全日本GT選手権

GTインサイドレポート 00Rd.2/3

■ 2000 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
■ GT INSIDE REPORT
■ Round 2 ALL JAPAN FUJI GT RACE                          FMOTOR4 EDITION
   GT INSIDE REPORT      インサイドレポート2      2000/05/03
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2000AUTOBACS CUP GTC第2戦富士(05/03,04)

◎予選2回目終了後のコメント
No.30 綜警McLaren GTR
岡田秀樹「昨日、ミッションオイルをオイルクーラーに循環させるためのポンプが
壊れてしまって、いったんは直したんですが予選1回目にまたそれが出て…。機械
式のポンプなんですが内部のギアが欠けてしまって、スペアがないんで、今、電磁
式のポンプを外付けしてそのかわりにする作業に入ってます。決勝には間に合うと
思いますが、油温が上がってしまいそうなんで、ちょっと苦しいですね。せっかく
テストから好調だったのになあ…」

No.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7
山野哲也「クルマはいい感じですね。第1戦よりもさらにバランスがよくなった感
じ。ウェイト(30kg)は、効いてはいるんでしょうが気になるほどではないですよ。
これが50kgを超えると重いなっていう感じになるんでしょうけどね。予選順位はよ
くありませんが、タイム差はそんなにないので、決勝ではいいところにいけると思
います」

No.26 シェルタイサンアドバンGT3R
松田秀士「(PPタイムは)白いポルシェ(No.11 アビリティ・マリオポルシェ)が
クラッシュしたあと、タイヤがおいしいうちのあの1ラップしかない出ないタイム
だった。明日はブレーキがきびしいから、だましだまし走ります」

No.1 ロックタイト・ゼクセルGT-R
エリック・コマス「今朝はコースがかなり速い状態だったので、マシンは完璧では
なかったけど、タイヤを2セット使った。午後になって気温が上がるのが気になっ
たんだ。でも午後に古いタイヤで走って朝のタイムを更新してしまったよ。ここは
いずれにしてもグリッドはあまり重要ではない。もちろん、10位以内からスタート
できればそれにこしたことはないけどね今回の目標は4位でゴールすること。明日
はおもしろいレースになると思うよ」

No.2 カストロール・ニスモGT-R
ミハエル・クルム「すごくうれしい。ニッサンでは自己最高の予選位置につけたか
らね。今朝のセッションのあとセッティングを変更したんだ。走り出してすぐにコー
スコンディションが若干よくなっていることを感じとった。グリップのレベルでね。
セットアップもよかった。古いタイヤで1分26秒6はすでに出ていたけど、まさか
1分25秒5が出るとは思わなかった。驚いたよ。プッシュしたし、完璧なラップが
とれた。すべてが考えたとおりにいって、ラインもうまくとれた」

No.64 Mobil 1 NSX
ドミニク・シュワガー「クルマはよかった。決定的なミスだったのは朝のセッショ
ンで2セットタイヤを使ったこと。午後のほうがコースは明らかによかったからね。
(午後に)ニュータイヤを使うべきだった。でもチームの決定だからしかたないで
すけどね。ともかく明日はベストをつくすだけです。次のレースからはニューマシ
ンになるし、フロントロウからスタートしたいと思っています」

No.39 デンソーサードスープラGT
影山正彦「今回、2000年仕様を実戦投入したんですけど、持ってきてすんなり走る
かと思っていたんですけど、ちょっときびしいですね。アンダーステアでフロント
が入っていかなくて、いろいろ苦労します。ストレートスピードはスープラ勢のな
かではある程度満足できる速度にはなってますが、いかんせん曲がらないんで苦し
いんです」

No.6 エッソウルトロンタイガースープラ
野田英樹「救済措置もあるし、直線はけっこういい感じです。トヨタ自動車さんか
らも“なんとか頼むね”っていわれてますからね。チームも気持ち入れてきている
し、なんとか結果につなげたいな、と思っているんですけど…。できればポールを
獲ろうと思って必死になって走ったけど、今日はもうあれ以上はむりでした。明日
レースでTAKATA(No.18 TAKATA童夢NSX)についていってがんばるだけです」

No.36 カストロール・トムス・スープラ
土屋武士「問題点を出して開発していかなければならないんですけど、今年はちょっ
と遅れている感じなんで…。開幕戦でストレートが伸びなかった問題は解決してい
ます。少しずつ少しずつよくなっていますから、ちゃんとステップアップはしてい
ます。今年の仕様は剛性がしっかりしているし、トラクションもいいし、問題点を
直していけばほんとうのいいところが出てくると思います。車体がいいんで、悪く
ないですよ」

No.37 カストロール・トムス・スープラ
荒 聖治「まあ、悪くないと思います。以前のテストや前回のもてぎのときと比べる
とずいぶんよくなっているんで、レースでいいタイムを維持できれば、かなりいい
ところをねらえると思うんですけどね。決勝レースのセッテイングでは今までのな
かではけっこういいんで、ちょっと期待しているんですよ」

No.35 マツモトキヨシ・トムススープラ
ピエール・ラファネル「時差ぼけは大丈夫(日曜日にル・マン24時間テストデーに
参加)。ストレートが伸びないね。原因はエンジンだと思う。わからないけど本体
ではなく、コンピューターのセッテイングの問題だろう」

No.910 ナインテンアドバンポルシェ
和田久「もてぎのときみたいにやられて(予選順位を逆転されて)悔しいけれど、
決勝でコンビネーションがうまくいけば手堅く表彰台をねらいたい。前回表彰台に
乗れなかったんで。まあ、欲かけば勝ちたくなりますけどね。決勝は、ちゃんと走
りきれれば表彰台はいけると思う。余郷がスタートもアタックもやっているんで、
ボクは自分のパートをキッチリ走ります」

No.16 Castrol無限NSX
道上龍「2回目はバッチリ。ええんちゃいます~? ちょっと自分でも攻めたし、
午前中ちょっとオーバー傾向だったので、リヤを安定させるためにリヤ回りのセッ
ティングを変えていったんです。せめて25秒台には入れたかったけど、まぁいいで
す。マクラーレンを1台は喰っておきたかったんで。マクラーレンはストレートが
速いし、コーナーで押さえられたら抜けないですからね。レースではチームのみん
なが4位といっているので4位を目標にしていますが、それよりも上にいけるよう
ならいきます。ウェイトをもらったら、また考えますよ」

No.8 ARTA NSX
鈴木亜久里「1回目の予選ではブレーキングでミスしちゃった。2回目のアタック
でもあれ以上はむりだったね。クルマ自体は乗りやすいけど。決勝ではむりしない
で着実に走ってゴールしたい。新車が来るまでは我慢。でも見せ場は作ります」

No.31 スーパーオートバックスアペックスMR-S
新田守男「1回目の予選はパワステが壊れて走れないぐらいステアリングが重かっ
たのでタイムが出せませんでした。2回目はいい方向に来ていると思います。足回
りはまだ決まりきってはいないけど、ストレートスピードも伸びましたしね。今は
これ以上の欲はないです。ただ、決勝ではかならず後ろから差します。暴れるので
見ていてください」

No.12 カルソニックスカイライン
本山哲「予選は犠牲にしても、いいレースセッティングを出したいと思って昨日か
らやっていました。予選のセッティングはまだ決まっていませんでしたが、そうい
うこともあって1回目に2セット使ってアタックしたんです。コンディションはよ
かったですね。3列目にいきたかったですけど、それより1戦目に完走していない
し、とにかくレース重視。午後は決勝セットをやってだいぶしあがりました。クル
マ的には安定して走れると思います。1周のタイムより、10周、20周のトータルタ
イムがたいせつですから。明日は表彰台をめざしてがんばります」

No.86 BP・KRAFT・トレノ
松田晃司「クルマのバランスがすごくいい。富士は、コンパクトなクルマのほうがス
トレートは伸びるんです。空力面で有利なんで、ダウンフォースを増やしてもトッ
プスピードがそんなに遅くならないんですね。あとはタイヤがいいんじゃないです
か? FRはライフにもやさしいし。初めてだから気合いが入りまくりっていうよう
なことはないです。データがチームに残ればいいなという気持ちです」

No.77 クスコスバルインプレッサ
大溝敏夫監督「4位のポジションは実力以上ですよ。富士の合同テストに来られな
くてデータが少なかったんですが、昨日一日だけのデータでエンジニアとメカニッ
ク、STIのメカが協力して一晩でいい仕事をしてくれました。予選も、2回目は谷川
くんのスリップの使い方がすごくうまかった。さあアタック! というときに赤旗が
出て止められてつらかったでしょうが、コンセントレーションを維持できたことも
大きいでしょう」


◎ポールポジション・コメント
ポールポジション
No.18 TAKATA童夢NSX
脇阪寿一「今回はもてぎと違って、結構回りとタイム差がなかったんで、まずはポー
ルが獲れてよかったです。チームではコースレコードを意識していたんで、獲れな
かったことは残念で、悔しいです。明日は壊れずに走って優勝したいと思います」

GT300ポールポジション
No.26 シェルタイサンアドバンGT3R
松田秀士「ポールタイムは白いポルシェ(No.11 アビリティ・マリオポルシェ)が
クラッシュしたあと、タイヤがおいしいうちのあの1ラップしかない出ないタイム
だった。明日はブレーキがきびしいから、だましだまし走ります」」


*GTインサイドレポート3に続く

                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =


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