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SGT:第3戦鈴鹿GTA定例会見 「将来的には鈴鹿10HをGT300のシリーズ戦に組み込みたい」(坂東代表)

スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)は5月26日、第3戦の行われている三重県の鈴鹿サーキットで定例会見を開催、坂東正明代表が鈴鹿10Hへの協力体制や11月に予定されているDTMとの特別交流戦の進捗状況について語った。

GTA定例記者会見: 板東正明GTA代表取締役社長

ホンダNSXの参加条件について
以前の会見で、第1戦、第2戦の結果を踏まえてバラストの搭載位置を見直す可能性があると言ったが、今のところ重量は29kgで変更はなく、搭載位置もフロントハブセンターより前ということで条件は変えていない。
鈴鹿10Hへの協力体制について
昨年から車検機材やテクニカルな部分における人員の派遣、GT300クラスのエントラントの参加などで協力しているが、今年はタイトルスポンサーであるBHオークションとの連携も進めている。将来的にはこのレースをスーパーGTのシリーズ戦に組み込み、GT300クラスのエントラントに選手権ポイントを与えたいと考えている。これについてはSROとも話し合い、ブランパンアジアシリーズやインターコンチと我々のGT300で統一戦のような形を取れればとも思っている。チームの負担軽減やブランパンシリーズを主催するSROとの話し合いなど、条件が整えば実現していきたい。GT300クラスとGT500クラスを分けた大会があってもいいのではないかと考えている 。見ていただいているお客さんにとってプラスになるのであれば、そうした取り組みもありなのではないだろうか。
DTMとの特別交流戦について
現在タイムスケジュールやサポートイベントをどうするか調整中だ。まだリリースを出せる状況にはない。メインレースについては基本的には向こう(DTM))の通常のレースフォーマットに準じたものになるが、それ以外のイベントやサポートレースについては国内で決めたいと考えている。もしサポートレースでGT300のレースをやるとなれば、早めにチームに連絡を取らないといけないので、今月とか来月には詳しいことを決めないといけない。
来シーズンのGT500クラスについて
レクサスくま吉くんの今後については上野動物園で引き取ってくれるのかどうか。本人があまり喋ってくれないのでインタビューも難しいと思うが、スープラに変わることでレクサスからガズーに変わるとか、そういった面についてはメーカーの広報に確認していただきたい。我々としては新しいスープラのホイールベースや車高などがレギュレーションに合致したものになるか、空力の部分をどこまで許容するか、などをDTMの車両とも合わせて調整しないとと考えている。しかしスープラに変わることがマニファクチャラーのマーケティングにとってプラスになるのであれば、歓迎したいと思う。2020年からの新規定については、共通パーツを国産化することでコストや納期をどうやって向こうの水準に合わせるかが課題。8月末には3メーカー全部揃ってのお披露目をしたいと考えている。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI


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