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2024年6月

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース8決勝上位3人のコメント ミハエル・サウター「ペナルティのことは無線で聞いたが、コース上で抜きたかった」

レース8優勝 ミハエル・サウター(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

優勝したミハエル・サウター(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

 「ジェシーがジャンプスタートだというのはわかっていなかったんですが、僕自身のスタートも悪くなかったので、なぜかすごく速いなあと思っていました。そのあとのペースは良かったんですが、オーバーテイクするのは難しかったです」

 「それでもバックストレートで抜くことができて、その後雨がすごく降ってきて、セーフティーカーが入って終わりました」

 「ジャンプスタートの話はレースが始まって3周目ぐらいで無線で聴きました。でもコース上で抜きたかったので、プッシュしました」

 「次のもてぎは去年も走ったことがあり、4位に入っているので自信があります。また勝てるように頑張ります」

レース8決勝2位 セバスチャン・マンソン(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

決勝2位のセバスチャン・マンソン(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

 「いいレースでした。スタートもペースも良かった。チームのみんなで協力し合ってここまできました。雨が降ってきて、リタイヤの可能性がありましたが、僕はここまでの2レースで多くのことを学び、進歩することができました。いいクルマを用意してくれたG FORCEチームには大変感謝しています」

 「とても難しいコンディションでセーフティカーが入りましたが、いいレースになりました」

レース8決勝3位 辻子 依旦(PONOS RACING)

決勝3位の辻子依旦(PONOS RACING)

「最初はドライだったんですけど、途中から降ってきて、いろいろありました。ただペースは良かったんです。まあ満足できるレースです」

 「次のもてぎも頑張ります。間に他のレースも入っていますけども(笑)」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース8 今度はジェシー・レイシーにペナルティ! ミハエル・サウターが今季4勝目

優勝したミハエル・サウター(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

 2024年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)第3戦のレース8決勝が6月30日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、ポールポジションからスタートしたミハエル・サウター(G FORCE F111/3)が29日のレース6に続き、今季通算4勝目を挙げた。

 レース8決勝は当初予定より10分遅れの午後1時45分より18周で行われた。スタート進行の直前に雨がぱらついたこともあり、ウェット宣言が出ていたものの、路面はほぼドライ。全車スリックタイヤを装着してレースに臨んだ。

 なお、中村賢明(TOM'S FORMULA F111)はクルマの修復が間に合わず、残念ながら不出走となった。

決勝がスタートした

 スタートでは予選2番手のジェシー・レイシー(G FORCE F111/3)が見事なダッシュを見せ、ポールポジションのサウターと1−2コーナーを並走したのち、モスエスの手前でトップに立つ。3位にはセバスチャン・マンソン(G FORCE F111/3)が続き、予選3番手の堀尾風允(Sutekina Racing)は4位でコントロールラインに戻ってきた。

 ところが今度はレイシーに対しジャンプスタートの裁定が下り、レース7のサウター同様10秒ペナルティが課せられることに。

 自己ベストを更新しながら周回を重ねるレイシーだったが、サウターは離されずに追い上げる。規定周回の3分の1となる6周を終えてもそのリードはわずか0秒469だ。

9周目のヘアピンでサウターはアウトからレイシーに並びかけ、立ち上がりでラインをクロスさせてインをつく。しかしレイシーも簡単には前に出してはくれない。規定周回の半分となる9周を終えて、レイシーのリードは0秒404、3位のマンソンとは6秒560、4位の堀尾までは8秒527だ。

 そしてレースが10周を過ぎたあたりで大粒の雨がコースに落ちてきた。

レースは降雨のためセーフティーカーが導入された

 2位のサウターは12周目のバックストレートでレイシーを捉えて見かけ上もトップに浮上。その直後、4位を走っていた堀尾が12周目のアトウッドカーブ立ち上がりでコースオフ。このため13周目からセーフティーカーが導入された。

 結局、レースはSC先導のまま17周目に入ったところで最大時間の30分に達したため、この周をもって終了、ミハエル・サウターが前日のレース6に続いて今季4勝目を挙げた。

 2位はセバスチャン・マンソン。そして猪爪杏奈がセーフティーカー追い越しにより30秒のペナルティを受けたため、マスタークラス優勝の辻子依旦(PONOS RACING)がオーバーオールでも3位表彰台をものにした。

 次戦の舞台は栃木県のモビリティリゾートもてぎ。8月24-25日にレース9、10が行われる。

優勝はミハエル・サウター(G FORCE F111/3)

決勝2位はセバスチャン・マンソン(G FORCE F111/3)

決勝3位、マスタークラス優勝は辻子依旦(PONOS RACING)

表彰式

マスタークラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース8決勝結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第5戦 -RIJ- (2024/06/30) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
15ミハエル・サウターG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1732'19.654--
255セバスチャン・マンソンG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1732'20.812 1.158 1.158
345M1辻子 依旦PONOS RACING
PONOS RACING
1732'22.898 3.244 2.086
4*53ジェシー・レイシーG FORCE F111/3
Bionic Jack Racing
1732'30.07410.420 7.176
5*62猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
HELM MOTORSPORTS
1732'51.74432.09021.670
623M2YUGOS2R Racing
N-SPEED
1532'25.1972Laps2Laps
---- 以上規定周回数(75% - 12 Laps)完走 ----
-3堀尾 風允Sutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1116'48.9116Laps4Laps
-28中村 賢明TOM'S FORMULA F111
TOM'S FORMULA
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 5 ミハエル・サウター(G FORCE F111/3) 1'29/356 (4/17) 149.188km/h
  • CarNo. 53は、FRJ競技規則第31条7(反則スタート)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 62は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.10(SC中の追い越し)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

第5戦岡山決勝結果

岡山チャレンジカップレース第5戦 -RIJ- (2024/06/30) Final Race Weather:Cloudy Course:Wet
2024 Porsche Carrera Cup Japan Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCarLapTimeBehindGap
160Pro1伊東 黎明SHOWA AUTO with BINGO RACIG1626'55.346--
27Pro2山田 遼HYPER WATER Racing Team1626'57.102 1.756 1.756
391Pro3平安山 良馬Porsche Japan Junior Programme1626'58.874 3.528 1.772
410Pro-Am1MOTOKI47TRADING with Rn-sports1627'17.45622.11018.582
59Pro-Am2武井 真司BINGO RACING1627'22.34026.994 4.884
677Pro-Am3浜崎 大VOING with VENTIER1627'22.79427.448 0.454
766Am1BANKCYBINGO RACING1627'26.77831.432 3.984
888Am2Tiger WuBINGO RACING1627'32.43237.086 5.654
945Am3辻子 依旦PONOS RACING with CARGUY1627'32.76337.417 0.331
1036Am4Sky ChenSKY MOTORSPORTS1627'49.44954.10316.686
1117Am5IKEDAHYPER WATER Racing Team1627'58.8591'03.513 9.410
1216Am6HiroNGR1527'07.5591Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(75% - 12 Laps)完走 ----
-90Pro-呉 良亮OPERA 90 RACING611'30.99410Laps9Laps
-98Pro-Am-IKARIBJRacing PORSCHE-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 60 伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG) 1'31.784 (5/16) 145.241 km/h

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース7決勝上位3人のコメント ジェシー・レイシー「マイケルにペナルティが出るとわかって、差を広げられないよう心がけた」

レース6優勝 ジェシー・レイシー(Bionic Jack Racing)

優勝したジェシー・レイシー(Bionic Jack Racing)

 「いいレースでした。スタートは良くなくて3位に落ちましたが、ペースは悪くなかったのですぐに(中村選手を)パスして、その後もプッシュしました。マイケルとの差は大きかったですが、エンジニアからの無線で彼に10秒ペナルティが課せられるとわかったので、そのギャップを2秒から3秒程度に保つようにマネジメントしました」

 「レース中盤からはプッシュしたので何度かファステストラップを記録しましたが、ミスもしていました」

 「レース中はタイヤを冷やすよう心がけました。レース3がこんなコンディションにならないといいのですが」

 「レース3も予選2位からのスタートですが、まだまだ速くなれると思っているので、勝てるように頑張ります」

レース6決勝2位 ミハエル・サウター(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

決勝2位のミハエル・サウター(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

 「スタートシグナルが消える前にクラッチがつながってしまい、リヤタイヤが動いてしまいました。一度ストップしたんですが、ジャンプスタートを取られてしまいました。ペースは良かっただけに残念です」

 「4秒くらいまで引き離すことが出来ましたが、10秒は難しかったです。レースの中盤からは雨が止んだのでプッシュすることが出来ましたが、終盤はタイヤの内圧が下がってしまい、それ以上ペースを上げることが出来ませんでした。表面もヒートアップしていたので、冷やしながら走りました」

 「レース3も勝ちに行きたい。頑張ります」

レース6決勝3位 セバスチャン・マンソン(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

決勝3位のセバスチャン・マンソン(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

「(中村選手との接触について)30秒のペナルティをもらうことになりました。がっかりしましたけど、レースでは多くのことを学ぶことが出来たので、レース自体はエンジョイできました。インシデントについて中村には謝罪しました」

 「ここはいいサーキットで気に入っているので、次のレースも楽しみです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
Atsushi BESSHO

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース7決勝 ジェシー・レイシーがFRJ初優勝! PPミハエル・サウターはペナルティに泣く

優勝したジェシー・レイシー(Bionic Jack Racing)

 2024年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)第3戦のレース7決勝が6月30日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、予選2番手からスタートしたジェシー・レイシー(G FORCE F111/3)が今季初優勝を達成した。

 レース7決勝は午前9時15分より18周で行われた。昨夜からの雨は一旦収まっているものの、路面はまだ濡れており、競技団からウェット宣言が出されるなか、各車ウェットタイヤを装着してスタートに臨んだ。

 なお、予選3番手の堀尾風允(Sutekina Racing)は出走前にクラッチトラブルが発覚したため、残念ながら出走を取りやめている。

決勝がスタートした

 スタートでトップに立ったのはポールのサウター。中村賢明(TOM'S FORMULA F111)が2番手にジャンプアップし、レイシーは3番手で1周目を終えた。

 中村を激しく追い上げるレイシーは2周目のヘアピンでインをつき、そのまま並走でリボルバーを立ち上がったが、このバトルはレイシーが勝利する。

 一方、トップを快走するサウターに対しては競技団からはジャンプスタートの裁定が下り、10秒加算のペナルティが課せられた。これでサウターはレイシーに10秒以上の差をつけなければ勝利を手にできない状況となる。

 3周を終えてのサウターのリードは2秒942。しかし2番手のレイシーが3周目、4周目とファステストラップを更新しながら追い上げたため、4周終わりでの差は2秒184となる。

 その後も二人はファステストラップを更新し合いながら周回を重ねるが、徐々にサウターがリードを広げていき、15周を終えた時点でその差は4秒090差に。16周目には4秒524差にまで広げたサウターだったが、結局タイムペナルティ相当分のリードを築き上げることは叶わず、最後は4秒815差でフィニッシュ。

 この結果、ジェシー・レイシーがここでFRJ初優勝を達成。ミハエル・サウターは10秒加算の結果2位となった。

 なお、3位を走行していた中村賢明はファイナルラップのダブルヘアピン二つ目でセバスチャン・マンソンと接触、残念ながらここでストップしてしまった。マンソンは3位でチェッカーを受けたが、このアクシデントによりマンソンには30秒のペナルティが課せられた。しかしそれでもなお後続との差は大きく、彼がそのまま3位表彰台を得ることになった。

 第3戦決勝レース8はこのあと午後1時35分より18周で行われる。

優勝はジェシー・レイシー(G FORCE F111/3)

決勝2位はミハエル・サウター(G FORCE F111/3)

決勝3位はセバスチャン・マンソン(G FORCE F111/3)

決勝4位は中村賢明(TOM\'S FORMULA F111)

マスタークラス優勝は辻子依旦(PONOS RACING)

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース7決勝結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第5戦 -RIJ- (2024/06/30) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
153ジェシー・レイシーG FORCE F111/3
Bionic Jack Racing
1831'07.268--
2*5ミハエル・サウターG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1831'12.453 5.185 5.185
3*55セバスチャン・マンソンG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1831'57.38950.12144.936
428中村 賢明TOM'S FORMULA F111
TOM'S FORMULA
1729'42.5141Lap 1Lap
545M1辻子 依旦PONOS RACING
PONOS RACING
1731'39.8861Lap 1'57.372
662猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
HELM MOTORSPORTS
1732'18.2221Lap 38.336
723M2YUGOS2R Racing
N-SPEED
1532'28.3963Laps2Laps
---- 以上規定周回数(75% - 13 Laps)完走 ----
-3堀尾 風允Sutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 5 ミハエル・サウター(G FORCE F111/3) 1'41.809 (15/18) 130.939 km/h
  • CarNo. 5は、FRJ競技規則第31条7(反則スタート)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 55は、FRJ競技規則第5条1(他車との接触)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

第4戦岡山決勝 伊東黎明が開幕から無傷の4連勝

優勝は伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG)

 ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)は6月29日、岡山国際サーキットで第4戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG)が、ポールトゥウインで開幕からの連勝を4と伸ばした。

 決勝は午後3時にフォーメーションラップが始まる。上空には雲が広がりいくぶん涼しくなってきた。1周を回って14台がグリッドに着き、シグナルブラックアウトで決勝の幕が開いた。

決勝のスタートシーン

 ポールポジションの伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG)、予選2位の呉良亮(OPERA 90 RACING)は好スタートを切り、予選順位のまま1コーナーへ向かう。一方、同3位の平安山良馬(Porsche Japan Junior Programme)はスタートで出遅れた。同4位の山田遼(HYPER WATER Racing Team)もエンスト気味だったが、平安山の前に出ることに成功し、3位に順位を上げる。

 オープニングラップを終えてトップは伊東、0秒9差で2位呉、さらに0秒6差で3位山田。平安山はスタートで5位まで落ちたが、一つポジションアップし、山田の後ろ1秒5差の4位につける。

 トップに立った伊東はファステストラップを更新しながら逃げる。4周目にこのレースのファステストラップとなる1分32秒566をたたき出し、2位呉との差を1秒7に広げる。

 2位呉も必死に伊東に食らいつき、少しずつタイム差を削り始める。7周目に1秒6、9周目に1秒5とわずかに接近するが、リアタイヤのグリップに問題を抱えており、10周目にオーバーステアを出すと、その差が1秒9と一気に広がった。この周、1秒前後で背後に従えていた3位山田にも0秒7差まで迫られることとなった。

 ここからトップ伊東が逃げる一方、2位呉と3位山田の争いが勃発する。12周目のコントロールラインでその差は0秒1差となるが、1コーナで山田は呉をパスできず。バックストレートでも山田が呉のインをうかがうが、並びかけることができない。山田もリアタイヤのグリップダウンが進行し、追いつけどオーバーテークに至る決め手は見いだせないようだ。

 結局、レースは17周を回って終了。優勝は伊東で開幕から無傷の4連勝を達成した。2位争いも順位は変わらず、2位が呉、3位が山田となった。4位の平安山は最終ラップで前の2台にようやく追いついてゴールを迎えた。

 プロアマクラスはスタートで先行したポールシッターの武井真司(BINGO RACING)、クラス予選2位のMOTOKI(47TRADING with Rn-sports)、同3位の浜崎大(VOING with VENTIER)の接近戦となる。しかし、互いに決め手を欠き順位は変わらない。終盤には浜崎が遅れだし、武井とMOTOKIの争いとなるが、結局、優勝武井、2位MOTOKI、3位浜崎の順でゴールした。

 アマクラスは、スタートで予選クラス2位のTiger Wu(BINGO RACING)が同ポールシッターのBANKCY(BINGO RACING)をかわしてトップに立つ。この2台は一時接近戦となるも、最終的にはTigerが抜けだし優勝した。2位にはBANKCYが入り、少し遅れて3位には辻子依旦(PONOS RACING with CARGUY)が入った。

 第5戦は明日30日、午後0時から17周の決勝が行われる。予報は雨。ウエットの練習でも好調だったという伊東の開幕6連勝なるか、土をつける選手が現れるかに注目だ。

プロアマクラス優勝は武井真司(BINGO RACING)

アマクラス優勝はTiger Wu(BINGO RACING)

■決勝後ドライバーコメント

優勝 伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG)
 「前回の富士は2戦とも至近距離のレースでしたが、今回は差をつけてゴールできたので、速さはあったと思います。前戦までの傾向で1周目にペースがあり、離すことができたので、自信を持って挑みました。そこで間が開き、流れを作ることができました。中盤以降はタイヤが厳しくなりましたが、後続よりドロップしなかったので、最後も安心して走ることができました。事前のテストの感じでタイヤ内圧低めがよかったので、決勝に反映しました。最初はグリップが無かったんですが、4周目くらいに内圧が来てグリップがきたので、そこから安定してタイムがでました。明日は雨予報ですが、金曜日の雨の感じだとパフォーマンスも高いですし、岡山もけっこう走っているので、雨でも勝ちます」
2位 呉良亮(OPERA 90 RACING)
 「スタートはまあまあ決まったんですが、リアタイヤがよくなくて、最初からずるずるいっていました。黎明君についていこうとしても、離されました。最期の方で山田くんにも追いつかれて、十何周は人間もきつくてヒイヒイいいながら抑えることに集中しました。防戦一方でしたね。あしたウエットですが、頑張ります」
3位 山田遼(HYPER WATER Racing Team)
 「スタートはタイヤがすごくグリップして、エンストし、決まったとはいえません。平安山選手がミスして3位に上がっただけなので、そこはうれしくないです。予選がすべてでしたね。もうちょっと決め手を作って途中タイヤが残っているところで、一発いきたかったですね。みんな同じように、特にリアのタイヤが落ちてくるので、抜くのはきつかったです。走り込みとセットだしが1日みんなより少なかったので、それが出ました。あしたコンディションは分かりませんが、頑張るしかないです」

オーバーオールクラスの表彰式

プロアマクラスの表彰式

アマクラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

第4戦岡山決勝結果

岡山チャレンジカップレース第5戦 -RIJ- (2024/06/29) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 Porsche Carrera Cup Japan Round 4 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCarLapTimeBehindGap
160Pro1伊東 黎明SHOWA AUTO with BINGO RACIG1726'27.500--
290Pro2呉 良亮OPERA 90 RACING1726'30.581 3.081 3.081
37Pro3山田 遼HYPER WATER Racing Team1726'30.948 3.448 0.367
491Pro4平安山 良馬Porsche Japan Junior Programme1726'31.639 4.139 0.691
59Pro-Am1武井 真司BINGO RACING1726'51.86124.36120.222
610Pro-Am2MOTOKI47TRADING with Rn-sports1726'52.56625.066 0.705
777Pro-Am3浜崎 大VOING with VENTIER1726'54.16626.666 1.600
888Am1Tiger WuBINGO RACING1727'02.34934.849 8.183
966Am2BANKCYBINGO RACING1727'03.57936.079 1.230
1045Am3辻子 依旦PONOS RACING with CARGUY1727'05.52538.025 1.946
1198Pro-Am4IKARIBJRacing PORSCHE1727'06.49538.995 0.970
1236Am4Sky ChenSKY MOTORSPORTS1727'16.19148.691 9.696
1317Am5IKEDAHYPER WATER Racing Team1727'26.96559.46510.774
1416Am6HiroNGR1727'55.4131'27.91328.448
---- 以上規定周回数(75% - 12 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 60 伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG) 1'32.566 (4/17) 144.014 km/h

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース6決勝上位3人のコメント ミハエル・サウター「明日もまた1位になりたい」

レース6優勝 ミハエル・サウター(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

優勝したミハエル・サウター(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

 「クラッチのバイトポイントがうまく合わず、ホイールスピンもさせてしまったので、スタートがうまくいきませんでした。その結果、ジェシー(レイシー)が前に出てしまいました。その後のペースは良かったが、セーフティーカーが入ってしまいました」

 「リスタートもうまくいってジェシーをオーバーテイクしにいきましたが、彼がスピンしてしまって、それを避けるためにアウトに飛び出しました。2位になりましたが、ペースが良かったので(中村賢明を)オーバーテイクできました」

 「明日の天気がどうなるかわかりませんが、また1位になりたいです」

レース6決勝2位 中村賢明(TOM'S FORMULA)

決勝2位の中村賢明(TOM\'S FORMULA)

 「天候の影響でプラクティスがまともに走れず、予選のセッティングが自分の思ったのと違っていました。それで大幅に変更したんですが、どうもうまくいきませんでした。それで予選順位が良くなかったので、決勝に向けてセットをガッツリ変えてみたらそれがうまくいって、展開にもだいぶ恵まれて前に出られました。一発の速さは出てきたんですが、持続する力がなかったことが反省点です」

 「序盤のタイムの立ち上がりはすごく良かったんですが、トップに立ったあたりからリヤがきついなと感じ始め、徐々に苦しくなっていきました」

 「明日はタイヤがどっちになるかわからないので。乾くのか乾かないのか。ガッツリ雨で走るのかもしれないんですけど、レインの感触は悪くなかったです」

レース6決勝3位 堀尾風允(SUTEKINA RACING TEAM)

決勝3位の堀尾風允(SUTEKINA RACING TEAM)

「シンプルに悔しいですね。うれしくはないです。スタートは自分のミスで5番手に下がって、そこからペースを上げられない中で展開に助けられた感じです。SCが出て、前に追いついて、そのタイミングで1コーナーでああいうことが起きたので、たまたまです(苦笑)」

 「(レース後半は)中村選手も僕もタイヤ的に厳しい状況になっていて、後少しで追いつけない状態。ぎりぎりを攻めつつも、なるべくミスなく走って相手のミスを誘うしかないのかなあという感覚でした」

 「専有走行では去年の古いタイヤで走って2秒落ちくらいで走れていて、方向も見えているので、雨は自信があります。明日は勝ちに行きますよ。負けたらレースやめるぐらいの覚悟でやってるんで」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース6決勝 ミハエル・サウターが今季通算3勝目を挙げる

優勝したミハエル・サウター(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

 2024年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)第3戦のレース6決勝が6月29日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、ポールポジションからスタートしたミハエル・サウター(G FORCE F111/3)が鈴鹿大会のレース3以来となる、通算3勝目を挙げた。

 レース6決勝は午後1時より18周で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。

決勝がスタートした

 スタートでトップに立ったのは予選2番手のジェシー・レイシー(G FORCE F111/3)。ポールポジションのサウターはやや出遅れて2位に後退、3位には中村賢明(TOM'S FORMULA F111)が上がってきた。

 1周目を終えての順位はレイシー、サウター、中村、セバスチャン・マンソン(G FORCE F111/3)、そして堀尾風允(Sutekina Racing)だ。

 2周を終えてのレイシーのリードは0秒694。2位のサウターは3周目にファステストラップを更新する1分30秒566を記録し、レイシーとの差を0秒305に縮めてきた。

 ところがダブルヘアピンで辻子依旦(PONOS RACING)がストップしたため、4周目からセーフティーカー(SC)が導入されることに。

 SCは6周終わりでピットイン。レースは7周目から再開となった。

 すかさずアウトから並びかけたサウターはレイシーと並んで1コーナーに飛び込んだが、ここでレイシーが痛恨のスピン。これを避けようとしたサウターもアウト側のグラベルに飛び出すことに。

 ここで中村がトップに浮上し、サウターは2位でコースに復帰。3位に堀尾が上がってきた。スピンを喫したレイシーは一気に7位まで順位を落としてコントロールラインに戻ってきた。

 規定周回の半分となる9周を終えての中村のリードは0秒379。僅差で追い上げて隙を窺っていたサウターは11周目のアトウッドで中村のインをついてトップに浮上、この周だけで中村に0秒960の差をつけて戻ってくる。12周目にはその差が1秒879まで開いた。15周を終えた時点では4秒502の大差だ。

 その後もミハエル・サウターはハイペースで逃げに逃げ、最後は2位以下に6秒685差をつけてチェッカーを受け、今季通算3勝目を挙げた。2位は中村賢明、3位には堀尾風允が入った。

 FRJ第3戦はこのあと明日の朝9時15分よりレース7決勝を18周で行う。現時点での天気予報は雨となっているが、果たして如何なる展開が待っているのだろうか。

優勝はミハエル・サウター(G FORCE F111/3)

決勝2位は中村賢明(TOM\'S FORMULA F111)

決勝3位は堀尾風允(Sutekina Racing)

マスタークラス優勝はYUGO(S2R Racing)

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース6決勝結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第5戦 -RIJ- (2024/06/29) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 3 Race 6 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
15ミハエル・サウターG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1829'47.992--
228中村 賢明TOM'S FORMULA F111
TOM'S FORMULA
1829'54.677 6.685 6.685
33堀尾 風允Sutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1829'55.379 7.387 0.702
455セバスチャン・マンソンG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1829'55.757 7.765 0.378
562猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
HELM MOTORSPORTS
1830'10.98422.99215.227
653ジェシー・レイシーG FORCE F111/3
Bionic Jack Racing
1830'40.03552.04329.051
723M1YUGOS2R Racing
N-SPEED
1729'59.9751Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(75% - 13 Laps)完走 ----
-45M-辻子 依旦PONOS RACING
PONOS RACING
11'41.66717Laps16Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 5 ミハエル・サウター(G FORCE F111/3) 1'29.908 (14/18) 148.272 km/h

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

第4戦、第5戦岡山公式予選 伊東黎明がダブルポール

第4戦、第5戦ともプロクラスポールポジションは第4戦、第5戦ともプロクラスポールポジションは伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG)

 ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)は6月29日、岡山国際サーキットで第4戦、第5戦の公式予選を行い、両戦とも伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG)がポールポジションを獲得した。

 第4戦、第5戦の公式予選は予定より4分遅れの午前9時29分から30分間で行われた。ベストタイムで第4戦の、セカンドベストタイムで第5戦のグリッドが決定する。雲は多いが、ときおり太陽が顔を出すと強い日差しが肌を差す。

 開始7分あたり、まずタイムを出してきたのが伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG)で、1分31秒423でトップに立つ。2位には平安山良馬(Porsche Japan Junior Programme)が32秒607、3位には山田遼(HYPER WATER Racing Team)が32秒611で続く。

 次周、伊東がタイムを1分30秒959まで更新。呉良亮(OPERA 90 RACING)が31秒915で2位に浮上。平安山は32秒131までタイムを縮めるも3位に落ちた。

 ここから各ドライバー、いったんピットに入ってタイヤを交換。終盤に向けて再アタックを開始。

残り3分、伊東が1分30秒666までタイムを縮めると、さらに残り1分を切ったあたりで30秒439まで更新。このタイムでポールポジションを確定した。2位には31秒860で呉が、3位には平安山が入った。

 セカンドベストで決まる第5戦は、伊東がダブルポール。呉も2戦連続2位、3位には山田が入った。

 プロアマクラスは、武井真司(BINGO RACING)が2戦ともポールポジション。アマクラスもBANKCY(BINGO RACING)が2戦ともポールポジションを獲得した。

 第4戦の決勝は本日午後3時より17周で、第5戦の決勝は明日30日午後0時より17周で行われる。

第4戦、第5戦ともプロアマクラスポールポジションは武井真司(BINGO RACING)

第4戦、第5戦ともアマクラスポールポジションはBANKCY(BINGO RACING)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山予選後のコメント ミハエル・サウター「岡山はいいサーキット、楽しんで走っている」

レース6、7、8ポールポジション ミハエル・サウター(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

レース6~8ポールポジションのミハエル・サウター(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

 「岡山は初めて走りますが、いいサーキットですね。楽しんで走っています」

 「ポールポジションを3回取りましたが、使えるタイヤは2セットなので、全てで勝つのは難しいと思います。でもどのレースでもいいので、一つか二つは勝ちたいですね」

 「明日は雨になるかもしれないので判断は難しいですが、新しい方のタイヤはレース1で使う予定です」

レース6、7、8予選2位 ジェシー・レイシー(Bionic Jack Racing)

レース6~8予選2位のジェシー・レイシー(Bionic Jack Racing)

 「予選は1回目、2回目とも良かったです。予選1回目はずっとプッシュしていましたし、2回目もトップからコンマ2秒差でした。ただ2回目ではプッシュしているときにセクター2で飛び出してしまって、クラッシュしてしまいました」

 「ターン9(パイパーコーナー)の立ち上がりからオーバーステアが出て、グラベルに飛び出してしまいました」

 「レースには自信があります。岡山は鈴鹿やSUGOよりもオーバーテイクしやすいと感じていますから、優勝を目指して頑張ります」

レース6予選3位 セバスチャン・マンソン(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

レース6予選3位、レース7予選4位、レース8予選5位のセバスチャン・マンソン(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

「まだまだ速くならないといけませんね。ここのコースレイアウトはオーバーテイクしやすそうに感じるので、決勝では順位を上げていきたいです」

 「自分のドライビングに原因がありました。もっと攻めていかないといけませんでしたね。決勝では3レースとも優勝を目指します」

レース7、8予選3位 堀尾風允(SUTEKINA RACING TEAM)

レース6予選4位、レース7,8予選3位の堀尾風允(SUTEKINA RACING TEAM)

「昨日の専有走行が雨だったので、今日初めてドライで走ることになりましたが、みんな同じ条件ではあると思います。明日が雨という予報なので、この予選でドライタイヤを1セット潰してもいいくらいの気持ちで、とにかく周回を重ねようと。攻めきれなかったポイントがありながらも、なんとか絞り出した3番手で、あまり余裕はありませんが、まだやりようはあると思います」

 「岡山は2019年にFIA-F4で走ったきりだったので、今日走り始めて『速いなこりゃ?』と思いました(笑)F4よりパワーがあるので戸惑いましたね」

 「(連勝した)SUGOとはセッティングが違うので、まだ合わせきれてないよね、って感じです。決勝に向けて大きく変えてみようかなと思います。まずはスタートを決めて、追いついたら抜くだけです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

第5戦岡山公式予選結果

岡山チャレンジカップレース第5戦 -RIJ- (2024/06/29) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2024 Porsche Carrera Cup Japan Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCarTimeBehindGapkm/h
160Pro1伊東 黎明SHOWA AUTO with BINGO RACIG1'30.666--147.032
290Pro2呉 良亮OPERA 90 RACING1'30.978 0.312 0.312146.528
37Pro3山田 遼HYPER WATER Racing Team1'31.567 0.901 0.589145.585
491Pro4平安山 良馬Porsche Japan Junior Programme1'31.630 0.964 0.063145.485
59Pro-Am1武井 真司BINGO RACING1'32.163 1.497 0.533144.644
610Pro-Am2MOTOKI47TRADING with Rn-sports1'32.255 1.589 0.092144.499
777Pro-Am3浜崎 大VOING with VENTIER1'32.448 1.782 0.193144.198
898Pro-Am4IKARIBJRacing PORSCHE1'32.786 2.120 0.338143.673
966Am1BANKCYBINGO RACING1'32.818 2.152 0.032143.623
1088Am2Tiger WuBINGO RACING1'32.977 2.311 0.159143.377
1145Am3辻子 依旦PONOS RACING with CARGUY1'33.245 2.579 0.268142.965
1236Am4Sky ChenSKY MOTORSPORTS1'33.317 2.651 0.072142.855
1317Am5IKEDAHYPER WATER Racing Team1'34.808 4.142 1.491140.608
1416Am6HiroNGR1'39.110 8.444 4.302134.505
---- 以上基準タイム(120% - 1'48.800)予選通過 ----

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

第4戦岡山公式予選結果

岡山チャレンジカップレース第5戦 -RIJ- (2024/06/29) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2024 Porsche Carrera Cup Japan Round 4 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCarTimeBehindGapkm/h
160Pro1伊東 黎明SHOWA AUTO with BINGO RACIG1'30.439--147.401
290Pro2呉 良亮OPERA 90 RACING1'30.860 0.421 0.421146.718
391Pro3平安山 良馬Porsche Japan Junior Programme1'31.377 0.938 0.517145.888
47Pro4山田 遼HYPER WATER Racing Team1'31.513 1.074 0.136145.671
59Pro-Am1武井 真司BINGO RACING1'32.139 1.700 0.626144.681
610Pro-Am2MOTOKI47TRADING with Rn-sports1'32.187 1.748 0.048144.606
766Am1BANKCYBINGO RACING1'32.302 1.863 0.115144.426
877Pro-Am3浜崎 大VOING with VENTIER1'32.441 2.002 0.139144.209
998Pro-Am4IKARIBJRacing PORSCHE1'32.717 2.278 0.276143.779
1088Am2Tiger WuBINGO RACING1'32.809 2.370 0.092143.637
1145Am3辻子 依旦PONOS RACING with CARGUY1'32.902 2.463 0.093143.493
1236Am4Sky ChenSKY MOTORSPORTS1'33.288 2.849 0.386142.899
1317Am5IKEDAHYPER WATER Racing Team1'34.536 4.097 1.248141.013
1416Am6HiroNGR1'38.056 7.617 3.520135.951
---- 以上基準タイム(120% - 1'48.527)予選通過 ----

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山公式予選2回目 ミハエル・サウターがここでもトップ! 3レース全てでPPを獲得

レース7ポールポジションのミハエル・サウター(G FORCE F111/3)

 6月29日に行われた2024年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)第3戦岡山大会の公式予選2回目はアクシデントが相次ぎ2度の赤旗が出される展開となったが、ここでもまた
ミハエル・サウター(G FORCE F111/3)がトップタイムを記録。サウターは3レース全てでポールポジションを獲得する結果となった。

 予選2回目は午前9時35分より15分間の走行でレース7のスターティンググリッドを決定する。天候は晴れ。路面はドライだ。

 各ドライバーともアウトラップ、ウォームアップに続いて3周目からアタックを開始。ここで1分28秒004を出したサウターがトップに立つ。

 4周目にはジェシー・レイシー(G FORCE F111/3)が1分27秒735までタイムを縮めるが、サウターも1分27秒707を叩き出して依然としてトップ。3番手には1分28秒108で堀尾風允(Sutekina Racing)が上がってきた。

 サウターは5周目に1分27秒425を記録。レイシーも1分27秒556までタイムを縮めるが、6周目のパイパーコーナーでレイシーがコースを飛び出し、エンケイブリッジ下にストップしてしまったため、赤旗中断に。

 車両回収ののち、予選は9時54分に再開されたものの、今度は猪爪杏奈(ユピテル羽衣6 F111/3)が1コーナーでスピンアウトしたため、2度目の赤旗が提示されてしまい、そのまま予選は終了となった。

 この結果、レース7はミハエル・サウターがポールポジションを獲得。2番手はジェシー・レイシー、3番手は堀尾風允という結果となった。

 レース7決勝は明日の朝9時15分より18周で行われる。

レース7予選2位のジェシー・レイシー(G FORCE F111/3)

レース7予選3位の堀尾風允(Sutekina Racing)

レース7マスタークラスポールポジションの辻子 依旦(PONOS RACING)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山公式予選1回目 ミハエル・サウターがレース6、レース8のポールポジションを獲得

レース6、レース8ともポールポジションのミハエル・サウター(G FORCE F111/3)

 2024年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)第3戦の公式予選1回目が6月29日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、ミハエル・サウター(G FORCE F111/3)がレース6、レース8ともにポールポジションを獲得した。

 公式予選1回目は午前9時10分より15分間で行われた。ここでのベストタイム順がレース6、セカンドタイム順がレース8のスターティンググリッドとなる。天候は晴れ。路面はドライだ。

 走り出しから好調なのはジェシー・レイシー(G FORCE F111/3)。2周目に1分30秒667、3周目に1分29秒452をマークする。これを3周目にサウターが1分29秒217で上回るが、レイシーは4周目に1分29秒188で再びトップに立つ。3番手には中村賢明(TOM'S FORMULA F111)が1分29秒764で続く。

 5周目に入るとサウターが1分28秒635までタイムを上げて再びトップに。レイシーは1分28秒783で2番手。3番手にはセバスチャン・マンソン(G FORCE F111/3)が1分29秒270で続く。

 サウターとマンソンは6周を終えてピットイン。レイシーも8周でピットに入り、チェッカーを待たずして走行を切り上げた。

 その後もトップ3台を上回るドライバーは現れないままチェッカーが提示され、予選1回目は終了。

 この結果、ベストタイム、セカンドタイムともにトップのミハエル・サウターがレース6、レース8のポールポジションを獲得。ジェシー・レイシーもベスト、セカンドともに2番手でレース6、レース8の2番グリッドを獲得した。

 ベストタイム3番手はセバスチャン・マンソン。セカンドタイムの3番手は前回のSUGO大会で2連勝を飾っている堀尾風允(Sutekina Racing)だった。

 レース6決勝はこのあと午後1時から、レース8決勝は明日の午後1時35分から、いずれも18周で行われる。

レース6、レース8とも予選2位のジェシー・レイシー(G FORCE F111/3)

レース6予選3位、レース8予選5位のセバスチャン・マンソン(G FORCE F111/3)

レース6予選4位、レース8予選3位の堀尾風允(Sutekina Racing)

レース6、レース8ともマスタークラスポールポジションの辻子 依旦(PONOS RACING)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース7公式予選結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第5戦 -RIJ- (2024/06/29) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 3 Race 7 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
15ミハエル・サウターG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1'27.425--152.483
253ジェシー・レイシーG FORCE F111/3
Bionic Jack Racing
1'27.556 0.131 0.131152.255
33堀尾 風允Sutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1'28.108 0.683 0.552151.301
455セバスチャン・マンソンG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1'28.235 0.810 0.127151.083
528中村 賢明TOM'S FORMULA F111
TOM'S FORMULA
1'28.250 0.825 0.015151.057
645M1辻子 依旦PONOS RACING
PONOS RACING
1'29.986 2.561 1.736148.143
762猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
HELM MOTORSPORTS
1'30.172 2.747 0.186147.837
---- 以上基準タイム(110% - 1'36.168)予選通過 ----
-23M-YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'37.78210.357 7.610136.332

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース8公式予選結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第5戦 -RIJ- (2024/06/29) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 3 Race 8 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
15ミハエル・サウターG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1'28.635--150.401
253ジェシー・レイシーG FORCE F111/3
Bionic Jack Racing
1'28.979 0.344 0.344149.820
33堀尾 風允Sutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1'29.700 1.065 0.721148.615
428中村 賢明TOM'S FORMULA F111
TOM'S FORMULA
1'29.712 1.077 0.012148.596
555セバスチャン・マンソンG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1'30.126 1.491 0.414147.913
662猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
HELM MOTORSPORTS
1'30.666 2.031 0.540147.032
745M1辻子 依旦PONOS RACING
PONOS RACING
1'31.014 2.379 0.348146.470
---- 以上基準タイム(110% - 1'37.499)予選通過 ----
-23M-YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'43.56714.93212.553128.717

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース6公式予選結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第5戦 -RIJ- (2024/06/29) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 3 race 6 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
15ミハエル・サウターG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1'28.563--150.523
253ジェシー・レイシーG FORCE F111/3
Bionic Jack Racing
1'28.783 0.220 0.220150.150
355セバスチャン・マンソンG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1'29.270 0.707 0.487149.331
43堀尾 風允Sutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1'29.612 1.049 0.342148.761
528中村 賢明TOM'S FORMULA F111
TOM'S FORMULA
1'29.708 1.145 0.096148.602
662猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
HELM MOTORSPORTS
1'30.599 2.036 0.891147.141
745M1辻子 依旦PONOS RACING
PONOS RACING
1'30.944 2.381 0.345146.583
---- 以上基準タイム(110% - 1'37.420)予選通過 ----
-23M-YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'40.61912.056 9.675132.488

SUPER FORMULA

第3戦SUGO決勝 相次いだクラッシュで赤旗終了、各ドライバーのコメント

レースはセーフティーカー先導でスタートが切られたが……

 スポーツランドSUGOで6月23日に行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権は、朝のフリー走行から雨に見舞われた。

 午前9時10分から行われたフリー走行では開始早々、岩佐歩夢(TEAM MUGEN)がストレートでスピンしてウォールにヒットしたため、中断。天候は回復することなく、このままセッションは終了した。

 決勝前に行われたウォームアップでは、こちらも早々に山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)が最終コーナーでスピンしてガードレールにクラッシュ。走行は打ち切られ、ガードレール修復のため決勝は1時間5分遅れの午後3時35分にセーフティーカー(SC)ランにより始まった。

 この頃になると雨も小降りになり、SC走行中に路面も回復するのではないかと思われた。レースは5周目にSCが退き6周目から再開されるが、今度はストレートに向けて加速中だった大嶋和也(docomo business ROOKIE)が最終コーナー出口でスピンしてクラッシュ。再びSCが導入された。

 レースは13周目から再開されるが、今度は阪口晴南(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)が大嶋と同じ場所でクラッシュ。赤旗が提示され、各マシンがストレートに並べられ再開を待つこととなった。

 観客は雨のなか長時間待ったが、午後4時27分、日本レースプロモーションの近藤真彦会長により中止が発表された。

 レース後、SUGOの最終コーナーアウト側がガードレールむき出しだったこと、またクラッシュが相次いだにもかかわらず、競技が続行されたことに対して、ドライバーの批判が相次いだ。一部を紹介する。

野尻智紀「起こるべくして起きた」

 「金曜日もトラックの下見をしている時点で、絶対タイヤバリヤとか必要だよね、ガードレール行ったら補修に時間かかるよね、という話しはしていました。そこからは改善要求を言ってもタイムオーバーで何もできないですが、準備が足らなかったんじゃないかと思います」

 「この状況を避けることはできなかったのかと強く思います。せっかくチケット買ってきてくれているのに、高くついていませんか? お客さんが来てくれるだけの準備がそもそのできていたんだろうか、と思いますし、改善を望んでいます」

 「雨が降ればこういう結末になるのは予想できていたと思います。起こるべくして起きました。残念なレースウイークになりました。強い発言は愛情の裏返しです」

岩佐歩夢「危険な状況だった」

 「このコースはコーナーにバンクがついているので、水はたまっていなくてコーナリングは大丈夫でしたが、ストレートには川だったり、水が多くあったのが影響して、スピンがありました。車高とかの問題では無く、タイヤが水にすくわれて、あのスピンを起こしているので、雨量が厳しい状況だったと思います」

 「レースもほぼ似たようなコンディションで、セーフティーカーでスタートしましたが、経験上、危険な状況だと感じていました。単独で走るなら自分のペースで走ることはできますが、レースは攻めますし、バトルもおきますし、接近戦になるのでリスクが大きいコンディションだったと思います」

 「改善点がはっきりわかった1日だったと思います。ルールとか改善点はドライバーがアプローチしてできていくののじゃなくて、事前に成り立っている上で修正があったりしないといけません。海外のレースをやってきた経験上、強く感じます」

坪井翔「SUGOは雨になった時点でレースはできない」

 「SUGOのストレートは舗装が変わっているところから水浸しになっていました。後ろの方は、水しぶきで何も見えないので、危ないと思います」

 「SUGOはもう雨になった時点でレースできないんじゃないかと思うほどの状況でした。SFでもレースができる環境作りをしないとドライじゃないとレースできないという話しになります。昨日、今日が雨予報という時点で、レースはできないと感じていました。案の定、赤旗で終わってしまいました。赤旗でレースが終わるほど残念なことはないです」

 「みんな一番危なかったのは最終コーナーかと思います。ぼくも何回もカウンターを当てるような状況でした。これをあと40周走らないと行けないのかという思いもありました。レースが始まってしまえば、ドライバーは一つでも前に順位を上げようと、アクセルを踏み倒さないといけないので、そこの行くしかない状況と、安全性の両立は難しいと思います。ぼくはバトルはできましたが、それは前にいたからで、それでも見づらい状況はありました」

 「ドライバーが言って変わるのは手遅れで、後手後手になると思います。次に直しますでは、その瞬間になにかがおきたら危ないです。先手先手で直さないといけないと思います」

牧野任祐「レースをしちゃいけないシチュエーション」

 「やめられるタイミングはあったと思うし、大嶋さんがクラッシュした時点で、レースをやるべきじゃなかったと思います。山本尚貴さんのクラッシュで思いましたが、世界的に見て速いクルマでレースをするのに、あそこがガードレールじゃなくて、クラッシュパッドを置くとか、そういうのあってよかったと思います」

 「同じところで大嶋さんが行った時点で、無理だってみんな分かってると思います。たまたま大きな事故につながらなかったけど、朝の岩佐くんのスピンもそうですし、このスーパーフォーミュラに出ているレベルのドライバーが、普通に走ってあんなことにならないと思います。そういう意味でもレースをしちゃいけないシチュエーションだったと思います。何かあってからは遅いし、判断が遅いです」

 「お客さんにはちゃんとしたレースを見せずに申し訳ない気持ちはあるんですが、お客さんも大きなクラッシュは見たくないと思います。モータースポーツファンで今回の中止に関して『ふざけんな』という人はいないと思います」

小林可夢偉「まったく理解ができない」

 「この状況でレースをスタートするのはまったく理解できません。水の量もそうですし、スタートしては、みんな最終コーナーで飛び出して、という状況です。クラッシュして、なんでクラッシュするのかという状況を聞くことも無く、何周かセーフティーカー回して、スタートしてまたクラッシュが起きています」

 「レースを安全に行うことを見ている人が、何を基準に安全だと判断したのか、ドライバーとして疑問です。ぼくらは前も見えないし、危ないしというのを訴え続けたんですが、残念ながらレースが再開してしまいました。結果、3台が事故で赤旗になって、われわれにとっても望んだ結果ではありません。結論的に命の危険がなくてよかったと思います」

三宅淳詞「レースはするべきではなかった」

 「決勝はレインのレースになりましたけど、フリーからレインに関してはクラッシュも多くて、ドライバーとしてはいやなすっきりしないレースでした」

 「みんながクラッシュするのはぜんぜんグリップしないということです。実際、雨量が多かったかというと、そんなでもなくて、多分、普通のレインコンディションみたいな感じでした」

 「あそこって、一番荷重がかかっているところで、ハイスピードにタイヤが耐え切れてないのかなという印象です。ドライバーとしてもぜんぜんタイヤが作動している感じがなかったです。あの状況のなかのレースは危険すぎたのかと思います。もっと早くやめるべきで、結果論ですが、レースはするべきじゃなかったと思います。怪我しなくてよかったです。ラインも限られ、みんな同じところを走ってクラッシュしていますし、ガードレールなので怪我する可能性もありました」

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Forumula Beat

第7戦富士決勝ドライバーコメント 2位・ISHIKEN「そのうち伊澤さん譲ってくれる」

優勝 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

優勝したハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

 「最後にSCが入らなければ気持ち良く行けたと思うのですけれど、最後合わせられて前に行かれちゃいましたけど、結果は優勝で。(ハンマーレーシングの1-2だが?)それが一番嬉しいですね。こんなに早く実現するとは思っていなかったです(笑)」

2位 ISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)

決勝2位のISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)

 「十勝は出てないですけど、前回のもてぎに続いて連続表彰台です。後残すのはてっぺんだけです。そのうち伊澤さん譲ってくれると思うので(伊澤と揃って爆笑)。(見事なオーバーテイクだったが?)あんなに全部きれいに決まると思わなかったですね」

3位 宇高希(TAKEFIRST F108)

決勝3位の宇高希(TAKE FIRST F108)

 「(初出場初表彰台?)正直展開に恵まれただけで、自分の走りはまだ課題があるのですけれど、結果を残せたのでよかったです。スリックタイヤで行きましたが、自分が下手くそで他の人よりタイヤ暖めるのに3周くらい余分にかかってしまいました。でもそこからはいい感じで。序盤にレインタイヤに行かれてしまうのは仕方ないと思っていたので。SC明けで徳升選手は抜けると思ったのですけれど、(ISHIKENとは)ミドルあたりのラインで入ってインを差されて、切り返しで狙いたかったですがだめでした。次のSUGOまでにちゃんと速くなって結果出せるように頑張ります」

4位 徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)

決勝4位の徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)

 「足りなかったですね、あと1周が難しかったな。仕方がない。レインタイヤはスリックよりも最初の3周はよかったですけれどね、その後は圧倒的にペース遅かったと思います。終わってみればスリックの方が正解だったのかなって感じですね。雲を見ていても黒いですし、これは(雨が)来たなと思ったのですけど、全然来ないし「おかしいなぁ」と思いながら走っていました(苦笑)。ま、こればっかりは誰にも読めないですね」

5位 酒井翔太(ファーストガレージ F108)

決勝5位の酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「自分のペースどおり走れたので、結果はちょっと納得いかないですけれど、いいレースだったんじゃないかな、と思います。(スリックタイヤは?)最初はちょっと濡れていて霧の影響とかもあって苦しいなと思ったのですけれど。後半乾き始めてきたのでペースを取り戻すことができたので、先頭を走っていて行けるかなと思ったのですけれど。ちょっと接触とかあって、それがペナルティ対象に取られてしまったので、そこは僕も反省するところなのかな、って。前にいない僕が悪かったので、次は頑張ります」

6位(ジェントルマンクラス1位)植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

決勝6位、ジェントルマンクラス優勝の植田正幸(Rn-sports制動屋KK-ZS)

 「(久々ジェントルマンのトップ快走だったが?)あのまま雨がちょっとでも降ってくれたら、行けるなと思ったのですけれど。途中からドライになっちゃったので、やっぱりドライ(タイヤ)には勝てないですね(苦笑)。それでもなんとか総合3位に入れるかな、と思っていたのですけでど、あのSCで一気に詰まって、そしたらもうドライタイヤ勢がどっと来たので、苦しかったです。まぁでも楽しくレースできて、よかったです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOIME

Forumula Beat

第7戦富士決勝 終盤SCランから残り1周の超スプリント、酒井翔太がトップチェッカーもペナルティで降格、ハンマー伊澤が優勝

ハンマーレーシングが1-2でシャンパンファイト

 2024年Formula Beat(F-Be)地方選手権第7戦決勝は6月23日(日)に富士スピードウェイで開催され、雨上がりの微妙なコンデションの中、13周のレースの10周目に投入されたセーフティカー(SC)が12周目に退き、ファイナルラップ1周だけのレースで酒井翔太(ファーストガレージ F108)がトップでフィニッシュするも接触によるタイムペナルティ5秒加算で降格となり、2位フィニッシュのハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)が優勝となった。

 本日の最終レースとして午後4時コースインが始まったF-Be第7戦。午前の第6戦でジェントルマンクラス2位に入った長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)は欠場となり、出場は19台。

 雨はあがったものの路面は所々ウエットパッチが残っている微妙なコンデションな上に、いつ雨が降ってきてもおかしくない雲行き。ダミーグリッドについた各車は、スリックタイヤを履くものとレインタイヤを履くものが混在。しかもダミーグリッド上でもスリックからレインへ、反対にレインをスリックへと交換する選手がいて、グリッドはカオスな状況。果たして誰の選択が正解か?

霧でスタートディレイとなった

 そして午後4時20分のフォーメーションラップ開始直前に富士スピードウェイ名物の霧が立ち込め始め、ストレートからTGRコーナー方向が見通せないほどの濃霧、モニターの映像でもコーナーがまったく見えない箇所がある状態で、スタート進行はディレイ。その後嘘のように霧が晴れて、レースは15分遅れで、SCの先導でスタートすると宣言された。

レースはセーフティーカースタートなった

 SCの先導でレーススタート、すると1周目の終わりにポールポジションの金井亮忠(チームNATS 正義 001)がピットに飛び込んでくる。ここでスリックからレインへとタイヤを交換する事を決断したが、なんとタイヤの準備ができておらず大きくタイムロス。後で金井に聞いたところ、元々チームにはSCラン中にコースの状況を見てタイヤ交換に入る可能性があると告げてあったそうだが、年度が変わって新たな学生で編成された不慣れなチーム。悪いことに今回はメインイベントのWGTCアジアのマシンや機材が置かれたピットでの作業と環境の厳しさがあり、タイヤの準備が遅れてしまったようだ。これで20秒以上のタイムロスがあり、当初の見込みでは金井は隊列の最後尾につけてレース再開のはずが、隊列に追いつく前にグリーンフラッグが振られて20秒以上のビハインドを背負ってのレーススタートになってしまった。

 2周目にSCがコースを外れ3周目から本格的にレーススタート。金井不在でトップから発進のハンマー伊澤を先頭に酒井~宇高希(TAKEFIRST F108)~徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)~植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)~KAMIKAZE(FIRSTGARAGE&04W)という並びでレースが始まる。

 ハンマー伊澤と酒井はスムーズにスタート、一方スタートラインを越えた直後からバトルを始めたのが宇高、徳升、植田の3台で、並走でストレートを加速すると、TGRコーナーへは徳升が前を取って3番手、植田4番手、宇高5番手という順にターンイン。徳升と植田はダミーグリッド上でスリックからレインにタイヤ交換しており、一方宇高はスリックのままでスタート、とここではレインタイヤが有利な状況か。しかし徳升はTGRコーナーでアウトにはらんでコースアウト、すぐに復帰するが植田の先行を許してしまう。後方では5位に落ちた宇高にKAMIKAZEが襲い掛かりアドバンコーナー進入でオーバーテイクに成功。KAMIKAZEはグリッド上でレインからスリックに交換していたが、その後再度レインに戻した模様だ。彼がドライブする「SYNARGY RD04W」は昨年終盤にデビューしたこのカテゴリーでは久々のニューモデルだが、ここまでスタンディングスタートで度々エンジンストールを起こして苦慮していた。その後エンジンをチューナーに戻して設定してもらい、今回からスタートの問題は解消したと語っていた。

 レインタイヤの植田はペースが速く、100Rでアウトからスリックの酒井を抜いて2位にポジションアップ。さらに徳升もダンロップコーナー入口のブレーキングで酒井を仕留めて3位へ。このあたりはレインタイヤが有利なのか、植田と徳升は13コーナーでスリックのハンマー伊澤に肉薄。そして最終パナソニックオートモビルコーナーでインから植田がハンマー伊澤のインを突いて前に出る。しかしストレートに出るとハンマー伊澤の加速がよく、植田に並びかけてコントロールライン上では0.027秒差と僅かに前に出てトップで3周目を終了。3位徳升も0.266秒差とテール・ツー・ノーズ状態。4位に落ちら酒井はそこから約1秒の遅れ。KAMIKAZ5位、6位に宇高を仕留めた松井俊仁(ファーストガレージ FG108)が浮上しジェントルマンクラスの2位3位を構成。スリックタイヤで苦戦の宇高は7位へドロップ。

 4周目、ペースではレインタイヤの植田に分があり、TGRコーナー入口でハンマー伊澤をオーバーテイクしてトップ、徳升も植田に続きインからハンマー伊澤を仕留めて2位へあがる。植田の勢いは止まらず1分53秒801と徳升より2秒以上速いタイムでギャップを築く。久々にジェントルマンクラスのドライバーがトップを走る。一方3位に落ちたハンマー伊澤に今度は酒井が襲い掛かり、第2セクターでオーバーテイク、酒井3位、ハンマー伊澤4位に。ジェントルマンクラスによる5位争いも松井が先行しKAMIKAZEは6位に後退。続く5周目に酒井は徳升も片づけて2位へ浮上。本日3レース目の酒井だが16歳の体力は疲れを知らないのか。しかしこの間に植田は着々とギャップを築き、5周目終了時点で2位に4.059秒差と独走状態。酒井の後方、徳升とハンマー伊澤は0.6秒の差でトレイン状態だ。SCラン中のタイヤ交換でタイムをロスした金井は誰よりも速い1分52秒台で追い上げを敢行、14位までポジションを戻している。

 ここから酒井が反撃を開始、6周目に1分51秒943とここまでの最速タイムを叩き出すと植田とのギャップを一気に削り取り1.882秒まで追い上げる。路面コンデションも好転して来ており、ここからはスリックタイヤ勢の反攻が始まる。ハンマー伊澤も6周目の最終コーナーからの立ち上がりで徳升をオーバーテイク、3位の座を取り戻す。松井を挟んで宇高とこちらもスリックのISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)がKAMIKAZEを攻略して6位、7位に上がる。

 酒井はみるみるうちに植田に接近、7周目にテール・ツー・ノーズ状態に持ち込むとパナソニックオートモビルコーナーで勝負に出ると僅かに接触があり植田が姿勢を乱し、酒井が前でストレートに戻って来る。さらにハンマー伊澤も植田をオーバーテイクして2位へあがりコントロールライン上では酒井に0.570秒差。植田は2.5秒以上遅れたが3位を守っている。ハンマー伊澤はスリップストリームを活かして酒井のテールに食らいつき、テール・ツー・ノーズ状態でTGRコーナーに飛び込むが酒井もポジションを守る。8周目も両車の間合いは変わらず、ハンマー伊澤が1分50秒827とファステストラップを更新して酒井のテールを逃さず0.093秒差。3位に落ちて5秒以上の差をつけられた植田だが、第1セクターで最速タイムを出すなどまだスピードは失っておらず4位徳升とは2.5秒以上の差がある。そして宇高が松井を捕らえて5位に浮上。

 酒井にプレッシャーをかけ続けていたハンマー伊澤が勝負に出たのは9周目、ストレートで酒井の横に出るとTGRコーナーのブレーキング勝負でアウトから仕掛けて酒井をオーバーテイク。トップの座を奪い取ると、じわりと差をひろげて0.417秒差、さらに10周目に1.116秒までギャップをひろげる。

 このタイミングで酒井に対して、植田との接触でタイムペナルティ5秒加算が通達される。これで酒井が勝つためにはハンマー伊澤を逆転してなおかつ5秒以上の差をつけなければならなくなった。

 さらに時を同じくして、17位を走っていた新井誠二(ファーストガレージRK01)がアドバンコーナーでスピン、コース上で停止してしまい、ただちにSC投入が宣言される。このままSCランでフィニッシュかとも思われたがオフィシャルの素早い対応でマシンが撤去され、レースはファイナルラップを残して再開。残り1周の超スプリントが行われる。

 リスタート前の順位は トップ ハンマー伊澤、以下~酒井~植田(G1位)~徳升~宇高~ISHIKENというトップ6。ここまでが1.645秒以内のトレイン状態でレースは再開。そしてスタート直後のタイヤ交換で大きくポジションを失った金井が10位、トップと3.827秒差まで詰めている。泣いても笑ってもあとワンラップだ。

 酒井はハンマー伊澤をピッタリとマーク。仕掛ける雰囲気をまき散らしながらコントロールラインを通過するとさっそくオーバーテイクに取りかかり、右サイドから並走。TGRコーナー手前でインからハンマー伊澤を抜き去る。後方では植田が後続集団にのみ込まれてTGRコーナーでは徳升~植田~ISHIKEN~宇高の順でターンインする。この中ではISHIKENのペースが速く、TGRコーナーでインから宇高をオーバーテイクすると、アドバンコーナーへの進入で植田をインから仕留めて4位へ上がる。さらに宇高もダンロップコーナーで植田をインからオーバーテイク、これで植田は6位までドロップ。

 そして最終パナソニックオートモビルコーナー。酒井とハンマー伊澤は1車長の差。そして徳升とISHIKENがサイド・バイ・サイドでコーナーを立ち上がると最後のストレート勝負。そこに宇高も参戦して、ISHIKENと宇高がスリップストリームを使って徳升の前に出る。3台はもつれるようにフィニッシュラインを通過、3位ISHIKEN、4位宇高、5位徳升の順でその差は0.293秒だった。植田は最後同じジェントルマンクラスの三浦勝(NUTECルノー)に迫られたが守り切って6位、ジェントルマンクラス優勝となった。前方ではハンマー伊澤が酒井を追い詰めたが0.207秒及ばず。

 しかし酒井には5秒加算のタイムペナルティが課されているため、トータルタイムで5位に降着。これにより優勝ハンマー伊澤、2位ISHIKEN、3位宇高、4位徳升、5位酒井、6位植田という結果になった。ジェントルマンクラスは総合6位の植田が優勝、総合7位の三浦、総合10位の松井というクラストップ3となった。

 優勝したハンマー伊澤と2位のISHIKENは同じハンマーレーシングのチームメイト。両者はマシンを降りるとがっちりと握手。マシンビルダーでもあるハンマー伊澤にとっては自ら手掛けた「疾風」が1-2フィニッシュを飾るという本人いわく「夢だった」結果を手にすることになった。

 Formula Beat第8戦、第9戦は7月20-21日にスポーツランドSUGOで行われる。全15戦のシリーズは折り返し。シリーズの行方を占うのはまだ早い。

酒井翔太(#6)とハンマー伊澤(#19)の争い

優勝はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

決勝2位はISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)

決勝3位は宇高希(TAKE FIRST F108)

決勝4位は徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)

決勝5位は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

決勝6位、ジェントルマンクラス優勝は植田正幸(Rn-sports制動屋KK-ZS)

決勝7位、ジェントルマンクラス2位は三浦勝(NUTECルノー)

決勝10位、ジェントルマンクラス3位は船井俊仁(ファーストガレージFG108)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE

Forumula Beat

第7戦富士決勝結果

FANATEC GT World Challenge Asia -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 Formula Beat Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
119ハンマー 伊澤アルカディア☆ハンマーRハヤテ
疾風
1329'32.299--
216ISHIKENHMRハンマーR☆ハヤテ
疾風
1329'36.441 4.142 4.142
340宇高 希TAKE FIRST F108
ZAP F108
1329'36.634 4.335 0.193
427徳升 広平BLUE☆MAX-AAA-RK
B-MAX RK-01
1329'36.734 4.435 0.100
5*6酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1329'37.092 4.793 0.358
611G1植田 正幸Rn-sports制動屋KK-ZS
MYST KK-ZS
1329'38.382 6.083 1.290
734G2三浦 勝NUTECルノー
Renault FC106
1329'38.915 6.616 0.533
892KENBOWファーストガレージRK01
B-MAX RK01
1329'39.164 6.865 0.249
972金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
1329'39.575 7.276 0.411
103G3船井 俊仁ファーストガレージFG108
FG108
1329'40.582 8.283 1.007
1122G4みきてぃLP・Shop kts24
kts24
1329'44.62212.323 4.040
120G5渡辺 義人チームNATSエクシズWXR
WXR MK-II
1329'46.45314.154 1.831
1382G6梅村 充史F302.MAZDA
Dallara F302
1329'46.47014.171 0.017
149G7KAMIKAZEFIRST GARAGE & 04W
TOKYO R&D SYNERGY RD04W
1329'51.14318.844 4.673
1533D1杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
DOME F110
1329'51.73819.439 0.595
1678G8鈴木 尊文ウルトラ☆ハンマーR疾風
疾風
1329'52.76120.462 1.023
---- 以上規定周回数(90% - 11 Laps)完走 ----
-85G-新井 誠二ファーストガレージRK01
B-MAX RK-01
819'05.6295Laps5Laps
-76G-松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
411'13.2269Laps4Laps
-63G-長嶋 重登ミスト☆T.U.CGROUP
Dallara F301
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 6酒井翔太(ファーストガレージFG108) 1'50.212 (13/13) 149.047 km/h
  • CarNo. 6は、富士スピードウェイ一般競技規則第16条5.1.a(他車への衝突)により、タイムペナルティー5秒を科した。

Forumula Beat

第6戦富士決勝ドライバーコメント 4位・宇高希「SCのライトが消えないので『まだか?』と思いながら待っていた」

優勝 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

優勝したハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

 「(コンデションはかなり悪かった?)途中から雨上がってきていました。始めからそういう感じ(赤旗もあり得る)でやりますよという感じで聞いていたので、その流れでこうなったのかな、という気がします」

2位 金井亮忠(チームNATS 正義 001)

決勝2位の金井亮忠(チームNATS正義001)

 「次はポールシッタからなので。次は(雨が)降っても降らなくてもやるのだろうから、優勝めざして頑張りたいと思います」

3位 酒井翔太(ファーストガレージ F108)

決勝3位の酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「なんか、できたレースだとは思うのですけれど。安全を優先したのかな、という感じでです。雨は得意なので走りたかったですね。次は走れることを祈って、頑張ります」

4位 宇高希(TAKEFIRST F108)

宇決勝4位の高希(TAKE FIRST F108)

 「ぜんぜん走れそうでしたけどね。Bコーナーで(SCの)ライトが消えないので『まだか?』と思いながらずっと待っていました(笑)。レインコンディションは金曜日に走って、そこそこだったので、レースもやってみたいなと思っています」

5位 徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)

決勝5位の徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)

 「レースできるんじゃない? という感じの雨の量でしたけどね。ま、しょうがない。もう1戦あるので、次、頑張ります」

6位(ジェントルマンクラス1位) 植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

決勝6位、ジェントルマンクラス優勝の植田正幸(Rn-sports制動屋KK-ZS)

 「SCで終わったので、昨日の予選が(上位で)よかったな、という感じで。路面はスタートできると思ったのですが、危険もあると審査委員長が判断したのだと思いますので。出来そうだったので一つでも前に行きたかったのですけれど、しょうがないですね。またこの後(第7戦が)あるので、頑張ります」

Text: Junichi SEKINE

Forumula Beat

第6戦富士決勝 SCランでスタートするも5周目に赤旗打ち切り、ハンマー伊澤が優勝

レースはセーフティーカー先導で始り、終わった

 2024年Formula Beat(F-Be)地方選手権第6戦決勝は6月23日(日)に富士スピードウェイで開催され、雨が降る中セーフティカー(SC)先導でスタートしたが、5周目に入ったタイミングでコンディションの回復が見込めないということで赤旗打ち切りとなり、ポールポジションから走行していたハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)が優勝した。

 前日は打って変わって早朝から雨が降り続ている富士スピードウェイ。午前8時25分開始予定だったスーパーFJの予選は中止になった。F-Beのコースイン時刻の午前8時50分時点では雨足がやや弱まったものの、この後も雨雲の接近が予想されている。路面はところどころ水たまりがあるウエットコンディションで、第6戦決勝はSC先導でスタートすることとなり、午前9時5分、19台がウエットタイヤを装着してSCスタートでレース開始。

 各車SCの先導でタイヤに熱を入れるべくウェービングを繰り返しなかがら1周目、2周目とSCランを続ける。第2コーナーからコカ・コーラコーナーにかけては水煙がかなり上がりコンディションの悪さを示しでいる。

 SCラン5周目に入ったところで赤旗が提示され、レースはここで中断。その後再スタートすることなく打ち切りが宣言され、3周目の順位をもって優勝はハンマー伊澤、以下2位金井亮忠(チームNATS 正義 001)、3位酒井翔太(ファーストガレージ F108)、4位宇高希(TAKEFIRST F108)、5位徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)、6位ジェントルマン優勝の植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)、7位ジェントルマン2位の長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)、8位ジェントルマンクラス3位のKAMIKAZE(FIRSTGARAGE&04W)という結果になった。

 なおレースが3周で打ち切りのため規定によりシリーズポイントは半分になる。

 第7戦の決勝は本日の最終レースとして午後4時コースイン予定だ。

優勝はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

決勝2位は金井亮忠(チームNATS正義001)

決勝3位は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

決勝4位は宇高希(TAKE FIRST F108)

決勝5位は徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)

決勝6位、ジェントルまくらす優勝は植田正幸(Rn-sports制動屋KK-ZS)

決勝7位、ジェントルマンクラス2位は長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)

決勝8位、ジェントルマンクラス3位はKAMIKAZE(FIRST GARAGE & 04W)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE

Forumula Beat

第6戦富士決勝結果

FANATEC GT World Challenge Asia -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 Formula Beat Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
119ハンマー 伊澤アルカディア☆ハンマーRハヤテ
疾風
311'17.784--
272金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
311'18.360 0.576 0.576
36酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
311'19.002 1.218 0.642
440宇高 希TAKE FIRST F108
ZAP F108
311'20.919 3.135 1.917
527徳升 広平BLUE☆MAX-AAA-RK
B-MAX RK-01
311'22.283 4.499 1.364
611G1植田 正幸Rn-sports制動屋KK-ZS
MYST KK-ZS
311'24.002 6.218 1.719
763G2長嶋 重登ミスト☆T.U.CGROUP
Dallara F301
311'26.732 8.948 2.730
89G3KAMIKAZEFIRST GARAGE & 04W
TOKYO R&D SYNERGY RD04W
311'27.640 9.856 0.908
916ISHIKENHMRハンマーR☆ハヤテ
疾風
311'28.20410.420 0.564
103G4船井 俊仁ファーストガレージFG108
FG108
311'29.47411.690 1.270
1134G5三浦 勝NUTECルノー
Renault FC106
311'32.42914.645 2.955
1222G6みきてぃLP・Shop kts24
kts24
311'34.21016.426 1.781
1376G7松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
311'36.92619.142 2.716
1492KENBOWファーストガレージRK01
B-MAX RK01
311'38.10320.319 1.177
150G8渡辺 義人チームNATSエクシズWXR
WXR MK-II
311'44.85127.067 6.748
1685G9新井 誠二ファーストガレージRK01
B-MAX RK-01
311'46.41128.627 1.560
1782G10梅村 充史F302.MAZDA
Dallara F302
311'48.59430.810 2.183
1833D1杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
DOME F110
311'52.01134.227 3.417
1978G11鈴木 尊文ウルトラ☆ハンマーR疾風
疾風
311'53.66035.876 1.649
---- 以上規定周回数(90% - 2 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 27 徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK) 3'37.575 (2/3) 75.499 km/h

Forumula Beat

第6戦、第7戦富士公式予選ドライバーコメント 第6戦PP・ハンマー伊澤「グリップする感じが薄かった」

第6戦ポールポジション/第7戦2位 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

第6戦ポールポジション、第7戦予選2位はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

 「セカンドベストでは金井さんに前に行かれてしまいましたね。とりあえず一発(タイム)出てよかったですけれど。GTアジアの影響か、路面にGTアジア仕様のラバーが乗り過ぎていて、グリップする感じが薄かったのですけれど、それは皆さん同条件ということで」

第6戦2位/第7戦ポールポジション 金井亮忠(チームNATS 正義 001)

第6戦予選2位、第7戦ポールポジショのは金井亮忠(チームNATS正義001)

 「だいぶ良くはなってきているかな、と思います。富士は2年ぶりなので。クルマもその間に改良したりとか、仕様も変わっているので。ドライバーも一昨日一本しか乗っていなくて、それで今朝(フリー走行)走っただけで、そういった意味で、タイム出たかな、と思います。(フリー走行では旧型のサイドポンツーンで走っていたが?)戻しました(笑)。フィーリングはいいんですけれど、ストレートがめちゃくちゃ遅くて、そこが課題ですね。どうバランスしていくかというところで。スリップストリームについて並んでも行かれてしまうのですよ。明らかにダウンフォース出すぎている気がするので、そこをうまく削っていけたらな、とは思うのですけれど。その辺はレース本番で(試すのは)賭けになっちゃうので、難しいです。ただ明日雨になればハイダウンフォースなので(笑)、いいかもしれないです」

第6戦3位/第7戦3位 酒井翔太(ファーストガレージ F108)

第6戦、第7戦とも予選3位は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「最初タイヤがヒートする前は、いい感じでグリップするなと思っていたのですけれど。タイヤに熱が入ってきて、ヒートしだした時にちょっとオーバー(ステア)が止まらなくなっちゃって、第3セクターでタイムロスしちゃっていた。最後何とかタイム出せそうだなって時に引っかかっちゃって、ベストタイムを出し切ることができずに終わっちゃいました。自分のタイヤが暖まった時に、GTアジアの(ラバーの)路面ができちゃっていたので、それが難しかったです。明日は自分が得意な雨が降ってくれるのを願っています(笑)」

第6戦4位/第7戦4位 宇高希(TAKEFIRST F108)

第6戦、第7戦とも予選4位の宇高希(TAKE FIRST F108)

 「よかったと思います。朝いち(フリー走行)のフィーリングが、めちゃくちゃ悪い訳じゃなかったですけれど、もうちょっと良くなれば何とか前の方で走れるかなって思いがあったので。チームと話して、いいセッティングで走れてベストタイム出せたと思っています。(富士固有の難しさはある?)コース自体はあまり気にしていないのですけれど、このクルマがちょっと独特なところもあって。でも鈴木さんという速いドライバーが乗っているので、まだまだ自分が何とか追いつこうと、頑張ってクルマを理解しているところです」

第6戦5位/第7戦5位 徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)

第6戦、第7戦とも予選5位の徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)

 「(最後の方でタイム上がらなかった?)内圧上がり過ぎたかな、って思っていますけれど、ちょっとわかりません(笑)。明日雨ですからね、切り替えて、頑張りますよ。(今後は「徳升先生(高山短大で講師を務めている)」と呼ばないといけない?)いえいえ(苦笑)、生徒もう帰りましたので、先生言わんでいいです(笑)」

第6戦6位/第7戦6位 植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

第6戦、第7戦とも予選6位、ジェントルマンクラスポールポジションの植田正幸(Rn-sports制動屋KK-ZS)

 「コースレコード出てよかったです。もうちょっと行きたかった、徳升の前ぐらい行きたかったですけれど(笑)。調子よかったので、まぁいいんじゃないですか、十分です。明日の決勝は雨なので、ちょっとどうですかね? クルマいまのところうまくセット出せていないので、スタート決めて、しのいでしのいでしのいで、というレースで勝ちたいですね(笑)」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

Forumula Beat

第6戦、第7戦富士公式予選 絶好調ハンマー伊澤と新体制の金井亮忠がポールポジションを分け合う

第6戦ポールポジション、第7戦予選2位はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

第6戦予選2位、第7戦ポールポジショのは金井亮忠(チームNATS正義001)

 2024年Forumula Beat(F-Be)地方選手権第6戦/第7戦公式予選が6月22日(土)に富士スピードウェイで開催され、第6戦はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)がタイムアップ寸前にトップを奪回してポールポジションを獲得、逆転を喫した金井亮忠(チームNATS正義001)だがセカンドベストタイムでは1位となり第7戦のポールポジションを獲得した。

 梅雨入りが宣言された東海地方だが本日の富士スピードウェイは午前中は好天に恵まれていた。しかし午後に入り雲が多くなり、F-Be予選が行われる午後2時半頃にはストレートを風が吹き抜けて雨の気配がただよっている。

 現在JAF選手権ポイントリーダーの酒井翔太(ファーストガレージF1088)を先頭に、1台が欠場して19台がコースインして20分間の予選が開始。気温26度、ドライコンディションだ。

 まずは残り14分、徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)が1分45秒405のトップタイムを出すと、すかざず酒井が44秒887を出してトップを奪い取る。さらに今回F-Be初出場の宇高希(TAKEFIRST F108)が45秒393で2番手へ、宇高は昨年のS-FJオートポリスシリーズのチャンピオンだ。これで3番手にドロップした徳升だが、続く周回で44秒320をマークして首位を奪回。さらに残り12分40秒に、金井が44秒434をマークして2番手へ。金井は日本自動車大学校で教鞭をとり、生徒が学校や現場でメカニックやエンジニアを務める実習を指導しながらレースを戦っている。今年も4月に新たな生徒によるチーム運営がスタートし、F-Beとしては新体制で今年度初のレースとなる。これで酒井は3番手にドロップ。4番手につける植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)はジェントルマンクラスのトップで44秒839を出している。宇高5番手で、ここ3戦連勝しているハンマー伊澤が45秒762で6番手に上がってくる。

 残り10分を切って予選は折り返し。徳升は1分44秒122までトップタイムを短縮。酒井が1分44秒146で2番手へ浮上。さらにハンマー伊澤も44秒364と1分44秒台に入れて3番手へ。金井4番手へダウン、宇高が5番手で続き植田はジェントルマンクラスのレコードタイムを更新し44秒494を出すも全体6番手へ。ジェントルマンクラス2位は全体7番手のKAMIKAZE(FIRSTGARAGE&04W)、同3位は全体8番手の船井俊仁(ファーストガレージFG108)が続いている。

 残り8分、ハンマー伊澤はさらにタイムを削り取り1分43秒台に入れて43秒789でトップに立つ。徳升2番手、酒井3番手と後退。植田は44秒392と立て続けにクラスのレコードタイムを更新して5番手へ上がり金井6番手。さらに宇高が残り5分で44秒040を出して2番手へ上がり徳升と酒井を追いやると、今度は金井が44秒016を出して2番手へ。さらに残り3分30秒、酒井が43秒914を出して2番手へ再浮上、金井3番手、宇高4番手、徳升5番手、植田は6番手変わらず。クラス2位に長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)が総合7位で上がってくる。

 残り1分30秒、ハンマー伊澤がベストタイムを43秒731まで短縮、酒井も43秒880まで詰めるが0.149秒及ばす2番手。

 これで予選は決着かと思われた残り3秒、金井が1分43秒560を出してトップに躍り出るが、直後にコントロールラインを通過したハンマー伊澤が43秒446を叩き出して再逆転、金井に0.114秒の差で第6戦のポールポジションを獲得した。金井は2番手、以下3番手酒井、4番手初F-Beの宇高、5番手徳升、6番手ジェントルマンクラストップの植田という順になった。

 各選手のセカンドベストタイムで決まる第7戦のグリッドは、トップ金井、2番手ハンマー伊澤とポジションが入れ替わり、以下酒井、宇高、徳升、植田という順位となった。

 Forumula Beat第6戦、第7戦決勝は明日6月23日に行われる。朝から雨の予報で勢力図がどう変わるか、特に雨の鈴鹿の開幕戦で2位以下を30秒以上離す異次元の速さを見せて酒井の巻き返しが注目だ。

第6戦、第7戦とも予選3位は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

第6戦、第7戦とも予選4位の宇高希(TAKE FIRST F108)

第6戦、第7戦とも予選5位の徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)

第6戦、第7戦とも予選6位、ジェントルマンクラスポールポジションの植田正幸(Rn-sports制動屋KK-ZS)

第6戦、第7戦とも予選7位でマスークラス予選2位の長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)

第6戦、第7戦とも予選8位でマスタークラス予選3位のKAMIKAZE(FIRST GARAGE & 04W)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

Forumula Beat

第7戦富士公式予選結果

FANATEC GT World Challenge Asia -RIJ- (2024/06/22) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2024 Formula Beat Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
172金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
1'43.594--158.569
219ハンマー 伊澤アルカディア☆ハンマーRハヤテ
疾風
1'43.683 0.089 0.089158.433
36酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1'43.914 0.320 0.231158.081
440宇高 希TAKE FIRST F108
ZAP F108
1'44.096 0.502 0.182157.804
527徳升 広平BLUE☆MAX-AAA-RK
B-MAX RK-01
1'44.143 0.549 0.047157.733
611G1植田 正幸Rn-sports制動屋KK-ZS
MYST KK-ZS
R1'44.494 0.900 0.351157.203
763G2長嶋 重登ミスト☆T.U.CGROUP
Dallara F301
1'44.805 1.211 0.311156.737
89G3KAMIKAZEFIRST GARAGE & 04W
TOKYO R&D SYNERGY RD04W
1'45.118 1.524 0.313156.270
916ISHIKENHMRハンマーR☆ハヤテ
疾風
1'45.398 1.804 0.280155.855
103G4船井 俊仁ファーストガレージFG108
FG108
1'45.500 1.906 0.102155.704
1134G5三浦 勝NUTECルノー
Renault FC106
1'46.130 2.536 0.630154.780
1222G6みきてぃLP・Shop kts24
kts24
1'46.255 2.661 0.125154.598
1392GKENBOWファーストガレージRK01
B-MAX RK01
1'47.575 3.981 1.320152.701
1476G7松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
1'47.813 4.219 0.238152.364
150G8渡辺 義人チームNATSエクシズWXR
WXR MK-II
1'47.959 4.365 0.146152.158
1685G9新井 誠二ファーストガレージRK01
B-MAX RK-01
1'48.522 4.928 0.563151.368
1782G10梅村 充史F302.MAZDA
Dallara F302
1'49.024 5.430 0.502150.671
1833D1杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
DOME F110
1'50.486 6.892 1.462148.678
1978G11鈴木 尊文ウルトラ☆ハンマーR疾風
疾風
1'52.290 8.696 1.804146.289
---- 以上基準タイム(130% - 2'14.849)予選通過 ----
-55G13河野 靖喜ファーストガレージ&R-UP
FR2000
d.n.s---
  • 'R'マークは従来のコースレコード(G: 1'44.520)を更新した。

Forumula Beat

第6戦富士公式予選結果

FANATEC GT World Challenge Asia -RIJ- (2024/06/22) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2024 Formula Beat Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
119ハンマー 伊澤アルカディア☆ハンマーRハヤテ
疾風
1'43.446--158.796
272金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
1'43.560 0.114 0.114158.621
36酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1'43.880 0.434 0.320158.132
440宇高 希TAKE FIRST F108
ZAP F108
1'44.040 0.594 0.160157.889
527徳升 広平BLUE☆MAX-AAA-RK
B-MAX RK-01
1'44.122 0.676 0.082157.765
611G1植田 正幸Rn-sports制動屋KK-ZS
MYST KK-ZS
1'44.392 0.946 0.270157.357
763G2長嶋 重登ミスト☆T.U.CGROUP
Dallara F301
1'44.774 1.328 0.382156.783
89G3KAMIKAZEFIRST GARAGE & 04W
TOKYO R&D SYNERGY RD04W
1'44.983 1.537 0.209156.471
916ISHIKENHMRハンマーR☆ハヤテ
疾風
1'45.120 1.674 0.137156.267
103G4船井 俊仁ファーストガレージFG108
FG108
1'45.473 2.027 0.353155.744
1134G5三浦 勝NUTECルノー
Renault FC106
1'46.087 2.641 0.614154.843
1222G6みきてぃLP・Shop kts24
kts24
1'46.250 2.804 0.163154.605
1376G7松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
1'47.359 3.913 1.109153.008
1492GKENBOWファーストガレージRK01
B-MAX RK01
1'47.532 4.086 0.173152.762
150G8渡辺 義人チームNATSエクシズWXR
WXR MK-II
1'47.676 4.230 0.144152.558
1685G9新井 誠二ファーストガレージRK01
B-MAX RK-01
1'48.043 4.597 0.367152.039
1782G10植村 充史F302.MAZDA
Dallara F302
1'48.401 4.955 0.358151.537
1833D1杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
DOME F110
1'50.469 7.023 2.068148.701
1978G11鈴木 尊文ウルトラ☆ハンマーR疾風
疾風
1'51.606 8.160 1.137147.186
---- 以上基準タイム(130% - 2'14.717)予選通過 ----
-55G13河野 靖喜ファーストガレージ&R-UP
FR2000
d.n.s---

筑波・富士S-FJ選手権

第5戦富士決勝ドライバーコメント 優勝・渡会太一「ビリからでも勝てるって証明できた」

優勝 渡会太一(FTKレブレーシングガレージ)

優勝した渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

 「まさか勝てるとは思っていなかったです(笑)。レインコンディションの中チームとしても1-2だったので、クルマの良さも見せられたしよかったなと思います。(見たか!って感じ?)ホントにそれで、ビリからでも勝てるって証明できたので、すごい嬉しいです」

2位 松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)

決勝2位の松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)

 「いつの間にやらポジション上がった、という感じです(笑)。富士が初めてて金曜土曜とウエットとドライは走れましたが、今日も予選なくていきなり決勝という感じでちょっと心配でしたが、いいレースができたなと思います。ただもっと早く2位に上がって渡会君を追い上げたかったですね」

3位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)

決勝3位の石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)

 「(トップに立ったあとのペースは?)単独のペースは前の二人(渡井と松井)の方が速くて、小田選手も速かったので、もう要所要所抑えるしかないと思って守っていたのですが、抑えきれずに残念な結果になってしまいました。なかなか(筑波では)できないバトルだったので、そこはよかったなと、誇るべきだと思います。(ダルマの目入れは次の筑波で?)そうしたいですね(笑)」

4位 小田優(Drago CORSE TAKE)

決勝4位の小田優(Drago CORSE TAKE FIRST)

 「トップに出た時にタイヤがタレてしまっていて、それでも1コーナー抜ければ逃げられるくらいのタイヤは残っていて、ペースもあったので、悔しいですね。1コーナーは磐上君が止まり切れていなくて、こっちはよけるしかないので、クルマ壊れなかっただけよかったなと思います。もうちょっとでいいレースで終われるところだったので、次頑張ります」

5位 酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

決勝5位の酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

 「序盤自分はペースがあって、トップについては行けたので、このまま優勝狙えるかなって思いました。3番手のクルマ(角間)と接触があったので、それでミラーが無くなっちゃって、後ろが確認できなかったので、譲るようなレースになっちゃったのですけれど、最後は後ろのクルマ離れたのがわかったので、自分のペースで走れたので5番まで戻って来られたので、良かったかなと思っています」

6位 伊藤駿(ZAPSPEED10ED)

決勝6位の伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED)

 「今回はしょうがないというか、こんなもんだろう、みたいな車両差がありますね。運転で差があるようには感じなくて、後ろから見ていてもKKSのいいところが出ているっていう感じで。自分の運転も今回見直すところをいっぱい見つけたのですが、それ以上にクルマの差があったかな、と思います。筑波帰って挽回ですね、筑波ならあまり差が出ないので、うまく行けるかな。シリーズポイント的にもけっこう拮抗しているので、なんとか勝ちを拾って行ければな、と思います」

R 角間光起(ELIVレーシング10VED)

リタイアした角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 「(TGRコーナーの接触について)ブレーキングポイントが前クルマとだいぶ違う感じで、石井君とか割とブレーキングポイントが近いのですけれど、酒井君は走り方が違っていて、自分が思ったよりも手前で(ブレーキを)踏む走り方みたいで。それに合わせ切れずに突っ込みそうになったので、強く踏んだらロックしちゃって、それでコントロールできなくなった感じです。スタートからホイールスピンさせ過ぎちゃって、気持ちが焦っていたところもあるので、そこを改善していかないといけないていう感じです。シリーズポイント的にも後がないと言うか、次から外せない状態になったので、次切り替えてちゃんと勝てる状態で挑みたいですね」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

筑波・富士S-FJ選手権

第5戦富士決勝 渡会太一が圧巻のテール・ツー・ウィン 松井啓人が2位でレヴレーシングが1-2

優勝した渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

 2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第5戦決勝は6月23日(日)に富士スピードウェイで開催され、トップが目まぐるしく入れ替わる12周のレースで、最後尾21番手スタートの渡会太一(FTK レブレーシングガレージ)がすべてのクルマをオーバーテイク、優勝を飾った。

 予選がキャンセルになったことで筑波・富士シリーズのランカーが前方からスタート、鈴鹿・岡山シリーズの上位ランカーである松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)が12番、小田優(Drago CORSE TAKE)13番、渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)に至っては最後尾の21番グリッドからスタートすることになり、彼らがどんな追い上げを見せるかが注目された。

 朝から降り続いた雨は12時55分のフォーメーションラップ開始時点でほぼやんでいるが、コースは依然としてウエットコンディション。21台全車がウエットタイヤでグリッドについて、レーススタート。

決勝がスタートした

 ポールシッターの角間光起(ELIVレーシング10VED)は好スタートを切ったが、それを上回るロケットスタートを見せたのが3番グリッドから発進の石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)。髪をまるめた効果かスタートの加速で2番グリッドの伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)をかわすとTGRコーナーで角間をアウトから仕留めてトップに立つ。3位に落ちた伊藤も負けずにアドバンコーナーでは角間のインを差しに行くがここは角間がポジションを守る。その伊藤に今度は酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)が襲い掛かり第3セクターでオーバーテイク、3位を奪ってストレートに戻って来る。

 石井~角間~酒井~伊藤~黒川史哉(ZAP SPEED 10V)~津田光輝(ファーストガレージKK-SII)というトップ6でオープニングラップを終了。注目の渡会太一は1周で10台を抜き去って11位までポジションアップ。

 勢いにのる酒井はスリップストリームを活かして角間に接近、2周目のTGRコーナーでインを突くとオーバーテイクを完了、2位に上がる。3位に落ちた角間は挽回を狙うが背後に伊藤が迫っている。2位争いのスキに石井はリードを拡げ、2周目に2位酒井に0.606秒の差をつける。酒井と3位角間は0.659秒差、そこから0.522秒のギャップで伊藤、0.462秒差で黒川と続き、6位には12番手スタートの小田が上がってきている。渡会太一は2つポジションを上げて9位。

 スリップストリームが大変利く富士ではコントロールライン上で0.5秒程度の差があっても、TGRコーナー進入時にはほとんど差がない状態になる。それを利用したのが角間で3周目のストレートエンドで酒井に接近、テール・ツー・ノーズ状態でTGRコーナーに進入する。しかし角間はブレーキングで大きく姿勢を乱し、酒井と接触、アウト側へコースアウト、止まってしまう。リヤセクションのダメージが大きく角間はここで無念のリタイヤ。角間によるとブレーキングポイントが違う酒井に当たりそうになりブレーキの踏力を強めたらタイヤがロックして酒井に接触してしまったとのこと。酒井もこの接触でポジションを落としてしまう。

 このアクシデントでセーフティカー(SC)投入が宣言される。この時点での順位は石井~伊藤~黒川~小田~酒井~磐上隼人(アルビ富士吟景GIAED)というトップ6。小田は4位まで進出、渡会は前を行くこれも鈴鹿組の元山泰成(Ecotech Works Racing F)にやや手こずり8位。さらに渡会の後方にチームメイトの松井が上がってきている。そして周囲が驚いたのが、10位につける落合蓮音(ファーストガレージKKS-2)で、今回がスーパーFJで2レース目、20番グリッドからスタートし中団の混戦をかいくぐってオープニングラップで14位、2周目13位、3周目10位までポジションを上げてきた。

 SCランは5周目まで続き6周目からレース再開。リスタートでは石井が13コーナー辺りから加速を始めると伊藤もこれにうまく対応。コントロールライン上ではテール・ツー・ノーズ状態に持ち込む。その後方では小田がTGRコーナー進入でインから黒川をオーバーテイク、3位に浮上する。さらに第1セクターで磐上が酒井を攻略、5位にポジションアップする。元山と渡会も酒井を仕留めてそれぞれ6位、7位へ浮上し磐上に接近する。

 続く7周目、ストレートでスリップストリームを効かせた小田が伊藤に接近、TGRコーナーでインから前に出て2位。後方では6位まで上がってきていた元山がコースアウト、大きく順位を落とす。これで渡会が6位。小田は追撃の手を休めず石井を追い詰めにかかり、ダンロップコーナーでインからずばっとオーバーテイク、ついにトップに立つ。しかし石井も諦めずに小田を追走。7周目終了時点で0.153秒の差。3位伊藤はやや離され0.730秒のギャップ。トップスピードが202キロ/hの小田、205キロ/hの石井に対して193キロ/hの伊藤は富士の直線勝負で何とも分が悪い。4位に磐上、渡会も5位とそれぞれ黒川を仕留めてポジションアップ。

 8周目、石井はTGRコーナーで小田をインから差してトップを奪回。そして勢いに乗る磐上も伊藤をオーバーテイク、3位に浮上する。磐上のマシンはコーナー毎にリヤが流れそうになるのをカウンターで抑え込んでの激走で、バトルを繰り広げる石井と小田の背後に迫る。小田はコーナー毎に石井にプレッシャーをかけるとGRスープラコーナーでアウトからクロスラインで石井を攻略、再度トップに立つ。磐上もコントロールライン手前で石井をオーバーテイク、毎レーススタンドで旗を振り声援をおくる事で有名な磐上の応援団に応えてみせた。

 小田を先頭に、磐上~石井~伊藤~渡会が0.7秒以内のワンパックで9周目のTGRコーナーに殺到。ここで磐上が先頭に出るが勢い余ってオーバーシュート。これを回避するために小田もコースアウトし、石井がトップに立つ。伊藤も一瞬失速し、そのスキを見逃さず渡会と松井が2位、3位へと進出する。9周目を終えての順位は

  • トップ 石井
  • 2位   渡会(+0.353秒)
  • 3位   松井(+1.190秒)
  • 4位   伊藤(+1.309秒)
  • 5位   小田(+2.784秒)
  • 6位   酒井(+3.790秒)

 ストレートでスリップストリームを活かした渡会は石井との間合いをぐっと詰めるとTGRコーナーでインから仕掛ける。石井もアウトから被せるようにターンインするが渡会はドアをこじあけるように前に出てオーバーテイクに成功。ついに10周目にして最下位スタートからトップに躍り出るとじわじわと石井を引き離し0.539秒までギャップをひろげる。11周目も渡会のリードは拡がり、逆に石井は松井からのプレッシャーにさらされて防戦一方になる。アドバンコーナーでは松井が石井に並びかけてサイド・バイ・サイドで立ち上がり、ここは石井がしのぐもテール・ツー・ノーズ状態で第3セクターを抜けると最終コーナーからの加速で松井が並走。0.038秒の差でファイナルラップに突入する。その間にトップ渡会は1.447秒までリードを拡大。小田は伊藤をオーバーテイクして4位へ。

 12周目のTGRコーナーで松井がインから石井を抜き去り2位にポジションアップ。石井はここで力尽きたか松井に追いすがることができず僅かずつだが間合いがひろがりここで勝負あり。

 渡会は最後尾スタートから20台抜きを演じて会心の勝利、2位にチームメイトの松井がはいり、レヴレーシングの1-2フィニッシュとなった。3位石井は3戦連続の表彰台獲得も、両親から贈られた必勝のダルマに目を入れることは叶わなかった。4位小田、渡会同様圧倒的な速さを見せたがアクシデントに泣いた。5位酒井はフォーミュラBeatとのダブルエントリーで切り替えが大変だといいつつもファイナルラップで伊藤を仕留めて順位を上げた。伊藤はトップスピードの足りないマシンでレース巧者ぶりを見せたが悔しい6位に終わった。

 応援団の目の前でトップ争いを見せた磐上は16位、しかし11周目にファステストラップを叩き出した。4台が出走のジェントルマンクラスは 終始クラストップを走った秋山健也(スーパーウインズKKS2)が総合13位でクラス優勝、以下総合17位の畠山退三(zap speed KKS2)、同18位の山根一人(光精工 TK-Sport MYST)というトップ3になった。

 ポディウムに戻って来た渡会はまずクルーと抱擁。おもむろにヘルメットを脱いだオーバーテイクショーの主役は満面の笑みを見せた。

 筑波・富士S-FJ選手権第6戦は7月28日に筑波サーキットで行われる。角間がノーポイントに終わったことでシリーズランキングは伊藤が56点でトップ。2位石井53点、角間52点、アレックス50点と混とんとしてきた。

角間光起と酒井翔太が接触 リタイアを喫した角間光起(ELEVレーシング10V ED) 小田優と石井大雅の争い 石井大雅と渡会太一の争い 酒井翔太、磐上隼斗と元山泰成の争い 優勝は渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ) 決勝2位は松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ) 決勝3位は石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2) 決勝4位は小田優(Drago CORSE TAKE FIRST) 決勝5位は酒井翔太(ファーストガレージKK-SII) 決勝6位は伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED) マスタークラス優勝は秋山健也(スーパーウィンズKKS2)表彰式 シャンパンファイト マスタークラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE

筑波・富士S-FJ選手権

第5戦富士決勝結果

FANATEC GT World Challenge Asia -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
18渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1227'33.712--
27松井 啓人FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1227'35.088 1.376 1.376
353石井 大雅ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
1227'35.959 2.247 0.871
443小田 優Drago CORSE TAKE FIRST
MYST KK-S2
1227'36.639 2.927 0.680
555酒井 翔太ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
1227'38.568 4.856 1.929
614伊藤 駿ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1227'38.632 4.920 0.064
71元山 泰成Ecotech Works Racing F
MYST KK-S2
1227'39.425 5.713 0.793
815黒川 史哉ZAP SPEED 10V
TOKYO R&D RD10V
1227'43.286 9.574 3.861
952津田 充輝ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
1227'50.79017.078 7.504
105板倉 慎哉AORE TOKYO Racinf F
MYST KK-S2
1227'51.98218.270 1.192
1122内藤 大輝RaiseUP RCIT ED
MYST KK-S2
1227'52.84919.137 0.867
1251落合 蓮音ファーストガレージKKS-2
MYST KK-S2
1227'53.85020.138 1.001
133M1秋山 健也スーパーウィンズKKS2
MYST KK-S2
1227'57.43923.727 3.589
1471宮本 颯斗leprix sport KKS-II
MYST KK-S2
1227'57.59523.883 0.156
154古里 拓FLEET REV KK-SII
MYST KK-S2
1228'05.48031.768 7.885
1633磐上 隼斗アルビ富士吟景GIA ED
MYST KK-S2
1228'07.27933.567 1.799
1738M2畠山 退三zap speed KKS2
MYST KK-S2
1228'07.38233.670 0.103
1847M3山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
1228'16.29442.582 8.912
1918水谷 誠HC桶川MRPYTT ZAP ED
TOKYO R&D RD10V
1228'52.4621'18.75036.168
2025M4フェリペ昌WRS MASA KKS-II
MYST KK-S2
1229'02.6041'28.89210.142
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
-91角間 光起ELEVレーシング10V ED
TOKYO R&D RD10V
24'12.71110Laps10Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 33 磐上隼斗(アルビ富士吟景GIA ED) 2'03.185 (11/12) 133.351 km/h

筑波・富士S-FJ選手権

第5戦富士公式予選 コンデション不良のため予選はキャンセル、ポイントリーダー角間光起がポールポジションを獲得

予選中止のためポールポジション位置につく角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第5戦公式予選は6月23日(日)に富士スピードウェイで開催予定だったが、天候不良のためキャンセルとなった。

 決勝のスターティンググリッドは、筑波・富士シリーズおよびS-FJジャパンリーグのポイントランキングに基づき、シリーズポイントのない選手は主催者判断でグリッドが決定された。。

 これによりポールポジションは筑波・富士シリーズポイントリーダーの角間光起(ELIVレーシング10VED)が獲得。2番手に伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)が並び、以下石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)、酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)がセカンドロウ、5番手黒川史哉(ZAP SPEED 10V)、6番手内藤大輝(RaiseUP RCIT ED)というトップ6になった。。

ポールポジション 角間光起(ELIVレーシング10VED)
 「雨のドライビングには自信があるので、このまま(後ろを)抑えきれれば、シリーズ考えてもけっこう美味しい感じではありますね。まずは安全にゴールするのを第一に、頑張っていきたいなと思います。ずっと天気予報見ています(笑)けれど、スタート時点でまた雨が降って来るみたいな。決勝中にもコンディション変わるみたいなので、それにいかに適応できるかが今回勝負になってくるかなと思います」

 決勝は12時40分コースイン予定、シリーズポイントを有さないために下位のグリッドに鈴鹿勢が並ぶことになり、彼らがどんなオーバーテイクショーを見せてくれるか、展開が期待される。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

SUPER FORMULA

第3戦SUGO決勝記者会見 優勝・野尻智紀「いつコースアウトするか不安だった」

優勝 野尻智紀(TEAM MUGEN)

決勝記者会見:優勝した野尻智紀(TEAM MUGEN)

 「この内容なので、SUGOでの10年ぶりの優勝はいい形ではありません。ただ、シリーズのポイントを考えると大事な1勝ですが、複雑です。スリッピーなコンディションで、グリップしなかったし、先頭だったので、ぎりぎり走れたんだと思います。雨量とかコース上の水の量とか多くないのに、どうしてこんなにグリップしなくて滑るんだろうと乗りながら思っていました。数周しか走ってませんが、いつコースアウトするか不安でした。ファンの皆さんにもお待たせして申し訳なかったです」

 「週末は耐えるレースになると思っていましたが、チームの力に助けられて、ポール、優勝とつなげられたので、いい流れに乗っていけそうな足がかりをつかめたと思います。次の富士テストで、後半戦に弾みをつけられるようにしていきたいと思います」

2位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

決勝記者会見:2位の岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

 「レースを最後までできなかったので、悔しい思いがあります。最後まで戦って結果がどうなるかという勝負をしたかったです。ファンの方が長く待ってくださって、レースが再開されなかったのは、思うところはありますが、天候に関してはどうしようもないです。2戦連続2位で一番悔しい思いをする立場なのかと感じています」

 「テストを挟むので、いろいろ見つかったりとか、ステップを踏めるタイミングだと思います。全選手一緒ですが、いま上位にいることはできているので、優勝できるようにパフォーマンスを上げていかないといけないと思ってます。後ろからもライバルが追い越そうと来るので、しっかり準備を全力でして、ひとつひとつ目の前の課題をクリアしていきたいと思います」

3位 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)

決勝記者会見:3位の坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)

 「ウェットの調子はすごくよかったです。できればレースはやりたかったです。2月の鈴鹿のウエットテストはまったく速くなく、不安を抱えていました。練習が赤旗とかで走れなかったなかで、うまくアジャストして、決勝は数周でしたけど、速さは確認できました」

 「右肩上がりで予選、決勝でも速さは出てきていると思います。まだトップは取れていないので、後半戦に向けてそろそろ勝たないとチャンピオンシップが苦しいと思います。富士テストはかなり肝になるポイントですし、チームと一緒に頑張っていきたいと思います。去年は、テストを有効に活用できず失速したので、そうならないようにしたいです。今年はチームが代わっているので、富士でテストをできるというのは大きなステップを踏めるチャンだと思っています」

決勝フォトセッション:トップ3のドライバーたち

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

第3戦SUGO決勝優勝チーム監督記者会見 田中洋克氏「まだまだ安定感と精度が足らない」

優勝チーム監督記者会見:田中洋克氏(TEAM MUGEN)

優勝チーム監督 田中洋克氏(TEAM MUGEN)

 「昨日の予選で野尻選手がポールで、岩佐選手が2位、チームとして1-2でした。この結果を持って今日はいいレースをできればいいなと思っていました。午前中のフリー走行で岩佐選手がクラッシュしましたが、雨の見た目以上に、かなり雨量が多かったです。野尻選手も岩佐選手もフロントローからのスタートでしたが、中盤以降の選手は相当危険だと思っていました」

 「みなさんチームは好調に見えるかも知れませんが、今年の統一ダンパーのルールをまだまだ試しているところです。フリー走行では野尻選手が良かったり悪かったりで、岩佐選手のセットも見ながら予選に合わせてきましたが、まだ安定感という意味では精度も含めて足らないと思います。これからテストをしてチームチャンピオンと、野尻選手か岩佐選手のドライバーチャンピオンを取れるように取り組んでいきます」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

第3戦SUGO決勝 悪天候でレースは途中終了、野尻が今季2勝目を飾る

表彰式

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦の決勝が、6月23日、宮城県・スポーツランドSUGOで行われた。悪天候でクラッシュが相次いだレースは、予定された51周の約4分の1で終了。ポールポジションスタートの野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が今季2勝目を飾った。

 決勝日は、朝から雨が降り続き、時折霧が発生する難しい天候となった。

 決勝前のウォームアップ走行で、山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が最終コーナーでクラッシュ。このため損傷したガードレールの修復に時間を要し、予定時刻の午後2時30分から約1時間遅れて、セーフティカー(SC)先導でスタートが切られた。

 5周を終えたところでSCランが解除されたものの、この周の最終コーナーで8番グリッドスタートの大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)がクラッシュ。これで再度SCランとなる。

 12周終了でSCランが解除。しかし、またしても解除された13周目の最終コーナーで、阪口晴南(VERTEX CERUMO・INGING SF23)がクラッシュ。このアクシデントにより、レースは赤旗が提示され中断となった。

 全車が一旦メインストレート上に縦に並び、レース再開または終了の判断を待つことになった。

 この時点での順位は、野尻、岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、大湯都史樹(VERTEX CERUMO・INGING SF23)、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)。

 そして、午後4時27分にレースを運営する日本レースプロモーションの近藤真彦会長が、来場した観客に向け、中断をもってレースを終了する旨をアナウンス。

 レースは赤旗提示前の12周終了時点で成立となった。

 なお、周回数が少なかったことで、規定によりシリーズポイントはハーフポイントとなった。

レースはセーフティーカー先導で始まった

優勝・野尻智紀、2位・岩佐歩夢でチーム無限が1-2

決勝2位は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

第3戦SUGO決勝結果

東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
116野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1226'22.982--
215岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1226'23.656 0.674 0.674
336坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1226'24.532 1.550 0.876
45牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1226'25.701 2.719 1.169
539大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1226'26.038 3.056 0.337
63山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1226'26.620 3.638 0.582
720国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1226'28.132 5.150 1.512
84小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1226'28.229 5.247 0.097
950木村 偉織San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1226'28.771 5.789 0.542
107小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1226'28.899 5.917 0.128
1165佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1226'29.713 6.731 0.814
1238阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1226'30.463 7.481 0.750
138福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1226'31.050 8.068 0.587
146太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1226'32.070 9.088 1.020
1512三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1226'32.238 9.256 0.168
1637笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1226'32.665 9.683 0.427
1719平良 響ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1226'33.90510.923 1.240
1853ジュジュTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1226'35.87112.889 1.966
1955松下 信治TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1226'37.43814.456 1.567
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
-14大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
49'44.2598Laps8Laps
-64山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
0d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 16 野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23) 1'27.606 (13/14) 128.276 km/h

SUPER FORMULA LIGHTS

第9戦SUGO決勝記者会見 優勝・野中誠太「ぼくには雨の経験値があった」

優勝 野中誠太(TOM'S)

決勝記者会見:優勝した野中誠太(TOM\'S)

 「少ない周回数でしたが、スタートを決めることができました。ライツで雨のレースを経験している人は少ないと思いますが、ぼくは経験値があるので前に出ることができたと思います。特別なことはやっていませんが、ドライとグリップレベルが違って、ホイールスピンをしやすいので、クラッチのつなぐ量とかを少なくしています。1コーナーでは余裕で前に出ていたわけではなくて、ブレーキング勝負でリスクを背負っていきいました。今週はドライもレインもペースがなかったので、SCには助けられました」 」

2位 小出峻(B-MAX RACING TEAM)

決勝記者会見:2位の小出峻(B-MAX RACING TEAM)

 「午前中がSCスタートになったので、レインタイヤがどれくらい路面に食いつくかというのを確かめられませんでした。4番手の野中選手がすごいいいスタートで、1コーナーでサイドバイサイドになって、守りたかったんですが、野中選手の1コーナーのグリップがよかったので、前に出してしまいました。そこから追い抜こうとプッシュしたんですがSCが出て、そのまま終わってしまいました」

3位 中村仁(TOM'S)

決勝記者会見:3位の中村仁(TOM\'S)

 「敗因はスタートでした。朝からスタート練習を何回もして、エンストだけは避けようと思いましたが、反応が悪かったです。エンストしなかったので5点くらいは与えてもいいのかなと思います。5位まで落ちましたが、その後はいい位置取りができました」

決勝フォトセッション:トップ3のドライバーたち

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA LIGHTS

第9戦SUGO決勝 好スタートの野中誠太が今季3勝目 レースは視界不良のためSCランで終了

等間隔で走行するトップ3台

 スーパーフォーミュラ・ライツ第9戦は23日、スポーツランドSUGOで決勝を行い、4番グリッドから好スタートを切った野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)がトップに立つと、セーフティーカーランで終了したレースを制して今季3勝目を飾った。

 レースは午後0時35分にフォーメーションラップが始まった。雨は間断なく降り続き、霧も立ちこめてきたが、今回はセーフティーカー(SC)先導ではなく、スタンディングスタートとなった。

 好スタートを切ったのは4番グリッドの野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)。ストール気味だった、前方グリッドの中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)の左側をすり抜け、ポールポジションの小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)、3番グリッドの荒川麟(B-MAX RACING 324)にアウトから並びかけると、1コーナで並走しつつトップに立った。2位には小出が、3位には好スタートを切った古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)が上がるが、3コーナーでコースオフ。中村が3位に浮上し、4位には荒川が、5位には古川が、6位には小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が続く。

 トップの野中は1周目に2位の小出を1秒5離すと、2周目には1秒8まで広げる。しかし3周目からは小出が徐々に野中との差を詰め始めその差は1秒7、4周目には1秒3、5周目には0秒9と接近する。

 しかし、レースは7周目に霧が濃くなり、視界不良のためSCが導入された。

 この後も視界は回復することなく、レースは16周目に規定の30分間を経過したためSCランのまま終了。野中が今季3勝目を飾った。2位には小出が、3位には中村が、4位には荒川が、5位には2周目に古谷をパスした小林が、6位には古谷が入った。

 マスタークラスは1周目にポールポジションの今田信宏(JMS RACING TEAM)をかわしたDRAGON(TEAM DRAGON 324)が2連勝を飾った。

 レースは規定周回数の75%、14周以上を周回したためフルポイントが与えられる。この結果、野中はドライバーポイントを38まで伸ばしリーダーを守った。2位には31ポイントで小出が、3位には30ポイントで中村が続いている。

 第10戦~12戦は、富士スピードウェイに舞台を移し、7月20日、21日に決勝が行われる。

雨のなか決勝がスタートした

優勝は野中誠太(TOM\'S)

決勝2位は小出峻(B-MAX RACING TEAM)

決勝3位は中村仁(モビリティ中京 TOM\'S 320 TGR-DC)

レースはセーフティーカー先導で終わった

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Foruma

SUPER FORMULA LIGHTS

第9戦SUGO決勝結果

東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 9 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
136野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1630'27.157--
250小出 峻HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1630'29.776 2.619 2.619
335中村 仁モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1630'31.096 3.939 1.320
451荒川 麟B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1630'32.631 5.474 1.535
538小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1630'33.837 6.680 1.206
637古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
1630'34.613 7.456 0.776
72荒尾 創大HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
1630'35.181 8.024 0.568
81ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1630'35.525 8.368 0.344
930M1DRAGONTEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1630'44.41817.261 8.893
104M2今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1630'45.09317.936 0.675
1113M3藤原 誠TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1630'45.88818.731 0.795
128M4清水 康弘GNSY 324
GNSY RACING
1630'46.52919.372 0.641
---- 以上規定周回数(90% - 14 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 35 中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC) 1'32.454 (6/16) 139.652 km/h

SUPER FORMULA LIGHTS

第8戦SUGO決勝記者会見 優勝・中村仁「ハイペースで走れた」

優勝 中村仁(TOM'S)

決勝記者会見:優勝した中村仁(TOM\'S)

 「SCスタートで、抜きづらいレースになると思いましたが、ケイレン選手が3コーナーでミスしたところをうまく前に出ることができました。その後もハイペースで走れたので内容もすごくよかったです。大きなミスをしないようにしつつ速さも求め、新しい走りも試していました。次のレースも相手がミスすることを望んでいるわけではなく、ペースには自信があるのでオーバーテクは可能だと思っています」

2位 荒尾創大(TODA RACING)

決勝記者会見:2位の荒尾創大(TODA RACING)

 「SCスタートで中村選手の後ろにつけていましたが、抜くことはできず、ケイレン選手がミスをしたときにも抜けませんでしたが、ペースはぼくの方がよかったです。後ろから小出選手が迫ってきたので焦ってミスをして抜かれてしまいました。最終ラップにチャンスをつかむことができてよかったです。次のレースですが、SCでもグリッドスタートでもどちらのコンディションでも合わせられるようにしていきます」

3位 ケイレン・フレデリック(B-MAX RACING TEAM)

決勝記者会見:3位のケイレン・フレデリック(B-MAX RACING TEAM)※この後5位に降格

 「雨のなかの初レースでトリッキーで、得ることが多かったです。1~3コーナーの走りをつかんでなくて、ミスをしてしまいました。クルマのバランスにも問題があり、こういう結果になってしまいました。昨日もトラブルでいい週末ではないです。この経験を生かして次のレースに臨みますが、最後尾グリッドなのでポイント獲得は厳しいと思います」

 ※3位のケイレン・フレデリックは、この後ペナルティーを科され5位に降格となっている。

決勝フォトセッション:トップ3のドライバーたち

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA LIGHTS

第8戦SUGO決勝 中村仁が雨のレースを制し初優勝

優勝は中村仁(モビリティ中京 TOM\'S 320 TGR-DC)

 スーパーフォーミュラ・ライツ第8戦は、6月23日、スポーツランドSUGOで決勝を行い、フロントロー2番手からスタートした中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が、セーフティカースタートとなった雨中のレースを独走で制し、初優勝を飾った。

 全国的に広く雨となった日曜日。ウェットでのレースは今シーズン初。まして、今季から導入された新エンジンの特性、クムホタイヤなど、雨における未知な要素が多いだけに、各チーム、ドライナーは手探り状態のなかでスタートを迎えた。

 降り続く雨のなか、午前9時にセーフティカー(SC)先導でスタートが切られるが、3周目にマスタークラスの藤原誠(TEAM DRAGON 324)がスピンしてストップ。これによりさらにSC先導が2周続くことになり、その後、実質のスタートが切られた。

 トップで1〜2コーナーを抜けたポールポジションスタートのケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)だったが、3コーナーで膨らんでしまい、中村に先行を許してしまう。

 トップに立った中村は、ただ一人1分32秒台のタイムを刻み、2位を争うフレデリック、荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)、小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)を引き離していく。その差は、8周目に2秒、14周目に6秒と徐々に大きくなっていく。

 僅差の争いを繰り広げる2位グループは、終盤15周目に順位変動が起きる。馬の背コーナー進入で荒尾が若干はらんだ隙を見逃さず小出が前へ出る。これでトップ中村、8秒遅れてフレデリック、小出、荒尾が続く形になった。

 4位以下は、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)、荒川麟(B-MAX RACING 324)、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)、野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)となり、こちらは序盤から順位が動くことはなかった。

 序盤のSCランが長引いたことで、予定していた19周を終える前に最大時間30分を超えたため、18周でチェッカーを迎えることとなった。

 誰もがこのままの順位で終わると思ったラストラップ。またしても馬の背で2位グループに動きが出ることになった。3位小出がアウトから2位フレデリックに並びかけるが、フレデリックも小出を抑えようとブレーキングを遅らせたため、2台ともに膨らんでしまい、この間に荒尾が2位に浮上。

 レースは独走の中村が初優勝。漁夫の利を得た荒尾が2位、若干のタイムロスでコースに復帰したフレデリックが3位でチェッカーを受けた。

 しかし、レース後、フレデリックには「危険なドライビング行為」があったとして5秒加算のペナルティが課された。この結果、小林が3位となった。

 マスタークラスは、クラスPPスタートの今田信宏(JMS RACING TEAM)を8周目の1コーナーでかわしたDRAGON(TEAM DRAGON 324)が独走。周回を重ねるたびに今田との差を開いて、今シーズン初優勝。今田の今季5連勝を阻止した。

 第9戦決勝は本日、午後0時35分より19周で行われる。

レースはセーフティーカースタートとなった

セーフティーカーが退きレースが始まった

3コーナーでケイレン・フレデリックをパスする中村仁

決勝2位は荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)

決勝3位は小林利徠斗(モビリティ中京 TOM\'S 320 TGR-DC)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

第3戦SUGOフリー走行2回目 雨が強くなりアクシデントで中断、終了

フリー走行2回目:この直後、ストレートでスピンを喫した岩佐歩夢

 6月23日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦決勝日。宮城県・スポーツランドSUGOは夜半から雨に見舞われた。

 雨が降り続くなか、午前9時55分から行われたフリー走行2回目は、開始早々に岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)がストレートでスピン。ピットウォールに車両をヒットさせてしまい、走行は中断。

 その後、雨足が強くなったため、安全確保の観点から走行は再開されず終了となった。

 決勝は、午後2時30分から51周(または75分)で行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA LIGHTS

第8戦SUGO決勝結果

東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
135中村 仁モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1831'16.226--
22荒尾 創大HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
1831'28.33312.10712.107
338小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1831'29.55413.328 1.221
451荒川 麟B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1831'30.96114.735 1.407
5*1ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1831'34.11917.893 3.158
637古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
1831'34.60318.377 0.484
7*36野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1831'36.48020.254 1.877
850小出 峻HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1831'49.42133.19512.941
930M1DRAGONTEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1832'07.58751.36118.166
104M2今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1832'16.5851'00.359 8.998
118M3清水 康弘GNSY 324
GNSY RACING
1832'46.0501'29.82429.465
12*13M4藤原 誠TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1632'34.3392Laps2Laps
---- 以上規定周回数(90% - 16 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC) 1'32.093 (17/18) 140.200 km/h
  • CarNo. 13は、H項2.10.11(SC中の危険走行/スピン)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 1は、2024 SFL統一規則15.1.2(危険なドライブ行為/コース外への押し出し)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。

SUPER FORMULA

第3戦SUGOフリー走行2回目結果

東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/23) Free Practice 2 Weather:Rain Course:Wet
2024 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
150木村 偉織San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'34.502--136.626
26太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'35.764 1.262 1.262134.825
337笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.390 1.888 0.626133.950
455松下 信治TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'41.570 7.068 5.180127.118
553ジュジュTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'48.00813.506 6.438119.541
616野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
2'12.02437.52224.01697.796
77小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
2'14.10139.599 2.07796.281
838阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
2'22.26247.760 8.16190.758
939大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
2'32.99458.49210.73284.392
1015岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
2'43.7301'09.22810.73678.858
113山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
no time---
124小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
no time---
135牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
no time---
148福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
no time---
1512三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
no time---
1614大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
no time---
1719平良 響ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
no time---
1820国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
no time---
1936坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
no time---
2064山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
no time---
2165佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
no time---

SUPER FORMULA LIGHTS

第7戦SUGO決勝記者会見 優勝・小出峻「タイヤを守った」

優勝 小出峻(B-MAX RACING TEAM)

決勝記者会見:優勝した小出峻(B-MAX RACING TEAM)

 「スタートを普通に決めればトップで帰ってこられると思っていました。スタートは80点くらいで決まったという感じはなかったんですが、後ろとの距離も変らず、ホールショットを取れました。2周目にファステストを狙って、そこからタイヤをマネジメントして走りました。途中、フレデリック選手のタイヤに問題があると無線で聞いて、チームメートですし、ひやひやしたので、そこからペースを1秒くらい落としてタイヤを守り、リスク無くレースを終えました。あしたは天候も展開も荒れると思うので、無理せずにチェッカーを受けたいと思います」

2位 中村仁(TOM'S)

決勝記者会見:2位の中村仁(TOM\'S)

 「スタートはいままでで一番決まりました。3位を走ってて前のフレデリック選手に追いつく場面もあったんですが、処理するのに時間がかかりました。そこで小出選手に大きな差を築かれてしまったのでそこが課題です。ウエットはもてぎのテストで走りました。そこではいいパフォーマンスだったのですが、あしたは先入観を持たずに、いい走りをしたいと思います」

3位 荒川麟(B-MAX RACING TEAM)

決勝記者会見:3位の荒川麟(B-MAX RACING TEAM)

 「オートポリスでは3戦ともスタートが悪くて、今回スタート練習をして臨みました。スタートは、よかったのですが、中村選手に抜かれたので、そこは改善点です。フレデリックが厳しそうだったのですが、無理に追いつこうとせず、タイヤマネジメントをしながら最後に抜けたらと思っていました。ライツもクムホタイヤでの雨の経験は無いんですが、あしたは自分のできることをしっかりやって、いい結果で終れたらと思います」

決勝フォトセッション:上位3名のドライバーたち

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA LIGHTS

第7戦SUGO決勝 小出峻が今季2勝目 ケイレン・フレデリックはタイヤトラブルに泣く

優勝した小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)

 スーパーフォーミュラ・ライツ第7戦は22日、スポーツランドSUGOで26周の決勝を行い、ポールポジションからスタートした小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が、スタートでトップに立つと、後続を引き離しながら今季2勝目を飾った。

 レースは午後3時35分にフォーメーションラップが始まる。気温も路面温度も高い。

 トップ3、ポールポジションの小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)、予選2位のケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)、同3位の荒川麟(B-MAX RACING 324)は無難なスタートを切るが、同4位の中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)は好スタート。インから荒川に並びかけ、1コーナーで3位に浮上する。以下、5位に古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)、6位に野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)、7位に荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)、8位に小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が続く。

 2周目に入ったストレートでは6位の野中が古谷に並びかけ、アウトから1~2コーナーで5位に浮上した。

 トップに立った小出は3周目に2位のフレデリックとの差を1秒とすると、その後も徐々にタイム差を開いていく。フレデリックは左リアタイヤにトラブルをかかえており、ペースが上がらない。それでもフレデリックは、ここ抜きにくいSUGOで懸命に後続を抑える。

 15周目、トップ小出は2位のフレデリックとの差を8秒4まで開き独走態勢。フレデリックの左リアタイヤの状態はさらに悪化し、ゴムが剥離始めるとストレートスビードが伸びず、この周3位中村、4位荒川にストレートで並びかけられ、16周目の1コーナーで相次いでかわされ4位まで後退した。

 フレデリックはこの後も順位をずるずると落とし、ついにたまらず20周目にピットインしてリタイアした。

 トップの小出は、フレデリックの状況をチームから無線で知らされ、自身もタイヤをいたわりながら、ペースをコントロール。2位の中村にタイムは詰められるものの、26周を走って4秒差でゴール。今季2勝目を飾った。

 2位には中村が、3位には荒川が、4位には野中が、5位には古谷が、6位には荒尾が入った。

 マスタークラスは、PPの今田信宏(JMS RACING TEAM)がスタートでトップに立つと、2位DRAGON(TEAM DRAGON 324)との差を開きながら優勝。開幕から無傷の4連勝を飾った。

 第8戦決勝は明日23日、午前9時より19周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

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