菅生に続いて好調なライアン。果たして連勝なるか。(Photo:K.Takeshita)
全日本選手権フォーミュラニッポン第3戦の公式予選が6月5日午前10時25分より快晴の ツインリンクもてぎ行われ、前戦優勝の#40リチャード・ライアンがセッション序盤で 1分37秒128を出して暫定ポールとなった。 梅雨入り間近の6月最初の土曜、ツインリンクもてぎは快晴に恵まれ、汗ばむような陽気 のなかで予選1回目が始まった。 午後も更に気温が上昇することが予想されるため、ここでタイムを出しておくのは非常 に重要であり、各チームともコンディションの向上するセッション終盤に備えてニュー タイヤを温存しながら走行を重ねる。それでもDoCoMoダンディライアンの二人、#41服部 尚貴とリチャード・ライアンは開始早々から好タイムを記録、ライアンは1分37秒128を 出してトップに躍り出る。 途中、1-2コーナー進入で#32小暮卓史がタイヤスモークを上げて飛び出すなどのハプニ ングはあったものの、他はほぼ順調に走行を重ねていく。 最初にニュータイヤを投入したのもまたDoCoMoの二人だった。 まず服部尚貴が残り7分を切ったところでコースイン、続いてライアンもピットアウト。 それにPIAAナカジマの#31アンドレ・ロッテラーが続く。 残り5分となったところで他のドライバーも相次いでニュータイヤを投入、セッション 最後のアタックに取り掛かる。 最初にアタックした服部はセクター1で自己ベストを更新するものの、ライアンが開始 早々に出したタイムには及ばない。ライアン自身もセクター1はベストタイムながら、 その後が続かない。更にこのセクター1のタイムを更新したのがチームルマンの#7脇阪 寿一。脇阪はセクター2、3も上手くまとめて1分37秒140を叩き出し、2番手に躍り出る。 その直後にはロッテラー、4番手にはここまで苦戦の続いていたディフェンディング チャンピオン、ADiRECT5ZIGENの#1本山哲が続き、最後にニュータイヤを投入し たmobilecastIMPULの#20井出有治が5番手を獲得、服部は瞬く間に6番手に後退した。 午前11時10分、セッション終了。暫定ポールはリチャード・ライアンのものとなった。 公式予選2回目は午後1時55分より、1回目と同じく45分間で行われる。
2004年6月5日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 予選1回目 天候:晴れ/コース:ドライ
P.-No.-Driver--------------Team-------------------------Time-----Gap--- 1 40 リチャード・ライアン DoCoMo TEAM DANDELION 1'37.128 0.000 2 7 脇阪寿一 Team LeMans 37.140 0.012 3 31 アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA RACING 37.223 0.095 4 1 本山 哲 TEAM ADiRECT 5ZIGEN 37.301 0.173 5 20 井出有治 mobilecast TEAM IMPUL 37.608 0.480 6 41 服部尚貴 DoCoMo TEAM DANDELION 37.636 0.508 7 3 道上 龍 Yellow Hat KONDO Racing Team 37.828 0.700 8 19 ブノワ・トレルイエ mobilecast TEAM IMPUL 37.867 0.739 9 4 立川祐路 Yellow Hat KONDO Racing Team 37.949 0.821 10 32 小暮卓史 PIAA NAKAJIMA RACING 38.087 0.959 11 25 片岡龍也 Team LeMans Spirit 38.113 0.985 12 2 金石年弘 TEAM ADiRECT 5ZIGEN 38.228 1.100 13 11 松田次生 COSMO OIL RACING TEAM CERUMO 38.294 1.166 14 8 土屋武士 Team LeMans 38.327 1.199 15 28 野田英樹 CARROZZERIA Team MOHN 39.047 1.919 ----------------------------------------------------------------------- 予選通過基準タイム(110%)1'58.503 参加台数:15台 出走台数:15台 シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。