◇クスコDUNLOPスバルインプレッサ、 決勝11位で最終戦を終える
【公式予選】
10時10分に始まった20分間のGT300専有走行枠、青木は開始5分でコースイン。1分42秒935で15位につけた。
10時50分からの混走枠ではまず山野が予選基準タイムをクリア。そして再び青木が2セット目のタイヤを装着してタイムアップとスーパーラップ(SL)進出を狙った。このセッションで青木は1分42秒856、そして1分42秒829へとタイムアップを果たしたが13位にとどまり、SL進出はならなかった。
【決勝レース】
朝から晴天となった富士スピードウェイ。今回はGTレース100戦目ということもあり5万人近いファンが詰め掛けた。
14時04分決勝レースがスタート。スタートドライバーも青木が初めて務めることになった。混乱のオープニングラップでポジションをひとつ上げた青木は、6周目にも#55フォードGTをパスして11位へ浮上。さらに10周を過ぎると10位の#33ポルシェに追いついた。しかし#33ポルシェはストレートが速く、コーナーで追い越してもストレートで突き放すことができず、時にはサイドバイサイドでSUBARUファンを沸かせるもポジションが変わることはなかった。24周を過ぎると早めのピットインをするチームが出始め、青木は25周目には8位にポジションアップ。さらには33周目には5位へ順位を上げて34周でピットイン、山野に交代した。
山野は19位でコースへ出ると、他の車両がピット作業をする間にジワジワとポジションアップ。ほとんどの車両がピット作業を終えた42周目には13位にポジションを上げていた。山野は49周目に#47Zをパスして12位へ。そしてそのポジションでチェッカーを受けた。
レース終了後に10位でチェッカーを受けた車両がペナルティを受けたために11位へ繰り上がることとなった。今回のレースはノントラブルで走りきり多くのデータを収獲できたが、非常に厳しいシーズンとなった。
- 青木孝行
- 「ハンコックのポルシェとやり合ってしまい、若干のタイムダウンはあったかもしれません。向こうはストレートが速くてこちらはコーナリングが速いので、3回ほど抜いては抜かれを繰り返しました。前回のレースからクルマをFR寄りに変えてきていて、今回はいい動きが出るようになり、望んでいたものに近づいてきました。勝つためにはまだまだ足りない部分があるので、もっともっといい内容にしたいと思います」
- スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
- [スバルモータースポーツマガジン]
Text: スバルテクニカインターナショナル株式会社