スーパー耐久

S耐:第5戦岡山決勝 1号車のPETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(谷口信輝/柳田真孝/イムラン・シャーロム組)が開幕から無傷の5連勝!

 スーパー耐久シリーズ2010第5戦は5日、岡山県の岡山国際サーキットで109周の決勝レースを行い、ポールポジションからスタートしたPETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(谷口信輝/柳田真孝/イムラン・シャーロム組)が総合優勝を飾った。ST2クラスはRSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)が、ST3クラスはTITEC TRACY NSX(川口正敬/ 植田正幸/佐々木孝太組)が、ST4クラスはコスモソニック21FK ings DC5(浅野武夫/森政行/岡野陽朋組)がそれぞれ優勝した。

観客: 9/4(土)3,000人/9/5(日)5,000人(主催者発表)

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 岡山国際サーキットは午後になると青空が広がり気温も高くなってきた。13時30分、ローリングラップが始まり1周を回って109周の決勝レースがスタートした。

 トップで1コーナーに飛び込んだのはポールスタートの1号車PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(谷口信輝/柳田真孝/イムラン・シャーロム組)の柳田。2位には予選2位の28号車同(片岡龍也/ファリーク・ハイルマン/メルビン・モー組)のハイルマンをパスした、81号車DAISHIN R35 GT-R(青木孝行/田中哲也/大八木信行組)の田中が上がってきたが、2コーナーまでにハイルマンが前に出た。

 トップの1号車柳田はスタートから逃げにかかる。5周を終わって2位28号車ハイルマンとの差は5秒弱。1回目のルーティン直前には20秒以上の貯金を作り、38周終わりでピットイン。1号車はドライバーをシャーロムにチェンジした。一方、代ってトップに立った28号車ハイルマンは40周終わりでピットイン、ドライバーが片岡に代った時点でトップ1号車シャーロムとの差は30秒以上に開いた。

 しかし、ここから28号車片岡の猛追が始まる。44周を終わってトップ1号車シャーロムとの差は27秒、55周目で22秒、70周目には10秒差まで迫ってきた。

 1号車ハイルマンは74周終わりでピットイン、再びドライバーを柳田にチェンジすると1分38秒台を連発。28号車は片岡のスティントを引っ張って82周を回って2度目のピットイン。ドライバーをモーにチェンジしてピットアウトしたときには1号車との差は再び19秒に開いた。

 ここから1号車柳田は再び逃げる。92周で28号車モーとの差が28秒、102周時点で35秒と独走状態に持ち込むと、109周でチェッカを受けるときには37秒差で余裕のトップチェッカー。開幕から無傷の5連勝を飾った。

 注目の81号車DAISHIN R35 GT-R(青木孝行/田中哲也/大八木信行組)は、序盤から3位を走行。田中~大八木~青木とチェンジするが、青木が4位走行中の94周目にマシントラブルにより左フロントタイヤがパンク。ピットインして修復、再スタートするもクラス6位までポジションを落としてしまった。

 ST2クラスは、20号車RSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)の阪口が序盤から逃げる。終わってみれば105周で、クラス2位以下を2ラップ引き離す独走優勝を飾った。クラス2位には6号車新菱オート☆DIXCELエボ(冨桝朋広/菊地 靖組)が、Bドライバーを村田信博から山内英輝にチェンジしたため最後尾からのスタートを余儀なくされた3号車エンドレス・アドバン・コルトスピードX(峰尾恭輔/山内英輝組)が追い上げてクラス3位に入った。

 ST3クラスも序盤から39号車TITEC TRACY NSX(川口正敬/植田正幸/佐々木孝太組)の植田がクラストップを快走。川口~佐々木とドライバーチェンジを行い、104周を周回してクラス優勝を果たした。クラス2位には27号車FINA ADVAN BMW M3(伊橋勲/廣田秀機/三沢伸輔組)が、同3位には34号車asset・テクノZ34・nismo(藤井誠暢/前嶋秀司/佐藤公哉組)が入った。

 ST4クラスは、序盤から95号車特許リジットカラーS2000(服部尚貴/松井猛敏/木下隆之組)がトップを走行していたが、終盤コスモソニック21FK ings DC5(浅野武夫/森政行/岡野陽朋組)が逆転、100周を走りきり優勝した。クラス2位には95号車が、同3位には41号車TRACY SPORTS S2000(兵藤信一/長野賢也/東徹次郎組)が入った。

 スーパー耐久第6戦はこの後10月17日、仙台ハイランドで開催される。

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ウィナーのコメント
柳田真孝(1号車PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE)
st_r05_r_yanagida  「5連勝できてチームも1-2フィニッシュできました。GTの鈴鹿で走れなかった分、今日は2スティント最初から乗る予定でしたし走れてよかったです」
谷口信輝(同)
 「(柳田選手の)クールスーツが壊れたり、トラブルが出たことを考えてスタンバイはしていたけど、大丈夫ということで、後はゴルフを見ていました(笑)」
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA


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