ポルシェカレラカップジャパン第9戦は11日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、ポールポジションからスタートした上村優太(Porsche Center Okazaki)が優勝した。プロアマクラスは内山清志( NIHON KIZAI PORSCHE)が、アマクラスはMasa TAGA(GIRODISC・CREF Motorsport CUP)が優勝した。
レースは午後4時20分にフォーメーションラップが始まった。この日の鈴鹿は晴れたり曇ったり。再び上空には晴れ間が広がりつつある。
レースは予選順位通り、トップ上村優太(Porsche Center Okazaki)、2位近藤翼(NIHON KIZAI PORSCHE)、3位小河諒(SHOWA AUTO with BINGO RACING)、4位大草りき(Porsche Japan Junior Programme)の順で始まる。
トップ上村は1周目に2位近藤を1秒7離して戻ってくると、2周目にはその差を1秒7まで広げた。3位小河は近藤の後ろ1秒弱で続き、4位大草は上位3台に付いていけず徐々に離され始める。
4周目からはトップ上村と2位近藤の差が徐々に詰まり始める。近藤は4周目にその差を1秒1とすると、7周目には0秒9と1秒を切った。
トップ上村は近藤からのプレッシャーに焦ったのか9周目にミス。その差を0秒7まで詰められると、最終10周目の後半にはついにテールトゥノーズとなった。
シケインでは2位近藤がトップ上村に仕掛けるが、前に出ることができず、上村がかろうじて逃げ切り優勝を飾った。2位には近藤が、3位には小河が、4位には大きく遅れて大草が入った。
プロアマクラスは、予選2位のIKARI(BJR PORSCHE)がスタートでトップに立つも、3周目の1コーナーでポールシッターの内山清志(NIHON KIZAI PORSCHE)にパスされ2位に落ちる。そのまま内山が逃げ切って優勝した。
アマクラスはポールシッターのKuma(SHIROKUMA RACING with CREF)が3周目に失速、7周目に滝澤智幸(Fach Auto Tech GT3 Cup)がリタイアし、Masa TAGA(GIRODISC・CREF Motorsport CUP)が優勝した。
第9戦は明日12日、午前10時15分より10周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Keiichiro TAKESHITA