スーパー耐久

S耐:第1戦仙台決勝 霧に翻弄され総合優勝はST2のオーリンズランサー

 4月22日、宮城県の仙台ハイランドレースウェイでスーパー耐久開幕戦の決勝レースが行われた。

st_r01_r_fog  大荒れの天候となった仙台、朝のフリー走行から濃霧が立ちこめ回復する見込みのないことからフリー走行は中止、決勝レース直前の10分間で行われることとなった。

 迎えた決勝レースも雨と霧に翻弄され、フォーメーションラップからペースカー先導のままスタート。11周のSCカーラン終了時点でグリーンフラッグが振られ本来のスターとなるが、22周目で再び視界不良からSCランへ。途中再スタートを何度か切るものの、76周目の段階で4時間ルールのチェッカーまで40分を残してSCランのまま赤旗でチェッカーを迎えた。

 ST1クラスは、Zが初のクラス優勝を果たした結果となった。クラス優勝は#3エンドレスアドバンZ(影山正美/青木孝行/藤井誠暢組)が予選の速さそのままに、決勝レースでも速さをみせつける展開となった。

総入場者数 24,380人(4/22日曜日)

 午後1時05分、気温11度、路面温度12度の寒さの中で、31台のマシンがフォーメーションラップからSCカー先導のままスタート。11周目終了時点、その1ラップ前にはコーションランプを点灯させていたSCカーがランプを消灯させて突然ピットインしグリーンフラッグが振られてレースはスタートを切った。

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 #3影山と#8黒豆リボイス GT3(清水康弘/竹内浩典組)の竹内が1コーナー飛び込みで接触。#8のタイヤにダメージを受けたようで大きく後退。20周目の終了時点ではこの#3を凌ぐスピードで快走する#11オーリンズランサーEVO MR(木下隆之/中谷明彦組)が総合でも雨の中4WDの安定性を生かしてトップに立つ。22周目に再びSCカーランとなった時、直前にピットインを行った#11はポジションを大きく落とす。

 38周終了時点で再スタート。この段階では#3がトップに立ち、これを#13エクセディシーケンシャルエンドレス座間(和田久/中村啓/HINOKI組)、#2 PROVA FUJITSUUBO IMPREZZA(吉田寿博/松田晃司/川口正敬組)の4WD勢が追う展開となっていた。

 48周目に#11は#3と#13をかわして再び総合のトップに立つ。50周目に再びSCランへ。51周目には3番手を走行のSTクラス1トップ#3がピットイン。翌周には2番手走行の#13もピットへ。54周目には#11が2度目のピットストップで#12ゼルスランサーEVOワゴンMR(西村元気/菊地靖組)がトップに。

 56周目に再スタートするが、64周目に#12もピットストップ。66周目では#26エンドレスアドバンOCSランサー(細野智行/朝倉貴志/朝倉宏志組)がトップに立つ。

 66周目に再度SCランとなり、76周目4時間ルールのチェッカーまで40分を残してSCランのまま赤旗でチェッカーを迎えた。この周回で#26がピットストップをし、トップは#11となっていたが、暫定表彰では赤旗の1ラップ前の順位として#26が優勝となっていた。しかし、正式結果では#26に60秒加算のペナルティが科され、#11が総合優勝及びクラス2での優勝となった。

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Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA



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