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SUPER GT

第3戦鈴鹿GTA定例会見 GT300クラスへのカーボンニュートラル燃料導入について、今季中は見送ることをGTAが発表

 スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)は6月4日、シリーズ第3戦の行われている三重県の鈴鹿サーキットで定例会見を行った。

 GTAはこの会見の中で、本大会からGT300クラスでも使用される予定になっていたカーボンニュートラル燃料(CNF)について、今シーズン中の導入を見送り、改めて来季の導入に向けて仕様の見直しを行うことを明らかにした。

 CNFは2021年末に導入が決まり、昨年はGT500クラスにおいてベンチテストや実車テストを実施。そして昨年の最終戦もてぎの翌日や、今季開幕前に岡山と富士で行われた公式テストでは参加するすべての車両を用いて検証を進めてきた。

 その結果、揮発性が低い特性に起因する、エンジンオイルへの混ざりやすさ(希釈)の問題が明らかとなった。最悪の場合これが原因でオイル切れを起こす可能性がある。

 GT500クラスについては各メーカーで対策を講じてきたが、市販車両であるFIA-GT3も参加するGT300については導入時期を今回の鈴鹿大会に延期するとともに、それに向けて第2戦富士の翌週にGTエントラント協会主催のテストを鈴鹿サーキットで行い再度検証を行うとしていた。

 しかし5月19日付のプレスリリースで、GT300クラスへの第3戦からのCNF導入を再度見送ることが明らかになり、今後の動向について注目が集まっていた。

 導入延期の理由について坂東代表からは、エンジンオイルへの希釈の問題は当初各メーカーでベンチテストを行なっている段階では問題なかったが、実車テストの段階で明らかとなった。各チームは現在も前向きに取り組んでいるものの、GT3車両を製造するメーカーからこの燃料を用いて450kmレースなどを行なった場合、エンジンの品質保証ができない可能性があるとの声が出つつあるとの説明があった。

 このため、今後はGT500については現行のCNFの使用を継続していくが、GT300については今季の導入を保留とし、GT300車両に適合した燃料を新たに作り直し、来季からの導入を目指す。その結果、場合によってはGT500とGT300で仕様の異なる燃料となることもあり得るとのことだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO


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