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VITA岡山

第3戦岡山決勝 有岡綾平が開幕から無傷の3連勝 2位に中島僚斗、3位に増本千春が入る

表彰式

 VITA岡山シリーズ第3戦が5月25日、岡山国際サーキットで10周の決勝が行われ、ポールポジションからスタートした有岡綾平が、2位以下を大きく離して優勝。開幕から無傷の3連勝を飾った。

 第3戦決勝は午後3時55分にフォーメーションラップが始まった。天候は曇りで、気温25度、路面温度27度と予選時に比べ暖かくなってきた。28台(内トロフィークラス14台)が1周を回りグリッドに着いた。

 スタートでは上位3台、有岡綾平(山田車輌Moty’s VITA制動屋)、中島僚斗(&GコーポレーションANGLE TMR)、増本千春(SANNO清水炉工業所TMR)が予選順位のまま1コーナーへ向かう。予選4位の長田茂久(TRACE☆愉快なおっさんVITA)は、シフトミスで失速。予選5位のMAKOTO(まこと君グラホ号テックワールド)にパスされ5位に落ちた。予選6位の下垣和也(SOUEISHA-VITA)は失速した長田に詰まると、予選7位の清水康友(ENDLESS☆カーブテイックTrace)の先行を許し7位に落ちる。その後ろには予選順位のまま、8位吉田和成(日本リアルエステートwithハラタテ)、9位松本匡史(m・dent with萬雲塾VITA)と続く。10位には木村一廊(KOO′ON with ABBEY)をパスした藺牟田政治(恵比寿JOKER制動屋Moty's)がつける。

 ところが、スタート時、後方集団で接触等があり3台が1コーナーでストップ。車両回収のため1周目から早くもセーフティーカー(SC)が導入された。

 SC中の順位は、トップ有岡、2位中島、3位増本、4位MAKOTO、5位長田、6位清水、7位下垣、8位吉田、9位松本、10位藺牟田だ。

 SCは4周終わりで退き、レースは5周目から再開された。ここではトップの有岡が、蹴り出しの悪かった2位中島を0秒7離してコントロールラインを通過。3位増本もさらに0秒7差で上位3台はばらけた。その後ろ0秒7差で4位~7位、MAKOTO、長田、清水、下垣はトレイン状態。少し離れて、吉田、松本、藺牟田が続く。

 ここから有岡は2位以下を突き放しにかかる。6周目にはその差は1秒7まで開いた。この周、8位を走る吉田が、アトウッドでエンジントラブルのため失速。8位には松本、9位には藺牟田、10位には植島禎一(Trace-MBR★制動屋)が上がってきた。

 7周目、トップ有岡と2位中島の差は2秒3まで拡大、ほぼ独走状態となる。2位の中島はヘアピンで他車がまいた小石を拾いペースが上がらず、6周目には1秒3だった3位増本が0秒7差まで迫ってきた。

 8周目、トップ有岡と2位中島の差は2秒8。2位増本は中島に0秒5差まで詰めるもこれ以上の接近は厳しそうだ。4位のMAKOTOは前後に間隔があり、ほぼ単独走行。5位~7位の3人、長田、清水、下垣は接近戦だが互いにチームメートのため無理に仕掛けることはなさそう。その後ろ4秒4離れた8位松本、9位藺牟田、10位に植島は単独走行だ。

 この後も上位陣に順位変動はなく、10周回ってレースは終了。優勝は2位以下を3秒8と大量リードした有岡。開幕から無傷の3連勝を飾った。2位には中島、3位にはさらに1秒差で増本、4位にはMAKOTOが入った。

 5位長田、6位清水、7位下垣も仲良くトレイン状態のままフィニッシュ。8位に松本が、9位に藺牟田が、10位に植島が入った。

 トロフィークラスは、5位に入った長田が優勝で2連勝。7位の下垣が2位、8位の松本が3位に入った。

 ポイントランキングでは3連勝の有岡が40ポイントでリード。増本と中島が28ポイントで2位に並んでいる。4位にはMAKOTOが19ポイントでつけている。

 第4戦、第5戦は8月30日、31日に2連戦としてここ岡山国際サーキットで開催される。有岡がリードを広げてチャンピオンへ突き進むのか。増本、中島が、逆転チャンピオンへの足がかりをつかむのか、注目だ。

トロフィークラスの表彰式

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

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