PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2012 第11戦 (もてぎ) 決勝

プレスインフォメーション 2012年10月27日

茂木. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2012年シリーズ 第11戦 決勝レースを、2012年10月27日(土) ツインリンクもてぎ(栃木県)にて開催いたしました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:21℃ 路面温度:29℃(スタート時)

Porsche Carrera Cup Japan(PCCJ)の2012年シーズン最終ラウンド、ダブルヘッダーの1戦目となる第11戦。午前中に行なわれたノックアウト方式の予選を経て、正午にフォーメーションラップがスタート。

ここで予選2番手の#14 平川亮がスタートに失敗、4番グリッドからスタートした#90 Igor SUSHKOと接触してしまい、両者ともに0周リタイアという波乱のスタートとなった。トップ集団は#11 山野直也、#5 高見沢一吉、#19 永井宏明、#22 Michael GREENの順で1コーナーへとなだれ込んでいく。ところが、2周目の時点でジェントルマンクラスのポイントリーダー、#19 永井宏明に対してジャンプスタートによるドライブスルーペナルティが提示。14点差でタイトルを争う#16 横幕ゆぅを突き放しておきたい#19 永井にとっては非常に痛いペナルティとなってしまった。

その#16 横幕は9番手グリッドからのスタートがキレイに決まり、1周目で5番手にジャンプアップ。ライバル#19 永井がペナルティー消化のためにピットインした時点で総合4番手、ジェントルマンクラス首位となる。そのまま行けば逆転チャンピオンも可能なポジションへと駒を進めてきた。しかしその後方には、スタート時のアクシデントを落ち着いてかわした#33 Tetsuo OGINOがじわじわと迫ってくる。レースの半分を終えた段階で、上位陣は#11 山野、#5 高見沢、#22 GREEN、#16 横幕、#33 OGINO、#32 飯田というオーダーとなった。

一方、トップを行く#11 山野はファステストラップを次々と更新しながら後続を引き離し、ひとり旅状態に。その後ろでは#5 高見沢と#22 GREEN、#16 横幕と#33 OGINOが数周にわたって僅差のバトルを展開していた。#5 高見沢はスタート前に語っていたとおり、インをキープしつつ、#22 GREENの猛攻をしのぎ切った。「ヘアピンではGREEN選手のヘルメットがドアのすぐ外にありました」と言うほどのサイドバイサイドをみせながらもベテランの妙味を発揮してポジションをキープし、今シーズン初の2位をゲット。「これでシーズン3位はほぼ確定。この12年の総決算のつもりで次のレースには臨みます」と顔をほころばせた。

#11 山野はそのまま危なげなくフィニッシュし、第3戦富士以来となるシーズン2勝目を挙げた。「抜きどころのないサーキットなので、確実にスタートを決めていくことに集中していました。スタートでのアクシデントはありましたが、自分自身はしっかり12周まとめることができたかなというところです。次のレースからもポールスタートしたかったので、クルマをかばいながらも数周はプッシュして、明日のポールポジションを確実なものにできました。最終戦は雨が降るか降らないかと言うところで難しいレースになると思いますが、頑張ります」と気を引き締めた。   グリッド9番手からうれしいジェントルマンクラス優勝を挙げた#16 横幕。「自分なりのいいスタートが決められて、順位を上げることができましたね。フレッシュタイヤだったので前のクルマを追うこともできましたが、無理せずに順位をキープしようと思っていました。OGINO選手の速いところも分かっていましたから、後ろに迫られても慌てることなく自分のペースで走れたかなと。最終戦は楽しんで走りたいと思います」とコメント。これでジェントルマンクラスのトップをいく#19 永井の7点差に詰め寄った#16 横幕。7点差をひっくり返すのは容易ではないが、レースは何が起きるか分からない。チャンピオンの行方は明日の最終戦まで持ち越しとなった。

途中激しく#16 横幕を追い上げた#33 OGINOは「シーズン後半になって(クルマに)乗れるようになってきました。まだ少しミスはありますが、今回は落ち着いて安定した走りができたと思います。横幕選手を追い上げましたけれど、さすがに抜くのは難しいですね。後半スピンしかけましたが、なんとか2位をキープできました」と第5戦富士以来となる2位に笑顔を見せた。 最終的にチャンピオンクラスは#11 山野、#5 高見沢、#22 GREEN。ジェントルマンクラスは#16 横幕、#33 OGINO、#32 飯田というオーダーで第11戦の幕は閉じた。

PCCJの2012年シーズン総決算となる第12戦は10月28日(日)10時55分に12周でスタート予定。明日のもてぎ周辺の天気予報は昼ごろから雨とされており、場合によってはウエットレースとなる可能性もはらんでいる。第12戦のグリッドは第11戦のベストラップ順。ポールポジションから#11 山野、#19 永井、#2 田島、#32 飯田と続く。今回リタイアを喫した#14 平川は12番手、#90 SUSHKOは13番手からのスタートとなる。

■第11戦 決勝結果
Pos. Car# Driver Class Car Name Gap
1 11 山野 直也 C Excellence M.S. 23'35.301
2 5 高見沢 一吉 C 高見沢整骨院OSSOポルシェ +24.767
3 22 Michael GREEN C MIKE DIRECITON +25.573
4 16 横幕 ゆぅ G YOU DIRECTION +27.208
5 33 Tetsuo OGINO G KRM ケーズフロンティア +28.423
6 32 飯田 太陽 G KRM ケーズフロンティア +30.409
7 3 江本 玄 G アキラレーシング GT3 +31.505
8 2 田島 剛 G 911magTAJIMAGT3 +31.842
9 19 永井 宏明 G ナインレーシング +51.434
10 6 ARTE ROSSI G JHM DIRECTION +57.493
11 21 高田 匠 G TAKUMIRacingGT3 1Lap
以上完走
12 14 平川 亮 C GARMIN PORSCHE 11Laps
13 90 Igor SUSHKO C AVNET EM OGT

Best Lap #11 山野 直也 Excellence M.S. 1'57.630 11/12




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