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全日本GT選手権

GTインサイドレポート 00Rd.5/2

■ 2000 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
■ GT INSIDE REPORT
■ Round 5  GT CHAMPIONSHIP in TI                          FMOTOR4 EDITION
   GT INSIDE REPORT      インサイドレポート2      2000/09/10
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2000AUTOBACS CUP JGTC第5戦TI(09/09,10)

■朝のフリー走行のコメント
No.100 RAYBRIG NSX(1位)
服部尚貴「けっこう使いこんだタイヤであのタイムですから、ロングではまあまあ
いいということかもしれないですね。でも、このコースは抜きどころが少ないんで
後ろ(のグリッド)からだときびしいことはきびしい。他人のミスにつけこむ走り
をしないとね。雨だとレースは荒れるだろうけど、その混乱に乗じてというより、
NSXが真っ先に飛び出しそうな気がする(笑)。そうならないよう、上位目指して
がんばります」

No.39 デンソーサードスープラGT(2位)
影山正彦「予選の一発のタイムは出にくかったですけど、決勝用のラップタイムは
いいタイムで走れます。ストレートがウチはちょっと速くできない状態なんで、パ
スしていくのはむずかしいかもしれないんですけど、コンスタントにはいいタイム
で走れるのでしぶとくいきたいな、と思っています。前回よかったし、やってきた
ことが結果につながってきているんで、ポイントを積み重ねていきたいです」

No.8 ARTA NSX(3位)
土屋圭市「上でき上でき、いい感じ。ドライだと10周まではいいけど後半タイヤが
つらい。たぶん後半勝負になるんでだいじにいく。やっぱり6位ねらいかな。でも雨
降ったらぜーーーったい勝ちにいくよ!」

No.2 カストロール・ニスモGT-R(4位)
片山右京「(フリー走行の順位は上位でも)内情はよくはないです。古いタイヤで
フルタンクで走ったんですけど、バランスがあまりよくなかったんです。これから
対策を考えないと…。満足できる状態ではなかったです。それにまた雨が降りそう
ですよね」

No.38 FK/マッシモセルモスープラ
竹内浩典「(フリー走行でタイムが出なかった原因は)チョット…、いえない…。
いまからそれを解決するためのミーティングをはじめます」

No.31 スーパーオートバックスアペックスMR-S(クラス1位)
新田守男「トップタイム? 意味なーいじゃーん。満タンもしっくりこない。雨だ
と走ってないんでまったくわからない。ドライよりもかなりつらいと思うよ」

No.77 クスコスバルインプレッサ(クラス2位)
小林且雄「絶好調だったのが突然きた。たぶんタービンでしょう。時間的にはなん
とかだいじょうぶだと思うけど、原因がわからないと不安だよね。2番手タイムは、
雨を想定してウェット用に足を変えたら、それがドライでも良かった。100リッター
近く入ってたフルタンクの状態でも、バランスがまあまあよくて、いいかなあと思っ
たら…」


■決勝スタート直前情報(13時45分現在)
 天候:曇り  路面状況:ドライ  気温:32度  路面温度:42度
 決勝日(10日)入場者数:4万9200人 (予選日:1万8000人)


■レース終了後のコメント
No.16 Castrol無限NSX(2位)
道上龍「NSX にとってはちょっとタイヤにきびしかった。光貞さんがソフトでいっ
たんですけどすぐにダメで,予定より早めに入ってボクはミディアムに換えたけれ
ど、やっぱりきつかったです。後半ちょっとずつ追いついて、姿は見えてきたんで
すけど、遅すぎましたね」

No.1 ロックタイト・ゼクセルGT-R(3位)
エリック・コマス「フロントロウからスタートしてハイペースで逃げて、ピットス
トップまでに15秒近いマージンを築いたのに…。レース中の最速ラップをマークし
て、予選が2位でレースが3位。これで次にレースでは40kgのウエイトハンデが課
せられる。MINEではフロントロウからスタートすることはむりだろうから、不可能
ではないが選手権を考えるときびしいことになってしまった。まあ、これもレース
だけどね」
柿元邦彦監督「(1号車がピットでエンジンがかからなかった)原因はまだわかり
ません。調べているところですが、ベーパーロックではありません。熱はなかった」

No.30 綜警McLaren GTR(4位)
岡田秀樹「松田はよくがんばった。はじめてのGTとは思えない冷静さだった。体力
もあるし、超合格点じゃない? オレが乗っていたときは亜久里(No.8)とやり合っ
ていたんだけど、コーナーごとに速いとこ遅いとこが違うので抑えてもしょうがな
いから先にいかせた。ウチのクルマはピットロードのリミッタースイッチがついて
いなくて、50km/hくらいでソロソロ入ってこなくちゃならない。それで20秒くらい
損してるので、いまの状態ではこれ以上は望めない。そのハンディを除いたらパー
フェクト」
松田次生「本山さん(No.12)はプロのブロックだった。クルマはノバさんのセット
ですばらしかったです。タイヤはタレていたけど、抑えて走って、ずっと本山さん
をどこで抜こうか考えていました。でもボクが抜こうとするポイントをきっちりと
抑えられたんで、そこに実力差を感じましたね。もっと勉強しないと。でも、おも
しろいっすね、GT」

No.100 RAYBRIG NSX(5位)
服部尚貴「ギアが壊れて、もったいなかった。アキラ(飯田)のときから2速でス
タックして使わない状態で走っていた。そのうち使えるようになったけど、レーシ
ングシフトダウンができなくて、ゆっくり落とすしかなかった。本山くんは、裏の
ストレートの先でちょっとロックさせてふくらんだんで抜けた。本山くんだけでな
く、マクラーレン(No.30)も抜きたかったけど、向こうはストレートが速いしこっ
ちはミッショントラブルを抱えてるしで、むりだった。でも、次は表彰台」
飯田章「アーよかった。ペースはいけるけど予選順位が悪かったからね。スピンし
たときはシフトロックしちゃった。その前からミッションはおかしかった。今回は
走りきれただけでよかったよ。残り2戦は地道にいきます。いまはそれしかないで
しょう」

No.12 カルソニックスカイライン(6位)
星野一義「もう離される一方だった。クルマがアンダーオーバーで、でもいいわけ
いっててもしょうがない。遅いんだから。1コーナーで飛び出したのは、リアを
ロックさせちゃったから。でも、みんながなんかミスってくれてるし、ポイントは
獲っときたいね」


No.81 ダイシンADVANシルビア(GT300クラス2位)
青木孝行「バーストしたような状況になってしまって、あわててピットに入りまし
た。大きなタイヤかすかなにかを拾ったんだと思います」

No.19 ウェッズスポーツセリカ(GT300クラス3位)
脇阪薫一「途中までよかったんですけど、ブレーキがおかしくなっちゃって追い上
げられなかった。その前まではFFではあれが精一杯。全員FFで勝負したい心境です。
ボクらのマテリアルのなかでは速いことがわかってもらえると思う。セッティング
があったときのポルシェはレースとかそういうレベルじゃないです」
原貴彦「決して悪いタイヤじゃないんですけど、このサーキットはFFにとってはタ
イヤにきつかった。結果はうれしいです。昨日までブレーキトラブルでほとんど走
れなくて、最後尾から追い上げての3位ですから。ボクは去年乗ってますけど、シ
ゲ(脇阪)はセリカ自体テストも今回もあまり乗ってない。そのなかでこういう結
果になったのはセンスのあるドライバーだと思うし、あいつの才能とか実力のおか
げだと思います」


No.8 ARTA NSX
鈴木亜久里「クルム(No.2)が周回遅れにひっかかって急ブレーキを踏んだ。オレ
もおカマを掘りそうになって逃げ場がなくなった。けっしてむりやりドアを閉めら
れたとか、そういうことではない。たぶん右リアの足が折れているんじゃないかな」

No.39 デンソーサードスープラGT
影山正彦「クルムにオレンジボールが出されたのを知らなかった。知ってたらあん
なとこで一生懸命にならなくてもよかった。スピンしたときは抜こうと思ったわけ
じゃなくて、プレッシャーでノーズを入れただけだけど、クルムがぶつけてきた。
ワザとだとしか思えない。痛えな、この0点は」

No.31 スーパーオートバックスアペックスMR-S
高木真一「駆動系が壊れて、ギアは入るんだけど伝達しなくなった。ダブルヘアピ
ンの2個めくらいから調子が悪くなって、ピットに入ろうと思えば入れたけど、修
理してたらどっちにしろ勝負権がなくなるんで、万が一これが2速だけならなんと
かなると思って最終コーナーを回ってみた。そしたら全部だめだった」


■優勝者コメント
GT500優勝
No.38 FK/マッシモセルモスープラ
竹内浩典「やっとですね。長かったです。前回はトップちぎれそうでリタイア。今
回はちぎられてたのにトップ。足して2で割ってちょうどいいんじゃないかな。し
かし立川のセットは乗りにくい。自分にはきびしかったですよね。エリック(No.1)
にあんなに離されるなんて…。どうやったらあんなセッティングで乗れるのか教え
てほしいよ(笑)」
立川祐路「クルマは順調で問題なかったです。クールスーツが壊れちゃって、それ
で暑くて…。ただマージンがあったんで、うしろとのタイム差をみながら、クルー
ジングほどではなかったですけど、余裕をもって走れました。今回TRD、チームの
皆さんがすごくがんばってくれた。それに加えてスポンサーのみなさんに感謝した
いです」

GT300優勝
No.910 ナインテンウェディングアドバンポルシェ
余郷敦「序盤3番手で、前の2台がそこそこ速くて離されないようについていって
勝負できるかなと思ったら、先にNo.31のタイヤがつらくなったみたいでズルズル
いって1コーナー突っ込みでハーフスピンしてくれました。天気とトラブルが心配
でしたが、クルマもなにもかもすべてミスなくいってよかった。ホントうれしい!」
和田久「まずはチームにもスタッフにも感謝したい。余郷くんがマージンを築いて
くれて、クルマをチェッカーまでらくに運べた。こんならくなレースはいままでに
ないですよ(笑)。持つべきは良いパートナードライバーですね」
安永孝監督「富士では後半にタイムが上がらなかったんで、今回は後半寄りのセッ
トをしたら、けっこう安定して走れました。ピットストップも順調にいきました。
今年初の優勝で5年ぶりですね。今日は9月10日のナインテンの日ですから(笑)」


*GTインサイドレポート3に続く

                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =


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