6月19日、マレーシア、セパンサーキットで行われた全日本GT選手権第3戦「JAPAN
GT CHANPIONSHIP MALAYSIA」は、上位陣の自滅にもあったが、安定した走行を見せ
た#39デンソーサードスープラGT(デュフォア/クート組)が総合優勝を飾った。
GT300クラスは、マレーシアに強い#7雨宮アスパラドリンクRX7(山路/井入組)が
昨年に続いて連勝を果たした。
レース開始直後は、フロントローに並んだ#12カルソニック IMPUL Zと#36WOODONE
トムススープラスープラが激しく競り合ったが、6周を過ぎた頃から#39デンソーサー
ドスープラGTが徐々にポジションアップ。7周目4位、9周目3位と順位を上げる。
23周から30周の間に上位陣はルーティンのピットイン。これを終えてのトップは#36
スープラ、4秒遅れて#12Zが追う。ところが、32周目、#12Zは周回遅れのGT300マシ
ンと絡んでリタイア。この時点で2位に上がった#39スープラとトップとの差は12秒。
#36スープラ有利のままレースは進んだが、残り10周となった44周目に#36スープラ
がスピン。#39スープラが労せずしてトップの座を手に入れる。#36はこの後もタイ
ヤにトラブルを抱えたのかスピンを喫し、たまらずピットイン。大きく順位を落と
してしまった。
トップを快走する#39スープラは、終盤#35イエローハットYMSスープラに追い上げ
られたものの、逃げ切って、今季初優勝を果たした。
GT300クラスは、28周までピットインを引っ張った#7雨宮アスパラドリンクRX7が、
ピットインを機にトップに立つと、後続を引き離し、2位M-TEC NSXに大きく差をつ
けてチェッカーを受け、マレーシア大会2連勝を果たした。
2004年6月19日 セパンサーキット(マレーシア) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car--------------------------Drivers---------Lap-GoalTime(WH)
1 39 500 デンソー サードスープラ GT デュフォア/クート 54 1:53'47.096(10)
2 35 500 イエローハットYMSスープラ 服部/脇阪 54 - 2.113(10)
3 1 500 ザナヴィニスモ Z 本山/ライアン 54 - 21.470(40)
4 3 500 G'ZOX・SSR・ハセミ Z 金石/コマス 54 - 36.077
5 37 500 DYNACITY トムス スープラ コートニー/片岡 54 - 42.987(20)
6 22 500 モチュールキーバリュー Z 影山/クルム 54 - 45.702(30)
7 38 500 auセルモスープラ 立川/荒 54 - 1'14.961(80)
8 18 500 TAKATA童夢NSX 道上/フィリップ 54 - 1'25.118(+1)
9 32 500 EPSON NSX 松田/ロッテラー 54 - 1'51.137(10+1)
10 36 500 WOODONE トムススープラ 土屋/アピチェラ 54 - 2'20.890
11 8 500 ARTA NSX 金石/伊藤 53 - 1 Lap (+1)
12* 15 500 AMPREXムルシエラゴ R-GT 橋本/サイモン 51 - 3 Laps
13 7 300 雨宮アスパラドリンクRX7 山路/井入 51 - 3 Laps(15)
14 21 500 フェラーリ550GTSマラネロ 光貞/(植松) 51 - 3 Laps
15 16 300 M-TEC NSX 山野/八木 50 - 4 Laps(30)
16 5 300 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R 玉中/三船 50 - 4 Laps
17 30 300 RECKLESS MR-S 佐々木/後藤 50 - 4 Laps(10+1)
18 10 300 JIM Gainer アドバンF360 田中/余郷 50 - 4 Laps(15)
19 81 300 シーウエストダイシンアドバンZ 柳田/尾本 50 - 4 Laps(+2)
20 80 300 エンドレスダイシンアドバンZ 木下/星野 50 - 4 Laps(+1)
21 52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ 竹内/西澤 50 - 4 Laps(+1)
22 11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360 松田/菅 50 - 4 Laps(30)
23 26 300 エンドレスタイサンADVAN GT3R 井尻/山岸 50 - 4 Laps
24 9 300 ADVAN K-STADIUM MT 清水/細川 50 - 4 Laps
25 17 300 エスペリア Kosei セリカ 長島/松永 50 - 4 Laps(20)
26 20 300 FK/Massimo ADVAN ポルシェ 井上/宮川 49 - 5 Laps
27* 63 300 LEYJUNダンロップ320R OSAMU/吉本 49 - 5 Laps(30)
28 910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ 高見沢/砂子 49 - 5 Laps
29* 51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア 加藤/筒井 49 - 5 Laps
30 2 300 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX 高橋/渡辺 49 - 5 Laps(+2)
31 77 300 クスコスバルADVAN インプレッサ 小林/谷川 48 - 6 Laps(+2)
32 111 300 ARKTECH ENDLESS ADVAN GT4 飯島/大井 47 - 7 Laps
33 70 300 フィールズ外国屋ADVANポルシェ 石橋/ヒロミ 46 - 8 Laps
34 6 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪/飯田 44 - 10 Laps(20)
35 43 300 ARTA Garaiya 新田/高木 43 - 11 Laps(20)
36 31 300 A'PEX i-mobisess MR-S 田中/松田 43 - 11 Laps
37 100 500 RAYBRIG NSX 中野/加藤 42 - 12 Laps(+2)
-------------------------------------------------------------------------------
25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸/シュワガー 34 - 20 Laps(50)
12 500 カルソニック IMPUL Z トレルイエ/井出 31 - 23 Laps(10)
72 300 アドバンBOROポルシェ 平川/城内 29 - 22 Laps
88 500 JLOC ムルシエRG-1 山西/WADA-Q 24 - 30 Laps
19 300 ウェッズスポーツセリカ 青木/谷口 13 - 38 Laps(55)
-------------------------------------------------------------------------------
WH:ウェイトハンデ(kg)
+1:性能引き上げ措置(+1=1ランク/+2=2ランク)
Fastest Lap GT500 #12 ブノワ・トレルイエ 2'02.080
GT300 #16 山野哲也 2'11.046
* #15の車両は、ジャンプスタートによりドライビングスルーペナルティが課された。
* #63の車両は、ピット作業時のエンジン不停止によりドライビングスルーペナルティ
が課された。
* #51の車両は、ピットレーン速度違反によりドライビングスルーペナルティが課され
た。