スーパー耐久

第2戦富士決勝 14号車・中升ROOKIE AMG GT3が24時間レースを制す ゴール20分前の大逆転

優勝したST-Xクラスの中升ROOKIE Racing(鵜飼龍太/蒲生尚弥/平良響/片岡龍也)

 ENEOS スーパー耐久シリーズ2023第2戦「NAPAC 富士 SUPER TEC 24時間レース」は27~28日、富士スピードウェイで決勝を行い、24時間を走ってST-Xクラスの中升ROOKIE AMG GT3(鵜飼龍太/蒲生尚弥/平良響/片岡龍也)が優勝した。

グループ1のスタートシーン

グループ2のスタートシーン

 24時間レースは午後3時、梅雨前の青空が広がる富士スピードウエイで幕を開けた。

 序盤からトップを快走したのは、総合優勝を争うST-Xクラス、ポールポジションからスタートした1号車HELM MOTORSPORTS GTR GT3(鳥羽豊/平木湧也/平木玲次/ヤン・マーデンボロー/ショウン・トン)。しかし夜間走行中にブレーキローターのトラブルで後退。24時間連覇の夢は途絶えた。

 代わってトップに立ったのは819号車DAISHIN MPRacing GT-R GT3(JOE SHINDO/藤波清斗/青木孝行/大八木信行/坂口夏月)だった。

 夜が明けると、14号車中升ROOKIE AMG GT3(鵜飼龍太/蒲生尚弥/平良響/片岡龍也)がトップに浮上するも、819号車が再び抜き返して、レースは終盤戦へ。

 ゴール20分余り前には、ついに819号車に追いついた14号車が819号車をパス。14号車は参戦初年度で24時間レースを制した。819号車は昨年に続き終盤で涙を飲んだ。

ST-Xクラス優勝は中升ROOKIE AMG GT3(鵜飼龍太/蒲生尚弥/平良響/片岡龍也)

ST-Zクラス優勝は埼玉トヨペットGB GR Supra GT4(山崎学/吉田広樹/服部尚貴/川合孝汰/野中誠太)

ST-1クラス優勝はシンティアムアップルKTM(井田太陽/加藤寛規/吉本大樹/小林崇志/高橋一穂)

ST-2クラス優勝はENDLESS GR YARIS(花里祐弥/石坂瑞基/伊東黎明/岡田整)

ST-3クラス優勝は ヒグチロジスティクスサービス RC350 TWS(近藤説秀/石森聖生/鶴賀義幸/尾崎俊介/石塚崇宣)

ST-4クラス優勝は全薬工業G/MOTION\' GR86(塩谷烈州/瀬戸貴巨/山本謙悟/ピストン・西沢/窪田俊浩)

ST-5クラス優勝は DIXCELアラゴスタNOPROデミオ(西澤嗣哲/大谷飛雄/小西岬/野上敏彦/山本浩朗/上松淳一)

 ST-Zクラスは52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT4(山崎学/吉田広樹/服部尚貴/川合孝汰/野中誠太)が、ST-1クラスは2号車シンティアムアップルKTM(井田太陽/加藤寛規/吉本大樹/小林崇志/高橋一穂)が、ST-2クラスは13号車ENDLESS GR YARIS(花里祐弥/石坂瑞基/伊東黎明/岡田整)が、ST-3クラスは38号車 ヒグチロジスティクスサービス RC350 TWS(近藤説秀/石森聖生/鶴賀義幸/尾崎俊介/石塚崇宣)が、ST-4クラスは60号車全薬工業G/MOTION' GR86(塩谷烈州/瀬戸貴巨/山本謙悟/ピストン・西沢/窪田俊浩)が、ST-5クラスは17号車 DIXCELアラゴスタNOPROデミオ(西澤嗣哲/大谷飛雄/小西岬/野上敏彦/山本浩朗/上松淳一)がそれぞれ優勝した。

ST-QクラストップはNissan Z Racing Concept(平手晃平/佐々木大樹/高星明誠/松田次生)

 開発クラスのST-Qは230号車Nissan Z Racing Concept(平手晃平/佐々木大樹/高星明誠/松田次生)がトップだった。

 第3戦は7月9日にスポーツランドSUGOに舞台を移し開催される。グループ1、グループ2に分けられ、それぞれ3時間レースとなる。

NAPAC富士SUPER TEC 24時間レース

NAPAC富士SUPER TEC 24時間レース

NAPAC富士SUPER TEC 24時間レース

NAPAC富士SUPER TEC 24時間レース

NAPAC富士SUPER TEC 24時間レース

NAPAC富士SUPER TEC 24時間レース

ST-Xクラスの表彰式

ST-Zクラスの表彰式

ST-1クラスの表彰式

ST-2クラスの表彰式

ST-3クラスの表彰式

ST-4クラスの表彰式

ST-5クラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE


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