岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われている2023スーパーGT公式テストは二日目を迎えた。午前中に行われたセッション3では、No. 19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)がGT500クラスのトップタイムを記録。GT300クラスは地元岡山県に本拠を置くNo. 96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)がトップだった。
セッション3は午前9時より120分間で行われた。この日も天候は晴れ、路面はドライだ。開始時の気温は13℃、路面温度は16.6℃。
各車とも1分19秒台〜1分20秒台で走り始め、徐々にペースを上げていく。序盤トップに立ったのはNo. 17 Astemo NSX-GT(塚越広大)で1分19秒234だ。
そして開始から間も無く30分が過ぎようというタイミングでNo. 24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹)が16周目に1分18秒522でトップに浮上すると、その直後にNo. 19 WedsSport ADVAN GR Supra(阪口晴南)が1分18秒074を14周目に記録して佐々木を上回る。この時点でヨコハマ勢が1-2という状況となった。
佐々木は23周目に1分18秒191までタイムを縮めるが、セッション後半に入るとNo. 36 au TOM'S GR Supra(宮田莉朋)が27周目に1分18秒174を叩き出してヨコハマ勢に割って入った。
セッション1、2で共にトップタイムをマークしたNo. 16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)は1分18秒224で4番手に終わったが、トータルで64周の走り込みを行なっている。
このセッションで最も多くの周回を重ねたのは、ベストタイムでは9番手のNo. 37 Deloitte TOM'S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)で65周。それに次ぐのは16号車で、6番手タイムのNo. 100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)が63周、トップの19号車も61周を消化している。
GT300クラスは、昨日のセッション1でトップタイムを記録したNo. 88 JLOC Lamborghini GT3(小暮卓史)が序盤に1分25秒775でトップに立ったが、開始から30分が経過したところでNo. 20 シェイドレーシング GR86 GT(平中克幸)が1分25秒725を記録、さらに開始から50分が経過したところでNo. 96 K-tunes RC F GT3(高木真一)が1分25秒677を17周目にマークして平中を上回った。
セッション3は全体を通じて大きなアクシデントや中断もなく順調に120分を消化、定刻の午前11時にチェッカーフラッグが提示されて終了した。
岡山テスト最後の走行となるセッション4は、このあと午後2時より120分間で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Katsuhiko KOBAYASHI