F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦鈴鹿決勝 三井優介二連勝!! ホンダ勢が表彰台を独占

優勝は三井優介(HFDP RACING TEAM)

 2023年FIA-F4選手権シリーズ第4戦の決勝が6月4日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした三井優介(HFDP RACING TEAM)が終始安定したスピードでトップを守り切り、第3戦に続いて2連勝を飾った。

 第4戦決勝は午前8時15分にフォーメーション開始。11周の戦いが始まった。天候は晴れ。コースはドライだ。

スタートシーン

 ホールショットを奪ったのはポールの三井。2位に森山冬星(HFDP RACING TEAM)、野村勇斗(HFDP RACING TEAM)が3位とここまでは予選通りの順位で1コーナーを通過した。

 その後方では予選5番手スタートの荒川鱗(Dr. Dry F110)が4番手スタートの小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)と並走の末、3コーナーで4位に浮上した。さらに予選6番手の中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)もシケインでアウトから小林をオーバーテイク。三井、森山、野村、荒川、中村、小林の順で1周目を終了した。

 すかさず2周目の1コーナーで中村に並び返す小林だったが、2コーナーまでに抜き切れず、ここは一旦引く形となった。

 2周終わって三井のリードは1.086。トップ3の後ろでは荒川、中村、小林の3台が接近戦を展開していたが、3周目のヘアピン立ち上がりで中村が失速したのを小林は見逃さず、スプーン飛び込みでインに飛び込んで5位に浮上した。

レースは途中セーフティーカーが導入された

 ところがそのさらに後方、インディペンデントカップを戦うDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)に藤原誠(B-MAX ENGINEERING)が西ストレートで接触、この影響でDRAGONがコースを飛び出し、グラベルで横転するアクシデントが発生。これにより4周目からセーフティーカー(SC)が導入された。

 車両回収ののちSCは7周終わりでピットイン。レースは8周目から再開となる。ここでは上位陣に動きはなかったが、10周目の130Rで小林が大外から荒川を抜き去り、4位に浮上する。すかさずシケインでインに飛び込む荒川、しかし小林は押さえきって2コーナーを立ち上がった。

 一方トップの三井優介は後続を大きく引き離すことはなかったものの、終始安定したペースで11周を走り切り、第3戦に続いて二連勝を達成。ポイントランキングでも2位に浮上した。

決勝2位は森山冬星(HFDP RACING TEAM)

決勝3位は野村勇斗(HFDP RACING TEAM)

 2位は森山冬星。第1戦富士の表彰台は走路外追い越しとの最低で幻に終わったが、今回は正真正銘の表彰台獲得となった。3位の野村勇斗は第3戦に続いての連続表彰台で、ランキングこそ一つ落としたもののポイントリーダーの小林が4位に終わったことでその差を22ポイントに縮めている。

 次戦の舞台は今季2度目の富士スピードウェイ。8月5-6日に第5戦と第6戦を行う。

表彰式

インディペンデントカップの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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