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SUPER FORMULA

合同&ルーキテスト鈴鹿 ルーキー3人が順調にプログラムを消化(B-Max)

 B-Max Racing Team(SF チーム代表 宮田雅史)は、12 月 6~8 日、鈴鹿サーキットで開催された日本レースプロモーション(JRP)主催のスーパーフォーミュラ合同テストに参加しました。

 3日間に渡って行われたテストは、32名のドライバーが参加するという近年稀に見る賑やかなものとなりました。天候にも恵まれ、50号車の木村選手、51号車の小出選手ともに予定したプログラムをこなすことができ、最終日に走行したシーゲル選手は初のSF車両、初の鈴鹿サーキットで適応力の高さを見せました。

■1日目(走行時間:10:00〜12:00 / 14:00〜16:00)

 木村選手、小出選手ともにやや緊張した面持ちでクルマに乗り込みましたが、コースに出てからは、初となるSF車両のドライブを楽しむように周回を重ねました。クルマへの習熟が主目的でしたので、午前のセッションでは終盤のアタックもあえて行いませんでした。

 午後の走行で、木村車に駆動系のトラブルが発生してしまいましたが、セッション時間内に修復が終わり、コース復帰後の少ない周回数で自身のベストタイムを記録しました。

ドライバー Session1タイム(順位) Session2タイム(順位)
50号車 木村偉織 1分39秒836(20/22) 1分38秒777(20/22)
51号車 小出 峻 1分40秒286(21/22) 1分39秒171(21/22)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:18℃(am)/17℃(pm)、路面温度:20℃(am)/25℃(pm)

■2日目(走行時間:10:00〜12:00 / 14:00〜16:00)

 木村選手、小出選手ともにピットインを繰り返しながら、徐々にタイムアップをしていきました。午前中は、最後のニュータイヤでのアタック中に、クラッシュした車両があり、ほとんどの選手はアタックできずにセッションは終了となりました。

 午後の走行では、木村選手は少し早めにアタックを行い1分36秒台に入れました。 小出選手は、最後のアタックで各区間を自身のベストタイムで繋いでいましたが、シケイン手前で他車に引っかかりアタックを中断。序盤にマークしたタイムがベストになりました。

ドライバー Session3タイム(順位) Session4タイム(順位)
50号車 木村偉織 1分38秒612(14/22) 1分36秒901(12/22)
51号車 小出 峻 1分38秒825(15/22) 1分38秒435(20/22)
  • 天候:曇りのち晴れ、コース:ドライ、気温:16℃(am)/14℃(pm)、路面温度:17℃(am)/19℃(pm)

■3日目(走行時間:9:30〜11:00 / 13:00〜14:30)

 この日はルーキー対象のテストとなり12名が参加しました。51号車はこの日から小出選手に代わってノーラン・シーゲル選手がドライブしました。

 木村選手は、決勝を想定したロングランをメインにテストを重ね、午後にはピットインを挟みながら43周と、参加ドライバーのなかで最も多く周回しました。

 シーゲル選手はクルマとコースに慣れることから始めましたが、午前中の最後のアタックで1分38秒台までタイムを削り、非凡なところを見せました。午後は、ギアボックストラブルで最後のアタックができずにタイム更新はなりませんでしたが、少ない時間のなかで適応力の高さを見せました。

ドライバー Session5タイム(順位) Session6タイム(順位)
50号車 木村偉織 1分37秒309( 3/12) 1分37秒678( 4/12)
51号車 ノーラン・シーゲル 1分38秒571( 8/12) 1分38秒806( 9/12)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:15℃(am)/18℃(pm)、路面温度:15℃(am)/26℃(pm)
チーム監督 本山 哲コメント

 来年に向けてのテストでしたが、参加した3選手は順当な走りを見せてくれました。SFライツ経験者の木村選手と小出選手はコースにも慣れていますので、適応するのは早かったように思います。二人とも大きなミスもなく期待通りの走りをしてくれました。

 3日目に走ったシーゲル選手は、まだ19歳という若さながら実績も十分で、最初のセッションで1分38秒台までタイムを上げたのはさすがでした。

 来シーズンの体制はまだ決まっていませんが、今シーズンの低迷を抜け出すよう、シーズンオフの間に準備をして、また年明けのテストに臨みたいと思います。

50号車ドライバー 木村偉織選手コメント

 SF23はシンプルに速くて、それを操れる時間は非常に楽しいものでした。3日目の最後のセッションではレースを想定したロングランを行いましたが、後半になってもペースを上げられるほど、体力面も問題ありませんでした。もう少しタイムを上げたかったという思いはありますが、コンディションやタイミングなどもありますので、またそれは次の機会にと思っています。

 来年の参戦はまだ決まってはいませんが、今回のテストが来シーズンの参戦に繋がることを願っています。貴重なテストの機会をつくっていただいた方々に感謝いたします。

51号車ドライバー 小出 峻選手コメント

 SFのマシンに驚かされた2日間でした。初日はクルマに慣れることに専念し、2日目にはかなりクルマの理解も進んで、楽しめる余裕も出てきました。ニュータイヤでのアタックもしましたが、ウォームアップも含め、すべてにおいてシビアさが求められるという点で、今まで経験してきたカテゴリーとは次元が違うと感じました。

 2日目の最後のアタックで、スロー走行のクルマに引っかかってしまいタイムアップできなかったのは心残りですが、この経験は、来年以降の自分のレース活動に必ず生きてくると思います。機会を作ってくださった方々に感謝いたします。

51号車ドライバー ノーラン・シーゲル選手コメント

 初めて体験するSF23は素晴らしいクルマで、伝統ある鈴鹿は素晴らしいサーキットでした。新しいマシン、サーキット、チームで、たくさんの新しい経験をしましたが、これらを理解するのはとても楽しい時間でした。

 この経験は、自分のレースキャリアにとって大きな財産となると思いますし、いつか日本でレースをしたいと思っています。テストにあたって尽力していただいた関係者の方々に心から感謝します。

B-Max Racing Team Press Release


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