SUPER FORMULA LIGHTS

第13戦もてぎ決勝 小高一斗が雨の中、異次元の速さで今季7勝目

優勝は小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM\'S 320)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第13戦は19日、モビリティーリゾートもてぎで20周の決勝を行い、小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)がぶっちぎりの優勝を飾った。

 決勝は午後4時35分にフォーメーションラップが始まった。前プログラムのスーパーフォーミュラ開始直前から降り始めた雨はほぼ上がったが路面はまだウェット。全10台、ウェットタイヤを履いてグリッドを離れた。

20周の決勝がスタートした

 スタートではポールシッターの木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)が失速、4位まで落ち、予選2位の小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)がトップに立つ。予選3位の太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)と予選4位の菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)は2位争いを繰り広げるが、この2人は5コーナーで接触。菅波はピットに入り順位を落とし、太田は2位のまま。3位には好スタートを切った平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が繰り上がり、4位は木村、5位に野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)が、6位に川合孝汰(Rn-sports 320)が続く。

 雨は再び落ち始め、トップに立った小高は、2位以下より1秒以上速いラップタイムを刻み後続を突き放しにかかる。7周目にはその差は10秒以上となった。

 その小高の後ろ、大きく遅れて2位太田と3位平良は1秒前後の差で一進一退。4位木村は単独走行となり、5位野中と川合を攻略してきた6位古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)は接近戦を繰り広げる。

 しかし5位野中は11周目にトラブルなのかピットイン。これで古谷が5位に上がり、4位の木村に接近を始める。

 5位古谷は16周目の90度コーナーで木村のインを指し4位に上がるが、ビクトリーコーナーでは木村が抜き返す。続く17周目の2コーナー立ち上がりでは、接触しながら古谷が4位に浮上。この争いに決着が付いた。

 この間トップの小高は異次元の速さでレースをリード。20周を回り、2位以下を39秒以上離して今季7勝目をぶっちぎりで飾った。

 レース終盤、2位争いを繰り広げていた太田と平良に4位に上がった古谷が追いつき、この3人は接近戦となる。ファイナルラップでは3位平良に、4位古谷が並びかける。この2人は各コーナーでバトルを繰り広げていたが、ついにV字コーナーで接触。平良がリタイアし、古谷は3位に上がった。

 しかしレース後、古谷のこの行為にタイムペナルティー10秒が科され、4位に後退。3位には繰り上がって木村が入った。

 5位には川合が、6位にはマスタークラストップのDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)が入った。

 第14戦決勝は明日20日、午前10時40分より14周で行われる。

決勝2位は太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)

決勝3位は木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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