SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿決勝 優勝ドライバーのコメント

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GT500クラス #36PETRONAS TOM’S RC F

伊藤大輔
gt-rd5-r-pc-ito 事前テストでは調子が良かったこともあって、自信を持って鈴鹿1000kmに挑んだんですけども。
その中で出鼻をくじかれたというか、フリー走行でミッショントラブルが出て、ほとんど走れない状態で予選を迎え、その結果予選ではQ1落ちして、僕としてはかなり凹んでました。
ただレースは長いし、コンディションも今日は変わりやすいということで、諦めずに行こうと思ってました。
スタートはウェットでしたがジェームスが着実に順位を上げてくれて、またウェットの状態でバトンタッチしました。100号車、15号車との争いになって、15号車はうまく抑えることができたし、100号車はオーバーテイクできたし、スリックに換えるタイミングもうまくいったので、自分的には満足できるスティントでした。
元々は5ストップのつもりでいたのが雨やセーフティカーの関係で4ストップでいける流れに変わってきたので、セーブしながらもプッシュしていきたいという部分で難しさがありましたが、うまく速さと燃費を両立できる形になって最後にジェームスにバトンを渡しました。
うまくギャップが作れていたおかげでジェームスも燃料をセーブでき、結果としては良かったなと。
土曜日にトラブルが出てしまいましたが、それ以外はチーム全員がミスなくやれていたと思います。
非常に嬉しいです。
去年37号車でタイトルが取れなくて、その悔しさを今年の36号車にぶつけようと思ってやってきました。手応えの割には結果がついてこない状況が続いてフラストレーションが溜まる状態で1000kmを迎えましたが、36号車で優勝できたことを嬉しく思っていますし、後半残り3戦も上位でフィニッシュしてタイトルを取りたいと思います。
ジェームス・ロシター
gt-rd5-r-pc-rositer とんでもないレースでした。スタートは雨の厳しいコンディションで、非常にチャレンジングでしたが、その中でできるだけ多くのクルマをオーバーテイクして順位を上げていくことを楽しみながらやっていました。
スリックに交換するタイミングを巡ってはトージョーとサインガードでずっとディスカッションしていたんですけど、ダイスケが無線で「スリックで行こう」と言ってきて、その判断がバッチリ当たって大きなリードを築くことができました。
今の気分?このあと飛行機の予定が迫っているので今は早く帰りたいです(笑)

GT300クラス #10GAINER TANAX GT-R

アンドレ・クート
gt-rd5-r-pc-couto 今は最高の気分です。鈴鹿1000kmという日本でも有名なレースで優勝することができて本当に幸せです。
僕にとってはこれがGT100戦目にあたり、そういう意味でも心に残る思い出になります。
チームは素晴らしい仕事をしたし、素晴らしいチームメイトに恵まれました。
ファーストスティントが終わった時点ではかなり後ろの方にいましたが、そこから順位を上げて優勝を獲得できたことは本当に良かったです。これからのレースも負けられないし、チャンピオンシップを獲得するため引き続き頑張っていきたいです。
千代勝正
gt-rd5-r-pc-chiyo 結構しんどいレースでした。来る前は、ウェイトも多いし、夏場のレースということで決して楽じゃないなと思っていたんですけど、昨日の予選で自分の納得のいくアタックができて、クルマには自信を持っていました。
ウェットの感覚は非常に厳しい状態だったんですけど、ピットインのタイミングとスリックタイヤに換えるタイミングがバッチリ合って、セーフティーカーにも助けられ、他車のペナルティもあって、自分たちがみるみるトップに近づいて行きました。
最後ステアリングを渡されたときはBRZとBMW Z4に絞られてると聞いていたので、この2台を意識していました。自分が先にピットインして目の前のZ4とBRZが出てくる形でした。ここで抜かないともうチャンスがないなと思って、彼らがアウトラップの隙にかなりプッシュしてオーバーテイクが成功しました。その後は長いスティントでヨルグ選手とずっとバトルしていたんですが、GT-Rの速い部分とZ4の速い部分は自分の中で把握できていたので、しっかり考えて、最後まで集中して走ることができました。最後チェッカーを受けたときは本当に嬉しかったです。
アンドレの100戦目という記念すべきレースで勝てて本当に嬉しいです。
富田竜一郎
gt-rd5-r-pc-tomita 今日のレースは前半のスティントの時点では、今週はダメなのかな?と諦めた部分がありましたが、いろんな要素が絡んでいくうちに優勝がみえて、その瞬間は本当に信じられない気持ちでした。
アンドレのチャンピオンシップ、チームのタイトルを考えてもすごくいい結果になったと思いますし、今回はチームの力のすべてが発揮された素晴らしいレースでした。
個人的には去年ここでデビューさせていただいて、1年経った今優勝することになって、僕は本当に幸せだなと思います。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI


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