2008スーパーGT第1戦、鈴鹿GT300kmの決勝前フリー走行が3月16日、鈴鹿サーキットで行われ、 予選から速さを見せ付けていたGT-Rがここでも1-2-3-4と上位を独占してみせた。トップは#23ザナヴィニスモGT-R (本山哲/ブノワ・トレルイエ組)で、1分54秒825と、唯一の54秒台を記録した。
GT300クラスは、#7ORC雨宮RX-7が2分07秒417でトップだった。
決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは今日も快晴。
予選日だけで実に2万人を動員した開幕ラウンドに、今日も朝から多数の観客が集まってきた。
10分間のサーキットサファリに続いて、フリー走行は午前9時35分から30分間で行われた。
公式予選で圧倒的な速さを見せ、全セッションでトップ3を独占したGT-R勢の速さはこのセッションでも健在で、 今度は#3イエローハットYMSトミカGT-Rも加わって、上位4台までを独占することとなった。
トップタイムを記録した#23ザナヴィは、開始早々からリーダーボードの最上段に居続け、タイムも1分56秒台から徐々に上げていき、
最後は唯一の54秒台を記録して決勝に臨むこととなった。
2番手にはポールシッターの#22モチュールオーテック。3番手には#12カルソニックインパルが続く。
その一方、スーパーラップでクラッシュした#1ARTA NSXは修復が間に合って開始早々から周回を重ねていたが、 セッション開始から15分が経過したところでピット出口にストップ、ラルフ・ ファーマンから交代したばかりの伊沢拓也はここでクルマを降りることになってしまい、決勝への影響が心配されるところだ。
GT300クラスは昨日惜しくもスーパーラップ進出を阻まれた#95ライトニング・
マックイーンaprMR-Sが開始早々からずっとトップの座に留まっていたが、
残り10分を前に今回2番手スタートの#7RX-7がトップに躍り出た。
ポールシッターの#2紫電は当初高橋一穂が周回を重ね、中団あたりにつけていたが、
加藤寛規にスイッチしたセッション終盤に5番手タイムを記録して走行を終えた。
開幕戦決勝はこのあと午後2時より、52周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo:Keiichiro TAKESHITA