2023年最初のスーパーGT公式テストが3月11日、岡山国際サーキットで始まった。第一日目午前のセッション1ではNo. 16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)がGT500クラスのトップタイム。2番手にはNo. 100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)が続き、Honda NSX-GTの1-2という結果となった。GT300はNo. 88 JLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)がトップだった。
セッション1は午前10時より120分間で行われた。開始時点の気温は18℃、路面温度は23.4℃。セッション終盤にはにはそれぞれ20℃、32.2℃にまで上昇する、少し汗ばむ陽気の中での走行となった。
序盤トップに立ったのは昨年のシリーズチャンピオン、No. 1 MARELLI IMPUL Zの平峰一貴。開始5分で1分22秒075をマークすると、4周目には1分18秒580までタイムを縮めてきた。
続いて開始から17分が経過したところでNo. 36 au TOM'S GR Supraの坪井翔が7周目に1分18秒622で2番手につけると、24周目には1分18秒059までタイムを縮めてトップに浮上した。
さらに開始から45分が経過したところでNo. 100 STANLEY NSX-GTの山本尚貴が1分17秒863を叩き出してトップに立つが、セッションが半ばを過ぎたところで今季から2台体制となったNo. 16 ARTA MUGEN NSX-GTの福住仁嶺が1分17秒827で山本を上回ってみせた。
その後は開始から1時間25分が経過したところで、No. 5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号が電気系のトラブルのためコース上でストップしたことにより赤旗中断となったが、それ以外に大きなアクシデントはなくセッションは終了。GT500はNo. 16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)がトップタイム。2番手にNo. 100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)、No. 36 au TOM'S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)が3番手という結果となった。
Nissan Z GT500勢の最上位はNo. 1 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)で5番手だった。
GT300クラスは序盤にNo. 88 JLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)の小暮が1分25秒633でトップに立つと、19周目には1分25秒400までタイムを縮めてそのままトップで走行を終えた。2番手にはNo. 6 DOBOT Audi R8 LMS(片山義章/ロベルト・メリ・ムンタン)、3番手はNo. 96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)だった。
スーパーGT公式テスト岡山はこのあと午後2時よりセッション2が同じく120分間で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIROKatsuhiko KOBAYASHI