昨年は3月の開幕戦として開催されたもてぎラウンド。今季は、第5戦として前戦のオートポリスから5週間、スーパー耐久レースはその舞台を栃木県の名称も今季から変更されたモビリティリゾートもてぎに移した。
遠い台風の影響も心配されたが、幸い土曜日は朝から曇り空のドライコンディションとなった。
今回は、例年と異なりST3クラスは欠場となり、その他のクラスの各車で5時間レースが日曜日に行われる予定となっている。
午前10時から1時間のウォームアップ走行が行われた。
その後、午後1時からまずは各クラスのAドライバーの予選が開始された。最初のセッションはグループ1。ST-4、ST-5クラスをメインにQクラスの#28、32、55、61もこれに加わる。
まずリーダーボードのトップにタイムを刻んだのはST-Qクラスの#28蒲生尚弥の2分13秒730だった。S-T4クラスは#86河野駿佑が16秒717、ST5クラスは#4の太田郁弥の19秒920となっていた。開始10分過ぎには#28が09秒258、さらには08秒817まで更新。ST-4クラスの#884石川京侍が11秒650から528へタイムアップ。
午後1時20からグループ1のST-Z、ST-TCR、ST-2クラスにQクラスの#3と244を加えたセッションがスタート。#3の小河諒がマークした2分00秒077がここでのトップタイムとなり、ST-Zクラスの#310山崎学の02秒338、ST-TCRの#97遠藤光博の04秒297、ST-2クラスは#6冨桝朋広の06秒415がこのセッションでそれぞれトップタイムをマークした。
午後1時35分からはグループXのST-XとST-1クラスのセッション。
#777星野敏が1分57秒564をまずはマークし、直後に自らのタイムを更新する54秒580をたたき出す。ST-1クラスは#47星野辰也が2分01秒235をまずはマーク。開始8分ほどで#16永井宏明が1分54秒231のトップタイムをマーク。さらに53秒949、878と連続で自らのタイムを更新。ここでのトップとした。ST-1は#2井田太陽の58秒072がトップタイムとなった。
午後2時5分からはグループ2のBドライバーのアタックが開始。5分後にはST-4クラスの#884国本雄資が2分15秒968をまずはマーク。ST-5クラスは#4伊藤裕士が2分19秒896のトップタイムを出す。
開始7分後にはST-4クラスの#18藤原大暉が13秒214、直後に#86松井孝允が11秒817から592までタイムアップ。その後#884国本が11秒592とする。さらに051まで更新した国本がここでのトップに。ST-Qクラスは#61山内英輝が2分10秒312のベストタイムとしていた。
続くGr.1のセッションが午後2時25分からスタート。ST-TCRの#75蘇武喜和が2分13秒838、ST-2クラスの#59後藤比東至が16秒304をまずは提示。
ST-Zクラスは#19TAKESHIが2分04秒182を早々にマーク。開始8分後に#310坪井翔が01秒021で逆転。その直後、#22の千代勝正が2分00秒838を出せば、#21の宮田莉朋が00秒687と僅差で逆転。ST-Qクラスは#3の川端伸太朗が00秒696のトップに立っていた。
この日の最後に行われたST-X、ST-1のセッションは、開始5分後に#777の藤井誠暢が1分57秒064をマーク。直後に#888のショウン・トンが54秒195で逆転する。直後に再度#888が52秒826、#777が53秒162とし、ここに#16上村優太も52秒898で割って入る形に。しかし#23元嶋佑弥が51秒856、#16上村も52秒205と更新する。だが、#23元嶋は最後に51秒638までタイムアップ!
ABドライバーの予選タイムの合算でグリッドが決定されることとなっているスーパー耐久の公式予選。このため、ST-Xクラスは#16、ST-Zクラスは#310、ST-TCRクラスは#97、ST-Qクラスは#3、ST-1クラスは#47、ST-2クラスは#6、ST-4クラスは#884、ST-5クラスは#4がそれぞれのがポールポジションを獲得した。
決勝レースは、明日の午前11時から5時間で行われる予定だ。
Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA