JAF-F4地方選手権シリーズ第8戦の決勝が8月21日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、ポールシッターの佐藤樹(MARUSAN★ミスト)が第7戦に続いて2連勝を達成した。
第8戦決勝は午後1時10分より15周で行われた。天候は晴れだが、スーパーFJの決勝が行われていた頃に比べるとやや雲が増えてきた印象。その影響からか気温27.0℃、路面温度37.4℃とやや低くなる中での戦いとなった。
スタートでトップに立ったのは佐藤。2位に宮下源都(Kデンタルオフィス・MYST)、3位に吉田宣弘(佐藤製作所KKZS★TOMEI)、4位ハンマー伊澤(令和雪合戦ハンマーR☆ハヤテ)の順で1コーナーを抜け、コントロールラインに戻ってきた。
佐藤は1周目に1秒289、2周目1秒597、3周目には1秒794と着実にリードを広げる。
その後方では徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)が伊澤を抜いて4位に浮上してきた・
一方、2位の宮下も徐々に吉田を引き離していく。5周目には宮下が1分32秒803と、この時点でのファステストラップを記録し、佐藤との差を1秒641に縮めるが、すかさず佐藤もペースを上げ、6周目には2秒042秒とすると、7周目には1分32秒770でファステストラップを更新、宮下との差を2秒186とした。
宮下も8周目に佐藤を上回るタイムを記録し、その差は2秒182とするが、レース後半に入ると宮下のクルマにはシフトトラブルの兆候が現れ、その影響からペースが上がらなくなってしまった。その結果、終盤は徐々に佐藤が宮下を引き離す展開となり、10周を終えた時点で2秒695、最後は4秒145の大差をつけてチェッカーを受ける格好で佐藤樹が昨日に続いて2連勝を飾った。
2位は宮下源都(Kデンタルオフィス・MYST)、3位には吉田宣弘(佐藤製作所KKZS★TOMEI)が入った。宮下には9秒857と大差をつけられた吉田だったが、再三にわたる徳升の追撃をことごとく退け、0秒541差で表彰台の一角をもぎ取った。
JAF-F4地方選手権シリーズはこのあと宮城県のスポーツランドSUGOに舞台を移して第9戦を行う。10月9日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Motorsports Forum