得できたのは彼らのおかげです。本当に感謝したいと思います」
伊沢拓也選手(3位 #8 ARTA NSX)
 「前戦からマシンの調子はよかったのですが、今回はラルフ(ファーマン)がさらにマシンセッティングを仕上げてくれました。予選もラルフの走りで好位置につけてくれて、優勝を狙えるポジションにいると感じていました。オープニングラップのアクシデントは不運としか言いようがありませんでしたが、その後はラルフも僕もチームスタッフもノーミスでレースを戦うことができました。僕自身としては、3位争いで前の2台を抜けなかったことが今後の課題だと思います。次戦のマレーシア・セパンサーキットでは、ウエイトが課せられますが期待できると思います。応援をよろしくお願いいたします」

Text & Photo: HONDA

SUPER GT

第3戦富士決勝 優勝ドライバーのコメント

090504Kaiken

090504KaikenGT500GT500クラス #1MOTUL AUTECH GT-R
本山 哲

本当にうれしいのと、安心しました。ここで勝てたことで、漸くシリーズチャンピオン争いに参加できます。 前回のレースをああいう形で落としたことで本当にもう後がなかったのですが、ここからきちんとスタートを切ることが出来たので、 これからも頑張っていきたいです。
スタート時のガソリンが重めだったので序盤はペースが上がらず苦しかったんですが、その分給油時間を短めに出来たので、 中盤ブノワがトムスに追いついた時点で勝てると思いました。自分でも全力でプッシュしてアンドレ(ロッテラー) とイーブンのペースで走れれば勝てると思いましたが、 最後は周回遅れの500クラスが順位を争っているのに引っかかってる間にアンドレにみるみる迫ってこられて、 残り2週は緊迫したレースになりました。
ニスモとトムスが400kmを通していい戦いをしたので、面白いレースになったんじゃないでしょうか。
本当は鈴鹿でこれが出来るはずだったんですけど、まぁ3度目の正直ってことで。

ブノワ・トレルイエ
ハッピーです。
(ペナルティポイントじゃない)ちゃんとしたポイントが獲得できたし、いいレースが出来ました。スタッフも頑張ってくれて、 ピット作業も完璧でした。クルマも調子良かったです。
富士では頻繁に周回遅れに引っかかるのがネックなんですが、こんどはペナルティを受けたくないので慎重にかわしました。
ただ、常に全力でプッシュしなければならなかったので、ハードなレースだったといえるでしょうね。
でも、これで漸くチャンピオン争いに参加できることになったし、ディフェンディングチャンピオンとしても優勝できてよかったです。

090504KaikenGT300GT300クラス #43ARTA Garaiya
高木 真一
ハッピー!(笑)
今回は予選からいい流れできて、完璧な形でレースを戦い、勝つことが出来ました。
最初に抜かれてしまいましたが、ダイシンがタイヤ無交換という作戦できたのに対して、 ミシュランのソフトタイヤの威力を発揮できてよかったです。
(序盤のオーバーテイクについて)あの前に一度、3周目のヘアピンで彼が飛び出していて、 その後のダンロップのライン取りが右寄りになるのを見て、『今度同じことになったら絶対いってやろう』 と思っていたら15周目にそのチャンスが来て、思い切ってダンロップでアウトから仕掛けました。うまくいったし、 青木君もライン1本残してくれたので良かったです。

新田 守男
何としても富士で勝ちたかったんです。前回は自分のミスでレースを落としてしまいましたが、今回は誰一人ミスすることなく、 完璧に仕事をこなしました。
ミシュランのソフトもいいパフォーマンスを発揮してくれました。
(通算最多勝について)長く乗せていただいてるお陰です。応援してくださるスポンサーさんやファンの皆さんに感謝しています。 これからもずぅっと乗っていたいです。今年で引退南下するつもりはありませんので、ここでハッキリ言っておきます(笑)

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第3戦富士決勝結果

FUJI GT 400km RACE -RIJ- (2009/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
150011MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS882:26'09.788
2500236PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS30880.219
350038ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS228818.997
4500424HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH468839.195
5500535KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS128845.975
650066ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS188847.407
750073HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI881'13.285
8500832EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL12881'13.515
9500938ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS50881'34.186
105001039DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL2881'38.599
1150011100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
松浦 孝亮
BS6871Lap
125001217KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS22871Lap
135001318ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS42871Lap
145001421ASTON MARTIN 赤坂 DBR9
ASTON MARTIN DBR9
都筑 晶裕
土屋武士
YH835Laps
15300143ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI42826Laps
16300281ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430
青木孝行
藤井 誠暢
YH10826Laps
1730037M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH52817Laps
18300426UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
阿部 翼
YH4817Laps
19300519ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡龍也
YH46817Laps
20300646エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH30817Laps
21300731avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
山内 英輝
YH4817Laps
22300874COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口卓人
国本 雄資
MI16817Laps
2330092プリヴェ アップル 紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本 大樹
YH18808Laps
24300105マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH808Laps
253001130RECKLESS KUMHO IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
山野直也
KH6808Laps
263001255J-TRUST F-PRO おうとキットポルシェ
PORSCHE 911GT3
山岸 大
小泉洋史
YH799Laps
2730013*111石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR
壷林 貴也
池田大祐
KH799Laps
2830014110KUMHO ”ARKTECH SG-1”
PORSCHE BOXSTER
谷川 達也
キムハンボン
KH799Laps
2930015*10JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH7810Laps
3030016666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
宮本隆士
KH7810Laps
3130017808初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4M COUPE
菊地 靖
田ヶ原章蔵
YH7612Laps
323001866triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷 敦
マルコ・アピチェラ
YH7018Laps
3350015*12IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS386325Laps
3430019*88triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH5830Laps
---- 以上規定周回数(GT500:61Laps / GT300:57Laps)----
-300-87giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田久
YH5335Laps
-6300-11JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中克幸
YH324147Laps
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.6 ENEOS SC430 1'36.343 (67/88) 170.503km/h
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.43 ARTA Garaiya 1'44.738 (48/82) 156.837km/h
  • CarNo.12は、2009 SUPER GT Sporting Regulations第3章第30条1.a.およびb.(接触)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.111,88は、2009 SUPER GT Sporting Regulations第3章第30条1.a.(接触)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.10は、2009本大会特別規則書第27条3.(ピットレーン速度)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。

SUPER GT

第3戦富士決勝 モチュールGT-Rが待望の初勝利!! GT300クラスもARTAガライヤが制し、2クラスともポール・トゥ・ウィン!

2009オートバックス スーパーGT第3戦、「富士GT400kmレース」は5月4日、 晴天の富士スピードウェイで88周の決勝レースを行い、ポールポジションからスタートした#1MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)が#36PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ ロッテラー組)の追撃を退け、待望の今季初勝利をもぎとった。
GT300クラスも、ポールシッターの#43ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)が#81ダイシンアドバンFerrari(青木孝行/藤井誠暢組)を退けて優勝。
終わってみればGT500、GT300ともにポール・トゥ・ウィンという結果となった。
(天候:曇り時々晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日28,500人 決勝50,000人 延べ78,500人)

090504GT500Winner  090504GT300Winner

090504StartGT500

090504DogFightGT500

090504Winner2GT500

090504GT500Top3

090504StartGT300

090504DogFightGT300

090504Winner2GT300

090504GT300Top3

決勝レースは午後2時にフォーメーションラップを開始。
スタート直後の1コーナーでは2番手スタートの#36ペトロナスSCを駆るロッテラーが#1モチュールGT-Rの本山に果敢にアウトから並びかけていく。
しかし本山も一歩も譲らず、立ち上がりでアウト側にはみ出したロッテラーは#8ARTA NSXのラルフ・ファーマン、 #12カルソニックGT-Rの松田次生、#24HIS GT-RのJ.P.オリベイラらの先行を許し一気に5位に後退する。

ところが2位、3位に繰り上がったARTA、 カルソニックの2台はモチュールを攻め立てつつサイドバイサイドで飛び込んでいった1周目のヘアピンで接触、ARTAはスピンアウト、 カルソニックは左フロントフェンダーを破損してピットイン、2周を失うこととなった。
これにより8号車はクラス14位、12号車は最下位に転落。
しかもこのアクシデントの原因が12号車のスピンだったため、カルソニックGT-Rには5周目にドライブスルーペナルティが課され、 完全にレースから脱落することとなった。

これでトップ集団は#1モチュール、#24HISのGT-R勢が1-2、3番手にはペトロナスSCが順位を挽回してきた。
多めの燃料搭載により中々ペースの上がらない#1モチュールの背後を1秒以内の僅差で追い上げる#24HIS GT-RはGT300の周回遅れが出始めた8周目辺りから一気に間隔をつめ、9周目についにトップに躍り出た。
しかし1号車を駆る本山も懸命にオリベイラに食い下がり、 トップ2台はその後も1秒前後の僅差で周回を重ねて20周終わりで揃って1回目のピットストップを行った。

ここで1号車の作戦が功を奏した。
スタート時に多めに燃料を積むことでピットでの給油時間の短縮を目論んだニスモのメカニックは、 コンドウレーシングより4秒短い31秒で1号車を送り出した。

しかし全てのチームが1回目のピットストップを終えた段階でトップに立ったのはモチュールGT-Rではなく、 28周終わりまで最初のスティントを引き伸ばし、ピット作業を30.6秒で終えたペトロナスSCだったのだ。
ロッテラーからステアリングを託され、1号車の前でコースインした脇阪を猛然と追い上げるトレルイエは、最終コーナー、1コーナー、 ダンロップと、ありとあらゆる場所で執拗に脇阪を攻め立てるが、脇阪も巧みなライン取りと周回遅れを使ってトレルイエを押さえ込む。
このトップ争いは、両者のラップタイムの上下にしたがってコンマ8秒から3秒弱の間で推移し、 36号車が2度目のピットストップを行う59周目まで続いた。
ここでの作業時間は36.2秒。残り周回数を考えれば悪くない数字だ。

しかし次の周でピットに飛び込んだモチュールGT-Rの作業時間は27秒。
これにより本山は見事にロッテラーの遥か前方でピットアウトすることに成功した。

本山は一時7.7秒ものマージンを築き上げたが、 ロッテラーも75周を過ぎた辺りから1分36秒台を連発するハイペースで追い上げてきた。
そしてついに、ファイナルラップを迎えたところで両者の差は1.559秒にまで接近してきた。

13コーナー、プリウスコーナーと続く最終セクションで周回遅れに詰まった本山に一気に近づいていくロッテラーは、 ついに最終コーナーで本山のインにノーズをねじ込んでいった。
しかしあと一延びが足りなかった。
フィニッシュラインを通過した時点での2台の差は僅か0.219秒。
開幕戦から予選での速さを決勝に結び付けられなかった#1モチュールGT-Rは、3戦目にして待望の勝利を5万人の観衆の前で達成した。
2位にペトロナスSCに続いては、#8ARTA NSXが3位表彰台を獲得。
オープニングラップのアクシデントで大きく順位を落とした8号車だったが、その後のファーマン、 伊沢拓也の積極果敢な走りでしぶとく順位を挽回してみせた。

また、これにより本山の通算勝利数は11となり、再び立川祐路と並ぶ歴代1位タイとなった。

GT300クラスは、開始早々に予選2番手の#81ダイシンフェラーリがトップに立ち、#43ガライヤを引き離しにかかるが、 ガライヤも周回を重ねるうちに次第にペースを上げていき、6周目の最終コーナーでは81号車のインを伺うまでになった。

しかしFIA-GT仕様のダイシンフェラーリはストレートスピードでの優位を生かし、中々付け入る隙を与えない。
最終コーナーで並びかけるガライヤを、フェラーリがストレートで突き放す、というバトルがここから何度となく繰り返された。

その均衡が破れたのは15周目だった。
ダンロップコーナーで右よりのラインを取る青木の動きを観察していた高木は、ここで一気にアウト側に並びかけ、見事トップを奪い返すと、 コーナリングスピードに勝るガライヤの特性を生かしてセクター3で一気にダイシンフェラーリを突き放しにかかった。

抜かれたダイシンフェラーリは30周終わりで最初のピットイン。タイヤ無交換という奇策で藤井をコースに送り出すが、 ガライヤも33周終わりで行った最初のピットストップを短めの給油時間で切り上げ、 タイヤ4本交換ながら26.4秒という短時間で新田を送り出した。

これにより#43ガライヤは見事#81フェラーリの前でコース復帰、新品のソフトタイヤを生かして着実にマージンを築き上げていく。
50周を終える頃には両者の差は24.317秒にまで広がっていた。

その後、ダイシンは56周終わり、ガライヤは62周終わりで2度目のピットストップを行うが、 これを終える頃には37秒以上もの大差がついていた。
その後、ダイシンフェラーリを駆る青木はガライヤを上回るハイペースで追い上げていったが、時既に遅し。
結局青木は高木の12.008秒後にチェッカーを受けることとなった。
3位には#7雨宮RX-7が入った。

次戦の舞台はマレーシアのセパンサーキット。
海外での開催ということで新型インフルエンザの影響が心配されるが、 GTアソシエイションは予定通り開催すると今朝の定例会見で明言している。
第4戦決勝は6月21日スタートだ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

第3戦富士 スターティンググリッド&スタートドライバー

■GT500 Class

 1
1 MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
*本山 哲 / ブノワ・トレルイエ
BS
*1'34.622

 2
36 PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一 / *アンドレ・ロッテラー
BS 30
*1'34.694

 3
8 ARTA NSX
HONDA NSX
*ラルフ・ファーマン / 伊沢 拓也
BS 22
*1'34.705

 4
12 IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
*松田 次生 / セバスチャン・フィリップ
BS 38
*1'34.954

 5
35 KRAFT SC430
LEXUS SC430
*石浦 宏明 / 大嶋 和也
BS 12
*1'35.102

 6
6 ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔 / *ビヨン・ビルドハイム
BS 18
*1'35.631

 7
3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
*ロニー・クインタレッリ / 安田 裕信
MI
*1'36.981

 8
24 HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
*ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ / 荒 聖治
YH 46
*1'40.428

 9
38 ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
*立川 祐路 / リチャード・ライアン
BS 50
1'35.579

10
100 RAYBRIG NSX
HONDA NSX
*井出 有冶 / 松浦 孝亮
BS 6
1'35.714

11
32 EPSON NSX
HONDA NSX
*ロイック・デュバル / 中山 友貴
DL 12
1'35.886

12
39 DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
*アンドレ・クート / 平手 晃平
DL 2
1'35.974

13
18 ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍 / *小暮 卓史
BS 42
1'36.015

14
17 KEIHIN NSX
HONDA NSX
*金石 年弘 / 塚越 広大
BS 22
1'36.021

15
21 ASTON MARTIN 赤坂 DBR9
ASTON MARTIN DBR9
*都筑 晶裕 / 土屋 武士
YH
1'41.840



■GT300 Class

 1
43 ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男 / *高木 真一
MI 42
*1'42.936

 2
81 ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430
*青木 孝行 / 藤井 誠暢
YH 10
*1'43.235

 3
19 ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学 / *片岡 龍也
YH 46
*1'43.842

 4
11 JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
*田中 哲也 / 平中 克幸
YH 32
*1'43.932

 5
7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
*谷口 信輝 / 折目 遼
YH 52
*1'44.242

 6
5 マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
*玉中 哲二 / 赤鮫 オヤジ
YH
*1'44.430

 7
66 triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
*山西 康司 / 余郷 敦 / マルコ・アピチェラ
YH
*1'44.552

 8
74 COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
*井口 卓人 / 国本 雄資
MI 16
*1'45.258

 9
31 avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也 / *山内 英輝
YH 4
1'45.371

10
87 giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
*井入 宏之 / 和田 久
YH
1'45.448

11
26 UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
*黒澤 治樹 / 阿部 翼
YH 4
1'45.451

12
30 RECKLESS KUMHO IS350
LEXUS IS350
*佐々木 孝太 / 山野 直也
KH 6
1'45.516

13
111 石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR
*壷林 貴也 / 池田 大祐
KH
1'45.549

14
46 エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
*星野 一樹 / 柳田 真孝
YH 30
1'45.673

15
55 J-TRUST F-PRO おうとキットポルシェ
PORSCHE 911GT3
*山岸 大 / 小泉 洋史
YH
1'45.731

16
88 triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士 / *坂本 祐也
YH
1'45.878

17
110 KUMHO "ARKTECH SG-1"
PORSCHE BOXSTER
*谷川 達也 / キム ハンボン
KH
1'45.882

18
2 プリヴェ アップル 紫電
MOONCRAFT SHIDEN
*加藤 寛規 / 吉本 大樹
YH 18
1'46.298

19
10 JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸 / *川口 正敬
YH
1'46.501

20
666 FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟 / *山下 潤一郎 / 宮本 隆士
KH
1'46.523

21
808 初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4M COUPE
*菊地 靖 / 田ヶ原 章蔵
YH
1'50.317



*印がスタートドライバー

SUPER GT

第3戦富士フリー走行 ペトロナスSCがトップタイム。GT300は紫電

2009スーパーGT第3戦の決勝前フリー走行は、#36PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ ロッテラー組)がトップタイム。
GT300は#2プリヴェアップル紫電(加藤寛規/吉本大樹組)がトップだった。

090504FreeGT500 090504FreeGT300

決勝日を迎えた富士スピードウェイは、朝方厚い雲が出ていたものの、次第に空は明るくなり、 フリー走行が行われる午前8時45分には晴れ間が覗くようになった。
気温は依然として低めだが、昨日のような強い風は吹いていない。
フリー走行は30分間で行われた。

今回からレース距離が100㎞短縮されたほか、ピットストップ回数に関しても2回と予め規定されることになり、 各チームとも昨年までとは違った作戦で決勝を戦わなければならないうえ、2デイ開催の導入とテスト制限により、 今年はセッティングに割ける時間も限られており、この30分の走行時間の重要性はこれまでになく増している。
そのため、各チームチェッカーぎりぎりまで周回を重ねることとなった。

そうした中、いち早くトップタイムを記録したのが、昨日の予選でフロントローを獲得した#36ペトロナスSCだった。 タイムは1分36秒294だ。
2番手には予選3位の#8ARTA NSXがつけ、こちらも好調ぶりをアピールした。

一方、ポールシッターの#1モチュールGT-Rは残り6分まで3位の位置につけていたが、 #6エネオスSCに割って入られて最終的に4位となった。それでもトップのペトロナスからは0.288秒差とまずまずのタイムが出ており、 決勝での好結果が期待できそうだ。

また、昨日予選通過基準タイムをクリアできず、出走嘆願の出ていた#21アストンマーチンDBR9はフリー走行の結果により、 決勝への出走が認められている。

GT300クラスは開始早々に#2紫電がトップタイムを記録。
予選こそ18位に終わったものの、今回もセカンドドライバーに吉本大樹を迎えて決勝での巻き返しに期待がかかる。
2番手には昨日の公式練習から好調ぶりを見せていた#81ダイシンフェラーリがつけ、ポールシッターの#43ARTAガライヤが3番手。 2位の#81フェラーリとの差はわずか0.189秒と、こちらも接戦が期待できそうだ。

なお、終了5分前に#32エプソンNSXと#10ジムゲイナーフェラーリがコカコーラコーナーで接触したが、 こちらはレースアクシデントとして処理されている。

第3戦決勝は午後2時より、88周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

 

 

SUPER GT

第3戦富士フリー走行結果

FUJI GT 400km RACE -RIJ- (2009/05/04) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500136PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS301'36.294-170.590
250028ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS221'36.464 0.170170.289
350036ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS181'36.470 0.176170.279
450041MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS1'36.582 0.288170.081
5500539DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手 晃平
DL21'36.584 0.290170.078
6500612IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS381'36.778 0.484169.737
7500735KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS121'36.913 0.619169.500
8500824HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH461'37.012 0.718169.328
9500917KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS221'37.077 0.783169.214
1050010100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
松浦 孝亮
BS61'37.221 0.927168.963
115001118ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS421'37.298 1.004168.830
125001238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS501'37.323 1.029168.786
135001332EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL121'37.388 1.094168.674
14500143HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田 裕信
MI1'37.669 1.375168.188
155001521ASTON MARTIN 赤坂 DBR9
ASTON MARTIN DBR9
都筑 晶裕
土屋 武士
YH1'41.922 5.628161.170
1630012プリヴェ アップル 紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本 大樹
YH181'44.314 8.020157.475
17300281ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430
青木 孝行
藤井 誠暢
YH101'44.336 8.042157.441
18300343ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI421'44.525 8.231157.157
19300488triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH1'45.006 8.712156.437
20300519ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH461'45.080 8.786156.327
21300626UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
阿部 翼
YH41'45.134 8.840156.246
22300711JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中 克幸
YH321'45.569 9.275155.602
23300846エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH301'45.721 9.427155.379
2430095マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫 オヤジ
YH1'45.788 9.494155.280
253001074COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本 雄資
MI161'45.849 9.555155.191
263001166triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷 敦
マルコ・アピチェラ
YH1'45.897 9.603155.121
27300127M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH521'45.901 9.607155.115
283001330RECKLESS KUMHO IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
山野 直也
KH61'46.015 9.721154.948
2930014110KUMHO "ARKTECH SG-1"
PORSCHE BOXSTER
谷川 達也
キム ハンボン
KH1'46.41110.117154.371
303001531avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
山内 英輝
YH41'46.47810.184154.274
313001655J-TRUST F-PRO おうとキットポルシェ
PORSCHE 911GT3
山岸 大
小泉 洋史
YH1'46.91910.625153.638
323001787giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田 久
YH1'47.29711.003153.097
3330018111石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR
壷林 貴也
池田 大祐
KH1'47.66611.372152.572
343001910JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口 正敬
YH1'48.39112.097151.551
3530020666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
宮本 隆士
KH1'49.91113.617149.455
3630021808初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4M COUPE
菊地 靖
田ヶ原 章蔵
YH1'50.94914.655148.057

※ 大会審査委員会は、フリー走行の結果により、CarNo.21の決勝レース出場を認める。

SUPER GT

SGT:第3戦富士予選 MOTUL AUTECH GT-R、ポールtoフィニッシュを狙う (NISMO)

 ゴールデンウィークの富士恒例のイベント、SUPER GT第3戦は今年は例年より100km短い400kmレースとして開催される。5月3日は朝から晴天に恵まれ9時15分から1時間半の練習走行が行われた。「MOTUL AUTECH GT-R」(#1本山哲/ブノワ・トレルイエ)は、セッション終盤に3位のタイムをマーク。46kgのハンディウェイトを搭載する「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)が6位とまずまずの位置につけたが、ハンディウェイト38kgの「IMPUL カルソニック GT-R」(#12松田次生/セバスチャン・フィリップ)は10位、「HASEMI TOMICA EBBRO GT-R」(#3ロニー・クインタレッリ/安田裕信)は11位とセットアップが決まらなかった。

 13時40分、やや雲がかかってきて気温は20℃、路面温度はあまり上がらず28℃止まりというコンディションで予選1回目がスタートした。GT500は全15台が出走。GT300との混走枠では#12 GT-Rが1分35秒824でトップを奪い、#1 GT-Rは3位。#3 GT-R、#24 GT-Rを含めGT-Rのドライバー8名は全員が基準タイムをクリアした。

 14時15分から10分間はGT500の専有走行枠。残り2分となって今回も予選アタックを担当する本山が1分34秒773をマークしてトップに立った。各車アタックに入るがトップタイムを更新する車両はなく、本山がトップで予選1回目は終了。終盤にタイムを更新した#3 GT-Rが3位、#12 GT-Rが7位、#24 GT-Rが8位とGT-Rは4台すべてがスーパーラップ(SL)への進出を果たした。

 15時49分、GT500のSLが始まった。路面の影はなく明るい曇天で気温は18℃、路面温度は24℃と低下。アタックまでにタイヤをいかに暖められるか、ドライバーの経験とテクニックが問われるセッションとなった。SLトップバッターの#24GT-Rのオリベイラは、100Rの入り口でスピンを喫し大幅にタイムロスし8位にとどまった。次にコースインした#12 GT-Rの松田は38kgのウェイトにもかかわらず、1分34秒954で4位へポジションアップを果たした。また6番目に出走した#3 GT-Rのクインタレッリはコカ・コーラコーナーの出口でイン側にわずかにコースオフを喫してタイムロスし7位となった。そして最後に登場した本山は、セクター1と2をきれいにまとめ、そして最後のセクター3で抜群の速さを見せると1分34秒622で2戦連続となるポールポジションを獲得した。「朝の走行でセクター3が遅く、ベンちゃん(トレルイエ)に『スムーズに走れ』と言われました。富士の予選はあまり相性が良くないので(ポール獲得の)自信はなく不安が多かったのですが、今よりも明日のレースが終わってから喜びたい」と本山は気持ちを引き締めなおしていた。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: NISMO

SUPER GT

第3戦富士公式予選 ポールシッターのコメント

090503PP

GT500クラス #1MOTUL AUTECH GT-R
本山 哲

朝の公式練習では、走り出しから順調にいけそうだと思っていましたが、路面がスリッピーだったことや、 事前テストが制限された影響でセットアップを詰め切れていないこともあり、思ったより難しいなと感じました。
予選では路面温度が低かったせいでタイヤのウォームアップが難しく、特にフロントタイヤのウォームアップに充分な時間が取れなかったので、 抑え気味に、GT300の高木選手みたいに走ろうと心がけたのがうまくいきましたね。
ベンちゃん(トレルイエ)からも「もっとスムーズに」とアドバイスされました。
前回の鈴鹿ではああいう形でレースを失ってしまったので、今回はきちんとゴールしたいです。 ポールからそのままトップのままでフィニッシュしたいですね。
前回ポールを獲ったときは勿論嬉しかったですが、今回はレースを走りきってから喜びたいと思います。

ブノワ・トレルイエ
今日は暇すぎて眠かったです。
ペナルティを貰っているせいでアタックが出来ないので、今日はセッティングを煮詰める仕事に集中するよう心がけました。 僕の本当の仕事は明日なんだと言い聞かせて。
本山選手にはおめでとうといいたいですね。

GT300クラス #43ARTA Graiya
高木 真一

午前中の公式練習で新田さんにタイヤ選択をお願いしましたが、今回持ってきたソフトタイヤが見事にハマって、いいフィーリングで走れました。
ロングランでもいいフィーリングが得られ、今まで苦手だったセクター3もスムーズに走れました。
ミシュランさんが持ってきたソフトタイヤのお陰でいい流れが着ていると思います。
今回は今までと違って2ピットで走らなければなりませんが、このソフトのフィーリングがきっと生きてくると思います。
(ライバルのF430は)速いです。トラクションコントロールが付いているので、特にリヤタイヤに易しい。明日は長いレースなので、 この利点を効果的に使ってくるでしょうね。

新田 守男
持込の段階からいいセットが仕上がってました。路面コンディションがマッチしてませんでしたが、 いいセットから始められたことでうまくソフトタイヤに合わせられました。
今までは1ピット作戦でしたが、新しい作戦で行かなきゃならなくなったので、明日の決勝がうまくいくかどうかはわかりません。
当面のライバルはヨコハマ勢だと思いますが、もしノー交換なんてやってきたらどうしようかと思ってます。
(ライバルのF430は)あのフェラーリのポテンシャルが高いのは良く知っていますが、 今のガライヤのコーナリングパフォーマンスのほうがうえだと思います。ですがFIA-GT仕様はストレートが速いので、 一度前に出したらパッシングは難しいでしょうね。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

第3戦富士スーパーラップ モチュールGT-R&本山哲が2連続ポール達成!

2009スーパーGT第3戦、富士GT400kmレースは、予選1回目で暫定ポールとなった#1MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)がスーパーラップでも速さを見せつけ、前戦鈴鹿に続いてポールポジションを獲得する結果に。
GT300クラスも、 予選1回目で暫定ポールの#43ARTAGaraiya(新田守男/高木真一組)が公式練習トップの#81ダイシンアドバンFerrari(青木孝行/藤井誠暢組)の追撃を退けてポールポジションから明日の決勝レースに臨むこととなった。

090503SLGT500 090503SLGT300

スーパーラップは午後3時20分、GT300クラスの走行から開始された。
昼過ぎに行われた予選1回目同様、低い路面温度とスリッピーな路面により、各車ともタイヤのウォームアップに苦慮することとなった。

そんな中、ベテラン田中哲也にアタックを任せた#11ジムゲイナーF430は予選1回目を6位で終えながら、 スーパーラップで4位と2ポジションアップを達成。一方、 ルーキー国本雄資にアタックを任せた#74カローラアクシオaprGTは1ポジションダウンの8番手から明日の決勝に臨むことになった。

上位陣では#81ダイシンフェラーリの青木孝行が1分43秒235と自身が予選1回目で出したタイムを大幅に更新してポール獲得に意欲を見せるが、 最後に出走した#43ARTAガライヤの高木はミシュランのソフトタイヤを見事に使いこなして1分42秒936を叩き出し、 青木をコンマ9秒も突き放す速さで今シーズン初ポールを獲得した。
3番手には織戸学がアタックした#19ウェッズスポーツIS350が入った。

続いて行われたGT500クラスは、全車をSLに送り出したGT-R勢のうち、#24HIS、 #3ハセミトミカの2台が立て続けにコカコーラコーナーでスピン、コースアウトを喫してそれぞれ8位、7位に沈んでしまう。

一方、#12カルソニックを駆る松田次生は1分34秒954と予選1回目で出した自身のベストタイムを更新し、 7位から4位に順位を上げた。
前回ポールを獲得しながら、まさかのタイヤトラブルでレースを落とした#1モチュールも、 前回に続いて本山のアタックで1分34秒622を叩き出し、2戦連続のポールポジションをものにした。

スープラ勢ではアンドレ・ロッテラーの駆る#36ペトロナスが1分34秒694と、本山にコンマ072秒差に迫る好タイムを記録、 公式練習トップの#6エネオスSCはポジションを一つ落として6番手から明日の決勝に臨むこととなった。

またNSX勢で唯一SL進出を果たした#8ARTAはラルフ・ファーマンのアタックで3位グリッドを獲得した。

第3戦決勝は明日午後2時より88周(400km)で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第3戦富士公式予選総合結果

■GT500 Class

FUJI GT 400km RACE -RIJ- (2009/05/04) Total Qualify GT500 Weather: Course:
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
11MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS1'34.7731'34.622173.604
236PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS301'34.8781'34.694173.472
38ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS221'35.0931'34.705173.452
412IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS381'35.0981'34.954172.997
535KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS121'35.0391'35.102172.728
66ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS181'35.0421'35.631171.773
73HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI1'34.9761'36.981169.382
824HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH461'35.4591'40.428163.568
938ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS501'35.579171.866
10100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
松浦 孝亮
BS61'35.714171.624
1132EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL121'35.886171.316
1239DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL21'35.974171.159
1318ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS421'36.015171.086
1417KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS221'36.021171.075
---- 以上予選通過(基準タイム[107%]: 1'41.516)----
-21ASTON MARTIN 赤坂 DBR9
ASTON MARTIN DBR9
都筑 晶裕
土屋武士
YH1'41.840161.300
  • CarNo.1,36,3,24は、公式通知No.10 2/2(スーパーラップ手順ヘッドライト消灯)違反により、訓戒とした。
  • CarNo.21の決勝レース出場嘆願について大会審査委員会は、フリー走行にて最終の判断を行うこととした。

■GT300 Class

FUJI GT 400km RACE -RIJ- (2009/05/04) Total Qualify GT300 Weather: Course:
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
143ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木真一
MI421'43.0291'42.936159.583
281ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430
青木 孝行
藤井誠暢
YH101'43.9781'43.235159.120
319ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH461'44.6071'43.842158.190
411JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中克幸
YH321'44.9591'43.932158.053
57M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目遼
YH521'44.9241'44.242157.583
65マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH1'44.8551'44.430157.300
766triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷 敦
マルコ・アピチェラ
YH1'45.2121'44.552157.116
874COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本雄資
MI161'45.1781'45.258156.062
9*31avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
山内英輝
YH41'45.371155.895
1087giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田久
YH1'45.448155.781
1126UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
阿部翼
YH41'45.451155.777
1230RECKLESS KUMHO IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
山野直也
KH61'45.516155.681
13111石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR
壷林 貴也
池田大祐
KH1'45.549155.632
14*46エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田真孝
YH301'45.673155.449
1555J-TRUST F-PRO おうとキットポルシェ
PORSCHE 911GT3
山岸 大
小泉洋史
YH1'45.731155.364
1688triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH1'45.878155.148
17110KUMHO ”ARKTECH SG-1”
PORSCHE BOXSTER
谷川 達也
キムハンボン
KH1'45.882155.143
182プリヴェ アップル 紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本大樹
YH181'46.298154.535
1910JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH1'46.501154.241
20666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
宮本隆士
KH1'46.523154.209
21808初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4M COUPE
菊地 靖
田ヶ原章蔵
YH1'50.317148.905
  • CarNo.46は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗中のコースアウト)違反により、公式予選開始後10分間走行禁止のペナルティを課した。
  • CarNo.46は、2009年富士スピードウェイ一般競技規則第9章第39条1.違反(ピット入り口のホワイトラインカット)により、ベストラップ削除及び訓戒とした。
  • CarNo.31の第3ドライバー(Takamori.com)は、公式練習走行後、出走を取りやめた。

SUPER GT

SGT:第3戦富士スーパーラップ500クラス結果

FUJI GT 400km RACE -RIJ- (2009/05/03) Super Lap GT300 Weather:Fine Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
11MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS1'34.622--173.604
236PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS301'34.694 0.072 0.072173.472
38ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS221'34.705 0.083 0.011173.452
412IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS381'34.954 0.332 0.249172.997
535KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS121'35.102 0.480 0.148172.728
66ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS181'35.631 1.009 0.529171.773
73HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI1'36.981 2.359 1.350169.382
824HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH461'40.428 5.806 3.447163.568
  • CarNo.1,36,3,24は、公式通知No.10 2/2(スーパーラップ手順ヘッドライト消灯)違反により、訓戒とした。

SUPER GT

SGT:第3戦富士スーパーラップGT300クラス結果

FUJI GT 400km RACE -RIJ- (2009/05/03) Super Lap GT300 Weather:Fine Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
143ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木真一
MI421'42.936--159.583
281ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430
青木 孝行
藤井誠暢
YH101'43.235 0.299 0.299159.120
319ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH461'43.842 0.906 0.607158.190
411JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中克幸
YH321'43.932 0.996 0.090158.053
57M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目遼
YH521'44.242 1.306 0.310157.583
65マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH1'44.430 1.494 0.188157.300
766triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷 敦
マルコ・アピチェラ
YH1'44.552 1.616 0.122157.116
874COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本雄資
MI161'45.258 2.322 0.706156.062

SUPER GT

SGT:第3戦富士公式予選1回目結果

FUJI GT 400km RACE -RIJ- (2009/05/03) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
150011MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS1'34.773-173.328
2500236PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS301'34.878 0.105173.136
350033HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI1'34.976 0.203172.957
4500435KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS121'35.039 0.266172.843
550056ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS181'35.042 0.269172.837
650068ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS221'35.093 0.320172.745
7500712IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS381'35.098 0.325172.735
8500824HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH461'35.459 0.686172.082
9500938ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS501'35.579 0.806171.866
1050010100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
松浦 孝亮
BS61'35.714 0.941171.624
115001132EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL121'35.886 1.113171.316
125001239DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL21'35.974 1.201171.159
135001318ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS421'36.015 1.242171.086
145001417KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS221'36.021 1.248171.075
15300143ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI421'43.029 8.256159.439
16300281ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430
青木孝行
藤井 誠暢
YH101'43.978 9.205157.983
17300319ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡龍也
YH461'44.607 9.834157.033
1830045マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH1'44.85510.082156.662
1930057M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH521'44.92410.151156.559
20300611JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中哲也
平中 克幸
YH321'44.95910.186156.507
21300774COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口卓人
国本 雄資
MI161'45.17810.405156.181
22300866triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷 敦
マルコ・アピチェラ
YH1'45.21210.439156.130
233009*31avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
山内 英輝
Takamori.com
YH41'45.37110.598155.895
243001087giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田久
YH1'45.44810.675155.781
253001126UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
阿部翼
YH41'45.45110.678155.777
263001230RECKLESS KUMHO IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
山野直也
KH61'45.51610.743155.681
2730013111石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR
壷林 貴也
池田大祐
KH1'45.54910.776155.632
2830014*46エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田真孝
YH301'45.67310.900155.449
293001555J-TRUST F-PRO おうとキットポルシェ
PORSCHE 911GT3
山岸 大
小泉洋史
YH1'45.73110.958155.364
303001688triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH1'45.87811.105155.148
3130017110KUMHO ”ARKTECH SG-1”
PORSCHE BOXSTER
谷川 達也
キムハンボン
KH1'45.88211.109155.143
32300182プリヴェ アップル 紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本大樹
YH181'46.29811.525154.535
333001910JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH1'46.50111.728154.241
3430020666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
宮本隆士
KH1'46.52311.750154.209
3530021808初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4M COUPE
菊地 靖
田ヶ原章蔵
YH1'50.31715.544148.905
--- 以上予選通過(基準タイム[107%] GT500: 1'41.516 / GT300: 1'51.142)----
-500-21ASTON MARTIN 赤坂 DBR9
ASTON MARTIN DBR9
都筑 晶裕
土屋武士
YH1'41.840 7.067161.300
  • 各クラス1~8位はスーパーラップ選抜車両とする。
  • CarNo.46は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗中のコースアウト)違反により、公式予選開始後10分間走行禁止のペナルティを課した。
  • CarNo.46は、2009年富士スピードウェイ一般競技規則第9章第39条1.違反(ピット入り口のホワイトラインカット)により、ベストラップ削除及び訓戒とした。
  • CarNo.31の第3ドライバー(Takamori.com)は、公式練習走行後、出走を取りやめた。

SUPER GT

第3戦富士公式予選1回目 モチュールGT-R、ARTAガライヤが暫定ポール!

富士スピードウェイで開催されている2009スーパーGT第3戦の公式予選1回目は、#1MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)が暫定ポール。タイムは1分34秒773だった。
GT300クラスは#43ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組) が接戦の末に#81ダイシンアドバンFerrari(青木孝行/藤井誠暢組)を下してクラストップタイムを叩き出した。

090503GT500Q1 090503GT300Q1

公式予選1回目は午後1時40分より、45分間で行われた。
午前の公式練習でトップタイムを記録した#6エネオスSCが開始6分でトップに立ったが、 混走終了5分前に#12カルソニックGT-Rが松田次生のドライブで1分35秒824を記録、 25分の混走セッションを走り終えた時点では12号車がトップ、2番手に6号車の順で3番手に前回鈴鹿でポールを獲得した1号車がつけた。

GT300の専有走行に続いて行われた10分間のGT500専有走行では、 残り時間5分あたりから熾烈なアタック合戦が繰り広げられた。
ここで混走で松田が記録したトップタイムを最初に打ち破ったのは#35KRAFT SCの石浦宏明だった。
石浦は1周目のアタックで1分35秒039を記録すると、そのまま2周目のアタックに挑んだが、惜しくも100Rでオーバーラン、 これ以上のタイム更新をすることなくこのセッションを終えた。
代わってトップに立ったのが鈴鹿に続いて富士でもタイムアタックを担当することとなった#1モチュールGT-Rの本山だった。
本山は全てのセクタータイムで松田を上回り、1分34秒773を記録してトップに躍り出た。
続いて#36ペトロナスSCのアンドレ・ロッテラーもタイムアップに成功するが、1分34秒878と本山に一歩及ばなかった。
以下、3番手に#3ハセミトミカ、8番手には開幕戦優勝の#24HISがつけ、痕走トップの#12カルソニックも7番手と、 GT-R勢は全車がスーパーラップ進出を果たすこととなった。

なおレクサスSC勢では2位ペトロナスのほか4位に#35KRAFT、5位に#6エネオスが入り、 NSX勢では#8ARTAが唯1台だけスーパーラップ進出を果たした。

090503Q1No808GT300クラスは、混走セッションを1分44秒414の#43ガライヤ、#19レクサスIS350、 #11フェラーリF430の順で追えた後、 専有走行残り5分に青木孝行のドライブで1分44秒071を記録した#81フェラーリF430が一躍トップに躍り出る。
しかしその直後、#43ガライヤを駆る高木真一が1分43秒368と一気にタイムを縮めて再びトップに。 #19レクサスIS350が3番手につけ、4番手には今季からポルシェエンジンを搭載する#5ヴィーマックが入った。
なお、前回優勝の#33ハンコックポルシェは今回は参戦していない。
また、昨年途中から参戦したもののこれまで予選落ちが続いていた#808初音ミクBMW Z4は最後尾ながらも今回初めて予選通過基準タイムをクリア。着実に進化していることを伺わせた。

第3戦のスーパーラップは午後3時20分にGT300クラスから行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第3戦富士公式練習結果

FUJI GT 400km RACE -RIJ- (2009/05/03) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
150016ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS181'35.601-171.827
2500236PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS301'35.639 0.038171.758
350031MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS1'36.011 0.410171.093
450048ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS221'36.109 0.508170.918
5500535KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS121'36.187 0.586170.780
6500624HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH461'36.390 0.789170.420
75007100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
松浦 孝亮
BS61'36.529 0.928170.175
8500832EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL121'36.562 0.961170.117
9500939DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL21'36.615 1.014170.023
105001012IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS381'36.654 1.053169.955
11500113HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI1'36.676 1.075169.916
125001238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS501'36.728 1.127169.825
135001317KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS221'36.806 1.205169.688
145001418ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS421'37.164 1.563169.063
155001521ASTON MARTIN 赤坂 DBR9
ASTON MARTIN DBR9
都筑 晶裕
土屋武士
YH1'40.338 4.737163.715
16300181ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430
青木孝行
藤井 誠暢
YH101'43.793 8.192158.265
17300243ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI421'44.236 8.635157.592
1830032プリヴェ アップル 紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本 大樹
YH181'44.265 8.664157.549
19300426UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
阿部 翼
YH41'44.277 8.676157.530
2030057M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH521'44.854 9.253156.664
21300630RECKLESS KUMHO IS350
LEXUS IS350
佐々木孝太
山野 直也
KH61'44.964 9.363156.499
22300766triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷 敦
マルコ・アピチェラ
YH1'45.024 9.423156.410
23300819ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡龍也
YH461'45.348 9.747155.929
24300946エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH301'45.429 9.828155.809
25300105マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH1'45.573 9.972155.597
263001111JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中克幸
YH321'45.83610.235155.210
273001255J-TRUST F-PRO おうとキットポルシェ
PORSCHE 911GT3
山岸 大
小泉洋史
YH1'45.85610.255155.181
2830013110KUMHO ”ARKTECH SG-1”
PORSCHE BOXSTER
谷川 達也
キムハンボン
KH1'45.93610.335155.063
293001431avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
山内 英輝
Takamori.com
YH41'46.14510.544154.758
303001574COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本雄資
MI161'46.21010.609154.663
313001687giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田久
YH1'46.55110.950154.168
3230017666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
宮本隆士
KH1'47.28211.681153.118
3330018111石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR
壷林 貴也
池田大祐
KH1'47.32211.721153.061
343001910JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH1'47.65412.053152.589
3530020808初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4M COUPE
菊地 靖
田ヶ原章蔵
YH1'51.79616.195146.935
363002188triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH4'23.7582'48.15762.280

SUPER GT

第3戦富士公式練習 GT500はエネオスSC430、GT300はダイシンフェラーリがトップタイム。

2009スーパーGT第3戦、富士GT400kmレースの公式練習は#6ENEOS SC430(伊藤大輔/ビヨン・ ビルドハイム組)が1分35秒601でGT500のトップ。 GT300は#81ダイシンアドバンFerrari(青木孝行/藤井誠暢組)がトップタイムを記録。 こちらのタイムは1分43秒793だった。

090503GT500FreeP 090503GT300FreeP

公式予選日を迎えた富士スピードウェイは快晴。涼しい風が吹き抜ける絶好のレース日和となった。
公式練習は憲法記念日の5月3日、午前9時15分より90分間で行われた。

開始早々からトップタイムをたたき出してきたのは前戦4位の#6エネオスSC。伊藤大輔が1分35秒601を開始10分足らずで記録、これがそのままこのセッションのトップタイムとなった。

2位以下は#36ペトロナスSC、#1モチュールGT-R、#8ARTA NSX、#35KRAFT SCらが何度も順位を入れ替えながら周回を重ねていき、最終的には2位ペトロナス、3位モチュールの順で午後の公式予選に臨むこととなった。

一方、第1戦優勝の#24HIS GT-Rは6位、第2戦優勝の#38ZENT SCは途中スピンなどもあり、 トップから1.127秒遅れの12位に終わった。
第1戦以来2度目の参戦となった#21アストンマーチンDBR9はトップから4.737秒差とここでも苦しい戦いを続けている。
また、#100レイブリックNSXは、第2戦で受けたペナルティにより出場できなくなった細川慎弥に代わって松浦孝亮がドライブしている。

GT300クラスも#81ダイシンフェラーリが開始早々に1分44秒301でトップに立ち、 最終的には1分43秒793とこのクラス唯一の43秒台を記録してみせた。

2番手には第2戦に続いて吉本大樹をセカンドドライバーに迎える#2プリヴェアップル紫電を最後の最後に逆転した#43ARTAガライヤがつけ、 4番手に富士を得意とする#26タイサンポルシェが入った。

GT300クラスは今回サードドライバーを登録してきたチームがあり、#31aprカローラアクシオをTakamori.com、 #66triple aムルシエRG-1をマルコ・アピチェラ、#666FieLDS BOMEX320Rを宮本隆士がドライブする。

第3戦の公式予選はこの後午後1時40分より、45分間で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

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