2016年全日本カート選手権FS125部門東地域の第1戦が3月27日、ツインリンクもてぎの北ショートコースで行われ、佐藤蓮(FLAX motor sports)が優勝した。
全日本カート選手権KF部門と併催の今大会では、土曜日にタイムトライアルを行い、日曜日に予選、決勝を行う2DAYS開催となった。タイムトライアル、予選を経て決勝のグリッドが決定されるが、3つのセッション通して1セットのタイヤで走らなければならず、速さだけではなく決勝を見据えたタイヤマネージメント能力が求められる。
決勝ではポールポジションの佐藤がホールショットを決め、宮下源都(VITEC racing)、小川颯太(FLAX motor sports)がそれに続く形で決勝の火蓋が切られた。佐藤がスタートを決めたことで、佐藤必勝パターンの逃げ切りになるかと思われたが、3台は1秒以内のタイムギャップで接近したまま、後続との差を広げていきながらレース終盤へと突入した。佐藤がじりじりと宮下との間に差をつけ始めたところで、宮下と小川の2位争いが始まり佐藤は安全圏へと逃げてしまう。最終的に佐藤は2秒のマージンを築きポールトゥウィンを飾った。2位争いを制したのは宮下、3位に小川という順位でのチェッカーとなった。
- 佐藤蓮のコメント
- 「タイムトライアルから決勝まで終始グリップ不足に悩まされました。決勝ではなんとかタイムを刻んで勝つことができました。このまま5連勝をして東西統一戦を待たずにチャンピオンを決めたいと思います」