全日本GT選手権

GTインサイドレポート 00Rd.2/4

■ 2000 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
■ GT INSIDE REPORT
■ Round 2 ALL JAPAN FUJI GT RACE                          FMOTOR4 EDITION
   GT INSIDE REPORT      インサイドレポート3      2000/05/04
 -------------------------------------------------------------------------
2000AUTOBACS CUP GTC第2戦富士(05/03,04)


●朝のフリー走行終了後のコメント
No.18 TAKATA童夢NSX
脇阪寿一「まぁ、あんなもんでしょう。ウチのクルマはガスを積んだときに速い。
予選よりもアドバンテージがあるんじゃないかな。走ってたらちょっと煙臭くなっ
てピットに戻ったけど、大したことじゃないし、だいじょうぶです(トラブルはベ
ルト関係)」

No.30 綜警McLaren GTR
岡田秀樹「(決勝セッティングは)とくになにもいじってないから。昨日のトラブ
ルはメカニックががんばって直してくれた。朝、走った感じでは思ったより油温も
上がらないし、悪くなさそう。でもレースは長いからね、どうなるか…。なんとか
がんばって上位に入ります」

No.911 ダイヤモンドアドバンポルシェ
砂子智彦「(トップタイムは)たまたま。みんなが引っかかっただけ。単なる目安
ですよ。昨日から悪いことはないし、セットアップも順調に来てる。(接触したの
は)Bコーナーの進入。石原さんが普通に走っていたところに正美がドンと来ちゃっ
た。単純にオカマですよ。予選アタックしているわけじゃないんだし、プロならよ
けなきゃ、とオレは思うよ。クルマは大丈夫だと思う。スタートはオレがいきます。
かならずトップで帰ってきますよ」


☆決勝スタート直前情報(14時20分現在)
 天候:曇り  路面状況:ドライ  気温:17度  路面温度:24度
 決勝日(4日)入場者数:4万8500人(予選日:1万4500人)


●決勝中のコメント
No.37 カストロール・トムス・スープラ
1周目、1コーナー立ち上がりで他車と接触、リタイア。
鈴木利男「マッチ(No.32cdmaOneセルモスープラ)が横にいたのはわかってたんで
開けて並んで走っていたら、突然うしろから、だれだかわかんないけどガンとあて
られて、マッチと接触してしまった。自分はスピンしてうしろからガードレールに
あたった」

No.32 cdmaOneセルモスープラ
1周目、他車と接触。応急修理でいったんは復帰するが、リタイア。
近藤真彦「利男さんがあてられてハーフスピンしてボクのところにきて、ボクは縁
石に乗ってハーフスピンしてしまった。すごいスタートがよかったので今日はいけ
ると思ってたのに…」

No.100 RAYBRIG NSX
服部尚貴「オレとコマス(No.1 ロックタイト・ゼクセルGT-R)がバトルしていてB
コーナーに続いて入ったら出口の加速の時点で突然コマスが失速した。あわててブ
レーキを踏んでよけたら、そこに加速状態のシルビア(No.51 オートスタッフアド
バンシルビア)がいて右リアにあたってしまった。アームが折れているのを修理し
てアキラは出ていったけれど、アライメントがどうか…」


●レース終了後のコメント
☆GT500クラス優勝
No.18 TAKATA童夢NSX
脇阪寿一「予選では差がなかったけど、ペースをコントロールして走った。勝てて
よかったです。タイヤからバイブレーションが出たりなくなったりしてたけど、問
題はなかった。スタートではペースカーがちょっと速かったんで、ボクが後続をナ
イスコントロール(笑)したんです」
金石勝智「最初からペースを落として走ってたんだけど、ピットからはもっとペー
スを落とせという指示が出てたんです。今回は最後まで気の抜けないレースでした
ね。最終コーナーを抜けて、やっと"勝った"という感じがしました。(58周目にペー
スが落ちたのは)慎重になりすぎてたんです。30秒台で走ってたらみんなよろこぶ
だろうなと思ったんで(ちょっとよろこばせておいて)次の周ではまたペースを上
げたんです」

☆GT300クラス優勝
No.26 シェルタイサンアドバンGT3R
松田秀士「ダンパーのセッティングをミスって、ナインテン(No.910 ナインテン
アドバンポルシェ)に抜かれて、もう勝てないなと思ったんだけど、いいかたちで
勝ててよかったです。Bコーナーで左手がシートベルトにあたって外れてしまった
んです。左足で支えてベルトをはめるのに4周かかってしまいました」
福山英朗「合わせて89歳のベテランコンビがこんなに速いクルマに乗っちゃいけな
いなんていわれてるみたいですけど、今回はピットストップの差で勝てましたね。
ボクも松田選手も時差ボケであまり調子が出なかったんですけど、チームに救われ
ました」

No.2 カストロール・ニスモGT-R(2位)
ミハエル・クルム「今日できるかぎりの最高の結果だったと思う。とてもうれしい。
ウキョウもすごくいい仕事をしてくれた。セットアップが100%よかったわけでは
ないので最後はオーバーステアがひどかったけど、ニューカーになって十分なテス
トができなかったからね。もっと開発を続けなければ」
片山右京「2位に入れましたけど、ちょっと辛かったです。鞭打ち症で頭が痛くて。
でも、マイケルがすごく差を作ってくれたし、ピット作業がすごく早かったんで12
秒もマージンがあったからだいじょうぶかなと思ったら、アキラ(No.100 RAYBRIG
 NSX)がなかなか抜かせてくれなくて…。なんとか抜いたら立川くん(No.38FK/マッ
シモセルモスープラ)たちが来て、鞭打ちの首で走っているのにそんなにイジメな
いでよって(笑)。でもよかったです」

No.38 FK/マッシモセルモスープラ(3位)
立川祐路「星野さん(No.12 カルソニックスカイライン)を抜いたときは、コーナー
なんかは星野さんより速かったんですけど、ストレートは向こうのほうが速くて手
こずるかなと思ってたんですが、それ以上にブレーキングがよかったんで1コーナー
で勝負することにしました。あまりずっとうしろにいるとエッソ(No.6)が迫って
きてたんで。土屋さん(No.8 ARTA NSX)とあたったときですけど、ボクはイン側、
土屋さんがアウト側で並んで1コーナーに入っていって、1コーナーから2コーナー
までのあいだはじょじょに狭くなってきていますよね。そこでアンダーが出て、けっ
して故意ではないんですが、多少寄ったときにあたってしまって…。でも完璧にア
ウトまでいったわけじゃないんです。結果的に向こうが縁石に乗ってしまって大き
なクラッシュとなってしまったことは、悪いことをしたと思っています」

No.6 エッソウルトロンタイガースープラ(4位)
ワイン・ガードナー「クルマがよくなったんでレースを楽しめた。優勝はむりでも
表彰台の可能性はあったんだけど、ピットで給油に時間がかかってロスしてしまっ
た。No.38(FK/マッシモセルモスープラ)を抜こうとプッシュしたらタイヤがタレ
て、タイムが落ちてしまった」

No.1ロックタイト・ゼクセルGT-R
エリック・コマス「ピットストップに備えるためにも、トップグループから離れな
いようについていくことが大事だった。ともかくプッシュした。コーナーではマシ
ンは非常によかった。次のレースでは20kg落とせるし、選手権ポイントでもたしか
6ポイントのリードを保てると思うので、悪くないよ」
影山正美「エンジンなのか重さなのかわからないけど…。完走できたからいいけど、
今週のレースは(自分は)最低のレースだった。自分も最低だし、クルマを壊した
こともあるし…。まず自分ですね。自分のことだけ反省して(次戦を)やろうと思
います」

No.910 ナインテンアドバンポルシェ(GT300 2位)
余郷敦「ちょっとくやしい。予選でやられたし、ボクのパートのときはきっちりで
きたんだけど、あとで松田さん(No.26 シェルタイサンアドバンGT3R)の話を聞い
たらフラットスポットができてたり、シートベルトに不具合があったりしたそうで、
(それで負けたのだから)全然勝負になってない。また次あるけど、なんとかしな
いとね」

No.81 ダイシンADVANシルビア(GT300 3位)
大八木信行「上できのレースやね! 前半の展開としてはGT500とのからみもあっ
て思いどおりいかない部分もあったけど、終盤は挽回できた。まあ、順調やったね」
青木孝行「予定どおりとはいかなかったし、速いポルシェ2台にいかれてしまいま
した。思っていたようなレース展開。ストレートを速くするために車重を重くして
50kg積んだのが後半はボディブローのようにきいてきて、きつかったです」

No.77クスコスバルインプレッサ(GT300 4位)
小林且雄「(No.81 ダイシンADVANシルビアに抜かれたのは)いやもう全然ストレー
トスピードが違う。一生懸命コーナーでかせいで、Bコーナーでぴったりついていっ
てもストレートであっという間に離れてしまうんだから」

No.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7
山野哲也「シグマテック(No.71)が突然スピンして、必死によけたんだけどよけら
れなかった。アライメントが狂っちゃたみたいで、コーナリング特性が変わって、
アンダーのところとオーバーのところが極端で運転しづらかった。慣れたらコンス
タントに走れるようにはなりましたけど、苦しかったです。次の菅生はクルマにも
合ってるコースだし、テストもよかったんで、今度こそ勝ちにいきます」

No.86 BP・KRAFT・トレノ
松田晃司「実さんが乗っているときに、原因はわからないんですけど右のリアフェ
ンダーがタイヤにあたってしまうトラブルがあって、『アライメントが狂ってる』っ
ていわれたんです。実際、ボクが乗ったときもバランスが悪かったんでむりはしま
せんでした。前のクルマとは20秒くらいありましたしね。最初、ちょっとだけプッ
シュしてみたんですけどAコーナーの立ち上がりで1回スピンしちゃって…。すぐに
戻れたからよかったんですが。予選では、接触があったりして悪い流れにいきかけ
たところを、実さんが3番手のタイムを出してくれていいムードになってました。経
験のないボクを雇ってくれたチームに応えるためにも、もっともっと勉強して、次
はいい成績を残したいです」

No.8 ARTA NSX
土屋圭市「(No.38 FK/マッシモセルモスープラとの接触は)1コーナーでインに
入ってきたから、オレは1台分空けて並んでいったんだよ。そしたら2コーナーの
立ち上がりでそのまま外にはらんできたんて外に押し出されたんだ。前の周からあっ
たんだよ。ヘアピンからコツコツあたってきてたし…。あたるのはいいっていうん
だ。でも押し出すなよ。体はだいじょうぶ。首が動かないだけ」

*GTインサイドレポート4に続く

                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース