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SUPER FORMULA

公式テスト富士1日目 終始安定した速さを見せた牧野任祐がトップタイム

 全日本スーパーフォーミュラ選手権公式テスト(1日目)が、6月6日、富士スピードウェイで行われ、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)がトップタイムをマークした。

 2番手以下は、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)と、トップ6はすべて異なるチームが並び、混戦を象徴する結果となった。

 当初、今シーズンのスケジュールが発表された時点では、この週末は韓国大会が開催される予定だったが、中止に伴い、この日程に公式テストが組まれた。

 オートポリス大会から変更になったのは、すでにチームから発表となっているが、平良響に代わって次戦から参戦の野中誠太(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)が29号車をドライブ。小林可夢偉が不在のため、ルーキーの⼩林利徠⽃とベテラン関⼝雄⾶が、7号車をシェアしての参加となった。

セッション1(9:00〜11:30)

 各チームは、予選に向けてのセッティングを進めたり、決勝想定のロングランを重ねたりと、それぞれの思惑を持って周回を重ねた。

 走り始めから好調さを窺わせたのは、やはりダンディライアンの2台。常にタイミングモニターの上位に居続け、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)がトップ、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が3番手で終えた。

 野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)も2番手と好調。4番手には、ここまで8位入賞が1回のみで、そろそろ結果が欲しいザック・オサリバン(REALIZE Corporation KONDO SF23)が入った。

 岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)とサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)は、ログランテストに終始し、タイムアタックは行わなかった。

セッション2(14:30〜17:00)

 開始まもなく、野尻が1分23秒103で午前のトップタイムを上回ると、午前中はアタックを行わなかった岩佐も1分23秒499までタイムを詰めてきた。この二人に割って入ったのが1分23秒384の牧野。坪井も1分23秒687で続いた。

 開始から2時間が近づくと、大湯が1分22秒台に入れてトップへ。ナカジマレーシングの佐藤とイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)も1分23秒台前半のタイムで上位に食い込んできた。

 そして、最後のアタックが始まると、タイムは一気に22秒台前半へ。

 牧野1分22秒339、佐藤1分22秒434、野尻1分22秒540、以下、山下、大湯、坪井、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)まで7台が22秒台をマーク。12番手までがトップから1秒以内に入り、予想どおりの僅差で、テスト初日を終えた。

 小林可夢偉の指名で、このセッションで7号車のステアリングを握った関⼝雄⾶(Kids com KCMG Cayman SF23)は、終盤タイヤバーストに見舞われ、ヒヤッとする場面もあったが、スピン状態を上手くコントロールしてマシンを無傷で止めた。

 明日のテスト2日目は、セッション3が午前9時から11時30分、セッション4が午後2時から4時30分に行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI


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