2023年JAF地方選手権もてぎ/SUGOスーパーFJ選手権シリーズ開幕戦が3月4日(土)にモビリティリゾートもてぎで開催された、S-FJで初のレースを迎えるドライバーにレース前のスポーツ走行が終わった時点で、インタビューを行った。
まずはゼッケン35番「Albirex with GIA ED」をドライブする青木諒太選手。新潟自動車大学校(GIA)に在校中の学生だがGIAの兄貴分ともいえるALBIREX RACING TEAMからの参戦となる。
青木選手一問一答
――いままでモータースポーツの経験は?
「今までカートのレースやFITでJoy耐にも一度出た事あるのですけれど、フォーミュラの方に進むもうという事でALBIREXさんと契約させていただきました」
――新潟自動車大学校は卒業した? 以前に学校のチームにも参加していた?
「もう一年あります。去年はメカニックとして参加していました」
――S-FJの感触は?
「まだS-FJをドライブして4日目なので、まだちょっと難しいですね。タイムも縮めてはいるのですけれど、レーススピードにはほど遠いので、まだまだ修行が足りないですね」
――今シーズンの活動は?
「もてぎ/SUGOシリーズフル参戦めざしています」
続いて「ABBEY RACING」で出場の2台、ゼッケン99番の佐藤賢一選手、777番の松下正人選手。ともにジェントルマンクラスのドライバーだ。
ABBEY RACINGは鈴鹿を主戦場に主にVITAやCS2などワンメイク車両でのレースに参戦しているチームで、今回、佐藤/松下両選手は、同時開催のVITAレースにも出場する。
佐藤選手一問一答
――もてぎでのレースの経験は?
「初めてです」
――今回もてぎまで遠征して来た経緯は?
「まず経験を積む事と、ライセンスをアップさせることが目的です。普段はハコ車でのレースをしているので、それのスキルアップもあります」
――今回S-FJとVITA、それぞれ2レースずつで計4レース、大変では?
「そうですね(笑)。ただそれも体力つける役に立つかな、と思っていますけど」
松下選手一問一答
――S-FJのレースは初めて? 他にレースは?
「そうなんです。たまにですけれどランボルギーニ・ウラカンGT3で遊ばせてもらっています。クルマが大好きなので乗っていて、今回は国際C級ライセンスの維持のために参戦させてもらいました」
――今(予選前)の心境は?
「かなり緊張しています(笑)。もてぎはウラカンではたまにレース出ていますけれど、このクルマ(S-FJ)が初めてなので、大変怖いです」
――今回S-FJとVITA、それぞれ2レースずつで計4レース、大変では?
「大変ですね(笑)。無理がない範囲で頑張りたいと思います」
かたや学生レーサー、かたやジェントルマンと立ち位置は異なるが、初の予選を控えて緊張と期待が混じった表情は共通であった。健闘を期待したい。
Text & Photo: Junichi SEKINE