1993年以降の全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権レースについて JAFは、1993年以降の全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権レース (JSPC)について検討の結果、下記の通り決定しましたのでお知らせ致します。 記 1.JSPCをわが国の主要レースとして引き続きその振興を図ります。 2.国際性の維持および今後の発展に備え、FISAグループC(NA3.5リッ トルエンジン搭載車両:JSPC C部門)を主流とします。 3.ただし、昨今の状況を総合的に判断し、参加車両の確保を最優先するためN- C1車両(JSPC C1部門)との混走レースとします。 4.上記混走のための両部門の車両レベルの調整については、多数の関係者の方々 の意見を基に検討を重ねた結果、1993年JSPCは次の通りとすることにな りました。 1)C部門(NA3.5リットル): 1993年FISA新技術規定に従った車両とする。さらに燃料タンク容量、 車両重量、またはエンジンの許容最大回転数のいずれかによる抑制を行うこと を検討する。 [参考]1992年と比較して1993年FISAグループC新技術規定の主要変更点 は下記の通り。(1992年 6月24日付FISAプレスリリースによる) 1.リアウィング最大高800mm、リア最大オーバーハング700mm 2.車体下部リアウィング(付則J項第 257条3.7.7)条項の除去 3.燃料タンク容量80リットル 4.最大6段ギアボックス 5.4輪操舵禁止 2)C1部門(ターボ車両等): 現行の1992年N-C1規定に従った車両とする。 総燃料供給量の増量を行う。 3)ポルシェ車両およびロータリーエンジン搭載車両に対しては、上記2)に比 べ総燃料供給量の一層の増量を行う。 4)このレベル調整については、必要があれば1992年末までに見直しを行う。 さらに1993年はJSPCの3レース終了後に見直しを行う。この見直しは、 NA3.5リットル車両とターボ車両の各上位の車両データ(異常値を除く) に基づき行う。 5)市販量産スポーツカー(IMSA:GT、JAF:N3等)による全日本G T選手権(仮称)を新たに制定し、そのシリーズのうち数レースをJSPCと の混走とします。 以上 資料:社団法人日本自動車連盟(JAF)