Hondaは、2011年のモータースポーツ活動の概要として、「モータースポーツ参戦体制」と、「モータースポーツの普及」について、以下の通り発表しました。(国内4輪レース関連のみ抜粋)
1.モータースポーツ参戦体制
Hondaは、チャレンジングスピリットの象徴であるモータースポーツ活動に対し、創業当時から世界の頂点を目指して様々なレースカテゴリーに挑戦してきました。Hondaは、これまでに培ったノウハウとチャレンジングスピリットを持って、それぞれのカテゴリーでより多くのお客様の期待に応え、喜んでいただけるモータースポーツ活動を展開します。
○四輪のモータースポーツ活動
国内では昨年、SUPER GT GT500クラスにおいて、ドライバーズチャンピオンとチームチャンピオンのダブルタイトルを獲得した“HSV-010 GT”を投入し、今年も5チーム5台体制で戦います。2011年モデルはさらに運動性能を向上させることで戦闘力を高め、2年連続のダブルタイトル獲得に挑みます。
フォーミュラ・ニッポンでは、3.4L V8エンジン“HR10E”を、4チーム6台に供給します。燃焼効率をさらに高め、高出力と低燃費を両立させたエンジンを供給し、Hondaエンジン搭載チームの、ドライバーズチャンピオンとチームチャンピオンのダブルタイトル奪還に向けた体制で挑みます。
◆SUPER GT
昨年、GT500クラスにおいてドライバーズチャンピオンとチームチャンピオンのダブルタイトルを獲得した“HSV-010 GT”を投入し、今年も5チーム5台体制で戦います。また、今シーズンも「Honda GTプロジェクト」として、(株)M-TECと(株)童夢の協力のもと、(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンターが主体となってマシンを開発し、2年連続となるドライバーとチームのダブルタイトル獲得を目指します。
昨年までインディカー・シリーズに参戦していた武藤英紀、ならびに昨年全日本F3選手権(F3) Nクラスでチャンピオンを獲得した小林崇志の両名が、「オートバックス・レーシング・チーム・アグリ」よりSUPER GTに参戦します。
チーム名 | ナンバー | ドライバー | 年齢 | 国籍 | 2010年の戦績 |
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ウイダー ホンダ レーシング (Weider Honda Racing) | 1 | 小暮 卓史 (Takashi Kogure) | 30 | 日本・群馬県 | GT500 チャンピオン |
ロイック・デュバル (Loic Duval) | 28 | フランス | |||
オートバックス・レーシング・チーム・アグリ (AUTOBACS RACING TEAM AGURI) | 8 | 武藤 英紀 (Hideki Mutoh) | 28 | 日本・東京都 | インディカー・ シリーズ 18位 |
小林 崇志 (Takashi Kobayashi) | 23 | 日本・広島県 | F3 Nクラス チャンピオン |
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ケーヒン リアル レーシング (KEIHIN REAL RACING) | 17 | 金石 年弘 (Toshihiro Kaneishi) | 32 | 日本・大阪府 | GT500 3位 |
塚越 広大 (Kodai Tsukakoshi) | 24 | 日本・栃木県 | |||
エプソン・ナカジマ・レーシング (EPSON NAKAJIMA RACING) | 32 | 道上 龍 (Ryo Michigami) | 37 | 日本・奈良県 | GT500 14位 |
中山 友貴 (Yuhki Nakayama) | 23 | 日本・石川県 | |||
チームクニミツ (Team Kunimitsu) | 100 | 伊沢 拓也 (Takuya Izawa) | 26 | 日本・東京都 | GT500 8位 |
山本 尚貴 (Naoki Yamamoto) | 22 | 日本・栃木県 |
- カーナンバーについては、暫定のため変更になる場合があります
◆全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
(株)日本レースプロモーションを通じ、3.4L V8エンジンの“HR10E”を4チーム6台に供給し、ドライバーズチャンピオン、チームチャンピオンのダブルタイトル獲得に向けた体制で挑みます。昨年、全日本F3選手権 Nクラスでチャンピオンを獲得した小林崇志が「リアル レーシング」から、英国F3選手権に参戦していた中嶋大祐が「ナカジマ レーシング」から、それぞれステップアップしフォーミュラ・ニッポンに初参戦します。
チーム名 | ナンバードライバー年齢国籍2010年の戦績|||||
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リアル レーシング (REAL RACING) | 10 | 小林 崇志 (Takashi Kobayashi) | 23 | 日本・広島県 | F3 Nクラス チャンピオン |
チーム 無限 (TEAM MUGEN) | 16 | 山本 尚貴 (Naoki Yamamoto) | 22 | 日本・栃木県 | FN 7位 |
ナカジマ レーシング (NAKAJIMA RACING) | 31 | 中嶋 大祐 (Daisuke Nakajima) | 22 | 日本・愛知県 | 英国F3 11位 |
32 | 小暮 卓史 (Takashi Kogure) | 30 | 日本・群馬県 | FN 4位 | |
ドコモ チーム ダンディライアン レーシング (DOCOMO TEAM DANDELION RACING) | 40 | 伊沢 拓也 (Takuya Izawa) | 26 | 日本・東京都 | FN 11位 |
41 | 塚越 広大 (Kodai Tsukakoshi) | 24 | 日本・栃木県 | FN 9位 |
- カーナンバーについては、暫定のため変更になる場合があります
◆人材の育成:Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)
国内外で活躍する有能な若手ドライバーの発掘・育成を目的に、人材育成プログラム「Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)」を展開しています。2010年、全日本F3選手権 Nクラスで、チャンピオンを獲得した小林崇志はフォーミュラ・ニッポンに、フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)で活躍した野尻智紀はF3に、それぞれステップアップして参戦します。
<全日本F3選手権シリーズ>
今シーズンは、全日本F3選手権シリーズ(F3)に参戦する2名のドライバーをサポートしています。
カテゴリー | チーム名 | ナンバー | ドライバー | 年齢 | 出身地 | 2010年の戦績 |
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F3 | エイチ エフ ディー ピー レーシング (HFDP RACING) | 7 | 三浦 和樹 (Kazuki Miura) | 22 | 岩手県 | F3 Nクラス 6位 |
8 | 野尻 智紀 (Tomoki Nojiri) | 21 | 茨城県 | FCJ 5位 |
- カーナンバーについては、暫定のため変更になる場合があります
<フォーミュラチャレンジ・ジャパン>
「世界で活躍する有能な若手ドライバーの発掘と育成」を目的に、自動車メーカー3社※6が協力して設立した、ジュニア・フォーミュラレース「フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)」に引き続き協力していくとともに、スカラシップとして4名のドライバーの参戦をサポートします。
- FCJは2006年より、Honda、Toyota、Nissanの自動車メーカー3社が協力して創設した新しいジュニア・フォーミュラカーレース。その理念は「世界で活躍する有能な若手ドライバーの発掘と育成」および「日本のモータースポーツの裾野を広げ将来を支える人材の育成」という点に置かれています