Rd1 富士スピードウェイ Date 5/01 4月30~5月1日 GT インサイド・レポート 15 for FMOTOR4 67.#1カルソニック・スカイライン(1クラス:優勝) 全日本GT選手権第1戦の記念すべき勝者となったカルソニック・スカイラインの 宮坂エンジニアは勝因を、「金曜日の午前中のテスト走行で300kmの耐久テスト を行うことができたのが大きいです。他のチームはピットインを繰り返していました から実戦のテストになっていないと思います。うちのチームはタイヤの摩耗やエンジ ンの耐久性などに問題がないという裏付けがありましたから、勝って当たり前ですよ。 次レースは、30kgのウェイトを積むことになりますが、他チームと激しいレース をやって勝つつもりです」と語った。 68.#24 コクピット館林GT-R(1クラス:2位) 2位入賞の瞬間をピットで迎えた山路慎一は、差し出されるメカニックの手を握り 返してうれしさを隠せなかった。「まさか表彰台なんて。スタートした時は上位に付 いていけないことはなかったが、タイヤが保たないのは分かっていたから無理はしま せんでした。後は袖山さんに任せておけば安心だと思いましたから」 ベテランの袖山誠一は、シャンペンを飲み干して一言。「うまいなー。でも全然疲 れなかったよ。左のリアを替えなかったから、ちょっと辛かったけど競り合うことも なかったから、39秒でコンスタントに走ることを心がけたんだ。マシンのセッティ ングもタイヤのテストも山路くんに任せたし、ホント楽させてもらいました」 69.#40 タイサンADVAN F40(1クラス:3位) 3位に入賞した#50タイサンADVAN962Cの千葉監督は、「嬉しいですね え。正直言って、街乗りのクルマでここまでいけるとは思っていませんでした。ドラ イバーが鈴木恵一に替わってから、ミッションが3速と4速だけになってしまったん ですが、フェラーリ本社から、ミッションは150kmしかもたないと言われていた んで、これで上出来です。タイサンADVAN962Cはリタイアになりましたが、 これも筋書き通りです。昨日ポールを取ってレースを賑わすことができただけで良か ったですよ」と喜びを語った。 70.*29 KORG KEGANIポルシェ(2クラス:優勝) 「イヤー、こんなにうまくいっていいのかな」とは、チーム監督の“ケガニ”こと野 沢氏。「スタートから小幡さんに逃げてもらって何とかしよう思っていたからね。外 国屋チームがタイヤ交換で手間取っていたから助かったよ。タイヤ交換コンテストで の優勝が効いて、メカニックも張り切っていたからかな」 小幡栄も気持ちは監督と同様。「作戦通り。マシンも問題なし。でも、このチーム を組んで最初のレースに勝てて本当に良かった。監督とスタッフ、スポンサーのみな さんに感謝です」 71.*11 外国屋スカイラインGTS-R(2クラス:2位) 「あの有名人の小幡さんを追いかけていくのは、本当に良い経験をさせてもらいま した。でも、やっぱりあんな上手い人を使うのは、反則だよ。僕は素人レーサーなん だから」と石橋義三。「でも入賞しちゃったから、次は重りを積まなきゃいけないだ ろ。うーん、減量しなくちゃな」と大きな体を揺すって、楽しそうに笑った。 「楽しいレースだった。こんなに楽しくっていいのかな」とは青柳裕易。小さな体全 体で笑っているかのようだった。 提供:GTアソシエーション事務局 古屋 知幸 = MGG01235 =