JAF F4日本一決定戦は6日、栃木県のツインリンクもてぎでセミファイナルを行い、ポールポジションからスタートした太田達也(スーパーウインズ&HRF.MC090)がそのまま逃げ切り優勝を飾った。。
セミファイナルは午前10時40分にフォーメーションラップが始まった。太陽も徐々に高度を増し、路面もレコードラインはほぼドライコンディションとなる。予選3位のハンマー伊澤(ぶーにゃんCハンマーレーシング☆ハヤテ)はスタートできず、オフィシャルに押されて動き出したものの最後尾グリッドに着くこととなった。
無難なスタートで1コーナーにトップに進入したのはポールシッターの太田達也(スーパーウインズ&HRF.MC090)。これに予選2位の金井亮忠(チームNATS・正義・001)、予選3位の伊沢が抜け、予選4位の米谷浩(KK・ヨネタニ)がストールしたため3位には繰り上げって予選5位の石谷豪志(RS-EMA☆レプリ☆RK-01)が続く。
オープニングラップでは予選8位の渡辺義人(チームNATS・エクシズWXR)が4コーナーでスピン、予選11位の翁長実希(フジタ薬局アポロ電工モーターテクニカMP)がスローダウンと後方では序盤から波乱の展開となった。
後方のトラブルを尻目に、トップの太田と2位の金井は争いながら3位以下を突き放していく。
2周目にはトップ太田は2位・金井との差を1秒1とするが、ここから金井は3周目と4周目にここまでのファステストラップを更新しながら太田との差を詰め始める。しかし太田も負けじと5周目と6周目にファステストラップを奪い返し、その差をさらに1秒3と開き金井を突き放した。
トップ太田は7周目にミスを犯すも築いたギャップは大きく、0秒7まで詰められるが、そのまま逃げ切り優勝した。2位には金井が、3位には石谷が入った。
4位には山本幸彦(佐藤製作所・ミスト・KEIHAN・516)が、5位には最後尾から追い上げたハンマー伊澤(ぶーにゃんCハンマーレーシング☆ハヤテ)が、6位には中島功(SHINSEI.KK)が続いた。
この後、F4日本一を決める決勝が午後2時より15ラップで行われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum