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全日本GT選手権

GTC_Rd6:SUGO GT予選レポート

 今年のモータースポーツシーズンもそろそろ締めくくり。
 全日本選手権で最初にシリーズ最終戦を迎えたGT選手権は、舞台を秋の気
配の漂う陸奥、スポーツランドSUGOに移して行なわれた。

 10月25日、午前中の予選1回目に好調さをアピールしたのは2台のNS
X。#100 RAYBRIG NSXの飯田が1分21秒805というコースレコードで暫定ポール
ポジションを奪うと、#18avex童夢無限NSXの黒澤も1分22秒275でこれに続き、
1、2位を占めた。
 NSXに続くのは#38 カストロール・セルモ・スープラを筆頭とするスープ
ラ勢。タイトル争いでも抜け出たスープラは、ここSUGOでも完全にスカイ
ラインを圧倒。そのスカイラインでは#2 ZEXELスカイライン(亜久里/コマス
組)の9位が最高位。相変わらず苦しい戦いを強いられている。

 午後の予選2回目。天候は涼しくなったが、それに伴い各車のアタックはヒ
ートアップ。
  まず、午前中5位に甘んじていた#37カストロール・トムス・スープラが1分
22秒244で2位に浮上。これを#18 avex童夢無限NSXが1分22秒147で最逆転する
など2位争いが激化。暫定PPの#100 RAYBRIG NSXは最初様子を見ていたが、
これを見てコースインするなどPPの座を巡っての攻防が見られた。

 GTCの1時間の予選は、クラス別に時間が分けられている。最初の20分
をGT500、次の20分はGT300、最後の20分が混走という具合。そ
れだけに、最後の20分でGT500がタイムアップを果たすのは難しく、最
後は決勝へ向けてのチェック走行を行なうマシンが多かった。

 結局、最後に目立った順位変動はなく、#100NSXの予選1回目のタイムが
ポールタイムとなり、NSXがフロントローを占めることになった。
 ドライバーズタイトルを争う#36カストロール・トムス・スープラ(クルム/
デ・ラ・ロサ組)は9位、#39デンソー・サード・スープラGT(影山正美/
谷川組)は8位と、ウェイトハンデの影響からか2台ともやや後方からのスタ
ートとなった。

 GT300クラスは、1戦休んで登場した#25つちやMR2(土屋武士/長島
組)がクラスPP(総合18位)を獲得。タイトルに一番近い#19RS☆Rシル
ビア(織戸/福山組)はウェイトハンデ(最大の100kg)に苦しみクラス
9位に沈み、逆転タイトルを狙う#26タイサンスターカードRSR(鈴木恵一/
新田組)はクラス3位につけた。

 決勝レースは、明日午後2時10分にスタート。81周(300km)で行
なわれる。

●ドライバーズコメント
 ■GT500
 #100 RAYBRIG NSX(PP)
 国光「最終戦でのPP獲得は嬉しい。前回MINE(2位)を上回る結果を
    残したい。国さんもコンスタントに速いので決勝が楽しみ」
 飯田「車もチームもシリーズ後半上向いている。ぜひ優勝で締めくくりたい。
    アキラが逃げて、ボクに引き継いでもらいます」
 #36 カストロール・トムス・スープラ(シリーズリーダー)
  クルム「9番手はきつい。午前中エンジンに問題があり、午後は換装して臨
     んだが、ウエイトハンデ90kgはここの上り坂ではきつい」
 デ・ラ・ロサ「コンスタントにタイムは出ているので、それほど心配はして
     いない。#37とのチームプレー?#37にもシリーズチャンプの可能性
          があるので、途中でどちらかが後退すればあるかもしれない。とに
          かく頭を使ったレースが求められるだろう」

 ■GT300
 #25 つちやMR2(PP)
 土屋「今日の結果は大満足。1戦休んでしまったのでタイトル争いには加わ
    れないが、ぜひ優勝を飾り、ヨコハマタイヤのクラス全勝を果たした
    い」
 #19RS☆Rシルビア(シリーズリーダー)
 福山「色々策を尽くしたが、100kgは厳しい。決勝はいつも通り荒れる
    と思うので期待してください」
 織戸「100kgはほんとにきつい。80kgでは感じなかったことが一気
    に出てきた感じです」

                           *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***



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