好調高星が早くも3勝目!!
全日本F3選手権第4戦の決勝が4月22日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした#23高星明誠(B-MAX NDDP F3)が序盤からトップを快走し、今季3勝目を挙げた。
Nクラスは#77霜野誠友(CMS AVANTECH F306)が2勝目を獲得した。
第4戦決勝は午後4時30分より12周で行われた。
1コーナーにトップで飛び込んだのはポールポジションの高星。予選2番手の#1坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)は出遅れて4位に後退、予選3番手の#7阪口晴南(HFDP RACING F316)が2位に浮上してきた。
しかし阪口は予選5番手の#12アレックス・パロウ(ESP THREEBOND)にヘアピンでインを差され、スプーンコーナーでは坪井にアウトからかわされて4位に落ちてしまった。
2位に浮上したパロウはレース序盤激しく高星を追い立てるが、ストレートスピード重視でダウンフォースを削ったことが災いし、コーナーでのグリップが足らずにタイヤを傷めてしまい、徐々に高星に差を広げられてしまった。
結局高星はパロウに3.7秒の差をつけて12周を走りきり、早くも今季3勝目を挙げた。
パロウは2位でフィニッシュ、3位には阪口の猛追を退けた坪井が入った。
Nクラスはスタートでトップに立った#77霜野がそのまま逃げ切って今季2勝目。
スタートで出遅れながらも2周目に#22長谷川綾哉(Alb新潟第1ホテルSuger)を抜き返した#30DRAGON(B-Max Racing F306)が2位につけた。
なお残念なことに予選中にエンジントラブルによりコース上でストップした#36宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F314)はダメージがモノコックにまで及んでいるとのことで決勝出走を断念、明日の決勝についてもすでにリタイヤ届けが提出されているとのことだ。
第5戦決勝は明日の午後4時5分より17周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Motorsports Forum
Hiroyuki MINAMI