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KF:第1,2戦もてぎ 第1戦は高橋悠之が復帰後初、第2戦はルーキーの名取鉄平が優勝!

 2016年オートバックス全日本カート選手権KF部門の第1戦、第2戦が3月27日、ツインリンクもてぎの北ショートコースで行われ、第1戦を高橋悠之(TONYKART RACING TEAM JAPAN)が、第2戦を名取鉄平(Team Birel ART)が優勝した。

 2016年シリーズの開幕戦となる今大会、土曜日に行われたタイムトライアルではトップ4をルーキーが独占するという驚きの幕開けとなった。タイムトライアルの順位をもとに行われる予選ヒートでは、ルーキーの角田裕毅(DoragoCORSE)が第1戦・第2戦ともにトップでチェッカーを受け、決勝ヒートのポールポジションを獲得した。

【第1戦】 高橋悠之復帰後初優勝

第1戦優勝、第2戦3位の高橋悠之(TONYKART RACING TEAM JAPAN)

第1戦優勝、第2戦3位の高橋悠之(TONYKART RACING TEAM JAPAN)

第1戦2位の大草りき(スクーデリアLCT)

第1戦2位の大草りき(スクーデリアLCT)

第1戦3位の角田裕毅(Drago CORSE)

第1戦3位の角田裕毅(Drago CORSE)

第1戦の表彰式

第1戦の表彰式

第1戦の決勝、ポールポジションの角田が好スタートを決め、レース序盤は角田と3番手スタートの菅波冬悟(SUCCEED SPORTS Jr.)がレースをリードするが、スタートで出遅れていた2番手スタートの高橋が前との距離を一気に縮め2台をパスしてトップに躍り出る。その後高橋は後続を引き離し独走状態を築き、後続との距離を保ったままトップでチェッカーを受ける。昨年全日本カート選手権KF部門に復帰した高橋は、復帰後初優勝となった。2番手にはタイムトライアルでトップタイムをマークしながらも、予選ヒートでトラブルに見舞われリタイアした大草りき(スクーデリアLCT)が22番グリッドから怒涛の追い上げを果たした。3番手にはポールスタートの角田となり、ルーキー二人が表彰台を飾った。

高橋悠之のコメント
 「予選の段階から無駄にタイヤを使わずに落ち着いてレースをすれば勝てるという自信はありました。ブリヂストンを履くドライバーとして、表彰台の頂点に立てことをとてもうれしく思います。次戦瑞浪では守りに入らず攻めの姿勢で挑みたいです」

【第2戦】 ルーキー名取鉄平デビューウィンを飾る

第2戦のスタートシーン

第2戦のスタートシーン

第2戦優勝の名取鉄平(Team Birel ART)

第2戦優勝の名取鉄平(Team Birel ART)

第2戦2位の三宅淳詞(TOYOTA YAMAHA RT)

第2戦2位の三宅淳詞(TOYOTA YAMAHA RT)

第2戦の表彰式

第2戦の表彰式

 第1戦同様にホールショットを決めた角田だったが、オープニングラップで3番手スタートの高橋にトップを奪われてしまう。そのまま2台がレースをリードしていくが、レース中盤に角田がトップを奪い返したことでレースが動く。角田と高橋がバトルを展開していたことで後続集団が追いつき、三宅淳詞(TOYOTA YAMAHA RT)と名取の2台がトップ争いの集団から抜け出す。その後名取は三宅を攻略すると突き放しにかかり、そのままトップでチェッカーを受けた。今季よりKFにステップアップした名取にとって、デビュー大会でのうれしい初優勝となった。2位には三宅が3位には高橋が入った。

名取鉄平のコメント
 「素晴らしいタイヤを作ってくれたブリヂストンタイヤさん、素晴らしい車を作ってくれたビレルアートさんに対して感謝しかありません。予選ではコースアウトをしてしまうなど、KFの激しさや厳しさを痛感しましたが、優勝することができてよかったです。次戦の瑞浪は得意なコースではありませんが、しっかりと練習をして挑みたいです」

Text & Photo: Hideshi KIKUYAMA


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