プロフェッショナルドリフト競技の最高峰「2012グランツーリスモ D1グランプリ第2 戦鈴鹿サーキット」は5月26日(土)~27日(日)の2日間、快晴の鈴鹿サーキット(三重県)に2日間合計13,440人の観客を集めて開催された。
5月27日(日)鈴鹿サーキット国際レーシングコース1~2コーナーを競技区間としてファイナル競技が開催され、午前中に開催された単走では、ハイスピードなドリフトで、たかやまけんじ(EXEDY R Magic D1 Racing)が初の単走優勝。午後に行われた追走では、高橋邦明(GOODYEAR Racing With Kunny'z)が、昨年度シリーズランキング2位の強豪斎藤太吾(ダイゴ)を破り、参戦12 年目にして初めての総合優勝を果たした。
~D1GP シリーズ第2 戦~
【5月26日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■予選
鈴鹿サーキットでのドリフト競技の開催は今回で5回目を数える。しかし競技区間はこれまで逆走による逆バンクコーナーに設定して行われていたが、今シーズンは順走によるホームストレートから1~2コーナーの設定で行われた。この設定は、ドリフト競技として全員が初めて体験する競技区間で、長いホームストレートからの十分な加速で車速が高くなるのが特徴だ。そのため早めにドリフト状態に持ち込むためリアを振り出してしまい、コーナー進入まで十分な車速が保てない選手が多かった。一方、鈴鹿での走行経験のあるドライバーは対応が早く、片岡龍也(Team UP GARAGE with BANDOH)は完成度の高い走りで予選を4位で通過。織戸学(DRIVE M7 ADVAN MAX ORIDO RACING)も本番はミスにより8位ギリギリの予選通過となったが、練習走行からいい走りをみせた。
尚、トップで予選を通過したのは関西のベテラン唄和也(ORIGIN Labo.RACING&B-West with GOODYEAR)。鋭い振りと大きな角度で指定通りの理想的な走行ラインを描き、アクセルを入れるタイミングも早く、最高得点をマークした。
【5月27日(日)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走決勝
単走決勝も予選同様、ストレート区間の適切な位置で振り出し、コーナーに進入することができるかが高得点のカギとなった。
レーシングドライバーらしい勢いのある飛び込みで高得点をマークした織戸や片岡、そして前日の予選をトップ通過した唄もレベルの高い走りで上位通過を果たした。
注目のハチロク勢は、織戸に加え、クラッチが滑るというトラブルに見舞われながらも高得点を出した日比野哲也(Team UPGARAGE with DRoo-P)、今大会からハチロクで参戦した谷口信輝(HKS)の3 名とも追走トーナメント進出を決めた。
しかし予選免除のランキング上位16名の中にも苦戦する選手が続出。今村陽一(NICHIEIレーシングプロジェクト with FALKEN)は、いまひとつ迫力のない走りでボーダーラインに及ばず敗退。また前回の単走勝者である松井有紀夫(Guild n one)は、1 本目にオーバースピードでアウトにはみ出し、マシントラブルを起こして敗退した。さらにランキング2位の古口美範(TeamBOSS with FALKEN)は、2本ともスピンをして敗退という波乱の事態となった。
そんな中、たかやまけんじ(EXEDY R Magic D1 Racing)は、大きな角度とスピードがのった美しい走行でトップの得点をマークする。高橋邦明(GOODYEAR Racing With Kunny'z)も迫力のある走りを見せたが、たかやまには及ばず、たかやまが初の単走優勝を果たした。
- たかやまけんじ選手コメント
-
「単走優勝は狙っていた。今回勝てるかどうかという自信はなかったが、追走には絶対に行けるという思いがあった。今日は特にスポッターの力が大きかったと感じた。初コースで自分の走りもよくわからない中、スポッターの明確な助言で、思い切った走りができうまくいった。」
■追走トーナメント
今回の競技区間は、D1 のコース設定ではかつてない長い加速区間が設定された。単走では1コーナーに入ってからの車速が評価ポイントとなり、パワーはあまり重要視されていなかったが、追走になるとパワーと加速力が勝敗を大きく左右する要素となった。
ベスト4 に進出したのは800ps オーバーの大馬力マシンを駆る、上野高広(ULTRAMAN with Team VERTEX)、斎藤太吾(ダイゴ)、高橋邦明(GOODYEAR Racing With Kunny'z)、熊久保信重(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)。いずれも後追い時にはしっかり相手のマシンに合わせる一方で、先行時にはパワーを見せつける戦い方で勝ち上がってきた。
準決勝の上野vs斎藤の対戦では、斎藤が先行時にコーナー後半で上野を引き離して勝利。続いて高橋vs 熊久保の対戦は、熊久保が先行時に1 コーナーでハーフスピンを喫し高橋が勝利。斎藤は2戦連続、高橋は公式戦では初の決勝進出となった。
3位決定戦は上野と熊久保が、お互いに譲らない接近ドリフトを見せたが、上野のミスで、熊久保が難なく3位を獲得した。
決勝1本目は斎藤が先行。高橋もマシンを合わせにいったが、2コーナーでアウトに流されてはみ出してしまう。しかし高橋が先行する2本目で斎藤は1コーナーでオーバーランし、完全にコースアウトしてしまう。結局斎藤のミスで高橋が初優勝を果たした。
追走トーナメント決勝戦 (左:斎藤太吾 VS 右:高橋邦明)
- 高橋邦明選手コメント
-
「今まで追走では自分のミスで負けることが多かったので、自分からは絶対にミスをしないように気をつけていた。なにがあってもついていこうと思っていたのが功を奏した。しかしここまでの12 年、本当に長かった。地元の方、タイヤメーカー、ホイールメーカーの皆さんが飽きずに付き合ってくれた。やっと恩返しが
できてちょっと肩の荷が下りた。でも、シリーズチャンピオンもグッドイヤーに捧げたいので、残り5戦も気を抜かず戦っていきたいと思う。」
観客で埋め尽くされた快晴の鈴鹿サーキット1~2 コーナースタンド席
Text & Photo: D1コーポレーション
クライブ・チャップマン率いるClassic Team Lotus(以下CTL)の日本正規代理店であるプラネックスコミュニケーションズ株式会社は、6月3 日(日曜日 )に神奈川県の大磯ロングビーチ駐車場で開催される「第47回SHCC大磯ジムカーナ」 において、ロータス78のデモランを行います。
湘南ヒストリックカークラブ(http://shcc.serio.jp/)は、湘南地域を中心に活動している、老舗のヒストリックカークラブで、初夏と晩秋の年2回、大磯プリンスホテル内のリングビーチ駐車場を舞台に開催されるジムカーナ大会は、毎回多くのエントラントとギャラリーを集める歴史あるイベントとして定着しています。
今回、CTL Japan代表の久保田克昭のドライブで出走するシャシーナンバー4(JPS-18)のタイプ78は、ナンバー2ドライバーのニルソンのレースカーとして活躍した個体で、1977年に富士スピードウェイで行われたF1世界選手権イン・ジャパンに出場した個体そのもの(当時はインペリアルカラーでした)です。
また、会場内CTLブースにおきまして、新製品のロータス77Tシャツby Bow.などの販売も予定しております。
■ロータス78
Classic Team Lotus Japanが所有する78は、当時JPS-18と呼ばれたシャシーナンバー4。ナンバー2のニルソンのレースカーとしてドイツGP以降のシーズン後半戦で活躍。1977年に富士スピードウェイで開催されたF1世界選手権日本GPでは、翌年癌で他界することになるニルソンが、生前最後のドライブを披露しているメモリアルマシーンでもある。また、この時だけ塗られたインペリアル・タバコの赤いカラーリングも話題となった。
■ 第47回SHCC大磯ジムカーナ
- 開催日:2012年6月3日(日曜日)
- 開催場所:大磯ロングビーチ内特設コース 神奈川県中郡大磯町国府本郷546
- 内容:1969年までに製造されたクルマ、および同型車によるジムカーナ、スワップミート、クラブミーティングなど
- 主催:湘南ヒストリックカークラブ
Text: Planex Communications / Photo: Planex Communications, Yoshinori OHNISHI
今季初表彰台を獲得したロイック・デュバル
フォーミュラ・ニッポンの第3戦が5月26日(土)、27日(日)の両日、大分県のオートポリスで行われた。
前戦もてぎからわずか2週間のインターバルで開催される今大会の舞台は、九州のオートポリス。アップダウンの激しいテクニカルコースとして知られる同コースは、路面が全面的に改修され、更にエキサイティングなレースが期待された。
26日(土)に行われた予選はノックアウト式で実施され、Q1セッション(20分)が午後2時から開始。
午前中のフリー走行でクラッシュを喫したJ.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)の出走が心配されたが、メカニックの懸命な作業でアタックに間に合い、8番手でQ1を通過。国本雄資(Project μ/cerumo・INGING)もコースイン直前にスターターのトラブルに見舞われたが、セッション内に修復し、終盤の一発アタックで11番手に滑り込んだ。
Q1ではルーキーの安田裕信(KONDO RACING)が惜しくも14番手、嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)が16番手、折目遼(SGC by KCMG)が17番手で敗退となった。
7分間と短いセッションで争われたQ2では、前戦優勝を飾ったアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)がクリアラップを取ることができず、まさかの13番手敗退。共にQ1で苦しいスタートとなったオリベイラと国本もそれぞれ9番手、11番手でQ3進出ならず。
8台で争われる最終Q3セッション(7分)では、松田次生(TEAM IMPUL)が3番手、大嶋和也(Team LeMans)が4番手。ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)が6番手。これに平手晃平(Project μ/cerumo・INGING)、中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が続いた。
予選後、2番手につけていたドライバーが車検で違反と判定され、全タイム抹消となったため、各車両グリッドは一つずつ繰り上がり、松田は最前列からのスタートとなった。
27日(日)は好天に恵まれ、気温は26度、路面温度は50度まで上がる中で、午後2時半に決勝レース(54周)がスタート。
最前列スタートの松田が若干遅れ、これを後続が次々にパス。後方では、オリベイラが嵯峨、折目らと絡んでコースアウト。1周目にしてリタイア。
3位の大嶋にデュバル、平手が続き、中嶋一貴が7位、松田が8位で序盤戦は進んだ。
12周目、12位を走行していたロッテラーがヘアピンでオーバーラン。コースへは復帰したが、サスペンションのトラブルに見舞われており、そのままガレージへ向かい、無念の戦線離脱となってしまった。
15周目、かなり早いタイミングながら中嶋一貴が先陣を切ってピットイン。給油と、リアタイヤのみの交換という奇策でピット停止時間を短縮し、ポジションを上げる作戦に出た。
17周目に3位走行中の大嶋がピットへ向かうと、中嶋一貴の直前でピットアウト。25周目には松田がピットインし、大嶋と中嶋の間でコースに復帰した。
他の上位勢はレース中盤までピットを引っ張る一方で、37周目に松田が前を行く大嶋をパス。
38周目にデュバルがようやくピットインを行ったが、ポジションアップはならず、3位でコースに復帰。4位に松田、その後方では中嶋が46周目に大嶋をパスし、5位に浮上した。
その後上位の順位変動は無く、デュバルが今季初表彰台となる3位でフィニッシュ。松田が4位、中嶋一貴が5位。大嶋は終盤、平手の猛追を受けたが逃げ切り、6位。平手が7位、国本が8位に入り、Project μ/cerumo・INGINGは2台が揃って今季初ポイントを獲得することとなった。
Text & Photo: TOYOTA
- 2012年5月27日(日)・決勝 会場:オートポリス(4.674km) 天候:晴れ
気温:23℃(13:30時点) 路面温度:50℃(13:30時点) 決勝レース:54周(252.396km)
コースコンディション:ドライ 観客:1万1650人(主催者発表)
5月27日(日)、大分県・オートポリスにおいて、2012年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦の決勝レースが開催されました。
昨日、行われた公式予選では、#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が従来のコースレコードを2秒以上も更新する1分28秒523を記録してポールポジションを獲得。開幕戦においても、チームメートの#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がポールポジションを獲得しており、今回の予選結果によりHondaエンジンの好調さを改めて印象づけることとなりました。
ポールシッターの#41 塚越選手に続いて、#40 伊沢選手は4番グリッド、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)は9番グリッド、#10 金石年弘選手(HP REAL RACING)は11番グリッド、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は14番グリッドを獲得。なお、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は予選で2番手のタイムをマークしましたが、セッション後の再車検でリアウイングの高さがわずかに規定を上回っていたために失格となり、最後尾の17番グリッドから今日の決勝レースに臨むことになりました。
決勝日の阿蘇地方は晴天に恵まれ、上空には抜けるような青空が広がりました。気温も午後1時30分には23℃まで上昇。シーズン前に再舗装されたばかりの黒々としたアスファルトに強い日差しが照りつけた結果、路面温度は同じ午後1時30分に50℃に達し、厳しい戦いになることが予想されました。
午後2時30分、1周のフォーメーションラップに続いて決勝レースのスタートが切られました。ポールシッターの#41 塚越選手は順当にトップを守って1コーナーをクリア。さらに、#40 伊沢選手が4番グリッドから抜群のスタートを見せ、#41 塚越選手に続く2番手へと浮上します。#16 山本選手もタイミングよくスタートダッシュを決めると、17番グリッドから実に6番手まで一気にジャンプアップしてオープニングラップを終えました。これに#32 小暮選手が9番手、#10 金石選手が10番手、#31 中嶋選手は14番手で続きます。
序盤から#41 塚越選手と#40 伊沢選手の2人は速いペースで周回し、首位の#41 塚越選手と3番手との間隔は3周目に2.7秒、5周目に4.1秒、10周目には6.2秒と見る間に広がっていきます。2番手の#40 伊沢選手は懸命に#41 塚越選手を追走しますが、それでもじわじわと差は広がっていき、その間隔は10周目に3.2秒、15周目に4.2秒となります。
15周目の段階で首位は引き続き#41 塚越選手。2番手は#40 伊沢選手で、#16 山本選手は6番手、#32 小暮選手は9番手となっています。5周目に縁石に乗り上げてスピンを喫した#10 金石選手は13番手に後退したいっぽうで、14番手だった#31 中嶋選手はライバルの脱落もあって12番手となって周回を重ねていきました。
この周の終わりからピットストップを行うドライバーが表れます。16周目の終わりには#32 小暮選手がHonda陣営ではいち早くピットイン。給油と4本のタイヤ交換を行ってコースに復帰していきます。続いて#16 山本選手は18周目、#10 金石選手は22周目にピットストップ。この結果、レースの折り返しを過ぎた25周目の段階では、トップを快走する#41 塚越選手を筆頭に、#40 伊沢選手は2番手、#31 中嶋選手は7番手、#16 山本選手は10番手、#32 小暮選手は11番手、#10 金石選手は13番手となりました。
#41 塚越選手と#40 伊沢選手の2人はピットストップを引き延ばして順調に周回を重ね、3番手のライバルをじりじりと引き離していきます。さらに、チームメートとはいえ、#41 塚越選手と#40 伊沢選手は優勝をかけて微妙な駆け引きを繰り返し、その間隔は5秒前後で変わりません。
上位3名のドライバーがピットストップを行わないまま、レースは終盤に入ります。ここで最初にピットインしたのは#40 伊沢選手。37周目に作業を行うと、いったんは3番手に後退しましたが、ここで2番手に浮上したライバルが38周目にピットストップを行うと、#40 伊沢選手は2番手に返り咲きました。
後続の動きを見届けた#41 塚越選手は満を持して39周目にピットストップ。給油とタイヤ4本の交換をわずか12.5秒で終えると、誰にも首位の座を譲ることなくコースに復帰します。一方、#31 中嶋選手は40周目まで引き延ばしてからピットストップ。すべてのマシンがピットストップを完了した時点で、#41 塚越選手がトップ、#40 伊沢選手が2番手、#16 山本選手が9番手、#32 小暮選手が10番手、#31 中嶋選手は11番手、#10 金石選手は12番手となりました。
この後、#41 塚越選手と#40 伊沢選手はさらにペースを上げながら残るラップを周回。最終的には、#41 塚越選手が#40 伊沢選手を7.5秒引き離してトップでチェッカーフラッグを受け、フォーミュラ・ニッポンにデビューして4年目にして初優勝をポール・トゥ・ウインで飾りました。また、#40 伊沢選手が2位入賞を果たしたことにより、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGはチーム設立以来、初となる1-2フィニッシュを達成しました。
なお、#16 山本選手は9位、#32 小暮選手は10位、#31 中嶋選手は11位、#10 金石選手は12位でそれぞれフィニッシュし、6名のHondaドライバーはそろって完走しました。
この結果、ドライバーのシリーズポイント争いでは#41 塚越選手が通算23点でトップに浮上。#40 伊沢選手も17点で3番手に順位を上げました。さらに、2人が所属するDOCOMO TEAM DANDELION RACINGは通算で38点を獲得し、チームによるシリーズポイント争いの首位に立ちました。
フォーミュラ・ニッポン第4戦は7月14~15日に富士スピードウェイで開催されます。
- 坂井典次(Tenji Sakai)|「HR12E」開発責任者
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「今日の成績は、とにかくうれしいのひと言ですね。昨年は1勝も挙げられなかったので、これでようやくトンネルを抜け出せたように思います。我々Hondaはエンジンを担当しているので、まずエンジンで負けることのないように、パワー、燃費、ドライバビリティの改善を図ってきました。チームとの関係では、これまで勘や経験則に頼っていた部分をデータで詳細に解析できるよう、協力して作業を進めてきました。これにより、短時間で状況を改善できたと思います。この後は勝ち続けたいところですが、次のレースは苦手としている富士なので、これからの1カ月間でさらにデータを整理し、シャシーもエンジンもベストな状態に仕上げて戦いに臨みたいと思います」
- 塚越広大選手(優勝 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
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「優勝することができて本当にうれしいです。チームスタッフ、Hondaスタッフ、そして応援してくれたファンのみなさまに、やっと優勝をプレゼントすることができてよかったです。今日はスタートさえうまくいけば勝てると思っていたので、まずは落ち着いて、スタートをしっかり決めることに集中しました。1周目を無事トップで回れたので、あとはプッシュして後続を引き離すことを考えて走りました。伊沢選手が後ろにいるのは分かっていましたし、ずっと同じようなペースで走っていたので、1度のミスで簡単に差が縮まると思っていました。長く感じるレースでしたが、最後まで気持ちよく走り切ることができました。最後まで攻め続けられるマシンを仕上げてくれたチームに感謝しています。ドライバーポイントでもトップに立てたので、この勢いで今後も勝っていきたいと思います。引き続き応援よろしくお願いいたします」
- 伊沢拓也(2位 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
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「昨日の予選ではポールポジションを塚越選手に奪われ、自分もミスが多くて4番手スタートになってしまい、悔しい気持ちでいっぱいでした。今日は気持ちを切り替え、スタートにとても集中しました。完ぺきなスタートが切れ、2台を一気にパスすることに成功できたことが、今日の2位という結果につながったのだと思います。ただ、1-2フィニッシュを飾れてうれしいですが、チームの先輩として、塚越選手よりも先に優勝したかった、という思いがあるのも正直な気持ちです」
Text & Photo: HONDA
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦は27日、54周の決勝レースを行い、ポールポジションからスタートした塚越広大(ダンディライアン)が終始レースをリード。同レース参戦以来、初優勝を飾った。
午後になってもオートポリスは快晴。気温も高くなってきた。14時30分、フォーメーションラップが始まり、グリッドオンを経てシグナルブラックアウトでスタートが切られた。
すばらしいスタートでホールショットを奪ったのはポールポジションの塚越広大(ダンディライアン)。予選2位の松田次生(インパル)は出遅れ中段に埋もれてしまった。代わって2位に上がってきたのが予選4位の伊沢拓也(ダンディライアン)、3位には予選順位のまま大嶋和也(ルマン)が付ける。
オープニングラップの3コーナーでジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)、嵯峨宏紀(ルボーセ)、折目遼(KCMG)の3台が絡むアクシデントが起き、早々にレースを終える。
1周を終わってトップは塚越、2位伊沢、3位大嶋、4位ロイック・デュバル(キグナス・スノコ)、5位平手晃平(セルモ・インギング)。そして6位にはなんと最後尾スタートの山本尚貴(無限)が上がってきた。
トップの塚越は後続をを引き離しにかかる。3周目には伊沢との差を1.8秒、8周目には3秒離し、20周目あたりからは5~6秒の差をつけてレースをリード。
伊沢が37周を、塚越が39周を終わって給油と4輪のタイヤ交換のためピットイン。それぞれ13.3秒、12.5秒の作業時間でコースに復帰するも、この2人の5秒強の差は変わらず、トップは塚越、2位伊沢のままでレースは終盤も推移した。
結局、レースはこのまま終了。塚越は最終的に2位伊沢との差を7.5秒まで広げてフォーミュラ・ニッポン初優勝を飾った。2位にはチームメイトの伊沢でダンディライアンが1-2。ホンダエンジン搭載車にとっても今季初優勝となった。
4位でレースを始めたデュバルは、17周目と早い段階で3位を走る大嶋がピットに入ったため3位に上がると、コース復帰をした大嶋のペースが上がらなかったため、38周目に給油しピットアウトすると大嶋の前でコース復帰。3位の順位をキープしたままレースを終えた。
4位には、スタートで8位まで順位を落としたもののその後、粘り強い走りで速いタイムを刻み続けた松田が入った。
5位は中嶋一貴。昨年フォーミュラ・ニッポン参戦以来続いていた連続表彰台が途絶えた。
6位は序盤、3位を走っていたもののピットアウト後のペースが上がらず、松田、中嶋一貴にかわされた大嶋が入った。
優勝した塚越はポールポジションの1ポイントと併せてこのレース11ポイントを獲得。ドライバーズポイントを23ポイントと伸ばし、この時点でポイントリーダーに立った。
第4戦は7月15日決勝。舞台をフジスピードウェイに移して開催される。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum, Katsuhiko KOBAYASHI
SUPER 2 & 4 RACE -RIJ- (2012/05/27) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 3 オートポリス 4.674km
P | No | Driver | Team | Engine | Lap | Time / Behind |
1 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 54 | 1:23'21.266 |
2 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 54 | 7.518 |
3 | 8 | ロイック・デュバル | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 54 | 15.304 |
4 | 20 | 松田 次生 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 54 | 20.424 |
5 | 2 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 54 | 34.987 |
6 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 54 | 44.204 |
7 | 38 | 平手 晃平 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 54 | 44.895 |
8 | 39 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 54 | 48.974 |
9 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 54 | 54.007 |
10 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 54 | 54.617 |
11 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 54 | 1'07.738 |
12 | 10 | 金石 年弘 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 54 | 1'18.935 |
13 | *3 | 安田 裕信 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 53 | 1Lap |
---- 以上規定周回(48 Laps)完走 ---- |
- | 1 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 12 | 42Laps |
- | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 0 | 54Laps |
- | 62 | 嵯峨 宏紀 | TOCHIGI Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 0 | 54Laps |
- | 18 | 折目 遼 | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 0 | 54Laps |
- Fastest Lap: CarNo.3 安田裕信(KONDO RACING) 1'29.994 (42/52) 186.972km/h
- CarNo.3は、2012年フォーミュラ・ニッポン統一規則第28条11.(ピットレーン通過速度)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦は27日午前、決勝へ向けてのフリー走行を行い、小暮卓史(ナカジマ)がトップタイムを記録した。
明けて27日、早朝からオートポリスは雲一つ無い好天に恵まれ、絶好のレース日和となった。9時から決勝をにらんでの30分間のフリー走行2回目が行われた。
フリー走行序盤から、トップに立ったのは早々に1分30秒716を出した小暮卓史(ナカジマ)。昨日の予選タイムからみてもかなり速いペースだ。
このタイムはフリー走行終了まで上回るドライバーは現れず、予選9番手に沈んだ小暮がトップでこのセッションを締めくくった。
予選13位だった安田裕信(コンドー)も早々に出した1分30秒716で2位。3位にはノックアウト予選Q2で敗退したディフェンディングチャンピオンのアンドレ・ロッテラー(トムス)が1分31秒272でつける。
ポールポジションの塚越広大(ダンディライアン)は11位、予選2位の松田次生(インパル)は7位、予選で2位につけたものの車両規定違反で無念の失格となった山本尚貴(無限)は13位、ポイントリーダーの中嶋一貴(トムス)は9位でフリー走行を終えた。
各マシンとも決勝のシミュレーションを行っているため燃料搭載量は不明。フリー走行の結果で、決勝での仕上がり具合を判断することはできない。
決勝は本日27日、14時30分より54周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum, Katsuhiko KOBAYASHI
SUPER 2 & 4 RACE -RIJ- (2012/05/27) Free Session #2 Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 3 オートポリス 4.674km
P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'30.716 | - | - | 185.48 |
2 | 3 | 安田 裕信 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'30.839 | 0.123 | 0.123 | 185.23 |
3 | 1 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'31.272 | 0.556 | 0.433 | 184.35 |
4 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'31.299 | 0.583 | 0.027 | 184.30 |
5 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'31.302 | 0.586 | 0.003 | 184.29 |
6 | 8 | ロイック・デュバル | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'31.307 | 0.591 | 0.005 | 184.28 |
7 | 38 | 平手 晃平 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'31.421 | 0.705 | 0.114 | 184.05 |
8 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 1'31.558 | 0.842 | 0.137 | 183.78 |
9 | 2 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'31.559 | 0.843 | 0.001 | 183.78 |
10 | 20 | 松田 次生 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'31.623 | 0.907 | 0.064 | 183.65 |
11 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 1'31.778 | 1.062 | 0.155 | 183.34 |
12 | 10 | 金石 年弘 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 1'31.795 | 1.079 | 0.017 | 183.30 |
13 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 1'31.931 | 1.215 | 0.136 | 183.03 |
14 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'32.090 | 1.374 | 0.159 | 182.72 |
15 | 39 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'32.299 | 1.583 | 0.209 | 182.30 |
16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | TOCHIGI Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'32.515 | 1.799 | 0.216 | 181.88 |
17 | 18 | 折目 遼 | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'32.911 | 2.195 | 0.396 | 181.10 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 2012年5月26日(土)・予選 会場:オートポリス(4.674km) 天候:曇り 気温:20℃(14:00時点)
路面温度:28℃(14:00時点) コースコンディション:ドライ 観客:5455人
5月26日(土)、大分県・オートポリスにおいて、2012年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦の公式予選が行われました。
フォーミュラ・ニッポンが年に1度、開催されるオートポリスは、雄大な阿蘇山系に囲まれた緑豊かなレーシングコースです。コーナーは低中速が中心となりますが、これとアップダウンが絡み合い、ドライバーにとってはチャレンジングなサーキットとなっています。
今シーズンに先立ち、オートポリスは舗装の全面的な改修を実施しました。従来は「バンプ」と呼ばれる路面の凹凸が少なくありませんでしたが、再舗装によってこれらが平滑になり、予選上位のラップタイムは昨年より2秒近く短縮。また、バンプに捕らわれないドライビングが可能となるため、走行ラインがより自由に選べるようになり、決勝では今まで以上に白熱したバトルが繰り広げられることが期待されます。
午前9時30分から1時間にわたって行われたフリー走行では、#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分29秒530を記録して3番手に立ち、Hondaドライバーのなかで最上位となりました。しかも、トップとの差は0.162秒しかなく、公式予選での逆転に期待がかかります。また、チームメートの#40 伊沢拓也選手も#41 塚越選手と0.064秒差で、僅差の4番手と好調さをアピールしました。以下、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は7番手、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)は8番手、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は13番手、#10 金石年弘選手(HP REAL RACING)は15番手という結果で公式予選に臨みました。
今回の公式予選はノックアウト方式で行われました。これは、およそ1時間にわたる公式予選を3つのセッションに分割、最初のセッション(Q1)で上位13番手までに入ったドライバーが2回目のセッション(Q2)に進出。さらに、Q2で上位8番手までに入ったドライバーが3回目のセッション(Q3)に進出し、この結果でポールポジションから8番手までのスターティンググリッドを決められます。なお、9番手から13番手までのグリッドはQ2、14番手から17番手までのグリッドはQ1の結果に従って決定されます。
午後2時に始まったQ1では、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの2人が引き続き好調で、#41 塚越選手がトップ、そして#40 伊沢選手が2番手につけました。さらに#16 山本選手は7番手、#32 小暮選手は10番手、#10 金石選手は12番手、#31 中嶋選手は15番手となりました。この結果、#31 中嶋選手は惜しくもQ2進出はなりませんでしたが、残る5人のHondaドライバーはそろってQ2進出を果たしました。
Q2でもDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの2人がトップ2を独占。順位は、またも#41 塚越選手がトップで、#40 伊沢選手は2番手となりました。#16 山本選手はQ1よりひとつ順位を落として8番手となったものの、#41 塚越選手や#40 伊沢選手とともにQ3進出を決めます。一方、#32 小暮選手は10番手、#10 金石選手は12番手となり、この段階で決勝でのスターティンググリッドが確定しました。
Q3でも、引き続き好調を維持した#41 塚越選手は1分28秒523をマークし、見事、ポールポジションを獲得します。しかも、従来のコースレコードである1分30秒582を大幅に塗り替えて、新記録を樹立しました。また、#16 山本選手も1分28秒942を記録して、予選2番手につけました。なお、Q2まで好調だった#40 伊沢選手は、ポールポジションを目指して懸命のアタックを行っていたところで姿勢を乱し、1分29秒380のタイムで予選5番手となりました。
しかし、公式予選終了後の再車検で、#16 山本選手のマシンが寸法規定を満たしていないことが判明したため、予選タイムが抹消される判定が下されました。
この結果、予選の総合結果としては#41 塚越選手がトップで、以下、#40 伊沢選手は4番手、#32 小暮選手は9番手、#10 金石選手は11番手、#31 中嶋選手は14番手となり、#16 山本選手は17番手と決まりました。
27日(日)は、午前9時から30分間にわたりフリー走行を行ったのち、午後2時30分、54周で競われる決勝レースのスタートが切られます。
- 坂井典次(Tenji Sakai)|「HR12E」開発責任者
-
「オートポリスは、これまでもHondaが得意としてきたサーキットです。そういう意味では今回も期待して、今日のフリー走行と予選に臨みましたが、走り始めは再舗装された路面にセッティングを合わせ込むのが難しく、また路面コンディションも少しずつ変化していったため、フリー走行では思うような結果を残せませんでした。その後、収集したデータをもとにセッティングを進めていき、予選にはいい状態で臨むことができました。結果としてポールポジションが得られたことには深い満足感を覚えています。明日の決勝では、タイヤのパフォーマンスをどう引き出すかが、勝負を分けるポイントの1つになりそうです。Hondaとしては、前半から積極的にリードを広げていき、ピットストップでも順位が入れ替わることのないレース展開を目指します。明日の決勝でも6名のHondaドライバーに熱い声援をお願いします」
- 塚越広大選手(ポールポジション #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
-
「オートポリスは一昨年、昨年と調子がよかったので、今大会も好調で迎えられればいいな、と思いながら臨みました。フリー走行ではセッティングが万全ではなかったのですが、どこを修正すればよくなるか……という感触はつかんでいました。そのセッティング修正が奏功し、Q1、Q2と路面状況にアジャストした走りができ、Q3でベストタイムも出せてよかったです。明日の決勝も、いいイメージを維持して、スタートからいい流れで思いきり走りたいと思います」
Text & Photo: HONDA
公式予選終了後に行われた再車検で山本尚貴(無限)の車両にウイング高違反が見つかり、全予選タイム抹消となった。
このため、2位以下の予選順位が繰り上がり、2位に松田次生(インパル)、3位には大嶋和也(ルマン)となった。
Text: Yoshinori OHNISHI
- ポールポジション 塚越広大(ダンディライアン)
-
「今年もポールポジションを取れてうれしいです。フリー走行では完全じゃなかったのでセッティングを変更して予選に臨みました。その変更が思ったとおりいい方向にいきました。Q1からQ3にかけ、路面状態に合わせてアジャストしました。明日は鈴鹿の決勝が良かったのでそれをイメージしていきたいと思います」
- 予選2位 山本尚貴(無限)
-
「ここに来られるとは思っていませんでした。Q3が終わって2番手と言われたときはびっくりしました。2戦終わってここに来るまでクルマを変えてきたんですが、フリー走行では思ったより手応えがつかめなくて、予選までにセッティングをまた修正しました。Q1、Q2でも思ったように手応えがなく、7番手に上がることができなくて、Q3に向けてセッティングを変更したのがすごく良かったです。Q3はミスも無くポジションが上げられると思っていました。フリー走行の段階からQ3レベルのクルマができていればもっとタイムは上げられたと思います」
- 予選3位 松田次生(インパル)
-
「クルマの調子は悪くなくてポールを狙えるかなと思っていましたが、ニュータイヤを履いたらタイムが上がらなくなって、スクラブをしたりしていましたが、フロントタイヤが曲がらないので苦労しました。Q2でスピンをして終わったと思いましたが、Q3に残れて良かったです。2人に負けたのは悔しいですが、クルマは悪くないので、あした挽回したいと思います。路面も変わっていますし未知数です。中古タイヤのタイムは悪くないので、チャンスがあればトップを狙いたいと思います」
※この会見は暫定順位によるものです。この後、山本尚貴選手の車両に規則違反(ウイング高越)がみつかり失格となっています。
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦は26日、大分県のオートポリスでノックアウト方式の公式予選を行い、1分28秒523で塚越広大(ダンディライアン)がポールポジションを獲得した。
午後になるとオートポリス上空の雲は厚くなってきた。しかし雨は落ちず、終始ドライでのノックアウト予選となった。Q1で14位以下が、Q2で9位~13位が、Q3で上位8台のスターティンググリッドが決定する。
■Q1
ノックアウト予選Q1は14時より20分間。
開始7分に、フリー走行から好調の松田次生(インパル)が午前中のトップを上回る1分29秒327を記録し、このセッションのリーダーとなる。
この後、全車ピットインをしこのセッション最後のアタックが始まる。ここでトップに立ったのは塚越広大(ダンディライアン)で1分29秒229。しかしこれをチームメートの伊沢拓也(同)が1分28秒928と28秒台に入るタイムで逆転。しかし、塚越はさらにタイムアップ。1分28秒692と圧倒し、このセッションをトップで締めくくった。
2位には伊沢、3位にはタイムを1分29秒327まで縮めた松田が入った。
安田裕信(コンドー)、中嶋大祐(ナカジマ)、嵯峨宏紀(ルボーセ)、折目遼(KCMG)がこのセッションでノックアウトされ14位~17位のグリッドが決定した。
■Q2
Q1終了から10分のインターバルで7分間のQ2が始まった。まずは伊沢が1分29秒112でトップに立つも、Q1と同じく塚越がこれを1分28秒856で逆転、このセッションもトップで締めくくった。2位には伊沢、3位にはロイック・デュバル(キグナス・スノコ)が入った。
このセッションでは、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)、小暮卓史(ナカジマ)、国本雄資(セルモ・インギング)、金石年弘(リアル)、そしてなんとアンドレ・ロッテラー(トムス)がノックアウトされ、9位から13位のグリッドが決定した。
■Q3
Q2から10分のインターバルで最終のQ3も7分間。やはり早々にアタックを開始した松田が1分29秒017でトップに立つ。これを1分 28秒523と本日最速となるタイムで逆転したのが好調の塚越。ノックアウト予選全セッションを制し、ポールポジションを確定した。
2位に入ったのはなんとQ2を最下位の8位で通過した山本尚貴(無限)。ホンダエンジン勢が1-2を決めた。3位には松田が滑り込み、4位以下は、大嶋和也(ルマン)、伊沢、デュバル、平手晃平(セルモ・インギング)、中嶋一貴(トムス)の順で、1~8位のグリッドが決定した。
決勝レースは明日27日、14時30分より54周で争われる。
※再車検で山本尚貴(無限)の車両がウイング高違反で失格となった。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum, Katsuhiko KOBAYASHI
SUPER 2 & 4 RACE -RIJ- (2012/05/26) Knock Out Total Weather:Cloudy Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 3 オートポリス 4.674km
P | No | Driver | Team | Engine | Q1 | Q2 | Q3 |
1 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 1'28.692 | 1'28.856 | R1'28.523 |
2 | 20 | 松田 次生 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'29.327 | 1'29.574 | 1'29.017 |
3 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'29.693 | 1'29.643 | 1'29.182 |
4 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 1'28.928 | 1'29.112 | 1'29.380 |
5 | 8 | ロイック・デュバル | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'29.603 | 1'29.343 | 1'29.625 |
6 | 38 | 平手 晃平 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'30.246 | 1'29.585 | 1'29.663 |
7 | 2 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'29.842 | 1'29.385 | 1'29.903 |
8 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'29.707 | 1'29.954 | |
9 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'30.003 | 1'29.991 | |
10 | 39 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'30.207 | 1'30.001 | |
11 | 10 | 金石 年弘 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 1'30.222 | 1'30.594 | |
12 | 1 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'29.461 | 1'31.535 | |
13 | 3 | 安田 裕信 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'30.384 | | |
14 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'30.816 | | |
15 | 62 | 嵯峨 宏紀 | TOCHIGI Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'31.736 | | |
16 | 18 | 折目 遼 | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'32.422 | | |
- | *16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | deleted | deleted | deleted |
- CarNo16は、国内車両規則フォーミュラ第13章2.10.1(ウイング高越)違反により、全予選タイム抹消とする。
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 'R'マークはコースレコードを更新しました。従来のコースレコード: 1'30.582
SUPER 2 & 4 RACE -RIJ- (2012/05/26) Knock Out Q3 Weather:Cloudy Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 3 オートポリス 4.674km
P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | R1'28.523 | - | - | 190.08 |
2 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | R1'28.942 | 0.419 | 0.419 | 189.18 |
3 | 20 | 松田 次生 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | R1'29.017 | 0.494 | 0.075 | 189.02 |
4 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | R1'29.182 | 0.659 | 0.165 | 188.67 |
5 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | R1'29.380 | 0.857 | 0.198 | 188.26 |
6 | 8 | ロイック・デュバル | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | R1'29.625 | 1.102 | 0.245 | 187.74 |
7 | 38 | 平手 晃平 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | R1'29.663 | 1.140 | 0.038 | 187.66 |
8 | 2 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | R1'29.903 | 1.380 | 0.240 | 187.16 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 'R'マークはコースレコードを更新しました。従来のコースレコード: 1'30.582
SUPER 2 & 4 RACE -RIJ- (2012/05/26) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 3 オートポリス 4.674km
P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | R1'28.856 | - | - | 189.37 |
2 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | R1'29.112 | 0.256 | 0.256 | 188.82 |
3 | 8 | ロイック・デュバル | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | R1'29.343 | 0.487 | 0.231 | 188.33 |
4 | 2 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | R1'29.385 | 0.529 | 0.042 | 188.25 |
5 | 20 | 松田 次生 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | R1'29.574 | 0.718 | 0.189 | 187.85 |
6 | 38 | 平手 晃平 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | R1'29.585 | 0.729 | 0.011 | 187.83 |
7 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | R1'29.643 | 0.787 | 0.058 | 187.70 |
8 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | R1'29.716 | 0.860 | 0.073 | 187.55 |
---- 以上Q3進出 ---- |
9 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | R1'29.954 | 1.098 | 0.238 | 187.06 |
10 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | R1'29.991 | 1.135 | 0.037 | 186.98 |
11 | 39 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | R1'30.001 | 1.145 | 0.010 | 186.96 |
12 | 10 | 金石 年弘 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 1'30.594 | 1.738 | 0.593 | 185.73 |
13 | 1 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'31.535 | 2.679 | 0.941 | 183.82 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 'R'マークはコースレコードを更新しました。従来のコースレコード: 1'30.582
SUPER 2 & 4 RACE -RIJ- (2012/05/26) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 3 オートポリス 4.674km
P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | R1'28.692 | - | - | 189.72 |
2 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | R1'28.928 | 0.236 | 0.236 | 189.21 |
3 | 20 | 松田 次生 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | R1'29.327 | 0.635 | 0.399 | 188.37 |
4 | 1 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | R1'29.461 | 0.769 | 0.134 | 188.09 |
5 | 8 | ロイック・デュバル | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | R1'29.603 | 0.911 | 0.142 | 187.79 |
6 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | R1'29.693 | 1.001 | 0.090 | 187.60 |
7 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | R1'29.694 | 1.002 | 0.001 | 187.60 |
8 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | R1'29.707 | 1.015 | 0.013 | 187.57 |
9 | 2 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | R1'29.842 | 1.150 | 0.135 | 187.29 |
10 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | R1'30.003 | 1.311 | 0.161 | 186.95 |
11 | 39 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | R1'30.207 | 1.515 | 0.204 | 186.53 |
12 | 10 | 金石 年弘 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | R1'30.222 | 1.530 | 0.015 | 186.50 |
13 | 38 | 平手 晃平 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | R1'30.246 | 1.554 | 0.024 | 186.45 |
---- 以上Q2進出 ---- |
14 | 3 | 安田 裕信 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | R1'30.384 | 1.692 | 0.138 | 186.17 |
15 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'30.816 | 2.124 | 0.432 | 185.28 |
16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | TOCHIGI Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'31.736 | 3.044 | 0.920 | 183.42 |
17 | 18 | 折目 遼 | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'32.422 | 3.730 | 0.686 | 182.06 |
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) | 1'34.900 | 6.208 | 2.478 | 177.31 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 'R'マークはコースレコードを更新しました。従来のコースレコード: 1'30.582
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦が26日、大分県のオートポリスで開幕。午前中に行われたフリー走行1回目では、新舗装路面でコースレコードラッシュとなる中、現在ポイントリーダーの中嶋一貴が1分29秒368でトップタイムを記録した。
今年もフォーミュラ・ニッポンは関門海峡を渡り、大分県のオートポリスにやってきた。夜半に降った雨も上がり、サーキット上空は曇り。時折、太陽も顔をのぞかせる中、ほぼドライ路面のコンディションで9時30分、フリー走行が1時間にわったって行われた。
オートポリスは今年3月に再舗装が行われ、ビッグイベントでは初のレースとなる。序盤、フリー走行をリードしたのは平手晃平(セルモ・インギング)。1分35秒344、32秒725、32秒106とタイムを縮めタイミングモニターのトップに立つ。
しかし開始16分、このタイムを更新したのは、このコースのコースレコード1分30秒582を上回る1分30秒384をたたき出したジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)。
新路面はスムーズだが、しかし各ドライバーともマシンをスライドさせてスリッピーなようだ。こんな中、さらにタイムアップをはかるオリベイラが1コーナー先でクラッシュパッドに直行。マシンはフロントウイングを失ない、リアウイングも曲がるほどのダメージを受けた。このため赤旗が提示され、フリー走行は中断した。
フリー走行再開は10時7分から。再開直後、ディフェンディングチャンピオンのアンドレ・ロッテラー(トムス)が1分30秒114をたたき出し、トップに躍り出る。なんとこのタイムは1991年のF3000時代に中谷明彦がローラT90で記録したトップフォーミュラ、コースレコードの1分30秒124を21年ぶりに上回るものだ。
残り5分を切ったところで順位は大きく動き出す。今シーズンから復帰した元チャンピオンの松田次生(インパル)が渾身のアタックを行い、1分29秒484とタイムを大幅に更新、トップに立った。
しかし、このタイムをも上回ったのが現在ポイントリーダーの中嶋一貴(トムス)。最後の最後に1分29秒368をたたき出し、僅差で松田を逆転。このセッションをトップで締めくくった。
2位は松田。3位には塚越広大(ダンディライアン)が1分29秒530で着け、4位はチームメートの伊沢拓也(同)で1分29秒594。ロッテラーは自身のタイムを1分29秒628まで縮めるも5位まで順位を落とした。
新舗装効果のため、フリー走行の段階で上位11人までがコースレコードを上回るという、レコードラッシュのセッションとなった。
公式予選はノックアウト方式でこの後、14時より行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum, Katsuhiko KOBAYASHI
SUPER 2 & 4 RACE -RIJ- (2012/05/26) Free Session #1 Weather:Cloudy Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 3 オートポリス 4.674km
P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 2 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | R1'29.368 | - | - | 188.28 |
2 | 20 | 松田 次生 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | R1'29.484 | 0.116 | 0.116 | 188.04 |
3 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | R1'29.530 | 0.162 | 0.046 | 187.94 |
4 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | R1'29.594 | 0.226 | 0.064 | 187.81 |
5 | 1 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | R1'29.628 | 0.260 | 0.034 | 187.74 |
6 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | R1'30.167 | 0.799 | 0.539 | 186.61 |
7 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | R1'30.267 | 0.899 | 0.100 | 186.41 |
8 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | R1'30.373 | 1.005 | 0.106 | 186.19 |
9 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | R1'30.384 | 1.016 | 0.011 | 186.17 |
10 | 38 | 平手 晃平 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | R1'30.458 | 1.090 | 0.074 | 186.01 |
11 | 8 | ロイック・デュバル | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | R1'30.470 | 1.102 | 0.012 | 185.99 |
12 | 3 | 安田 裕信 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'30.709 | 1.341 | 0.239 | 185.50 |
13 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'30.773 | 1.405 | 0.064 | 185.37 |
14 | 39 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'30.805 | 1.437 | 0.032 | 185.30 |
15 | 10 | 金石 年弘 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 1'30.940 | 1.572 | 0.135 | 185.03 |
16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | TOCHIGI Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'32.280 | 2.912 | 1.340 | 182.34 |
17 | 18 | 折目 遼 | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'33.194 | 3.826 | 0.914 | 180.55 |
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) | 1'35.624 | 6.256 | 2.430 | 175.96 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'30.582
鈴鹿サーキット南コースで開催された世界カート選手権2日目は、1日目と同様のスケジュールでレース3、レース4が行われた。
レース3をトップでフィニッシュしたのは#4佐々木大樹(KOSMIC RACING DEPT)だったが、ゴール後に反則スタートの裁定が下り、惜しくも4位に後退。
これにより2番手でフィニッシュした#2フラビオ・カンポネスキ(TONYKART RACING TEAM)が1位に繰り上がり、昨日に続いて3連勝を達成することになった。
レース4では上位4台による熾烈なドッグファイトが最後まで続けられたが、ファイナルラップでアクシデントが発生、この結果37歳のベテラン、#20ダビデ・フォレ(CRG S.P.A.)が鈴鹿では3年ぶりの勝利をものにした。
(天候:曇り コース:ドライ)
第3レースのスタートシーン
快晴の下で行われた1日目とは違い、大会2日目は時折小雨の落ちてくる難しいコンディション。それでもコース上は終始ドライのまま、全クラスの走行が消化された。
KF1クラスで行われる世界選手権はこの日も朝の1周計測のタイムトライアル(クオリファイングプラクティス)の順位を元に分けられた3つのグループが総当たり戦で予選レース(クオリファイングヒート)を行うスケジュール。
ここでは#36マックス・フェルスタッペンが総合トップ、#4佐々木が3位、#9カロル・バスが3位という結果になった。
予選レースではB-C組のヒートを#4佐々木、A-C組のヒートを#36フェルスタッペン、A-B組のヒートを#14フリッチ・ティニが制し、予選総合結果は#14ティニ、#36フェルスタッペン、#4佐々木の順に。ここまで2連勝中の#2カンポネスキが4番手から決勝レース3をスタートすることになった。
第3レースの表彰式。そこにトップでゴールした佐々木の姿は無かった
決勝レース3は午後3時25分にローリング開始。
スタートで4位に後退した#4佐々木は6周目のヘアピンで3位、9周目の4コーナーで2位と着実に順位を上げ、14周目の最終コーナーで#36フェルスタッペンのインに飛び込んで遂にトップに浮上する。
そこから20周目のゴールまでは、#36フェルスタッペンを抜いて2位に上がってきた#2カンポネスキの激しい追い上げを受けるが、佐々木は最後までトップを守りきってフィニッシュ。
これにより日本人としては昨年の金丸悠に続いて二人目のウィナーが誕生したかに思われたが、ゴール後、佐々木に対して反則スタートの裁定が下され、3秒が加算されることに。これにより#4佐々木は4番手から次の決勝レース4に臨むことになってしまった。
代わって表彰台の最上段には昨日2連勝している#2カンポネスキが上がることになった。これで開幕3連勝を達成だ。
第4レースのスタートシーン
併催のFP-jr、KF2クラスの決勝に続いて午後5時35分からスタートした決勝レース4は、ポールポジションからスタートした#2カンポネスキが1周目のヘアピンで#36フェルスタッペンに押し出される格好でコースアウト、一気に14番手まで後退する波乱で幕を開けた。
これによりトップ争いは#14ティニ、#36フェルスタッペンの2台によって展開されることになった。少し離れて3番手には#20フォレが浮上。#4佐々木もスタートで順位を落としたが、5周目の25Rでスタート順位の4位まで挽回してきた。
第4レースの表彰式
テール・トゥ・ノーズで周回を重ねる#14ティニと#36フェルスタッペン、そこから少し離れて#20フォレ、#4佐々木が後を追うという状態で周回は進み、ファイナルラップを迎えた。
ここで動いたのが#36フェルスタッペンだ。
1コーナーでブレーキを遅らせて#14ティニのインに飛び込むfが、このアタックは強引過ぎた。#14ティニをグラベルに押し出す結果となり、この間に#20フォレ、#4佐々木が2台をかわしていく。トップに立ったのは#4佐々木だ。
しかし#4佐々木は2コーナーを立ち上がる際にフェルスタッペンに激しく追突されてフレームにダメージを負っており、コースに留まるのがやっとの状態。
到底#20フォレの追撃を退けられるような状態ではなく、ヘアピンであっさりインをとられて2位に後退、そこからは完走を目指して走らざるを得なかった。
これにより、#20ダビデ・フォレが2008年以来の鈴鹿での優勝をものにした。
ランキング首位のフラビオ・カンポネスキのコメント
「ずっといい結果が続いて、本当に良い週末でした。3連勝できたし、4戦目もいい結果でした。この流れをそのまま引き継いで、マカオでもいい結果を残し、チャンピオンシップを狙いたいです。今日の第4レースは良いスタートを切ったんですが、1周目で僕がミスをしてしまい、コースをワイドに膨らんでしまいました。それでも、その後の展開で速さを見せることは出来ていたと思います」
2位の佐々木大樹のコメント
「1レース目はトップでフィニッシュできましたが、自分のミスでペナルティを貰ってしまって反省しています。今週末はチームが頑張っていいクルマを用意してくださったお陰で、良いレースが出来ました。マカオでも去年勝っていますし、今日の1回目のレースでは結果こそ残念でしたが、レース展開自体はうまくもっていけたので、自信はあります。ただ、フラビオもマカオは速いので、結果はそのとき次第でしょうね。とにかく一生懸命頑張るだけです」
ランキング3位のフリッチ・ティニのコメント
「ずっと良い週末をおくれて、自分もクルマも順調でしたが、勝つことは出来ませんでした。でもマカオではチャンスがあると思っています。フラビオや佐々木やダビデなど強いドライバー達がいるので勝てるかどうかまでは分かりませんが、とにかく頑張ります」
第4戦で優勝したダビデ・フォレのコメント
「2008年のスーパーKFクラスでの勝利以来の優勝です。鈴鹿は僕にとって相性のいいコース。ここでの勝利は僕にとってもチーム全員にとっても励みになります。KF1の世界選手権はチャレンジしがいのあるカテゴリーです。年齢のこと、体重のこと等、大きな賭けになると思っていましたし、準備や走り込みが充分かどうか不安を抱えたままここに来ました。強力なドライバーが多く、苦戦を覚悟していました。その中で、できるだけいいモノを揃え、ディティールにこだわって取り組むことを心がけました。それを考えれば、今回は良い週末を送れたと思います」
Text:Kazuhisa SUEHIRO
スーパー耐久第3戦SUGOスーパー耐久3時間レースは20日、宮城県柴田郡村田町のスポーツランドSUGO(3.704256km)で3時間の決勝レースが行われた。予選2番手からスタートしたGT3クラスのPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(谷口信輝/ファリーク・ハイルマン/ドミニク・アン組)が116周を走りきり3戦連続の総合優勝を遂げた。(観客動員数3,100人)
この日のSUGOは気温24度、路面温度47度を記録する気候の下、13時38分に3時間レースはフォーメーションラップからローリングスタートが切られた。
スタート直後の3コーナーで#35と#62の2台を含んだ多重クラッシュが発生し、この2台のパーツがコース上に散乱したためスタート1分後から約10分間のSCカーランとなる。
このSCを利用してピットストップを行なった#3、#80、#15などは3人のドライバーのうちスタートドライバーはわずかな周回でレースを終えるという展開となった。
序盤は#28 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(片岡龍也/メルビン・モー/ジョノ・レスター組)のレスターがリードし後続をジリジリと引き離しにかかる。
12周目の3コーナーで4位を走行していた#1のハイルマンがスピンしグラベルにつかまり大きなタイムロス! ほとんど最後尾まで順位を落としてしまう。
37周目にトップの#28がピットイン。しかしマシンはそのままガレージに入れられ右リアサスペンションの修復作業を強いられる。
これでトップは#16のZ4となり、50周目にはST1クラスの#3のZが総合のトップに立つ。
しかし63周目には#1のGT3がトップに立ち、3時間のレースで116周を走りきり、大逆転の開幕3連勝飾った。
2位にはニューカマーの#16ケーズフロンティアBMWZ4GT3(阿部翼/横溝直輝/西田裕正組)がドライブスルーのペナルティを受けながらも、前戦の3位表彰台に続いて連続の表彰台にあがった。
注目の#24GTRも決勝レースに駒を進めたが、24周目からマシンの修復で相当なタイムロスとなり79周を走破したが規定の周回数には届かず・・・。
ST1クラスは総合3位に#3ENDLESS・ADVAN・380RS-C(峰尾恭輔/谷口行規/高木真一組)が今季初優勝。
ST2クラスはディフェンディングチャンピオンの#20RSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)がもてぎに続き2連勝。
ST3クラスは#14岡部自動車マイロード協新計測RX-7(小松一臣/杉林健一/増田芳信組)ポールtoウインで今季初優勝。
ST4クラスは#38 TRACY SPORTS S2000(藤村政樹/藤田竜樹/筒井克彦組)が今季初優勝。
ST5クラスは#36エンドレスアドバントラストヴィッツ(添田正/岩谷昇/井尻薫組)が開幕戦以来の2勝目を挙げた。
次戦第4戦は、舞台を岡山県の岡山国際サーキットに移し、9月26日に決勝レースが行われる。
Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA
SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2012/05/20) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2012 Super Taikyu Series Round 3 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | Class | Cls Pos | No | Car Model | Driver | Lap | Total_Time Behind |
1 | GT3 | 1 | 1 | PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 谷口 信輝 ファリーク・ハイルマン ドミニク・アン | 116 | 3:00'48.141 |
2 | GT3 | 2 | *16 | ケーズフロンティアBMW Z4 GT3 BMW Z4 GT3 | 阿部 翼 横溝 直輝 西田 裕正 | 116 | 1'17.258 |
3 | ST-1 | 1 | 3 | ENDLESS・ADVAN・380RS-C NISSAN FAIRLADY Z | 峰尾 恭輔 谷口 行規 高木 真一 | 115 | 1Lap |
4 | ST-1 | 2 | 9 | Faust Racing Team BMW Z4M COUPE | 堀 主知ロバート 千代 勝正 岡本 武之 | 114 | 2Laps |
5 | ST-2 | 1 | 20 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 大橋 正澄 阪口 良平 花岡 翔太 | 112 | 4Laps |
6 | ST-3 | 1 | 14 | 岡部自動車マイロード協新計測RX-7 MAZDA RX-7 | 小松 一臣 杉林 健一 増田 芳信 | 111 | 5Laps |
7 | ST-1 | 3 | 25 | SAMURAI Porsche PORSCHE 997 | 土屋 武士 渋谷 彰良 神取 彦一郎 | 111 | 5Laps |
8 | ST-3 | 2 | 34 | asset テクノ Z34 NISSAN FAIRLADY Z | 佐々木 雅弘 前嶋 秀司 | 111 | 5Laps |
9 | ST-3 | 3 | 80 | PETRONAS TWS GS350 LEXUS GS350 | 吉本 大樹 佐藤 晋也 小林 敬一 | 111 | 5Laps |
10 | ST-3 | 4 | 77 | B-MAX・Z33 NISSAN FAIRLADY Z | ドラゴン 山内 英輝 清水 隆広 | 110 | 6Laps |
11 | ST-2 | 2 | 6 | 新菱オート☆DIXCELエボⅨ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 冨桝 朋広 菊地 靖 | 110 | 6Laps |
12 | ST-3 | 5 | 15 | 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 長島 正明 田中 徹 山崎 学 | 110 | 6Laps |
13 | ST-3 | 6 | 39 | TRACY SPORTS IS 350 TOYOTA IS 350 | 兵藤 信一 川口 正敬 植田 正幸 | 110 | 6Laps |
14 | ST-3 | 7 | *5 | 岡部自動車メーカーズZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 今村 大輔 安宅 徳光 白井 剛 | 110 | 6Laps |
15 | ST-3 | 8 | 70 | Olive SPA + KOTA RACING HONDA NSX-R | ナオリュウ 東 徹次郎 | 110 | 6Laps |
16 | GT3 | 3 | *28 | PETRONAS SYNTIUM SLA AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 片岡 龍也 ジョノ・レスター メルビン・モー | 108 | 8Laps |
17 | ST-4 | 1 | 38 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 | 藤村 政樹 藤田 竜樹 筒井 克彦 | 108 | 8Laps |
18 | ST-4 | 2 | 58 | ウィンマックスTEINワコーズKRP HONDA INTEGRA TYPE R | 小林 康一 関 豊 | 108 | 8Laps |
19 | ST-4 | 3 | 339 | GPO+KOTA RACING HONDA S2000 | 北野 浩正 金子 昌広 橋本 達也 | 107 | 9Laps |
20 | ST-4 | 4 | 18 | コスモソニックFK・ings DC5 HONDA INTEGRA TYPE R | 浅野 武夫 岡野 陽朋 森 正行 | 107 | 9Laps |
21 | ST-4 | 5 | *333 | GLORY.A-ONE.ED.CIVIC-R-EURO HONDA CIVIC TYPE R EURO | 野間 一 北川 剛 藤田 弘幸 | 107 | 9Laps |
22 | ST-3 | 9 | 51 | DIAMANGO BMW M3 BMW M3 | 伊橋 勲 余郷 敦 石原 将光 | 105 | 11Laps |
23 | ST-4 | 6 | 73 | mountain ・YH・A‐ONE ・DC5 HONDA INTEGRA TYPE-R | 鈴木 陽 下山 和寿 | 104 | 12Laps |
24 | ST-4 | 7 | *116 | W.S.ENGINEERING S2000 HONDA S2000 | 阿部 光 鶴田 積 吉田 靖之 | 103 | 13Laps |
25 | ST-4 | 8 | 13 | elf STAインテグラ HONDA INTEGRA TYPE R | 佐藤 衛 古橋 孝之 佐藤 勝博 | 103 | 13Laps |
26 | ST-4 | 9 | 48 | DIJON私立日本橋高校ED WAKO'S DC5 HONDA INTEGRA TYPE R | タカモリ 博士 井上 恵一 ヨコリン | 102 | 14Laps |
27 | ST-5 | 1 | 36 | エンドレス アドバン トラスト ヴィッツ TOYOTA Vitz | 添田 正 岩谷 昇 井尻 薫 | 100 | 16Laps |
28 | ST-5 | 2 | 19 | BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット HONDA FIT | 奥村 浩一 古宮 正信 | 99 | 17Laps |
29 | ST-5 | 3 | 4 | アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSKVitz TOYOTA Vitz | 河野 利尚 植島 禎一 | 98 | 18Laps |
30 | ST-5 | 4 | 17 | DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ MAZDA DEMIO | 野上 敏彦 小原 健一 野上 達也 | 97 | 19Laps |
31 | ST-5 | 5 | 26 | エンドレスアドバン日光ヴィッツ TOYOTA Vitz | 高橋 卓矢 江原 弘美 推根 克彦 | 97 | 19Laps |
32 | ST-5 | 6 | 99 | RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ MAZDA DEMIO | 平井 隆一 リョウ・ハマグチ 野村 浩史 | 97 | 19Laps |
33 | ST-5 | 7 | 230 | WAKO'Sアクレオクヤマ Vitz TOYOTA Vitz | たねぞう 勝間田 正博 | 95 | 21Laps |
34 | ST-5 | 8 | 602 | PTG明京K'zランドリー602Vitz TOYOTA Vitz | 金森 敏一 伊藤 英治 岩月 邦博 | 91 | 25Laps |
---- 以上規定周回数(GT3:81 ST-1:80 ST-2:78 ST-3:77 ST-4:75 ST-5:70)完走 ---- |
- | ST-5 | - | 213 | WAKO'S μオクヤマVitz TOYOTA Vitz | 根岸 泰弘 東 貴史 市石 浩章 | 94 | 22Laps |
- | GT3 | - | 24 | スリーボンド日産自動車大学校GT-R NISSAN GT-R | 藤井 誠暢 ガミさん マイケル・キム | 79 | 37Laps |
- | ST-3 | - | 777 | ドリームエンジェルADVAN・RX--7 MAZDA RX-7 | オギ姉 藤井 芳樹 | 71 | 45Laps |
- | ST-4 | - | 95 | リジカラS2000 HONDA S2000 | 松井 猛敏 中島 保典 市嶋 樹 | 59 | 57Laps |
- | ST-2 | - | 59 | Sturm・MOTUL・ED・インプレッサ SUBARU IMPREZA WRX STI | 大澤 学 松田 晃司 | 56 | 60Laps |
- | ST-2 | - | *30 | RSオガワADVANランサーⅡ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 青木 拓磨 成澤 正人 加納 政樹 | 45 | 71Laps |
- | ST-4 | - | 60 | ウインマックスRCBインテグラ HONDA INTEGRA TYPE R | 小幡 弘 久保 隆 今岡 達哉 | 19 | 97Laps |
- | ST-2 | - | 505 | KYOSHOアリスモータース ランサーX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 塩野 健司 松下 昌揮 藤原 能成 | 6 | 110Laps |
- | ST-3 | - | 35 | asset テクノ Z33 NISSAN FAIRLADY Z | 小泉 和寛 吉田 広樹 堀田 誠 | 0 | 116Laps |
- | ST-4 | - | 62 | ホンダカーズ東京SUNOCOインテグラ HONDA INTEGRA TYPE R | 塩谷 烈州 太田 侑弥 | 0 | 116Laps |
- Fastest Lap: CarNo.28 片岡龍也(PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3) 1'24.701 (101/108) 157.440km/h
- CarNo.5は、スーパー耐久シリーズ2012スポーツ規則2012年度版第13条(10)違反(スタート違反)により、ドライビングスルーペナルティが科された。
- CarNo.30は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間の追い越し)により、ペナルティストップ10秒が科された。
- CarNo.16は、他車との接触により、ドライビングスルーペナルティが科された。
- CarNo.116は、他車との接触により、ドライビングスルーペナルティが科された。
- CarNo.28は、スーパー耐久シリーズ2012スポーツ規則2012年度版第15条(2)違反(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティが科された。
- CarNo.333は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間の追い越し)により、ペナルティストップ10秒が科された。
- #28片岡龍也
-
「クルマのセットアップもうまくいってポールポジションがとれる予感がありました。柳田監督の力でポールが取れましたね!」
- ジュノ・レスター
-
「今季、日本でレースをするのは初めてでSUGOも初めてです。初のPPは嬉しいです。日本もチームも気にいってます。セットアップも3人とも満足しているしメルビンも乗れてると言ってるので優勝をめざしたい」
- メルビン・モー
-
「PPが取れた片岡とジュノにお礼が言いたい。クルマを仕上げてくれていい雰囲気なので、柳田監督にお礼を言いたい。トップでチェッカーをうけたい」
- 柳田監督
-
「ジュノも片岡と同じようなタイムを出してくれて、ポールポジションが取れて嬉しいです」
GT3クラスのPP記者会見に続き、地元東北出身のドライバーも姿を見せて、レースに向けて意気込みを語った。
(左から)#80佐藤晋也選手、#30成澤正人選手、
#60小幡弘選手、#26椎根克彦選手、#34佐々木雅弘選手、
#20大橋正澄選手、#13佐藤衛選手
Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA
5月20日、宮城県のスポーツランドSUGOで、スーパー耐久第3戦の公式予選が行われた。
晴天のドライコンディションで、8時45分から1グループ(GT3、1,2,3クラス)と2グループ(ST4,5クラス)それぞれ15分間ずつでAドライバー予選が行われた。
注目のGT3クラスだが、今回は前戦もてぎでシェイクダウンを行った#24を加え4台が参加。
Aドライバーの予選では#28 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3の片岡龍也が1分22秒389でトップタイムをマーク。2番手に#1 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3の谷口信輝が22秒778、今回が本格的なデビューレースとなる#24スリーボンド日産自動車大学校GT-Rの藤井誠暢が23秒739で3番手につける。
ST1クラスは、#25 SAMURAI Porscheの土屋武士が26秒870で、ST2クラスは#20 RSオガワADVANランサーの大橋正澄が、ST3クラスは#14岡部自動車マイロード協新計測RX-7の小松一臣が、ST4クラスは#95 リジカラS2000の松井猛敏、ST5クラスは#36エンドレスアドバントラストヴイッツの添田正がトップタイムをマークした。
9時30分から再び15分ずつのBドライバー予選が行われた。スーパー耐久シリーズでは、この2つのAB両ドライバーのタイムを合算してグリッドをきめる予選方式がとられており、結果はここで1分22秒584をマークした#28のレスターがトータルでもトップタイムの3分47秒373でPPを獲得した。
総合2位には#16ケーズフロンティアBMW Z4 GTの横溝直輝が入り、トータルでは#1 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3が2位となり、#16は3位に。注目の#24 GTRは4位となった。
総合5位にST1クラスのトップ#9のBMW Z4が入り、総合8位にST2クラスのトップ#20ランサーが、総合9位にST3クラスのトップ#14 RX-7、総合23位にST4クラスのトップ#95 S2000が、総合36位にST5クラスの#36がそれぞれクラスのPPを獲得した。
決勝レースはこの後13時40分から3時間レースとして開催される。
Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA
SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2012/05/20) C Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2012 Super Taikyu Series Round 3 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | Class | Cls Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | km/h |
1 | GT3 | 1 | 1 | ドミニク・アン | PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 1'24.591 | - | 157.645 |
2 | GT3 | 2 | 28 | メルビン・モー | PETRONAS SYNTIUM SLA AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 1'24.767 | 0.176 | 157.317 |
3 | GT3 | 3 | 24 | マイケル・キム | スリーボンド日産自動車大学校GT-R NISSAN GT-R | 1'26.166 | 1.575 | 154.763 |
4 | ST-1 | 1 | 3 | 高木 真一 | ENDLESS・ADVAN・380RS-C NISSAN FAIRLADY Z | 1'29.210 | 4.619 | 149.482 |
5 | ST-1 | 2 | 9 | 岡本 武之 | Faust Racing Team BMW Z4M COUPE | 1'29.463 | 4.872 | 149.060 |
6 | ST-1 | 3 | 25 | 神取 彦一郎 | SAMURAI Porsche PORSCHE 997 | 1'29.862 | 5.271 | 148.398 |
7 | GT3 | 4 | 16 | 西田 裕正 | ケーズフロンティアBMW Z4 GT3 BMW Z4 GT3 | 1'30.295 | 5.704 | 147.686 |
8 | ST-2 | 1 | 20 | 花岡 翔太 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 1'31.735 | 7.144 | 145.368 |
9 | ST-3 | 1 | 39 | 植田 正幸 | TRACY SPORTS IS 350 TOYOTA IS 350 | 1'32.796 | 8.205 | 143.706 |
10 | ST-3 | 2 | 5 | 白井 剛 | 岡部自動車メーカーズZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 1'33.229 | 8.638 | 143.038 |
11 | ST-3 | 3 | 35 | 堀田 誠 | asset テクノ Z33 NISSAN FAIRLADY Z | 1'33.428 | 8.837 | 142.734 |
12 | ST-3 | 4 | 14 | 増田 芳信 | 岡部自動車マイロード協新計測RX-7 MAZDA RX-7 | 1'33.674 | 9.083 | 142.359 |
13 | ST-3 | 5 | 15 | 山崎 学 | 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 1'33.879 | 9.288 | 142.048 |
14 | ST-3 | 6 | 80 | 小林 敬一 | PETRONAS TWS GS350 LEXUS GS350 | 1'34.307 | 9.716 | 141.403 |
15 | ST-3 | 7 | 77 | 清水 隆広 | B-MAX・Z33 NISSAN FAIRLADY Z | 1'34.678 | 10.087 | 140.849 |
16 | ST-2 | 2 | 30 | 加納 政樹 | RSオガワADVANランサーⅡ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 1'35.571 | 10.980 | 139.533 |
17 | ST-4 | 1 | 116 | 吉田 靖之 | W.S.ENGINEERING S2000 HONDA S2000 | 1'35.585 | 10.994 | 139.513 |
18 | ST-4 | 2 | 38 | 筒井 克彦 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 | 1'35.847 | 11.256 | 139.131 |
19 | ST-4 | 3 | 18 | 森 正行 | コスモソニックFK・ings DC5 HONDA INTEGRA TYPE R | 1'35.962 | 11.371 | 138.965 |
20 | ST-4 | 4 | 339 | 橋本 達也 | GPO+KOTA RACING HONDA S2000 | 1'36.095 | 11.504 | 138.772 |
21 | ST-2 | 3 | 505 | 藤原 能成 | KYOSHOアリスモータース ランサーX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 1'37.026 | 12.435 | 137.441 |
22 | ST-4 | 5 | 95 | 市嶋 樹 | リジカラS2000 HONDA S2000 | 1'38.437 | 13.846 | 135.471 |
23 | ST-4 | 6 | 60 | 今岡 達哉 | ウインマックスRCBインテグラ HONDA INTEGRA TYPE R | 1'38.755 | 14.164 | 135.034 |
24 | ST-3 | 8 | 51 | 石原 将光 | DIAMANGO BMW M3 BMW M3 | 1'40.137 | 15.546 | 133.171 |
25 | ST-4 | 7 | 333 | 藤田 弘幸 | GLORY.A-ONE.ED.CIVIC-R-EURO HONDA CIVIC TYPE R EURO | 1'41.431 | 16.840 | 131.472 |
26 | ST-5 | 1 | 36 | 井尻 薫 | エンドレス アドバン トラスト ヴィッツ TOYOTA Vitz | 1'42.998 | 18.407 | 129.472 |
27 | ST-5 | 2 | 26 | 推根 克彦 | エンドレスアドバン日光ヴィッツ TOYOTA Vitz | 1'45.591 | 21.000 | 126.292 |
28 | ST-5 | 3 | 602 | 岩月 邦博 | PTG明京K'zランドリー602Vitz TOYOTA Vitz | 1'46.279 | 21.688 | 125.475 |
29 | ST-5 | 4 | 213 | 市石 浩章 | WAKO'S μオクヤマVitz TOYOTA Vitz | 1'46.739 | 22.148 | 124.934 |
30 | ST-5 | 5 | 17 | 野上 達也 | DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ MAZDA DEMIO | 1'46.914 | 22.323 | 124.729 |
31 | ST-5 | 6 | 99 | 野村 浩史 | RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ MAZDA DEMIO | 1'49.793 | 25.202 | 121.459 |
---- 以上予選通過 ---- |
- | ST-4 | - | 13 | 佐藤 勝博 | elf STAインテグラ HONDA INTEGRA TYPE R | absence | - | - |
- | ST-4 | - | 48 | ヨコリン | DIJON私立日本橋高校ED WAKO'S DC5 HONDA INTEGRA TYPE R | absence | - | - |
- | ST-5 | - | 55 | 谷森 康登 | 姫神ガジェット吉田山JMCVitz TOYOTA Vitz | absence | - | - |
SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2012/05/20) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2012 Super Taikyu Series Round 3 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | Cls | Cls Pos | No | Car Model | Driver | Adriver Bdriver | Total Time | Behind |
1 | GT3 | 1 | 28 | PETRONAS SYNTIUM SLA AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 片岡 龍也 ジョノ・レスター | 1'22.389 1'22.584 | 2'44.973 | - |
2 | GT3 | 2 | 1 | PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 谷口 信輝 ファリーク・ハイルマン | 1'22.778 1'23.524 | 2'46.302 | 1.329 |
3 | GT3 | 3 | 16 | ケーズフロンティアBMW Z4 GT3 BMW Z4 GT3 | 阿部 翼 横溝 直輝 | 1'24.111 1'23.112 | 2'47.223 | 2.250 |
4 | GT3 | 4 | 24 | スリーボンド日産自動車大学校GT-R NISSAN GT-R | 藤井 誠暢 ガミさん | 1'23.739 1'25.185 | 2'48.924 | 3.951 |
5 | ST-1 | 1 | 9 | Faust Racing Team BMW Z4M COUPE | 堀 主知ロバート 千代 勝正 | 1'28.958 1'26.431 | 2'55.389 | 10.416 |
6 | ST-1 | 2 | 25 | SAMURAI Porsche PORSCHE 997 | 土屋 武士 渋谷 彰良 | 1'26.870 1'29.689 | 2'56.559 | 11.586 |
7 | ST-1 | 3 | 3 | ENDLESS・ADVAN・380RS-C NISSAN FAIRLADY Z | 峰尾 恭輔 谷口 行規 | 1'29.012 1'29.039 | 2'58.051 | 13.078 |
8 | ST-2 | 1 | 20 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 大橋 正澄 阪口 良平 | 1'30.140 1'30.094 | 3'00.234 | 15.261 |
9 | ST-3 | 1 | 14 | 岡部自動車マイロード協新計測RX-7 MAZDA RX-7 | 小松 一臣 杉林 健一 | 1'29.996 1'30.917 | 3'00.913 | 15.940 |
10 | ST-2 | 2 | 6 | 新菱オート☆DIXCELエボⅨ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 冨桝 朋広 菊地 靖 | 1'31.450 1'30.408 | 3'01.858 | 16.885 |
11 | ST-3 | 2 | 34 | asset テクノ Z34 NISSAN FAIRLADY Z | 佐々木 雅弘 前嶋 秀司 | 1'30.998 1'31.118 | 3'02.116 | 17.143 |
12 | ST-3 | 3 | 77 | B-MAX・Z33 NISSAN FAIRLADY Z | ドラゴン 山内 英輝 | 1'31.298 1'30.899 | 3'02.197 | 17.224 |
13 | ST-2 | 3 | 59 | Sturm・MOTUL・ED・インプレッサ SUBARU IMPREZA WRX STI | 大澤 学 松田 晃司 | 1'31.942 1'31.190 | 3'03.132 | 18.159 |
14 | ST-3 | 4 | 35 | asset テクノ Z33 NISSAN FAIRLADY Z | 小泉 和寛 吉田 広樹 | 1'32.177 1'31.124 | 3'03.301 | 18.328 |
15 | ST-3 | 5 | 15 | 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 長島 正明 田中 徹 | 1'31.925 1'32.335 | 3'04.260 | 19.287 |
16 | ST-3 | 6 | 39 | TRACY SPORTS IS 350 TOYOTA IS 350 | 兵藤 信一 川口 正敬 | 1'32.285 1'32.044 | 3'04.329 | 19.356 |
17 | ST-3 | 7 | 70 | Olive SPA + KOTA RACING HONDA NSX-R | ナオリュウ 東 徹次郎 | 1'32.764 1'31.599 | 3'04.363 | 19.390 |
18 | ST-3 | 8 | 51 | DIAMANGO BMW M3 BMW M3 | 伊橋 勲 余郷 敦 | 1'32.291 1'33.109 | 3'05.400 | 20.427 |
19 | ST-3 | 9 | 5 | 岡部自動車メーカーズZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 今村 大輔 安宅 徳光 | 1'33.655 1'31.921 | 3'05.576 | 20.603 |
20 | ST-2 | 4 | 505 | KYOSHOアリスモータース ランサーX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 塩野 健司 松下 昌揮 | 1'32.791 1'32.820 | 3'05.611 | 20.638 |
21 | ST-3 | 10 | 80 | PETRONAS TWS GS350 LEXUS GS350 | 吉本 大樹 佐藤 晋也 | 1'32.885 1'32.914 | 3'05.799 | 20.826 |
22 | ST-2 | 5 | 30 | RSオガワADVANランサーⅡ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 青木 拓磨 成澤 正人 | 1'33.061 1'32.858 | 3'05.919 | 20.946 |
23 | ST-4 | 1 | 95 | リジカラS2000 HONDA S2000 | 松井 猛敏 中島 保典 | 1'33.790 1'33.219 | 3'07.009 | 22.036 |
24 | ST-4 | 2 | 38 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 | 藤村 政樹 藤田 竜樹 | 1'33.824 1'33.380 | 3'07.204 | 22.231 |
25 | ST-4 | 3 | 18 | コスモソニックFK・ings DC5 HONDA INTEGRA TYPE R | 浅野 武夫 岡野 陽朋 | 1'34.010 1'33.611 | 3'07.621 | 22.648 |
26 | ST-4 | 4 | 339 | GPO+KOTA RACING HONDA S2000 | 北野 浩正 金子 昌広 | 1'33.957 1'34.298 | 3'08.255 | 23.282 |
27 | ST-4 | 5 | 58 | ウィンマックスTEINワコーズKRP HONDA INTEGRA TYPE R | 小林 康一 関 豊 | 1'34.837 1'34.305 | 3'09.142 | 24.169 |
28 | ST-4 | 6 | 62 | ホンダカーズ東京 SUNOCOインテグラ HONDA INTEGRA TYPE R | 塩谷 烈州 太田 侑弥 | 1'34.917 1'34.681 | 3'09.598 | 24.625 |
29 | ST-4 | 7 | 116 | W.S.ENGINEERING S2000 HONDA S2000 | 阿部 光 鶴田 積 | 1'34.033 1'36.099 | 3'10.132 | 25.159 |
30 | ST-4 | 8 | 333 | GLORY.A-ONE.ED.CIVIC-R-EURO HONDA CIVIC TYPE R EURO | 野間 一 北川 剛 | 1'35.047 1'35.104 | 3'10.151 | 25.178 |
31 | ST-3 | 11 | 777 | ドリームエンジェルADVAN・RX--7 MAZDA RX-7 | オギ姉 藤井 芳樹 | 1'35.683 1'34.683 | 3'10.366 | 25.393 |
32 | ST-4 | 9 | 48 | DIJON私立日本橋高校ED WAKO'S DC5 HONDA INTEGRA TYPE R | タカモリ 博士 井上 恵一 | 1'36.012 1'35.410 | 3'11.422 | 26.449 |
33 | ST-4 | 10 | 13 | elf STAインテグラ HONDA INTEGRA TYPE R | 佐藤 衛 古橋 孝之 | 1'35.919 1'37.210 | 3'13.129 | 28.156 |
34 | ST-4 | 11 | 60 | ウインマックスRCBインテグラ HONDA INTEGRA TYPE R | 小幡 弘 久保 隆 | 1'36.627 1'36.544 | 3'13.171 | 28.198 |
35 | ST-4 | 12 | 73 | mountain ・YH・A‐ONE ・DC5 HONDA INTEGRA TYPE-R | 鈴木 陽 下山 和寿 | 1'37.446 1'36.047 | 3'13.493 | 28.520 |
36 | ST-5 | 1 | 36 | エンドレス アドバン トラスト ヴィッツ TOYOTA Vitz | 添田 正 岩谷 昇 | 1'42.098 1'41.709 | 3'23.807 | 38.834 |
37 | ST-5 | 2 | 602 | PTG明京K'zランドリー602Vitz TOYOTA Vitz | 金森 敏一 伊藤 英治 | 1'43.813 1'44.222 | 3'28.035 | 43.062 |
38 | ST-5 | 3 | 4 | アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSKVitz TOYOTA Vitz | 河野 利尚 植島 禎一 | 1'43.868 1'44.313 | 3'28.181 | 43.208 |
39 | ST-5 | 4 | *17 | DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ MAZDA DEMIO | 野上 敏彦 小原 健一 | 1'45.003 1'43.699 | 3'28.702 | 43.729 |
40 | ST-5 | 5 | 99 | RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ MAZDA DEMIO | 平井 隆一 リョウ・ハマグチ | 1'43.751 1'45.064 | 3'28.815 | 43.842 |
41 | ST-5 | 6 | 230 | WAKO'Sアクレオクヤマ Vitz TOYOTA Vitz | たねぞう 勝間田 正博 | 1'44.786 1'45.148 | 3'29.934 | 44.961 |
42 | ST-5 | 7 | 213 | WAKO'S μオクヤマVitz TOYOTA Vitz | 根岸 泰弘 東 貴史 | 1'45.492 1'45.215 | 3'30.707 | 45.734 |
43 | ST-5 | 8 | 26 | エンドレスアドバン日光ヴィッツ TOYOTA Vitz | 高橋 卓矢 江原 弘美 | 1'47.175 1'46.563 | 3'33.738 | 48.765 |
---- 以上予選通過 ---- |
- | ST-5 | - | 55 | 姫神ガジェット吉田山JMCVitz TOYOTA Vitz | 咲川 めり 田ヶ原 章蔵 | no time absence | - | - |
- | ST-5 | - | 19 | BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット HONDA FIT | 奥村 浩一 古宮 正信 | no time absence | - | - |
- CarNo.17は、SUGOスーパー耐久3時間レース大会特別規則書第20条(ピットレーンの制限速度)違反により、罰金1万円のペナルティを科す。
SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2012/05/20) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2012 Super Taikyu Series Round 3 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | Class | Cls Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | km/h |
1 | GT3 | 1 | 28 | ジョノ・レスター | PETRONAS SYNTIUM SLA AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 1'22.584 | - | 161.476 |
2 | GT3 | 2 | 16 | 横溝 直輝 | ケーズフロンティアBMW Z4 GT3 BMW Z4 GT3 | 1'23.112 | 0.528 | 160.450 |
3 | GT3 | 3 | 1 | ファリーク・ハイルマン | PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 1'23.524 | 0.940 | 159.659 |
4 | GT3 | 4 | 24 | ガミさん | スリーボンド日産自動車大学校GT-R NISSAN GT-R | 1'25.185 | 2.601 | 156.545 |
5 | ST-1 | 1 | 9 | 千代 勝正 | Faust Racing Team BMW Z4M COUPE | 1'26.431 | 3.847 | 154.289 |
6 | ST-1 | 2 | 3 | 谷口 行規 | ENDLESS・ADVAN・380RS-C NISSAN FAIRLADY Z | 1'29.039 | 6.455 | 149.769 |
7 | ST-1 | 3 | 25 | 渋谷 彰良 | SAMURAI Porsche PORSCHE 997 | 1'29.689 | 7.105 | 148.684 |
8 | ST-2 | 1 | 20 | 阪口 良平 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 1'30.094 | 7.510 | 148.016 |
9 | ST-2 | 2 | 6 | 菊地 靖 | 新菱オート☆DIXCELエボⅨ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 1'30.408 | 7.824 | 147.502 |
10 | ST-3 | 1 | 77 | 山内 英輝 | B-MAX・Z33 NISSAN FAIRLADY Z | 1'30.899 | 8.315 | 146.705 |
11 | ST-3 | 2 | 14 | 杉林 健一 | 岡部自動車マイロード協新計測RX-7 MAZDA RX-7 | 1'30.917 | 8.333 | 146.676 |
12 | ST-3 | 3 | 34 | 前嶋 秀司 | asset テクノ Z34 NISSAN FAIRLADY Z | 1'31.118 | 8.534 | 146.352 |
13 | ST-3 | 4 | 35 | 吉田 広樹 | asset テクノ Z33 NISSAN FAIRLADY Z | 1'31.124 | 8.540 | 146.343 |
14 | ST-2 | 3 | 59 | 松田 晃司 | Sturm・MOTUL・ED・インプレッサ SUBARU IMPREZA WRX STI | 1'31.190 | 8.606 | 146.237 |
15 | ST-3 | 5 | 70 | 東 徹次郎 | Olive SPA + KOTA RACING HONDA NSX-R | 1'31.599 | 9.015 | 145.584 |
16 | ST-3 | 6 | 5 | 安宅 徳光 | 岡部自動車メーカーズZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 1'31.921 | 9.337 | 145.074 |
17 | ST-3 | 7 | 39 | 川口 正敬 | TRACY SPORTS IS 350 TOYOTA IS 350 | 1'32.044 | 9.460 | 144.880 |
18 | ST-3 | 8 | 15 | 田中 徹 | 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 1'32.335 | 9.751 | 144.423 |
19 | ST-2 | 4 | 505 | 松下 昌揮 | KYOSHOアリスモータース ランサーX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 1'32.820 | 10.236 | 143.669 |
20 | ST-2 | 5 | 30 | 成澤 正人 | RSオガワADVANランサーⅡ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 1'32.858 | 10.274 | 143.610 |
21 | ST-3 | 9 | 80 | 佐藤 晋也 | PETRONAS TWS GS350 LEXUS GS350 | 1'32.914 | 10.330 | 143.523 |
22 | ST-3 | 10 | 51 | 余郷 敦 | DIAMANGO BMW M3 BMW M3 | 1'33.109 | 10.525 | 143.223 |
23 | ST-4 | 1 | 95 | 中島 保典 | リジカラS2000 HONDA S2000 | 1'33.219 | 10.635 | 143.054 |
24 | ST-4 | 2 | 38 | 藤田 竜樹 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 | 1'33.380 | 10.796 | 142.807 |
25 | ST-4 | 3 | 18 | 岡野 陽朋 | コスモソニックFK・ings DC5 HONDA INTEGRA TYPE R | 1'33.611 | 11.027 | 142.455 |
26 | ST-4 | 4 | 339 | 金子 昌広 | GPO+KOTA RACING HONDA S2000 | 1'34.298 | 11.714 | 141.417 |
27 | ST-4 | 5 | 58 | 関 豊 | ウィンマックスTEINワコーズKRP HONDA INTEGRA TYPE R | 1'34.305 | 11.721 | 141.406 |
28 | ST-4 | 6 | 62 | 太田 侑弥 | ホンダカーズ東京 SUNOCOインテグラ HONDA INTEGRA TYPE R | 1'34.681 | 12.097 | 140.845 |
29 | ST-3 | 11 | 777 | 藤井 芳樹 | ドリームエンジェルADVAN・RX--7 MAZDA RX-7 | 1'34.683 | 12.099 | 140.842 |
30 | ST-4 | 7 | 333 | 北川 剛 | GLORY.A-ONE.ED.CIVIC-R-EURO HONDA CIVIC TYPE R EURO | 1'35.104 | 12.520 | 140.218 |
31 | ST-4 | 8 | 48 | 井上 恵一 | DIJON私立日本橋高校ED WAKO'S DC5 HONDA INTEGRA TYPE R | 1'35.410 | 12.826 | 139.769 |
32 | ST-4 | 9 | 73 | 下山 和寿 | mountain ・YH・A‐ONE ・DC5 HONDA INTEGRA TYPE-R | 1'36.047 | 13.463 | 138.842 |
33 | ST-4 | 10 | 116 | 鶴田 積 | W.S.ENGINEERING S2000 HONDA S2000 | 1'36.099 | 13.515 | 138.766 |
34 | ST-4 | 11 | 60 | 久保 隆 | ウインマックスRCBインテグラ HONDA INTEGRA TYPE R | 1'36.544 | 13.960 | 138.127 |
35 | ST-4 | 12 | 13 | 古橋 孝之 | elf STAインテグラ HONDA INTEGRA TYPE R | 1'37.210 | 14.626 | 137.181 |
36 | ST-5 | 1 | 36 | 岩谷 昇 | エンドレス アドバン トラスト ヴィッツ TOYOTA Vitz | 1'41.709 | 19.125 | 131.113 |
37 | ST-5 | 2 | 17 | 小原 健一 | DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ MAZDA DEMIO | 1'43.699 | 21.115 | 128.596 |
38 | ST-5 | 3 | 602 | 伊藤 英治 | PTG明京K'zランドリー602Vitz TOYOTA Vitz | 1'44.222 | 21.638 | 127.951 |
39 | ST-5 | 4 | 4 | 植島 禎一 | アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSKVitz TOYOTA Vitz | 1'44.313 | 21.729 | 127.839 |
40 | ST-5 | 5 | 99 | リョウ・ハマグチ | RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ MAZDA DEMIO | 1'45.064 | 22.480 | 126.926 |
41 | ST-5 | 6 | 230 | 勝間田 正博 | WAKO'Sアクレオクヤマ Vitz TOYOTA Vitz | 1'45.148 | 22.564 | 126.824 |
42 | ST-5 | 7 | 213 | 東 貴史 | WAKO'S μオクヤマVitz TOYOTA Vitz | 1'45.215 | 22.631 | 126.744 |
43 | ST-5 | 8 | 26 | 江原 弘美 | エンドレスアドバン日光ヴィッツ TOYOTA Vitz | 1'46.563 | 23.979 | 125.140 |
---- 以上予選通過 ---- |
- | ST-5 | - | 19 | 古宮 正信 | BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット HONDA FIT | absence | - | - |
- | ST-5 | - | 55 | 田ヶ原 章蔵 | 姫神ガジェット吉田山JMCVitz TOYOTA Vitz | absence | - | - |
SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2012/05/20) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2012 Super Taikyu Series Round 3 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | Class | Cls Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | km/h |
1 | GT3 | 1 | 28 | 片岡 龍也 | PETRONAS SYNTIUM SLA AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 1'22.389 | - | 161.858 |
2 | GT3 | 2 | 1 | 谷口 信輝 | PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 1'22.778 | 0.389 | 161.097 |
3 | GT3 | 3 | 24 | 藤井 誠暢 | スリーボンド日産自動車大学校GT-R NISSAN GT-R | 1'23.739 | 1.350 | 159.249 |
4 | GT3 | 4 | 16 | 阿部 翼 | ケーズフロンティアBMW Z4 GT3 BMW Z4 GT3 | 1'24.111 | 1.722 | 158.544 |
5 | ST-1 | 1 | 25 | 土屋 武士 | SAMURAI Porsche PORSCHE 997 | 1'26.870 | 4.481 | 153.509 |
6 | ST-1 | 2 | 9 | 堀 主知ロバート | Faust Racing Team BMW Z4M COUPE | 1'28.958 | 6.569 | 149.906 |
7 | ST-1 | 3 | 3 | 峰尾 恭輔 | ENDLESS・ADVAN・380RS-C NISSAN FAIRLADY Z | 1'29.012 | 6.623 | 149.815 |
8 | ST-3 | 1 | 14 | 小松 一臣 | 岡部自動車マイロード協新計測RX-7 MAZDA RX-7 | 1'29.996 | 7.607 | 148.177 |
9 | ST-2 | 1 | 20 | 大橋 正澄 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 1'30.140 | 7.751 | 147.940 |
10 | ST-3 | 2 | 34 | 佐々木 雅弘 | asset テクノ Z34 NISSAN FAIRLADY Z | 1'30.998 | 8.609 | 146.545 |
11 | ST-3 | 3 | 77 | ドラゴン | B-MAX・Z33 NISSAN FAIRLADY Z | 1'31.298 | 8.909 | 146.064 |
12 | ST-2 | 2 | 6 | 冨桝 朋広 | 新菱オート☆DIXCELエボⅨ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 1'31.450 | 9.061 | 145.821 |
13 | ST-3 | 4 | 15 | 長島 正明 | 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 1'31.925 | 9.536 | 145.067 |
14 | ST-2 | 3 | 59 | 大澤 学 | Sturm・MOTUL・ED・インプレッサ SUBARU IMPREZA WRX STI | 1'31.942 | 9.553 | 145.041 |
15 | ST-3 | 5 | 35 | 小泉 和寛 | asset テクノ Z33 NISSAN FAIRLADY Z | 1'32.177 | 9.788 | 144.671 |
16 | ST-3 | 6 | 39 | 兵藤 信一 | TRACY SPORTS IS 350 TOYOTA IS 350 | 1'32.285 | 9.896 | 144.502 |
17 | ST-3 | 7 | 51 | 伊橋 勲 | DIAMANGO BMW M3 BMW M3 | 1'32.291 | 9.902 | 144.492 |
18 | ST-3 | 8 | 70 | ナオリュウ | Olive SPA + KOTA RACING HONDA NSX-R | 1'32.764 | 10.375 | 143.755 |
19 | ST-2 | 4 | 505 | 塩野 健司 | KYOSHOアリスモータース ランサーX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 1'32.791 | 10.402 | 143.714 |
20 | ST-3 | 9 | 80 | 吉本 大樹 | PETRONAS TWS GS350 LEXUS GS350 | 1'32.885 | 10.496 | 143.568 |
21 | ST-2 | 5 | 30 | 青木 拓磨 | RSオガワADVANランサーⅡ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 1'33.061 | 10.672 | 143.297 |
22 | ST-3 | 10 | 5 | 今村 大輔 | 岡部自動車メーカーズZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 1'33.655 | 11.266 | 142.388 |
23 | ST-4 | 1 | 95 | 松井 猛敏 | リジカラS2000 HONDA S2000 | 1'33.790 | 11.401 | 142.183 |
24 | ST-4 | 2 | 38 | 藤村 政樹 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 | 1'33.824 | 11.435 | 142.131 |
25 | ST-4 | 3 | 339 | 北野 浩正 | GPO+KOTA RACING HONDA S2000 | 1'33.957 | 11.568 | 141.930 |
26 | ST-4 | 4 | 18 | 浅野 武夫 | コスモソニックFK・ings DC5 HONDA INTEGRA TYPE R | 1'34.010 | 11.621 | 141.850 |
27 | ST-4 | 5 | 116 | 阿部 光 | W.S.ENGINEERING S2000 HONDA S2000 | 1'34.033 | 11.644 | 141.815 |
28 | ST-4 | 6 | 58 | 小林 康一 | ウィンマックスTEINワコーズKRP HONDA INTEGRA TYPE R | 1'34.837 | 12.448 | 140.613 |
29 | ST-4 | 7 | 62 | 塩谷 烈州 | ホンダカーズ東京 SUNOCOインテグラ HONDA INTEGRA TYPE R | 1'34.917 | 12.528 | 140.495 |
30 | ST-4 | 8 | 333 | 野間 一 | GLORY.A-ONE.ED.CIVIC-R-EURO HONDA CIVIC TYPE R EURO | 1'35.047 | 12.658 | 140.302 |
31 | ST-3 | 11 | 777 | オギ姉 | ドリームエンジェルADVAN・RX--7 MAZDA RX-7 | 1'35.683 | 13.294 | 139.370 |
32 | ST-4 | 9 | 13 | 佐藤 衛 | elf STAインテグラ HONDA INTEGRA TYPE R | 1'35.919 | 13.530 | 139.027 |
33 | ST-4 | 10 | 48 | タカモリ博士 | DIJON私立日本橋高校ED WAKO'S DC5 HONDA INTEGRA TYPE R | 1'36.012 | 13.623 | 138.892 |
34 | ST-4 | 11 | 60 | 小幡 弘 | ウインマックスRCBインテグラ HONDA INTEGRA TYPE R | 1'36.627 | 14.238 | 138.008 |
35 | ST-4 | 12 | 73 | 鈴木 陽 | mountain ・YH・A‐ONE ・DC5 HONDA INTEGRA TYPE-R | 1'37.446 | 15.057 | 136.848 |
36 | ST-5 | 1 | 36 | 添田 正 | エンドレス アドバン トラスト ヴィッツ TOYOTA Vitz | 1'42.098 | 19.709 | 130.613 |
37 | ST-5 | 2 | 99 | 平井 隆一 | RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ MAZDA DEMIO | 1'43.751 | 21.362 | 128.532 |
38 | ST-5 | 3 | 602 | 金森 敏一 | PTG明京K'zランドリー602Vitz TOYOTA Vitz | 1'43.813 | 21.424 | 128.455 |
39 | ST-5 | 4 | 4 | 河野 利尚 | アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSKVitz TOYOTA Vitz | 1'43.868 | 21.479 | 128.387 |
40 | ST-5 | 5 | 230 | たねぞう | WAKO'Sアクレオクヤマ Vitz TOYOTA Vitz | 1'44.786 | 22.397 | 127.262 |
41 | ST-5 | 6 | *17 | 野上 敏彦 | DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ MAZDA DEMIO | 1'45.003 | 22.614 | 126.999 |
42 | ST-5 | 7 | 213 | 根岸 泰弘 | WAKO'S μオクヤマVitz TOYOTA Vitz | 1'45.492 | 23.103 | 126.411 |
43 | ST-5 | 8 | 26 | 高橋 卓矢 | エンドレスアドバン日光ヴィッツ TOYOTA Vitz | 1'47.175 | 24.786 | 124.426 |
---- 以上予選通過 ---- |
- | ST-5 | - | 55 | 咲川 めり | 姫神ガジェット吉田山JMCVitz TOYOTA Vitz | no time | - | - |
- | ST-5 | - | 19 | 奥村 浩一 | BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット HONDA FIT | no time | - | - |
- CarNo.17は、SUGOスーパー耐久3時間レース大会特別規則書第20条(ピットレーンの制限速度)違反により、罰金1万円のペナルティを科す。
2012CIK-FIA世界カート選手権の第1戦と第2戦が5月19日、三重県の鈴鹿サーキット南コースで開催され、#2フラビオ・カンポネスキ(TONYKART RACING TEAM)が2連勝。日本人選手の#4佐々木大樹(KOSMIC RACING DEPT)も両レースを2位と好成績を挙げた。
(天候;晴れ コース:ドライ)
第1レース決勝がスタート
日本で2度目の世界選手権開催となる今年、世界選手権のかかるKF1クラスには38台がエントリー。日本からは全日本F3選手権Nクラスに参戦中の佐々木や、今年から伝統あるフレームメーカー、ビレルのワークスチームの一員としてイタリアを拠点に活動している#10石井一也ら13名が参戦、世界の強豪達と熱い戦いを繰り広げた。
この日のスケジュールは午前9時から行われた1周計測のタイムトライアル(クオリファイングプラクティス)でのベストラップ順で全車をA、B、Cの3つのグループに分け、
12周のレース形式の予選(クオリファイングヒート)を2グループずつの総当たり戦で行い、各ヒートの獲得ポイント上位28台が決勝レースへ進出。
残りのドライバーは12周の敗者復活戦を戦って上位6台が決勝に駒を進める、というものだ。
クオリファイングプラクティスは全ドライバーをゼッケン順で2グループにわけて各8分間で行われ、佐々木が見事トップタイムを記録、予選レースをポールポジションからスタートすることとなった。
ところがその予選レース、佐々木はA-Cのヒートで2位に入ったものの、A-Bのヒートではスタート直後の1-2コーナーで後方から並びかけてきた#36マックス・フェルスタっぺン(元F1ドライバー、ヨス・フェルスタッペンの息子)に当てられてスピン、大きく順位を落とすことになってしまった。懸命に追い上げた佐々木だったが、このヒートは18位に終わった。この結果、佐々木は決勝レース1を12番手グリッドからスタートすることになった。このアクシデントにより、フェルスタッペンには10秒加算のペナルティが課せられ、その結果フェルスタッペンは敗者復活戦に回されることとなった。
決勝レースの日本人最上位は#10石井。公式練習でエンジントラブルに見舞われたため、クオリファイングプラクティスをならし運転に充てざるを得ず、最後尾からのスタートとなった石井だったが、A-Cグループのヒートを7位、A-Bグループのヒートを11位でフィニッシュ、ポイント合計で10位となった。
なお、ポールポジションはA-C、A-Bの両ヒートをトップでフィニッシュしたカンポネスキだった。
この日は第1レース、第2レースともカンポネスキが優勝、佐々木大樹が2位という結果に
20周で行われた決勝第1レースは午後3時30分にローリングが開始されたが、ここで#10石井が電気系のトラブルに見舞われてストップ。レースを1周も戦わないまま戦列を去ることになってしまった。
スタートでトップに立ったのはポールポジションのカンポネスキ。後方で熾烈なドッグファイトが展開される中、序盤から悠々とリードを築き上げていく。
その後方集団では佐々木が他を圧倒するハイペースで凄まじい追い上げを展開、最終コーナーの飛び込みで何度も前車を攻略して15周目に2位に浮上したが、その時点で前を行くカンポネスキとの差は2秒以上に広がっており、これを捉えることはほぼ不可能。それでも佐々木はカンポネスキとの差を1.1秒まで縮めてみせた。
この第1レースの順位でスタートした決勝第2レースでは、スタートで佐々木がトップに躍り出るが、すぐにカンポネスキが抜き返されてしまう。その後はカンポネスキ背後にぴったりつけて隙をうかがっていた佐々木だったが、5周目の25Rで追突しそうになり、これを回避しようとしてハーフスピンを喫し、6位に後退してしまった。
しかし佐々木は海外のジャーナリストをも唸らせる見事なブレーキングを駆使し、1-2コーナーで前車を次々にパス、12周目には2位に復帰する。
しかしこの間にカンポネスキとの差は3秒に広がっており、第1レースから激しい追い上げを繰り返した佐々木のタイヤにこれを追うだけのポテンシャルは残っていなかった。
世界カート選手権は20日も同様のスケジュールで第3レース、第4レースを開催する。
第1レースの表彰式
優勝したフラビオ・カンポネスキのコメント
「2レースともポールポジションからスタートして優勝することができ、本当に嬉しいです。明日も同じ状況でレースできれば良いなと思っています。世界選手権はヨーロッパラウンドが無くなり、次のマカオが最終戦となりますが、どんな状況でもレースに集中する点では同じです。明日も勝ってマカオも勝ち、シリーズチャンピオンを獲得したいです」
2位の佐々木大樹のコメント
「 昨日からずっと調子が良かったので、できれば2回とも勝ちたかったです。惜しいレースをしました。明日は2回とも勝ちたいです。25Rで前に近づきすぎて追突しそうになり、右に回避しようとしましたが間に合わずに引っ掛けてしまい、ハーフスピン状態になってしまいました。第1レースが12番手からのスタートだったので、多少は無理をしないと第2レースも結果が残せないと思い、フルにプッシュし続けました」
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Racerbook Audi R8 LMSは第3戦セパンより野田英樹に代わり、安岡秀徒をエースドライバーとして起用することを発表させていただきます。安岡は2011年ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパンに参戦し全戦ポール・トゥ・ウィンを達成している有望なドライバーです。安岡は5月15日に富士スピードウェイにてAudi R8 LMSを初ドライブ。生憎のウェットコンディションの中、30分間の走行枠をマシンの習熟に当てました。続く30分間の走行枠ではSuper GTルーキーテストも行い、クリアしております。
また、Racerbook Audi R8 LMSは第3戦よりカーナンバーを#20から#99に改めることもこの場をお借りし発表させていただきます。今後、#99 Racerbook Audi R8 LMSは安岡をエースに、パートナーとしてマイケル・キムとフランク・ユーが交代で参戦致します。引き続き、皆さまからの応援、宜しくお願い致します。
■安岡秀徒
- 出身:千葉県成田市
- 生年月日:1983年7月21日(28歳)
- 2002年 BRDCシングルシーターチャンピオンシップ(シリーズチャンピオン)
- 2003年 UKフォーミュラフォード・チャンピオンシップ・スカラシップクラス(シリーズ3位・2勝)
- 2004年 フォーミュラ・トヨタ(シリーズチャンピオン・5勝)
- 2005年 全日本F3選手権・Cクラス(シリーズ10位)
- 2006年 全日本F3選手権・Cクラス(シリーズ12位)
- 2008年 全日本F3選手権・Nクラス(シリーズ5位・2勝)
- 2010年 ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパン・Aクラス(シリーズ2位・4勝)
- 2010年 JAF Grand Prix GT300(予選4位)
- 2011年 ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパン・チャンピオンクラス(シリーズチャンピオン・11戦全勝)
Hitotsuyama Racing Press release
ドリームエンジェルレーシングチームは今週末、スポーツランド菅生で開催されるスーパー耐久シリーズ第3戦への参戦を急きょ、決定しました。
今年も震災復興を願う『がんばれ東北、たちあがろう宮城』のタイトルの掲げられたレースです。今回の参戦はオールレディースチームではなく、開幕戦で組んだ、藤井選手との2名での参戦です。
開催間際になったのご報告となりましたが、当初、3名での参戦予定でしたが、サードドライバーが決まらず、参戦予算を含め、調整を行っておりました。
震災復興レースから1年、思い入れのある菅生でもあり、厳しい状況ですが参戦をすることを決めました。スポット参戦、テスト不足など万全の体制では挑めませんが、東北の多くの皆さんに元気なドリームエンジェルの姿を見ていただきたく思います。
1年ぶりの菅生、セブンには相性のいいサーキットですので、もてる力を最大限に発揮できるように頑張ります。
ご支援よろしくお願い致します。
ドリームエンジェルレーシングの活動とは
- サーキットでのピンクリボンの啓発活動
- アラフォー世代へ向けたエイジングの提案
- セーフティードライブ関連の啓蒙活動
- 東日本大震災復興イベントへの参加、協力
今後も積極的に続けていきますので、よろしくお願いします。
ドリームエンジェルレーシングのサポーターになってください。ドリームエンジェルアドバンRX7をサクラの花で満開に・・・(サポーターが書いたメッセージ入りのサクラの花のステッカーが一つづつ増えていきます)
ドリームエンジェルレーシング オギ姉(荻原なお子)
第4戦で初勝利を挙げた中山雄一
全日本F3選手権の第2大会(第3戦、第4戦)が5月12日(土)と13日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。
今季の同シリーズには、TOYOTA 1AZ-FEエンジン搭載車両が4台出場、Nクラスは参戦車両7台全てがTOYOTA TOM'S 3S-GEエンジンを使用している。
シーズン開幕となった前大会で、F3デビューながら2連勝を飾った平川亮(RSS)は、今大会、フルエントリーしているフォーミュラ・チャレンジ・ジャパンと掛け持ちで両カテゴリーに出場。4レース分の予選と決勝を走る、非常に忙しい週末となった。
12日(土)午前11時45分から10分間のインターバルを挟んで10分間ずつ、第3戦と第4戦の予選が行われ、平川が第3戦、第4戦共にトップタイム。第2戦から3戦連続でのポールポジションを獲得した。
山内英輝(B-MAX ENGINNERING)が第3戦2番手、第4戦は4番手。TDPドライバーの中山雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)は第3戦3番手、第4戦2番手につけた。
Nクラスでは、第3戦平峰一貴(HFDP RACING)、第4戦佐々木大樹(NDDP RACING)がポールポジション。TDPドライバーの勝田貴元(TOM'S SPIRIT)は、両レース共にクラス3番手スタートとなった。
日が傾きかけてきた午後4時33分、第3戦決勝レース(14周)がスタート。ポールポジションの平川がスタートダッシュで出遅れ、2番手グリッドの山内が首位に浮上。
3番手グリッドの中山は、動き出しは良かったもののその後ライバルの先行を許し、5位に後退。2周目に前走車をパスし、再び4位へと順位を戻すと、前を行くチームメイトのブラッドレーと3位争いを展開した。
首位を快走する山内を追っていた2位の平川は、8周目のS時コーナーでオーバーラン。その後は順位の変動無く、山内が今季初優勝。平川は2位。3位にブラッドレー、中山は4位でフィニッシュした。
Nクラスでは平峰がポール・トゥ・ウィンで今季初優勝。勝田は3位に入った。
13日(日)午前10時25分から第4戦の決勝(20周)が好天の下スタート。最前列2番手グリッドの中山が好スタートを切り首位を奪取。
ポールポジションの平川は若干出遅れ、3番手スタートの野尻智紀(HFDP RACING)とサイド・バイ・サイドでのバトルとなったが、2位のポジションはキープし、中山を追撃した。
レースを通して平川は中山を1秒以内の差で追い続け、その差は後半若干詰まることもあったが、中山が逃げ切り、全日本F3で初めての総合優勝を挙げた。2位は2戦連続となる平川。山内は4位。ブラッドレーが5位となった。
Nクラスではクラス2番手グリッドからスタートで前に出た平峰が逃げ切り2連勝。佐々木、勝田と続いてチェッカーを受けた。
Text & Photo: TOYOTA
トヨタエンジンが表彰台を独占。左より2位のJ.P.デ・オリベイラ、
優勝したアンドレ・ロッテラー、3位の中嶋一貴
フォーミュラ・ニッポンの第2戦が5月12日(土)、13日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。
今季のフォーミュラ・ニッポンには、トヨタはディフェンディングチャンピオンエンジンであるRV8Kを8チーム11台に供給している。
今大会、予選はスペシャルステージ形式で行われ、1台ごとに1周ずつのアタックとなる。また、出場する17台全車がこのスペシャルステージに出走する形式となり、予選1回目はスペシャルステージへの出走順を決定するセッションとなった。
12日(土)は好天に恵まれ、朝のフリー走行に続き、午前11時10分から予選1回目が開始。スペシャルステージの出走順は予選1回目の順位の逆順となるため、コンディションの良くなる後方出走順を得るべくアタックが繰り広げられた。
このセッションではディフェンディングチャンピオンのアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)がトップタイム。ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)、前戦開幕戦を制した中嶋 一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)と続いた。
午後2時25分より、1台ずつのスペシャルステージがスタート。5番目に出走した松田 次生(TEAM IMPUL)がベテランらしい走りで好タイムをマークすると、その後アタックした平手 晃平(Project μ/cerumo・INGING)、大嶋 和也(Team LeMans)、国本 雄資(Project μ/cerumo・INGING)らはこのタイムを上回れず。
その後ライバル勢が松田を上回るタイムをマークする中、15番目出走の中嶋一貴がその時点でのトップタイムをマーク。続いてコースインしたデュバルは、中嶋一貴を上回るペースでの走行を見せたが、V字コーナーで痛恨のミスを犯し、中嶋一貴がトップをキープ。しかし、最後にアタックしたロッテラーは、中嶋一貴をコンマ5秒以上上回る好タイムをマークし、今季初、昨年の最終戦以来もてぎでは連続となるポールポジションを獲得した。
中嶋一貴が最前列2番手、J.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が4番手。デュバルは6番手、松田が8番手から決勝に臨むこととなった。
13日(日)も晴れ渡った青空の下、午後2時33分、決勝レース(52周)のスタートが切られた。ポールポジションのロッテラーと2番手の中嶋一貴は順当にポジションを守り、その後ろでは4番手スタートのオリベイラがアウトから前走車をパスし、3位に浮上。6番手グリッドのデュバルはスタートで若干遅れ、8位から追い上げを狙ったが、5周目の1コーナーでコースアウトを喫し、14位まで後退してしまった。
その後はロッテラー、中嶋一貴、オリベイラの上位3台が1秒強ずつの差を保ったまま、4位以下を引き離して行く展開となった。
レースが中盤に入ると、各車給油とタイヤ交換のためにピットへ。上位勢では28周目終了時点で2位走行中の中嶋一貴がまずピットイン。他車も次々にピットへ向かう中、トップ2台のロッテラーとオリベイラはピットインのタイミングを引っ張り、30周目終了時点でロッテラーがピットへ。
オリベイラはロッテラーの翌周にピットへ向かうと、クルーの素早いピット作業にも助けられ、ロッテラーの直前でコースに復帰することに成功した。
しかし、ピットアウト直後でタイヤが十分に暖まりきっていないオリベイラをロッテラーが攻め、2台はサイド・バイ・サイドのバトルを展開。オーバーテイクシステムを使ったロッテラーが第3コーナー立ち上がりでオリベイラを再逆転し、首位を奪還。
ロッテラーの先行は許したものの、諦めないオリベイラは離されることなく2位で追撃を続け、残り10周を切ったあたりでプッシュを開始。その差は1秒以内へと縮まった。周回遅れも現れ、2台の差は更に小さくなったが、ロッテラーもペースを上げ、オリベイラを突き放しにかかった。
2台の緊迫したバトルは最後まで続いたが、ロッテラーが逃げ切り、ポール・トゥ・ウィンで今季初勝利。昨年の最終戦に続き、もてぎでの2連勝を飾った。
2位はオリベイラ、3位に中嶋一貴が続き、トヨタエンジン搭載車両が表彰台を独占。松田が5位、レースを通して国本とのバトルを繰り広げ、猛追を凌ぎきった大嶋が8位でフィニッシュし、ポイントを獲得した。
2戦を終えてのドライバーズポイントでは、中嶋一貴が首位を守っているが、わずか1ポイント差でロッテラー、2ポイント差でオリベイラが追う展開となっている。
Text & Photo: TOYOTA
- 2012年5月13日(日)・決勝 会場:ツインリンクもてぎ(4,801km) 天候:晴れ
気温:24℃(14:30時点) 路面温度:40℃(14:30時点) 決勝レース:52周 観客:9000人(主催者発表)
5月13日(日)、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎにおいて、2012年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦の決勝レースが開催されました。
ツインリンクもてぎのある栃木県地方は昨日に続いて快晴に恵まれました。しかも、今日は風も穏やかで、絶好のレース日和となりました。
昨日行われた公式予選では、開幕戦でポールポジションを獲得した#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が今回も3番手と善戦し、優勝も期待できるポジションから決勝レースに挑むことになりました。また、チームメートの#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)も予選5番手に入り、表彰台獲得に望みをつないでいます。そのほか、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は予選7番手、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)は予選10番手、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は予選12番手、#10 金石年弘選手(HP REAL RACING)は予選17番手となりました。
朝9時15分から30分間にわたって行われた本日のフリー走行では、#32 小暮選手がトップと0.448秒差の3番手タイムを記録。#40 伊沢選手は5番手、#16 山本選手は9番手、#41 塚越選手は11番手、#10 金石選手は14番手、#31 中嶋選手は15番手となりました。
決勝レースのスタートが切られるころには気温が24℃に達し、日差しが強いこともあって汗ばむほどの暑さとなりました。そしてスケジュールどおり午後2時30分には全17台がスターティンググリッドに整列。1周のフォーメーションラップのあと、52周のレースは幕を開けました。
6名のHondaドライバーは順調にスタートを切りましたが3番手からスタートした#40 伊沢選手は4番グリッドからスタートしたライバルに2コーナーでパスされてポジションをひとつ下げます。#41 塚越選手は予選順位と同じ5位、#16 山本選手と#32 小暮選手は6位と9位に浮上。#31 中嶋選手はひとつ後退して13位、#10 金石選手はライバルふたりを攻略して15位となり、それぞれオープニングラップを終えました。
今回の決勝レースではピットストップの義務づけなどはありませんが、ほとんどのドライバーは途中で給油とタイヤ交換を1度行う1ストップ作戦で走りきると予想されました。この場合、できるだけ速いペースで周回を重ねる一方で、燃料をセーブすることで給油時間を短縮することが有効な戦略となります。このため6名のHondaドライバーはただ速く走るだけでなく、ミスなく慎重にドライビングすることもまた要求されました。
4周目、#32 小暮選手は1コーナーでコースアウト。ここでグラベルベッドから脱出することができず、残念ながらリタイアに終わりました。このアクシデントにより、#31 中嶋選手は11位、#10 金石選手は13位にそれぞれ順位を上げました。
8周目、#10 金石選手はヘアピンでライバルの1台をオーバーテイクし、12位となりますが、16周目の1コーナーでコースアウトを喫してしまいます。マシンにダメージはなく、すぐにコースに復帰しましたが、この影響で15位へと後退。続く17周目には少し早めのピットストップを行い、給油とタイヤ交換を実施してレースを再開しました。
#40 伊沢選手、#41 塚越選手、#16 山本選手の3名はミスのないドライビングで前を行くライバルを懸命に追走しますが、ライバルとの間隔は逆にじわじわと広がってしまいます。一方で、3人のペースはいずれも後続のドライバーより速く、このため順位を脅かされることはありませんでした。こうしてレースはこう着状態に陥り、レース中盤までは順位の変動がほとんどない戦いとなりました。
レースの折り返しが近づいた24周目にライバル勢の1台がピットストップ。これを皮切りにして、#31 中嶋選手は27周目、#16 山本選手は29周目、#41 塚越選手は30周目、#40 伊沢選手は31周目にピットストップを実施します。4人ともHondaエンジンの燃費が良好だったために短時間で給油を済ませ、コースに復帰していきました。ただし、これによって順位を入れ替えるまでには至らず、#40 伊沢選手は4位、#41 塚越選手は5位、ライバルの後退でひとつ順位を上げていた#31 中嶋選手は10位と、いずれもピットストップ前の順位を守っていました。ただし、#16 山本選手のみは後続のドライバーに先行され、7位となりました。
レース後半、#40 伊沢選手は懸命にペースアップを図り、35周目に14.1秒だった前走者とのギャップを40周目には12.9秒、45周目には11.8秒と削り取っていきます。一方、#41 塚越選手は6位のドライバーに3秒ほどの差をつけて走行し、5位のポジションを確実なものとします。7位の#16 山本選手も8位のドライバーをジリジリと引き離していきました。
しかし、#40 伊沢選手、#41 塚越選手、#16 山本選手、#31 中嶋選手の4選手にはポジションを上げる絶好のチャンスが訪れず、それぞれの順位を守ったまま52周のレースを走りきることとなりました。この結果、#40 伊沢選手は4位、#41 塚越選手は5位、#16 山本選手は7位で入賞、#31 中嶋選手は10位で完走を果たしました。
一方、一時15位となっていた#10 金石選手は、31周目にふたつ順位を上げて13位となると、このポジションを守りきってチェッカーフラッグを受けました。
優勝は#1 アンドレ・ロッテラー選手(PETRONAS TEAM TOM’S)でした。この結果、通算で12点を獲得した#41 塚越選手はシリーズポイント争いで4位となったほか、#40 伊沢選手は9点で5位、#16 山本選手は4点で8位となりました。
2012年全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの第3戦は5月26~27日に大分県のオートポリスで開催されます。
- 坂井典次(Tenji Sakai)|「HR12E」開発責任者
-
「苦手と思われていた低速コーナーでのスピードを上げるための方策を見つけ、これを決勝レースに投入したところ、効果のあることが確認されましたが、残念ながらトップ3台のペースにはついて行けませんでした。この点については今後も継続して対策を施していかなければならないと考えています。そうした苦しい状況のなか、#40 伊沢選手、#41 塚越選手、#16 山本選手の3選手はよく健闘してくれました。特に、予選で苦戦を強いられた#16 山本選手は、決勝までにしっかりと態勢を立て直してくれました。彼の奮闘ぶりには拍手を送りたいと思います。次戦オートポリスは、我々が得意とする鈴鹿サーキットにコースの特性が近いので、今回を上回る成績を収められると期待しています。引き続きHondaドライバーに熱いご声援をお願いします」
- 伊沢拓也選手(4位 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
-
「結果は4位でしたが、今までにないくらいマシンの感触が良好で、本当に気持ちよくレースを戦えました。ただし、前を行く3台は速く、どうしても攻略できませんでした。この点は、今後も引き続き対策を検討していかなければいけないと思います。一方、開幕戦で問題となっていた決勝中のペースについては大きく改善されました。次戦は、表彰台だけでなく、優勝を狙っていきます」
- 塚越広大選手(5位 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
-
「スタートで順位を上げられなかったのは残念でした。そのあと、レース前半は燃費を意識しながらの走行となりましたが、このため全くミスが許されず、まるで予選アタックを毎ラップ続けるようなドライビングをしなければいけませんでした。今回は5位に終わりましたが、もっともっと速さを身につけないといけないと考えています。次戦が開催されるオートポリスでは、昨年ポールポジションを獲得しているので、最後まであきらめずに戦い続けたいと思います」
Text & Photo: HONDA
全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦の決勝が5月13日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、ポールポジションからスタートした#1アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が今季初優勝を遂げた。
2位にはピット作戦を見事に決めた#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)がつけ、前回優勝の#2中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が3位だった。
決勝レースは午後2時30分スタート。
ポールシッターの#1ロッテラーがホールショットを決め、2番手スタートの#2中嶋が2位。その後方では#40伊沢拓也と#19オリベイラが並走状態で1コーナーに飛び込んだ結果、#19オリベイラが3位に浮上した。
以下、5位#41塚越広大、6位山本尚貴とホンダ勢が続く。
上位陣はこの順位のまま淡々と周回を重ねていたが、その後方では5周目の1コーナーで#8ロイック・デュバルがコースオフ、これに驚いた#32小暮卓史がスピンアウトしてしまうアクシデントが発生。
デュバルは14位でコースに復帰したが、#32小暮はグラベルに捕まってこの日唯一のリタイヤとなってしまった。
トップの#1ロッテラーは18周目から一気にペースを上げにかかり、それまで1.2〜1.5秒だった#2中嶋との差を2.5秒弱に拡大するが、それまで#1ロッテラーの後ろで燃料をセーブしながら走行していた#2中嶋、同様の作戦をとっていた#19オリベイラもペースを上げ、#1ロッテラーとの差は1.8秒程度で推移する。
上位陣がピットストップを行ったのはレースが後半に入ってからだった。
まずは#2中嶋が29周終わりでピットイン、しかし給油作業に手間取り、21秒以上かかってようやくピットアウトすることに。
続いてトップの#1ロッテラーが31周終わりでピットへ。こちらも作業に20秒を要してピットアウト。
#19オリベイラはその次の32周終わりでピットへ。 ここまでの数周で猛プッシュを行った#19オリベイラにピットクルーも17秒の作業時間で応え、#19オリベイラはなんと#2中嶋だけでなく#1ロッテラーの前でコースに復帰することに成功した。
しかし#1ロッテラーはすかさず2コーナー立ち上がりでオーバーテイクボタンを作動させ、一気に#19オリベイラを仕留めにかかる。ブレーキを遅らせて3コーナーに飛び込み、#1ロッテラーを押さえにかかった#19オリベイラだったが、続く4コーナーでインを突かれてあっさり陥落、再び#1ロッテラーがトップを奪い返した。
結局、これがこの日のレースのハイライトとなり、#1ロッテラーはその後も1分35秒台のハイペースで猛然と追い上げてくる#19オリベイラを巧みに押さえ込んで52周を走りきり、今季初優勝をものにした。
ファステストラップを連発して#1ロッテラーを追い上げた#19オリベイラだったが、あと僅か0.659秒届かなかった。
ピットタイミングの差で#19オリベイラの先行を許した#2中嶋は、その後ブレーキバランスの不調から先行する2台に全く太刀打ちが出来ず、最後は12秒以上の大差を付けられて3位に終わる。 しかしそれでも2戦連続で表彰台に上がったことでランキング首位の座は守った格好だ。
次回の舞台は九州のオートポリス。5月27日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第2戦 -RIJ- (2012/05/13) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km
P | No | Driver | Team | Engine | Lap | Time / Behind |
1 | 1 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 52 | 1:24'25.270 |
2 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 52 | 0.659 |
3 | 2 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 52 | 12.258 |
4 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 52 | 21.515 |
5 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 52 | 33.457 |
6 | 20 | 松田 次生 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 52 | 36.603 |
7 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 52 | 41.252 |
8 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 52 | 46.517 |
9 | 39 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 52 | 47.523 |
10 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 52 | 56.633 |
11 | 8 | ロイック・デュバル | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 52 | 1'00.312 |
12 | 3 | 安田 裕信 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 52 | 1'08.359 |
13 | 10 | 金石 年弘 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 51 | 1Lap |
14 | 62 | 嵯峨 宏紀 | TOCHIGI Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 51 | 1Lap |
15 | 18 | 折目 遼 | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 51 | 1Lap |
---- 以上規定周回(46 Laps)完走 ---- |
- | 38 | 平手 晃平 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 27 | 25Laps |
- | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 4 | 48Laps |
- Fastest Lap: CarNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL) 1'35.476 (36/52) 181.04km/h
- CarNo.18は、2012ツインリンクもてぎ四輪一般協議規則書第40条~4)違反(ピットロードにおける他車の通路妨害)により、参加者に対して訓戒および罰金3万円を課した。
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
全日本F3選手権第4戦決勝は5月13日、ツインリンクもてぎで20周で行われ、予選2番手からスタートした#36中山雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)がホールショットを決め、そのまま逃げ切ってCクラス昇格初勝利を挙げた。
第4戦決勝は午前10時25分より20周で行われた。
ポールポジションの#4平川亮、2番手スタートの#36中山の動き出しはほぼ同時だったが、そこからの車速の伸びで中山が上回り、2台は並走状態で1コーナーへ。ここではイン側の中山が前に出た。
アウト側にいた平川は2コーナー立ち上がりで後ろからきた#8野尻智紀に並びかけられるが、3コーナーでかろうじて野尻を押さえ込み、前を行く中山の追撃に取りかかる。
そこからは1位中山と2位平川の一進一退の攻防がコース上で展開され、両者の差はコンマ5秒〜1秒の間を行き来しながらレースは進行していく。
ところが今大会FCJとのダブルエントリーを敢行した平川はレース終盤に入って脱水症状に見舞われていた。
それでも懸命に中山を追いかける平川だったが、中山に0.9秒差まで詰め寄ったところで惜しくもチェッカー。
それでもシリーズランキング首位を守った。
中山にとってはこれが昨年のNクラスからCクラスに昇格して初めての勝利となった。
3位には、終盤#1山内英輝の追撃を受けつつも最後までポジションを守り抜いた#8野尻が入った。
Nクラスは予選2位の#7平峰一貴(HFDP RACING)がポールの#23佐々木大樹をスタートで抜き、そのまま最後まで逃げ切って昨日の第3戦に続いての2連勝を達成した。
2位は#23佐々木、3位には#35勝田貴元が入った。これで勝田は開幕戦から4戦連続で3位という結果になった。
次戦は富士スピードウェイ。7月14-15日開催だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
全日本F3選手権 -RIJ- (2012/05/13) Race Results Weather:Fine Course:Dry
ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379 km
P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
1 | 36 | C | 中山 雄一 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA 1AZ-FE | 20 | 36'10.726 |
2 | 4 | C | 平川 亮 | 広島トヨペットF312 | Dallara F312 | TOYOTA 1AZ-FE | 20 | 0.954 |
3 | 8 | C | 野尻 智紀 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204C | 20 | 5.572 |
4 | 1 | C | 山内 英輝 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TOYOTA 1AZ-FE | 20 | 6.473 |
5 | 37 | C | リチャード・ブラッドレー | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA 1AZ-FE | 20 | 11.282 |
6 | 2 | C | ラファエル・スズキ | MAD CROC TODA F308 | Dallara F308 | HONDA MF204C | 20 | 12.141 |
7 | 7 | N | 平峰 一貴 | HFDP RACING F307 | Dallara F307 | TOYOTA 3S-GE | 20 | 16.776 |
8 | 23 | N | 佐々木 大樹 | S Road NDDP F3 | Dallara F306 | TOYOTA 3S-GE | 20 | 18.342 |
9 | 35 | N | 勝田 貴元 | TDP SPIRIT F307 | Dallara F306 | TOYOTA 3S-GE | 20 | 32.656 |
10 | 20 | N | ギャリー・トンプソン | KCMG | Dallara F308 | TOYOTA 3S-GE | 20 | 41.278 |
11 | 19 | N | マシュー・ハウソン | KCMG | Dallara F308 | TOYOTA 3S-GE | 20 | 45.357 |
12 | 6 | N | 小泉 洋史 | Net Move F306 | Dallara F307 | TOYOTA 3S-GE | 20 | 51.204 |
13 | 13 | N | 吉田 基良 | B-MAX・F306 | Dallara F306 | TOYOTA 3S-GE | 19 | 1 Lap |
---- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.36 中山雄一(PETRONAS TOM'S F312) 1'47.578 (3/20) 160.67km/h
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦は13日、ツインリンクもてぎでフリー走行を行い、ロイック・デュバル(キグナス)が1分35秒089でトップタイムを記録した。
決勝日を迎えたツインリンクもてぎは昨日に引き続き朝から快晴。絶好のレース日和となった。9時15分から30分間、決勝レースをにらんだフリー走行が行われた。
開始早々10分までに、1分35秒089でトップに立ったのはロイック・デュバル(キグナス)、2位には1分35秒250でルーキーの安田裕信(コンドー)が続く。この2人のタイムはフリー走行終了まで更新されることはなく、デュバルがこのセッションでのトップとなった。
3位には開始11分に1分35秒537を記録した小暮卓史(ナカジマ)が付けた。
予選でポールポジションのアンドレ・ロッテラー(トムス)、同2位の中嶋一貴(同)はそれぞれ8位と6位。トムス勢は完全に決勝レースをにらんだ走行を行ったようだ。
決勝は、この後14時30分より52周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第2戦 -RIJ- (2012/05/13) Free Session #2 Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km
P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 8 | ロイック・デュバル | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'35.089 | - | - | 181.78 |
2 | 3 | 安田 裕信 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'35.250 | 0.161 | 0.161 | 181.47 |
3 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'35.537 | 0.448 | 0.287 | 180.92 |
4 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'35.793 | 0.704 | 0.256 | 180.44 |
5 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 1'35.941 | 0.852 | 0.148 | 180.16 |
6 | 2 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'35.991 | 0.902 | 0.050 | 180.07 |
7 | 20 | 松田 次生 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'36.041 | 0.952 | 0.050 | 179.97 |
8 | 1 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'36.112 | 1.023 | 0.071 | 179.84 |
9 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 1'36.168 | 1.079 | 0.056 | 179.74 |
10 | 39 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'36.494 | 1.405 | 0.326 | 179.13 |
11 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 1'36.589 | 1.500 | 0.095 | 178.95 |
12 | 38 | 平手 晃平 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'36.595 | 1.506 | 0.006 | 178.94 |
13 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'36.746 | 1.657 | 0.151 | 178.66 |
14 | 10 | 金石 年弘 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 1'36.925 | 1.836 | 0.179 | 178.33 |
15 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'37.038 | 1.949 | 0.113 | 178.13 |
16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | TOCHIGI Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'37.431 | 2.342 | 0.393 | 177.41 |
17 | 18 | 折目 遼 | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'38.342 | 3.253 | 0.911 | 175.76 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'32.989
フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)の第4戦決勝が5月13日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。第4戦決勝はこの日最初のレースとして8時15分より18周で行われた。
前日のレースに続いてポールポジションからスタートすることになった#12高星明誠は、昨日の第3戦ではグリップの高い路面の影響でエンジンストール気味になり、3番手スタートの#4平川亮の先行を許したが、この日は綺麗にスタートを決めてトップに立った。
その後ろでは#3篠谷大幹と#4平川が並走状態で1コーナーに進入、ここでは#3篠谷に軍配が上がった。
#4平川は3コーナーから5コーナーにかけて後続のドライバーとポジションを争う状況になり、結果5コーナーでオーバーランをしたために一時5位まで後退してしまった。前のクルマのミスに乗じてすぐに1つ順位を挽回した#4平川だったが、4位を走行する#1川端伸太朗の攻略に手間取り、8周目のS字でようやく前に出たときには、2位#3篠谷との差は3秒弱にまで開いてしまっていた。
その#3篠谷もレースウィークに入ってからブレーキングに違和感を覚えており、トップを走行する#12高星にじりじりと引き離されてしまう。
そのトップの#12高星は予選をも上回るハイペースで周回を重ね、レース後半にはコンスタントに1分52秒台のラップタイムを記録、12周目には昨日更新したばかりのコースレコードをも上回る1'52.796を叩き出し、最後は2位#3篠谷に5.5秒もの大差を付けて18周を走りきり、FCJ参戦3年目にして念願の初勝利を手にした。
2位にはこれも参戦2年目で初表彰台となる#3篠谷大幹がつけ、ここまで3連勝だった#4平川は3位に入った。
- 優勝:高星明誠(東京中日スポーツ賞受賞)
-
今日のポイントはスタートでした。スタートを決めて1位で1コーナーに入れれば絶対勝てると思っていました。この流れを次の富士まで続けて、1勝だけじゃなく何勝もしてチャンピオンをとりたいです。
昨日は路面のグリップが高くてストール気味になってしまいましたから、それに気をつけてスタートしました。朝一番のレースで気温、路面温度も低く、今回のスタートはうまくいきました。タイヤは消耗していましたが、路面コンディションが良かったので良いタイムで走れました。
- 2位:篠谷大幹
-
今週のテストではずっと調子が良かったのですが、予選が始まってからブレーキングにいけてないところがあり、それがトップとの差になったのだと思います。何がいけなかったのかを次のレースまでに突き止めて、次は絶対勝ちます。
- 3位:平川亮
-
今日はスタートが良くなかったので、そこから切り替えて追い上げようとしましたが、一時5位まで落ちてしまい、挽回しようと頑張ったのですが、3位で終わりました。悔しいレースでしたが力を出し切れたのは良かったと思います。9月の富士は前回2連勝していますし、得意なので同じように連勝できるよう、日々努力していきます。
Text & Photo: Japan Race Promotion
Formula Nippon Rd.2 -RIJ- (2012/05/13) Race Results Weather:Fine Course:Dry
Formula Challenge Japan Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379 km
Pos | No | Driver | Car | Lap | Time/ Behind |
1 | 12 | 高星 明誠 | DAISHIN NDDPFCJ | 18 | 34'06.426 |
2 | 3 | 篠谷 大幹 | FTRS | 18 | 5.599 |
3 | 4 | 平川 亮 | FTRSクラリオンFCJ | 18 | 6.531 |
4 | 8 | 清原 章太 | HFDP/SRS-F/ARTA | 18 | 13.103 |
5 | 10 | 松下 信治 | HFDP/SRS-F/ARTA | 18 | 13.288 |
6 | 1 | 川端 伸太朗 | FTRSスカラシップFCJ | 18 | 17.807 |
7 | 7 | 小河 諒 | 宝華Racing withDL | 18 | 18.308 |
8 | 5 | 周藤 康平 | チームSPVFCJ | 18 | 23.228 |
9 | 17 | 陣川 雄大 | 東京モータースポーツカレッジ | 18 | 23.885 |
10 | 14 | 三笠 雄一 | 石焼ら~めん火山FTRS FCJ | 18 | 24.680 |
11 | 13 | 藤波 清斗 | NDDP FCJ | 18 | 25.174 |
12 | 11 | 坪井 翔 | FTRS TMC FCJ | 18 | 26.943 |
13 | 16 | 三浦 愛 | EXEDY | 18 | 34.680 |
14 | 2 | 黒崎 駿 | HFDP/SRS-F/コチラR | 18 | 1'15.608 |
---- 以上規定周回数 ( 16 Laps ) 完走 ---- |
- | 9 | 道見 真也 | FTRS スカラシップ FCJ | 0 | 18 Laps |
- | *6 | ナイン・インドラ・パユーング | FTRS PTT | 失格 | - |
- Fastest Lap: 高星明誠(DAISHIN NDDPFCJ) R1'52.871 (12/18) 153.24km/h
- CarNo.6は、2012年フォーミュラチャレンジ・ジャパン統一規則第27条14.(反則スタート)のため、ドライビングスルーペナルティを課した。
- CarNo.6は、2012年フォーミュラチャレンジ・ジャパン統一規則第44条7(ペナルティ無視)のため、失格とした。
- CarNo.6は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.4.4.1 d)違反(黒旗無視)のため、訓戒および始末書提出とした。
- 2012年5月12日(土)・予選 会場:ツインリンクもてぎ(4.801km) 天候:晴れ 気温:19℃(14:40時点) 路面温度:32℃(14:40時点) コースコンディション:ドライ 観客:6500人(主催者発表)
5月12日(土)、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎにおいて、2012年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦の公式予選が開催されました。
ここのところ東日本を中心にやや不安定な天候が続いていましたが、この日は風がやや肌寒く感じられるものの、栃木県地方はすっきりと晴れ渡って青空に覆われました。
4月14日に鈴鹿サーキットで行われたフォーミュラ・ニッポン開幕戦の予選では、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と、#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が予選でフロントローを独占し、2012年シーズンに向けて大幅な改良を受けた新エンジン「HR12E」が優れたパフォーマンスを発揮しました。第2戦のもてぎラウンドでも大きな期待がかかっています。
今回の公式予選はスペシャルステージ方式で行われました。この方式は、全員が出走する1回目の予選結果の逆順でドライバーが一人ずつアタックを行い、このタイムに応じてスターティンググリッドを決めるというものです。
正午に始まった公式予選の1回目では、#41 塚越選手が1分33秒962で4番手となり、Honda勢の最上位となりました。続いて#40 伊沢選手は1分34秒261で7番手、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は1分34秒364で10番手、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は1分34秒379で11番手、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)は1分34秒413で12番手、#10 金石年弘選手(HP REAL RACING)は1分35秒327で15番手という結果でした。
スペシャルステージは午後2時25分に開始。相変わらず空はきれいに晴れ上がっていますが、時折風が強く吹き、この影響もあって路面コンディションは刻々と変化していきました。
6名のHondaドライバーの中では3番手出走の#10 金石選手がトップバッター。しかし、3コーナーの進入でややマシンが不安定な状態に陥ったこともあり、タイムは1分38秒188にとどまりました。続いて6番目に出走した#32 小暮選手は1分34秒157を記録。そして7番手出走の#16 山本選手は1分34秒113を記録して、この時点でのトップに浮上しました。8番目に出走した#31 中嶋選手は1分34秒839となりトップタイム更新とはならなかったものの、11番手出走の#40 伊沢選手が1分33秒816の好タイムを記録して暫定トップに躍り出ました。
その後、14番目に出走した#41 塚越選手が1分33秒967を記録するなど、後続のドライバーたちは伊沢選手のタイムをなかなか更新できない展開が続き、最終的に伊沢選手は3番グリッドを獲得しました。#41 塚越選手は5番手、#16 山本選手は7番手、#32 小暮選手は10番手、#31 中嶋選手は12番手、#10 金石選手は17番のグリッドから明日の決勝に挑みます。
今回のスペシャルステージは、トップ10のラップタイムが1秒差以内に収まっていたほか、予選2番手と10番手のタイム差が0.4秒を切る大接戦となりました。このため、決勝レースもエキサイティングな展開になることが期待されています。
52周で競われる決勝レースは明日、5月13日(日)の午後2時30分にスタートが切られます。
- 坂井典次(Tenji Sakai)|「HR12E」開発責任者
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「中高速コーナーが多い鈴鹿サーキットで行われた開幕戦でも、Honda勢が低速コーナーをやや苦手としていることは分かっていました。そこで、低速コーナーが主体となる第2戦ツインリンクもてぎ大会を前に、こうした点への対処を実施しましたが、今日は路面コンディションがさまざまに変化したため、事前に行った対処がどの程度、有効だったかを評価するのは難しい状況でした。いずれにせよ、明日の決勝レースでは、戦略を工夫するなどして追い上げを図るつもりなので、6名のHondaドライバーへのご声援をよろしくお願い申し上げます」
- 伊沢拓也選手(3番手 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
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「今日はコンディション変化の予想が難しく、どう対応するかで明暗が分かれたような気がします。ニュータイヤで走行したスペシャルステージよりも、使用済みのタイヤを履いた今朝のフリー走行のときのほうが走りやすかったことなど、不可解な現象もありました。開幕戦で念願のポールポジションを獲得できたので、予選3番手という結果には満足できませんが、明日もいいレースができるように精一杯がんばりますので、ご声援をよろしくお願いします」
- 塚越広大選手(5番手 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
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「今朝の段階から、あまりマシンの感触がいいとは言えませんでした。スペシャルステージではS字コーナーで少しミスをしてしまいましたが、あれさえなければ予選で2~3番手には入れたと思います。今日はコンディションに合ったセッティングを施すのが難しく、この対応にやや手間取ってしまいました。開幕戦の決勝レースでは安定したペースで走れたので、同じことが再現できれば、決勝レースで追い上げができると思います。それができるよう、明日は全力を尽くします」
Text & Photo: HONDA