Japanese F3

JF3:第5戦もてぎ決勝 #36中山が4連勝!トムスは5戦連続の1-2フィニッシュ達成

ツインリンクもてぎで行われた全日本F3選手権の第5戦決勝は#36中山雄一がポールポジションから全く危なげのない走りで20周を走り切り、第2戦富士からの連勝記録を4に伸ばした。
Nクラスも#23高星明誠が開幕5連勝を達成した。

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1大会3レースで行われた今回のもてぎ大会。
最後のレースは午後4時10分より20周で行われた。

午前中の第4戦では#37勝田に並びかけられた中山だったが、今回は綺麗にトップで1コーナーへ。
2位の勝田に続いたのは4番手スタートの#50千代勝正。会心のスタートダッシュで#2野尻智紀のインをすり抜け、一気に表彰台圏内へ。

このレースのスタートを前にニュータイヤを装着した中山は、路面に違和感を感じたというが、それでも他の誰よりも速いペースで周回を重ねていく。
懸命に食らいつこうとした勝田だったが、スタート前の試走から感じていたバイブレーションのためペースを挙げることが出来ず、僅かずつ両者の差は開いていき、5周終了時点で1.9秒差となった。

その後方では、第4戦でパドルシフトに問題が生じたため、シーケンシャルシフトに載せ換えてこのレースに臨んだ戸田エンジンの2台、千代と野尻が苦しい走りを強いられており、徐々にトムスの2台においていかれるようになってしまった。

野尻の背後には#7松下信治、#8清原章太の2台の無限エンジン勢が迫ってきた。
2周目の3コーナーでは野尻のアウトに並びかけようとした松下のインに清原が飛び込み、5位に浮上する。
野尻は3周目からペースを上げて千代を追い上げに掛かったが、6周目のS字立ち上がりでシフトレバーからステアリングに右手を持ち替えた際に誤ってピットレーンリミッターのボタンに触れてしまったためにスローダウン。清原、松下の先行を許してしまった。

こうした中、トップの中山は1分45秒台後半までペースを上げていったが、2位の勝田も周回を重ねるうちにバイブレーションが解消されていくと、中山と遜色の無いペースにまでスピードアップ。時折中山を上回るタイムを記録するようになる。
それでも序盤に構築された2秒のギャップを解消するには至らず、中山は第2戦富士からの連勝記録を4に伸ばし、チームトムスは開幕から5戦連続の1-2フィニッシュを達成した。
3位にはシーケンシャルシフトで奮闘した千代が入った。

一方Nクラスは、今回スポット参戦ながら第3戦、第4戦と立て続けに表彰台に上がった#19武平良介が1周目の5コーナーで一時トップに立つ場面があったものの、すぐにS字で抜き返した#23高星明誠がそのままトップを走り続け、デビュー戦から負け無しの5連勝を達成した。
しかしレース後半はマシンバランスの悪化により苦しい走りを強いられ、これまでのような独走優勝と言う訳にはいかず、武平を抜いて2位に上がった#38ナニン・インドラ・パユーングに最後は0.9秒差にまで迫られる結果となった。
3位には武平良介がつけ、今大会全てのレースで表彰台に上がる快挙を成し遂げた。
しかし今回はあくまでスポット参戦ということであり、次の岡山戦へ参戦出来るかどうかは未だ決まってないという。

第6戦、第7戦は6月29-30日に岡山国際サーキットで行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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