5月26日(土)~27日(日)の2日間「2013グランツーリスモD1グランプリ第2戦鈴鹿サーキット」が、快晴の三重県鈴鹿サーキットに2日間合計15,088人の観衆を集めて開催された。
昨年から審査が1-2コーナーを抜ける区間で行われ、D1GPシリーズ随一の高速進入が見られる大会となり、上位選手は200km/hを超えるスピードから大迫力のドリフトを見せた。
27日(日)午前中に行われた単走決勝では、前日の予選では調子が上がらなかった斎藤太吾(PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS・9RECORDS)が、完璧な走りをみせ1本目、2本目ともに100点*を超える高得点を叩きだし優勝した。
また午後に行われた追走トーナメントでは、ランキング首位の古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN)、ランキング3位の川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)がエンジンブローで早々に敗退。決勝は、この日単走1位の斎藤太吾と単走2位の末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)の対戦となった。1本目先行の斎藤は、末永(直)にアドバンテージを取られ、2本目はやや強引に末永のマシンとの差を詰めようと攻めた走りを見せたが、 末永(直)をプッシュしコースアウトさせてしまう。これにより末永(直)が優勝を飾った。
尚、ポイントランキングは、追走で準決勝まで勝ち進んだ上野高広(TEAM VERTEX)が
トップとなった。
- 今シリーズの採点方法はDOSSの得点に審判員が加減・減点するため、100点を超えるケースがある。
【5月25日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■予選
高速進入から1コーナースタンド前へ飛び込む鈴鹿のコースレイアウトでは、マシンの振り出し位置の見極めが重要なポイントとなった。振り出しが手前すぎると1コーナーの奥までドリフトが届かず車速が落ちて減点となり、逆に奥すぎるとコース内でドリフトを収めきれずコースアウトで減点となるため、好位置で振り出すことが求められた。
予選では、この距離感を合わせきれず減点される選手が多かったが、距離感を合わせ、すばやくドリフトの体勢を整えて飛び込み、タイミングよくアクセルを踏んで立ち上がる走りができた選手は高く評価された。
昨年に続き予選トップ通過をねらっていた唄和也(GOODYEAR RACING with ORIGIN Labo. & B-west)は98.80をマーク。しかし内海彰乃(RC926 with TOYO TIRES)が、やや奥めで振り出しつつ一気に大きな角度をつけた絶妙の距離感で、唄の得点を1.11上回る99.91をマークし、予選トップ通過を果たした。
【5月26日(日)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走決勝
単走の走行順は、まず予選通過者から走行し、最後にランキング上位(シード)選手の登場となる。その中で、先頭走者の村山悌啓(激☆村山(仮))は 98.95 の高得点をマークしたが、次に走行した斎藤太吾(PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS・9RECORDS)が段違いの進入スピードから距離を合わせて102.77の高得点をマークする。続いて、末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)も、高い車速から綺麗にラインをトレースし、102.07という斎藤に迫る得点をマーク。さらに前日の予選をトップ通過した内海もキレのいい振りから走りをまとめて、100点超えをマーク。しかし、その後走行した選手は100点台を取ることができなかった。1本目、2本目とも100点を超える完璧な走りをみせた斎藤が単走優勝を果たした。
尚、D1シリーズ随一の高速ドリフトでエンジンブローやミッションなどを消耗し、単走敗退者の半数以上が走行不能となったため、マイナー追走戦は行われなかった。
- 斎藤太吾選手コメント
-
前日は久々の予選だったので、守りすぎましたが、今日はクルマのセッティングも仕上がって、不安がなくなったので、単走優勝も狙えるくらいの気持ちでいました。単走1本目は、乗っていても決まった手ごたえがあったので、2本目は1本目より振り出しを奥にして、勢いをつけて攻めて走りました。振り出しで姿勢も決まり、距離も合ったので、気持ちいい走りができました。満足です。
【5月26日(日)天候:晴れ 路面:ドライ】
■追走トーナメント(天候:晴れ 路面:ドライ)
ベスト16では、ランキング首位の古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN)が2本目にエンジンブローで敗退。川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)も織戸学(DRIVE M7 MAX ORIDO RACING)との再戦でエンジンブローが起きてため敗退。ベスト8では上野高広(TEAM VERTEX)と時田雅義(GOODYEAR Racing ZEROCROWN with Bee★R)が再戦2回の接戦を演じたが勝負がつかず、最後は先行時のDOSSの得点の差で上野の勝利が決まった。
ベスト4に勝ち上がったのは、斎藤太吾(PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS・9RECORDS)、上野、末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)、内海彰乃(RC926 with TOYO TIRES)。内海以外は大排気量 6 気筒車だ。 まず斎藤と上野が対戦。1本目の先行時に斎藤は229km/hというこの日最高の進入速度を記録する。それによくついていった上野だったが、審査席前でスピンをし、斎藤に大きくアドバンテージがついた。2本目も斎藤はミスなく走り、斎藤が決勝へ進出した。準決勝もう1組の対戦は末永(直)vs 内海。1本目は後追いの内海が2コーナーで離され、末永(直)にアドバンテージ。2本目も後追いの末永(直)はきれいにマシンを合わせ、末永(直)が勝利。決勝へとコマを進めた。
上野と内海の対戦となった3位決定戦は、内海の同時振り出しからの追走が決まり、内海が勝った。
決勝は斎藤vs末永(直)。1本目、先行の斎藤は1コーナーに飛び込んでからマシンがふらつき姿勢が安定した走りができず、末永(直)にアドバンテージがついた。2本は後追いとなった斎藤が、やや強引に末永(直)との差を詰めようとしたものの、最後は末永(直)をプッシュし、コースアウトさせてしまう。これにより末永(直)の優勝が決まった。

- 末永直登選手コメント
-
前回の舞洲大会からマシンに乗る機会がほとんどなかったのですが、 マイカーで、鈴鹿に近いコースであるエビスの西コースで練習をしたり、DVDで昨年の熊久保選手の走りを何度もみてイメージづくりをしてきたので、それが当たったかなと思います。本番では、チームが一生懸命、無線で的確なアドバイスをくれたので、自分はアドバイス通りに最後まで集中力を切らさず、ミスをしないようにこだわって走りました。
株式会社D1コーポレーション
PRESS INFORMATON
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

今大会の3戦全てをポール・トゥ・ウィンで完勝した中山雄一(右)と
3戦共に2位に入った勝田貴元(左)
全日本F3選手権の第2大会(第3戦、第4戦、第5戦)が5月11日(土)と12日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。
通常スーパーフォーミュラとの併催の多い全日本F3だが、今大会は全日本F3がメインレースとなり、FCJ(フォーミュラチャレンジ・ジャパン)との併催で、1大会3レースで実施。11日(土)に第3戦、第4戦の予選と第3戦決勝、12日(日)に第4戦、第5戦の決勝が行われる。第5戦の決勝グリッドは第3戦決勝レースの結果で決定される。
今大会には、TOYOTA TOM'S TAZ31エンジン搭載車両が2台出場、F3-Nクラスは参戦車両6台全てがTOYOTA TOM'S 3S-GEエンジンを使用している。
11日(土)は曇り空の下、午前9時40分から10分ずつ、10分間のインターバルを経て、第3戦、第4戦の予選が行われた。第2戦でポール・トゥ・ウィンを果たした中山 雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)が第3戦、第4戦共にポールポジションを獲得し、開幕から4戦連続でのポール獲得。チームメイトの勝田 貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)は第3戦予選で中山に100分の5秒差まで詰め寄ったが惜しくも届かず2番手。第4戦も2番手グリッドとなり、トムス勢が最前列を独占。
Nクラスでは、この大会併催のFCJにも出場し、2日間で5レースを戦うこととなるナニン・インドラ・パユーング(TOM'S SPIRIT)が第3戦3番手、第4戦は2番手につけた。
予選の後、昼頃から雨が降り始め、F3の決勝スタート時には完全なウェットコンディション。今季初となるウェットレースは、午後2時15分に第3戦決勝(14周)のスタートが切られた。
ポールポジションの中山が濡れた路面ながらきっちりとスタートを決め、トップを堅守。勝田も2位をキープ。
水煙が上がり、視界の良くない状況で、首位の中山は徐々に後続を引き離して行き、最後は6秒もの大差を付けトップチェッカー。第2戦に続き連続のポール・トゥ・ウィンを果たした。勝田が2位で続き、トムスチームは1-2フィニッシュ。
Nクラスではパユーングがスタートで1台をかわしたが1台に抜かれ、3位で序盤戦に入ったが、9周目に前走車がスピンを喫したため2位へポジションを上げ、開幕から3戦連続の2位フィニッシュを果たした。
明けて12日(日)はうって変わって好天に恵まれ、午前11時10分にドライコンディションで第4戦決勝(14周)がスタート。
最前列2番手の勝田が好スタートを切り、ポールポジションの中山に並ぶと、2台はサイド・バイ・サイドのまま2コーナーへ。しかし、3コーナー進入で中山が先行。諦めない勝田は5コーナーでもアタックをしかけ、再び並びかけたが、パスするには至らず、中山が首位をキープ。その後は再び中山が後続との差を広げていき、今季3勝目を挙げた。勝田は3戦連続2位。
Nクラスでは2番手スタートだったパユーングだが、シフトトラブルに見舞われ、一つ順位を落として3位でチェッカーを受けた。
第5戦決勝(20周)は第3戦決勝レースの結果でグリッドを決定し、午後4時10分にスタート。このレースでも2番手グリッドの勝田が好スタートを切ったが、ポールスタートの中山に並ぶまでには至らず。首位を守った中山はまたも独走体制に。
中山は追う勝田をじりじりと引き離し、トップチェッカー。中山は今大会の3レース、全てポール・トゥ・ウィンとファステストラップも獲得する、完全勝利。第2戦から4連勝を果たした。勝田は4戦連続の2位で、トムスチームは開幕5戦連続1-2フィニッシュ。
Nクラスでは、クラス2番手スタートのパユーングが、スタートで4位に落ちたものの、すぐに抜き返し2位に復帰。後半追い上げを見せ、一時4秒以上合った首位との差を詰めていった。しかし、惜しくも届かず、0.930秒差で2位。今季4度目の2位フィニッシュで、開幕から5戦連続のNクラス表彰台獲得となった。
トヨタモータースポーツニュース
5月12日(日)快晴の中FJ1600の予選と決勝が鈴鹿サーキットで行われた。
午前に行われた公式予選は、2連勝中の加藤洋一が圧倒的な速さでPPを獲得し、コンマ8秒遅れて2位は山路幸宏が入り、3位には野呂大樹が入った。
午後からの決勝レースは参加台数4台で行われた。全車ミスのないスタートで始まったレースは5周目に2位走行中だった山路幸宏が1コーナーで加藤洋一を抜いたその後、加藤も山路に1秒以内でついていき、ファステストラップも出し抜けるチャンスを伺ってたが、山路が押さえきりトップチェッカーを得た。
2位は加藤洋一が入り、3位には野呂大樹が入った。
Text & Photo: Nobumitsu OHTAKE

5月12日(日)F4の予選と決勝レースが鈴鹿サーキットで行われた。
午前中に行われた公式予選は、川端伸太郎でPPを獲得した。2番手には山口大陸、3番手には飯田有希が入ったが予選中のペナルティーで3グリッドダウンで6番手スタートになった。
決勝は参加台数8台で23周のレース行われ、スタートではPPの川端伸太郎が危なげないスタートで1周目をトップで戻ってきた。2番手は予選5位だった伴貴広がスタートで順位を上げたが序盤から後ろを押さえ込む厳しいレースになったが、15周目の3コーナーで山口大陸に抜かれ、伴はリズムを崩して5位でレースを終えた。
山口大陸はそこからトップを追うが序盤に押さえ込まれたのひびき悔しい2位でのゴールだった。
トップチェッカーは川端伸太郎が2位に17秒差をつけて初優勝を獲得した。3位には飯田有希が入った。
Text & Photo: Nobumitsu OHTAKE

5月12日(日)S-FJの予選と決勝レースが鈴鹿サーキットで行われた。
午前中に行われた公式予選は、橋本陸がSRS-Fで走り慣れた鈴鹿で初レースでPPを獲得した。2番手には道野高志、3番手には佐藤駿介、前戦で優勝した石坂瑞基は6番手だった。
午後から参加台数9台の決勝レースが行われ、PPの橋本陸がホールショットを獲得、3番手スタート佐藤駿介がスタートをミスし7番手に落ちた。
2位を走行していた道野高志が3周目の2コーナーでスピンをして最後尾に落ちた。その後の展開は橋本陸がファステストラップ出し2番手以降を引き離し最終的には2位に7秒差をつけて初レースで初優勝した。
予選後はスタートを決めて優勝したと語っていたがその様なレース展開だった。
また2番手には予選6位で終えた石坂瑞基が前回優勝の意地をみせて表彰台を獲得し、3番手には嶋田誠が入った。
Text & Photo: Nobumitsu OHTAKE
ツインリンクもてぎで行われた全日本F3選手権の第5戦決勝は#36中山雄一がポールポジションから全く危なげのない走りで20周を走り切り、第2戦富士からの連勝記録を4に伸ばした。
Nクラスも#23高星明誠が開幕5連勝を達成した。
1大会3レースで行われた今回のもてぎ大会。
最後のレースは午後4時10分より20周で行われた。
午前中の第4戦では#37勝田に並びかけられた中山だったが、今回は綺麗にトップで1コーナーへ。
2位の勝田に続いたのは4番手スタートの#50千代勝正。会心のスタートダッシュで#2野尻智紀のインをすり抜け、一気に表彰台圏内へ。
このレースのスタートを前にニュータイヤを装着した中山は、路面に違和感を感じたというが、それでも他の誰よりも速いペースで周回を重ねていく。
懸命に食らいつこうとした勝田だったが、スタート前の試走から感じていたバイブレーションのためペースを挙げることが出来ず、僅かずつ両者の差は開いていき、5周終了時点で1.9秒差となった。
その後方では、第4戦でパドルシフトに問題が生じたため、シーケンシャルシフトに載せ換えてこのレースに臨んだ戸田エンジンの2台、千代と野尻が苦しい走りを強いられており、徐々にトムスの2台においていかれるようになってしまった。
野尻の背後には#7松下信治、#8清原章太の2台の無限エンジン勢が迫ってきた。
2周目の3コーナーでは野尻のアウトに並びかけようとした松下のインに清原が飛び込み、5位に浮上する。
野尻は3周目からペースを上げて千代を追い上げに掛かったが、6周目のS字立ち上がりでシフトレバーからステアリングに右手を持ち替えた際に誤ってピットレーンリミッターのボタンに触れてしまったためにスローダウン。清原、松下の先行を許してしまった。
こうした中、トップの中山は1分45秒台後半までペースを上げていったが、2位の勝田も周回を重ねるうちにバイブレーションが解消されていくと、中山と遜色の無いペースにまでスピードアップ。時折中山を上回るタイムを記録するようになる。
それでも序盤に構築された2秒のギャップを解消するには至らず、中山は第2戦富士からの連勝記録を4に伸ばし、チームトムスは開幕から5戦連続の1-2フィニッシュを達成した。
3位にはシーケンシャルシフトで奮闘した千代が入った。
一方Nクラスは、今回スポット参戦ながら第3戦、第4戦と立て続けに表彰台に上がった#19武平良介が1周目の5コーナーで一時トップに立つ場面があったものの、すぐにS字で抜き返した#23高星明誠がそのままトップを走り続け、デビュー戦から負け無しの5連勝を達成した。
しかしレース後半はマシンバランスの悪化により苦しい走りを強いられ、これまでのような独走優勝と言う訳にはいかず、武平を抜いて2位に上がった#38ナニン・インドラ・パユーングに最後は0.9秒差にまで迫られる結果となった。
3位には武平良介がつけ、今大会全てのレースで表彰台に上がる快挙を成し遂げた。
しかし今回はあくまでスポット参戦ということであり、次の岡山戦へ参戦出来るかどうかは未だ決まってないという。
第6戦、第7戦は6月29-30日に岡山国際サーキットで行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Super Motegi Champion Cup Race -RIJ- (2013/05/12) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 5 ツインリンクもてぎ 4.801379 km
P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
1 | 36 | | 中山 雄一 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 20 | 35'22.644 |
2 | 37 | | 勝田 貴元 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 20 | 3.116 |
3 | 50 | | 千代 勝正 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 20 | 19.574 |
4 | 8 | | 清原 章太 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 20 | 20.782 |
5 | 7 | | 松下 信治 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 20 | 22.102 |
6 | 2 | | 野尻 智紀 | TODA FIGHTEX | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 20 | 23.268 |
7 | 23 | N | 高星 明誠 | S Road NDDP F3 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 20 | 1'06.885 |
8 | 38 | N | ナニン・インドラ・パユーング | PIT SPIRIT F307 | Dallara F307 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 20 | 1'07.815 |
9 | 19 | N | 武平 良介 | KCMG F308 | Dallara F308 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 20 | 1'29.556 |
10 | 6 | N | 小泉 洋史 | Net Move Hanashima Racing | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 20 | 1'33.158 |
11 | 11 | N | 湯澤 翔平 | Nova with IMM F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 20 | 1'47.809 |
12 | 30 | N | DRAGON | B-MAX・F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 20 | 1'48.415 |
13 | 13 | | 吉田 基良 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 19 | 1 Lap |
---- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.36 中山 雄一(PETRONAS TOM'S F312) 1'45.201 (5/20) 164.30km/h
全日本F3選手権第4戦の決勝レースが12日、ツインリンクもてぎで行われポールポジションからスタートした中山雄一(トムス)が14周、25分3秒442で優勝を飾った。中山は3連勝、2位には僚友の勝田貴元(同)が入りチームトムスは開幕から4連続1-2フィニッシュを達成した。Nクラスは高星明誠(NDDP)が開幕から4連勝を飾った。
昨日の雨模様とは打って代わってF3第4戦、第5戦の行われるツインリンクもぎは朝から初夏を思わせる日差しが照りつけた。気温も上昇するなか、第4戦決勝のフォーメーションラップが11時10分から始まる。
好スタートを決めたのは予選2位の勝田貴元(トムス)。ポールシッターの中山雄一(同)のインから並びかけ、1コーナーでは先行。両者、2コーナーから3コーナーにかけて併走するも、中山が勝田を押さえて前に出た。
トップに立てばレースは中山のもの。盤石の走りで序盤から2位以下を徐々に引き離し、中盤には3秒差を付けると、終わってみれば後続を5秒5離して優勝した。2位の勝田も3位以下を7秒5置き去りにし、チームトムスとしても開幕ら4戦連続1-2フィニッシュを飾った。
3位でレースを始めたのは野尻智紀(戸田)。しかし、2周目に松下信治(HFDP)に捉えられ3位に落ちる。
4位に落ちた野尻はあきらめない。中盤からは3周目に千代勝正(B-MAX)をかわして5位に上がってきた清原章太(HFDP)とともに3位の松下を追うが、パスするには至らず、終盤には互いの差は逆に開いてしまった。
レースはこのまま終了。3位は松下、4位野尻、5位清原、6位千代の順でチェッカーを受けた。
Nクラスはポールポジションの高星明誠(NDDP)がストール気味でナニン・インドラ・パユーング(トムススピリット)の先行を許すが、1周目にはトップを奪い返し、その後は2位以下を圧倒するスピードで後続を突き放す。最終的にはクラス2位以下を18秒離し、ぶっちぎりでクラス優勝を飾った。
序盤クラス2位につけたのはなんと43才の小泉洋史(ハナシマ)。これを若いルーキーの武平良介(KCMG)とパユーングの2人が追う展開となる。老獪な小泉は終盤までこの2人の追撃を巧みに押さえ込むが、しかし、13周目に小泉がミス。2人に先行を許し一気に4位に落ちてしまった。
クラス2位は武平、同3位パユーング、同4位小泉、同5位ドラゴン(B-MAX)、同6位湯澤翔平(ノバ)の順でチェッカーを受けた。
第5戦はこの後、16時10分より周回数が6周増え、20周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Super Motegi Champion Cup Race -RIJ- (2013/05/12) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379 km
P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
1 | 36 | | 中山 雄一 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 14 | 25'03.442 |
2 | 37 | | 勝田 貴元 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 14 | 5.500 |
3 | 7 | | 松下 信治 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 14 | 13.033 |
4 | 2 | | 野尻 智紀 | TODA FIGHTEX | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 14 | 15.198 |
5 | 8 | | 清原 章太 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 14 | 16.695 |
6 | 50 | | 千代 勝正 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 14 | 27.869 |
7 | 23 | N | 高星 明誠 | S Road NDDP F3 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 14 | 46.475 |
8 | 19 | N | 武平 良介 | KCMG F308 | Dallara F308 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 14 | 1'05.908 |
9 | 38 | N | ナニン・インドラ・パユーング | PIT SPIRIT F307 | Dallara F307 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 14 | 1'08.086 |
10 | 6 | N | 小泉 洋史 | Net Move Hanashima Racing | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 14 | 1'09.296 |
11 | 30 | N | DRAGON | B-MAX・F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 14 | 1'18.237 |
12 | 11 | N | 湯澤 翔平 | Nova with IMM F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 14 | 1'27.846 |
13 | 13 | | 吉田 基良 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 14 | 1'39.640 |
---- 以上規定周回数 ( 12 Laps ) 完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.36 中山 雄一(PETRONAS TOM'S F312) 1'46.621 (6/14) 162.12km/h
Super Motegi Champion Cup Race -RIJ- (2013/05/12) Race Results Weather:Fine Course:Dry
Formula Challenge Japan Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379 km
Pos | No | Driver | Car | Lap | Time/ Behind |
1 | 4 | 高橋 翼 | HFDP/SRSスカラシップ/コチラR | 18 | 34'44.744 |
2 | 9 | 道見 ショーン 真也 | FTRS SCHOLARASHIP SMR | 18 | 8.149 |
3 | 14 | 藤波 清斗 | NDDP FCJ | 18 | 12.291 |
4 | 3 | 篠谷 大幹 | FTRSスカラシップFCJ | 18 | 12.450 |
5 | 7 | ナニン・インドラ・パユーング | FTRS PTT | 18 | 15.008 |
6 | 1 | 山下 健太 | FTRS FCJ | 18 | 17.567 |
7 | 11 | 坪井 翔 | FTRS スカラシップ FCJ | 18 | 20.922 |
8 | 5 | 石川 京侍 | HFDP/SRSスカラシップ/コチラR | 18 | 21.615 |
9 | 6 | 三笠 雄一 | 石焼ら~めん火山FTRSFCJ | 18 | 25.658 |
10 | 2 | 根本 悠生 | 東京トヨペット FTRS | 18 | 27.600 |
11 | 13 | 林 周平 | ひつまぶし備長&お好み焼道とん堀FTRS | 18 | 27.909 |
12 | 10 | 三浦 愛 | EXEDY | 18 | 28.311 |
13 | 12 | 今井 拓馬 | HFDP/SRSスカラシップ/コチラR | 18 | 32.446 |
---- 以上規定周回数 ( 16 Laps ) 完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.3 篠谷 大幹(FTRSスカラシップFCJ) 1'54.265 (11/18) 151.27km/h
全日本F3選手権第3戦の決勝が5月11日、ツインリンクもてぎで行われ、ポールポジションからスタートした#36中山雄一(PETRONAS TOM'S F312)が圧倒的な速さで後続を引き離し、第2戦鈴鹿に続いて2連勝を飾った。
2位には#37勝田貴元がつけ、トムスは開幕から3戦連続で1-2フィニッシュを達成した。
Nクラスは#23高星明誠が開幕3連勝を果たした。
第3戦決勝は午後2時15分スタート。
昼過ぎから降り始めた雨のため、コースは予選とはうって変わって完全なウェットコンディションとなった。
ポールの#36中山はホールショットを決めるとそのまま一気に後続を突き放しに掛かる。3周を終えたところで2位の#37勝田に3.8秒の差をつけると、6周目にはその差を4.9秒に広げてきた。
その後ろには9秒離れて#2野尻智紀、#50千代勝正の戸田エンジン勢。無限エンジンの#7松下信治が5位で続く。
その後も中山は後続に全く付け入る隙を与えず、最後は2位以下に6.5秒の差を付けて14周のレースを制した。
2位は#37勝田、3位には#2野尻が入った。
Nクラスは#23高星がトップを快走する後方で、2位に今回からF3に参戦してきた#19武平良介がつけ、これをFCJとダブルエントリーの#38ナニン・インドラ・パユーングが追う展開。
10周目の最終コーナーで川に乗り上げた武平をパユーングが抜いて2位に浮上、そのままチェッカーを受けている。武平もF3デビュー戦で表彰台を獲得した。
また、3レース開催となった今大会の特別規則により、このレースの順位がそのまま第5戦のスターティンググリッドになるため、優勝した中山は開幕戦から5戦連続でのポールスタートが決まった。
第4戦決勝は明日午前11時10分より14周で、第5戦決勝は午後4時10分より20周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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Super Motegi Champion Cup Race -RIJ- (2013/05/11) Race Results Weather:Rainy Course:Wet
All Japan F3 Championship Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379 km
P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
1 | 36 | | 中山 雄一 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 14 | 27'49.010 |
2 | 37 | | 勝田 貴元 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 14 | 6.279 |
3 | 2 | | 野尻 智紀 | TODA FIGHTEX | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 14 | 23.765 |
4 | 50 | | 千代 勝正 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 14 | 28.100 |
5 | 7 | | 松下 信治 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 14 | 29.102 |
6 | 8 | | 清原 章太 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 14 | 35.574 |
7 | 23 | N | 高星 明誠 | S Road NDDP F3 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 14 | 1'14.487 |
8 | 38 | N | ナニン・インドラ・パユーング | PIT SPIRIT F307 | Dallara F307 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 14 | 1'18.679 |
9 | 19 | N | 武平 良介 | KCMG F308 | Dallara F308 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 14 | 1'25.525 |
10 | 6 | N | 小泉 洋史 | Net Move Hanashima Racing | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 14 | 1'31.141 |
11 | 11 | N | 湯澤 翔平 | Nova with IMM F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 14 | 1'39.974 |
12 | 30 | N | DRAGON | B-MAX・F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 14 | 2'05.998 |
---- 以上規定周回数 ( 12 Laps ) 完走 ---- |
- | 13 | | 吉田 基良 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 2 | 12 Laps |
- Fastest Lap: CarNo.36 中山雄一(PETRONAS TOM'S F312) 1'58.470 (5/14) 145.90km/h
フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第3戦の決勝レースが5月11日(土)、ツインリンクもてぎで行われた。
この日の天気予報は午後から雨。
それでも公式予選まではどうにかドライコンディションでの走行ができ、5月9日(木)に行なわれた合同テスト同様に接近したタイムアタック合戦が展開されたが、決勝レースのスタート進行が始まるにつれて遂に雨粒が路面を濡らし始め、12時10分にフォーメーションラップが始まった頃には雨脚は更に強まっていた。
この雨によって巻き起こされた水煙はドライバー達の視界を奪い、レースはコースの至る所でスピンやコースアウトの連続する荒れた展開となった。
スタートでトップに立ったのは予選3番手からスタートした#1山下健太。
ポールシッターの#7ナニン・インドラ・パユーングが1コーナーのブレーキングでアウトにはらんだのを見逃さず、インを突いて前に出ると、一気に後続を突き放しに掛かった。
一方、フロントロースタートながらスタートで出遅れた#3篠谷大幹は3番手でオープニングラップを終えたものの、劣悪な視界に苦しめられて2周目の90度コーナーでオーバーラン、一気に12位まで後退してしまった。
これで表彰台圏内に上がってきたのが5番手スタートの#9道見ショーン真也。しかしその#9道見も7周目に同じく90度コーナーで飛び出してしまい、気がつけば予選でのコースアウトから10番手スタートになった#5石川京侍が3位に浮上していた。
こうした混乱の中、集団の先頭で良好な視界を確保した#1山下は、昨年スーパーFJもてぎシリーズを制した経験も手伝ってか、レース序盤に追走する#7パユーングに1周あたり1秒以上の差を付けてリードを広げ、危なげなく12周を走り切り、FCJ参戦3戦目で早くも勝利を挙げてみせた。
2位#7パユーングも参戦2年目で待望の初表彰台を確保し、3番手には#5石川がこちらは開幕から3戦連続で表彰台をものにした。
- 優勝:山下健太
-
今週は合同テストからいいタイムが出なくて、色々悩んだりして自信も無くなっていましたが、予選では3位になることができたことで、もしかしたら決勝はいけるのかも?と思うようになっていたところ、雨が降ってきました。このコースでの雨は何回か走ったことがあるので、序盤から自信を持っていきました。スタートもよく決まって、1コーナーで一番前に出ることが出来、凄く流れが良かったです。去年スーパーFJに出ていましたが、FCJと違ってHパターンのシフトなので難しくて、タイヤも細くてグリップがあまり無いので、クルマの限界を使うというところでは勉強になりました。それで突然雨になっても対応がしやすかったのかと思います。
- 2位:ナニン・インドラ・パユーング
-
予選はポールポジションでしたが、スタートでミスしてしまいました。1コーナーの進入でブレーキの踏み込みが足らず、アウトに行ってしまい、抜かれてしまいました。もてぎのウェットコンディションは初めてだったので、スタート前は緊張しましたが、今回担当してくださったメカニックさんと一緒に頑張りました。僕は2年目ですが初めてFCJのポディウムに上がれて凄く嬉しかったです。明日は2番手からのスタートですが、スタートでミスしないよう気をつけて、1番になれたらいいなと思います。
- 3位:石川京侍
-
予選で失敗してしまって10番手からのスタートになりましたが、スタートが上手くいって順調にポジションを上げることが出来たので、このレースは100点ではないですけど良かったかなと思います。明日のレースも9番スタートですけど、リタイヤせず確実にポイントをとっていってチャンピオンに向けて頑張ります。予選ではオープニングラップで飛び出してしまいました。テストより気温が下がっていたので、自分の中ではそんなに攻めていたつもりは無かったのですが、急にリヤが巻き込んでスピンしてしまいました。
Text: Japan Race Promotion
Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本F3選手権第4戦の公式予選もまた#36中山雄一(PETRONAS TOM'S F312)がポールポジションを獲得、開幕からの連続記録を4に伸ばした。また#37勝田貴元も2番手につけ、ここでもトムスがフロントローを独占した。
第4戦の公式予選は午前10時より10分間で行われた心配された雨はここでもまだ落ちてくることは無く、終始ドライコンディションでこの10分間も進行した。
#36中山の速さはこのセッションでも他を圧倒しており、開始6分で先ほどのベストタイムを上回る1'44.235を叩き出すと、さらに次のアタックで1'44.078までタイムを縮め、開幕戦から4戦連続でのポールポジションをものにした。#37勝田も1'44.488で続き、トムスが開幕から4戦連続でフロントローを独占した。
3番手には#7松下信治。勝田のタイムに0.013秒差まで迫り、決勝での逆転に望みを残した。
開幕戦の鈴鹿ラウンドでは思うようにタイムアタックが出来なかった#2野尻智紀もチームとともにクルマを仕上げてきており、このセッションでは松下に0.002秒差に迫る1'44.501を記録している。
Nクラスは#23高星明誠が4戦連続のトップ。最早このクラスでは敵無しの状況だ。
FCJとのダブルエントリーで今大会に臨む#38ナニン・インドラ・パユーングがクラス2番手で続いた。
第4戦決勝は明日午前11時10分より14周で戦われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Super Motegi Champion Cup Race -RIJ- (2013/05/11) Race Results Weather:Rainy Course:Wet
Formula Challenge Japan Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379 km
Pos | No | Driver | Car | Lap | Time/ Behind |
1 | 1 | 山下 健太 | FTRS FCJ | 12 | 25'12.344 |
2 | 7 | ナニン・インドラ・パユーング | FTRS PTT | 12 | 9.925 |
3 | 5 | 石川 京侍 | HFDP/SRSスカラシップ/コチラR | 12 | 20.026 |
4 | 9 | 道見 ショーン 真也 | FTRS SCHOLARASHIP SMR | 12 | 21.270 |
5 | 14 | 藤波 清斗 | NDDP FCJ | 12 | 27.069 |
6 | 11 | 坪井 翔 | FTRS スカラシップ FCJ | 12 | 30.598 |
7 | 2 | 根本 悠生 | 東京トヨペット FTRS | 12 | 40.381 |
8 | 4 | 高橋 翼 | HFDP/SRSスカラシップ/コチラR | 12 | 41.026 |
9 | 3 | 篠谷 大幹 | FTRSスカラシップFCJ | 12 | 42.922 |
10 | 13 | 林 周平 | ひつまぶし備長&お好み焼道とん堀FTRS | 12 | 46.188 |
11 | *12 | 今井 拓馬 | HFDP/SRSスカラシップ/コチラR | 11 | 1Lap |
---- 以上規定周回数 ( 10 Laps ) 完走 ---- |
- | 10 | 三浦 愛 | EXEDY | 8 | 4 Laps |
- | 6 | 三笠 雄一 | 石焼ら~めん火山FTRSFCJ | 8 | 4 Laps |
- Fastest Lap: CarNo.1 山下健太(FTRS FCJ) 2'05.113 (10/12) 138.15km/h
- CarNo.12は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(2.4.5.1b)違反(黄旗区間でのオーバーラン)により、1周減算および訓戒とする。
フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第3戦、第4戦の公式予選が5月11日(土)、ツインリンクもてぎで行われた。
なお、今大会は全日本F3選手権第3、4、5戦との併催となったため、両シリーズに参戦している#8清原章太はFCJを欠場することになったが、同様にF3のNクラスに参戦している#7ナニン・インドラ・パユーングはダブルエントリーを決め、2日間を通じて5レースを戦うことになった。
晴天に恵まれた合同テストとは異なり、この日のもてぎは午後から雨との予報が出ており、空には朝から分厚い雲が覆い被さるなか、8時45分より第3戦の公式予選が15分間で行われた。
曇天に加えて早朝からの走行ということも影響して、前日までのテストより低い気温、路面温度での走行となったが、各ドライバーとも周回を重ねるにつれてタイムを上げ、セッション終盤には上位3人のドライバーが1分53秒台に突入。
トップは今大会F3とのダブルエントリーとなる#7パユーングで1'53.720。以下、2番手に#3篠谷大幹、3番手には#1山下健太がつけた。
#7パユーングにとっては参戦2年目にして初めてのポールポジションだ。
またトップから予選最後尾の#13林周平までのギャップも僅か0.818秒と、非常に接近したものになっており、決勝レースでの接戦が大いに期待できそうな結果になった。
10分間のインターバルをおいて始まった第4戦の公式予選もまた、序盤からめまぐるしく順位が変わる接戦が繰り広げられ、#7パユーング、#3篠谷、#1山下らが次々と好タイムを連発、セッション半ばには#7パユーングが最初に1分53秒台に入ったが、残り時間1分で#9道見ショーン真也が1'53.476でトップに躍り出た。
道見は第3戦の予選を走っている際に感じた、コーナー立ち上がりでのアンダーステア症状を解消するため、インターバルの間にフロントタイヤの空気圧を上げて第4戦の予選に臨んだという。結果的にはこの判断が功を奏したようだ。道見にとってもこれは第3戦の#7パユーングと同じく初めてのポールとなった。
またパユーングも予選2番手につけており、第4戦の決勝は海外からのチャレンジャーがフロントローを独占する結果となった。3番手には、富士での第2戦で優勝した#4高橋翼がつけた。
第3戦決勝はこのあと0時10分より12周で、第4戦決勝は明日朝8時15分より18周で行われる。
Text: Japan Race Promotion
全日本F3選手権第3戦の公式予選が5月11日、ツインリンクもてぎで行われ、#36中山雄一(PETRONAS TOM'S F312)が開幕から3戦連続でポールポジションを獲得、#37勝田貴元も2番手につけ、トムスがフロントローを独占する結果となった。
Nクラスは#23高星明誠(S Road NDDP F3)がトップ。開幕3連勝に期待のかかる結果となった。
第3戦の公式予選は午前9時40分より10分間で行われた。
今回は1大会3レース制となっており、通常の計時予選で第3戦、第4戦のグリッドを決め、第5戦については第3戦決勝の結果に基づいてグリッドを決める規定になっている。
その意味でも第3戦の予選結果はこれまで以上に重要なものになった。
また、今日は午後から雨の予報が出ており、この予選セッションもいつその影響を受けるか判らない不安な空模様のもとでの走行となったが、幸い最後まで路面はドライのままだった。
最初にトップに立ったのは#37勝田。1分49秒台から走り始め、残り3分の時点で1'44.519と、従来のコースレコードである1'45.269を大幅に上回ってみせたが、その直後に#36中山が1'44.400と勝田を上回り、鈴鹿大会から3戦連続でのポールポジションを獲得してみせた。
更には3番手の#2野尻智紀、4番手の#7松下信治、5番手の#50千代勝正と上位5人がコースレコードを更新する結果となった。
第3戦決勝はこのあと午後2時15分より14周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Super Motegi Champion Cup Race -RIJ- (2013/05/11) Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2013 All Japan F3 Championship Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379 km
P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 36 | | 中山 雄一 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | R1'44.078 | - | - | 166.08 |
2 | 37 | | 勝田 貴元 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'44.488 | 0.410 | 0.410 | 165.43 |
3 | 7 | | 松下 信治 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 1'44.501 | 0.423 | 0.013 | 165.40 |
4 | 2 | | 野尻 智紀 | TODA FIGHTEX | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 1'44.503 | 0.425 | 0.002 | 165.40 |
5 | 50 | | 千代 勝正 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 1'45.034 | 0.956 | 0.531 | 164.57 |
6 | 8 | | 清原 章太 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 1'45.134 | 1.056 | 0.100 | 164.41 |
7 | 23 | N | 高星 明誠 | S Road NDDP F3 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'47.351 | 3.273 | 2.217 | 161.01 |
8 | 38 | N | ナニン・インドラ・パユーング | PIT SPIRIT F307 | Dallara F307 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'47.828 | 3.750 | 0.477 | 160.30 |
9 | 19 | N | 武平 良介 | KCMG F308 | Dallara F308 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'48.347 | 4.269 | 0.519 | 159.53 |
10 | 6 | N | 小泉 洋史 | Net Move Hanashima Racing | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'48.470 | 4.392 | 0.123 | 159.35 |
11 | 30 | N | DRAGON | B-MAX・F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'48.668 | 4.590 | 0.198 | 159.06 |
12 | 11 | N | 湯澤 翔平 | Nova with IMM F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'49.082 | 5.004 | 0.414 | 158.46 |
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 1'54.791 | 10.713 | 5.709 | 150.58 |
- | 13 | | 吉田 基良 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 1'55.713 | 11.635 | 0.922 | 149.38 |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'44.400)を更新しました。
Super Motegi Champion Cup Race -RIJ- (2013/05/11) Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2013 All Japan F3 Championship Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379 km
P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 36 | | 中山 雄一 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | R1'44.400 | - | - | 165.56 |
2 | 37 | | 勝田 貴元 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | R1'44.450 | 0.050 | 0.050 | 165.49 |
3 | 2 | | 野尻 智紀 | TODA FIGHTEX | Dallara F312 | TODA TR-F301 | R1'44.531 | 0.131 | 0.081 | 165.36 |
4 | 7 | | 松下 信治 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | R1'44.653 | 0.253 | 0.122 | 165.16 |
5 | 50 | | 千代 勝正 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | R1'45.138 | 0.738 | 0.485 | 164.40 |
6 | 8 | | 清原 章太 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 1'45.636 | 1.236 | 0.498 | 163.63 |
7 | 23 | N | 高星 明誠 | S Road NDDP F3 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'47.583 | 3.183 | 1.947 | 160.67 |
8 | 6 | N | 小泉 洋史 | Net Move Hanashima Racing | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'48.227 | 3.827 | 0.644 | 159.71 |
9 | 38 | N | ナニン・インドラ・パユーング | PIT SPIRIT F307 | Dallara F307 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'48.371 | 3.971 | 0.144 | 159.50 |
10 | 19 | N | 武平 良介 | KCMG F308 | Dallara F308 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'48.412 | 4.012 | 0.041 | 159.44 |
11 | 13 | | 吉田 基良 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 1'48.896 | 4.496 | 0.484 | 158.73 |
12 | 11 | N | 湯澤 翔平 | Nova with IMM F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'49.440 | 5.040 | 0.544 | 157.94 |
13 | 30 | N | DRAGON | B-MAX・F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'49.496 | 5.096 | 0.056 | 157.86 |
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 1'54.906 | 10.506 | 5.410 | 150.43 |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'45.269)を更新しました。
Super Motegi Champion Cup Race -RIJ- (2013/05/11) Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2013 Formula Challenge Japan Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379 km
Pos | No | Driver | Car | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 9 | 道見 ショーン 真也 | FTRS SCHOLARASHIP SMR | 1'53.476 | - | - | 152.32 |
2 | 7 | ナニン・インドラ・パユーング | FTRS PTT | 1'53.736 | 0.260 | 0.260 | 151.97 |
3 | 4 | 高橋 翼 | HFDP/SRSスカラシップ/コチラR | 1'53.847 | 0.371 | 0.111 | 151.83 |
4 | 1 | 山下 健太 | FTRS FCJ | 1'53.858 | 0.382 | 0.011 | 151.81 |
5 | 14 | 藤波 清斗 | NDDP FCJ | 1'53.975 | 0.499 | 0.117 | 151.66 |
6 | 3 | 篠谷 大幹 | FTRSスカラシップFCJ | 1'53.981 | 0.505 | 0.006 | 151.65 |
7 | 11 | 坪井 翔 | FTRS スカラシップ FCJ | 1'54.072 | 0.596 | 0.091 | 151.53 |
8 | 12 | 今井 拓馬 | HFDP/SRSスカラシップ/コチラR | 1'54.190 | 0.714 | 0.118 | 151.37 |
9 | 5 | 石川 京侍 | HFDP/SRSスカラシップ/コチラR | 1'54.230 | 0.754 | 0.040 | 151.32 |
10 | 6 | 三笠 雄一 | 石焼ら~めん火山FTRSFCJ | 1'54.451 | 0.975 | 0.221 | 151.03 |
11 | 13 | 林 周平 | ひつまぶし備長&お好み焼道とん堀FTRS | 1'54.608 | 1.132 | 0.157 | 150.82 |
12 | 2 | 根本 悠生 | 東京トヨペット FTRS | 1'54.626 | 1.150 | 0.018 | 150.79 |
13 | 10 | 三浦 愛 | EXEDY | 1'54.736 | 1.260 | 0.110 | 150.65 |
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 2'05.054 | 11.578 | 10.318 | 138.22 |
Super Motegi Champion Cup Race -RIJ- (2013/05/11) Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2013 Formula Challenge Japan Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379 km
Pos | No | Driver | Car | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 7 | ナニン・インドラ・パユーング | FTRS PTT | 1'53.720 | - | - | 152.00 |
2 | 3 | 篠谷 大幹 | FTRSスカラシップFCJ | 1'53.796 | 0.076 | 0.076 | 151.89 |
3 | 1 | 山下 健太 | FTRS FCJ | 1'53.945 | 0.225 | 0.149 | 151.70 |
4 | 14 | 藤波 清斗 | NDDP FCJ | 1'54.007 | 0.287 | 0.062 | 151.61 |
5 | 9 | 道見 ショーン 真也 | FTRS SCHOLARASHIP SMR | 1'54.061 | 0.341 | 0.054 | 151.54 |
6 | 11 | 坪井 翔 | FTRS スカラシップ FCJ | 1'54.088 | 0.368 | 0.027 | 151.51 |
7 | 10 | 三浦 愛 | EXEDY | 1'54.228 | 0.508 | 0.140 | 151.32 |
8 | 4 | 高橋 翼 | HFDP/SRSスカラシップ/コチラR | 1'54.247 | 0.527 | 0.019 | 151.29 |
9 | 12 | 今井 拓馬 | HFDP/SRSスカラシップ/コチラR | 1'54.290 | 0.570 | 0.043 | 151.24 |
10 | 5 | 石川 京侍 | HFDP/SRSスカラシップ/コチラR | 1'54.292 | 0.572 | 0.002 | 151.24 |
11 | 2 | 根本 悠生 | 東京トヨペット FTRS | 1'54.396 | 0.676 | 0.104 | 151.10 |
12 | 6 | 三笠 雄一 | 石焼ら~めん火山FTRSFCJ | 1'54.425 | 0.705 | 0.029 | 151.06 |
13 | 13 | 林 周平 | ひつまぶし備長&お好み焼道とん堀FTRS | 1'54.538 | 0.818 | 0.113 | 150.91 |
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 2'05.202 | 11.482 | 10.664 | 138.06 |
Hitotsuyama Racingは2013 GT Asia GTMクラスにAudi R8 LMSで参戦致します。GT Asiaシリーズには2011年からスポット参戦しておりますが、今シーズンもAudi Sport customer racingのメンバーとしてAudiR8 LMSを投入し、このシリーズに参戦することとなりました。
今シーズンは香港出身のジェントルマン・ドライバー Billy Fung選手、そしてスーパーGT等で実績のある浅井亮博選手のコンビとともに、5月10~12日にツインリンクもてぎで開催されるRound 1 & Round 2及び6月28~30日に岡山国際サーキットで開催されるRound 3 & Round 4に参戦することが現時点で決定しております。
Audi以外にもFerrari、Lamborghini、McLaren、Porsche、Aston Martinといった最新GT3マシンが参戦し、サイド・バイ・サイドの熾烈な戦いを繰り広げるGT Asiaシリーズ。このエキゾチックなシリーズに挑戦するHitotsuyama RacingのAudi R8 LMS、そしてBilly Fung / 浅井亮博 両選手の活躍のためにも、皆さまからのご声援をお待ちしております。

シリーズ2013 | GT Asia |
クラス | GTM |
エントラント | Hitotsuyama Racing |
マシン | Audi R8 LMS |
ドライバー | Billy Fung(香港)/ 浅井亮博 |
監督 | 鬼木秀和 |
メンテナンス | 鬼企画 |
Hitotsuyama Racing Press release
Hitotsuyama Racingは4月28~29日に富士スピードウェイで開催されたSuper GT 第2戦「FUJI GT 500km RACE」に参戦致しました。序盤はシングルポジションで好走を見せたものの、タイヤトラブルによりリタイヤに終わりました。




開幕戦岡山では「GTA調整値」として40kgの追加ウエイトハンデを余儀なくされた#21 ZENT Audi R8 LMS ultra。その後ヨーロッパでAudi R8 LMS ultraに対するホモロゲーションが正式に認可されたこともあり、今大会からはGTA調整値は免除されることになった。この新たなホモロゲーションにより、マシンがデリバリーされた際に装着されていた新型リヤディフューザーは取り払われ、昨年までの旧型リヤディフューザーに戻しての参戦となるが、それでもGTA調整値+40kgと比較すればマシンパフォーマンスへの影響はごく僅かである。例年ゴールデンウィーク中に開催され、観客動員数もシーズン中最も多いイベントの一つである今大会。決勝レースは500km、約3時間と通常よりも長丁場の戦いとなる。ストレートが長い富士スピードウェイはコーナリングマシンのAudi R8 LMS ultraにとっては最も苦手なサーキットだが、その反面決勝中のラップタイムが安定しているマシンだけに、昨年の鈴鹿1000kmの走りを再現すべく、レースウィークに臨んだ。
4月28日 公式練習 / 公式予選
今大会は天候にも恵まれ、快晴のもと開始された公式練習。まずはリチャードが基本セッティングとタイヤ選択を行う。GTA調整値+40kgの免除とハンコックタイヤの進化がマシンフィーリングに顕著に現れ、7周目には労せずしてクラス2位、1分39秒567のタイムを記録。その後は長丁場の決勝レースを意識したマシンセッティングに重点を置く。セッション中盤で都筑にバトンタッチすると、都筑も決勝レースでのタイヤ摩耗やグリップ変化を意識して走行。終盤には1分40秒台前半のラップタイムを安定して刻み、決勝へ向けてポジティブな滑り出しとなった。約2時間の公式練習は上位を独占したJAF-GT勢からは0.6秒遅れながらもクラス9位、1分39秒485のタイムで終え、午後の公式予選上位進出に弾みをつけた。午後2時から開始された公式予選。#21 ZENT Audi R8 LMS ultraのQ1担当は開幕戦同様リチャード。苦手なサーキット、その上、一発のタイムを得意としないAudi R8 LMS ultraのマシン特性も有り、「Q1をなんとか突破出来れば・・・」というのがチームの本音でもある。リチャードの「上手くまとめられれば7~8番手は可能」とのコメントに期待を寄せたチームだが、結果はQ2進出が許されるクラス13位に0.056秒及ばない1分39秒713。クラス14位でQ1敗退となった。セクター1、2とベストを記録し1分39秒0が見えていただけに非常に残念ではあるが、それと同時に上位15台が1秒以内にひしめき合う今年のGT300のハイレベルな争いを改めて痛感する結果に終わった。
- P1 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT 山野哲也 / 佐々木孝太
- P2 #16 MUGEN CR-Z GT 武藤英紀 / 中山友貴
- P3 #55 ARTA CR-Z GT 高木真一 / 小林崇志
- P14 #21 ZENT Audi R8 LMS ultra 都筑晶裕 / リチャード・ライアン



4月29日 決勝レース
前日同様快晴のもと、約48,000人の観客を迎えた決勝日。午後2時にフォーメーションラップが開始される。クラス14位スタートの#21 ZENT Audi R8 LMS ultra リチャードは、オープニングラップの混乱を上手く交わしまずはクラス13位。その後#55 HONDA CR-Zのピットインや#31 TOYOTA PRIUSのスピンなどレースは序盤から荒れ模様に。リチャードは7周目には早くもクラス9位までポジションアップするが、その後はストレートではライバルに引き離され、インフィールドで再び差を詰める展開がしばらく続く。リチャードも「ストレートが速ければ楽なんだけど」と無線でぼやくが、その状況でもGT500との混戦を上手く味方に付け3番手争いのマシンとほぼ互角の1分41~42秒台で淡々と周回を重ねる。ストレートで引き離されてしまうこともあり、自力ではこれ以上のポジションアップを果たせなかったものの、パーフェクトな走りを魅せたリチャードは31周目に1回目のピットイン。タイヤ交換、燃料補給、そして都筑へのドライバー交代を済ませてピットアウト。暫定クラス15位でコースに復帰を果たした都筑はタイヤが温まるとすぐに1分41秒台を刻み、リチャードの力走に応える。40周目にはクラス12位までポジションを挽回し、前方を行く#48 NISSAN GT-R、#2 McLaren MP4-12Cを射程圏内に捉えるが、その頃から都筑はタイヤの異変を無線で訴え始めていた。コース上の汚れを拾ってしまったことをきっかけに、#21 ZENT Audi R8 LMS ultra 都筑のタイヤは徐々にバイブレーションを増し、50周目の最終コーナーでバーストしてしまう。マシンへダメージが及んでいることが考えられたため、残念ながら都筑はそのままマシンを降りることになった。
- P1 #31 Panasonic apr PRIUS GT 新田守男 / 嵯峨宏紀
- P2 #16 MUGEN CR-Z GT 武藤英紀 / 中山友貴
- P3 #86 クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 山西康司 / 細川慎弥 / 坂本雄也
- DNF #21 ZENT Audi R8 LMS ultra 都筑晶裕 / リチャード・ライアン
- チーム代表 一ツ山幹雄
-
「リタイヤ自体は残念な結果ですが、一番苦手な富士でもしっかりとシングルポジションで戦えていましたから、セパンや菅生、そして鈴鹿はもっと期待できそうです。都筑選手もリチャードから本当に多くを学んでいて、急成長しています。チームの雰囲気はとても良いですし、ハンコックタイヤさんも走行を重ねるごとに良いタイヤを作ってきてくれますから、まずはポイントを獲得、そして早い段階で表彰台圏内の戦いをお魅せできるようにしたいです。」
第3戦は6月15~16日にマレーシア・セパンサーキットにて開催されます。引き続き、皆様からの沢山のご支援・ご声援をお待ちしております。
Hitotsuyama Racing Press release
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

- DRIVER: TETSUYA TANAKA / MASAYUKI UEDA
- 予選: 19位、決勝: 10位
- 予選日入場者数: 31,600人、決勝日入場者数: 48,500人
2013年4月28日(日曜日)
- 公式練習:9:00~10:40 気温:15度・路面温度:25度・天候:晴・路面状況:ドライ
- ノックアウトQ1:14:00~14:15 田中 哲也 気温:18度・路面温度:32度・天候:晴・路面状況:ドライ
- ノックアウトQ2:14:40~14:52 出走せず 気温:17度・路面温度:32度・天候:晴・路面状況:ドライ
開幕戦優勝の余韻に浸る間もなく、第2戦富士が開幕した。ゴールデンウィーク中に開催される富士戦は、500kmと長丁場。3月最後の富士メーカーテストで10号車はシェイクダウンを行い、11号車もここに焦点を合わせてテストを行っていた。
富士山も2日間を通して、綺麗な山並みを披露していた。走り出しは11号車が平中克幸、10号車は田中哲也から。10号車は開始早々に、ラジエター上部に落ちてきた異物により破損。交換に時間を費やしてしまう。
残り時間20分で何とか交換が終了し、走行を再開したが、車両セット確認をしただけで走行は終了した。マシンバランスはアンダー気味ではあったが、予選に向けては悪い感触では無かった。
アンダー対策で車高と、リアウイングの調整を行い、Q1は10号車が田中哲也、11号車はBjorn Wirdheimがアタックを開始する。いつもは、予選開始後若干のウエイティングし、アタックを開始するのだが、午前のフリー走行で走れなかった為、開始と同時に2台とも勢いよくピットを離れていく。
徐々にタイムは上がっていくはずだったが、前後ともグリップ感が薄くポジションも徐々に後退。結局20番手のポジションでQ1は終了した。その後19番手の車輛が4輪脱輪でベストタイム抹消になり、グリッドは19番手からとなった。
- 田中 哲也コメント
-
朝は走れなくて予選を迎えたのですが、ちょっと準備不足でバタバタした感があったので、今日の結果を踏まえて、明日は頑張るしかないですね。
- 植田 正幸コメント
-
哲也さんの走行すぐにラジエタートラブルで午前中はほとんど走れませんでした。それでも計測2周した感じでは、そんなに悪くない雰囲気でした。予選では路温も変わったり路面状況が変わってしまって、残念な結果で終わったので、明日は後からしこしこと頑張って、少しでも前に行きたいですね。

2012年4月29日(月曜日)
- フリー走行:8:30~9:00 気温:15度・路面温度:23度・天候:晴・路面状況:ドライ
- 決勝110周(104周):14:00~ 気温:10度・路面温度:21度・天候:晴・路面状況:ドライ
前日同様の好天に恵まれた昭和の日の富士スピードウェイ。 予選日、決勝日が共に晴れの天気だったのはいつからなかったのか、わからないほど最近は雨に祟られていた。 前日から決勝セットに変更し、長丁場の500kmに備え、ブレーキローターの焼き入れなどを行う。まず10号車は田中、11号車は平中から走行を開始。 路面コンディションが変わったために予選タイムがでなかったかの確認から始めた。 やはりタイムは伸びず、サーキットサファリでもセットアップを行うこととなった。 結局14番手でこのセッションは終了した。
決勝はオンタイムでフォーメーションラップに入り、綺麗にスタートしていった。11号車は平中、10号車は田中がスタートを担当する。
早々にポールポジションのNo.61 BRZがミッショントラブルで戦線離脱。No.55 CR-Zもフォーメーションラップ中のスピンによりドライブスルーペナルティが課せられ、この先のゴールまで何が起こるかわかならい事を暗示する。
田中は1分41秒台のペースで周回を重ね、徐々にポジションをあげていく。植田と交代する時には12番手でバトンを渡す。植田は無線機トラブルに合いながら、No.21 R8、No.48 GT-Rを次々とパスしていく。再び田中と交代する頃には11番手までポジションをあげ、10番手以内を目指して激走を開始。
田中も安定した走行を続け、102周目には10番手でチェッカーを受け、今期初ポイントを獲得した。
- 田中 哲也コメント
-
決勝は何とか1ポイント獲得できてよかったですが、レースウィーク通じて、ずっと遅かったですね。良いところが何もなかったですが、1レース完走したことにより得るものはありました。成績的には何も得るものは無かったですね。本当にフラストレーションの溜まるレースでした。
- 植田 正幸コメント
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哲也さんが頑張ってくれて、何とかポイントを取ることが出来ました。ただ自分のスティントでは、うまくいかないいろんな事があって、納得して走れていませんでした。次回はそういったところを無くして、もっと上位でチェッカーを受けたいですね。
- 福田洋介エンジニアコメント
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このレースは走り出しからの路面コンディションの変化が大きく、今回のうちの車に対して、アジャストが非常に困難なものとなりました。10号車は走り出しのトラブルに見舞われ、走行時間が短く、セットアップを詰めることが出来なかったことが悔やまれます。完走し、データーも取れ、ポイントも獲得できたので、次戦ではこれを生かして、上位入賞を狙います!!

Text & Photo: GAINER

- DRIVER: KATSUYUKI HIRANAKA / BJORN WIRDHEIM
- 予選: 18位、決勝: 6位
- 予選日入場者数: 31,600人、決勝日入場者数: 48,500人
2013年4月28日(日曜日)
- 公式練習:9:00~10:40 気温:15度・路面温度:25度・天候:晴・路面状況:ドライ
- ノックアウトQ1:14:00~14:15 Bjorn Wirdheim 気温:18度・路面温度:32度・天候:晴・路面状況:ドライ
- ノックアウトQ2:14:40~14:52 出走せず 気温:17度・路面温度:32度・天候:晴・路面状況:ドライ
開幕戦優勝の余韻に浸る間もなく、第2戦富士が開幕した。ゴールデンウィーク中に開催される富士戦は、500kmと長丁場。3月最後の富士メーカーテストで10号車はシェイクダウンを行い、11号車もここに焦点を合わせてテストを行っていた。
富士山も2日間を通して、綺麗な山並みを披露していた。 走り出しは11号車が平中克幸、10号車は田中哲也から。10号車は開始早々に、ラジエターに異物が混入し破損。修理に時間を費やしてしまう。11号車もかなりのアンダーステアに悩まされ、セットが思うように進まない。
スタビライザーを調整しコースへ。しかし大きな改善は見られず、調整を行い再びコースへ。やはりこれも劇的に変化はなく時間だけが過ぎていく。10号車は残り20分間で走行を再開したが、車両セット確認をしただけで走行は終了した。11号車も予想に反した路面温度の上昇により、セットが決まらないまま走行は終了した。
まずQ1は11号車がBjorn Wirdheim、10号車が田中哲也がアタックを開始する。開始共に2台とも勢いよくピットを離れていく。Bjornは徐々にタイムアップしてはいくが、思うように伸びていかない。3月末のテストで計測したタイムも更新出来ず、ポジションは徐々に後退。
このまま走行してもタイムアップは臨めないと判断。予選時間を残したままBjornはピットへ。18番手のグリッドが確定した。
- 平中 克幸コメント
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予選に関しては下位に沈んだ原因がまだはっきりとはわかっていないのですが、こんな結果になってしまったので、決勝では多くの車を抜いて、出来る限りのポイントを獲得することだけなので、自分たちが出来ることをしっかりやれば、良い結果は出るとは思っているので、頑張りたいです。
- Bjorn Wirdheimコメント
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今日は朝からあまりマシンバランスが良く有りませんでした。ラップタイムも思うように出せませんでした。18番手のグリッドからですが、明日の決勝は500kmと長いレースなので、難しいとは思うがミス無く走れば、6位以内に入れると思うので、平中と頑張りたい。

2012年4月29日(月曜日)
- フリー走行:8:30~9:00 気温:15度・路面温度:23度・天候:晴・路面状況:ドライ
- 決勝110周(104周):14:00~ 気温:10度・路面温度:21度・天候:晴・路面状況:ドライ
前日同様の好天に恵まれた昭和の日の富士スピードウェイ。 予選日、決勝日が共に晴れの天気だったのはいつからなかったのか、わからないほど最近は雨に祟られていた。前日から決勝セットに変更し、長丁場の500kmに備え、ブレーキローターの焼き入れなどを行う。
まず11号車は平中、10号車は田中から走行を開始。11号車はスプリングを昨日から変更していたが、それもあまり良い方向には向いていないようで、セッション中にスプリング交換を行う。 セット確認が出来てから、Bjornに交代。今回は2度のドライバー交代を含む、ピット作業が義務づけられ、ドライバー交代の練習にも余念がない。 あっという間に30分間の走行は終了したが、決勝は期待が持てそうだ。
決勝はオンタイムでフォーメーションラップに入り、綺麗にスタートしていった。11号車は平中、10号車は田中がスタートを担当する。
早々にポールポジションのNo.61 BRZがミッショントラブルで戦線離脱。No.55 CR-Zもフォーメーションラップ中のスピンによりドライブスルーペナルティが課せられ、この先のゴールまで何が起こるかわかならい事を暗示する。
7周目の最終コーナーでNo.7 Porscheが失速しているところに接触。20周目にドライブスルーペナルティを課せられてしまう。この時点で13位まで上げていたポジションが、19位まで後退してしまう。
次々に前車をパスし26周目にBjornに交代するときには、16番手でバトンを渡した。Bjornのペースも速く、まず10号車、その後、No.21 R8、No.48 GT-R、No.62 SLS、No.7 GT-R、No.52 SLSを次々とパス。68周目に再び平中と交代するときには、6番手まで順位を上げていた。
Bjornはロングスティントを担当したため、給油に時間が掛かり平中がコースへ復帰したときは12番手まで後退していたが、平中もNo.9 Porsche、No.87 ランボルギーニをパス。全車ルーティーンも終わり6位を走行。そのままのポジションでチェッカーを受けた。
- 平中 克幸コメント
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結果的に6位のポジションで終われて、シリーズランキングもトップをキープして、なおかつ2位との差も1ポイント差を広げることが出来ました。予選の順位を考えると、すごくポジティブな結果になったので、次のセパンはもっと良い結果を出せるように、この後チームでミーティングして、臨みたいと思います。今回ドライビングスルーペナルティを受けてしまい、申し訳無く思います。そういった事も今後は無いようにして、取りこぼしもないようにしていかないと、今回はラッキーな事に他車がトラブルで脱落していったこともあって6位になれたということもあるので、しっかりとしていきたいと思っています。ありがとうございました。
- Bjorn Wirdheimコメント
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予選を考えると6位のポジションでポイントも取れて今日は良かったです。レース内容も良い感じで運べましたし、チャンピオンシップもリードを広げることが出来ました。本当に良かった。DUNLOPタイヤも良いパフォーマンスで、安定して走れました。ドライブスルーペナルティーも受けてしまいましたが、チームにとってラッキーなことも重なり、ポジションもほとんど落とさなかった。次は表彰台にまた乗ります。

Text & Photo: GAINER
プレスインフォメーション 2013年4月29日
富士. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013年シリーズ 第3戦 決勝を、2013年4月29日(月) 富士スピードウェイ(静岡県)にて開催いたしました。
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:21℃ 路面温度:28℃(スタート時)
4月29日(月・祝)、ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)は2013年シーズン第3戦の決勝を迎えた。ゴールデンウイーク前半3連休の最終日ということもあって、富士スピードウェイ(静岡県)には朝から多くのレースファンが詰めかけ、大変なにぎわいを見せている。すでに午前中のプログラムでSUPER GTなどが走行しているため、ラバーが乗っておりサーキットのコンディションは良好。空には薄く雲がかかり路面温度は予選よりも下がっているが、タイヤマネジメントがひとつのカギを握る状況であることに変わりはない。
前日の予選でコースレコードを記録し、ポールポジションに立ったのは#12 小河諒。背後には#78 近藤翼、#19 永井宏明、#10 川口正敬らが続く。PCCJ育成ドライバーの#14 川端伸太朗は予選ベストラップ削除のペナルティを受けて8番手スタートとなっている。トップの#12 小河は予選の段階で2セットのニュータイヤを使い切っているのに対し、2番手の#78 近藤はニュータイヤでの出走。スタートダッシュを決めて主導権を握りたい#12 小河と、ニュータイヤのおいしい部分を活かして首位に立ちたい#78 近藤、そこに#19 永井、#10 川口らのベテラン勢がどう絡んでいくかがレースの焦点になると思われた。
体調から不出走を決めた#8 桜井澄夫を除く全13台がグリッドにつき、徐々に緊張感が高まっていく。11時55分、シグナルが消え第3戦の幕が開いた。上位陣はクリーンなスタート。後方では#14 川端がいいスタートを決めてイン側から駆け上がっていく。ところが#14 川端は#10 川口と#19 永井に接触し、自らもスピン。#19 永井は車両にダメージを受けてピットインし、戦線離脱。一方、ジェントルマンクラスのトップでスタートした#7 星野敏と#27 眞野壮一郎もオープニングラップでスピンを喫し、1周しないうちに中段以降の順位が大きく入れ替わる波乱の展開となった。このアクシデントでタイヤにダメージを負った#10 川口も、その後ピットインを余儀なくされ後退している。
3周目を終えた段階でトップは#12 小河と#78 近藤。テール・トゥ・ノーズのバトルを展開するふたりの差はわずか0.3秒となっている。#78 近藤はコーナーごとにマシンを振ってプレッシャーをかけ続けるも、#12 小河も譲らず非常に見ごたえのある攻防が展開された。3番手はアクシデントをうまく回避した#25 神取彦一郎がつけ、その背後には#32 飯田太陽が迫る。背後につける5番手まで上がってきた。#25 神取と#32 飯田は小さな接触もあったがふたりの順位は入れ替わらず、最終的に4位と5位でフィニッシュを果たした。
10周以上にわたって続いた息をもつかせぬ首位争いは、13周目の1コーナーで決着。#78 近藤が#12 小河のインを突いて一瞬トップに踊り出るも止まり切れず。状況を冷静に見極めた#12 小河がクロスするラインで#78 近藤を抜き返して首位を奪還、そのまま逃げ切り第2戦岡山に次ぐ連勝を飾った。序盤のスピンから復帰した#14 川端は3位でレースを終えている。
宣言どおりポール・トゥ・ウィンを飾った#12 小河は「まわりが新品タイヤで自分はユーズドだったので、タイヤマネジメントを気にしていたのですが、チームからは“そんなの関係ないからプッシュしろ”と言われてプッシュしました。途中できつくなってきましたが、そういう時に冷静に状況を分析できたことが勝因だと思います、後ろからのプレッシャーは感じましたが、あえて見ないようにして、冷静に走れたことが一番ですね。次戦にこの勝利を続けていくのはもちろん、バトルで接触してしまったので、マシンを“出ていった状態”のままトップで戻すことを目標にしたいと思います」と白い歯をのぞかせた。2番手の#78 近藤は「思ったよりスリップストリームが効かず、ストレートで離れてしまったので、仕掛けどころが少なく苦しいレースでした。次も富士なので、ストレートスピードが伸びなかった原因を探っていくのが課題ですね」と悔しそうな表情。
ジェントルマンクラスのトップは#2 田島。「予選でクルマの調子が悪かったのですが、フォーメーションを走った段階でバッチリだということが分かり、スタートの混乱もかわし冷静に戦うことができました。15周あるので、タイヤを含め戦略の組み立てがうまくいきましたね」と連勝に自信を深めている様子。クラス2番手に入った#3 江本は2戦連続での表彰台。「今回はアクシデントもあったのでこの順位ですが、次は実力で獲りたいですね」と次戦に向けての意欲を語った。
次戦のPCCJは“ザ・ワンメイク祭り”との併催で第4戦、第5戦が開催される。舞台となるのは引き続き富士スピードウェイ。今回のデータを活かして各車ともさらなる煮詰めを行なってくることは確実で、より緊張感の高いバトルが期待される。数あるワンメイクレースのなかでも、世界最高峰と謳われる911 GT3 Cupの迫力ある走りを堪能してほしい。
■第3戦 決勝結果
Pos. Car# Driver Class Car Name Gap
1 12 小河 諒 C ブライトモータースポーツ 26'16.503
2 78 近藤 翼 C インプロブレーシング +1.538
3 14 川端 伸太朗 C GARMIN PORSCHE +18.097
4 25 神取 彦一郎 C 25レーシングXチームサムライ +22.416
5 32 飯田 太陽 C KRM ケーズフロンティアGT3 +23.198
6 2 田島 剛 G TAJIMA RACING +24.270
7 3 江本 玄 G アキラレーシング GT3 +39.464
8 21 高田 匠 G TAKUMI RACING +40.054
9 7 星野 敏 G D'station HAI997 +1'03.116
10 27 眞野 壮一郎 G 港成会 ディレクション +1'05.494
11 33 Ogino Tetsuo G KRM ケーズフロンティアGT3 1Lap
12 19 永井 宏明 C ナインレーシング 2Laps
13 10 川口 正敬 C ケイシンゲイナー 2Laps
8 桜井 澄夫 G ロードサービスGT3 DNS
ベストラップ: チャンピオンクラス #12 小河 諒 1'44.277 3/15
ベストラップ: ジェントルマンクラス #2 田島 剛 1'45.377 4/15
ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013 第3戦 公式予選
プレスインフォメーション 2013年4月28日
富士. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013年シリーズ 第3戦 公式予選を、2013年4月28日(日) 富士スピードウェイ(静岡県)にて開催いたしました。
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:19℃ 路面温度:31℃(スタート時)
ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の2013年シリーズ第3戦の舞台は富士スピードウェイ(静岡県)。ゴールデンウイーク前半、祝日を含めた27日(土)〜29日(月・祝)という変則スケジュールで開催される。よく知られているように、富士スピードウェイは国内屈指の高速サーキット。PCCJではシリーズとして計4戦が予定されており、今回はその緒戦となる。雲ひとつない青空に、雪が残る富士山がよく映える恵まれたコンディションとなった。
前日の専有走行で総合トップタイムをたたき出したのは#19 永井宏明。それに#78 近藤翼、#12 小河諒、#14 川端伸太朗と僅差で若手が続いていく。ジェントルマンクラスはトップに#7 星野敏、#33 Ogino Tetsuo、#2 田島剛というオーダー。若手たちを抑えてトップに立った#19 永井は「手応えはあるので、予選では冷静に自分の走りをしたいと思います。ポイントになりそうなのは最終の立ち上がりと1コーナー、Bコーナーがうまいこと行ければいいタイムが出ると思います」と意気込む。
今回の予選はノックアウト方式ではなく、30分1セッションのアタック方式。路面コンディションは非常によく、次々にタイムが塗り替えられるドラマチックな展開となった。
13時15分、各車が次々にコースインしていった。ニュータイヤでアタックした#78 近藤がコースレコード(1分43秒981)をいきなり破る1分43秒975でトップタイムを獲得。#12 小河、#14 川端と続くかに思われたが、そこに割って入ったのが前日トップの#19 永井。4周目に1分44秒066というタイムを出して2番手に躍り出た。セッションは残り6分。このまま予選終了かと思われたが、11周目に#12 小河がベストタイムを更新。#78 近藤のレコードをさらに塗り替える1分43秒966で首位を奪還した。
この結果、チャンピオンクラスは#12 小河、#78 近藤、#19 永井、#10 川口正敬、#32 飯田太陽、#25 神取彦一郎、#14 川端という並び。前日「自分の思っているとおりにいかず、調整幅も合わせきれていない部分があります」と語っていた#14 川端はコカ・コーラコーナーでコース外走行によりペナルティを科されベストタイムを削除、8番手グリッドからのスタートとなった。セッション後はスタッフと真剣な表情で車載ビデオとデータロガーで予選を振り返る様子が見られた。
コースレコードで逆転ポールポジションを獲得した#12 小河は「ポイントリーダーで臨んだ緊張感もあって、予選前は少し不安にもなりましたが、チームの皆が緊張感をなごませてくれました。それに監督からも心強い言葉をもらったので、それを信じてアタックできましたね」と、笑顔を見せながらコメント。明日の決勝については「後ろには強敵もいますので、ここでもう一度気を引き締めないと。スタートをしっかり決めて、独走で勝てるように集中したいと思います」と真剣な表情を見せた。
一方、2番手となった#78 近藤は「やられちゃいましたね」と苦笑い。しかし「セクター2で消極的になってしまいましたが、目標の43秒台には入れたので、タイヤを温存しようとピットで待機していました。最後に抜かれたのは悔しいですが、気を取り直して頑張ります」と、ニュータイヤを1セット残している余裕が感じられる。決勝は新品タイヤの#78 近藤と、ユーズドで臨む#12 小河の対決が大きな見どころとなるだろう。
ジェントルマンクラスでは、まず#2 田島がクラストップタイムを刻む。しかしその後#2 田島はブレーキに違和感を感じタイムが伸ばせない。代わって出だしでクラス2番手につけた#33 Oginoが着々とタイムを刻んでいく。一方、前日クラストップを出していた#7 星野は路面が良くなる後半を待つ作戦を採り、6周目から本格的にアタック。7周目には1分45秒305で狙いどおりクラストップに躍り出た。#32 Oginoは8周目にベストタイムとなる1分45秒356を刻み、ジェントルマンクラス2番手となる。クラス3番手は#3 江本玄がつけた。
専有に続いてクラストップの#7 星野は「本当はもっと上に迫りたかったですね。もう少しで44秒台に入れた」と悔しそうな表情。第2戦では1コーナーでクラッシュしてしまったので、スタートから1コーナーをうまく抜けることですね。順位はキープしてできるだけ上を狙いたいです」とレースに向けてのシミュレーションはできているようだ。0.051秒差でクラス2番手となった#32 Oginoは「後半よくなってくることは分かっているので、序盤は無理せず様子を見ながら戦っていきたいと思います」と前向きなコメントを残した。
決勝レースは29日(月・祝)の11時55分から15周の予定。PCCJパイロットたちの操る911 GT3 Cupは、第1コーナー手前で時速約280kmにも到達するほどのポテンシャルを秘めており、併催のSUPER GTに勝るとも劣らない迫力のバトルが展開される。
■第3戦 公式予選結果
Pos. Car# Driver Class Car Name Time
1 12 小河 諒 C ブライトモータースポーツ 1'43.966
2 78 近藤 翼 C インプロブレーシング 1'43.975
3 19 永井 宏明 C ナインレーシング 1'44.066
4 10 川口 正敬 C ケイシンゲイナー 1'44.607
5 32 飯田 太陽 C KRM ケーズフロンティアGT3 1'44.715
6 25 神取 彦一郎 C 25レーシングXチームサムライ 1'44.747
7 7 星野 敏 G D'station HAI997 1'45.305
8 14 川端 伸太朗 C GARMIN PORSCHE 1'45.345
9 33 Ogino Tetsuo G KRM ケーズフロンティアGT3 1'45.356
10 3 江本 玄 G アキラレーシング GT3 1'45.621
11 2 田島 剛 G TAJIMA RACING 1'45.825
12 8 桜井 澄夫 G ロードサービスGT-3 1'46.092
13 27 眞野 壮一郎 G 港成会 ディレクション 1'46.198
14 21 高田 匠 G TAKUMI RACING 1'46.512
※ #14は走路外走行によるペナルティによりベストタイムを削除
ポルシェジャパンKK.・プレスリリース