SUZUKA 1000km

鈴鹿1000km決勝レポート(1)

       夏の祭典、伝統の鈴鹿1000kmスタート!

 今年で28回目を迎える鈴鹿1000km。ツーリングカーレースの歴史を物語る伝
統のレースは、ここ数年FIA-GTのシリーズ戦として行われてきたが、今年は全
日本GTマシン+スーパー耐久マシンを中心に行われることになった。
 とはいえ、シリーズ戦を追うチームからすればイレギュラーな1戦。耐久レ
ース華やかなりし頃から見るとやや寂しいエントリーだ。ホンダは選手権を戦
うNSX2台を持ち込んだものの、トヨタは今年のシリーズで活躍中の99年型では
なく98年型スープラ、日産(NISMO)に至ってはスーパー耐久マシンという、メー
カー対決という点ではちょっと面白みに欠けるものとなった。
 しかし、耐久レースの楽しみはそれだけじゃない。勝負は二の次に、夏の祭
典として、エントラントも観客もレースを楽しむ姿勢が大切だ。

 予選は、ウェイトハンデの足かせが外れた#100 RAYBRIG NSX(国光/飯田/土屋
武士)、#16無限×童夢NSX(中子/道上/金石)2台のNSXがフロントローを占め、
"現役"の強みを見せた。98年型スープラは速さという点では厳しそうだが、速
さだけでは決まらないのが長丁場レースの面白いところだ。

 決勝日、朝から蒸し暑い天候となった鈴鹿。ドライバーにとってはかなり厳
しいレースになりそうだ。
 懐かしいハコスカ&ケンメリGTR(スカイライン)、ハチロク(AE86レビン/ト
レノ)、そしてNSX、3メーカーの新旧マシンのパレードなど、お祭りにふ
さわしい企画も行われた。陽射しも強くなり、決勝スタートへ向け耐久ムード
が盛り上がる。

 午後1時、フォーメイションスタート。各マシンが隊列を組みながらゆっく
りとコースを1周し、1000km,171周先のゴールへ向けスタートした。チェッカ
ーは午後7時半頃の予定だ。

        *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.ne.jp) ***



トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース