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SUPER FORMULA LIGHTS

第17戦岡山決勝 好スタートの小高一斗が優勝し、シリーズタイトルも獲得

優勝した小高一斗と抱き合うチームクルー

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第17戦は25日、岡山国際サーキットで決勝を行い小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が優勝、同時に今シーズンのドライバーズチャンピオンも獲得した。

18周の決勝がスタートした

 第17戦決勝は午前9時20分にさわやかな秋晴れの下、21台が参加しフォーメーションラップが始まった。気温は22度、路面温度は27度だ。

 好スタートを切ったのは予選2位の小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)で1コーナーでインからポールシッターの木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)をかわしトップに躍り出た。予選3位の太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)は木村が小高に詰まったところを逃さず、1コーナーでアウトから並びかけ、ウイリアムコーナーで木村をかわし2位に浮上。3位に落ちた木村はアトウッド立ち上がりからバックストレートで太田に並びかけると、ヘアピンでアウトから太田と並走、リボルバーコーナーでインから太田を抜き返し2位に復帰した。

 その後方では、マスタークラスの2台、DRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)と今田信宏(JMS RACING with B-MAX)がヘアピン進入で接触。今田はコースアウトしリタイア、DRAGONもマシンを壊しピットインしリタイアした。今田のマシンを排除するためここでセーフティーカー(SC)が導入された。

 ここまでの順位は、トップが小高、2位に木村、3位に太田、4位には菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)、5位には古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)、6位には平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が続く。

 SCは、4周を回ってピットイン。5周目からレースは再開された。リスタート後も順位は変わらずレースは推移する。

 2位木村は、7周目にはここまでのファステストラップをたたきだし、小高との差を0秒5とするが、これ以上は詰まらず、トップ小高を攻略することができない。11周目には小高がファステストラップを更新し、木村との差を1秒2と広げる。

 3位の太田は、上位2台について行くことができず、それでも12周目にはファステストラップを更新し、気を吐くも、すう勢は変わらず。逆に木村が14周目にこのレースのファステストラップを更新することとなる。

優勝は小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM\'S 320)

決勝2位は木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)

決勝3位は太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)

決勝4位は菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)

決勝5位は古谷悠河(Deloitte. HTP TOM\'S 320)

決勝6位は平良響(Kuoモビリティ中京TOM\'S 320)

 レースは、18周を回って小高が優勝。2位には木村が、3位には太田が入った。

 これで小高は選手権有効ポイントを112と伸ばし、3位に終わった太田が同101ポイントにとどまったため、小高の今シーズンのチャンピオンが決定した。

 4位以降もリスタート後の順位は変わらず。4位に菅波が、5位に古谷が、6位に平良が入った。

 注目のロベルト・メルヒ・ムンタン(B-MAX Racing 320)はオープニングラップで2台をパスし7位でレースを始めたが、SC中の追い越し違反でドライビングスルーペナルティーを科され、ピットイン。タイヤを温存するためこの場でのリタイアを選択した。

 2台が参加したマスタークラスは前述のとおり、序盤でDRAGONと今田がリタイア、両者順位認定はならなかった。

 最終第18戦は午後2時5分より18周で行われる。すでにチャンピオンは小高に決定したが、有終の美を飾るドライバーは誰になるのであろうか?

トップでゴールする小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM\'S 320)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum


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