SUPER GT

第3戦鈴鹿決勝 控訴が行われたためGT500クラスの競技結果は留保

 6月4日、鈴鹿サーキットで行われたオートバックススーパーGT第3戦「鈴鹿GT450kmレース」は、レース途中のアクシデントにより赤旗をもって終了した。暫定結果では3号車Niterra MOTUL Z(NDDP RACING)の優勝となっていたが、給油回数義務を消化していないため、ペナルティーの対象となるのではないかという各チームからの抗議を受け、大会審査委員会は審議の結果3号車を降格とした。これに対してNDDP RACINGは抗議をしたが大会審査委員会は却下。これを不服としてNDDP RACINGがJAFに控訴したためGT500クラスの競技結果は留保となっている。

 午後6時に3号車Niterra MOTUL Z(NDDP RACING)を優勝とする暫定の競技結果が発表されたが、これ対してSUPER GT Sporting Regulations(SpR)第14条1.(抗議の提出)に基づき、午後7時15分、1、14、17、19、36、37、38、39、64、100号車の監督より大会審査委員会に抗議が提出された(公式通知No. 38)。

 この抗議を受け午後8時30分、大会審査委員会はこの抗議を正当と認め(公式通知No. 39)、同40分に19号車WedsSport ADVAN GR Supra(TGR TEAM WedsSport BANDOH)を優勝、3号車には60秒のペナルティーを科し4位に降格とする改訂版の暫定結果を発表した。

 NDDP RACINGは午後9時20分、SpR第14条1.に基づきこの暫定結果に抗議(公式通知No. 40)。しかし、同30分大会審査委員会はこの抗議を却下(公式通知 No. 41)した。

 これを不服としたNDDP RACINGは午後10時25分、SpR第14条3.(控訴の手続)に基づき、JAFに控訴(公式通知No. 42)。よってJAFのモータスポーツ審査委員会の裁定が確定するまで、GT500クラスの競技結果は留保されることとなった。

 審査の裁定までは1~2カ月を要するものと思われ、再控訴が行われなければ、その裁定をもって結果が確定することとなる。

Text: Yoshinori OHNISHI


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