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Formula Challenge Japan

FCJ:第6戦富士決勝 松下信治が2戦連続優勝 (JRP)

 フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第6戦の決勝が9月1日(土)午後、富士スピードウェイで行われた。

 激しい雨に見舞われた第5戦決勝とはうって変わり、第6戦決勝は晴天の下、コースもドライコンディションとなり、全車スリックタイヤを装着してコースに出て行った。

 第5戦決勝でのベストラップタイム順により、このレースのポールポジションは前戦優勝の#10松下信治。2位には#4平川亮がつけ、3番手が#3篠谷大幹という順番となった。

 ホールショットを奪ったのはポールの#10松下。2位は#4平川、3位#3篠谷とここまではグリッド順で1コーナーを立ち上がったが、この周のダンロップコーナーで#3篠谷は後続の#1川端伸太朗と接触してスピン、最後尾に後退してしまった。

 このアクシデントに対し、競技団は#1川端の違反行為との裁定を下し、#1川端には10秒ストップのペナルティが課せられた。

 これにより3位には#8清原章太が浮上、レース中盤にペナルティで後退することになる#1川端を挟んで、#12高星明誠の3台がレース序盤から3位争いを展開することになった。

 一方トップ争いは、序盤こそ#4平川が1秒以内の差を保って#10松下を追っていたが、次第に#10松下のペースの上がり代が#4平川のそれを上回るようになり、徐々にその差は開いていく。毎週のように自己ベストを更新する#4平川だったが、#10松下もそれを上回るペースでファステストラップを立て続けに更新、ファイナルラップを迎える頃には4秒のマージンを築き上げていた。

 結局、#10松下は最後まで#4平川に付け入る隙を与えず、第5戦に続いて2連勝を達成した。

 3位には、#8清原との熾烈なドッグファイトを制した#12高星が入り、第4戦もてぎ以来の表彰台を獲得した。

 破れた#8清原も、ラップタイムでは2番手につけ、明日のレースでフロントロースターとの権利を得た。

 また、今回スポット参戦の#20石川京侍は16番手からのスタートだったが着実に順位を上げ、最後は8位でフィニッシュした。

 第7戦決勝は明日9月2日(日)12時45分より21周で行われる。

優勝:松下信治
 今日のポイントはスタートでした。スタートを決めて1位で1コーナーに入れれば絶対勝てると思っていました。この流れを次のレースまで続けて、1勝だけじゃなく何勝もしてチャンピオンをとりたいです。 昨日は路面のグリップが高くてストール気味になってしまいましたから、それに気をつけてスタートしました。朝一番のレースで気温、路面温度も低く、今回のスタートはうまくいきました。タイヤは消耗していましたが、路面コンディションが良かったので良いタイムで走れました。
2位:平川 亮
 スタートが決まらなかったんですが、抜かれることが無かったのはラッキーでした。レース展開としては、前の選手に離されていったので良くなかったと思います。でもあともう1レースあるし、3番手スタートなので、松下選手と何が違うのか、これから考えて直していきたいです。
3位:高星明誠(東京中日スポーツ賞 受賞)
 スタートを失敗して2台に抜かれてしまいましたが、晴れのレースなら自分の方が速いと思っていたので、あせることなく自信を持って走りました。その結果、どんどん抜いていくことができて表彰台にあがれました。実力的には表彰台にあがれる筈と思っていたので、この結果は良かったです。明日は何番目からスタートするのかまだわかっていませんが、きっと前の方だと思うので、優勝も可能だと思いますから、頑張っていきます。
Text: Japan Race Promotion


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