スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)は7月25日付けでブルテン No.037-Sを発行し、第4戦富士大会における持込みタイヤの本数と第3ドライバーの登録、およびピットインの義務回数を以下の通り取り扱うと発表した。
まずタイヤの持ち込みセット数は1台あたりドライタイヤ6はセット、ウェットタイヤは7セットを上限とする。ただし前年度から前戦まで優勝できなかったタイヤメーカーは、ドライタイヤの持ち込み本数を1台あたり1セット追加できる。
また今大会も第2戦、第3戦同様に第3ドライバーの登録が認められるが、決勝レースでの運転距離が50km(11周)未満の第3ドライバーには得点が与えられない。
そして決勝レース中、給油を伴うピットインを2回行う事が義務付けられる。
ここまでは第2戦、第3戦と同じだが、今大会においては先頭車両が5周回目の第1セーフティーカーラインに到達した時点(4周目を完了して5周目に入った時点)から先頭車両が最終周回に入る前までにピットインの義務を完了しなければならない、と具体的な周回数が明記された。
これにより第3戦のように給油義務を終える前にレースが赤旗終了となった場合でも、その時点で先頭車両が最終周回に入っていなければペナルティの対象とはならなくなった。それと同時にGT300クラスで複数のチームが採用した、1周目または2周目に最初の給油を行う作戦もこれからはできなくなる。
おそらくは第5戦鈴鹿以降も同様の取り扱いとなるのだろう。今回の決定が各チームの戦略にどのような影響を及ぼすのか。注目の第4戦は来る8月5~6日に静岡県小山町の富士スピードウェイで行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO