全日本ロングディスタンス・シリーズと名前を変えた今年のグループCカーレース。 その第1戦「全日本富士500kmレース」が静岡県駿東郡小山町の富士スピードウ ェイで開催された。 昨年から国産マシン優位を続けているこのカテゴリーのレースだが、今年もその傾 向は変わらず、ニューカーを持ち込んだ星野、鈴木利男のカルソニック・ニッサンR 91CPが、ポールポジションからスタートし、途中、ドアがキチンと閉まらなくなるな どのマイナートラブルはあったものの、ほぼトップを走り続け、112周を2時間39 分1秒432で走り抜き、優勝した。 2位には、昨年WSPCで使用されていたニッサンR90CKを、それまでのポルシェ に代えて使用したノバのフロムエー・ニッサンが僅差で続いた。 3位にはミノルタ・トヨタ、4位には伊太利屋・ニッサン。ここまでがトップと同 ラップの112周。 ゼッケン2のタイサン・ポルシェが5位。37番のトヨタが6位だった。 昨年のチャンピオン、長谷見/オロフソンは、オルフソンの周回義務回数を間違え たり、燃費調整をするなど予定外のピットインが重なり、順位を落とした。 15台出走した中で13台が完走。気候のせいか、完走率の高いレースだった。 このレースには、昨年から参加しているスパイスが未出走だが、SWC鈴鹿に、か つてF3やGCをドライブした吉川とみ子選手のドライブで参加するらしい。 FMOTOR4_SysOp すがやみつる(SDI00104)